JPH10321816A - キャパシタを有する半導体装置 - Google Patents

キャパシタを有する半導体装置

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Publication number
JPH10321816A
JPH10321816A JP9128603A JP12860397A JPH10321816A JP H10321816 A JPH10321816 A JP H10321816A JP 9128603 A JP9128603 A JP 9128603A JP 12860397 A JP12860397 A JP 12860397A JP H10321816 A JPH10321816 A JP H10321816A
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JP
Japan
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layer
semiconductor device
upper electrode
capacitor
titanium
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Withdrawn
Application number
JP9128603A
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English (en)
Inventor
Keiichirou Kashiwabara
慶一朗 柏原
Makoto Matsushita
誠 松下
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Renesas Semiconductor Engineering Corp
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Renesas Semiconductor Engineering Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘電体層の絶縁性の低下が抑制されるキャパ
シタを有する半導体装置を提供する。 【解決手段】 キャパシタを有する半導体装置は、シリ
コン基板1と、下部電極14と、誘電体層15と、白金
族元素を含む上部電極16と、スルーホール19を有す
る絶縁層18と、スルーホール19通じて上部電極16
に接するチタン層20cと、アルミニウム合金層20b
とを備える。チタン層20cが接する上部電極16の部
分に、シリコン、リン、ヒ素およびボロンからなる群よ
り選ばれた少なくとも1種を含む不純物含有層17が形
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、キャパシタを有
する半導体装置に関し、特に、強誘電体層を用いたキャ
パシタを有する半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータなどの情報機器のめ
ざましい普及によって、半導体装置の需要が急速に拡大
している。また、機能的には、大規模な記憶容量を有
し、かつ高速動作が可能なものが要求されている。これ
に伴って、半導体装置の高集積化および高応答性あるい
は高信頼性に関する技術開発が進められている。
【0003】半導体装置の中で記憶情報のランダムに入
出力が可能なものとして、DRAM(Dynamic Random A
ccess Memory)が一般的に知られている。
【0004】このDRAMの高集積化を進めた場合、メ
モリセルサイズの縮小が余儀なくされる。このメモリセ
ルサイズの縮小に伴って、キャパシタの平面的な占有面
積も同時に縮小される。そのため、キャパシタに蓄えら
れる電荷量(1ビットのメモリセルに蓄えられる電荷
量)が低下することになる。この電荷量が一定値より低
下した場合、記憶領域としてのDRAMの動作が不安定
なものとなり、信頼性が低下する。
【0005】このようなDRAMの動作の不安定化を防
止するため、限られた平面占有面積内において、キャパ
シタの容量を増加させる必要がある。キャパシタの容量
を増加させる手段として、これまでに、キャパシタ誘電
体層の薄膜化、キャパシタ誘電体層の誘電率の増加など
が検討されてきた。
【0006】キャパシタ誘電体層の薄膜化は、通常キャ
パシタ誘電体層として用いられるシリコン酸化膜を使用
する限り限界に達している。このため、シリコン酸化膜
よりなるキャパシタ誘電体層を用いてキャパシタ容量を
増加させるためには、キャパシタを筒型、フィン型など
の複雑形状にする必要がある。しかしながら、このよう
な複雑形状を有するキャパシタを製造する場合、その製
造方法が極めて煩雑になるという問題点がある。
【0007】そこで、最近では、特にキャパシタ誘電率
の増加に関する開発が盛んに進められている。キャパシ
タ誘電体層の誘電率を増加させるためには、高い誘電率
を有する材料、いわゆる高誘電率材料と呼ばれる材料を
キャパシタ誘電体層に採用する方法がある。この高誘電
率材料は、一般にシリコン酸化膜の数倍から数百倍の誘
電率を有する。この高誘電率材料をキャパシタ誘電体層
に用いることにより、キャパシタの形状を単純形状に維
持したまま、容量の増加を図ることが可能となる。
【0008】この高誘電率材料と呼ばれる材料の1種と
しては、酸化タンタル(Ta2 5)、チタン酸ジルコ
ン酸鉛(PZT)、チタン酸ジルコン酸ランタン酸鉛
(PLZT)、チタン酸ストロンチウム(STO)、チ
タン酸バリウム(BTO)、チタン酸バリウムストロン
チウム(BST)などが挙げられる。このような高誘電
率材料は結晶性であるため、高誘電率材料と接する部分
には、高誘電率材料と格子定数が近い白金族元素が用い
られる。従来のDRAMのキャパシタでは、白金族元素
を含む上部電極にアルミニウムを含む配線層が電気的に
接続される。
【0009】ところが、アルミニウムはいわゆるエレク
トロマイグレーションにより拡散しやすい。この拡散を
防ぐために、配線層は、チタン層と窒化チタン層からな
るバリア層を介して上部電極層と接続されている。
【0010】図27は、従来のキャパシタを有する半導
体装置を示す断面図である。図27を参照して、シリコ
ン基板101に不純物領域106が形成されている。不
純物領域106の近傍でシリコン基板101の表面にゲ
ート酸化膜(図示せず)と、ゲート電極(図示せず)が
形成されている。これらを覆うようにシリコン酸化膜1
09が形成されている。不純物領域106に達するコン
タクトホール111がシリコン酸化膜109に形成され
ている。不純物領域106に達しかつコンタクトホール
111を充填するようにドープトポリシリコンからなる
プラグ112が形成されている。
【0011】プラグ112を通じて不純物領域106と
電気的に接続するようにキャパシタ113が形成されて
いる。キャパシタ113は、下部電極114と、誘電体
層115と、上部電極116とを有している。プラグ1
12に接するように下部電極114が形成されている。
下部電極114上に誘電体層115を介して上部電極1
16が形成されている。下部電極114および上部電極
116は白金(Pt)により形成され、誘電体層115
はBSTやPZTなどの高誘電率材料により形成され
る。
【0012】キャパシタ113を覆うようにシリコン酸
化膜118が形成されている。上部電極116に達する
スルーホール119がシリコン酸化膜118に形成され
ている。配線層120がスルーホール119を介して上
部電極116と接続されている。配線層120は、バリ
ア層120aと、アルミニウム合金からなるアルミニウ
ム合金層120bにより構成される。バリア層120a
は、密着性を向上させるためのチタン層120cと、ア
ルミニウムのエレクトロマイグレーションを防止するた
めの窒化チタン層120dとの積層構造になっている。
チタン層120cがシリコン酸化膜118および上部電
極116に接し、窒化チタン層120dがアルミニウム
合金層120bに接する。
【0013】このように構成されたキャパシタを有する
半導体装置においては、アルミニウム合金層120bと
上部電極116の間に、バリア層120aが存在するた
め、アルミニウム合金層120b中のアルミニウムが上
部電極116へ拡散せず、断線などの問題が起きること
がない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
構造によれば、バリア層120aを構成するチタン層1
20c中のチタンと、上部電極116中の白金の反応性
がよいため、チタンが上部電極116内を拡散すること
がある。そのため、チタンが上部電極116と誘電体層
115との界面に達すれば、誘電体層を構成するBST
などをチタンが還元することになる。これにより、誘電
体層115の絶縁性が低下するという問題があった。
【0015】そこで、この発明は、上述のような問題を
解決するためになされたものであり、誘電体層の絶縁性
の低下を抑制するキャパシタを有する半導体装置を提供
することを目的する。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の1つの局面に
従ったキャパシタを有する半導体装置は、半導体基板
と、下部電極層と、誘電体層と、上部電極層と、絶縁層
と、チタン層と、導電層とを備える。
【0017】下部電極層は半導体基板上に形成される。
誘電体層は下部電極層上に形成される。上部電極層は誘
電体層の上に形成され、白金族元素を含む。ここで、白
金族元素とは、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、ロ
ジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、オスミウム(O
s)、イリジウム(Ir)をいう。
【0018】絶縁層は上部電極層上に形成され、上部電
極層に達する貫通孔を有する。チタン層は貫通孔を通じ
て上部電極層に接触するように絶縁層の上に形成され
る。導電層はチタン層の上に形成される。チタン層が接
触する上部電極層の部分に、シリコン、リン、ヒ素およ
びボロンからなる群より選ばれた少なくとも1種がドー
プされた不純物含有層が形成される。
【0019】このように構成されたキャパシタを有する
半導体装置においては、不純物含有層中のシリコンは、
上部電極層中の白金と反応して不活性な白金シリサイド
を形成する。また、リンなどは白金と反応して不活性な
化合物を形成する。したがって、不純物含有層が化学的
に不活性なものとなり、チタンや白金と反応しにくくな
るため、チタンと白金の相互拡散が起こりにくくなる。
その結果、上部電極層と誘電体層との間にチタンが析出
しないので誘電体層の絶縁性の低下を抑制できる。
【0020】また、誘電体層は、チタン酸バリウムスト
ロンチウム(BST)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZ
T)、チタン酸ジルコン酸ランタン鉛(PLZT)、チ
タン酸ストロンチウム(STO)、チタン酸バリウム
(BTO)および酸化タンタル(Ta2 5 )からなる
群より選ばれた少なくとも1種を含むことが好ましい。
【0021】この場合は、誘電体層はいわゆる高誘電率
材料となり、これらの絶縁性が低下しないため、キャパ
シタの容量を高い状態で保持することができる。
【0022】また、貫通孔は下部電極層の真上の位置か
ら離れた位置に形成されていることが好ましい。
【0023】このように構成すれば、下部電極層の真上
に貫通孔を形成した場合に比べて、貫通孔と接する上部
電極層の部分が下部電極層から離れることになる。貫通
孔と接する上部電極層の部分には不純物含有層が形成さ
れるため、不純物含有層と下部電極層とが離れることに
なる。したがって、仮にチタンが不純物含有層を介して
上部電極層内を拡散した場合にも、このチタンは下部電
極の真上に位置する上部電極には到達しにくくなる。こ
こで、一般には、下部電極の真上の誘電体層が還元され
れば絶縁破壊が起こりやすく、下部電極層の真上に位置
しない誘電体層が還元された場合には絶縁破壊が起こり
にくい。その結果、この発明では、下部電極真上の誘電
体層の還元が抑制されるため、誘電体層の絶縁性が低下
しないキャパシタを有する半導体装置を得ることができ
る。
【0024】この発明の別の局面に従ったキャパシタを
有する半導体装置は、半導体基板と、下部電極層と、誘
電体層と、上部電極層と、絶縁層と、プラグ層と、導電
層とを備える。
【0025】下部電極層は半導体基板上に形成される。
誘電体層は下部電極層に上に形成される。上部電極層は
誘電体層上に形成され、白金族元素を含む。絶縁層は上
部電極層上に形成され、上部電極層に達する貫通孔を有
する。
【0026】プラグ層は貫通孔を充填し上部電極層に接
触するように形成され、タングステン、シリコン、およ
び窒化チタンからなる群より選ばれた少なくとも1種を
含む。チタン層は、プラグ層に接触するように絶縁層の
上に形成される。導電層は、チタン層の上に形成され
る。
【0027】このように構成されたキャパシタを有する
半導体装置においては、プラグ層を構成するタングステ
ンおよび窒化チタンは不活性であるので、プラグ層がチ
タン層中のチタンおよび上部電極層中の白金族元素と反
応しにくいため、チタンと白金族元素との相互拡散が抑
制される。また、プラグ層にシリコンを含ませた場合に
は、シリコンが上部電極層中の白金族元素と反応して不
活性な合金を形成するため、チタンと白金族元素との相
互拡散が抑制される。その結果、上部電極層と誘電体層
の界面にチタンが析出しにくくなり、誘電体層の絶縁性
が低下しないキャパシタを有する半導体装置を得ること
ができる。
【0028】また、誘電体層は、チタン酸バリウムスト
ロンチウム(BST)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZ
T)、チタン酸ジルコン酸ランタン鉛(PLZT)、チ
タン酸ストロンチウム(STO)、チタン酸バリウム
(BTO)および酸化タンタル(Ta2 5 )からなる
群より選ばれた少なくとも1種を含むことが好ましい。
この場合、誘電体層中には、いわゆる高誘電率材料が含
まれることとなり、この高誘電率材料が還元されにくく
なるため、キャパシタの容量を高い状態で維持すること
ができる。
【0029】また、貫通孔は下部電極層の真上の位置か
ら離れた位置に形成されていることが好ましい。この場
合、貫通孔内に形成されたプラグ層と下部電極層とが離
れるため、プラグ層中のシリコンやチタン層中のチタン
が上部電極層内を拡散した場合にも、下部電極の真上の
誘電体層は還元されにくい。そのため、誘電体層の絶縁
性の低下が抑制される。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。
【0031】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1に従ったキャパシタを有する半導体装置の断面
図である。図1を参照して、シリコン基板1の表面には
分離酸化膜2が形成されている。分離酸化膜2により電
気的分離されるシリコン基板1の表面には複数のトラン
スファゲートトランジスタ3が形成されている。
【0032】トランスファゲートトランジスタ3は、ゲ
ート酸化膜4と、ゲート電極5と、一対の不純物領域6
とを有している。ゲート電極5は、ポリシリコン層5a
と、シリサイド層5bとの2層構造となっている。一対
の不純物領域6に挟まれる領域上にゲート酸化膜4を介
在してゲート電極5が形成されている。ゲート電極5の
側壁にサイドウォール酸化膜7が形成されている。
【0033】トランスファゲートトランジスタ3を覆う
ようにシリコン酸化膜9が形成されている。シリコン酸
化膜9には一方の不純物領域6に達するビット線コンタ
クトホールaが設けられ、このビット線コンタクトホー
ル8aを充填するようにポリシリコンからなるビット線
8が形成されている。
【0034】シリコン酸化膜9とビット線8とを覆うよ
うにシリコン酸化膜10が形成されている。他方の不純
物領域6に達するように、シリコン酸化膜9、10にコ
ンタクトホール11が形成されている。コンタクトホー
ル11を充填するようにポリシリコンからなるプラグ1
2が形成されている。
【0035】プラグ12と接するように下部電極14
と、誘電体層15と、上部電極16からなるキャパシタ
13が形成されている。プラグ12と接するように下部
電極14が形成される。下部電極14上に誘電体層15
を介して上部電極16が形成される。上部電極16に
は、不純物としてのシリコンがドープされた不純物含有
層17が形成されている。上部電極16を覆うようにシ
リコン酸化膜18が形成されている。
【0036】シリコン酸化膜18には不純物含有層17
に達するスルーホール19が形成されている。スルーホ
ール19を充填するように配線層20が形成されてい
る。配線層20は、バリア層20aと、アルミニウム合
金層20bにより構成される。また、シリコン酸化膜1
8上に他の配線層21が形成されている。
【0037】次に、図1に示すキャパシタと配線層につ
いて詳細に説明する。図2は、図1中のキャパシタと配
線層を示す断面図である。また、図2中では、分離酸化
膜2、トランスファゲートトランジスタ3などの図示は
省略している。誘電体層15はBSTにより構成され
る。誘電体層15上に厚さ50〜100nmの白金から
なる上部電極16が形成されている。上部電極16上に
厚さ400nm〜800nmのシリコン酸化膜18が形
成されている。上部電極16の一部分であって下部電極
14の真上から離れた位置に不純物含有層17が形成さ
れている。
【0038】不純物含有層17と接するように、かつシ
リコン酸化膜18に形成されたスルーホール19を充填
するように配線層20が形成されている。配線層20
は、不純物含有層17およびシリコン酸化膜18に密着
するバリア層20aと、バリア層20a上に形成された
アルミニウム合金層20bにより構成される。バリア層
20aは、さらに、シリコン酸化膜18および不純物含
有層17に接するチタン層20cと、そのチタン層20
c上に形成された窒化チタン層20dにより構成され
る。チタン層20cの厚さは10〜20nmであり、窒
化チタン層20dの厚さは50〜100nmである。ま
た、アルミニウム合金層20bは、アルミニウム−銅合
金からなり、厚さが400nmである。
【0039】次に、図2で示すキャパシタを有する半導
体装置の製造方法について説明する。図3〜図13は、
図2で示すキャパシタを有する半導体装置の製造工程を
示す断面図である。図3を参照して、シリコン基板1上
にシリコン酸化膜10をCVD法などにより形成する。
シリコン酸化膜10上にレジストを塗布し、このレジス
トをパターニングすることにより、レジストパターン2
2を形成する。このレジストパターン22に従ってシリ
コン酸化膜10を異方性エッチングすることにより、シ
リコン基板1に達するコンタクトホール11を形成す
る。
【0040】図4を参照して、レジストパターン22を
除去した後、シリコン酸化膜10をマスクとしてシリコ
ン基板1に不純物イオン注入することにより、不純物領
域6を形成する。シリコン酸化膜10を覆いかつコンタ
クトホール11を充填するようにCVD法によりP型不
純物がドープされたポリシリコン層23を形成する。
【0041】図5を参照して、ポリシリコン層23を全
面エッチバックすることにより、プラグ12を形成す
る。このとき、プラグ12の表面の高さと、シリコン酸
化膜10の表面の高さがほぼ同一となる。次に、プラグ
12とシリコン酸化膜10の上に窒化チタン層を含むバ
リア層(図示せず)を形成し、その上に白金層24をス
パッタ法により形成する。
【0042】図6を参照して、白金層24上にレジスト
を形成し、このレジストに所定のパターニングを施すこ
とにより、レジストパターン29を形成する。レジスト
パターン29に従って白金層24とバリア層(図示せ
ず)をパターニングすることにより、下部電極14を形
成する。
【0043】図7を参照して、レジストパターン29を
除去した後、下部電極14とシリコン酸化膜10を覆う
ようにスパッタ法によりBST層25を形成する。BS
T層を覆うように厚さ50〜100nmの白金層26を
スパッタ法により形成する。
【0044】図8を参照して、白金層26上にレジスト
を塗布し、このレジストを所定の形状にパターニングす
ることにより、レジストパターン27を形成する。レジ
ストパターン27に従って白金層26およびBST層2
5を異方性エッチングすることにより、上部電極16お
よび誘電体層15を形成する。これにより、キャパシタ
13が完成する。
【0045】図9を参照して、キャパシタ13を覆うよ
うに厚さ400nm〜800nmのシリコン酸化膜18
を形成する。このシリコン酸化膜18上にレジストを塗
布し、このレジストを所定の形状にパターニングするこ
とにより、レジストパターン28を形成する。レジスト
パターン28に従ってシリコン酸化膜18を異方性エッ
チングすることにより、スルーホール19を形成する。
【0046】図10を参照して、アッシングなどにより
シリコン酸化膜18上のレジストパターン28を除去す
る。
【0047】図11を参照して、シリコン酸化膜18を
マスクとして上部電極16にシリコンを注入エネルギ5
〜10keV、注入量1×1015〜1×1016/cm2
でイオン注入することにより、不純物含有層17を形成
する。上部電極16の表面から不純物含有層17の底面
までの距離は5〜10nmであり、不純物含有層17中
のシリコンの濃度は1〜10モル%である。
【0048】図12を参照して、シリコン酸化膜18と
不純物含有層17に接するように、スパッタ法により厚
さ10〜20nmのチタン層29cを形成する。このチ
タン層29c上にスパッタ法により厚さ50〜100n
mの窒化チタン層29dを形成する。これにより、Ti
N/Ti層29aが完成する。次に、TiN/Ti層2
9aを覆うように、かつスルーホール19を充填するよ
うに、厚さ400nmのアルミニウム−銅合金からなる
アルミニウム合金層29bをスパッタ法などにより形成
する。
【0049】図13を参照して、アルミニウム合金層2
9b上にレジストを塗布し、このレジストを所定の形状
にパターニングすることにより、レジストパターン31
を形成する。このレジストパターン31に従ってアルミ
ニウム合金層29bおよびTiN/Ti層29aを反応
性イオンエッチングにより、バリア層20a、アルミニ
ウム合金層20bにより構成される配線層20を形成す
る。最後に、レジストパターン31を除去することによ
り、図2で示す半導体装置が完成する。
【0050】以上に示した半導体装置においては、不純
物含有層17中のシリコンは、上部電極16中の白金と
反応して不活性な白金シリサイドを形成する。この白金
シリサイドは、シリコンやアルミニウムと反応しにくい
だけでなく、チタン層20cに含まれるチタンとも反応
しにくい。したがって、チタンと白金との間に不活性な
白金シリサイドが存在することとなりチタンと白金との
相互拡散が起こりにくくなる。その結果、上部電極16
中を拡散するチタンの量が少なくなり、上部電極16
と、BSTからなる誘電体層15との界面にチタンが析
出せず、BSTが還元されないため、キャパシタの絶縁
性が低下しない。
【0051】また、一般に、下部電極14の真上に位置
する誘電体層15が還元されると、キャパシタ13の絶
縁破壊が起こりやすく、下部電極14の真上から離れた
部分に位置する誘電体層15が還元されてもキャパシタ
13の絶縁破壊は起こりにくい。ここで、この発明で
は、下部電極14の真上から離れた位置に不純物含有層
17を形成しているため、もし仮に、チタンやシリコン
が上部電極16中を拡散したとしても、これらの元素は
下部電極14の上に達する可能性は少なく、下部電極1
4から離れた部分の誘電体層15を還元するだけであ
る。したがって、キャパシタ13の絶縁破壊が起こりに
くくなる。
【0052】以上、この発明の実施の形態1について説
明したが、この実施の形態は、さまざまに変形可能であ
る。たとえば、上部電極16には、シリコンだけでな
く、リン(P)、ヒ素(As)、フッ化ホウ素(B
3 )などを注入してもよい。これらを注入する場合に
は、リンの場合には、注入エネルギ40keV、注入量
1.0×1014〜1.0×1015/cm2 、ヒ素の場合
は注入エネルギ50keV、注入量1.0×1015
1.0×1016/cm2 、フッ化ホウ素の場合は注入エ
ネルギ40keV、注入量1.0×1014〜1.0×1
15/cm2 とし、注入深さはいずれも10〜30n
m、不純物含有層17中での濃度はいずれも1〜10モ
ル%とすることが好ましい。これらの不純物を注入した
場合には、不純物が白金と反応して不活性な化合物を形
成するため、シリコンを注入した場合と同様の効果が得
られる。
【0053】さらに、不純物含有層17を形成する際に
は、イオン注入を用いたが、プラズマドーピング法を用
いてもよい。
【0054】(実施の形態2)図14は、この発明の実
施の形態2に従ったキャパシタを有する半導体装置の断
面図である。図4で示す半導体装置では、不純物含有層
30が上部電極16の底面に達している点で、不純物含
有層17が上部電極16の底面に達していない図2に示
す半導体装置と異なる。それ以外の点については、図1
4で示す半導体装置は、図2で示す半導体装置と同一の
構成を有する。
【0055】このような構成とすることにより、図14
で示す半導体装置は、図2で示す半導体装置と同様の効
果を奏する。また、不純物含有層30を図14で示すよ
うに形成するには、実施の形態1の図11に示す工程に
おいて、シリコンなどを注入する際に、注入エネルギと
注入量を増やせばよい。また、不純物含有層17中の不
純物を、実施の形態1と同様に、シリコンだけでなく、
リン、ヒ素、フッ化ホウ素などとすることができる。
【0056】(実施の形態3)図15は、この発明の実
施の形態3に従ったキャパシタを有する半導体装置を示
す断面図である。図15で示す半導体装置では、スルー
ホール19にタングステンからなるプラグ40が充填さ
れており、上部電極16には不純物含有層が存在しない
点で、プラグがなく上部電極層16に不純物含有層17
が形成されている図2に示す半導体装置と異なる。ま
た、図15で示す半導体装置では、バリア層41aとア
ルミニウム合金層41bにより構成される配線層41が
スルーホール19の中には形成されていない点で、バリ
ア層20aとアルミニウム合金層20bにより構成され
る配線層20がスルーホール19内に存在する図2で示
す半導体装置と異なる。それ以外の点については、図1
5で示す半導体装置は、図2で示す半導体装置と同一の
構成である。なお、バリア層41aは、シリコン酸化膜
18およびプラグ40に密着するチタン層41cと、そ
のチタン層41c上に形成された窒化チタン層41dの
2層により構成される。また、アルミニウム合金層41
bは、アルミニウム−銅合金からなる。
【0057】次に、図15で示すキャパシタを有する半
導体装置の製造方法について説明する。図16〜図19
は、図15で示すキャパシタを有する半導体装置の製造
工程を示す断面図である。
【0058】図16を参照して、実施の形態1の図3〜
図10で示す工程を経て、シリコン基板1上に不純物領
域6、シリコン酸化膜10、コンタクトホール11、プ
ラグ12、下部電極14、誘電体層15、上部電極1
6、シリコン酸化膜18、スルーホール19を形成す
る。六フッ化タングステン(WF6 )とシラン(SiH
4)ガスを原料とし、シリコン基板1の温度を400〜
450℃とし、減圧条件下でCVD法によりタングステ
ン層42を形成する。
【0059】図17を参照して、SF6 ガスを用い、
0.2〜0.3Torrの圧力でタングステン層42を
プラズマエッチングすることにより、プラグ40を形成
する。
【0060】図18を参照して、スパッタ法によりシリ
コン酸化膜18とプラグ40上に厚さ10〜20nmの
チタン層43cを形成する。このチタン層43c上にス
パッタ法により厚さ50〜100nmの窒化チタン層4
3dを形成する。これにより、TiN/Ti層43aを
形成する。このTiN/Ti層43a上にスパッタ法に
より厚さ400nmのアルミニウム−銅合金からなるア
ルミニウム合金層43bを形成する。
【0061】図19を参照して、アルミニウム合金層4
3b上にレジストを塗布し、このレジストを所定の形状
にパターニングすることにより、レジストパターン44
を形成する。レジストパターン44に従ってアルミニウ
ム合金層43b、TiN/Ti層43aを異方性エッチ
ングすることにより、チタン層41cと窒化チタン層4
1dにより構成されるバリア層41aと、アルミニウム
合金層41bからなる配線層41を形成する。レジスト
パターン44を除去することにより図15で示すキャパ
シタを有する半導体装置が完成する。
【0062】以上に示したキャパシタを有する半導体装
置においては、プラグ40を構成するタングステンが不
活性であるため、チタン層41c中のチタンと上部電極
16中の白金との相互拡散が起こりにくくなる。したが
って、上部電極16と誘電体層15との間にチタンが析
出しにくくなり、誘電体層15が還元されないのでキャ
パシタの絶縁破壊が起こることがない。また、スルーホ
ール19が下部電極14の真上から離れた位置に形成さ
れているため、仮にチタンが上部電極16内を拡散した
としても、下部電極14の真上に位置する誘電体層15
がチタンにより還元される可能性が少ない。その結果、
キャパシタの絶縁破壊が起こりにくくなる。
【0063】以上、この発明の実施の形態3に従ったキ
ャパシタを有する半導体装置について説明したが、この
発明は、以下のように変形可能である。まず、プラグを
構成する材料としては、タングステンだけでなく、窒化
チタン(TiN)や、シリコン(Si)を用いることが
できる。窒化チタンを用いた場合には、窒化チタンが不
活性であるため、プラグ40をタングステンで構成した
場合と同様の作用、効果を奏する。
【0064】また、プラグ40をシリコンで構成した場
合には、プラグ40と上部電極16が接触する部分に白
金シリサイドの層が構成される。この白金シリサイド層
が実施の形態1で示した不純物含有層17と同様の性質
を示すので、実施の形態1で示したキャパシタを有する
半導体装置と同様の効果が得られる。
【0065】なお、プラグ40をシリコンで構成する場
合には、シランとホスフィン(PH 3 )ガスを原料とし
て、シリコン基板1の温度を500〜550℃とし減圧
CVD法によりスルーホール19を充填するようにシリ
コン層を形成する。このシリコン層を、Cl2 ガスを用
い、圧力0.1〜1.0Torrの下でプラズマエッチ
ングしてプラグ40を形成する。
【0066】プラグ40を窒化チタンで構成する場合に
は、四塩化チタン(TiCl4 )とアンモニア(N
3 )ガスを原料として、シリコン基板1の温度を55
0〜650℃とし、減圧熱CVDによりスルーホール1
9を充填するように窒化チタン層を形成する。この窒化
チタン層を、Cl2 ガスを用い、圧力0.1〜1.0T
orrの下でプラズマエッチングしてプラグ40を形成
する。
【0067】(実施の形態4)図20は、この発明の実
施の形態4に従ったキャパシタを有する半導体装置を示
す断面図である。図20で示す半導体装置は、上部電極
16に孔53が形成されており、この孔53とスルーホ
ール19内にプラグ52が形成されている点と、配線層
56がスルーホール19内にも形成されている点で、図
15で示す半導体装置と異なる。その他の構成に関して
は、図20い示す半導体装置は、図15で示す半導体装
置と同様である。
【0068】なお、プラグ52は、タングステンにより
形成されており、バリア層56を構成するチタン層56
cは、図15中のチタン層41cと同一の組成と厚さ、
図20中の窒化チタン層56dは図15中の窒化チタン
層41dと同一の組成と厚さ、図20中のアルミニウム
合金層56bは図15中のアルミニウム合金層41bと
同一の組成と厚さを有する。
【0069】次に、図20で示すキャパシタを有する半
導体装置の製造方法について説明する。図21〜図26
は、図20で示す半導体装置の製造工程を示す断面図で
ある。
【0070】図21を参照して、実施の形態1の図3〜
図10で示す同様の工程を経て、シリコン基板1上に不
純物領域6、シリコン酸化膜10、コンタクトホール1
1、プラグ12、下部電極14、誘電体層15、上部電
極16、シリコン酸化膜18、スルーホール19を形成
する。また、図1で示す分離酸化膜2、ゲート酸化膜
4、ゲート電極5、サイドウォール酸化膜7、ビット線
8、シリコン酸化膜9も形成するが、これらは図示しな
い。
【0071】図22を参照して、塩酸と過酸化水素水の
混合溶液、または王水により、上部電極16をウェット
エッチングすることにより、孔53を形成する。
【0072】図23を参照して、孔53とスルーホール
19を充填しかつシリコン酸化膜18を覆うようにCV
D法などによりタングステン層54を形成する。
【0073】図24を参照して、SF6 ガスを用い、
0.2〜0.3Torrの圧力でタングステン層54を
プラズマエッチングすることにより、プラグ52を形成
する。
【0074】図25を参照して、プラグ52とシリコン
酸化膜18に接するように厚さ10〜20nmのチタン
層57cをスパッタ法により形成する。チタン層57c
上にスパッタ法により厚さ50〜100nmの窒化チタ
ン層57dを形成する。これにより、TiN/Ti層5
7aが完成する。TiN/Ti層57a上にスパッタ法
により厚さ400nmのアルミニウム−銅合金からなる
アルミニウム合金層57bを形成する。
【0075】図26を参照して、アルミニウム合金層5
7b上にレジストを塗布し、このレジストを所定の形状
にパターニングすることにより、レジストパターン55
を形成する。レジストパターン55に従ってアルミニウ
ム合金層57b、TiN/Ti層57aをエッチングす
ることにより、バリア層56aとアルミニウム合金層5
6bにより構成される配線層56を形成する。なお、バ
リア層56aはチタン層56cと窒化チタン層56dに
より構成される。レジストパターン55を除去すること
により、図20で示すキャパシタを有する半導体装置が
完成する。
【0076】このように構成された半導体装置において
は、プラグ52を構成するタングステンが不活性なた
め、また、スルーホール19が下部電極14の真上の位
置から離れた位置に形成されるため、実施の形態3で示
した半導体装置と同様の作用、効果を奏する。また、プ
ラグ52を構成する材料として、タングステンだけでな
く、窒化チタン(TiN)やシリコン(Si)を用いる
ことができる点でも、実施の形態3と同様である。
【0077】以上、この発明の実施の形態について説明
したが、この実施の形態はさまざまに変形可能である。
まず、下部電極14および上部電極16を構成する材料
として、白金だけでなくパラジウム(Pd)、ロジウム
(Rh)、ルテニウム(Ru)、オスミウム(Os)ま
たはイリジウム(Ir)を用いることができる。また、
誘電体層15の材料として、BSTを挙げたが、チタン
酸ジルコン酸鉛(PZT)、チタン酸ジルコン酸ランタ
ン鉛(PLZT)、チタン酸ストロンチウム(ST
O)、チタン酸バリウム(BTO)または酸化タンタル
(Ta2 5 )などを用いることができる。
【0078】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0079】
【発明の効果】この発明の1つの局面に従ったキャパシ
タを有する半導体装置は、上部電極層の部分であってチ
タン層と接する部分に不純物含有層を形成するため、チ
タンと白金の相互拡散が起こりにくくなり、誘電体層の
表面にチタンが析出しない。その結果、誘電体層の絶縁
性が低下しにくくなる。
【0080】また、誘電体層としてチタン酸バリウムス
トロンチウム、チタン酸ジルコン酸鉛、チタン酸ジルコ
ン酸ランタン鉛、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バ
リウムまたは酸化タンタルを用いるため、キャパシタの
容量を高い状態に維持することができる。
【0081】さらに、貫通孔は下部電極層の真上の位置
から離れた位置に形成されるため、不純物含有層も下部
電極層の真上の位置から離れた位置に形成されることに
なり、下部電極層の真上の誘電体層が不純物含有層中の
不純物により還元されにくい。その結果、誘電体層の絶
縁性が低下しにくくなる。
【0082】この発明の別の局面に従った半導体装置に
おいては、上部電極とチタン層に接するようにプラグ層
が形成されるため、チタンと白金族元素との相互拡散が
起こりにくくなる。その結果、誘電体層の表面にチタン
が析出しないため、誘電体層の絶縁性が低下しにくくな
る。
【0083】また、誘電体層として、チタン酸バリウム
ストロンチウム、チタン酸ジルコン酸鉛、チタン酸ジル
コン酸ランタン鉛、チタン酸ストロンチウム、チタン酸
バリウムまたは酸化タンタルを用いるため、キャパシタ
の容量を高い状態で維持することができる。
【0084】また、貫通孔は下部電極層の真上の位置か
ら離れた位置に形成されるため、プラグ層も下部電極層
の真上の位置から離れた位置に形成される。その結果、
プラグ層を介してチタンが上部電極層中を拡散した場合
でも、下部電極層の真上の誘電体層が還元されにくくな
るため、誘電体層の絶縁性が低下しにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従ったキャパシタ
を有する半導体装置の断面図である。
【図2】 図1で示すキャパシタを有する半導体装置を
詳細に示す断面図である。
【図3】 図2で示すキャパシタを有する半導体装置の
製造方法の第1工程を示す断面図である。
【図4】 図2で示すキャパシタを有する半導体装置の
製造方法の第2工程を示す断面図である。
【図5】 図2で示すキャパシタを有する半導体装置の
製造方法の第3工程を示す断面図である。
【図6】 図2で示すキャパシタを有する半導体装置の
製造方法の第4工程を示す断面図である。
【図7】 図2で示すキャパシタを有する半導体装置の
製造方法の第5工程を示す断面図である。
【図8】 図2で示すキャパシタを有する半導体装置の
製造方法の第6工程を示す断面図である。
【図9】 図2で示すキャパシタを有する半導体装置の
製造方法の第7工程を示す断面図である。
【図10】 図2で示すキャパシタを有する半導体装置
の製造方法の第8工程を示す断面図である。
【図11】 図2で示すキャパシタを有する半導体装置
の製造方法の第9工程を示す断面図である。
【図12】 図2で示すキャパシタを有する半導体装置
の製造方法の第10工程を示す断面図である。
【図13】 図2で示すキャパシタを有する半導体装置
の製造方法の第11工程を示す断面図である。
【図14】 この発明の実施の形態2に従ったキャパシ
タを有する半導体装置を示す断面図である。
【図15】 この発明の実施の形態3に従ったキャパシ
タを有する半導体装置を示す断面図である。
【図16】 図15で示すキャパシタを有する半導体装
置の製造方法の第1工程を示す断面図である。
【図17】 図15で示すキャパシタを有する半導体装
置の製造方法の第2工程を示す断面図である。
【図18】 図15で示すキャパシタを有する半導体装
置の製造方法の第3工程を示す断面図である。
【図19】 図15で示すキャパシタを有する半導体装
置の製造方法の第4工程を示す断面図である。
【図20】 この発明の実施の形態4に従ったキャパシ
タを有する半導体装置を示す断面図である。
【図21】 図20で示すキャパシタを有する半導体装
置の製造方法の第1工程を示す断面図である。
【図22】 図20で示すキャパシタを有する半導体装
置の製造方法の第2工程を示す断面図である。
【図23】 図20で示すキャパシタを有する半導体装
置の製造方法の第3工程を示す断面図である。
【図24】 図20で示すキャパシタを有する半導体装
置の製造方法の第4工程を示す断面図である。
【図25】 図20で示すキャパシタを有する半導体装
置の製造方法の第5工程を示す断面図である。
【図26】 図20で示すキャパシタを有する半導体装
置の製造方法の第6工程を示す断面図である。
【図27】 従来のキャパシタを有する半導体装置を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板、14 下部電極、15 誘電体層、
16 上部電極、17,30 不純物含有領域、18
シリコン酸化膜、19 スルーホール、20,41,5
6 配線層、20a,41a,56a バリア層、20
b,41b,56b アルミニウム合金層、20c,4
1c,56c チタン層、20d,41d,56d 窒
化チタン層、40,52 プラグ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松下 誠 兵庫県伊丹市瑞原四丁目1番地 菱電セミ コンダクタシステムエンジニアリング株式 会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板上に形成された下部電極層と、 前記下部電極層上に形成された誘電体層と、 前記誘電体層上に形成された、白金族元素を含む上部電
    極層と、 前記上部電極層上に形成された、前記上部電極層に達す
    る貫通孔を有する絶縁層と、 前記絶縁層の上に形成され、前記貫通孔を通じて前記上
    部電極層に接触するように形成されたチタン層と、 前記チタン層の上に形成された導電層とを備え、 前記チタン層が接触する前記上部電極層の部分に、シリ
    コン、リン、ヒ素およびボロンからなる群より選ばれた
    少なくとも1種がドープされた不純物含有層が形成され
    ている、キャパシタを有する半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記誘電体層は、チタン酸バリウムスト
    ロンチウム、チタン酸ジルコン酸鉛、チタン酸ジルコン
    酸ランタン鉛、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリ
    ウムおよび酸化タンタルからなる群より選ばれた少なく
    とも1種を含む、請求項1に記載のキャパシタを有する
    半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記貫通孔は、前記下部電極層の真上の
    位置から離れた位置に形成されている、請求項1または
    2に記載のキャパシタを有する半導体装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板と、 前記半導体基板上に形成された下部電極層と、 前記下部電極層上に形成された誘電体層と、 前記誘電体層上に形成された、白金族元素を含む上部電
    極層と、 前記上部電極層上に形成された、前記上部電極層に達す
    る貫通孔を有する絶縁層と、 前記貫通孔を充填し、前記上部電極層に接触するように
    形成された、タングステン、シリコン、および窒化チタ
    ンからなる群より選ばれた少なくとも1種を含むプラグ
    層と、 前記プラグ層に接触するように前記絶縁層の上に形成さ
    れたチタン層と、 前記チタン層の上に形成された導電層とを備えた、キャ
    パシタを有する半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記誘電体層は、チタン酸バリウムスト
    ロンチウム、チタン酸ジルコン酸鉛、チタン酸ジルコン
    酸ランタン鉛、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリ
    ウムおよび酸化タンタルからなる群より選ばれた少なく
    とも1種を含む、請求項4に記載のキャパシタを有する
    半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記貫通孔は、前記下部電極層の真上の
    位置から離れた位置に形成されている、請求項4または
    5に記載のキャパシタを有する半導体装置。
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