JPH1032439A - 平衡増幅回路 - Google Patents

平衡増幅回路

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JPH1032439A
JPH1032439A JP20663296A JP20663296A JPH1032439A JP H1032439 A JPH1032439 A JP H1032439A JP 20663296 A JP20663296 A JP 20663296A JP 20663296 A JP20663296 A JP 20663296A JP H1032439 A JPH1032439 A JP H1032439A
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JP
Japan
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output
amplifier circuit
differential amplifier
input
circuit
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JP20663296A
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Inventor
Yoshiteru Matsumoto
義晃 松本
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Nippon Columbia Co Ltd
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Nippon Columbia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】平衡入力平衡出力増幅回路では、出力に同相雑
音成分が現れ、精度のよい平衡な出力を得ることができ
なかった。第1及び第2の差動増幅回路に複数の入力信
号を入力することが可能な回路構成が複雑であった。 【解決手段】反転入力と非反転入力の入力間の信号を増
幅する第1及び第2の増幅回路と、第1及び第2の増幅
回路の出力信号を反転入力に入力し第1及び第2の増幅
回路の非反転入力に出力信号を直接入力する第3の差動
増幅回路とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声信号を電圧増
幅し、平衡出力する平衡入力平衡出力増幅回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の平衡増幅回路の回路構成
を示す模式図である。(a)は、第1の回路構成を示
し、(b)は、第2の回路構成を示す。平衡信号を電圧
増幅し、平衡出力する回路としては、図3(a)に示す
ような回路構成がある。第1の回路において、出力EOU
T1及びEOUT2は、それぞれ次式のようになる。ここで、
ENは雑音入力成分である。 EOUT1={(R2+R1)/R1}EI+EN (1) EOUT2=−(R2/R1)EI+EN (2)
【0003】第1の回路においては、出力に同相雑音成
分が現れる。その同相雑音成分を低減すめためには、図
3(b)に示す第2の回路がある。第2の回路におい
て、入力信号EIがR2/R1倍された出力信号EOUT1
及び入力信号EIが−R2/R1倍された出力信号EOUT
2が出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第2の回路構
成においては、出力に同相雑音成分ENが現れない理想
的な回路構成であるが、使用する抵抗が8個もあり、精
度のよい平衡な出力を得ようとする場合、各抵抗の抵抗
値を正確に揃えなければならず困難である。
【0005】また、第1及び第2の差動増幅回路に複数
の入力信号を入力する場合、回路構成が複雑になり、ま
た、第1及び第2の差動増幅回路の増幅度の求め方も複
雑になる。例えば、平衡増幅回路自体の直流成分が出力
信号に加わった場合、第1及び第2の差動増幅回路に前
記直流成分に対して逆極性の直流成分を加え、出力信号
の直流成分を低減する方法があるが、図1及び図2に示
す第1及び第2の回路は、差動増幅回路の非反転入力に
入力信号が入力されるため、回路構成が複雑になる。
【0006】したがって、本発明の目的は、出力に同相
雑音成分が現れない精度のよい平衡な出力を得ることが
でき、また、簡単な構成で第1及び第2の差動増幅回路
に複数の入力信号を入力することが可能な平衡増幅回路
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1記載の
本発明は、反転入力と非反転入力の入力間の信号を増幅
する第1及び第2の増幅回路と、第1及び第2の増幅回
路の出力信号を反転入力に入力し、第1及び第2の増幅
回路の非反転入力に出力信号を直接入力する第3の差動
増幅回路とを具備することを特徴としている。
【0008】また、請求項2記載の本発明は、入力信号
がそれぞれの反転入力に抵抗を介して入力される第1及
び第2の差動増幅回路と、第1及び第2の差動増幅回路
の出力信号をそれぞれの反転入力に帰還する抵抗と、第
1及び第2の差動増幅回路の出力信号をそれぞれ抵抗を
介して反転入力に入力すると共に基準電位を非反転入力
に入力し、第1及び第2の差動増幅回路のそれぞれの非
反転入力に出力信号を直接入力する第3の差動増幅回路
とを具備することを特徴としている。
【0009】本発明によれば、第1の差動増幅回路の出
力と第2の差動増幅回路の出力とを、抵抗を介して第3
の差動増幅回路の反転入力に入力し、第3の差動増幅回
路の非反転入力に基準電位を入力し、第3の差動増幅回
路の出力を第1の差動増幅回路及び第2の差動増幅回路
の非反転入力にそれぞれ直接入力するため、同相雑音成
分のない、第3の差動増幅回路により平衡入力信号の差
成分のみが増幅された平衡信号出力を得ることができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の平衡増幅回路の
回路構成を示す模式図である。図1において、入力端1
及び入力端2から入力信号EIが入力される。これを接
地電位から見て、入力端1及び入力端2に信号EIN1及
びEIN2が入力されたこととする。信号EIN1は、入力端
1から第1の差動増幅回路3の反転入力に抵抗R1aを介
して入力される。一方、信号EIN2は、入力端2から第
2の差動増幅回路4の反転入力に抵抗R1bを介して入力
される。第1の差動増幅回路3の出力EOUT1及び第2の
差動増幅回路4の出力EOUT2は、それぞれ抵抗R2a及び
抵抗R2bを介して、第1の差動増幅回路3及び第2の差
動増幅回路4の反転入力に帰還される。抵抗R1a及び抵
抗R1bと、抵抗R2a及び抵抗R2bにより、第1の差動増
幅回路3及び第2の差動増幅回路4の増幅度が決定す
る。
【0011】また、第1の差動増幅回路3の出力EOUT1
及び第2の差動増幅回路4の出力EOUT2は、それぞれ出
力端5及び出力端6へ出力信号として出力される。ま
た、出力EOUT1及び出力EOUT2は、抵抗R3a及び抵抗R
3bを介して、第3の差動増幅回路7の反転入力に入力さ
れる。
【0012】本発明の平衡増幅回路の動作について説明
する。図2は、本発明の平衡増幅回路の動作を説明する
ための回路構成を示す模式図である。説明を簡単にする
ために、第3の差動増幅回路7の出力と反転入力間に抵
抗R4を接続する。出力EOUT1及びEOUT2は、R1a=R1
b=R1、R2a=R2b=R2、R3a=R3b=R3とすれば、 EOUT1=−{(R2/R1)・(EI+EN)}−〔{(R1+R2)/R1} ・{(R4/R3)(EOUT1+EOUT2)}〕 (1) EOUT2=−{(R2/R1)EN}−〔{R1+R2)/R1}・{(R4/R3) ・(EOUT1+EOUT2)}〕 (2) となる。
【0013】(1)式よりEOUT1について解くと、 EOUT1〔1+{(R1R2+R2R4)/R1R3〕} =−〔{R2R3(EI+EN)}/R1R3〕 −{(R1R4+R2R4)/R1R3}EOUT2 (3) EOUT1=−〔{(R2R3)・(EI+EN)}/(R1R3+R1R4+R2R4)〕 −〔(R1R4+R2R4)/(R1R3+R1R4+R2R4)〕EOUT2 (4) となる。
【0014】(2)式よりEOUT2について解くと、 EOUT2〔1+{(R1+R2)/R1}・(R4/R3)〕 =−{(R2/R1)・EN} −〔{(R1+R2)/R1}・(R4/R3)・EOUT1〕 (5) EOUT2=−〔{R2R3EN+(R1R4+R2R4)EOUT1} /(R1R3+R1R4+R2R4)〕 (6) となる。
【0015】(6)式を(4)式に代入すると、 EOUT1=−〔{R2R3(EI+EN)/(R1R3+R1R4+R2R4)} +〔{R2R3(R1R4+R2R4)EN+(R1R4+R2R4)2EOUT1} /(R1R3+R1R4+R2R4)2〕 (7) となる。
【0016】(7)式をEOUT1について解けば、 EOUT1〔1−{(R1R4+R2R4)2/(R1R3+R1R4+R2R4)2}〕 =−〔{R2R3(EI+EN)/(R1R3+R1R4+R2R4)}〕 +〔{R2R3(R1R4+R2R4)EN}/(R1R3+R1R4+R2R4)2〕 (8) EOUT1=−〔{R2(R1R3+R1R4+R2R4)} /{R1(R1R3+2R1R4+2R2R4)}〕EI −〔R1R2R3/{R1(R1R3+2R1R4+2R2R4)}〕EN (9) となる。
【0017】更に、(9)式を(6)式に代入すると、 EOUT2=−{R2R3/(R1R3+R1R4+R2R4)}EN +{(R1R4+R2R4)/(R1R3+R1R4+R2R4)} ・〔{R2(R1R3+R1R4+R2R4)} /{R1(R1R3+2R1R4+2R2R4)}EI +{R2R3/(R1R3+2R1R4+2R2R4)}EN〕 (10) となる。
【0018】図2に示す回路構成において、実際、抵抗
R4は開放(無限大)であるので、(9)式及び(1
0)式は、 EOUT1=(−R2/2R1)EI (11) EOUT2=(R2/2R1)EI (12) となる。
【0019】したがって、図1に示す回路構成では、抵
抗R1及びR2の抵抗値の比によって決まる増幅度を有す
る平衡増幅回路となる。そして、第3の差動増幅回路に
より、平衡入力信号の差成分のみが増幅された平衡信号
出力が得られ、また、使用する抵抗の数を減らすことが
できる。
【0020】また、本発明の平衡増幅回路では、入力信
号が第1の差動増幅回路3及び第2の差動増幅回路4の
それぞれの反転入力に、抵抗R1a及び抵抗R1bを介して
入力されている。異なる出力インピーダンスの複数の入
力信号源に対応する場合であっても、第1の差動増幅回
路3及び第2の差動増幅回路の反転入力に接続されてい
る抵抗の数を増やし、抵抗を選択することにより、適切
にインピーダンスを整合させることができる。第1の差
動増幅回路3及び第2の差動増幅回路4の増幅度は、第
1の差動増幅回路3及び第2の差動増幅回路4のフィー
ドバック抵抗R2と抵抗R1とにより決定することができ
るので、前述したように、入力を加算入力とする場合で
あっても、回路構成が簡単である。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、出力に同相雑音成分が
現れない精度のよい平衡信号出力を得ることができる。
また、簡単な構成で第1及び第2の差動増幅回路に複数
の入力信号を入力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平衡増幅回路の回路構成を示す模式図
である。
【図2】本発明の平衡増幅回路の動作を説明するための
回路構成を示す模式図である。
【図3】従来の平衡増幅回路の回路構成を示す模式図で
ある。(a)は、第1の回路構成を示し、(b)は、第
2の回路構成を示す。
【符号の説明】
1、2 ・・・入力端 3 ・・・第1の差動増幅回路 4 ・・・第2の差動増幅回路 5、6 ・・・出力端 7 ・・・第3の差動増幅回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反転入力と非反転入力の入力間の信号を増
    幅する第1及び第2の増幅回路と、前記第1及び第2の
    増幅回路の出力信号を反転入力に入力し前記第1及び第
    2の増幅回路の非反転入力に出力信号を直接入力する第
    3の差動増幅回路とを具備することを特徴とする平衡増
    幅回路。
  2. 【請求項2】入力信号がそれぞれの反転入力に抵抗を介
    して入力される第1及び第2の差動増幅回路と、該第1
    及び第2の差動増幅回路の出力信号をそれぞれの反転入
    力に帰還する抵抗と、前記第1及び第2の差動増幅回路
    の出力信号をそれぞれ抵抗を介して反転入力に入力する
    と共に基準電位を非反転入力に入力し、前記第1及び第
    2の差動増幅回路のそれぞれの非反転入力に出力信号を
    直接入力する第3の差動増幅回路とを具備することを特
    徴とする平衡増幅回路。
JP20663296A 1996-07-17 1996-07-17 平衡増幅回路 Withdrawn JPH1032439A (ja)

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Effective date: 20031007