JPH10322135A - ミキサ回路 - Google Patents

ミキサ回路

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JPH10322135A
JPH10322135A JP9131266A JP13126697A JPH10322135A JP H10322135 A JPH10322135 A JP H10322135A JP 9131266 A JP9131266 A JP 9131266A JP 13126697 A JP13126697 A JP 13126697A JP H10322135 A JPH10322135 A JP H10322135A
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JP
Japan
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signal
node
mixer circuit
transistors
differential transistor
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JP9131266A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Komurasaki
浩史 小紫
Hisayasu Sato
久恭 佐藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D7/00Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing
    • H03D7/14Balanced arrangements
    • H03D7/1425Balanced arrangements with transistors
    • H03D7/1433Balanced arrangements with transistors using bipolar transistors
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D7/00Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing
    • H03D7/14Balanced arrangements
    • H03D7/1425Balanced arrangements with transistors
    • H03D7/1441Balanced arrangements with transistors using field-effect transistors
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D2200/00Indexing scheme relating to details of demodulation or transference of modulation from one carrier to another covered by H03D
    • H03D2200/0041Functional aspects of demodulators
    • H03D2200/0084Lowering the supply voltage and saving power

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電圧の低減化が可能なミキサ回路を提供
する。 【解決手段】 ミキサ回路の2つの差動トランジスタ対
1,2;3,4の共通エミッタ間に移相器7を設ける。
移相器7は、一方の共通エミッタ(ノードN5)に入力
された電圧信号v1 の位相を180°変えて他方の共通
エミッタ(ノードN6)に与えるとともに、共通エミッ
タ間の電圧に応じた電流iIN1 を流す。縦積み2段の差
動トランジスタ対を使用していた従来に比べ、電源電圧
の低減化が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ミキサ回路に関
し、特に、互いに異なる周波数の第1および第2の信号
を混合して第3の信号を出力するミキサ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、通信分野では、互いに異なる
周波数の2つの信号v1 ,v2 を混合するためのミキサ
回路が使用されている。ミキサ回路は、乗算回路、変調
器、位相差検出器などの一部を構成する。
【0003】図7は、そのような従来のギルバート形ミ
キサ回路の構成を示す回路ブロック図である。図7を参
照し、このミキサ回路は、定電流源50、NPN形バイ
ポーラトランジスタ51〜56、第1の入力端子対61
a,61b、第2の入力端子対62a,62b、および
出力端子対63a,63bを備える。
【0004】第1の入力端子対61a,61bには、互
いに相補な信号v1+,v1-(ただし、v1 =v1+−v1-
である)がそれぞれ入力される。第2の入力端子対62
a,62bには、互いに相補な信号v2+,v2-(ただ
し、v2 =v2+−v2-である)がそれぞれ入力される。
トランジスタ51と52,53と54,55と56は、
それぞれ差動トランジスタ対を構成している。
【0005】すなわち、トランジスタ51,52のベー
スはそれぞれ入力端子61a,61bに接続され、各々
のエミッタは互いに共通接続され、定電流源50を介し
て接地電位GNDのラインに接続される。定電流源50
は、一定の電流2IEEを流す。
【0006】トランジスタ53,54のベースはそれぞ
れ入力端子61a,61bに接続され、各々のエミッタ
が互いに共通接続され、トランジスタ51のコレクタに
接続される。
【0007】トランジスタ55,56のゲートはそれぞ
れ入力端子61b,61aに接続され、各々のエミッタ
は互いに共通接続されてトランジスタ52のコレクタに
接続される。
【0008】トランジスタ53と55のコレクタは互い
に共通接続されて出力端子63aに接続され、トランジ
スタ54と56のコレクタは互いに共通接続されて出力
端子63bに接続される。
【0009】次に、図7で示したミキサ回路の動作につ
いて説明する。信号v1+,v1-は、トランジスタ51,
52で構成される差動トランジスタ対によって、トラン
ジスタ51,52のコレクタ電流に変換・増幅される。
トランジスタ51のコレクタ電流は、トランジスタ5
3,54で構成される差動トランジスタ対のエミッタ電
流(底電流)となる。トランジスタ52のコレクタ電流
は、トランジスタ55,56で構成される差動トランジ
スタ対のエミッタ電流となる。
【0010】また、信号v2+,v2-は、トランジスタ5
3,54で構成される差動トランジスタ対によってトラ
ンジスタ53,54のコレクタ電流に変換・増幅される
とともに、トランジスタ55,56で構成される差動ト
ランジスタ対によってトランジスタ56,55のコレク
タ電流に変換・増幅される。トランジスタ53と56の
コレクタ電流の和が出力電流iout+となり、トランジス
タ54と55のコレクタ電流の和が出力電流iout-とな
る。したがって、出力電流iout+,iout-は、信号v1
とv2 を混合した互いに相補な波形の電流となる。
【0011】この関係を数式で表わすと以下のようにな
る。熱電圧(thermal voltage)をVT
とすると、トランジスタ51〜56コレクタ電流ic51
〜i c56 は、それぞれ次の(式1)〜(式6)で表わさ
れる。
【0012】
【数1】
【0013】(式1)〜(式6)より、コレクタ電流i
C53 〜iC56 と入力信号v1 ,v2との関係は(式7)
〜(式10)で表わされる。
【0014】
【数2】
【0015】iout+=iC53 +iC55 、iout-=iC54
+iC56 である。さて、出力電流iout+とiout-の差i
out+−iout-は(式11)で表わされる。
【0016】
【数3】
【0017】ここでtanhxを級数展開するとtan
hx=x−x3 /3…となるので、xは1よりも十分小
さな範囲ではtanhx≒xとなる。したがって、入力
信号v1 ,v2 と出力電流iout+,iout-との関係は、
式iout+−iout-≒2IEE(v1 /2VT )(v2 /2
T )で表わされる。
【0018】つまり、出力電流iout+とiout-の差を求
め、その差に定数を乗算することにより、入力信号v1
とv2 の乗算を行なうことができる。
【0019】また、入力信号v1 ,v2 が、互いに異な
る周波数f1 ,f2 の正弦波であれば、2つの信号の積
1 2 は、Asin(f1 +f2 )t+Bsin(f
1 −f2 )t(ただし、A,Bは定数である。)とな
る。したがって、フィルタによってAsin(f1 +f
2 )tの成分とBsin(f1 −f2 )tの成分とを分
別すれば、2つの信号v1 ,v2 の周波数の和(f1
2 )の周波数を有する信号、または2つの信号v1
2 の周波数の差(f1 −f2 )の周波数を有する信号
を得ることができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のミキサ
回路は、縦積み2段の差動トランジスタ対を使用してい
たので、電源電圧の低減化が困難であるという問題があ
った。
【0021】それゆえに、この発明の主たる目的は、電
源電圧の低減化が可能なミキサ回路を提供することであ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
互いに異なる周波数の第1および第2の電圧信号を混合
して第3の信号を出力するミキサ回路であって、第1の
出力端子、第2の出力端子、第1の差動トランジスタ
対、第2の差動トランジスタ対、第1の定電流源、第2
の定電流源、および位相変換手段を備える。第1および
第2の出力端子からは、それぞれ第3の信号およびその
相補信号が出力される。第1の差動トランジスタ対の各
々の入力電極はそれぞれ第1の信号およびその相補信号
を受け、各々の第1の電極はそれぞれ第1および第2の
出力端子に接続され、各々の第2の電極はともに第1の
ノードに接続されて第2の信号を受ける。第2の差動ト
ランジスタ対の各々の入力電極はそれぞれ第1の信号お
よびその相補信号を受け、各々の第1の電極はそれぞれ
第2および第1の出力端子に接続され、各々の第2の電
極はともに第2のノードに接続される。第1および第2
の定電流源は、それぞれ第1および第2のノードに一定
の電流を流す。位相変換手段は、第1および第2のノー
ド間に接続され、第1のノードに入力された第2の信号
の位相を予め定められた角度だけ変えて第2のノードに
与えるとともに、第1および第2のノード間の電圧に応
じた電流を第1および第2のノード間に流す。
【0023】請求項2に係る発明では、請求項1に係る
発明の予め定められた角度は、180°である。
【0024】請求項3に係る発明では、請求項1に係る
発明の予め定められた角度は、ミキサ回路の変換利得が
最大になるように設定されている。
【0025】請求項4に係る発明では、請求項1から3
のいずれかの発明の位相変換手段は、フィルタである。
【0026】請求項5に係る発明では、請求項4に係る
発明のフィルタは、低域通過フィルタである。
【0027】請求項6に係る発明では、請求項5に係る
発明の低域通過フィルタは、第1および第2のノード間
に接続されたインダクタを含む。
【0028】請求項7に係る発明では、請求項6に係る
発明の低域通過フィルタは、さらに、第2のノードと基
準電位のラインとの間に接続されたキャパシタを含む。
【0029】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]図1は、この発明の実施の形態1によ
るミキサ回路の構成を示す回路ブロック図である。図1
を参照して、このミキサ回路は、NPN形バイポーラト
ランジスタ1〜4、定電流源5,6、移相器7、第1の
入力端子11、第2の入力端子12a、第3の入力端子
12b、および出力端子対13a,13bを備える。
【0030】第1の入力端子11には、電圧信号v1
入力される。第2および第3の入力端子12a,12b
には、互いに相補な電圧信号v2+,v2-(ただし、v2
=v 2+−v2-である)がそれぞれ入力される。トランジ
スタ1と2,3と4は、それぞれ差動トランジスタ対を
構成している。
【0031】すなわち、トランジスタ1,2のベースは
それぞれ入力端子12a,12bに接続され、各々のエ
ミッタは互いに共通接続され、ノードN5および定電流
源5を介して接地電位GNDのラインに接続される。定
電流源5は、一定の電流IEEを流す。第1の入力端子1
1は、ノードN5に接続される。
【0032】トランジスタ3,4のベースはそれぞれ入
力端子12b,12aに接続され、各々のエミッタは互
いに共通接続され、ノードN6および定電流源6を介し
て接地電位GNDのラインに接続される。定電流源6
は、一定の電流IEEを流す。
【0033】移相器7は、ノードN5とN6の間に接続
され、ノードN5に入力された信号v1 の位相を180
°変化させてすなわち信号v1 を反転させてノードN6
に出力する。
【0034】トランジスタ1と3のコレクタは互いに共
通接続されて出力端子13aに接続され、トランジスタ
2と4のコレクタは互いに共通接続されて出力端子13
bに接続される。
【0035】次に、図1で示したミキサ回路の動作につ
いて説明する。信号v1 が入力端子11を介してノード
N5に入力されると、ノードN6に信号v1 の反転信号
が出力される。これにより、ノードN5とN6の間に電
位差が生じ、ノードN5から移相器7を介してノードN
6に電流iIN1 が流れる。トランジスタ1,2のエミッ
タからノードN5に流れる電流iA はiA =IEE+i
IN1 となり、トランジスタ3,4のエミッタからノード
N6に流れる電流iB はiB =IEE−iIN1 となる。
【0036】信号v2+,v2-は、トランジスタ1,2で
構成される差動トランジスタ対によってトランジスタ
1,2のコレクタ電流に変換・増幅されるとともに、ト
ランジスタ3,4で構成される差動トランジスタ対によ
ってトランジスタ4,3のコレクタ電流に変換・増幅さ
れる。トランジスタ1と3のコレクタ電流の和が出力電
流iout+となり、トランジスタ2と4のコレクタ電流の
和が出力電流iout-とな。したがって、出力電流
out+,iout-は、信号v1 ,v2 を混合した互いに相
補な波形となる。
【0037】この関係を数式で表わすと以下のようにな
る。すなわち、トランジスタ1〜4のコレクタ電流iC1
〜iC4は、それぞれ(式12)〜(式15)で表わされ
る。
【0038】
【数4】
【0039】iout+=iC1+iC3、iout-=iC2+iC4
である。出力電流iout+とiout-の差iout+−iout-
(式16)で表わされる。
【0040】
【数5】
【0041】上述のとおり、tanhx≒xであるの
で、iout+−iout-=2iIN1 (v2/2VT )とな
る。
【0042】つまり、出力電流iout+とiout-の差を求
め、その差に定数を乗算することにより、電流iIN1
信号v2 の乗算を行なうことができる。電流iIN1 の周
波数f1 は信号v1 の周波数f1 に等しいので、iIN1
2 は、Asin(f1 +f 2 )t+Bsin(f1
2 )tとなる。したがって、フィルタによってAsi
n(f1 +f2 )tの成分とBsin(f1 −f2 )t
の成分とを分別すれば、2つの信号v1 ,v2 の周波数
の和(f1 +f2 )の周波数を有する信号、または2つ
の信号v1 ,v2 の周波数の和(f1 −f2 )の周波数
を有する信号を得ることができる。
【0043】この実施の形態では、差動トランジスタ対
は1段で済むので、縦積み2段の差動トランジスタ対を
使用していた従来のミキサ回路に比べ、電源電圧の低減
化が可能となる。
【0044】また、移相器7は、受動素子で構成可能で
あるので、信号v1 ,v2 の増幅に能動素子(トランジ
スタ51,52)を用いていた従来に比べ、歪みの小さ
な特性を得ることができる。
【0045】[実施の形態2]図2は、この発明の実施
の形態2によるミキサ回路の構成を示す回路ブロック図
である。図2を参照して、このミキサ回路が図1のミキ
サ回路と異なる点は、移相器7が低域通過フィルタ(L
PF)8で置換されている点である。低域通過フィルタ
8は、移相器7の役割を果たす。
【0046】低域通過フィルタ8は、図3に示すよう
に、ノードN5とN6の間に接続されたインダクタ9
と、ノードN5と接地電位GNDのラインとの間に接続
されたキャパシタ10とを含む。インダクタ9のインダ
クタンスLEとキャパシタ10のキャパシタンスCEと
が(式17)の関係を満たしている場合、ノードN6に
おいて入力信号v1 の位相を180°変えた反転信号を
得ることができる。
【0047】
【数6】
【0048】この実施の形態2でも、実施の形態1と同
じ効果が得られる。ただし、実際には、インダクタ9お
よびキャパシタ10の寄生成分による損失、および低域
通過フィルタ8のフィルタリング特性により、変換利得
を最大にするのに必要なノードN5の信号とノードN6
の信号との位相差は180°からずれる。
【0049】すなわち寄生成分を考慮すると、インダク
タ9は、図4(a)に示すように、一方端子9aと他方
端子9bとの間に直列接続されたインダクタ21および
抵抗素子22と、一方端子9aと接地電位GNDのライ
ンとの間に直列接続されたキャパシタ23および抵抗素
子24と、他方端子9bと接地電位GNDのラインとの
間に直列接続されたキャパシタ25および抵抗素子26
とで表わされる。
【0050】同じく寄生成分を考慮すると、キャパシタ
9は、図4(b)に示すように、一方端子10aと他方
端子10bの間に直列接続された抵抗素子31およびキ
ャパシタ32と、一方端子10aと他方端子10bの間
に直列接続されたキャパシタ33および抵抗素子34と
で表わされる。
【0051】図5は、図3のインダクタ9およびキャパ
シタ10を図4(a)(b)の回路で置換し、シミュレ
ーションを行なった結果を示す図である。図5におい
て、横軸はインダクタ21のインダクタンスLint、
一方の縦軸は変換利得、他方の縦軸はノードN5の信号
1 に対するノードN6の信号の位相差を示している。
ただし、キャパシタンスCEは7.2pFとし、インダ
クタンスLintの大きさによりインダクタ9の寄生成
分の大きさを変化させた。図5からわかるように、変換
利得は、位相差が180°のときすなわちインダクタン
スLintが約6.5nHのときに最大にはならず、イ
ンダクタンスLintが約3.5nHのときに最大にな
った。したがって、好ましくは、変換利得が最大になる
ようにインダクタンスLintは約3.5nHに設定さ
れる。
【0052】なお、この実施の形態では、NPN形バイ
ポーラトランジスタ1〜4によって差動トランジスタ対
を構成したが、図6に示すように、NチャネルMOSト
ランジスタ41〜44で差動トランジスタ対を構成して
もよいことは言うまでもない。NPN形バイポーラトラ
ンジスタ1〜4を使用するよりもNチャネルMOSトラ
ンジスタ41〜44を使用した方が、集積化に有利であ
る。さらに、差動トランジスタ対は、PチャネルMOS
トランジスタで構成してもよいし、GaAsトランジス
タ、MESトランジスタその他のどのようなトランジス
タで構成してもよい。
【0053】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る発明で
は、第1および第2の差動トランジスタ対の各々に第1
の信号およびその相補信号が入力され、第1の差動トラ
ンジスタ対の共通第2電極である第1のノードに第2の
信号が入力される。位相変換手段は、入力された第2の
信号の位相を予め定められた角度だけ変えて第2の差動
トランジスタ対の共通第2電極である第2のノードに与
えるとともに、第1および第2のノード間の電圧に応じ
た電流を第1および第2のノード間に流す。したがっ
て、差動トランジスタ対は1段で済むので、縦積み2段
の差動トランジスタ対を使用していた従来に比べ、電源
電圧の低減化が可能となる。
【0054】請求項2に係る発明では、請求項1に係る
発明の予め定められた角度は、180°に設定される。
理論的には、この場合に最大の変換利得が得られる。
【0055】請求項3に係る発明では、請求項1に係る
発明の予め定められた角度は、ミキサ回路の変換利得が
最大になるように設定される。この場合は、変換利得が
実際に最大となる。
【0056】請求項4に係る発明では、請求項1から3
のいずれかに係る発明の位相変換手段は、フィルタで構
成される。この場合は、位相変換手段を受動素子で構成
できるので、第2の信号を能動素子で増幅していた従来
に比べ、歪みの小さな入出力特性が得られる。
【0057】請求項5に係る発明では、請求項4に係る
発明のフィルタは、低域通過フィルタである。この場
合、位相変換を容易に行なうことができる。
【0058】請求項6に係る発明では、請求項5に係る
発明の低域通過フィルタは、第1および第2のノード間
に接続されたインダクタで構成される。したがって、低
域通過フィルタを容易に構成できる。
【0059】請求項7に係る発明では、請求項6に係る
発明の低域通過フィルタは、さらに、第2のノードと基
準電位のラインとの間に接続されたキャパシタを含む。
この場合は、位相変換をさらに容易に行なうことが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるミキサ回路の
構成を示す回路ブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態2によるミキサ回路の
構成を示す回路ブロック図である。
【図3】 図2に示したミキサ回路のより詳細な構成を
示す回路ブロック図である。
【図4】 図3に示したインダクタおよびキャパシタの
寄生成分を考慮した回路を示す回路図である。
【図5】 図2〜図4で示したミキサ回路のインダクタ
ンスの変化に対する変換利得および位相差の変化のシミ
ュレーション結果を示す図である。
【図6】 図2〜図5で示したミキサ回路の改良例を示
す回路ブロック図である。
【図7】 従来のミキサ回路の構成を示す回路ブロック
図である。
【符号の説明】
1〜4,51〜56 NPN形バイポーラトランジス
タ、5,6,50 定電流源、7 移相器、8 低域通
過フィルタ、9,21 インダクタ、10,23,2
5,32,33 キャパシタ、41〜44 Nチャネル
MOSトランジスタ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに異なる周波数の第1および第2の
    信号を混合して第3の信号を出力するミキサ回路であっ
    て、 それぞれから前記第3の信号およびその相補信号が出力
    される第1および第2の出力端子、 各々の入力電極がそれぞれ前記第1の信号およびその相
    補信号を受け、各々の第1の電極がそれぞれ前記第1お
    よび第2の出力端子に接続され、各々の第2の電極がと
    もに第1のノードに接続されて前記第2の信号を受ける
    第1の差動トランジスタ対、 各々の入力電極がそれぞれ前記第1の信号およびその相
    補信号を受け、各々の第1の電極がそれぞれ前記第2お
    よび第1の出力端子に接続され、各々の第2の電極がと
    もに第2のノードに接続される第2の差動トランジスタ
    対、 それぞれが前記第1および第2のノードに一定の電流を
    流すための第1および第2の定電流源、および前記第1
    および第2のノード間に接続され、前記第1のノードに
    入力された前記第2の信号の位相を予め定められた角度
    だけ変えて前記第2のノードに与えるとともに、前記第
    1および第2のノード間の電圧に応じた電流を前記第1
    および第2のノード間に流す位相変換手段を備える、ミ
    キサ回路。
  2. 【請求項2】 前記予め定められた角度は、180°で
    ある、請求項1に記載のミキサ回路。
  3. 【請求項3】 前記予め定められた角度は、前記ミキサ
    回路の変換利得が最大になるように設定されている、請
    求項1に記載のミキサ回路。
  4. 【請求項4】 前記位相変換手段は、フィルタである、
    請求項1から請求項3のいずれかに記載のミキサ回路。
  5. 【請求項5】 前記フィルタは、低域通過フィルタであ
    る、請求項4に記載のミキサ回路。
  6. 【請求項6】 前記低域通過フィルタは、前記第1およ
    び第2のノード間に接続されたインダクタを含む、請求
    項5に記載のミキサ回路。
  7. 【請求項7】 前記低域通過フィルタは、さらに、前記
    第2のノードと基準電位のラインとの間に接続されたキ
    ャパシタを含む、請求項6に記載のミキサ回路。
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