JPH10323532A - 2筒式除湿装置 - Google Patents

2筒式除湿装置

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JPH10323532A
JPH10323532A JP9154504A JP15450497A JPH10323532A JP H10323532 A JPH10323532 A JP H10323532A JP 9154504 A JP9154504 A JP 9154504A JP 15450497 A JP15450497 A JP 15450497A JP H10323532 A JPH10323532 A JP H10323532A
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chamber
valve
dehumidifying
cylinder
air
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Masatami Yamanaka
雅民 山中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】弁の数を少なくすることができる2筒式除湿装
置を提供する。 【解決手段】弁棒51の往復移動に伴って、弁棒51内
部を一対の除湿筒2a,2bに選択的に連通させる単一
の切換弁5を備える。この切換弁5により、主空気通路
1に導入された圧縮空気を一方の除湿筒に供給して除湿
すると同時に、他方の除湿筒の吸着剤Aを再生する動作
を、各除湿筒毎に交互に行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は2筒式除湿装置に
関する。より詳しくは、例えば鉄道車両の床下において
空気圧縮機と元空気溜との間に配置され、交互に除湿、
再生動作を行う一対の除湿筒を備える2筒式除湿装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の2筒式除湿装置は、例えば実公
平6−2733号公報に開示されている。この公報に開
示された2筒式除湿装置は、図5に示すように、空気圧
縮機から吐出された圧縮空気を導入口101aから導入
して吐出口101bから吐出する主空気通路101を備
えており、この主空気通路101の途中部には、二つに
分岐した分岐路101c,101dが設けられている。
各分岐路101c,101dには、吸着剤を内蔵した第
1,第2除湿筒102,103がそれぞれ設けられてお
り、当該分岐路101c,101dの一次側(各除湿筒
102,103よりも導入口101a側)には、空気パ
イロット圧式の第1,第2切換弁104,105がそれ
ぞれ設けられている。
【0003】上記分岐路101c,101dの二次側
(除湿筒102,103よりも吐出口101b側)に
は、第1,第2除湿筒102,103によって除湿され
た圧縮空気が、吐出口101b側から各除湿筒102,
103に逆流するのを防止する第1,第2逆止弁10
6,107が設けられており、この第1,第2逆止弁1
06,107と第1,第2除湿筒102,103との間
の分岐路101c,101dどうしは、途中部に絞り1
08を設けた再生用通路109によって互いに連通され
ている。この再生用通路109は、一方の除湿筒によっ
て除湿された圧宿空気の一部を、再生用空気として他方
の除湿筒に供給するためのものである。
【0004】上記分岐路101c,101dのうちの除
湿筒102,103と各切換弁104,105との間に
は、除湿筒102,103内の吸着剤を再生した後の圧
縮空気を大気中に排出するための第1,第2排気通路1
10,111が接続されており、この第1,第2排気通
路110,111には、当該排気通路110,111を
開閉するための第1,第2排気弁112,113が設け
られている。また、上記分岐路101c,101dのう
ちの第1,第2逆止弁106,107と吐出口101b
との間には、第1,第2パイロット通路114,115
の一端が接続されており、この第1,第2パイロット通
路114,115の他端は、第1、第2切換弁104,
105及び第1,第2排気弁112,113のそれぞれ
のパイロット室に接続されている。さらに、各パイロッ
ト通路114,115の途中部には、第1,第2逆止弁
106,107を通過した圧縮空気の一部を、パイロッ
ト空気として上記各弁のパイロット室に選択的に供給す
るための第1,第2電磁弁116,117が設けられて
いる。主空気通路101の導入口101a側と吐出口1
01b側とは、補償通路118によって直結されてお
り、この補償通路118には、導入口101aと吐出口
101bとの圧力差が所定圧以上になると作動して、主
空気通路101の導入口101a側と吐出口101b側
とを、分岐路101c,101dを経由することなく連
通させるリリーフ弁119が設けられている。このリリ
ーフ弁119を有する補償通路118は、故障によって
一対の切換弁104,105が共に閉位置になった場合
に、導入口101a側の主空気通路101が異常に昇圧
するのを防止するためのものである。
【0005】上記2筒式除湿装置は、図示しないタイマ
回路からの信号により例えば第1電磁弁116が励磁さ
れ、第2電磁弁117が消磁されると、第1パイロット
通路114が開通し、第2パイロット通路115が遮断
される。これにより、主空気通路101の吐出口101
b側に残留している圧縮空気、又は一方の除湿筒103
を通過した後述の乾燥空気の一部が、パイロット空気と
して第1パイロット通路114を通して第1切換弁10
4及び第1排気弁112に供給される。この結果、第1
切換弁104が閉位置となって分岐路101cが遮断さ
れるとともに、第1排気弁112が開位置となって第1
排気通路110が開通する。また、上記第2パイロット
通路115が遮断されることにより、第2切換弁105
が開位置となって、主空気通路101の導入口101a
側から第2除湿筒103に対して圧縮空気が供給される
とともに、第2排気弁113が閉位置となって第2排気
通路111が遮断される。
【0006】上記第2除湿筒103に供給された圧縮空
気は、吸着剤によって含有水分が除去された乾燥空気と
なって、一部が再生用空気として再生用通路109を通
して第1除湿筒102に供給され、その他は第2逆止弁
107を通過して主空気通路101の吐出口101bよ
り図示しない元空気溜等へ供給される。また、再生用通
路109を通過し、その絞り108によって膨張した乾
燥空気は、第1除湿筒102を通過する際に、吸着剤中
の湿気を除去しながら、つまり吸着剤を再生しながら第
1排気通路110を通して大気中に放出される。
【0007】このような第1除湿筒102における吸着
剤の再生動作と、第2除湿筒103における乾燥空気の
生成動作とが所定時間行われると、タイマ回路が上記と
逆の信号を出力して、第1電磁弁116が消磁し、第2
電磁弁117が励磁される。これにより、第1除湿筒1
02において乾燥空気の生成動作が行われ、第2除湿筒
103において吸着剤の再生動作が行われる。以上のよ
うに第1除湿筒102と第2除湿筒103とにおいて、
除湿と再生の各動作が交互に繰り返されることにより、
主空気通路101の吐出口101bからは、常に乾燥し
た圧縮空気が吐出されることになる。このため、車両等
の空気消費量の増大に応じて空気圧縮機の稼働時間が長
くなっても、除湿性能を低下させることなく必要量の圧
縮空気を連続的に供給することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記2筒式
除湿装置は、一対の除湿筒102,103に対して圧縮
空気を交互に供給するための切換弁と、各除湿筒10
2,103の吸着剤を再生した後の圧縮空気を交互に排
気するための排気弁とが、各除湿筒102,103毎に
必要であるので、1筒式除湿装置に比べて部品点数が多
くなる。このため、メンテナンス作業が煩雑になったり
装置全体が大型になったりするという問題があった。ま
た、故障によって一対の切換弁104,105が共に閉
位置となって、主空気通路101の導入口101a側が
異常に昇圧するのを防止するために、リリーフ弁119
を有する補償通路118を設ける必要があるので、さら
に部品点数が多くなるという問題があった。この発明は
上記問題点に鑑みてなされたものであり、2筒式除湿装
置において部品点数を削減することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1記載の2筒式除湿装置は、空気圧縮機から吐
出される圧縮空気を導入口(1a)から導入して吐出口(1b)
から吐出するとともに、上記導入口(1a)と吐出口(1b)と
の間に二つに分岐した分岐路(11,12)を有する主空気通
路(1) と、上記主空気通路(1) の各分岐路(11,12)に設
けられ、上記圧縮空気(1) を除湿する一対の除湿筒(2a,
2b) と、除湿筒(2a,2b) の一方によって除湿された圧宿
空気の一部を、再生用空気として除湿筒(2b,2a) の他方
に供給する再生用空気通路(3) と、除湿された圧縮空気
が、主空気通路(1) の吐出口(1a)側から各除湿筒(2a,2
b)に逆流するのを防止する一対の逆止弁(4a,4b) と、軸
方向へ往復移動可能な中空の弁棒(51)を有し、この弁棒
(51)の往復移動に伴って、弁棒(51)内部を上記一対の除
湿筒(2a,2b) に選択的に連通させることにより、主空気
通路(1) に導入された圧縮空気を除湿筒(2a,2b) の一方
に供給すると同時に除湿筒(2a,2b) の他方に供給した再
生用空気を排気する動作を、各除湿筒(2a,2b) 毎に交互
に行わせる単一の切換弁(5) と、を備えることを特徴と
する。
【0010】上記の構成の2筒式除湿装置によれば、主
空気通路(1) に導入された圧縮空気を除湿筒(2a,2b) の
一方に供給すると同時に除湿筒(2a,2b) の他方に供給し
た再生用空気を排気する動作を、単一の切換弁(5) によ
って各除湿筒(2a,2b) 毎に交互に行わせることができ
る。このため、上記動作を行うために少なくとも4個の
弁を必要としていた従来装置に比べて、弁の数を少なく
することができる。
【0011】請求項2記載の2筒式除湿装置は、上記切
換弁(5) が、弁棒(51)の一方への移動に伴って、その一
端開口部(51a) と密着して当該一端開口部(51a) を封止
し、弁棒(51)の他方への移動に伴って、上記一端開口部
(51a) と離反して当該一端開口部(51a) を開放すること
により、弁棒(51)内部を除湿筒除湿筒(2a,2b) の一方に
連通させる第1弁体(52)と、弁棒(51)の上記他方への移
動に伴って、その他端開口部(51b) と密着して当該他端
開口部(51b) を封止し、弁棒(51)の上記一方への移動に
伴って、他端開口部(51b) と離反して当該他端開口部(5
1b) を開放することにより、弁棒(51)内部を除湿筒(2a,
2b) の他方に連通させる第2弁体(53)とを備えることを
特徴とする。
【0012】この2筒式除湿装置によれば、弁棒(51)の
一方への移動に伴って、第1弁体(52)を弁棒(51)の一端
開口部(51a) と密着させて、当該一端開口部(51a) を封
止するとともに、第2弁体(53)を弁棒(51)の他端開口部
(51b) と離反させて、当該他端開口部(51b) を開放する
ことにより、当該他端開口部(51b) を通して弁棒(51)内
部を除湿筒(2a,2b) の一方に連通させることができる。
また、弁棒(51)の他方への移動に伴って、上記第2弁体
(53)を弁棒(51)の他端開口部(51b) に密着させて、当該
他端開口部(51b) を封止するとともに、上記第1弁体(5
2)を弁棒(51)の一端開口部(51a) と離反させて、当該一
端開口部(51a) を開放することにより、当該一端開口部
(51a) を通して弁棒(51)内部を除湿筒(2a,2b) の他方に
連通させることができる。このように、上記切換弁は、
弁棒(51)の一方への移動と他方への移動とにより、その
一端開口部(51a) と他端開口部(51b) とを交互に開放さ
せて、圧縮空気の給排を切り換えるものであるので、主
空気通路(1) の導入口(1a)側を、除湿筒(2a,2b) の何れ
か一方に必ず連通させておくことができる。このため、
主空気通路(1) の導入口(1a)側に導入された圧縮空気を
吐出口1b側に必ず供給することができる。したがっ
て、主空気通路(1) の導入口(1a)側が異常に昇圧するお
それがなく、従来必要としていたリリーフ弁を含む補償
通路が不要となる。
【0013】請求項3記載の2筒式除湿装置は、請求項
1記載の2筒式除湿装置において、上記切換弁(5) の弁
棒(51)が、パイロット圧で駆動されることを特徴とす
る。これにより、多量の空気容量を必要とする切換弁
(5) を、パイロット圧で切り換えることができるので、
ソレノイドにより直接切り換えるものに比べて、小型化
を図ることができ、その取付けスペースを小さくするこ
とができる。
【0014】請求項4記載の2筒式除湿装置は、空気圧
縮機から吐出される圧縮空気を導入口(1a)から導入して
吐出口(1b)から吐出するとともに、上記導入口(1a)と吐
出口(1b)との間に二つに分岐した分岐路(11,12) を有す
る主空気通路(1) と、上記主空気通路(1) の各分岐路(1
1,12) に設けられ、上記圧縮空気を除湿する一対の除湿
筒(2a,2b) と、除湿筒(2a,2b) の一方によって除湿され
た圧宿空気の一部を、再生用空気として除湿筒(2a,2b)
の他方に供給する再生用空気通路(3) と、除湿された圧
縮空気が、主空気通路(1) の吐出口(1b)側から各除湿筒
(2a,2b)に逆流するのを防止する一対の逆止弁(4a,4b)
と、主空気通路(1) に導入された圧縮空気を除湿筒(2a,
2b) の一方に供給すると同時に除湿筒(2a,2b) の他方に
供給した再生用空気を排気する動作を、各除湿筒(2a,2
b) 毎に交互に行わせる単一の切換弁(5) とを備え、上
記切換弁(5) が、上記分岐路(11,12) の一方と連通する
第1室(C1)と、パイロット圧の給排が行われる第2室(C
2)と、主空気通路(1) の導入口(1a)側から圧宿空気が供
給される第3室(C3)と、上記分岐路(11,12) の他方と連
通する第4室(C4)と、上記第2室(C2)及び第3室(C3)を
挿通し、両端部が上記第1室(C1)及び第4室(C4)に導入
された状態で軸方向へ往復移動可能に設けられ、上記パ
イロット圧の給排によって駆動されるとともに、内部の
途中部が第3室(C3)に連通された中空の弁棒(51)と、大
気に連通された第5室(C5)と、大気に連通された第6室
(C6)と、第1室(C1)と第5室(C5)とを連通させる第1連
通部(55)と、第4室(C4)と第5室(C5)とを連通させる第
2連通部(56)と、上記弁棒(51)の第1室(C1)側への移動
に伴って、弁棒(51)の一端開口部(51a)と密着して当該
一端開口部(51a) を封止するとともに、上記弁棒(51)の
第1室(C1)側への移動に追従して第1連通部(55)を開放
し、弁棒(51)の第4室(C4)側への移動に伴って、弁棒(5
1)の一端開口部(51a) と離反して当該一端開口部(51a)
を開放するとともに、上記弁棒(51)の第4室(C4)側への
移動に追従して第1連通部(55)を遮断する第1弁体(52)
と、上記弁棒(51)の第4室(C4)側への移動に伴って、弁
棒(51)の他端開口部(51b)と密着して当該他端開口部(51
b) を封止するとともに、上記弁棒(51)の第4室(C4)側
への移動に追従して第2連通部(56)を開放し、弁棒(51)
の第1室(C1)側への移動に伴って、弁棒(51)の他端開口
部(51b) と離反して当該他端開口部(51b) を開放すると
ともに、上記弁棒(51)の第1室(C1)側への移動に追従し
て第2連通部(56)を遮断する第2弁体(53)と、を有する
ことを特徴とする。
【0015】この2筒式除湿装置によれば、例えば電磁
弁(6) によって第2室(C2)におけるパイロット圧の給排
を制御することにより、弁棒(51)を第1室(C1)側へ移動
させると、第1弁体(52)と弁棒(51)の一端開口部(51a)
とを密着させて当該一端開口部(51a) を封止し、且つ第
2弁体(53)を弁棒(51)の他端開口部(51b) と離反させて
当該他端開口部(51b) を開放することができる。これに
より、主空気通路(1)の導入口(1a)側から第3室(C3)へ
供給された圧宿空気を、弁棒(51)の内部及び他端開口部
(51b) 並びに第4室(C4)を通して除湿筒(2a,2b) の一方
に供給して、これを除湿することができ、この除湿した
圧縮空気(乾燥空気)の一部を、再生用空気として除湿
筒(2a,2b) の他方に供給することができるとともに、そ
の他の乾燥空気を、主空気通路(1) の吐出口(1b)を通し
て所定部に供給することができる。また、上記第1弁体
(52)が上記弁棒(51)の第1室(C1)側への移動に追従する
ことにより、第1連通部(55)を開放して第1室(C1)と第
5室(C5)とを連通状態とすることができ、これと同時
に、第2弁体(53)により第2連通部(56)を遮断して第4
室(C4)と第6室(C6)とを非連通状態とすることができ
る。このため、除湿筒(2a,2b) の他方に供給された再生
用空気を、第1室(C1)、第1連通部(55)及び第5室(C5)
を通して大気中に排気することができるとともに、第3
室(C3)から弁棒(51)を通して第4室(C4)に供給された除
湿用の圧縮空気が、第2連通部(56)及び第6室(C6)を通
して大気中に排気されるのを阻止することができる。
【0016】一方、電磁弁(6) によるパイロット圧の給
排を、上記と逆に制御することにより、弁棒(51)を第4
室(C4)側へ移動させると、第2弁体(53)を弁棒(51)の他
端開口部(51b) に密着させて当該他端開口部(51b) を封
止し、且つ第1弁体(52)を弁棒(51)の一端開口部(51a)
と離反させて当該一端開口部(51a) を開放することがで
きる。これにより、主空気通路(1) の導入口(1a)側から
第3室(C3)へ供給された圧宿空気を、弁棒(51)の内部及
び一端開口部(51a) 並びに第1室(C1)を通して上記除湿
筒(2a,2b) の他方に供給して、これを除湿することがで
き、この除湿した圧縮空気の一部を、再生用空気として
上記除湿筒(2a,2b) の一方に供給することができるとと
もに、その他の圧縮空気を、主空気通路(1) の吐出口(1
b)を通して所定部に供給することができる。また、上記
第2弁体(53)が上記弁棒(51)の第4室(C4)側への移動に
追従することにより、第2連通部(56)を開放して第4室
(C4)と第6室(C6)とを連通状態とすることができ、これ
と同時に、第1弁体(52)により第1連通部(55)を遮断し
て第1室(C1)と第5室(C5)とを非連通状態とすることが
できる。このため、除湿筒(2a,2b) の一方に供給された
再生用空気を、第4室(C4)及び第6室(C6)を通して大気
中に排気することができるとともに、第3室(C3)から弁
棒(51)を通して第1室(C1)に供給された除湿用の圧縮空
気が、第5室(C5)を通して大気中に排気されるのを阻止
することができる。このように、上記2筒式除湿装置
は、主空気通路(1) に導入された圧縮空気を除湿筒(2a,
2b) の一方に供給すると同時に除湿筒(2a,2b) の他方に
供給した再生用空気を排気する動作を、単一の切換弁
(5) により各除湿筒(2a,2b) 毎に交互に行わせることが
できるので、上記動作を行うために少なくとも4個の弁
を必要としていた従来装置に比べて、弁の数を少なくす
ることができる。しかも、上記切換弁は、弁棒(51)の一
方への移動と他方への移動とにより、その一端開口部(5
1a) と他端開口部(51b) とを交互に開放させて、圧縮空
気の給排を切り換えるものであるので、主空気通路(1)
の導入口(1a)側を、除湿筒(2a,2b) の何れか一方に必ず
連通させておくことができる。このため、主空気通路
(1)の導入口(1a)側に導入された圧縮空気を吐出口1b
側に必ず供給することができる。したがって、主空気通
路(1) の導入口(1a)側が異常に昇圧する事態が生じるお
それがなく、従来必要としていたリリーフ弁を含む補償
通路が不要となる。
【0017】請求項5に記載の2筒式除湿装置は、請求
項4記載の2筒式除湿装置において、上記第3室(C3)に
対して区画された第7室(C7)を設け、この第7室(C7)
に、第2室(C2)に供給されたパイロット圧によって一方
へ移動させた弁棒(51)を、パイロット圧の排出に伴って
他方へ移動させる第1ばね(SP1) を設けたことを特徴と
する。この2筒式除湿装置によれば、第7室(C7)に設け
た第1ばね(SP1) により、第2室(C2)に供給されたパイ
ロット圧にて一方向へ移動させた弁棒(51)を、パイロッ
ト圧の排出に伴って他方へ移動させることができるが、
上記第7室(C7)が第3室(C3)に対して区画されているの
で、湿気を含んだ圧縮空気が第1ばね(SP1) に触れるの
を防止することができる。このため、第1ばね(SP1) が
錆びて早期に劣化するのを防止することができる。
【0018】請求項6に記載の2筒式除湿装置は、請求
項4記載の2筒式除湿装置において、上記第1弁体(52)
の背後に設けられ、当該第1弁体(52)によって上記第1
室(C1)及び第5室(C5)と区画された第1背後室(C8)と、
上記第2弁体(53)の背後に設けられ、当該第2弁体(53)
によって上記第4室(C4)及び第6室(C6)と区画された第
2背後室(C9)と、各背後室(C8,C9) に設けられ、各弁体
(52,53) を弁棒(51)方向へ付勢して、各連通部(55,56)
に設けられた弁座(55a,55b) に各弁体(52,53) を密着さ
せる第2ばね(SP2) と、を備えることを特徴とする。
【0019】この2筒式除湿装置によれば、背後室(C8,
C9) に設けられた第2ばね(SP2) の付勢力により、各連
通部(55,56) の弁座(55a,55b) に各弁体(52,53) をそれ
ぞれ密着させて、当該連通部(55,56) を遮断することが
できる。また、上記第1背後室(C8)が、第1弁体(52)に
よって第1室(C1)及び第5室(C5)と区画され、第2背後
室(C9)が、第2弁体(53)によって第4室(C4)及び第6室
(C6)と区画されているので、湿気を含んだ圧縮空気が第
2ばね(SP2) に触れることに起因して、第2ばね(SP2)
が錆びて早期に劣化するという不都合が生じるのを防止
することができる。
【0020】請求項7に記載の2筒式除湿装置は、請求
項6記載の2筒式除湿装置において、上記除湿筒(2a,2
b) にて除湿された圧縮空気の一部を、各背後室(C8,C9)
に供給して各弁体(52,53) に背圧を負荷する背圧用空
気通路(17)を備えることを特徴とする。この2筒式除湿
装置によれば、除湿筒(2a,2b) にて除湿された圧縮空気
の一部を、背圧用空気通路(17)を通して上記背後室(C8,
C9) に供給して弁体(52,53) に背圧を負荷しておくこと
ができる。この背圧は、主空気通路(1) の導入口(1a)側
から弁棒(51)を通して第1室(C1)又は第4室(C4)に供給
された圧縮空気の圧力に抗して弁体(52,53) に負荷され
るので、その分、付勢力の小さい第2ばね(SP2)を用い
て、上記弁座に弁体(52,53) を密着させることができ
る。したがって、空気圧縮機及び2筒式除湿装置の運転
が停止され、第2室(C2)にパイロット圧が、背後室(C8,
C9) に背圧がそれぞれ負荷されていない状態において、
弁体(52,53)と弁棒(51)又は弁座(55a,55b) との密着部
分の接触圧を小さくすることができ、当該密着部分が早
期にへたるのを防止することができる。また、上記背後
室(C8,C9) には、除湿筒(2a,2b) にて除湿された圧縮空
気が供給されるので、湿気を含んだ圧縮空気が第2ばね
(SP2) に触れることに起因して、第2ばね(SP2) が錆び
て早期に劣化するという不都合が生じるのを防止するこ
とができる。
【0021】請求項8記載の2筒式除湿装置は、請求項
7記載の2筒式除湿装置において、各弁体(52,53) の弁
棒(51)側の面に負荷される空気圧と、背面に負荷される
空気圧とをバランスさせていることを特徴とする。この
2筒式除湿装置によれば、弁体(52,53) の弁棒(51)側の
面に負荷される空気圧が、弁体(52,53) の背面側に負荷
される空気圧によって相殺され、弁体(52,53) の弁棒(5
1)側の面に負荷される空気圧に抗する付勢力を第2ばね
(SP2) に付加しておく必要がないので、第2ばね(SP2)
を付勢力の小さいもので構成することができる。このた
め、弁棒(51)と弁体(52,53) とが密着する際の衝撃を緩
和して、その密着面が早期にへたるのを防止することが
できる。また、第2ばね(SP2) の付勢力を小さくできる
ことに関連して、第1ばね(SP1)の付勢力も小さくする
ことができるので、空気圧縮機の起動直後等、主空気通
路(1) の空気圧が十分に立ち上がっていない状態でも、
当該空気圧をパイロット圧として、第1ばね(SP1)の付
勢力に抗して弁棒(51)を移動させることができる。
【0022】請求項9記載の2筒式除湿装置は、請求項
8記載の2筒式除湿装置において、上記背圧用空気通路
(17)の空気導入口側を、逆止弁(4a,4b) よりも上流側の
各分岐路(11,12) に接続していることを特徴とする。こ
れにより、空気圧縮機及び2筒式除湿装置の運転を停止
した状態で、主空気通路(1) の吐出口(1b)側に圧縮空気
が残留している場合であっても、当該圧縮空気が背後室
(C8,C9) に負荷されないので、当該運転停止状態におい
て、弁体(52,53) と弁棒(51)又は弁座(55a,55b) との密
着部分の接触圧を小さくすることができ、この密着部分
が早期にへたるのを防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の2筒式除湿装置
の実施の形態について詳述する。図1は、この発明の2
筒式除湿装置の一つの実施の形態を示す空気接続図であ
る。この2筒式除湿装置は、圧縮空気の導入口1aと吐
出口1bとの間に二つに分岐した第1,第2分岐路1
1、12を有する主空気通路1と、第1分岐路11に設
けられた第1除湿筒2aと、第2分岐路12に設けられ
た第2除湿筒2bと、第1除湿筒2aと第2除湿筒2b
の何れか一方によって除湿された圧宿空気(乾燥空気)
の一部を、再生用空気として他方の除湿筒に供給する再
生用空気通路3と、除湿された圧縮空気が、主空気通路
1の吐出口1b側から第1,第2各除湿筒2a,2bに
逆流するのを防止する第1,第2逆止弁4a,4bと、
主空気通路1に導入された圧縮空気を、第1除湿筒2a
と第2除湿筒2bの何れか一方に供給すると同時に、他
方の除湿筒に供給した再生用空気を排気する動作を、第
1,第2除湿筒2a,2b毎に交互に行わせる単一の空
気パイロット圧式切換弁5と、この切換弁5に対するパ
イロット圧の給排を制御するための電磁弁6とによって
主要部が構成されている。
【0024】上記主空気通路1の導入口1aは、図示し
ない空気圧縮機に接続されており、吐出口1bは、図示
しない元空気溜に接続されている。また、上記主空気通
路1の導入口1aと切換弁5との間には、空気圧縮機か
ら供給される圧縮空気に含まれる水分を機械的に除去す
るヒータ7a付きのドレン分離器7が設けられている。
【0025】第1除湿筒2a及び第2除湿筒2bは、密
閉された容器の内部に、吸着剤Aを収容したもので、そ
の内部の底部側は切換弁5に、上部側は主空気通路1の
吐出口1b側にそれぞれ連通されている。再生用空気通
路3は、第1除湿筒2aと第2除湿筒2bのそれぞれの
上部側どうしを連通させており、その途中部には絞り1
3が設けられている。
【0026】切換弁5は、第1分岐路11と連通する第
1室C1と、電磁弁6からパイロット空気が供給される
第2室C2と、主空気通路1の導入口1a側から圧宿空
気が供給される第3室C3と、第2分岐路12と連通す
る第4室C4と、上記第1室C1に隣設された第5室C
5と、第4室C4に隣設された第6室C6と、第2室C
2と第3室C3との間に設けられた第7室C7と、この
第7室C7に収容された第1ばねSP1と、軸方向へ往
復移動可能な中空の弁棒51と、この弁棒51の一端開
口部51aに対向して設けられた第1弁体52と、弁棒
51の他端開口部51bに対向して設けられた第2弁体
53と、各弁体52,53の背後に設けられた第1、第
2背後室C8,C9と、各背後室C8,C9に収容され
た第2ばねSP2とを備えている。
【0027】上記第1室C1、第2室C2、第7室C
7、第3室C3及び第4室C4は、それぞれ密封性を保
持した状態で、図1において右側から左側に向かってこ
の順に設けられている。上記第2室C2と第7室C7と
は、弁棒51の軸方向へ沿って移動自在な可動隔壁54
によって仕切られており、この可動隔壁54は、上記第
1ばねSP1によって第2室C2方向へ常時弾性的に付
勢されている。したがって、上記可動隔壁54は、電磁
弁6から第2室C2にパイロット圧が供給されると、第
1ばねSP1の付勢力に抗して第3室C3側へ移動し、
第2室C2に供給されたパイロット圧が排除されると、
第1ばねSP1の付勢力によって、第1室C1側へ移動
する。
【0028】弁棒51は、第2室C2、第7室C7及び
第3室C3を挿通しているとともに、その一端開口部5
1aが第1室C1に、他端開口部51bが第4室C4に
それぞれ導入されている。また、弁棒51の途中部は、
可動隔壁54と同行可能に接続されている。このため、
第2室C2にパイロット圧が供給されて可動隔壁54が
第3室C3側へ移動すると、これに追従して弁棒51が
第2弁体53側へ移動し、上記パイロット圧が排除され
て可動隔壁54が第1室C1側へ移動すると、これに追
従して弁棒51が第1弁体52側へ移動する。そして、
弁棒51の上記第2弁体53側への移動に伴って、その
他端開口部51bが第2弁体53に密着して封止される
とともに、一端開口部51aが第1弁体52から離反し
て開放される。また、弁棒51の上記第1弁体52側へ
の移動に伴って、その一端開口部51aが第1弁体52
に密着して封止されるとともに、他端開口部51bが第
2弁体53から離反して開放される。
【0029】上記弁棒51の途中部には、その内部を第
3室C3に連通させるための連通孔51cが設けられて
おり、主空気通路1の導入口1a側から第3室C3に供
給された圧縮空気を、上記連通孔51c及び弁棒51の
内部を通して、第1室C1と第4室C4とに供給できる
ようになっている。なお、上記第7室C7は第3室C3
に対して区画されているので、湿気を含んだ圧縮空気が
第1ばねSP1に触れるのを防止することができる。こ
のため、第1ばねSP1が錆びて早期に劣化するのを防
止することができる。また、第1室C1と第2室C2、
第7室C7と第3室C3、及び第3室C3と第4室C4
をそれぞれ仕切る固定隔壁Kと、弁棒51の外周との間
の隙間は、シールによって封止されている。
【0030】第1弁体52及び第2弁体53は、弁棒5
1の軸方向へ沿って移動可能に設けられているととも
に、第1背後室C8及び第2背後室C9に収容された第
2ばねSP2によって、それぞれ弁棒51方向へ弾性的
に付勢されている。第1室C1と第5室C5とは、第1
連通部55を介して連通されており、この第1連通部5
5には、第1弁体52を密着させる第1弁座55a(図
3参照)が設けられている。また、第4室C4と第6室
C6とは、第2連通部56を介して連通されており、こ
の第2連通部56には、第2弁体53を密着させる第2
弁座56aが設けられている。各連通部55,56は、
それぞれの弁座55a,56aに弁体52,53を密着
させることにより遮断され、弁棒51によって弁体5
2,53を第2ばねSP2の付勢力に抗して移動させる
ことにより開放される。なお、上記第5室C5及び第6
室C6は、排気通路16及び消音器8を介して大気に連
通されている。
【0031】第1背後室C8は、第1弁体52によって
第1室C1及び第5室C5と区画されており、第2背後
室C9は、第2弁体53によって第4室C4及び第6室
C6と区画されている。また、各背後室C8,C9に
は、再生用空気通路3から複式逆止弁31を介して分岐
された背圧用空気通路17が接続されており、この背圧
用空気通路17を通して各背後室C8,C9に供給され
る圧縮空気によって、各弁体52、53に対して背圧を
負荷できるようになっている。この背圧は、第1室C1
又は第4室C4に供給された圧縮空気の圧力に抗して各
弁体52、53に負荷されるので、その分、付勢力の小
さい第2ばねSP2を用いて各弁座55a,56aに弁
体52、53を密着させることができる。このため、空
気圧縮機及び2筒式除湿装置の運転が停止され、第2室
C2にパイロット圧が、背後室C8,C9に背圧がそれ
ぞれ負荷されていない状態において、第1弁体52と弁
棒51との密着部分、及び第2弁体53と第2弁座56
aとの密着部分のそれぞれの接触圧を小さくすることが
でき、当該密着部分が早期にへたるのを防止することが
できる。
【0032】しかも、上記背圧用空気通路17の空気導
入側が、逆止弁4a,4bの上流側に接続されているの
で、空気圧縮機及び2筒式除湿装置の運転を停止した状
態で、主空気通路1の吐出口1b側に圧縮空気が残留し
ている場合であっても、当該圧縮空気が背後室C8,C
9に負荷されない。このため、上記運転停止中におい
て、第1弁体52と弁棒51との密着部分、及び第2弁
体53と第2弁座56aとの密着部分のそれぞれの接触
圧を小さくすることができ、この密着部分が早期にへた
るのを防止することができる。また、上記第1背後室C
8が第1室C1及び第5室C5と区画され、第2背後室
C9が第4室C4及び第6室C6と区画されているとと
もに、上記背後室C8,C9には、第1除湿筒2a又は
第2除湿筒2bにて除湿された圧縮空気が供給されるの
で、湿気を含んだ圧縮空気が第2ばねSP2に触れるこ
とに起因して、当該第2ばねSP2が錆びて早期に劣化
するという不都合が生じるのを防止することができる。
【0033】図3も参照して、上記第1室C1及び第4
室C4に供給された圧縮空気の空気圧は、通路18及び
通路19を通して各弁体52、53の背面に負荷されて
いる。この背面に対する空気圧の負荷面積は、各弁体5
2、53の弁棒51側の面(以下「表面」という)に対
する上記空気圧の負荷面積と等しくなるように設定され
ている。また、弁棒51の内部に導入された圧縮空気の
空気圧が各弁体52、53の表面に負荷される面積は、
各背後室C8,C9に供給された圧縮空気の空気圧(背
圧)が各弁体52、53の背面に負荷される面積と等し
くなるように設定されている。すなわち、上記各弁体5
2、53の表面に負荷される空気圧と、背面に負荷され
る空気圧とをバランスさせている。
【0034】したがって、各弁体52、53の表面に負
荷される空気圧を、各弁体52、53の背面に負荷され
る空気圧によって相殺することができ、各弁体52、5
3の表面に負荷される空気圧に抗する付勢力を第2ばね
SP2に付加する必要がないので、当該第2ばねSP2
の付勢力をより小さくすることができる。このため、弁
棒51と各弁体52、53とが密着する際の衝撃を緩和
して、その密着面が早期にへたるのを防止することがで
きる。また、第2ばねSP2の付勢力に対応させて第1
ばねSP1の付勢力も小さくすることができるので、空
気圧縮機の起動直後等、主空気通路1の空気圧が十分に
立ち上がっていない状態でも、当該空気圧をパイロット
圧として、第1ばねSP1の付勢力に抗して弁棒51を
移動させることができる。なお、上記切換弁5は、その
内部に導入された圧縮空気の除湿を促進するために、ヒ
ータ9によって温められている。
【0035】電磁弁6は、主空気通路1の吐出口1b側
と切換弁5の第2室C2とを接続する背圧用空気通路2
0の途中部に設けられている。この電磁弁6は、3ポー
ト2位置切換弁によって構成されており、消磁状態で第
2室C2にパイロット空気を供給し、励磁状態で第2室
C2に供給したパイロット空気を、大気中に排気する。
【0036】以上の構成の2筒式除湿装置の動作につい
て以下に説明する。まず、第2室C2にパイロット圧が
負荷されていない初期状態で、つまり、図1に示すよう
に、第1ばねSP1によって弁棒51が第1室C1側へ
移動されて、弁棒51の一端開口部51aが第1弁体5
2に密着して封止されているとともに、第1連通部55
が開放され、且つ他端開口部51bが第2弁体53から
離反して開放されているとともに、第2連通部56が遮
断されている状態で、空気圧縮機及び2筒式除湿装置の
電源を入れると、図示しないタイマ回路が作動するとと
もに電磁弁6が励磁される。すると、同図の白抜き矢印
で示すように、空気圧縮機から導入口1aを通して主空
気通路1に導入された圧縮空気を、第3室C3、弁棒5
1の内部及び第4室C4を通して第2除湿筒2bに供給
して、これを除湿することができ、この除湿した乾燥空
気の一部を、再生用空気として再生用空気通路3を通し
て第1除湿筒2aに供給して、当該第1除湿筒2aの吸
着剤Aを再生するとともに、その他の圧縮空気を、主空
気通路1の吐出口1bを通して元空気溜に供給すること
ができる。また、上記第1除湿筒2aの吸着剤Aを再生
した後の多量の湿気を含んだ圧縮空気を、第1室C1、
第1連通部55、第5室C5、排気通路16及び消音器
8を通して大気中に排気することができる。
【0037】上記した第2除湿筒2bによる除湿動作と
第1除湿筒2aの再生動作とが長時間行われると、第2
除湿筒2b内の吸着剤Aが湿気を多く含み、その除湿効
果が低減するので、タイマ回路のタイムアップ信号によ
り、電磁弁6が消磁される。これにより、主空気通路1
の吐出口1b側の圧縮空気が第2室C2へ供給され、当
該第2室C2にパイロット圧が負荷される。すると、図
2に示すように、弁棒51が第4室C4側へ移動され
て、その他端開口部51bが第2弁体53に密着して封
止されるとともに第2連通部56が開放され、これと同
時に、第1弁体52が第1弁体52から離反して、その
一端開口部51aが開放されるとともに、第1連通部5
5が遮断される。これにより、空気圧縮機から導入口1
aを通して主空気通路1に導入された圧縮空気を、第3
室C3、弁棒51の内部及び第1室C1を通して第1除
湿筒2aに供給して、これを除湿することができ、この
除湿した乾燥空気の一部を、再生用空気として再生用空
気通路3を通して第2除湿筒2bに供給して、当該第2
除湿筒2bの吸着剤Aを再生するとともに、その他の圧
縮空気を、主空気通路1の吐出口1bを通して元空気溜
に供給することができる。また、上記第2除湿筒2bの
吸着剤Aを再生した後の多量の湿気を含んだ圧縮空気
を、第4室C4、第2連通部56、第6室C6、排気通
路16及び消音器8を通して大気中に排気することがで
きる。以上の動作を繰り返すことにより、元空気溜に乾
燥した空気を連続的に供給することができる。
【0038】このように、上記2筒式除湿装置は、単一
の切換弁5により、主空気通路1に導入された圧縮空気
の除湿動作と各除湿筒2a,2bの再生動作とを、所定
時間間隔で交互に行わせることができるので、上記動作
を行うために少なくとも4個の弁を必要としていた従来
装置に比べて、弁の数を少なくすることができる。しか
も、切換弁5が、弁棒51の一方への移動と他方への移
動とによって圧縮空気の給排を切り換えるものであるの
で、弁棒51の一端開口部51aと他端開口部51bと
が同時に封止されるのを、機械的に阻止することができ
る。このため、導入口1aから主空気通路1に導入され
た圧縮空気は、第1除湿筒2aと第2除湿筒2bの何れ
か一方に必ず供給されることになる。したがって、上記
圧縮空気が、除湿筒2a、2bの何れにも供給されない
という事態が生じるおそれがないので、主空気通路1の
導入口1a側の圧力が異常に高くなるのを防止するため
に従来要していたリリーフ弁が不要となり、弁の数をさ
らに少なくすることができるとともに、このリリーフ弁
を含む補償通路も不要となるので、その分、配管を簡素
化することができる。
【0039】図4は他の実施の形態を示す空気接続図で
ある。この実施の形態が、図1に示す実施の形態と異な
る点は、主空気通路1の導入口1a側を第5室C5及び
第6室C6に接続し、第3室C3を排気通路16に接続
した点である。この実施の形態によれば、第1ばねSP
1によって弁棒51が第1室C1側へ移動された状態
で、空気圧縮機から導入口1aを通して主空気通路1に
導入された圧縮空気を、第5室C5、第1連通部55及
び第1室C1を通して第1除湿筒2aに供給して、これ
を除湿することができ、この除湿した乾燥空気の一部
を、再生用空気として再生用空気通路3を通して第2除
湿筒2bに供給して、当該第2除湿筒2bの吸着剤Aを
再生するとともに、その他の圧縮空気を、主空気通路1
の吐出口1bを通して元空気溜に供給することができ
る。また、上記第2除湿筒2bの吸着剤Aを再生した後
の多量の湿気を含んだ圧縮空気を、第4室C4、弁棒5
1の内部、第3室C3、排気通路16及び消音器8を通
して大気中に排気することができる。
【0040】一方、第2室C2に負荷されたパイロット
圧によって弁棒51が第4室C4側へ移動された状態で
は、空気圧縮機から導入口1aを通して主空気通路1に
導入された圧縮空気を、第6室C6、第2連通部56及
び第4室C4を通して第2除湿筒2bに供給して、これ
を除湿することができ、この除湿した乾燥空気の一部
を、再生用空気として再生用空気通路3を通して第1除
湿筒2aに供給して、当該第1除湿筒2aの吸着剤Aを
再生するとともに、その他の圧縮空気を、主空気通路1
の吐出口1bを通して元空気溜に供給することができ
る。また、上記第1除湿筒2aの吸着剤Aを再生した後
の多量の湿気を含んだ圧縮空気を、第1室C1、弁棒5
1の内部及び第3室C3、排気通路16及び消音器8を
通して大気中に排気することができる。
【0041】この実施の形態においても、単一の切換弁
5により、主空気通路1に導入された圧縮空気の除湿動
作と各除湿筒2a,2bの再生動作とを、所定時間間隔
で交互に行わせることができるとともに、従来要してい
たリリーフ弁が不要となるので、弁の数を少なくするこ
とができる。この発明の2筒式除湿装置は、上記実施の
形態に限定されるものでなく、例えば、第2室C2と第
7室C7とを、第4室C4と第3室C3との間に設ける
こと、第2室C2と第7室C7とを、左右逆にして設け
ること等、種々の設計変更を施すことができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の2筒式除
湿装置によれば、主空気通路に導入された圧縮空気の除
湿動作と各除湿筒の再生動作とを、単一の切換弁によっ
て、各除湿筒毎に交互に行わせることができるので、上
記動作を行うために少なくとも4個の弁を必要としてい
た従来装置に比べて、弁の数を少なくすることができ
る。このため、2筒式除湿装置の部品点数を削減するこ
とができ、そのメンテナンス作業の簡略化と装置の小型
化とを達成することができる。
【0043】請求項2記載の2筒式除湿装置によれば、
切換弁が、弁棒の一方への移動と他方への移動とによっ
て圧縮空気の給排を切り換えるものであるので、弁棒の
一端開口部と他端開口部とが同時に封止されるのを、機
械的に阻止することができる。このため、主空気通路の
導入口の圧力が異常に高くなるのを防止するために従来
要していたリリーフ弁が不要となり、弁の数をさらに少
なくすることができるとともに、このリリーフ弁を含む
補償通路も不要となるので、その分、配管を簡素化する
ことができる。
【0044】請求項3記載の2筒式除湿装置によれば、
上記切換弁の弁棒が、パイロット圧で駆動されるもので
あるので、多量の空気容量を必要とする切換弁を、ソレ
ノイドにより駆動するものに比べて小型にすることがで
き、その取付けスペースを小さくすることができる。
【0045】請求項4記載の2筒式除湿装置によれば、
主空気通路に導入された圧縮空気の除湿動作と各除湿筒
の再生動作とを、単一の切換弁によって、各除湿筒毎に
交互に行わせることができるので、上記動作を行うため
に少なくとも4個の弁を必要としていた従来装置に比べ
て、弁の数を少なくすることができる。このため、2筒
式除湿装置の部品点数を削減することができ、そのメン
テナンス作業の簡略化と装置の小型化とを達成すること
ができる。
【0046】請求項5に記載の2筒式除湿装置によれ
ば、第7室が第3室に対して区画されているので、湿気
を含んだ圧縮空気が第1ばねに触れるのを防止すること
ができる。このため、第1ばねが錆びて早期に劣化する
のを防止することができる。
【0047】請求項6に記載の2筒式除湿装置によれ
ば、第1背後室が、第1室及び第5室と区画され、第2
背後室が、第4室及び第6室と区画されているので、湿
気を含んだ圧縮空気が第2ばねに触れることに起因し
て、第2ばねが錆びて早期に劣化するという不都合が生
じるのを防止することができる。
【0048】請求項7に記載の2筒式除湿装置によれ
ば、除湿筒にて除湿された圧縮空気の一部を、背圧用空
気通路を通して背後室に供給して各弁体に背圧を負荷し
ておくことができるので、その分、付勢力の小さい第2
ばねを用いて、上記弁座に各弁体を密着させることがで
きる。このため、空気圧縮機及び2筒式除湿装置の運転
が停止され、第2室にパイロット圧が、背後室に背圧が
それぞれ負荷されていない状態において、各弁体と弁棒
又は弁座との密着部分の接触圧を小さくすることがで
き、当該密着部分が早期にへたるのを防止することがで
きる。また、上記背後室には、除湿筒にて除湿された圧
縮空気が供給されるので、湿気を含んだ圧縮空気が第2
ばねに触れることに起因して、第2ばねが錆びて早期に
劣化するという不都合が生じるのを防止することができ
る。
【0049】請求項8記載の2筒式除湿装置によれば、
各弁体の弁棒側の面に負荷される空気圧に抗する付勢力
を第2ばねに付加する必要がなく、第2ばねの付勢力を
小さくすることができるので、弁棒と弁体とが密着する
際の衝撃を緩和して、その密着面が早期にへたるのを防
止することができる。また、第1ばねの付勢力も小さく
することができるので、空気圧縮機の起動直後等、主空
気通路の空気圧が十分に立ち上がっていない状態でも、
当該空気圧をパイロット圧として弁棒を支障なく移動さ
せることができる。
【0050】請求項9記載の2筒式除湿装置によれば、
空気圧縮機及び2筒式除湿装置の運転を停止した状態
で、主空気通路の吐出口側に圧縮空気が残留している場
合であっても、当該圧縮空気が背後室に負荷されないの
で、当該運転停止状態において、各弁体と弁棒又は弁座
との密着部分の接触圧を小さくすることができ、この密
着部分が早期にへたるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る2筒式除湿装置の
空気接続図である。
【図2】切換弁を切り換えた状態を示す空気接続図であ
る。
【図3】切換弁の要部断面図である。
【図4】他の実施の形態を示す空気接続図である。
【図5】従来例を示す空気接続図である。
【符号の説明】
1 主空気通路 1a 導入口 1b 吐出口 11 第1分岐路 12 第2分岐路 2a 第1除湿筒 2b 第2除湿筒 3 再生用空気通路 4a 第1逆止弁 4b 第2逆止弁 5 切換弁 51 弁棒 52 第1弁体 53 第2弁体 16 排気通路 17 背圧用空気通路 C1 第1室 C2 第2室 C3 第3室 C4 第4室 C5 第5室 C6 第6室 C7 第7室 C8 第1背後室 C9 第2背後室 SP1 第1ばね SP2 第2ばね

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気圧縮機から吐出される圧縮空気を導入
    口から導入して吐出口から吐出するとともに、上記導入
    口と吐出口との間に二つに分岐した分岐路を有する主空
    気通路と、 上記主空気通路の各分岐路に設けられ、上記圧縮空気を
    除湿する一対の除湿筒と、 除湿筒の一方によって除湿された圧宿空気の一部を、再
    生用空気として除湿筒の他方に供給する再生用空気通路
    と、 除湿された圧縮空気が、主空気通路の吐出口側から各除
    湿筒に逆流するのを防止する一対の逆止弁と、 軸方向へ往復移動可能な中空の弁棒を有し、この弁棒の
    往復移動に伴って、弁棒内部を上記一対の除湿筒に選択
    的に連通させることにより、主空気通路に導入された圧
    縮空気を一方の除湿筒に供給すると同時に他方の除湿筒
    に供給した再生用空気を排気する動作を、各除湿筒毎に
    交互に行わせる単一の切換弁と、を備えることを特徴と
    する2筒式除湿装置。
  2. 【請求項2】上記切換弁が、弁棒の一方への移動に伴っ
    て、その弁棒の一端開口部と密着して当該一端開口部を
    封止し、弁棒の他方への移動に伴って、上記一端開口部
    と離反して当該一端開口部を開放することにより、弁棒
    内部を除湿筒の一方に連通させる第1弁体と、 弁棒の上記他方への移動に伴って、その弁棒の他端開口
    部と密着して当該他端開口部を封止し、弁棒の上記一方
    への移動に伴って、他端開口部と離反して当該他端開口
    部を開放することにより、弁棒内部を除湿筒の他方に連
    通させる第2弁体とを備える請求項1記載の2筒式除湿
    装置。
  3. 【請求項3】上記切換弁の弁棒が、パイロット圧で駆動
    される請求項1記載の2筒式除湿装置。
  4. 【請求項4】空気圧縮機から吐出される圧縮空気を導入
    口から導入して吐出口から吐出するとともに、上記導入
    口と吐出口との間に二つに分岐した分岐路を有する主空
    気通路と、 上記主空気通路の各分岐路に設けられ、上記圧縮空気を
    除湿する一対の除湿筒と、 除湿筒の一方によって除湿された圧宿空気の一部を、再
    生用空気として除湿筒の他方に供給する再生用空気通路
    と、 除湿された圧縮空気が、主空気通路の吐出口側から各除
    湿筒に逆流するのを防止する一対の逆止弁と、 主空気通路に導入された圧縮空気を除湿筒の一方に供給
    すると同時に除湿筒の他方に供給した再生用空気を排気
    する動作を、各除湿筒毎に交互に行わせる単一の切換弁
    とを備え、 上記切換弁が、 上記分岐路の一方と連通する第1室と、 パイロット圧の給排が行われる第2室と、 主空気通路の導入口側から圧宿空気が供給される第3室
    と、 上記分岐路の他方と連通する第4室と、 上記第2室及び第3室を挿通し、両端部が上記第1室及
    び第4室に導入された状態で軸方向へ往復移動可能に設
    けられ、上記パイロット圧の給排によって駆動されると
    ともに、内部の途中部が第3室に連通された中空の弁棒
    と、 大気に連通された第5室と、 大気に連通された第6室と、 第1室と第5室とを連通させる第1連通部と、 第4室と第5室とを連通させる第2連通部と、 上記弁棒の第1室側への移動に伴って、弁棒の一端開口
    部と密着して当該一端開口部を封止するとともに、上記
    弁棒の第1室側への移動に追従して第1連通部を開放
    し、弁棒の第4室側への移動に伴って、弁棒の一端開口
    部と離反して当該一端開口部を開放するとともに、上記
    弁棒の第4室側への移動に追従して第1連通部を遮断す
    る第1弁体と、 上記弁棒の第4室側への移動に伴って、弁棒の他端開口
    部と密着して当該他端開口部を封止するとともに、上記
    弁棒の第4室側への移動に追従して第2連通部を開放
    し、弁棒の第1室側への移動に伴って、弁棒の他端開口
    部と離反して当該他端開口部を開放するとともに、上記
    弁棒の第1室側への移動に追従して第2連通部を遮断す
    る第2弁体と、を有することを特徴とする2筒式除湿装
    置。
  5. 【請求項5】上記第3室と区画された第7室を設け、こ
    の第7室に、第2室に供給されたパイロット圧によって
    一方へ移動させた弁棒を、パイロット圧の排出に伴って
    他方へ移動させる第1ばねを設けた請求項4記載の2筒
    式除湿装置。
  6. 【請求項6】上記第1弁体の背後に設けられ、当該第1
    弁体によって上記第1室及び第5室と区画された第1背
    後室と、 上記第2弁体の背後に設けられ、当該第2弁体によって
    上記第4室及び第6室と区画された第2背後室と、 各背後室に設けられ、各弁体を弁棒方向へ付勢して、各
    連通部に設けられた弁座に各弁体を密着させる第2ばね
    と、を備える請求項4記載の2筒式除湿装置。
  7. 【請求項7】上記除湿筒にて除湿された圧縮空気の一部
    を、各背後室に供給して各弁体に背圧を負荷する背圧用
    空気通路を備える請求項6記載の2筒式除湿装置。
  8. 【請求項8】各弁体の弁棒側の面に負荷される空気圧
    と、背面に負荷される空気圧とをバランスさせている請
    求項7記載の2筒式除湿装置。
  9. 【請求項9】上記背圧用空気通路の空気導入口側を、逆
    止弁よりも上流側の各分岐路に接続している請求項8記
    載の2筒式除湿装置。
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