JPH10322956A - 軽量化高効率扁平コアレスモータ - Google Patents

軽量化高効率扁平コアレスモータ

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JPH10322956A
JPH10322956A JP9145795A JP14579597A JPH10322956A JP H10322956 A JPH10322956 A JP H10322956A JP 9145795 A JP9145795 A JP 9145795A JP 14579597 A JP14579597 A JP 14579597A JP H10322956 A JPH10322956 A JP H10322956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
magnet
housing
coreless motor
flat coreless
Prior art date
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Pending
Application number
JP9145795A
Other languages
English (en)
Inventor
Sukeo Kai
貳夫 甲斐
Naohisa Koyanagi
尚久 小柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Parts Ind Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Parts Ind Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Parts Ind Co Ltd filed Critical Tokyo Parts Ind Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケースの有する側面を磁路に利用することに
よりマグネットからの磁束を有効に拾えるようにすると
ともに、軽量化を図り、渦電流損を減少させて動作点残
留磁束密度の低い安価なフエライトマグネットを採用で
きるようにしてコスト的に有利ならしめる。 【解決手段】 磁性体からなるハウジング内に複数個の
電機子コイルからなる扁平なロータ(3、33)を配
し、このロータにコミュテータ(5)を配すると共にこ
のコミュテータにブラシ(7)を摺接させ、かつ前記ロ
ータに空隙を介してマグネット(6)を臨ませ、磁路を
ハウジング(H)の側面に形成させかつ軽量化を図るた
めに前記マグネットのニュートラルにあわせて前記ハウ
ジングに切り欠き(1b、8b)を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小型無線通信装置
(ページャ、携帯電話機)の無音報知源動源として好適
な扁平コアレス振動モータ、あるいはMDスレッド用扁
平コアレスモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より扁平コアレス振動モータとして
特開昭63−290153号公報や実願昭63−111
868号に開示されたものがある。これらは、いずれも
図5に示すように、ケース28とブラケット29からな
るハウジングH内に偏心させたロータRを配し、この偏
心ロータRはロータホルダ30、シャフト31を介して
前記ケース28、ブラケット29にそれぞれ配した含油
軸受32、33で回転自在に支承してなるような構造の
ものである。また、振動モータでなく、通常回転型扁平
コアレスモータとしては、たとえば特開昭51−365
07号などで公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近においては、携帯
機器の軽量化志向が強く、搭載される部品の軽量化の要
求が多くなってきている。しかしながら、鉄製のハウジ
ングを単に薄くした場合は、磁気回路が飽和するなど好
ましくない。すなわち、上記のような扁平コアレスモー
タは、ヨークを兼ねた鉄製のハウジングを用いているた
めに軽量化が困難である。また、全面的導電性金属体の
ためわずかながらも渦電流損もある。
【0004】
【発明の目的】この発明の目的は、ケースの有する側面
を磁路に利用することによりマグネットからの磁束を有
効に拾えるようにするとともに、軽量化を図り、渦電流
損を減少させて動作点残留磁束密度の低い安価なフエラ
イトマグネットを採用できるようにしてコスト的に有利
な扁平コアレスモータを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るには、ケースの側面を磁路に利用し、この磁路以外の
ハウジングを切り欠いてしまえば達成できる。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明は、請求項1に示すよう
に磁性体からなるハウジング内に複数個の電機子コイル
からなる扁平なロータを配し、このロータにコミュテー
タを配すると共にこのコミュテータにブラシを摺接さ
せ、かつ前記ロータに空隙を介してマグネットを臨ませ
た扁平コアレスモータにおいて、磁路をハウジングの側
面に形成させ、かつ軽量化を図るために前記マグネット
のニュートラルにあわせて前記ハウジングに切り欠きを
設けたものである。このようにすると、切り欠きによっ
て軽量化が得られ、渦電流損を減少させることができ
る。
【0007】また、請求項2に示すように前記電機子コ
イルは重畳しないように配した3個で構成されるように
したものがよい。
【0008】さらにまた、請求項3すように前記電機子
コイルは2層に重畳した6個で構成されているようにす
るのがよい。
【0009】
【実施例】次にこの発明の第一の実施例として扁平コア
レス振動モータに採用した構成を説明すると、図1に示
すようにハウジングHの一部を構成するブラケット1の
中央に、一体に立ち上げた軸ホルダ1aを介して細手の
ステンレス製の軸2を、一端を圧入することによって固
定させており、この軸2に開放端から偏心させたロータ
3を回転自在に装着させている。この偏心させたロータ
3は、具体的には図2に示すように3個の空心電機子コ
イル3a,3bおよび3cを平板コンミテータを構成す
る印刷配線板5の裏側に約60度ピッチで片側に偏在し
て載置し、これらの空心電機子コイルは、有効導体長を
稼ぎ、かつ重心の移動量を大にするためにロータ3の外
周で軸方向マグネット側に折れ曲がって巻き線されてい
る。このロータ3はさらに比重1.6以下のたとえばチ
タン酸カリウムウイスカ入りの低密度摺動性樹脂J1で
中央に軸受孔4を形成するように一体成形される。前記
ブラケット1には、前記ロータ3に空隙を介して臨む
N,S交互に90度開角で着磁された湿式製法のフエラ
イト製のリング状マグネット6を載置させており、この
マグネット6のニュートラル部に臨む前記ブラケット1
には、放射状の切り欠き孔1bが設けられている。
【0010】一方ハウジングの他部を構成するケース8
は、中央に前記細手のステンレス製の軸2の他端が装着
されるテーパ状の透孔8aが配され、この透孔8aの周
囲は押しつぶされて薄肉になっており、ここにポリエス
テルフイルムPがのりNを介して貼り付けられている。
このポリエステルフイルムPには、前記偏心させたロー
タ3を土手部3dを介して前記一対のブラシ7,7の押
接力によって摺接させているが、この土手部3dには、
さらに、軸と同心状の溝Vが設けられており、この溝V
には潤滑剤としてグリースGが埋め込まれている。この
ため、前記のようにロータ3は常時ケース8側に付勢さ
れ、ポリエステルフイルムPで回転自在に押さえられる
ので、ケース8側に移動して当たるおそれがなく、空隙
を常に一定にして回転位置がばらつくこともなく安定し
て回転支承させることができ、潤滑剤としてグリースG
は溝Vよって長期にわたってる保持されることになる。
この場合、溝は動圧発生用V字型にしてもよい。そし
て、このケース8の天井から側面にかけて前記マグネッ
ト6のニュートラル部に臨む位置に、やはり前記ブラケ
ット1と同様な放射状の切り欠き孔8bが設けられてい
る。このように構成すると、切り欠き孔1b、8bがあ
っても磁路はブラケット1を介してケース8の側面を利
用できるので、なんら問題はない。また、切り欠き孔1
b、8bは必要に応じて想像線で示すように薄いラベル
フイルムFなどで塞ぐこともできる。
【0011】なお、このようなモータの動作原理は、た
とえば本出願人が先に開示した実願昭63−11186
8号などで公知であるので、ここではその説明を省略す
る。
【0012】また、上記実施例はコスト的に有利な軸固
定型で説明したが、軸回転型にも利用できるのはもちろ
んである。
【0013】この発明の第二の実施例としては、図3に
示すように重畳しないように120度の配置開角で配し
た3個の空心電機子コイル33a、33bおよび33c
からなる通常回転型のロータ33にしたものが考えられ
る。このようなモータの動作原理は、たとえば特開昭5
1−36507号などで公知であるので、ここではその
説明を省略する。この場合、1個の空心電機子コイル3
3cをアルミニューム線で巻き線することにより、アン
バランスを発生させて振動モータにすることもできる。
【0014】この発明の第三の実施例としては、図4に
示すように120度の配置開角で配した3個の空心電機
子コイルを2層に重畳させることにより60度の配置開
角となる6個33a、33b、33c、33d、33e
および33fで構成させることも考えられる。この場
合、対向配置された各電機子コイル33aと33d、3
3bと33e、33cと33fは、それぞれシリーズに
結線されるようになっている。なお、このようなモータ
の動作原理は、上記第二の実施例の3個の空心電機子コ
イル型を位相が同相となるように反転させただけである
ので、ここではその説明を省略する。また、アンバラン
スを発生させて振動モータにするために片側の3個の空
心電機子コイル33e、33cおよび33dをアルミニ
ューム線で巻き線することも変形例として考えられる。
【0015】
【発明の効果】この発明は、上述のようにケースの有す
る側面を磁路に利用することによりマグネットからの磁
束を有効に拾えるようにするとともに ハウジングに切
り欠き孔を設けて軽量化を図り、渦電流損を減少させて
動作点残留磁束密度の低い安価なフエライトマグネット
を採用できるようにしてコスト的に有利な扁平コアレス
モータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の扁平コアレスモータの第1の実施例と
して振動モータにした要部断面図である。
【図2】同図において内部を偏心ロータ側からみた要部
平面図である。
【図3】同第二の実施例として通常回転型の扁平コアレ
スモータのロータの要部平面図である。
【図4】同第三の実施例の通常回転型の扁平コアレスモ
ータのロータの要部平面図である。
【図5】従来の扁平コアレス振動モータの要部断面図で
ある。
【符号の説明】
1‥‥ブラケット 1b‥‥切り欠き孔 2‥‥軸 3‥‥偏心ロータ 4‥‥軸受孔 5‥‥コミュテータ 6‥‥マグネット 7‥‥ブラシ 8‥‥ケース 8b‥‥切り欠き孔 P‥‥ポリエステルフイルム V‥‥溝 J1‥‥樹脂 33‥‥通常回転型ロータ F‥‥ラベルフイルム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体からなるハウジング内に複数個の
    電機子コイルからなる扁平なロータを配し、このロータ
    にコミュテータを配すると共にこのコミュテータにブラ
    シを摺接させ、かつ前記ロータに空隙を介してマグネッ
    トを臨ませた扁平コアレスモータにおいて、磁路をハウ
    ジングの側面に形成させかつ軽量化を図るために前記マ
    グネットのニュートラルにあわせて前記ハウジングに切
    り欠きを設けた軽量化高効率扁平コアレスモータ
  2. 【請求項2】 前記電機子コイルは重畳しないように配
    した3個で構成されている請求項1記載の軽量化高効率
    扁平コアレスモータ。
  3. 【請求項3】 前記電機子コイルは2層に重畳した6個
    で構成されている請求項1記載の軽量化高効率扁平コア
    レスモータ。
JP9145795A 1997-05-20 1997-05-20 軽量化高効率扁平コアレスモータ Pending JPH10322956A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2428903A (en) * 2005-08-03 2007-02-07 Imra Europ S A S Uk Res Ct Salient pole electrical machine with reduced material of housing adjacent magnets
JP2007253139A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Alps Electric Co Ltd 振動発生装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2428903A (en) * 2005-08-03 2007-02-07 Imra Europ S A S Uk Res Ct Salient pole electrical machine with reduced material of housing adjacent magnets
GB2428903B (en) * 2005-08-03 2009-10-07 Imra Europ S A S Uk Res Ct Salient pole electrical machine
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