JPH10323863A - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

Info

Publication number
JPH10323863A
JPH10323863A JP13371097A JP13371097A JPH10323863A JP H10323863 A JPH10323863 A JP H10323863A JP 13371097 A JP13371097 A JP 13371097A JP 13371097 A JP13371097 A JP 13371097A JP H10323863 A JPH10323863 A JP H10323863A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
gap
cavity
width
parting surfaces
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13371097A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoji Kitai
亮次 北井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP13371097A priority Critical patent/JPH10323863A/ja
Publication of JPH10323863A publication Critical patent/JPH10323863A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 型締め時のパーティング面の間隙の幅を知る
ことができ、そのことにより、パーティング面の間隙の
幅を一定になるように調整することが可能であるばかり
か、適正な型締め圧力がかかっているかを判定すること
により、射出成形機の選定にも役立つ、射出成形用金型
を提供する。 【解決手段】 閉合時の複数個の型1、2の間にキャビ
ティ4が設けられ、複数個の型1、2のキャビティ4の
付近にパーティング面5が設けられた射出成形用金型に
おいて、パーティング面5のキャビティ4近傍に、パー
ティング面5の間隙の幅を測定する検出素子6が、交換
可能に埋め込まれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形用金型に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開昭49−26368
号公報等に記載されているように、閉合時の複数個の型
の間にキャビティが設けられ、複数個の型のキャビティ
の付近にパーティング面が設けられた射出成形用金型が
知られている。
【0003】このような、射出成形用金型を用いて様々
な射出成形品が製造されているが、特に精密成形品を成
形する際においては、金型の寸法精度もさることなが
ら、パーティング面の寸法精度、仕上げ粗さなどが問題
となる。
【0004】しかしながら、金型は、成形を繰り返すに
つれて徐々に磨耗、変形し、パーティング面の間隔は、
次第に変化することがある。さらに、金型には、キャビ
テキの投影面積に対応する射出圧力が内圧としてかかる
ので、それに対応するだけの型締め圧力が必要となる
が、それには当然のことながら、可動型が固定型に接し
ていなければならず、又、金型が閉合した状態における
可動型の移動位置は、あまり固定側によりすぎると、閉
合時に可動型の移動にかかる力がもろに金型にかかって
しまい、金型の磨耗や破損の原因となる。
【0005】従来は、この可動型の移動位置を単に位置
設定だけで行っていたので、金型にかかる型締め圧力
が、射出圧力に対してどれだけ余裕があるかは推定でし
かわからず、成形品からのバリの発生や製品の寸法変化
により、始めて気付くことが多く、その度に金型の修正
で対応していた。
【0006】さらに、このような射出成形用金型におい
て、キャビティ内に溶融樹脂を充填する際にキャビティ
内のガスが円滑に排出されない場合には、キャビティ内
のガスが圧縮加熱され、成形品の先端に所謂焼けを発生
する恐れがある。
【0007】従って、従来は、例えば、日刊工業新聞社
発行の「プラスチック金型ハンドブック」の1989年
版等に記載されているように、キャビティ内への溶融樹
脂の充填の際にキャビティ内のガスを排出する種々の工
夫が施されている。
【0008】例えば、パーティング面の一部にエアバル
ブを設け、キャビティ内への溶融樹脂の充填の際には、
エアバルブを開くことによりキャビティ内のガスを排出
するようにしたものや、突き出しピン等にガス抜き溝を
設け、ガス抜き溝によりキャビティ内のガスを排出する
ようにしたものや、キャビティの型面の一部を焼結金属
で形成し、焼結金属の微細な孔からキャビティ内のガス
を排出するようにしたもの等がある。
【0009】しかしながら、従来のキャビティ内のガス
排出手段はいずれも、キャビティのガス排出箇所が部分
的であり、キャビティ内のガス滞留箇所を特定する必要
があり、ガス排出効果としては限界がある。
【0010】そこで本発明者は、型の閉合時に型のパー
ティング面間に溶融樹脂は通過しないがガスは通過する
程度の間隙が形成され、この間隙より、ガスが排出可能
とされている射出成形用金型を提案している(特願平8
−314786号)。
【0011】この射出成形用金型は、図5に示すよう
に、金型のパーティングa面のキャビティbに近い箇所
にガス抜き溝c及び圧受け板dが設けられている。さら
に金型e、fの閉合時に型のパーティング面a間に、溶
融樹脂は通過しないがガスは通過する程度の間隙gが形
成され、この間隙より、ガスが排出可能とされている。
【0012】この射出成形用金型は、パーティング面の
間隙の幅は圧受け板の表面のパーティング面からの突出
高さにより調整することができ、複数個の型のパーティ
ング面の間隙の幅の調整が容易である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この間
隙の幅は、非常に小さいため、金型のわずかな変形や、
へたり及び歪みにより左右されるため、正確な間隙の幅
は知ることができない。従って、溶融樹脂によるバリが
発生や、ガスが発生してから始めてその間隙を調整する
ことになる。よって、溶融樹脂は通過しないがガスは通
過する程度の間隙を、常に安定して形成することは困難
であった。
【0014】本発明は上記の課題を解決し、型締め時の
パーティング面の間隙の幅を知ることができ、そのこと
により、パーティング面の間隙の幅を一定になるように
調整することが可能であるばかりか、適正な型締め圧力
がかかっているかを判定することにより、射出成形機の
選定にも役立つ、射出成形用金型を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の射出成形用金型
は、閉合時の複数個の型の間にキャビティが設けられ、
複数個の型のキャビティの付近にパーティング面が設け
られた射出成形用金型において、パーティング面のキャ
ビティ近傍に、パーティング面の間隙の幅を測定する検
出素子が、交換可能に埋め込まれているものである。
【0016】本発明において、キャビティが設けられる
複数個の型としては、固定型でもよく、可動型でもよ
く、或いは、固定型や可動型に付随してスライド移動す
るスライド型でもよい。
【0017】本発明において使用される検出素子は、非
破壊でパーティング面の間隙の幅を測定できるものであ
れば特に限定されず、光電式検出素子、ダイアルゲー
ジ、光波干渉素子、レーザー干渉素子などがあげられ
る。
【0018】上記検出素子の埋め込まれる位置は、パー
ティング面のキャビティ近傍であれば特に限定されず、
可動側金型又は固定側金型のパーティング面の四隅、パ
ーティング面の対角二箇所などのキャビティ近傍などが
好ましいが、予め金型の変形が発生しやすいと想定され
る位置に1箇所だけ設けられてもよい。
【0019】本発明において上記検出素子を交換可能に
する方法としては、予め検出素子を固定するためのブロ
ックを作製し、このブロックに検出素子を固定し、この
ブロックを、金型のパーティング面から取り外し可能な
構造としておく方法などがあげられる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の射出成形用金
型の一例を示す断面図、図2は図1の要部を拡大した斜
視図である。
【0021】図1及び2において、1は本発明の射出成
形用金型の固定型、2は本発明の射出成形用金型の可動
型、3はスライドコア、4はこれらの間に形成されたキ
ャビティである。
【0022】図1に示すように、キャビティ4の付近に
は、固定型1と可動型2とが接触するパーティング面5
が設けられている。このパーティング面5、5のキャビ
ティ4近傍には、その対角二隅にパーティング面5の間
隙の幅を測定する検出素子である光電式検出素子6が設
けられている。
【0023】光電式検出素子6は、図2に示すように検
出素子固定用ブロック61により固定されており、検出
素子固定用ブロック61はパーティング面5と同一面又
は凹面となるよう固定型1にボルト611により取り付
けられている。又、光電式検出素子6の先端も、パーテ
ィング面5と同一面又は凹面となるようになされてい
る。
【0024】検出素子固定用ブロック61の固定型1に
埋められている側には、光電式検出素子6で測定された
パーティング面5の間隙の幅の信号を図示しない測定器
本体に伝達するケーブル62を光電式検出素子6に配線
し、保持するための凹部612が設けられている。固定
型1にはこの凹部612から固定型1の側面まで連通す
るケーブル配線用配管11が設けられており、上記ケー
ブル62はこのケーブル配線用配管11内に図示しない
測定器本体と光電式検出素子6を接続するように配線さ
れている。
【0025】図3は、光電式検出素子6を検出素子固定
用ブロック61に固定する方法を示す説明図である。
【0026】光電式検出素子6は、上記検出素子固定用
ブロック61の凹部612に嵌合する取付金具63内に
設けられた螺子穴631に螺着され、検出素子固定用ブ
ロック61の中心部に設けられた検出素子取付穴け61
3に挿入されている。上記取付金具63を上記凹部61
2に嵌合し、ボルト631で検出素子固定用ブロック6
1に固着することにより、光電式検出素子6は、検出素
子固定用ブロック61に固定される。
【0027】図4は本発明の射出成形用金型の別の例に
使用されるスライドコアの一例を示す斜視図である。
【0028】スライドコア7は、その一面が図示しない
キャビティ型のパーティング面と当接されるようになさ
れている。この例においては、キャビティ4’がスライ
ドコア7のパーティング面と当接する面71に設けら
れ、光電式検出素子6’は、パーティング面と当接する
面71のキャビティ4’近傍の対角二隅に設けられてい
る以外は、図1〜3で説明したものと同様である。
【0029】
【発明の効果】本発明の射出成形用金型は、パーティン
グ面のキャビティ近傍に、パーティング面の間隙の幅を
測定する検出素子が、交換可能に埋め込まれているので
型締め時のパーティング面の間隙が正確にかつ容易に測
定できるので、パーティング面の間隙の幅を一定になる
ように調整することが可能であり、射出成形時にキャビ
ティ内に発生したガスを排出する最適な空隙を確保する
ことが可能であるばかりでなく、設定され通りの型締め
圧力が金型にかかっているかを判定することが可能とな
り、射出成形機の選定にも役立つものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出成形用金型の一例を示す断面図で
ある。
【図2】図1の要部拡大斜視図である。
【図3】光電式検出素子を検出素子固定用ブロックに固
定する方法を示す説明図である。
【図4】図4は本発明の射出成形用金型別の例に使用さ
れる使用されるスライドコアの一例を示す斜視図であ
る。
【図5】図5はパーティング面からガスを排出する金型
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 固定型 2 移動型 4 キャビティ 5 パーティング面 6 検出素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉合時の複数個の型の間にキャビティが
    設けられ、複数個の型のキャビティの付近にパーティン
    グ面が設けられた射出成形用金型において、パーティン
    グ面のキャビティ近傍に、パーティング面の間隙の幅を
    測定する検出素子が、交換可能に埋め込まれていること
    を特徴とする射出成形用金型。
JP13371097A 1997-05-23 1997-05-23 射出成形用金型 Pending JPH10323863A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13371097A JPH10323863A (ja) 1997-05-23 1997-05-23 射出成形用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13371097A JPH10323863A (ja) 1997-05-23 1997-05-23 射出成形用金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10323863A true JPH10323863A (ja) 1998-12-08

Family

ID=15111091

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13371097A Pending JPH10323863A (ja) 1997-05-23 1997-05-23 射出成形用金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10323863A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003053798A (ja) * 2001-08-09 2003-02-26 Fuji Photo Film Co Ltd 射出成形用金型及び射出成形方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003053798A (ja) * 2001-08-09 2003-02-26 Fuji Photo Film Co Ltd 射出成形用金型及び射出成形方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7597827B2 (en) Method for automatically balancing the volumetric filling of cavities
MXPA99011716A (es) Transductor de deflexion para nucleo- pasador demolde.
JP2009096120A (ja) 離型力測定装置、離型力測定方法、樹脂成形装置、および樹脂成形品の製造方法
JPH10323863A (ja) 射出成形用金型
CN111164371B (zh) 注射成型装置以及用于检测注射成型装置中的未对准的方法
JP4142485B2 (ja) 金型装置
CA2207389C (en) Mold core-pin deflection transducer
JPH0725103B2 (ja) 鏡面を有する光学成形体の成形方法
JPS6194734A (ja) プラスチツクレンズの射出成形用金型
JPH08224757A (ja) 射出成形金型
JPH10156837A (ja) 離型力測定方法および樹脂成形用金型
JPH0587370B2 (ja)
CN216299919U (zh) 一种注塑件
US20220274307A1 (en) Method for verifying the accurate mounting of molding inserts to a tooling plate of an injection-molding apparatus for molding ophthalmic lens molds
JP5176100B2 (ja) バリ発生の検知方法
JPH08112842A (ja) 射出成形機の型内樹脂圧制御方法
JP2002347059A (ja) 射出成形装置、成形方法、及び樹脂成形品
JPH08142071A (ja) 成形用金型、成形方法およびその成形方法から得られる成形品
JP2022001846A (ja) センサホルダ、センサ取付構造及びセンサ取付方法
JP2001096578A (ja) プラスチック成形装置
JP3197972B2 (ja) 成形品構造
JPH0872107A (ja) ボスを有する樹脂成形品を成形するための金型及び成形方法
JPH0431022A (ja) 金型内圧測定装置
JPH0288208A (ja) 射出成形金型と成形品の判別方法
JPH0919954A (ja) 樹脂速度測定装置