JPH10323575A - 生ごみ粉砕機 - Google Patents

生ごみ粉砕機

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Publication number
JPH10323575A
JPH10323575A JP15289297A JP15289297A JPH10323575A JP H10323575 A JPH10323575 A JP H10323575A JP 15289297 A JP15289297 A JP 15289297A JP 15289297 A JP15289297 A JP 15289297A JP H10323575 A JPH10323575 A JP H10323575A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crusher
main body
sink
mounting flange
garbage
Prior art date
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Pending
Application number
JP15289297A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Suzuki
雅喜 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)
  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】生ごみ粉砕機をシンクに取り付けた場合におい
て、粉砕動作の際に粉砕機本体の振動に基づいて騒音が
発生する問題を解決する。 【解決手段】シンク12の取付穴24の周縁部を上面側
から挟み込む取付フランジ26と、シンク12の下面側
から取付フランジ26にねじ込まれて、取付フランジ2
6をシンク12に固定状態とする締付ナット38と、取
付フランジ26を介してシンク12に取り付けられ支持
される粉砕機本体20とを備えた生ごみ粉砕機におい
て、取付フランジ26と、粉砕機本体20とを可撓性の
緩衝部材46で連結し、粉砕機本体20を相対変位可能
に吊持する。また併せて締付ナット38,本体固定部材
56,ゴム弾性体58,60,ボルト62,ナット64
を含む防振支持ユニット54にて粉砕機本体20を防振
支持するようになす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は生ごみを粉砕処理
して排出する生ごみ粉砕機に関し、詳しくは騒音防止の
ための技術手段に特徴を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流し台のシンクに取り付けられ、
投入口より投入された生ごみを給水下で粉砕処理した
上、外部に排出する生ごみ粉砕機が公知である。
【0003】図15はその生ごみ粉砕機の例を設置状態
で示したものである。同図において、200は流し台2
02のシンクであり、204は流し台202上面に設置
された流し台水栓である。206は生ごみ粉砕機であっ
て、キャビネット208の内部に配置され、その上端が
シンク200に取り付けられて、シンク200により吊
持されている。この生ごみ粉砕機206からは排水管2
10が延び出しており、生ごみ粉砕物を水とともに外部
に排出するようになっている。
【0004】図16は、この生ごみ粉砕機206のシン
ク200への取付部分の構造を具体的に示したものであ
る。同図(A)において211は多数の部品から成る取
付フランジユニットである。212はこの取付フランジ
ユニット211における主要素としての取付フランジで
あって、フランジ部214と筒状部215とを有してい
る。
【0005】この取付構造では、まずこの取付フランジ
212をシンク200の取付穴216に対し、シンク2
00の上側から下向きに挿入する。そしてキャビネット
208の内部においてシンク200の下側から締付ナッ
ト218を取付フランジ212の筒状部215の外周雄
ねじにねじ込み、そしてパッキン220,222を介し
てシンク200を取付フランジ212のフランジ部21
4と締付ナット218とにより上下両側から挟み込む状
態に、かかる取付フランジ212をシンク200に固定
する。
【0006】しかる後、連結部材224によって粉砕機
本体226を、クッションマウント228を連結部材2
24と粉砕機本体226とで挟み込む状態に、粉砕機本
体226を取付フランジ212に連結する。即ち、粉砕
機本体226を、取付フランジ212を介してシンク2
00に取り付ける。尚、230は投入口232に続く投
入通路内に装着される安全蓋である。この安全蓋230
は、閉状態において投入通路を通じて所定量の水の通過
を許容するものとされている。
【0007】シンク200の取付穴216が取付フラン
ジ212のフランジ部214よりも大径である場合、同
図(B)に示すアダプタ234を用いて生ごみ粉砕機2
06を取り付ける。即ち、先ず大径のシンク取付穴21
6に、フランジ部231と筒状部233とを有するアダ
プタ234をシンク200の上側からセットし、そして
シンク200の下側から大径の締付ナット236を、ア
ダプタ234の筒状部233の外周雄ねじに螺合し、パ
ッキン238,ワッシャ240を介して締め付けること
で、先ずアダプタ234を取付穴216に固定する。し
かる後そのアダプタ234に対して、前記と同様の要領
で生ごみ粉砕機206をシンク200に取り付ける。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの生ごみ粉
砕機206の場合、生ごみの粉砕動作を行なうときに粉
砕室,粉砕機構,駆動モータ等を備えた粉砕機本体22
6が大きく振動して騒音を発生し、また粉砕機本体22
6の振動が上側のシンク200及び流し台202に伝わ
って、その振動が集合住宅等においては更に階下にも伝
達され、階下において騒音を引き起こすといった問題が
生じていた。
【0009】またこの従来の生ごみ粉砕機206の場
合、上記説明から明らかなようにこれをシンク200に
取り付けるに際して多数の部品が必要でコストが高く、
また取付作業の大半を流し台202のキャビネット20
8内部の狭い空間で行なわなければならないことから、
取付施工が大変であるといった問題があった。
【0010】そこで粉砕機本体226を、シンク200
の取付穴216に対して挿入可能な大きさとなし、そし
て粉砕機本体226と取付フランジ212とを予め一体
化しておいて、それらをシンク200の上側から取付穴
216に挿入し、シンク200の下側から締付ナット2
18を締め付けるだけで、生ごみ粉砕機206をシンク
200に取付可能とすることが考えられている。
【0011】このようした場合、生ごみ粉砕機206の
取付けに必要な部品点数を削減でき、コストも安価とな
し得る一方で、取付フランジ212と粉砕機本体226
とが一体化することから、粉砕動作の際に粉砕機本体2
26の振動がより一層シンク200及び流し台202
に、更には階下へと伝わり易くなり、騒音が更に激しく
なるといった不具合を生じる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して請求
項1の生ごみ粉砕機は、(イ)シンクの取付穴の周縁部
を上面側から直接若しくはアダプタ等他部材を介して挾
み込む取付フランジと、(ロ)該シンクの下面側から該
取付フランジにねじ込まれて該シンクの取付穴周縁部を
下面側から挾み込み、該取付フランジを該シンクに固定
状態とする締付ナットと、(ハ)生ごみの粉砕処理室,
粉砕機構及び駆動モータを備え、前記取付フランジを介
して前記シンクに取り付けられ支持される粉砕機本体と
を備えた生ごみ粉砕機において、前記取付フランジを含
む上側部分と、前記粉砕機本体を含む下側部分とを上下
に分離して、該分離部位に筒状の可撓性の緩衝部材を配
置し、該緩衝部材の上端側を該上側部分に、下端側を該
下側部分に且つ該下側部分の相対変位を許容する状態に
それぞれ固定し、該下側部分を該緩衝部材にて吊持する
ように成したことを特徴とする。
【0013】請求項2の生ごみ粉砕機は、請求項1にお
いて、前記取付フランジと前記粉砕機本体とを直接連結
して、該連結部分でそれらを上下に分離するようにし、
且つ前記緩衝部材を連結部材として該取付フランジと該
粉砕機本体とを該粉砕機本体が相対変位できる状態に連
結したことを特徴とする。
【0014】請求項3の生ごみ粉砕機は、(イ)シンク
の取付穴の周縁部を上面側から直接若しくはアダプタ等
他部材を介して挾み込む取付フランジと、(ロ)該シン
クの下面側から該取付フランジにねじ込まれて該シンク
の取付穴周縁部を下面側から挾み込み、該取付フランジ
を該シンクに固定状態とする締付ナットと、(ハ)生ご
みの粉砕処理室,粉砕機構及び駆動モータを備え、前記
取付フランジを介して前記シンクに取り付けられ支持さ
れる粉砕機本体とを備えた生ごみ粉砕装置において、前
記取付フランジと前記粉砕機本体とを上下に分離すると
ともに、前記締付ナットと、その下側に位置し、固定手
段にて該粉砕機本体に固定締結される本体固定部材と、
それら締付ナット及び本体固定部材間に介在させた弾性
体の弾性変形に基づいてそれら締付ナットと本体固定部
材との間で緩衝作用を行う緩衝装置とを含んだ防振支持
ユニットを設け、該防振支持ユニットにて該粉砕機本体
を相対変位可能な状態で前記取付フランジに連結したこ
とを特徴とする。
【0015】請求項4の生ごみ粉砕機は、請求項3にお
いて、前記緩衝装置は、前記締付ナット及び本体固定部
材のそれぞれに形成した鍔状の挾持部の間に挾まれる第
一弾性体と、該締付ナットの挾持部の上側又は本体固定
部材の挾持部の下側に配された第二弾性体と、それら第
一弾性体及び第二弾性体を介して締付ナット及び本体固
定部材の各挾持部を上下に締結する締結具とを有してい
ることを特徴とする。
【0016】請求項5の生ごみ粉砕機は、請求項3,4
の何れかにおいて、前記取付フランジと粉砕機本体との
分離部を外周面側から包み込んで該分離部を水密にシー
ルする筒状のシール部材を設けたことを特徴とする。
【0017】請求項6の生ごみ粉砕機は、シンクの取付
穴に取り付けられ、投入口から投入された生ごみを該投
入口に続く投入通路を通じて下方の粉砕室に導き、粉砕
処理して排出する生ごみ粉砕機において、前記投入口に
続く投入通路内に、閉位置において該投入通路を通じて
所定量の水の通過を許容する安全蓋を装着するととも
に、該投入通路の一部を幅の狭い幅狭部となし、該安全
蓋を、該幅狭部との間に該通過水によって水封可能な小
さな設定隙間を形成する閉位置としての下降位置と、該
幅狭部との間に該設定隙間より大きな隙間を形成する開
位置としての上昇位置との間で移動可能となした上、該
安全蓋を該下降位置と上昇位置とにそれぞれ保持する位
置保持機構を設け、更に該安全蓋の該下降位置への下降
によりオン動作し、上昇によりオフ動作する安全スイッ
チ手段を設けたことを特徴とする。
【0018】請求項7の生ごみ粉砕機は、請求項6にお
いて、前記位置保持機構が、前記安全蓋の外周面に設け
た雄ねじと、前記投入通路の内壁面に設けた雌ねじとを
有していることを特徴とする。
【0019】請求項8の生ごみ粉砕機は、請求項6,7
の何れかにおいて、前記安全蓋が、水の通過が可能なメ
ッシュ状の周壁部を備えた安全カゴとされており、該周
壁部を通過した水によって前記隙間を水封するものとさ
れていることを特徴とする。
【0020】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の生ごみ
粉砕機は、シンクに固定状態とされる取付フランジを含
む上側部分と、粉砕機本体を含む下側部分とを上下に分
離して、その分離部位に筒状の可撓性の緩衝部材を配
し、その緩衝部材にて下側部分を、相対変位を許容する
状態にぶら下げ吊持するようになしたもので、この生ご
み粉砕機の場合、粉砕動作の際に粉砕機本体が揺れを伴
う振動を生じた場合にも、その振動を筒状の緩衝部材に
て効果的に吸収することができ、粉砕機本体の振動が取
付フランジに、更にはシンクや流し台に伝わって騒音を
発生するのを抑制することができる。更には集合住宅等
において、シンクや流し台の振動が階下に伝わり、階下
で騒音を発生するといった問題も解決することができ
る。
【0021】ここで粉砕機本体を含む下側部分を吊持す
る緩衝部材として、蛇腹部材或いは筒状のゴム部材等を
用いることができる。この緩衝部材は、粉砕機本体をぶ
ら下げることによって振動吸収するものであることか
ら、必ずしも弾性を有していることは必要ではない。
【0022】請求項2の生ごみ粉砕機は、取付フランジ
と粉砕機本体とを分離した上、それらを上記緩衝部材を
連結部材として直接連結し、粉砕機本体をその緩衝部材
にて相対変位可能な状態で吊持するように成したもの
で、このようにした場合、生ごみ粉砕機の取付けに必要
な部品点数を少なくすることができ、コストを安価とす
ることができる。
【0023】また生ごみ粉砕機の外径をシンクの取付穴
と同等径以下としておくことで、予め取付フランジに対
し粉砕機本体を組み付けた状態、即ち緩衝部材を介して
粉砕機本体をぶら下げた状態で、それら粉砕機本体及び
取付フランジの組付体を、シンクの取付穴を通じてシン
クの上側から下向きに挿入操作することができ、生ごみ
粉砕機の取付施工性が著しく簡便化する利点が得られ
る。
【0024】次に請求項3の生ごみ粉砕機は、取付フラ
ンジと粉砕機本体とを上下に分離するとともに、それら
を、取付フランジにねじ込まれる締付ナットと、粉砕機
本体に固定手段にて固定される本体固定部材と、弾性体
の弾性変形に基づいて緩衝作用を行なう緩衝装置とを含
んだ防振支持ユニットにて連結するようになしたもの
で、この生ごみ粉砕機においても、粉砕動作の際に粉砕
機本体が振動を起こしても、その振動が取付フランジ、
更にはシンク及び流し台に伝わるのを防振支持ユニット
の防振作用にて良好に抑制することができる。
【0025】この請求項3の生ごみ粉砕機において、上
記緩衝装置は、締付ナット及び本体固定部材のそれぞれ
の挾持部の間に挟まれる第一弾性体と、締付ナットの挾
持部の上側又は本体固定部材の挾持部の下側に配される
第二弾性体と、それらを介して締付ナット,本体固定部
材の各挾持部を上下に締結する締結具とを含むように構
成することができる(請求項4)。
【0026】上記請求項1,2に従って重量の重い粉砕
機本体を筒状の緩衝部材にて吊持するように成した場
合、その粉砕機本体をかかる緩衝部材のみにて重量支持
するようになすと、その緩衝部材に大きな荷重が作用
し、緩衝部材が破断する恐れがある。
【0027】しかるに請求項3に従って粉砕機本体の重
量を防振支持ユニットにて振動防止しつつ支持するよう
に成した場合、かかる防振支持ユニットが大きな重量支
持能力を有しているため、このような不都合を生じな
い。
【0028】請求項3及び請求項4の生ごみ粉砕機にお
いて、取付フランジと粉砕機本体との分離部を筒状のシ
ール部材にて外周面側から包み込んで、同分離部を水密
にシールするようになすことが望ましい(請求項5)。
【0029】次に請求項6の生ごみ粉砕機は、投入口に
続く投入通路内に安全蓋を装着し、そしてこれを位置保
持機構によって閉位置としての下降位置と、開位置とし
ての上昇位置とにそれぞれ位置保持するように成したも
のである。
【0030】ここで安全蓋は、下降位置において、投入
通路に部分的に形成した幅狭部との間に設定した狭い隙
間を形成し、通過水によってその隙間を水封状態とす
る。従って安全蓋を下降位置(閉位置)に位置させた状
態で生ごみ粉砕機が粉砕動作を行なったとき、その振動
に基づく粉砕音が投入口を通じて室内に漏れるのを抑制
することができる。
【0031】一方においてこの安全蓋は、上昇位置(開
位置)に位置したときに投入通路との間に広い隙間を形
成するため、炊事作業をするときに大量の水を流し台水
栓から流したときに、これを容易に投入通路内を流通さ
せることができ、排水のために時間が長くかかってしま
うといった問題を回避することができる。
【0032】この請求項6の生ごみ粉砕機においては、
安全蓋が下降位置まで下降すると安全スイッチ手段がオ
ン動作する。この安全スイッチ手段は、粉砕機本体を作
動させるための動作スイッチとして構成しても良いし、
或いは安全スイッチ手段がオン状態であるときにのみ、
他の動作スイッチの操作によって生ごみ粉砕機を作動可
能となすこともできる。
【0033】このように安全蓋を下降させた状態で安全
スイッチ手段をオン動作させることにより、安全蓋が閉
まっていない状態で粉砕機本体が作動してしまうのを防
止することができる。
【0034】この請求項6の生ごみ粉砕機において、上
記位置保持機構は、安全蓋の外周面に設けた雄ねじと、
投入通路の内壁面に設けた雌ねじとを有するように構成
することができる(請求項7)。このようにした場合、
安全蓋を回転操作するだけでこれを上昇及び下降運動さ
せることができ、尚且つその上昇位置と下降位置とに安
定的に位置保持することができる。
【0035】これら請求項6,請求項7の生ごみ粉砕機
において、上記安全蓋は、周壁部がメッシュ状と成され
た安全カゴと成すことができる(請求項8)。この場
合、メッシュ状の周壁部を通過した水によって隙間を水
封させることができる。
【0036】尚この安全カゴは、炊事作業に際して生じ
た生ごみを一旦ここに溜めておき、その溜った生ごみを
まとめて投入口を通じ粉砕機本体の処理室に投入して粉
砕動作させるためのものとして用いることができる。
【0037】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において10は流し台で、12はシン
ク、14は流し台10の上面に設置された流し台水栓で
ある。この流し台水栓14には供給管16が接続されて
おり、水、湯が供給管16を通じて流し台水栓14に供
給されるようになっている。
【0038】18は流し台10のキャビネット19内部
に配設された生ごみ粉砕機で、20はその主体である粉
砕機本体である。粉砕機本体20からは電源コード22
が延び出しており、その先端の差込プラグが電源コンセ
ントに差込接続されるようになっている。この生ごみ粉
砕機18は、キャビネット19内部においてその上端部
がシンク12の底部に取付固定されている。
【0039】図4はその取付部分の構造を具体的に表わ
したものである。同図において24はシンク12の取付
穴であり、26はこの取付穴24に対してシンク12の
上側から挿入される取付フランジである。取付フランジ
26は、上端のフランジ部28と筒状部30とを有して
おり、更にこの筒状部30は、上側の大径部32と下側
の小径部34とそれらを連結する水平な段付部36とを
有している。即ちこの例において、取付フランジ26は
図16に示す取付フランジ212とアダプタ234とを
一体形成した形態を成している。
【0040】38は締付ナットであって内周面に雌ねじ
を有し、この雌ねじを取付フランジ26の外周面に形成
した雄ねじ、詳しくは大径部32の外周面の雄ねじにね
じ込むことで、取付フランジ26をシンク12に固定す
る。即ち締付ナット38のねじ込によって、取付フラン
ジ26のフランジ部28と締付ナット38のフランジ部
40とが、シンク12の取付穴24周縁部をシール用パ
ッキン42及びワッシャ44(図2参照)を介して上下
両側から挟み付ける状態に、取付フランジ26をシンク
12に固定する。
【0041】46は取付フランジ26と粉砕機本体20
とを上下に連結する連結部材を兼ねた筒状の緩衝部材で
ある。本例においてこの緩衝部材46は、ゴム弾性体に
て構成されている。
【0042】緩衝部材46は、図2に拡大して示してい
るように内周側に上下一対の環状溝48を有しており、
それら環状溝48に対して、取付フランジ26と粉砕機
本体20とにそれぞれ形成された環状突部50が弾性的
に嵌入されている。一方その外周面側から、上下一対の
締結手段としての金属バンド52により内方に締め付け
られており、その締付力によって、上端側が取付フラン
ジ26に、また下端側が粉砕機本体20側にそれぞれ固
定されている。
【0043】ここで取付フランジ26と粉砕機本体20
との間には上下に微小な隙間が確保されており、粉砕機
本体20が相対変位可能な状態で、ゴム弾性体から成る
緩衝部材46によりぶら下がり状態に吊持されている。
【0044】本例において、上記筒状のゴム弾性体から
成る緩衝部材46はまた、取付フランジ26と粉砕機本
体20との分離部を外周側から包み込んで水密にシール
するシール部材も兼ねている。
【0045】本例では、粉砕機本体20の外径がシンク
12の取付穴24よりも小径とされており、取付フラン
ジ26と粉砕機本体20とを緩衝部材46にて予め組み
付けた状態で、それらをシンク12の取付穴24に対
し、シンク12の上側から挿入可能とされている。
【0046】その際、連結部材を兼ねた緩衝部材46
は、粉砕機本体20を一時的に、即ち仮に支持する仮支
持部材としての役割を果たす。本発明では、場合によっ
て生ごみ粉砕機18を最終的にシンク12に取り付けた
状態において、その緩衝部材46のみにて粉砕機本体2
0を吊持するように成すことも可能である。
【0047】但し一般には緩衝部材46のみにて粉砕機
本体20を支持するようになすと、その重量によって緩
衝部材46が破断する危険がある。そこで本例では、取
付フランジ26と粉砕機本体20とを図2に示す防振支
持ユニット54にて連結し、粉砕機本体20の重量を、
この防振支持ユニット54を介して支持するようになし
ている。
【0048】この防振支持ユニット54は、上記締付ナ
ット38と粉砕機本体20に対して後述の固定手段によ
り固定される本体固定部材56と、締付ナット38及び
本体固定部材56の間の第一ゴム弾性体58と、締付ナ
ット38の上側の第二ゴム弾性体60,詳しくは締付ナ
ット38の後述の鍔状の挾持部66の上側の第二ゴム弾
性体60と、締結具としてのボルト62,ナット64
(図4参照)とを含んで構成されている。
【0049】締付ナット38及び本体固定部材56にお
ける鍔状の挾持部66及び68は、図2に示しているよ
うに周方向に沿って所定間隔で複数個所に(この例では
90°毎の4個所に)形成されており、それぞれの間に
リング状の第一ゴム弾性体58が挟み込まれている。
【0050】また締付ナット38の各鍔状部66におい
て、その上側に同じくリング状を成す第二ゴム弾性体6
0が載置されている。そして周方向4個所において締付
ナット38と本体固定部材56とが、各鍔状部66,6
8において第一ゴム弾性体58及び第二ゴム弾性体60
を介して、ボルト62及びナット64により上下に締結
されている。
【0051】本体固定部材56は、上記鍔状部68に続
く下側部分が円筒形状を成しており、その円筒形状の部
分において、図4に示しているように固定手段としての
係止爪70と係止凹部72との係止作用で、粉砕機本体
20に固定される。
【0052】即ち、本体固定部材56側には周方向適数
個所に係止爪70が回転可能に取り付けられている一
方、粉砕機本体20側には対応する位置に係止凹部72
が形成されており、そしてつまみ74を持って係止爪7
0を回転操作することで、本体固定部材56が粉砕機本
体20に締結固定される。尚本例では、上記第一ゴム弾
性体58及び第二ゴム弾性体60及びボルト62,ナッ
ト64にて緩衝装置が構成されている。
【0053】本例の防振支持ユニット54の場合、通常
時(粉砕動作していないとき)には粉砕機本体20の重
量が主として上側の第二ゴム弾性体60によって支持さ
れる。そして粉砕動作に際して粉砕機本体20が揺れを
伴って振動したとき、その振動が第二ゴム弾性体60と
第一ゴム弾性体58とによって良好に吸収される。
【0054】具体的には、例えば粉砕機本体20の一
部、即ち第一ゴム弾性体58及び第二ゴム弾性体60の
配置された部分が相対的に上方に変位したとき、第一ゴ
ム弾性体58の圧縮弾性変形によってその変位が吸収さ
れ、また同部分が下方に相対変位したときには上側の第
二ゴム弾性体60の圧縮弾性変形に基づいてその変位が
吸収される。
【0055】本例では、粉砕機本体20の上端部が全周
に亘って内方に環状に突出させられており、その突出部
によって、取付フランジ26の上端の投入口76に続く
投入通路78の一部が幅挾部80とされている。幅挾部
80は、下方に向かって径が漸次小となるテーパ面82
を有している。
【0056】投入通路78の内部には、安全カゴ(安全
蓋)84が装着されている。この安全カゴ84は、図3
に示しているように上端にフランジ部86を有してお
り、また周壁部88がメッシュ状に構成されている。ま
た底部90は板状の部材にて構成されており、複数のパ
ンチング孔がそこに形成されている。
【0057】但しこのパンチング孔全体の開口面積は、
メッシュ状の周壁部88のそれに対して小さいものであ
り、投入口76より流下し、安全カゴ84内部に入り込
んだ水の大部分はメッシュ状の周壁部88から外部へと
流出する。尚上記底部90は、上記パンチング孔を有し
ない板材にて構成することもできる。
【0058】上記底部90の下面側には、円環状の立下
り部92が形成されている。この立下り部92には、周
方向に沿って所定ピッチで孔径の大きい通孔94が形成
されている。尚、安全カゴ84には取手98が設けられ
ている。
【0059】粉砕機本体20の上端の環状の内向きの突
出部、即ち幅挾部80には、図5に拡大して示している
ように安全スイッチ手段としてのマイクロスイッチ10
0が内向きに取り付けられている。このマイクロスイッ
チ100は、内方への突出向きに付勢され、逆方向に引
込み可能な可動部102を備えている。上記安全カゴ8
4は、投入通路78内部において上下に移動可能に設け
られている。
【0060】図5(A)は、安全カゴ84が上昇端まで
上昇し、その上昇位置に保持された状態を示すもので、
図示のようにこの例では、安全カゴ84の立下り部92
がマイクロスイッチ100の可動部102の上に載り、
支持されることで、開位置としての上昇位置に保持され
る。このとき、幅挾部80と安全カゴ84との間には、
炊事作業に際して大量の水を流した場合にもその水を円
滑に流通させ得るような大きな隙間S1が形成される。
【0061】安全カゴ84は、これを下向きに押込操作
することで、下方に移動可能である(図5(B)参
照)。このとき、安全カゴ84は立下り部92において
マイクロスイッチ100の可動部102を外方向に押し
込みつつ下方に移動する。その下降端は、安全カゴ84
がマイクロスイッチ100に当接することにより、或い
は場合によって上端のフランジ部86が段付部36に当
接することによって規定される。
【0062】このとき幅挾部80と安全カゴ84の対応
する部位との間には、予め設定した微小な隙間S2が形
成される。この隙間S2は、安全カゴ84の内部からメ
ッシュ状の周壁部88を通じて外部に流出した水によっ
てその隙間が水封されるような隙間に設定されている。
【0063】尚安全カゴ84が下向きに押し込まれたと
き、マクロスイッチ100の可動部102が引き込ん
で、マイクロスイッチ100がオン動作する。
【0064】本例の生ごみ粉砕機18の場合、取付フラ
ンジ26と粉砕機本体20とを緩衝部材46で直接連結
して予め組み付けておき、その状態で図2に示している
ようにその組付体を、シンク12の取付穴24を通じて
シンク12の上側から下向きに挿入する。しかる後シン
ク12の裏側において、防振支持ユニット54を取付フ
ランジ26に対してねじ込む。詳しくは、防振支持ユニ
ット54における締付ナット38を取付フランジ26に
対してねじ込む。しかる後防振支持ユニット54におけ
る係止爪70を回転操作して、これを粉砕機本体20側
の係止凹部72に係止させることで、生ごみ粉砕機18
をシンク12に対して取付状態とすることができる。
【0065】このように本例によれば、少ない部品点数
で簡単に生ごみ粉砕機18をシンク12に対して取付状
態となすことができる。その後キャビネット19内部に
おいて、粉砕機本体20に対し排水管104を接続す
る。
【0066】以上の構成からなる本例の生ごみ粉砕機1
8の場合、粉砕動作の際に粉砕機本体20が揺れを伴う
振動を生じた場合にも、その振動を筒状の緩衝部材46
及び防振支持ユニット54にて効果的に吸収することが
でき、粉砕機本体20の振動が取付フランジ26に、更
にはシンク12や流し台10に伝わって騒音を発生する
のを抑制することができる。更には集合住宅等におい
て、シンク12や流し台10の振動が階下にも伝わり、
階下で騒音を発生させるといった問題も解決することが
できる。
【0067】また本例の生ごみ粉砕機18は、取付フラ
ンジ26と粉砕機本体20とを上下に分離した上、それ
らを緩衝部材46を連結部材として直接連結し、粉砕機
本体20をその緩衝部材46にて相対変位可能な状態で
吊持するようしているため、生ごみ粉砕機18取付けに
必要な部品点数を少なくすることができ、コストを安価
とすることができる。
【0068】また粉砕機本体20の外径をシンク12の
取付穴24と同等径以下としておくことで、取付フラン
ジ26に対し粉砕機本体20を予め組み付けた状態で、
シンク12の取付穴24を通じてシンク12の上側から
下向きに挿入操作することができ、生ごみ粉砕機18の
取付施工性が著しく簡便化する利点が得られる。
【0069】前述のように重量の重い粉砕機本体20を
筒状の緩衝部材46のみにて吊持するようにした場合、
その緩衝部材46に大きな荷重が作用し、緩衝部材46
が破断を生じる恐れがあるが、本例では上記のように大
きな重量支持能力を有する防振支持ユニット54にても
粉砕機本体20を支持するようにしているため、そのよ
うな不都合を生じない。
【0070】更に本例の生ごみ粉砕機18は、投入口7
6に続く投入通路78内に安全カゴ84を装着し、そし
てこれを上記位置保持機構によって閉位置としての下降
位置と、開位置としての上昇位置とにそれぞれ位置保持
するようにしており、そして下降位置において投入通路
78に部分的に形成した幅挾部80との間に設定した狭
い隙間S2を形成し、通過水によってその隙間S2を水封
状態とするようにしていることから、安全カゴ84を下
降位置(閉位置)に位置させた状態で生ごみ粉砕機18
が粉砕動作を行なったとき、その振動に基づく粉砕音が
投入口76を通じて室内に漏れるのを抑制することがで
きる。
【0071】一方においてこの安全カゴ84は上昇位置
に位置したときに投入通路78との間に広い隙間S1
形成するため、炊事作業をするときに大量の水を流し台
水栓14から流したときにおいてもこれを容易に投入通
路78内を流通させることができ、排水のために時間が
長くかかってしまうといった問題を回避することができ
る。
【0072】また安全カゴ84が下降位置まで下降した
時点で安全スイッチ手段としてのマイクロスイッチ10
0がオン動作するため、安全カゴ84が閉まっていない
状態で粉砕機本体20が動作してしまうといったことを
防止できる。
【0073】次に図6,図7,図8は本発明の他の実施
例を示している。これらの図において、106は筒状の
ゴム弾性体から成るシール部材且つ連結部材としての緩
衝部材であって、内向きの環状の突出部108を備えて
おり、この環状の突出部108が、取付フランジ26と
粉砕機本体20との間の上下の隙間を埋めている。
【0074】110は防振支持ユニットであって、この
例の防振支持ユニット110は、第二のゴム弾性体60
が本体固定部材112の鍔状の挾持部68の下側に配置
されている。
【0075】ここで締付ナット38及び本体固定部材1
12の鍔状の挾持部66及び68は、図7に示している
ように本例では周方向の6個所に所定間隔毎に設けられ
ている。そしてその挾持部66,68の形成個所におい
て、締付ナット38と本体固定部材112とが、第一ゴ
ム弾性体58及び第二ゴム弾性体60を介してボルト6
2及びナット64にて上下に弾性的に締結されている。
【0076】本例の防振支持ユニット110の場合、通
常時には粉砕機本体20の重量を前記実施例とは異なっ
て下側の第二ゴム弾性体60が専ら支持する。そして粉
砕動作に際して粉砕機本体20が揺れを伴って振動した
とき、具体的には粉砕機本体20が上向きに相対変位し
たとき、上側の第一ゴム弾性体58が圧縮方向に弾性変
形してこれを吸収する。また逆に粉砕機本体20が下向
きに相対変位したとき、下側の第二ゴム弾性体60が圧
縮弾性変形してこれを吸収する。
【0077】本例において、図6及び図7に示している
ように本体固定部材112は略下半部が拡径及び縮径可
能なスカート部114とされている。そしてそのスカー
ト部114の下端部内周側に環状突起116が、また粉
砕機本体20の外周面の対応する上下方向位置に環状凹
部118が形成されている。またスカート部114の、
環状突起116と反対側の外周面には環状溝120が形
成されており、その環状溝120内に金属バンド122
が入り込むようになっている。
【0078】即ちこの例では、環状溝120に金属バン
ド122を嵌め込み、且つこれを締め上げることで、本
体固定部材112におけるスカート部114が、環状突
起116と環状凹部118とを嵌合させる状態に、粉砕
機本体20に締結固定されるようになっている。このよ
うに本例では、金属バンド122,環状突起116,環
状凹部118にて固定手段が構成されている。
【0079】本例においても、安全蓋が安全カゴ124
にて構成されている。安全カゴ124は、メッシュ状の
周壁部88と、パンチング孔を有する板状部材から成る
底部90とを有している点で前記実施例と同様である。
但し本例では、安全カゴ124の周壁部88の外周部に
帯状のマグネット(この例では可撓性のマグネットテー
プ)128が全周に亘って巻き付けられている。
【0080】一方取付フランジ26の側には、安全カゴ
124が下降位置まで下降した時点でマグネット128
に対向する位置に、安全スイッチ手段としてリードスイ
ッチ130が取り付けられている。この例において、安
全カゴ124のフランジ部86には、図8に示すように
雄ねじ132が設けられている。一方取付フランジ26
の内周面、つまり投入通路78の内壁面には、対応する
雌ねじ134が形成されており、それら雄ねじと雌ねじ
とが螺合されるようになっている。
【0081】従って本例では、安全カゴ124を回転操
作することで安全カゴ124を投入通路78内部におい
て上下に移動させることができる。またそれら雄ねじ1
32と雌ねじ134とのねじ結合に基づいて、安全カゴ
124を閉位置である下降位置と、開位置である上昇位
置とにそれぞれ位置保持することができる。ここで安全
カゴ124の回転操作は中心部のつまみ126において
回転力を加えることによって行なうことができる。
【0082】尚、本例において安全カゴ124のフラン
ジ部86が取付フランジ26における段付部36に当接
した位置を下降位置(閉位置)として定めることができ
る。
【0083】本例の場合、安全カゴ124を下降位置ま
で下降させた時点で、リードスイッチ130が安全カゴ
124に取り付けたマグネット128に対向する状態と
なり、そこでリードスイッチ130がオン動作する。
【0084】尚、図6,図7,図8の実施例では防振支
持ユニット110,緩衝部材106,本体固定部材11
2,金属バンド122,リードスイッチ130及びマグ
ネット128等の組合せで生ごみ粉砕機18を構成して
いるが、これらの組合せは必ずしも必然的なものではな
く、第一の実施例において採用した、対応する各要素と
適宜組合せを変えることによって、生ごみ粉砕機18を
構成することも可能である。以下の実施例においても同
様である。
【0085】図9,図10,図11は本発明の更に他の
実施例を示している。この例では、シール部材且つ連結
部材を兼ねた緩衝部材として蛇腹状の緩衝部材136を
用いており、その上端側及び下端側がそれぞれ金属バン
ド52によって、取付フランジ26側と粉砕機本体20
側とに固定されている。取付フランジ26と粉砕機本体
20との間には隙間が形成されている点で、上記第一及
び第二の実施例と同様である。
【0086】本例においても、図11(A)に示してい
るように第二の実施例と同様に本体固定部材112にお
ける略下半部がスカート部114とされている。但し本
例では、本体固定部材112における円筒部の外周面に
雄ねじ138が形成されており、この雄ねじ138に対
して雌ねじリング140が螺合されている。
【0087】而してこの雌ねじリング140を回転操作
して下向きに移動させて行くと、同図(B)に示してい
るようにスカート部114が強制的に縮径させられて環
状突起116が粉砕機本体20側の環状凹部118に嵌
まり込む。そして更に雌ねじリング140の締付力で、
本体固定部材112が粉砕機本体20に強く締結固定さ
れる。
【0088】本例における安全蓋としての安全カゴ14
2は、メッシュ状の周壁部88と、底部90と、更にフ
ランジ部86とを有する点で上記の実施例と同様であ
る。また底部90の下面に環状の立下り部92を有して
いる点で、前記の実施例と同様である。但し本例では立
下り部92に傾斜カム面144と、上向きの溝146が
設けられている点で前記の実施例とは異なっている。ま
たこれに対応してマイクロスイッチ100の可動部14
8の先端部が逆テーパ形状に形成されている。
【0089】この例の場合、安全カゴ142を下向きに
押し下げると、傾斜カム面144の作用でマイクロスイ
ッチ100の可動部148が内方に引き出された上、上
向きの溝146に嵌まり込む。一方安全カゴ142を上
向きに移動させると、マイクロスイッチ100の可動部
148が元の位置に引き込まれる。そしてその引き込ま
れた可動部148の上に安全カゴ142が載った状態と
なる。即ち安全カゴ142が可動部148の上に載った
状態となって、安全カゴ142が開位置である上昇位置
に保持される。また逆にこれを下向きに押し下げて可動
部148が溝146に嵌まり込んだ状態で、安全カゴ1
42が閉位置である下降位置に位置保持される。尚この
例においては、マイクロスイッチ100の可動部148
が内方に引き出されることでマイクロスイッチ100が
オン動作する。
【0090】上記図6,図7,図8及び図9,図10,
図11に示す実施例の何れにおいても、安全カゴ12
4,142が下降位置に位置した状態で幅挾部80との
間に設定した微小な隙間S2を形成する点で、第一の実
施例と同様である。尚図10において、150は安全カ
ゴ142の中心部に設けたつまみである。
【0091】次に図12,図13,図14は本発明の更
に他の実施例を示している。この例では、本体固定部材
56に環状溝152を設けて、そこに回転リング154
を回転可能に装着している。回転リング154の内側に
は、爪部材156の収容空間158が形成されていて、
そこに爪部材156が半径方向に移動可能に組み込まれ
ている。
【0092】この爪部材156には、図14(A)に示
しているように上向きの案内用の突起160が設けられ
ている。一方回転リング154には、対応する位置にカ
ム溝162が形成されており、そのカム溝162の内部
に、案内用の突起160が摺動可能に嵌入している。
【0093】カム溝162は、図14(B)に示してい
るように周方向に沿って矢印と反対方向に進むにつれて
中心側に接近し、また矢印方向に進むにつれて中心から
離間する形状とされている。
【0094】本例の場合、回転リング154を図14
(B)において矢印方向に回転させることで、爪部材1
56を図14(A)において右向きに押し出させ、その
先端を粉砕機本体20側の環状凹部118(図12参
照)内に嵌まり込ませる。これによって本体固定部材5
6が粉砕機本体20に対して締結固定状態となる。逆に
回転リング154を図14(B)において矢印と反対方
向に回転操作すると、爪部材156が図14(A)にお
いて左方向に後退し、爪部材156と環状凹部118と
の係合が外れる。ここにおいて本体固定部材56と粉砕
機本体20との締結が解除される。本例においては、回
転リング154と爪部材156及び環状凹部118によ
って固定手段が構成されている。
【0095】本例においては、取付フランジ26の内周
面、つまり投入通路78の内壁面所定高さ位置に、内向
きの突起164が形成されている。そしてその突起16
4を乗り越えるようにして安全カゴ124が上下に移動
可能とされている。
【0096】而してつまみ150を持って安全カゴ12
4を上向きに引っ張り上げ、フランジ部86が突起16
4を乗り越えたところで手を離すと、フランジ86が突
起164の上に載った状態に安全カゴ124が位置保持
される。即ち開位置である上昇位置に位置保持される。
【0097】一方、つまみ150に対して下向きの押込
力を加えるとフランジ部86が突起164を乗り越えて
安全カゴ124が下向きに押し込まれる。そして図12
に示しているようにフランジ部86が取付フランジ26
の段付部36に当接することによって、安全カゴ124
の下降端が規定される。即ち下降位置において安全カゴ
124が取付フランジ26の段付部36によって位置保
持された状態となる。
【0098】このとき、安全カゴ124と幅挾部80と
の間に、安全カゴ124の周壁部88からの通過水によ
って水封可能な微小な設定隙間S2が形成される点は上
記の各実施例と同様である。
【0099】以上本発明の実施例を詳述したがこれらは
あくまで一例示である。例えば本発明は、図16に示す
取付フランジユニット211を用いて生ごみ粉砕機18
をシンク12に取り付けるようにし、そしてそのフラン
ジユニット211における取付フランジ212に固定状
態となる側の部品と、粉砕機本体20側に固定状態とな
る部品との間で生ごみ粉砕機18を上下に分離し、その
分離部位において、粉砕機本体20を含む下側部分を、
筒状の可撓性部材から成る緩衝部材にて吊持するように
成すことも可能である。その他本発明は、その主旨を逸
脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である生ごみ粉砕機を流し台
に取り付けた状態で示す全体図である。
【図2】図1の生ごみ粉砕機のシンクへの取付構造を各
部品に分解して示す分解図である。
【図3】図1及び図2における生ごみ粉砕機の安全カゴ
の斜視図である。
【図4】図2の生ごみ粉砕機の取付状態の要部断面図で
ある。
【図5】図1から図4の生ごみ粉砕機の作用を説明する
ための説明図である。
【図6】本発明の他の実施例の生ごみ粉砕機の取付状態
の要部断面図である。
【図7】図6の生ごみ粉砕機の取付構造を各部品に分解
して示す分解図である。
【図8】図6の要部の拡大図である。
【図9】本発明の更に他の実施例の生ごみ粉砕機の取付
状態の要部断面図である。
【図10】図9の生ごみ粉砕機の取付構造を各部品に分
解して示す分解図である。
【図11】図9の要部の拡大図である。
【図12】本発明の更に他の実施例の生ごみ粉砕機の取
付状態の要部断面図である。
【図13】図12の生ごみ粉砕機の取付構造を各部品に
分解して示す分解図である。
【図14】図12の要部拡大図である。
【図15】従来の生ごみ粉砕機を流し台への取付状態で
示す図である。
【図16】図15の生ごみ粉砕機の取付構造の分解斜視
図である。
【符号の説明】
12 シンク 18 生ごみ粉砕機 20 粉砕機本体 24 取付穴 26 取付フランジ 36 段付部 38 締付ナット 46,106,136 緩衝部材(シール部材,連結部
材) 54,110 防振支持ユニット 56,112 本体固定部材 58 第一ゴム弾性体 60 第二ゴム弾性体 62 ボルト 64 ナット 66,68 挾持部 70 係止爪 72 係止凹部 76 投入口 78 投入通路 80 幅挾部 84,124,142 安全カゴ(安全蓋) 86 フランジ部 88 周壁部 92 立下り部 100 マイクロスイッチ 102,148 可動部 116 環状突起 118 環状凹部 128 マグネット 130 リードスイッチ 132,138 雄ねじ 134 雌ねじ 140 雌ねじリング 154 回転リング 156 爪部材 164 突起 S1 大きな隙間 S2 微小な隙間

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)シンクの取付穴の周縁部を上面側
    から直接若しくはアダプタ等他部材を介して挾み込む取
    付フランジと、(ロ)該シンクの下面側から該取付フラ
    ンジにねじ込まれて該シンクの取付穴周縁部を下面側か
    ら挾み込み、該取付フランジを該シンクに固定状態とす
    る締付ナットと、(ハ)生ごみの粉砕処理室,粉砕機構
    及び駆動モータを備え、前記取付フランジを介して前記
    シンクに取り付けられ支持される粉砕機本体とを備えた
    生ごみ粉砕機において前記取付フランジを含む上側部分
    と、前記粉砕機本体を含む下側部分とを上下に分離し
    て、該分離部位に筒状の可撓性の緩衝部材を配置し、該
    緩衝部材の上端側を該上側部分に、下端側を該下側部分
    に且つ該下側部分の相対変位を許容する状態にそれぞれ
    固定し、該下側部分を該緩衝部材にて吊持するように成
    したことを特徴とする生ごみ粉砕機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記取付フランジと
    前記粉砕機本体とを直接連結して、該連結部分でそれら
    を上下に分離するようにし、且つ前記緩衝部材を連結部
    材として該取付フランジと該粉砕機本体とを該粉砕機本
    体が相対変位できる状態に連結したことを特徴とする生
    ごみ粉砕機。
  3. 【請求項3】 (イ)シンクの取付穴の周縁部を上面側
    から直接若しくはアダプタ等他部材を介して挾み込む取
    付フランジと、(ロ)該シンクの下面側から該取付フラ
    ンジにねじ込まれて該シンクの取付穴周縁部を下面側か
    ら挾み込み、該取付フランジを該シンクに固定状態とす
    る締付ナットと、(ハ)生ごみの粉砕処理室,粉砕機構
    及び駆動モータを備え、前記取付フランジを介して前記
    シンクに取り付けられ支持される粉砕機本体とを備えた
    生ごみ粉砕装置において前記取付フランジと前記粉砕機
    本体とを上下に分離するとともに、前記締付ナットと、
    その下側に位置し、固定手段にて該粉砕機本体に固定締
    結される本体固定部材と、それら締付ナット及び本体固
    定部材間に介在させた弾性体の弾性変形に基づいてそれ
    ら締付ナットと本体固定部材との間で緩衝作用を行う緩
    衝装置とを含んだ防振支持ユニットを設け、該防振支持
    ユニットにて該粉砕機本体を相対変位可能な状態で前記
    取付フランジに連結したことを特徴とする生ごみ粉砕
    機。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記緩衝装置は、前
    記締付ナット及び本体固定部材のそれぞれに形成した鍔
    状の挾持部の間に挾まれる第一弾性体と、該締付ナット
    の挾持部の上側又は本体固定部材の挾持部の下側に配さ
    れた第二弾性体と、それら第一弾性体及び第二弾性体を
    介して締付ナット及び本体固定部材の各挾持部を上下に
    締結する締結具とを有していることを特徴とする生ごみ
    粉砕機。
  5. 【請求項5】 請求項3,4の何れかにおいて、前記取
    付フランジと粉砕機本体との分離部を外周面側から包み
    込んで該分離部を水密にシールする筒状のシール部材を
    設けたことを特徴とする生ごみ粉砕機。
  6. 【請求項6】 シンクの取付穴に取り付けられ、投入口
    から投入された生ごみを該投入口に続く投入通路を通じ
    て下方の粉砕室に導き、粉砕処理して排出する生ごみ粉
    砕機において前記投入口に続く投入通路内に、閉位置に
    おいて該投入通路を通じて所定量の水の通過を許容する
    安全蓋を装着するとともに、該投入通路の一部を幅の狭
    い幅狭部となし、該安全蓋を、該幅狭部との間に該通過
    水によって水封可能な小さな設定隙間を形成する閉位置
    としての下降位置と、該幅狭部との間に該設定隙間より
    大きな隙間を形成する開位置としての上昇位置との間で
    移動可能となした上、該安全蓋を該下降位置と上昇位置
    とにそれぞれ保持する位置保持機構を設け、更に該安全
    蓋の該下降位置への下降によりオン動作し、上昇により
    オフ動作する安全スイッチ手段を設けたことを特徴とす
    る生ごみ粉砕機。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記位置保持機構
    が、前記安全蓋の外周面に設けた雄ねじと、前記投入通
    路の内壁面に設けた雌ねじとを有していることを特徴と
    する生ごみ粉砕機。
  8. 【請求項8】 請求項6,7の何れかにおいて、前記安
    全蓋が、水の通過が可能なメッシュ状の周壁部を備えた
    安全カゴとされており、該周壁部を通過した水によって
    前記隙間を水封するものとされていることを特徴とする
    生ごみ粉砕機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002301396A (ja) * 2001-04-05 2002-10-15 Teral Kyokuto Inc ディスポーザの投入口蓋
JP2005087806A (ja) * 2003-09-12 2005-04-07 Sanix Inc 生ゴミ粉砕装置
WO2017069539A1 (ko) * 2015-10-20 2017-04-27 주식회사 허머 음식물 쓰레기 분쇄기, 미생물 처리기 및 음식물 쓰레기 처리 장치
CN106944200A (zh) * 2017-04-06 2017-07-14 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 垃圾粉碎机的腔体结构和垃圾粉碎机

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