JPH10322021A - ビルドアップ基板とその製造法 - Google Patents

ビルドアップ基板とその製造法

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JPH10322021A
JPH10322021A JP13232097A JP13232097A JPH10322021A JP H10322021 A JPH10322021 A JP H10322021A JP 13232097 A JP13232097 A JP 13232097A JP 13232097 A JP13232097 A JP 13232097A JP H10322021 A JPH10322021 A JP H10322021A
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JP
Japan
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hole
copper foil
resin
core material
blind via
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Pending
Application number
JP13232097A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikuni Taniguchi
芳邦 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH10322021A publication Critical patent/JPH10322021A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度化が可能であり、相対的位置精度の高
いブラインドビアホールを保有するビルドアップ基板を
製造すること。 【解決手段】 多層基板の内層パターン1と有するコア
材2に熱硬化性樹脂4が塗布された銅箔5を積層して接
着し、穴8の位置部分の銅箔5を写真法によるエッチン
グにより取り去り、小径穴8を形成し、レーザービーム
を穴全体を含む部品に照射し、銅箔5と樹脂4のレーザ
ーに対する吸収率の相違を利用し、樹脂部分のみを消滅
させて、コア材2に到達するブラインドビアホール用の
穴8を形成する。コア材2に対し樹脂4が塗布された銅
箔5を積層して接着して穴を形成する工程に入るため、
コア材2に樹脂4の層がコア材の凹凸を吸収し、平滑性
が高くなり最終パターン形成をし易くなり、写真法によ
り一括してブラインドビアホール形成用の穴を形成する
ために穴間の相対的位置精度が高くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビルドアップ基板
とその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のビルドアップ基板の製造法として
は、次のような方法がある。 (1)フォトビアプロセス法 図3に示すように、内層パターン1を表面に施したコア
材2(図3(a))に対して感光性絶縁樹脂4をコーテ
ィングし(図3(b))、エッチング用レジスト6を用
いる写真法によりブラインドビアホール部に穴8を形成
し(図3(c)、図3(d))、その後全体に銅メッキ
9を施し(図3(e))、スルーホール接続10を作
り、パターン形成をする(図3(f))方法である。
【0003】(2)レーザービアプロセス法 図4に示すように内層パターン1を表面に施したコア材
2(図4(a))に対して熱硬化絶縁樹脂4’をコーテ
ィングし(図4(b))、キュアしてレーザー加工法を
用いてブラインドビアホール部に穴8を形成し(図4
(c)、図4(d))、その後全体に銅メッキ9を施し
(図4(e))、スルーホール接続10を作り、パター
ン形成をする(図4(f)方法である。
【0004】(3)レーザービアプロセス法 図5に示す製造法は前記(2)のレーザービアプロセス
法とは別のレーザービアプロセスであり、内層パターン
1を表面に施したコア材2(図5(a))に対して熱硬
化絶縁樹脂4’がコーティングされた銅箔5を積層、接
着し(図5(b))、キュア後レーザー加工法を用いて
ブラインドビアホール部に銅箔5ごと貫通するビームを
照射することで穴8を形成し(図5(c)、図5
(d))、その後全体に銅メッキ9を施し(図5
(e))、スルーホール接続10を作り、パターン形成
をする(図5(f))方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記3つの代表的なビ
ルドアップ基板の製造法の長所、短所は次の通りであ
る。(1)のフォトビアプロセス法の長所は、写真法に
より一括して穴8を形成するために穴間の相対的位置精
度が高く、またタクトも短いことであり、比較的小さい
穴8まで解像、開口できることである。一方、この方法
の短所としては写真法で穴8を形成するため露光時にゴ
ミの影響を受けやすく、クリーンルーム等の管理が必要
であり設備費がかさみ、コア材2に感光性絶縁樹脂4を
コートするためのコア材の凹凸を反映しやすく、最終パ
ターン形成をし難いことがある。さらに、樹脂4に銅メ
ッキ9を施すのみなのでパターンの密着力が弱いことも
欠点である。
【0006】(2)のレーザービアプロセス法の長所
は、穴あけ時にレーザー加工のため、ゴミの影響を受け
にくく、クリーンルームが不要なことである。また、そ
の短所としてはレーザーにより順次穴8を形成するため
に穴間の相対的位置精度が低く、また、タクトも長いこ
とである。さらに、コア材2に熱硬化絶縁樹脂4’をコ
ートするためのコア材2の凹凸を反映しやすく、最終パ
ターン形成をし難いことと樹脂4’に銅メッキ9を施す
のみなのでパターンの密着力が弱いことも欠点である。
【0007】(3)のレーザー法は穴あけ時にレーザー
加工のため、ゴミの影響を受けにくく、クリーンルーム
が不要なことと、熱硬化絶縁樹脂4’付きの銅箔5を積
層するためコア材2の凹凸が反映されず、最終パターン
形成がやりやすく、パターンの密着力も強いことであ
る。
【0008】一方、短所はレーザーにより順次穴8を形
成するために穴間の相対的位置精度が低く、また、タク
トも長いことと、銅箔5ごとに貫通するため、大きなエ
ネルギービームが必要となり、小さな穴8の開口ができ
ないことである。
【0009】そこで本発明の課題は、高密度化が可能で
あり、相対的位置精度の高いブラインドビアホールを保
有するビルドアップ基板を得ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は次の
構成によって達成される。すなわち、多層基板の内層と
なるコア材に対し、熱硬化性樹脂が塗布された銅箔を積
層して接着し、ブラインドビアホールを形成する穴位置
部分の銅箔を写真法によるエッチングにより取り去り、
小径穴を形成し、穴径よりも大きなスポット径を持つレ
ーザービームを穴全体を含む部品に照射し、銅箔と樹脂
のレーザーに対する吸収率の相違を利用し、樹脂部分の
みを消滅させて、コア材に到達するブラインドビアホー
ル用の穴を形成するビルドアップ基板の製造法および該
製造法で得られるビルドアップ基板である。
【0011】本発明の製造方法によれば、まず、コア材
に対し、熱硬化性樹脂が塗布された銅箔を積層して接着
してブラインドビアホール形成用の穴を形成工程に入る
ため、コア材に樹脂層がコア材の凹凸を吸収し、平滑性
が高くなり最終パターン形成をし易くなる。
【0012】また、写真法により一括してブラインドビ
アホール形成用の穴を形成するために穴間の相対的位置
精度が高くなる。また、写真法の欠点である穴形成時の
露光工程でゴミの影響を受けて、穴形成位置以外の他の
部位の銅箔がエッチングされても、樹脂は残っており、
後工程の穴形成用にレーザーを照射する際に、銅箔と樹
脂のレーザーに対する吸収率の相違を利用し、樹脂部分
のみを消滅させて、前記エッチングされた銅箔部分に穴
が形成されないようにすることができる。
【0013】こうして、クリーンルーム等の管理に特別
の設備費をかける必要がなくなり、さらに、従来のレー
ザービアプロセス法の長所であるパターンの密着力が強
い特徴を維持したまま、レーザービアプロセス法の短所
である穴間の相対的位置の精度が落ちることに気を使う
必要がなくなる。また、本発明法では既に銅箔のエッチ
ングされた部分からレーザーにより順次穴を形成するた
めに銅箔を貫通するような大きなエネルギーのビームが
不要であり、小さなエネルギーのビームにより小径穴を
開口することができることも長所である。
【0014】なお、レーザービアプロセス法によるパタ
ーンの密着力が高い理由は、レーザービアプロセス用樹
脂として熱硬化性のみの単純な、標準的なエポキシ樹脂
などコア材や銅との密着力の強いものを選択できるから
である。これに対してフォトビアプロセス法の場合、光
感光性を付与しなければならず、エポキシ樹脂に光官機
能を入れる必要があり、本来の高分子物性を阻害し、密
着力が弱くなる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。図1〜図2に本発明の一つの実施の形態のビルド
アップ基板の製造法を示すが、本発明では、前記従来技
術の(1)〜(3)の製造方法の長所を生かしつつ、短
所を克服することができる。
【0016】まず、多層基板の内層パターン1を表面に
施したコア材2上に熱硬化性樹脂4’付き銅箔5を積層
接着して、熱硬化性樹脂4’を硬化させる。樹脂4付き
銅箔5の樹脂4’の側面をコア材2に接するように積層
する(図1(a)、図1(b))ことで、前記従来法
(1)、(2)の短所であるコア材2の凹凸の影響によ
り、基板表面に凹凸が生じ、パターン形成がし難いこ
と、あるいはパターン密着が低いといった点を解消でき
る。
【0017】次に、エッチング用のレジスト6を積層
(図1(c))した後、通常のプリント配線板の製造工
程で用いられるフィルムもしくはガラス乾板7を用いて
写真法でブラインドビアホールの穴となる部分の銅箔5
をエッチング除去する(図1(d)〜図2(a))。
【0018】本発明の方法は写真法により一括して多数
の穴8を形成するため、穴8間の相対的位置精度が高い
特徴を有する。また、ゴミ等の影響で他の部位の銅箔5
がエッチングされても、樹脂4’は残っており、後工程
の銅メッキ9で修復することができることも本発明の方
法の特徴である。
【0019】さらに、銅箔5がエッチングされた部位に
前記穴8の径よりも大きなスポット径を持つレーザービ
ームを穴全体を含む部品に照射する(図2(b))。こ
のとき、レーザー照射エネルギーを調整することで樹脂
のみを消去することができ、エッチングによって除去し
た銅箔5の穴径と同じ小さな径の穴8を形成することが
できる。また、この工程はゴミの影響を極めて受けにく
い。
【0020】最後に、穴8が形成された基板(図2
(c))に銅メッキ9を施し(図2(d))、スルーホ
ール接続10を形成し、通常のエッチングプロセスでパ
ターン形成する(図2(e))。上記本発明法におい
て、ビア部を除き、銅上へのメッキ付着となり、銅メッ
キ9と銅箔5の接着力は合成樹脂への金属メッキに比べ
強固なものである。こうして、小径で、かつ高密度化が
可能な相対的寸法精度の高いブラインドビアホールを保
有ビルドアップ基板を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、フォトビア法と同等の
小径かつ、相対的位置精度の高いブラインドビアホール
を保有し、かつ、基板の平滑性、パターンの密着力に優
れたビルドアップ基板を作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のビルドアップ基板の製造プロセスを
説明する図である。
【図2】 本発明のビルドアップ基板の製造プロセスを
説明する図である。
【図3】 従来法のビルドアップ基板の製造プロセスを
説明する図である。
【図4】 従来法のビルドアップ基板の製造プロセスを
説明する図である。
【図5】 従来法のビルドアップ基板の製造プロセスを
説明する図である。
【符号の説明】
1 内層パターン 2 コア材 4’ 熱硬化性樹脂 5 銅箔 6 エッチング用のレジスト 8 穴 9 銅メッキ 10 スルーホール接

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層基板の内層となるコア材に対し、熱
    硬化性樹脂が塗布された銅箔を積層して接着し、 ブラインドビアホールを形成する穴位置部分の銅箔を写
    真法によるエッチングにより取り去り、小径穴を形成
    し、 穴径よりも大きなスポット径を持つレーザービームを穴
    全体を含む部品に照射し、 銅箔と樹脂のレーザーに対する吸収率の相違を利用し、
    樹脂部分のみを消滅させて、 コア材に到達するブラインドビアホール用の穴を形成す
    るビルドアップ基板の製造法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の製造法で得られるビルド
    アップ基板。
JP13232097A 1997-05-22 1997-05-22 ビルドアップ基板とその製造法 Pending JPH10322021A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6710261B2 (en) 2001-06-19 2004-03-23 Sony Corporation Conductive bond, multilayer printed circuit board, and method for making the multilayer printed circuit board
US7868464B2 (en) 2004-09-16 2011-01-11 Tdk Corporation Multilayer substrate and manufacturing method thereof

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