JPH10322590A - 撮像装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

撮像装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JPH10322590A
JPH10322590A JP9129693A JP12969397A JPH10322590A JP H10322590 A JPH10322590 A JP H10322590A JP 9129693 A JP9129693 A JP 9129693A JP 12969397 A JP12969397 A JP 12969397A JP H10322590 A JPH10322590 A JP H10322590A
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imaging
shake
signal
correction
unit
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JP9129693A
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Hideo Kawahara
英夫 河原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変頂角プリズムのような光学的な振れ補正
機能をもつカメラでストロボを用いて静止画撮影を行う
場合、上記光学的な補正の際に生じるゴーストを軽減す
る。 【解決手段】 ストロボ15を用いない場合、角速度検
出器1の検出信号は、パン・チルトの場合以外は、HP
F5、積分器6で処理され振れ補正信号となり、スイッ
チ17から駆動回路9を介して光学的に振れ補正を行う
画像補正手段10を制御することにより、振れが補正さ
れる。ストロボ15を用いて撮影する場合は、スイッチ
17を基準値16に切り替えて振れ補正信号を一定に
し、振れ補正機能を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は振れ補正機能を備え
る撮像装置及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりビデオカメラはAE(オートエ
クスポージャ)、AF(オートフォーカス)等あらゆる
点で自動化、多機能化が図られ、良好な撮影が容易に行
えるようになっている。また、近年ビデオカメラの小型
化や、光学系の高倍率化に伴い、カメラの振れが撮影画
像の品位を低下させる大きな原因となっていることに着
目し、このカメラ振れを補正する振れ補正機能付き撮像
装置が種々提案されている。
【0003】図5に従来の振れ補正機能付き撮像装置の
構成の一例を示す。同図において、1は例えば振動ジャ
イロ等の角速度センサ(ジャイロセンサ)からなる角速
度検出器であり、振れ補正付きカメラ等の撮像装置に取
り付けられている。2は角速度検出器1から出力される
角速度信号の直流成分を遮断して交流成分、すなわち振
動成分のみを通過させるDCカットフィルタである。こ
のDCカットフィルタ2は、所定の帯域で信号を遮断す
るハイパスフィルタ(以下HPFと示す)を用いても良
い。3はDCカットフィルタ2より出力された振れ信号
としての角速度信号を適当な感度に増幅するアンプであ
る。
【0004】4はアンプ3より出力された角速度信号を
デジタル信号に変換するA/D変換器、5はA/D変換
器4の出力の低周波成分を遮断するハイパスフィルタ
(HPF)であり、任意の帯域で特性を可変する機能を
有する。6はHPF5の出力(角速度信号)を積分して
角変位信号を出力する積分器であり、任意の帯域で特性
を可変する機能を有する。7は上記角速度信号及び積分
器6より出力された角速度信号の積分信号、すなわち角
変位信号からパンニング・チルティングの判定を行うパ
ン・チルト判定回路であり、角速度信号及び角変位信号
のレベルにより後述するパンニング制御を行う。8は角
変位信号をアナログ信号に変換し変位信号として出力す
るD/A変換器である。そしてA/D変換器4、HPF
5、積分器6、パン・チルト判定回路7、D/A変換器
8は、例えばマイクロコンピュータ(以下マイコンと称
す)COMによって構成される。
【0005】9はマイコンCOMより出力された変位信
号を振れ補正信号とし、これに基づいて、後段の画像補
正手段10を振れを抑制するように駆動する駆動回路、
10は画像補正手段であり、光学的光軸を変移させて振
れを相殺する後述の光学的補正手段が用いられている。
また、150は撮像光学系、161は被写体を撮像する
撮像素子であり、上記角速度検出器1は、これらの撮像
光学系150、撮像素子161の振れを実質的に検出す
る。162は信号処理回路、13は記録装置である。
【0006】次にパン・チルト判定回路7の動作につい
て説明する。A/D変換器4より出力された角速度信号
及び積分器5より出力された角変位信号を入力し、角速
度が所定のしきい値以上、あるいは角速度が所定のしき
い値以内であっても、角速度信号を積分した角変位信号
が所定のしきい値以上の場合には、パンニングあるいは
チルティングであると判定する。このときHPF5の低
域カットオフ周波数を高域側へと変移させ、低域の周波
数に対して振れ補正系が応答しないように特性を変更す
ると共に、画像補正手段10の補正位置を除々に移動範
囲中心へとセンタリングするために、積分器6の積分特
性の時定数を短くなる方向に変移させ、積分器6に蓄積
された値を基準値(揺れを検出していない状態において
とりうる値)とする制御(以下パンニング制御)を行
う。
【0007】この間も角速度信号及び角変位信号の検出
は行われており、パンニング、チルティングが終了した
ときは、再びHPF5の低域のカットオフ周波数を低下
して振れ補正範囲を拡張する動作が行われ、パンニング
制御から抜ける。
【0008】上記の動作を図6のフローチャートを用い
て説明する。 #01 このフローの始まりであり、所定のタイミング
で繰り返し開始される。 #02 増幅された角速度信号をアナログ量からマイコ
ンCOM内で扱えるデジタル値に変換する。 #03 前回用意されたカットオフ周波数(fc)の値
を用いHPF5の演算を行う。 #04 前回用意された時定数の値を用いて積分演算を
行う。 #05 積分結果、すなわち角変位信号をアナログ量に
変換して出力する。 #06 角速度信号が所定のしきい値以上であるかを判
断する。
【0009】#07 積分値が所定のしきい値以上であ
るかを判断する。 ここで、角速度信号が所定のしきい値以上、あるいは角
速度信号が所定のしきい値に満たなくとも、積分値が所
定のしきい値以上ならばパンニング・チルティング状態
と判断して#08へ進む。また角速度信号と積分値が共
に所定のしきい値に満たない場合は、通常制御状態、あ
るいはパンニング・チルティングの終了状態と判断して
#10へ進む。
【0010】#08 HPF演算に用いるカットオフ周
波数の値を現在の値より所定の値だけ高くし、低周波信
号の減衰率を現在のそれより大きくする。 #09 積分演算に用いる時定数の値を現在の値より所
定の値だけ短くし、角変位出力が基準値に近づくように
する。 #10 HPF演算に用いるカットオフ周波数の値を現
在の値より所定の値だけ低くし、低周波信号の減衰率を
現在のそれより小さくする。 #11 積分演算に用いる時定数の値を現在の値より所
定の値だけ長くし、積分効果を上げる。 #12 処理の終了。
【0011】次に、従来例における画像補正手段10の
一例を図7に示す。同図は特に可変頂角プリズム100
を用いると共に、駆動系にはボイス・コイル型アクチュ
エータ110を使用し、角変位をエンコーダ120で検
出して駆動系にフィードバックして駆動量を制御するよ
うな閉ループを構成する制御系としたものである。
【0012】可変頂角プリズム100について詳しく述
べると、同図に示す101、101′は対向して配置さ
れている平面ガラスであり、102は透明な高屈折率
(屈折率n)の弾性体または不活性液体、103は高屈
折率液体102を外周より樹脂フィルム等にて弾力的に
封止するための封止材、104は平面ガラス101に直
角に入射し、高屈折率液体102及び平面ガラス10
1′を透過した光の光路を示したものである。
【0013】同図(a)は平面ガラス101及び10
1′が平行に保持されている状態であり、光路104は
平面ガラス101に直角に入射し、高屈折率液体102
を通り、平面ガラス101′より直角に射出する。同図
(b)はボイス・コイル型駆動装置により、平面ガラス
101′を傾けた状態であり、光学的光軸を変移させた
状態にあたる。この状態は平面ガラス101、101′
及び高屈折率液体102とで光学的なプリズムを形成
し、従って平面ガラス101に直角に入射した光は平面
ガラス101′より射出されるときに図示のように光路
104を変化させられる。
【0014】同図(b)において、可変頂角プリズム1
00の一方の平面ガラス101′を平面ガラス101に
対し角度σだけ回動させたときの入射光束104′の通
過状態を更に説明していくと、同図に示すように、平面
ガラス101に直角に入射してきた光束104′は楔形
プリズムと同じ原理により、角度φ=(n−1)σだけ
偏向されて出射する。即ち、光軸104′は角度分だけ
偏心(偏向)される。なお、nは屈折率であり、ガラス
の屈折率に近いものとする。
【0015】この可変頂角プリズム100を用いた場合
の光軸の補正方法を図8を用いて説明する。同図におい
て、101′−A及び101′−Bは先に説明した平面
ガラス、104及び104′は光路、150は撮像光学
系、161は結像した光を光電変換し電気信号として出
力する撮像素子、162は撮像素子161の電気信号を
例えばNTSC等のビデオ信号に変換する信号処理回
路、13はビデオ信号を記録する記録装置である。平面
ガラス101′−Aが同図に示すように平行状態にある
場合は、光路104は直線的に結像面に結ばれるが、1
01′−Bに示すように傾きを生じた場合は、光路10
4′のように変化し、撮像装置の揺れなどによる被写体
の移動を光学的に補正することが可能となる。
【0016】再び図7に戻り、駆動アクチュエータ11
0について説明する。111はヨーク、112はマグネ
ット、113はコイル、114は駆動トルクを伝達する
アームである。これらの部材を用いてコイル113に電
流を流すことにより可変頂角プリズム100の頂角を可
変するボイス・コイル型のアクチュエータが構成されて
いる。
【0017】さらに可変頂角プリズム100の傾きを検
出するために角変位エンコーダ120を設けており、1
21は可変頂角プリズム100の角変位検出用のスリッ
トであり、可変頂角プリズム100の平面ガラス10
1′とともにアーム114を通じ回動してその位置を変
移する。122はスリット121の位置を検出する発光
ダイオード、123はPSD(Position Sensing Detec
tor )であり、発光ダイオード122とともにスリット
121の変位を検出することにより、可変頂角プリズム
頂角の角変位を検出するエンコーダを構成している。
【0018】そして可変頂角プリズム100によって入
射角度が変えられた光束は図8に示す撮像光学系150
を通じて撮像素子161等の撮像面上に結像され、信号
処理回路162により信号処理され記録装置13にて記
録される。なお図7には説明の便宜上不図示であるが、
上記可変頂角プリズム100の駆動方向と直角に同様の
機能をもつ駆動装置、エンコーダ及び制御装置が存在
し、光軸に対して上下左右の補正を可能にするものであ
る。
【0019】次に可変頂角プリズムを駆動制御する制御
回路の基本的な構成及び動作について図9のブロック図
を用いて説明する。同図において、100は可変頂角プ
リズム、131はアンプ、132はアクチュエータを駆
動するドライバー、110は上述した可変頂角プリズム
駆動用のボイス・コイル型アクチュエータ、120は可
変頂角プリズム100の頂角変位を検出するエンコー
ダ、134はマイコンCOMから出力される振れ補正用
の制御信号133と角変位エンコーダ120の出力信号
とを逆極性で加算する加算器である。
【0020】上記構成において、マイコンCOMから出
力される振れ補正用の制御信号133と角変位エンコー
ダ120の出力信号とが等しくなるように制御系が動作
することにより、結果として制御信号133がエンコー
ダ120の出力と一致するように可変頂角プリズム10
0が駆動されることにより、マイコンCOMの指示され
た位置(頂角)に可変頂角プリズム100が制御され
る。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例で示す可変頂角プリズム等の光学的補正手段を用い
た場合は、光学的補正を行う際に程度の差こそあれ光学
的なゴーストを生じてしまう。これは、上記従来例で説
明した平面ガラスと高屈折率液体を組み合わせた可変頂
角プリズムにおいて、光軸を変移させたときに平面ガラ
スの互いの面反射によるゴーストが発生し、一般に補正
量(平面ガラスの傾き)が大きいほどこの現象が顕著に
現れ、平行状態ではあまり影響が現われない。このゴー
ストは輝度差の大きい高輝度部に目立つため、暗中で照
明したときの照明光の反射光などを主な原因として生じ
る。
【0022】従来のビデオカメラ等においては、ストロ
ボ等の補助光をあまり用いない動画であるため大きな問
題とはならなかった。しかし、近年撮像装置及び記録装
置のデジタル化に伴い、動画と静止画を同一のシステム
で記録再生する装置の提案がなされている。このような
システムの場合、銀塩カメラなどに用いられている補助
照明としてのストロボを使用することが考えられ、ま
た、そのようなシステム構成で静止画像のストロボ撮影
を行うと前記の理由によりゴーストを生じてしまい、場
合によっては画質の高い映像が得られない場合がある。
また、反対にストロボ撮影を必要とする明るさの中で、
ストロボの内部電源の充電が十分でなくストロボ撮影が
できない場合は、露光時間を要するために前記光学的補
正手段による手振れ補正が必要になる。
【0023】本発明は上述の問題を解決するためになさ
れたもので、特に補助光を用いた静止画像において光学
補正手段によるゴーストの影響を軽減し、良好な撮像画
を得ることのできる撮像装置及びコンピュータ読み取り
可能な記録媒体を得ることを目的とするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明による請求項1に
記載の撮像装置においては、被写体を撮像し画像信号を
出力する撮像手段と、上記撮像時に上記被写体に照射す
る補助光を発光する発光手段と、上記発光手段の使用・
不使用を選択する選択手段と、上記撮像手段の振れを検
出し振れ信号を出力する検出手段と、上記発光手段の不
使用が選択されたときの上記検出された振れ信号を処理
して振れ補正信号を生成する処理手段と、上記振れ補正
信号に基づいて上記振れを光学的に補正する振れ補正手
段と、上記発光手段の使用が選択されているときの上記
撮像時に上記処理手段を所定の状態に制御する制御手段
とを設けている。
【0025】本発明による請求項5に記載のコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体においては、撮像手段の撮像
時に被写体に照射する補助光を発光する発光手段の使用
・不使用を選択する手順と、上記発光手段の不使用が選
択されたときに上記撮像手段の振れを検出した振れ信号
を処理して振れ補正信号を生成する手順と、上記発光手
段の使用が選択されているときの上記撮像時に上記生成
する手順による処理を所定の状態に制御する手順とを実
行するためのプログラムを記録している。
【0026】本発明による請求項9に記載の撮像装置に
おいては、被写体を撮像して画像信号を出力する撮像手
段と、上記被写体を照明する照明手段と、上記撮像手段
の振れを検出し、その振れによる画像の動きを補正する
補正処理手段と、上記照明手段の動作状態に応じて上記
補正処理手段の動作を制御する制御手段とを設けてい
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明による振れ補正機能
付き撮像装置の実施の形態について説明する。なお、図
1、図3においては、前述した従来例の図5と対応する
部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0028】図1は第1の実施の形態を示す。図1にお
いて、カメラなどの振れ補正機能付き撮像装置に取り付
けられた振動ジャイロ等の角速度センサからなる角速度
検出器1、角速度検出器1から出力される速度信号の直
流成分を遮断するDCカットフィルタ(あるいはHP
F)、角速度信号を所定の感度に増幅するアンプ3、マ
イコンCOM内に含まれるA/D変換器4、ハイパスフ
ィルタ(HPF)5、積分器6、パン・チルト判定回路
7及びD/A変換器8、さらに、画像補正手段10の駆
動回路9、画像補正手段10については図5に示す従来
例と同一構成のものを用いることができる。
【0029】また、13は図5と同様に記録装置である
が、従来の動画のみの記録だけでなく、静止画の記録も
可能なものである。11は記録制御切り替え器であり、
撮影者が自分の意志により撮影状態を、動画あるいは静
止画に切り替えるスイッチである。12は記録制御切り
替え器11が静止画記録状態に選択されているときに、
静止画を撮影するための静止画記録スイッチである。1
5は静止画撮像時に被写体を照射する補助光として発光
するストロボである。
【0030】14は記録制御切り替え器11が静止画記
録状態に選択された状態で、かつ上記ストロボ15の発
光準備が整っている場合、画像補正手段10の補正を禁
止すべく、スイッチ17を切り替えて、積分器からの変
位信号に基づいて得られた制御目標値の代わりにセンタ
ー基準値16側に切り替えることにより、画像補正手段
10をゴーストが発生しない中央付近に固定する制御を
行う補正制御回路である。18はマイコンCOMが後述
する処理を実行するためのプログラムを記録した本発明
による記録媒体としてのメモリであり、半導体メモリ、
磁気メモリ、CD−ROM等を用いてよい。
【0031】次に動作について説明する。図1におい
て、記録制御切り替え器11が動画記録側に設定されて
いる場合は、振れ補正動作は図5の従来例と何ら変わる
ことなく制御される。次に、記録制御切り替え器11を
動画記録状態から静止画記録状態にした場合、記録装置
13は記録状態を動画から静止画に切り替え、同時に撮
像装置も撮像状態を静止画に対応した状態に切り替える
と共に、補正制御回路14にも状態が伝達される。ま
た、静止画撮影状態に切り替えられた時、記録装置13
は静止画記録スイッチ12より、補正制御回路14を介
して入力される記録信号により静止画の記録を開始す
る。
【0032】この時のマイコンCOMの処理を含む動作
を図2のフローチャートを用いて説明する。 #31 このフローの始まりであり、所定のタイミング
で繰り返し開始される。 #32 記録制御切り替え器11が静止画記録状態にな
っていることを判断する。静止画記録状態が選択されて
いる場合は#33へ進み、動画記録状態が選択されてい
る場合は#39へ進み処理の終了となる。
【0033】#33 ストロボのチャージの完了(発光
準備が整ったこと)を判断する。ストロボのチャージが
完了していれば#34に、していなければ#38に進
む。 #34 上記#32、#33の条件が成り立てば補正制
御回路14の出力が切り替わり、光学補正をセンターに
するために、スイッチ17を固定の基準値16側に切り
換える。 #35 静止画記録スイッチ12が押されたかを判断す
る。静止画記録スイッチ12が押されていれば、撮影者
が静止画の記録を要求したものとし#36へ進み、静止
画記録スイッチ12が押されていなければ、#39へ進
み処理の終了となる。
【0034】#36 静止画撮影用のストロボを発光さ
せる。 #37 #36と同時期に静止画の記録を開始する。 #38 静止画記録スイッチ12が押されたかを判断す
る。静止画記録スイッチ12が押されていれば、撮影者
が静止画の記録を要求したものとし#37へ進み、静止
画記録スイッチ12が押されていなければ、#39へ進
み処理の終了となる。 #39 処理の終了。
【0035】以上の処理が行われることにより、静止画
記録状態において、ストロボのチャージの終了(=発光
準備の完了)の場合に光軸補正を禁止することにより、
ストロボを併用した記録が可能となる。また、ストロボ
を必要としない撮影状況及び、補助光が必要な撮影状態
においても、ストロボのチャージが完全でなく、発光が
できない条件下では、補正制御回路14は働かず、手振
れ補正は従来と同様に行われる。特に補助光が必要な撮
影状態においてストロボのチャージが完全でなく、発光
ができない条件下の撮影による長時間露光における振れ
の軽減には手振れ補正機能が適切に動作していることが
重要となる。
【0036】次に第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態と上記第1の実施の形態との差異は、
第1の実施の形態で説明したストロボ15のチャージの
完了後の画像補正手段10のセンタリング(光軸をセン
ターに引き戻す)動作にある。
【0037】図3は第2の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。図3において、第1の実施の形態との差
は、図1のマイコンCOM内の基準値16及び切り換え
スイッチ17が無く、代わりに補正制御回路14より出
力される判断信号により積分器6の時定数を可変させる
ことにある。
【0038】次に動作について説明する。本実施の形態
における動作の特徴は、補正制御回路14において、第
1の実施の形態と同様に、静止画撮影モードかつストロ
ボの発光準備が整った場合は、積分器6の時定数を従来
例で説明したパンニング制御と同様に所定の値にシフト
して時定数を短くすることにより、画像補正手段10を
センタリングするものである。
【0039】この時の動作をマイコンCOMの処理を含
む図4のフローチャートを用いて説明する。 #31 このフローの始まりであり、所定のタイミング
で繰り返し開始される。 #32 記録制御切り替え器11が静止画記録状態にな
っていることを判断する。静止画記録状態が選択されて
いる場合は#33に進み、動画記録状態が選択されてい
る場合は#40の通常動作に移る。
【0040】#33 ストロボのチャージの完了(発光
準備が整ったこと)を判断する。ストロボのチャージが
完了していれば#34に進み、していなければ#41の
通常動作に進む。 #34 上記#32、#33の条件が成り立てば、補正
制御回路14の出力が切り替わり、HPFのカットオフ
周波数をシフトさせる。 #35 静止画記録スイッチ12が押されたかを判断す
る。静止画記録スイッチ12が押されていれば、撮影者
が静止画の記録を要求したものとし#36へ進む。静止
画記録スイッチ12が押されていなければ、#39へ進
み処理の終了となる。
【0041】#36 静止画撮影用のストロボを発光さ
せる。 #37 #36と同時期に静止画の記録を開始する。 #41 HPFのカットオフ周波数を通常動作状態とす
る。 #38 静止画記録スイッチ12が押されたかを判断す
る。 静止画記録スイッチ12が押されていれば、撮影者が静
止画の記録を要求したものとし#37へ進み、静止画記
録スイッチ12が押されていなければ、#39へ進み処
理の終了となる。 #40 HPFのカットオフ周波数を通常動作状態とす
る。 #39 処理の終了。
【0042】本実施の形態によれば、静止画撮影モード
かつストロボの発光準備が整った場合に、画像補正手段
10の低周波の補正を除々に禁止することにより、振幅
の小さな高い周波数成分のみを含んだ補正目標値の出力
となり、画像補正手段10をセンターに近づけ、ストロ
ボの発光を伴った静止画の撮影に備えることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光学的な振れ補正手段及び補助光の発光手段をもつ撮像
装置において、静止画撮影時において補助光を用いる場
合に生じる振れ補正手段のゴーストを軽減し、良好な画
像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】第1の実施の形態による振れ補正のパンニング
制御を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図4】第2の実施の形態による振れ補正のパンニング
制御を説明するためのフローチャートである。
【図5】従来の振れ補正機能付き撮像装置を示すブロッ
ク図である。
【図6】従来のパンニング制御を説明するためのフロー
チャートである。
【図7】可変頂角プリズムの構成及び動作を説明するた
めの構成図である。
【図8】可変頂角プリズムの構成及び動作を説明するた
めの構成図である。
【図9】可変頂角プリズム制御を説明するためのブロッ
ク図である。
【符号の説明】 1 角速度検出器 5 HPF 6 積分器 7 パン・チルト判定回路 10 画像補正手段 12 静止画記録スイッチ 14 補正制御回路 15 ストロボ 16 基準値 17 スイッチ 18 メモリ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像し画像信号を出力する撮像
    手段と、 上記撮像時に上記被写体に照射する補助光を発光する発
    光手段と、 上記発光手段の使用・不使用を選択する選択手段と、 上記撮像手段の振れを検出し振れ信号を出力する検出手
    段と、 上記発光手段の不使用が選択されたときの上記検出され
    た振れ信号を処理して振れ補正信号を生成する処理手段
    と、 上記振れ補正信号に基づいて上記振れを光学的に補正す
    る振れ補正手段と、 上記発光手段の使用が選択されているときの上記撮像時
    に上記処理手段を所定の状態に制御する制御手段とを備
    えた撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記所定の状態は、上記振れ補正信号を
    所定の値に固定した状態であることを特徴とする請求項
    1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 上記処理手段は、上記検出された振れ信
    号を積分する処理を有し、上記所定の状態は、上記積分
    の時定数を短くした状態であることを特徴とする請求項
    1記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、上記発光手段の使用が
    選択されたときの上記撮像時に上記発光手段が発光可能
    か否かを検出し、発光不可のときは上記処理手段が上記
    処理を行うように制御することを特徴とする請求項1記
    載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 撮像手段の撮像時に被写体に照射する補
    助光を発光する発光手段の使用・不使用を選択する手順
    と、 上記発光手段の不使用が選択されたときに上記撮像手段
    の振れを検出した振れ信号を処理して振れ補正信号を生
    成する手順と、 上記発光手段の使用が選択されているときの上記撮像時
    に上記生成する手順による処理を所定の状態に制御する
    手順とを実行するためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】 上記所定の状態は、上記振れ補正信号を
    所定の値に固定した状態であることを特徴とする請求項
    5記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  7. 【請求項7】 上記生成する手順は、上記検出された振
    れ信号を積分する手順を有し、上記所定の状態は、上記
    積分の時定数を短くした状態であることを特徴とする請
    求項5記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  8. 【請求項8】 上記制御する手順は、上記発光手段の使
    用が選択されたときの上記撮像時に上記発光手段が発光
    可能か否かを検出する手順を有し、発光不可のときは上
    記生成する手順を実行することを特徴とする請求項5記
    載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 被写体を撮像して画像信号を出力する撮
    像手段と、 上記被写体を照明する照明手段と、 上記撮像手段の振れを検出し、その振れによる画像の動
    きを補正する補正処理手段と、 上記照明手段の動作状態に応じて上記補正処理手段の動
    作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする撮像
    装置。
  10. 【請求項10】 上記制御手段は、撮像時に照明手段が
    動作可能な状態のとき、撮像時に上記補正処理手段の動
    作を禁止するように構成されていることを特徴とする請
    求項9記載の撮像装置。
  11. 【請求項11】 上記制御手段は、撮像時に照明手段が
    動作可能な状態のとき、撮像時に上記補正処理手段をそ
    の補正範囲のセンター位置に固定するように構成されて
    いることを特徴とする請求項10記載の撮像装置。
  12. 【請求項12】 上記補正処理手段は、検出された振れ
    を積分する積分手段を備え、上記制御手段は、撮像時に
    照明手段が動作可能な状態のとき、撮像時に上記積分時
    定数を変更するように構成されていることを特徴とする
    請求項9記載の撮像装置。
  13. 【請求項13】 上記制御手段は、撮像時に照明手段が
    動作可能な状態のとき、撮像時に上記積分時定数を小さ
    く変更するように構成されていることを特徴とする請求
    項12記載の撮像装置。
  14. 【請求項14】 上記補正処理手段は、上記振れを光学
    的に補正する補正光学系を備えていることを特徴とする
    請求項9記載の撮像装置。
  15. 【請求項15】 上記照明手段はストロボであることを
    特徴とする請求項9記載の撮像装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005354218A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Nikon Corp ブレ補正装置、およびカメラシステム
US11930280B2 (en) 2019-11-29 2024-03-12 Fujifilm Corporation Imaging support device, imaging system, imaging support method, and program

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