JPH10322000A - 電子部品接着用ボンドの塗布方法 - Google Patents

電子部品接着用ボンドの塗布方法

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JPH10322000A
JPH10322000A JP9125325A JP12532597A JPH10322000A JP H10322000 A JPH10322000 A JP H10322000A JP 9125325 A JP9125325 A JP 9125325A JP 12532597 A JP12532597 A JP 12532597A JP H10322000 A JPH10322000 A JP H10322000A
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裕治 大武
Minoru Murakami
稔 村上
Shigetaka Abe
成孝 阿部
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    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/303Surface mounted components, e.g. affixing before soldering, aligning means, spacing means

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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンジを基板の上方を水平移動させなが
ら、電子部品を接着するためのボンドを基板の多数の塗
布点に次々に塗布するにあたり、シリンジを高速度で水
平移動させても塗布量のばらつきがなく、安定した塗布
が行えるボンドの塗布方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 シリンジ内に貯留されたボンドを気体圧
を付与することにより基板20に塗布するボンド1の塗
布方法において、シリンジに吐出動作を行わせるための
気体圧を付与するタイミングからノズル16aの下端部
に吐出されたボンド1を基板20に塗布するタイミング
までの時間Taを各塗布点について予め定められた同一
の所定時間に設定する。このため基板20へのボンド1
の塗布時にノズル16aの下端部に付着するボンド1の
付着量を各塗布点について一定にすることができ、塗布
量の安定したボンド1の塗布を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を基板に
接着する電子部品接着用ボンドの塗布方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】様々な品種の電子部品を基板に接着する
ために、基板の所定位置にボンドを塗布することが行わ
れる。この場合、ボンドの塗布量が過少であれば電子部
品の接着力不足を生じ、また過多であると電子部品がボ
ンドに埋没するなどの問題が生じるため、ボンドの塗布
量は適正になるように調整されなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この塗布量の調整は、
従来はシリンジに貯溜されたボンドを加圧する気体圧の
大きさ、加圧時間などの変更により行われていた。しか
しながら、ボンドの塗布装置によってボンドの塗布を行
う場合には、気体圧の大きさや加圧時間などの因子以外
にも、ボンドの塗布量に影響を及ぼす因子が存在する。
例えば、気体圧や加圧時間などを最適に制御しても、基
板に塗布されるボンドの量はばらつくものである。この
ばらつきの要因として、塗布点間の距離のばらつきがあ
る。すなわち、ボンドは一般にシリンジを基板に対して
相対的に水平移動させながら、シリンジ内のボンドを気
体圧で加圧して基板の所定の塗布点にボンドを塗布して
いくが、塗布点間の距離は一定でなく、このため気体圧
で加圧してノズルの下端部に吐出されて付着するボンド
の塗布量はシリンジが目標の塗布点に向かって移動する
間に変化し、その結果、基板に塗布されるボンドの量が
ばらつくことになる。
【0004】そこで本発明は、基板の多数の塗布点に対
して、ボンドの塗布量のばらつきがなく、しかも高速度
で安定したボンドの塗布が行える電子部品接着用ボンド
の塗布方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリンジを基
板に対して相対的に水平移動させながら、シリンジ内の
ボンドに気体圧を付与することにより、ノズルの下端部
にボンドを吐出して付着させ、塗布点間の距離の異なる
基板の複数の塗布点にノズルの下端部に付着するボンド
を着地させて塗布するようにした電子部品接着用ボンド
の塗布方法であって、各塗布点の位置データに基づいて
決定される各塗布タイミングから、すべての塗布点につ
いて予め設定された同一の所定時間遡及したタイミング
で気体圧の付与を開始するようにした。
【0006】
【発明の実施の形態】上記構成の本発明によれば、各塗
布点の位置データに基づいて決定される各塗布タイミン
グから、すべての塗布点について予め設定された同一の
所定時間遡及したタイミングで気体圧の付与を開始する
ことにより、塗布量の安定したボンドの塗布が行える。
【0007】以下、本発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の一実施の形態のボンドの
塗布装置の斜視図、図2は同ボンドの塗布装置によるボ
ンドの塗布態様を示す基板の斜視図、図3は同ボンドの
塗布装置の制御系のブロック図、図4(a)、(b)、
(c)は同ボンドの塗布装置のノズルの拡大図、図5
(a)は同ボンドの塗布装置の塗布動作のタイミングチ
ャート、図5(b)は同ボンドの塗布装置のノズルの拡
大図、図5(c)は同ボンドの塗布装置のノズルの下端
部のボンド付着量を示すグラフ、図6(a)は同ボンド
の塗布装置のノズルの塗布動作のタイミングチャート、
図6(b)は同ボンドの塗布装置のノズルの拡大図、図
6(c)は同ボンドの塗布装置のノズルの下端部のボン
ド付着量を示すグラフである。
【0008】まず、図1を参照してボンドの塗布装置の
全体構造を説明する。図1において、本体フレーム11
の上部には透明なカバーボックス12が被蓋されてお
り、このカバーボックス12の内部に以下に述べる部品
が配置されている。13はXテーブル、14はXテーブ
ル13の両側部にこれと直交するように配設されたYテ
ーブルであって、Xテーブル13には、ヘッド15が装
着されている。このヘッド15には、複数本のシリンジ
16とカメラ10が保持されている。
【0009】それぞれのシリンジ16には、ボンドが貯
溜されているが、それぞれのシリンジ16によるボンド
の塗布量は異なっており、対象基板や対象チップなどに
応じて選択的に使用される。移動テーブルであるXテー
ブル13とYテーブル14にはモータMx,Myやこの
モータMx,Myに駆動されて回転するボールねじ18
などが配設されており、モータMx,Myが駆動する
と、ヘッド15はX方向や、Y方向に移動し、シリンジ
16は基板20に対して相対的に水平移動する。なお作
図の都合上モータMx,Myやボールねじ18はその一
部のみを図示している。
【0010】ヘッド15の移動路の下方には、左右一対
の棒状のガイドレール19a,19bが配設されてい
る。このガイドレール19a,19bの内面には、基板
20を搬送するコンベアベルト21が設けられている。
また一方のガイドレール19aの中央部にはクランパ1
9cが設けられており、基板20を他方のガイドレール
19b側へ押しつけて固定する。従って、ガイドレール
19bとクランパ19cは基板20の位置決め部を構成
している。そして、このように位置決めされた基板20
に対してボンドが塗布される。
【0011】22はコンベアベルトの駆動用モータ、2
3は基板20の横幅に応じてガイドレール19aとガイ
ドレール19bの間隔を調整するために、一方のガイド
レール19aを他方のガイドレール19bに対して基板
20の横幅方向(Y方向)に移動させるためのモータ、
24はそのガイドである。
【0012】次にガイドレール19bの側部に設けられ
たボンド1の試し塗布部30について説明する。ガイド
レール19bの側方には、繰り出しリール31と巻き取
りリール32が対設されており、繰り出しリール31に
卷回されたテープ33を巻き取りリール32で巻き取
る。このテープ33は、透明もしくは半透明の光透過性
のテープであり、合成樹脂などからなっている。
【0013】このテープ33の水平走行部の下方には光
源を有する光源部(図示せず)が配設されており、テー
プ33へ向かって光を照射する。34はテープ33の水
平走行部の直下に配設されたテープ33の受け台であっ
て、テープ33を水平に保持させるためのものであり、
透明や白色の光透過板にて形成されている。このテープ
33の水平走行部は、ボンドを試し塗布するためのステ
ージとなる。
【0014】図2は、ボンドの塗布態様を示している。
シリンジ16は基板20上をX方向やY方向へ水平移動
しながら、ノズル16aからボンド1を吐出し、基板2
0の所定の塗布点P(P1、P2、P3、・・・Pn)
に順に塗布する。図中、D(D1、D2、D3、・・・
Dn)は各塗布点間のシリンジの移動距離である。後に
詳述するように、本ボンドの塗布装置は、移動距離Dが
異なる各塗布点間をシリンジ16を高速度で移動させな
がら、ノズル16aからボンド1を吐出するためにシリ
ンジ16内に気体圧を付与するタイミングを調整するこ
とにより、各塗布点P1〜Pnにおいて塗布量が均一な
安定したボンド1の塗布を実現するものである。
【0015】次にボンドの塗布装置の制御系の構成につ
いて説明する。図3において、40は主制御部であり、
以下に説明する各部からのデータを受け、また各部に指
令を出して全体の動作を制御する。塗布データ記憶部4
1は、塗布対象の基板20の各塗布点の座標を記憶す
る。塗布条件記憶部42は、ボンド1を吐出するための
加圧時間を記憶する。塗布条件調整データ記憶部43
は、前述の加圧時間の調整データを記憶する。
【0016】認識部44は、カメラ10によって撮像さ
れた各塗布点の画像データに基づき、各塗布点に塗布さ
れたボンド1の塗布面積を算出する。この塗布面積は、
各塗布点でのボンド1の塗布量を表す指標として用いら
れる。モータ駆動部45は、シリンジ16を水平移動す
るXテーブル13やYテーブル14の各軸のモータM
x,Myや、シリンジ16の上下移動をするZ軸モータ
Mzを制御する。バルブ駆動部46は、シリンジ16に
気体圧を付与する加圧バルブ47の動作を制御する。
【0017】このボンドの塗布装置は上記のような構成
より成り、以下このボンドの塗布装置による電子部品接
着用ボンドの塗布方法について説明する。まず、塗布装
置の具体的な動作を説明する前に、気体圧を用いてボン
ド1を塗布する方法について図4を参照して説明する。
図4(a)に示すようにこのボンド塗布装置では、シリ
ンジ16に気体圧を付与することにより、シリンジ16
に装着されたノズル16aの下端部からボンド1を吐出
させノズル16aの下端部にボンド1を付着させる(こ
のボンド1の量Qを以下、「付着量」という)。そして
図4(b)に示すように、ノズル16aを下降させてノ
ズル16aの下端部に付着したボンド1を基板20に着
地させることによりボンド1の塗布が行われる。このた
め、塗布が行われるタイミング(図4(b)に示すよう
に、ノズル16aが下降してその下端部に吐出されたボ
ンド1が基板20に着地するタイミング)でのノズル1
6aの下端部に付着するボンド1の量(以下、「塗布時
付着量」という)Qeが、実際に基板20に塗布される
ボンド1の量Qt(図4(c)にて示すボンド1の量、
以下、単に「塗布量」という)を決定することになる。
すなわち、この塗布時付着量Qeが多ければ塗布量Qt
は多くなり、逆に少なければ塗布量Qtは少なくなる。
したがって、各塗布点への塗布量Qtが均一な安定した
ボンド1の塗布を実現するためには、各塗布点における
塗布時付着量Qeを一定にする必要がある。
【0018】そこで、次に塗布時付着量Qeと、加圧バ
ルブ47の開閉タイミングの関係について、図5を参照
して説明する。図5において、(a)は加圧バルブ47
の開閉タイミングを示すタイミングチャートである。ま
た(b)は、シリンジ16内に気体圧を付与することに
より吐出されるボンド1の付着量Qの変化を各タイミン
グごとに図示するものである。また、(c)はノズル1
6aの下端部に付着するボンド1の付着量Qの時間的変
化を示している。
【0019】図5において、時間原点t0は一連の動作
が開始するタイミングであり、このタイミングt0で加
圧バルブ47が開になり、ノズル16aの下端部よりボ
ンド1の吐出が開始される。なお図5において、破線矢
印A、Bはノズル16a内におけるボンド1の流れ方向
を示している。この加圧バルブ47は予め設定された時
間(加圧時間Td)だけ開にされ、タイミングt1にて
閉じられる。
【0020】図5(b),(c)に示すように、ノズル
16aの下端部に吐出されたボンド1の付着量Qは、動
作開始タイミング(イ)でのボンド1の付着量、すなわ
ち初期付着量Qiから順次増大し、(ロ)の状態を経て
(ハ)に示すように加圧バルブ47が閉じられるタイミ
ングt1にて最大量Qmとなる。この後、加圧バルブ4
7が閉じられた後には、(ニ)に示すようにボンド1は
ノズル16内を矢印Bで示すようにシリンジ16側へ逆
流し、ボンド1の付着量Qはある時間(図5(c)で示
すt1〜t2の間、以下「戻り時間」Twという)の間
減少を続け、いわゆるボンド1の「戻り」の現象を示
す。(ニ)において、破線で示すボンド1は最大量Qm
を示し、また実線で示すボンド1は「戻り」により減少
しつつあるボンド1を示している。そしてこの時間Tw
を経過した後(タイミングt2以降)はボンド1の付着
量Qは(ホ)(ヘ)に示す一定量Qrとなる。
【0021】以上説明したように、ボンド1の付着量Q
は吐出開始のタイミングt0以後一旦増減した後に一定
量Qrとなる。このような経時的に変動するボンド1の
付着量Qを対象として塗布時付着量Qeが一定量となる
ような塗布を行うには、基本的に2つの方法がある。す
なわち、1つは付着量Qが一定量Qrとなった以後すな
わちタイミングt2以後に塗布を行う方法であり、他の
1つは付着量Qが変動している時間中に塗布時付着量Q
eが一定量となるような方策を講じて塗布を行う方法で
ある。前者は従来用いられていた方法であり、この方法
によれば付着量Qが一定量Qrになった後に塗布を行う
ため、塗布時付着量Qeは常に一定となる。しかしなが
ら、この方法では、吐出開始のタイミングt0以後タイ
ミングt2が経過するまでは塗布を待たなければならな
いため塗布インターバルが長くなり、結果としてタクト
タイムが長くなるという問題点があった。
【0022】したがって、タクトタイムを短縮して高速
度の塗布を実現しようとすれば、後者の方法を採ること
になるが、この場合には付着量Qが変動している戻り時
間Tw中にノズル16aを下降させてボンド1の塗布を
行わなければならない。この戻り時間Tw中にボンド1
の塗布を行うことは従来も行われていたが、従来は、ボ
ンド1の吐出開始のタイミングを設定する方法として、
吐出開始のタイミングをシリンジ16の水平方向への移
動開始のタイミングと同期させることが行われていた。
【0023】したがって各塗布点間の移動距離Dが異な
ればシリンジ16が塗布点の位置まで到達する時間が異
なることから、吐出開始から基板20への塗布までの時
間が異なることとなり、戻り時間Tw中での塗布のタイ
ミングは一定しない。前述のように戻り時間Tw中はボ
ンド1の付着量Qは次第に減少しているため、移動距離
Dによって各塗布点における塗布時付着量Qeはばらつ
き、したがって塗布量Qtがばらつくこととなってい
た。「発明が解決しようとする課題」の項で述べた従来
方法の問題点はこのことに起因するものである。
【0024】本発明は、図2に示すような移動距離Dが
異なる多数の塗布点を有する基板を対象として、高速度
でしかも塗布量Qtが安定したボンド1の塗布を実現す
るため、ボンド1の吐出開始のタイミング、すなわち加
圧バルブ47を開にするタイミングを従来と異なる方法
で設定するものである。
【0025】図5(c)のグラフから明らかなように、
ノズル16aの下端に付着するボンド1の付着量Qは、
ボンド1の吐出開始のタイミングt0からの時間で一意
的に定まる。言い換えれば、ある付着量Qが指定されれ
ばその付着量Qに対応するタイミングt0からの時間が
決定される。すなわち付着量Qが所望の塗布時付着量Q
eになるタイミングは、タイミングt0からの時間によ
って一意的に定められる。この時間を求めるためには、
まず所望の塗布時付着量Qeの値に相当する付着量の点
Pを図5(c)のグラフ上に求め、次いでこの点Pに対
応する時間(タイミングt0からの時間)Taをグラフ
より求める。すなわち、各塗布点への塗布を行うタイミ
ングから時間Ta遡及したタイミングにてボンド1の吐
出を開始することにより、所望の塗布時付着量Qeを得
ることができる。
【0026】したがって、基板20上の各塗布点の位置
データに基づいて定められるそれぞれの塗布点の塗布タ
イミングから、予め設定された同一の所定時間(Ta)
遡及したタイミングで加圧バルブ47を開にしてシリン
ジ16への気体圧の付与を開始するよう塗布動作の制御
シーケンス上のタイミングを設定すれば、塗布時付着量
Qeは各塗布点について一定となる。
【0027】以下、具体的な塗布動作について図6を参
照して説明する。図6において、(a)はシリンジ16
の水平方向(XY方向)の速度パターン、ノズル16a
の上下動(Z方向)の速度パターン、および加圧バルブ
47の開閉タイミングを示すタイミングチャートであ
り、(b)はノズル16aの上下方向の動きとノズル1
6aの下端部に付着するボンド1の状態を各タイミング
ごとに示したものであり、また(c)は、ボンド1の付
着量Qの時間的変化を示すグラフである。
【0028】まずタイミングt0にてXY方向への移動
速度が立ち上がり、タイミングt1にて最高速に到達し
その後t1〜t2の間は等速で移動する。その後減速し
てタイミングt3にて停止する。すなわち、シリンジ1
6はこのタイミングt3に塗布点に到達する。
【0029】次いで、このタイミングt3もしくはこの
タイミングt3に前後してZ軸モータMzが駆動を開始
しノズル16aが下降を開始する。次に、タイミングt
5(塗布タイミング)にてノズル16aは下降動作の下
死点に達し下端部に付着しているボンド1を基板20の
表面に塗布する(図6(b)(ホ)参照)。この塗布タ
イミングt5でのボンド1の量は前述の塗布時付着量Q
eであリ、この塗布時付着量Qeを一定にするには、こ
のタイミングt5から予め設定された同一の所定時間T
a遡及したタイミングt7で加圧バルブ47を開にすれ
ばよいことになる。
【0030】このタイミングt7でノズル16aの下端
部よりボンド1の吐出を開始すると(図6(b)(イ)
にて破線で示す矢印A参照)、加圧の進行とともに付着
量Qは次第に増大し、タイミングt8にて最大量Qmに
達し、その後戻りにより減少する。そして吐出開始から
時間Ta経過したタイミングt5(図6(b)(ホ)に
て示すボンド1の塗布時)での塗布時付着量Qeは、す
べての塗布点について吐出後の経過時間が同一であるた
め、すべての塗布点について一定となる。したがって基
板20には常に均一な塗布量Qtのボンド1が塗布され
る(図6(b)の(ヘ)参照)。図6(c)に示すよう
に、基板20へのボンド1の塗布が行われる結果、付着
量Qはタイミングt5にて塗布量Qtだけ減少し、その
後も戻り時間Tw(t8〜t9)の間は減少する。な
お、タイミングt5以後の鎖線で示すグラフq’は、塗
布を行わなかった場合の付着量Qの時間的変化を示すも
のである。
【0031】上記説明では、時間Taを求める方法を説
明するに際し、図5(c)のグラフを使用しているが、
実際の制御プログラム上で吐出開始のタイミングを決定
するに際して図5(c)のようなグラフを作成すること
は特に必要ではない。要は、基板上の各塗布点について
塗布タイミングから同一の所定時間Ta遡及したタイミ
ングでボンド1の吐出を開始するようにして、各塗布点
についての塗布時付着量Qeを一定にすればよい。塗布
時付着量Qeの絶対量の調整は、実際の塗布結果におけ
る塗布量Qtを観察しながら、他の因子例えば気体圧の
大きさや加圧時間Tdなどを調整して行えばよい。
【0032】上記説明したように、シリンジ16の移動
距離Dが異なる基板上の多数の塗布点について、シリン
ジに気体圧を付与してボンド1の吐出を開始させるタイ
ミングからノズル16を下降させてボンド1を基板に塗
布するタイミングまでの時間Taを各塗布点についてす
べて同一の所定時間に設定することにより、常に均一な
塗布量が得られる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、シリンジに吐出動作を
行わせるための気体圧の付与を開始するタイミングか
ら、ノズルの下端部に吐出されたボンドを基板に塗布す
るまでの時間を、各塗布点について予め定められた同一
の所定時間に設定することにより、基板へボンドを塗布
するタイミングでのノズル下端部のボンドの付着量を一
定にすることができるので、加圧バルブの駆動タイミン
グの設定という簡単な方法で常に均一な塗布量の安定し
たボンドの塗布が行える。さらに、ノズルからボンドを
吐出させた後のボンドの付着量が安定していないボンド
の戻り時間中にノズルを基板に着地させてボンドの塗布
を行えるため、塗布インターバルを短縮することがで
き、したがってタクトタイムが短縮される。これによ
り、従来では不可能であった高速度でしかも塗布量が安
定したボンドの塗布が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のボンドの塗布装置の斜
視図
【図2】本発明の一実施の形態のボンドの塗布装置によ
るボンドの塗布形態を示す基板の斜視図
【図3】本発明の一実施の形態のボンドの塗布装置の制
御系のブロック図
【図4】(a)本発明の一実施の形態のボンドの塗布装
置のノズルの拡大図 (b)本発明の一実施の形態のボンドの塗布装置のノズ
ルの拡大図 (c)本発明の一実施の形態のボンドの塗布装置のノズ
ルの拡大図
【図5】(a)本発明の一実施の形態のボンドの塗布装
置の塗布動作のタイミングチャート (b)本発明の一実施の形態のボンドの塗布装置のノズ
ルの拡大図 (c)本発明の一実施の形態のボンドの塗布装置のノズ
ルの下端部のボンド付着量を示すグラフ
【図6】(a)本発明の一実施の形態のボンドの塗布装
置のノズルの塗布動作のタイミングチャート (b)本発明の一実施の形態のボンドの塗布装置のノズ
ルの拡大図 (c)本発明の一実施の形態のボンドの塗布装置のノズ
ルの下端部のボンド付着量を示すグラフ
【符号の説明】
1 ボンド 10 カメラ 11 Xテーブル 12 Yテーブル 16 ディスペンサ 16a ノズル 19a ガイドレール 19b ガイドレール 19c クランパ 20 基板 31 繰り出しリール 32 巻き取りリール 33 テープ 40 主制御部 41 塗布データ記憶部 42 塗布条件記憶部 43 塗布条件調整データ記憶部 44 認識部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンジを基板に対して相対的に水平移動
    させながら、シリンジ内のボンドに気体圧を付与するこ
    とにより、ノズルの下端部にボンドを吐出して付着さ
    せ、塗布点間の距離の異なる基板の複数の塗布点にノズ
    ルの下端部に付着するボンドを着地させて塗布するよう
    にした電子部品接着用ボンドの塗布方法であって、各塗
    布点の位置データに基づいて決定される各塗布タイミン
    グから、すべての塗布点について予め設定された同一の
    所定時間遡及したタイミングで気体圧の付与を開始する
    ことを特徴とする電子部品接着用ボンドの塗布方法。
JP12532597A 1997-05-15 1997-05-15 電子部品接着用ボンドの塗布方法 Expired - Fee Related JP3436071B2 (ja)

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JP2008100231A (ja) * 2007-12-27 2008-05-01 Shibaura Mechatronics Corp 液状物質滴下装置及び液状物質滴下方法
JP2008251902A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Yamaha Motor Co Ltd 実装機、並びに実装機における動作順序決定方法および装置
JP2017144367A (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 ヤマハ発動機株式会社 塗布方法、及び、塗布装置

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