JPH1032155A - 生産管理装置および該装置を用いた生産管理方法 - Google Patents

生産管理装置および該装置を用いた生産管理方法

Info

Publication number
JPH1032155A
JPH1032155A JP18774196A JP18774196A JPH1032155A JP H1032155 A JPH1032155 A JP H1032155A JP 18774196 A JP18774196 A JP 18774196A JP 18774196 A JP18774196 A JP 18774196A JP H1032155 A JPH1032155 A JP H1032155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
production
information
lot
production information
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP18774196A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumasa Machida
和正 町田
Yasumasa Kobayashi
安正 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP18774196A priority Critical patent/JPH1032155A/ja
Publication of JPH1032155A publication Critical patent/JPH1032155A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】多品種の半導体集積回路を混合して生産す
るのに好適な生産管理装置および生産管理方法。少なく
とも生産ロット毎に付与され、前記生産ロットの属性を
表すロット情報と、少なくとも製造手段毎に付与される
製造処理条件情報から次に行う製造処理の内容を規定す
る生産情報を人間が介在し選択的に予約する生産情報予
約手段と、前記生産情報予約手段により作成された前記
生産情報を管理するとともに、生産情報通知手段からの
要求に基づく、前記予約生産情報とは異なる新たな生産
情報の管理を行う生産情報管理手段と、前記各生産情報
により指定された生産ロットを、所定の製造手段で所定
の製造処理を施すために必要な情報を作業者、および製
造手段に通知する生産情報通知手段とを具備する。 【効果】状況の変化に素早く対応したロット処理スケジ
ューリング結果を得ることができ、効率よい生産形態が
実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、単一の
生産ラインにおいて多品種の集積回路を混合して生産す
る半導体プロセス等に用いて好適な生産管理装置および
該装置を用いた生産管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、近年では、コンピュータ
と生産設備とをリンクさせ、生産計画から生産工程まで
をこのコンピュータによって一元的に管理するシステム
が各種開発されている。このようなシステムは、例え
ば、メモリIC等の集積回路を生産するプロセスにも適
用されている。ここで言うプロセスとは、集積回路が形
成されるウエハ上に絶縁膜を堆積させるCVD工程や、
半導体表面に不純物を導入させる拡散工程などである。
これら工程では、多品種に対応した生産ロットが混在し
た状態で半導体製造装置に搬入され、前処理、炉処理お
よび後処理が順次施される。
【0003】また、前記各工程では、各品種に対応した
生産ロット毎のウエハが半導体製造装置において一括し
て処理されるため、この半導体製造装置でなされる一連
の処理は、バッチ処理と総称されている。このバッチ処
理は、各生産ライン毎に配設される半導体製造装置にお
いて各々行われる。従って、生産ライン全体では、異な
った処理条件のバッチ処理が複数同時に行われるため、
並列処理として見なせる。そこで、このような並列処理
を効率良く実行させる生産管理システムが実現されてい
る。
【0004】前述した生産管理システムでは、半導体製
造装置においてなされるバッチ処理が複数同時に存在す
る場合、どのバッチ処理を優先して実行するかを選択す
る必要がある。このような場合、ホストコンピュータ
は、同一処理条件の生産ロットをまとめるバッチ化と、
どの装置で、どの生産ロットを、どのタイミングで処理
するかを決定するロット処理スケジューリングを実施し
ている。
【0005】ロット処理スケジューリングでは、どの生
産ロットを、どの装置に、割り付けるかを、その時点で
の各生産ロットと各装置の状態をみて判断している。
【0006】さらに、前述のロット処理スケジューリン
グ以外に、生産ロットの自動搬送から半導体製造装置の
オンライン制御まで、一連の処理を自動で行う高度に自
動化されたシステムも実現されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した生
産ラインの各半導体製造装置では、突発的な故障が発生
する。また、ロット処理スケジューリングの対象工程内
には、時々刻々と生産ロットが到着する。各装置で突発
的に発生する故障の発生を予測することは困難であり、
当然のことながら故障が発生した時点から修理が終了す
るまでの期間、各装置では生産ロットの処理を行うこと
はできない。
【0008】また、生産ラインに配設される各半導体製
造装置におけるロット処理は、非同期的に行われるのが
一般的である。例外として、部分的にインライン化され
た装置において、同期的に処理が行われているケースは
あるものの、生産ライン全体から眺めて見れば、非同期
的処理であると言える。このような生産環境において、
前工程から自工程に生産ロットが到着するタイミングを
見積もることは難しい。いつ自工程に生産ロットが来る
かどうか正確に分からないのである。
【0009】しかしながら、前述した従来の生産管理シ
ステムにおいては、ロット処理スケジューリングを実行
する際、その時の半導体製造装置の稼働状態はどうかと
いった確認と、いま対象となる生産ロットは何があるか
を確認しているだけであり、近い将来発生するかもしれ
ない装置の故障や、少し待つとさらに優先的に処理を行
わなければならない生産ロットが到着するかもしれない
といったことまでは考慮されていない。
【0010】すなわち、ロット処理スケジューリングか
ら得られる結果は、あくまでもスケジューリングを実行
した際に最適と判断した予定であり、将来変化するであ
ろう製造装置の都合や生産ロットの都合に関わる情報
が、生産管理システムに十分反映されていない。従っ
て、ロット処理スケジューリングの結果、すなわち生産
ロット、処理装置の決定が、時が経つにつれて、不適当
なものとなってくる。
【0011】そして、ロット処理スケジューリングの結
果が、実際の装置の状況および実際の生産ロットの状況
と合わなくなり、ロット処理スケジューリング通りの処
理ができなくなるという問題や、その後のロット処理ス
ケジューリングの結果に対しても悪影響を与えることに
なってしまうという問題がある。その結果、効率的なロ
ット処理を行うことができず、製造ライン全体の生産能
力を低下させてしまうという問題がある。
【0012】また、前述した従来の生産管理システムに
あっては、特に最近の新設生産ラインにおいては、コン
ピュータによるロット処理スケジューリング以外に、半
導体製造装置までの自動搬送、オンライン装置制御まで
実現したものが多く、高度に自動化されている。つま
り、自動化前提のシステムとして構築されている訳であ
り、作業者が介在する場合についてはあまり考慮されて
いない。
【0013】しかしながら、既存の生産ラインに手を加
えてシステムを構築するような場合においては、半導体
製造装置までの自動搬送の導入や、すべての半導体製造
装置を上位コンピュータとの通信機能、オンライン制御
機能を有する最新の装置に置き換えることは、生産ライ
ンのレイアウト上の制限、莫大な投資が必要などの理由
により不可能である。従って、このような場合には、作
業者が介在することを前提としたシステムでなければな
らない。
【0014】作業者が介在する場合の基本的な作業形態
としては、生産管理システムからの情報提供、あるいは
指示に基づいて、作業者が処理すべき生産ロットを、半
導体製造装置まで運搬し、各装置でのオペレーションを
行う、ということになる。
【0015】このような作業者とシステムが共存する環
境においては、システムは、一方的に作業内容を決めて
しまい、それを作業者に強制するのではなく、作業者自
身の効率も考えた、作業者の作業支援を行うためのツー
ルとして振る舞うことが重要なこととなってくる。この
ように、作業者が介在する環境において、効率的な生産
を行うためには、作業者のことを十分に考えたシステム
でなければならず、従来のような自動化前提のシステム
では、作業者が介在する作業形態に対しては十分に対応
できない、効率的な生産を行うための環境を提供できな
いという問題がある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
(手段項1)少なくとも生産ロット毎に付与され、前記
生産ロットの属性を表すロット情報と、少なくとも製造
手段毎に付与される、前記製造手段の製造処理条件情報
から、次に行う製造処理の内容を規定する生産情報を人
間が介在して選択的に予約する生産情報予約手段と、前
記生産情報予約手段により作成された前記生産情報を管
理するとともに、生産情報通知手段からの要求に基づ
く、前記予約生産情報とは異なる新たな生産情報の管理
を行う生産情報管理手段と、前記各生産情報により指定
された生産ロットを、所定の製造手段で所定の製造処理
を施すために必要な情報を作業者、および製造手段に通
知する生産情報通知手段により、作業者が介在するため
に状況の変化に柔軟に対応ができる。
【0017】(手段2)前記生産情報管理手段は、前記
生産情報予約手段により作成された前記予約生産情報の
管理を行い、前記生産情報通知手段からの予約生産情報
通知要求に応答するとともに、前記生産情報通知手段か
らの前記予約生産情報とは異なる新たな生産情報の要求
に応答することを特徴とし、多岐に渡る突発的な状況変
化に対応できる。
【0018】(手段3)生産情報管理手段が管理する前
記予約生産情報は、少なくとも、生産ロットの指定情
報、使用する装置の指定情報、生産情報の予約された時
刻の指定情報、および予約生産情報の処理実績の指定情
報から構成されることを特徴とする。
【0019】(手段4)前記生産情報通知手段は、前記
予約生産情報の要求を行うモードと、予約のない生産情
報の要求を行うモードとを兼ね備えることを特徴とす
る。
【0020】(手段5)少なくとも生産ロット毎に付与
され、前記生産ロットの属性を表すロット情報と、少な
くとも製造手段毎に付与される、前記製造手段の製造処
理条件情報から、次に行う製造処理の内容を規定する生
産情報を人間が介在し選択的に予約する第1の過程と、
前記生産情報予約手段により作成された前記生産情報を
管理するとともに、生産情報通知手段からの要求に基づ
く、前記予約生産情報とは異なる新たな生産情報の管理
を行う第2の過程と、前記各生産情報により指定された
生産ロットを、所定の製造手段で所定の製造処理を施す
ために必要な情報を作業者、および製造手段に通知する
第3の過程と、を具備することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
具体例について説明する。
【0022】A.実施例の構成。
【0023】図1はこの発明の一実施例である生産管理
システムの概略構成を示すブロック図である。なお、こ
の図に示す実施例は、半導体プロセス工場に適用した場
合のシステム構成を示すものである。図において、1は
システム各部を監視および制御するホストコンピュータ
であり、ホストコンピュータ1の内部には、生産情報管
理手段2と、ロット情報管理ファイルLf、装置情報管
理ファイルMf、予約生産情報管理ファイルYfが存在
する。
【0024】3は、それぞれ各生産ライン毎に配設され
る半導体製造装置であり、生産ロットに対して所定の半
導体プロセス処理を施す。
【0025】4は、各半導体製造装置毎に配設される生
産情報通知手段である。基本的には、1:1または1:
多で半導体製造装置3と対応している。また、4aのよ
うに半導体製造装置3aと通信回線で接続されているも
のと、4bのように半導体製造装置3bと通信回線で接
続されていないものとの2種類がある。生産情報通知手
段4は、イサーネットENを介してホストコンピュータ
1と接続されている。
【0026】5は、生産情報予約手段である。生産情報
予約手段5は、イサーネットENを介してホストコンピ
ュータ1と接続されている。
【0027】Lfは、ホストコンピュータ1の内部のロ
ット情報管理ファイルである。ロット情報管理ファイル
Lfには、各品種毎のロット情報がデータベースとして
登録されている。このロット情報とは、予め策定された
生産計画に基づいてホストコンピュータ1が生成した各
生産ロット毎の識別データから構成されるものである。
この識別データは、例えば、各生産ロット毎にその種
類、優先度および納期を表すデータ、当該生産ロットに
加える処理条件(以下レシピ)を示すデータ、あるいは
処理の進捗状況を示すデータ等から形成されている。M
fは装置情報管理ファイルである。装置情報管理ファイ
ルMfには、各半導体製造装置3毎のレシピ情報が登録
されている。このレシピ情報とは、各半導体製造装置3
ごとに設定されており、各装置毎に登録されているレシ
ピの種類を表すデータ、さらには各装置毎のレシピの使
用可否状態を示すデータ等から形成されている。
【0028】Yfは予約生産情報管理ファイルである。
この予約生産情報管理ファイルYfには、後述する予約
生産情報データYsが登録される。予約生産情報データ
Ysとは、作業者が生産情報予約手段5を操作すること
により、生産情報予約手段5から供給される情報であ
り、予定としてこれから処理に着手する生産ロットと、
その生産ロットをどの半導体製造装置3に対して割り付
けるか表したものである。予約生産情報管理ファイルY
fには、この予約生産情報データYsが予約された時間
順に登録される。
【0029】Yrは予約生産情報要求応答データであ
る。この予約生産情報要求応答データYrとは、半導体
製造装置3で処理を開始する時に、作業者が生産情報通
知手段4で所定の操作することにより、生産情報通知手
段4から発信される情報であり、生産情報通知手段4と
対応する前記半導体製造装置3の予約生産情報、すなわ
ち該当半導体製造装置3に対して処理を行う予約として
割り付けられた生産ロットのロット情報の要求を表すも
のである。このように生産情報通知手段4から要求とし
て発信された予約生産情報要求応答データYrは、生産
情報管理手段2が受け取り、生産情報管理手段2が予約
生産情報管理ファイルYfに登録されている予約生産情
報の中から、該当する情報を探し出して、発信を行った
生産情報通知手段4に対して、予約生産情報応答要求デ
ータYrを返信する。この時の予約生産情報要求応答デ
ータYrは、該当半導体製造装置3の予約生産情報を表
すものである。なお生産情報管理手段2が予約生産情報
管理ファイルYfに登録されている予約生産情報の中か
ら、該当する情報を探し出せなかった場合にも、同様に
予約生産情報要求応答データYrを返信する。この時の
予約生産情報要求応答データYrは、該当装置の予約生
産情報がないことを表すものとなる。
【0030】Prは処理情報要求応答データである。こ
の処理情報要求応答データPrとは、半導体製造装置3
で生産ロット処理を開始する時に、作業者が生産情報通
知手段4で所定の操作することにより、生産情報通知手
段4から発信される情報であり、前記生産ロットのロッ
トIDおよび前記半導体製造装置3を識別する装置ID
を内容に含んだ情報であり、該当生産ロットのロット情
報の要求を表すものである。このように生産情報通知手
段4から要求として発信された処理情報要求応答データ
Prは、生産情報管理手段2が受け取り、生産情報管理
手段2がロット情報管理ファイルLfに登録されている
ロット情報、および装置情報管理ファイルMfに登録さ
れているレシピ情報の中から、当該生産ロットの該当す
る情報を探し出して、発信を行った生産情報通知手段4
に対して、応答として処理情報要求応答データPrを返
信する。なお生産情報管理手段2が、ロット情報管理フ
ァイルLfに登録されているロット情報、および装置情
報管理ファイルMfに登録されているレシピ情報の中か
ら該当する情報を探し出せなかった場合あるいは当該生
産ロットが当該半導体製造装置3で処理が出来ないと判
断した場合にも、同様に処理情報要求応答データPrを
返信する。この時の処理情報要求応答データPrは、当
該生産ロットに関する適当なロット情報がないことを表
すものとなる。
【0031】Is1およびIs2は生産イベントデータ
である。生産イベントデータIs1とは、生産情報通知
手段4から供給される情報であり、半導体製造装置3で
処理される各生産ロット毎の処理実績の状況を表すもの
であり、生産ロットが半導体製造装置3において予約生
産情報応答要求データYrに基づいた処理が行われる
と、その旨を通知するものである。また、生産イベント
データIs2とは、同じく生産情報通知手段4から供給
される情報であり、半導体製造装置3で処理された各生
産ロット毎の処理実績の状況を表すものである。生産イ
ベントデータIs2は、生産ロットが半導体製造装置3
において処理情報要求応答データPrに基づいて処理が
行われると、その旨を通知するものである。これらのデ
ータは、イベント報告毎にイサーネットENを介してホ
ストコンピュータ1に供給される。このようにしてホス
トコンピュータ1に供給されたこれらのデータは、その
度毎にロット情報管理ファイルLfに登録されるている
該当生産ロットの進捗情報を更新する。これにより、ホ
ストコンピュータ1は、常にシステム全体の各生産ロッ
ト毎の処理の進捗状態を把握することが可能である。
【0032】さらに、生産イベントデータIs1によ
り、予約生産情報管理ファイルYfに登録されている予
約生産情報データYsの中の該当予約生産情報データY
sを予約が実施されたとして更新登録する。これによ
り、予約生産情報管理ファイルYfに登録されている予
約生産情報データYsが予約された通り実施されたかど
うかを正確に把握することができる。
【0033】また、生産イベントデータIs2の生産ロ
ットが、予約生産情報管理ファイルYfに登録されてい
る予約生産情報データYsの中に含まれる生産ロットに
該当する場合は、予約された通りの処理が行われなかっ
たとして、該当予約生産情報データYsを予約生産情報
管理ファイルYfから削除する。これは、予約されてい
た該当生産ロットが、生産情報通知手段4からの予約生
産情報要求応答データYrを用いた処理により2度処理
されてしまうことを防ぐためである。
【0034】生産情報通知手段4aは、半導体製造装置
3aと通信回線で接続されており、これらの稼動状態を
オンラインでモニタし、これによりリアルタイムで半導
体製造装置3aで行われる各生産ロット毎の処理実績の
イベントデータIs1およびIs2を出力する。生産情
報通知手段4bは、半導体製造装置3bとは通信回線で
接続されてはいないが、イベント発生のタイミングで作
業者が所定の入力操作を行うことにより、半導体製造装
置3bで行われる各生産ロット毎の処理実績のイベント
データIs1およびIs2を出力する。
【0035】B.実施例の動作。
【0036】1.生産情報予約手段、生産情報管理手段
および生産情報通知手段の動作。
【0037】次に、前記構成による実施例の動作につい
て図2、図3を参照し、説明する。なおここでは、既に
生産管理システムが稼動している状態にあるものとし、
まず生産情報予約手段5と生産情報管理手段2により、
生産情報が予約される動作について説明する。この動作
は、後述する「生産情報予約ルーチン」から達成され
る。次に、生産情報通知手段4と生産情報管理手段2に
より、処理を行う生産情報が通知される動作について説
明する。この動作は、後述する「生産情報通知ルーチ
ン」から達成される。
【0038】まずは「生産情報予約ルーチン」の動作に
ついて以下、順次説明を加える。
【0039】a.生産情報予約ルーチン。
【0040】システム各部の初期設定を経て各生産ライ
ンが稼動している状態で、作業者が前述した生産情報予
約手段5を操作することにより「生産情報予約ルーチ
ン」が起動される。「生産情報予約ルーチン」では、前
述したロット情報管理ファイルLfによる生産ロット情
報と、装置情報管理ファイルMfによる各半導体製造装
置3のレシピ情報に基づいて、生産ロットのディスパッ
チを行う。すなわち、どの生産ロットを、どの装置で、
どういう順番で、処理をするかを決定する。また、同時
に複数の生産ロットを処理できるバッチ処理装置におい
ては、同一処理条件の生産ロットをまとめるバッチ化を
も行う。この「生産情報予約ルーチン」が起動される
と、図2に示すステップSa1が実行される。
【0041】ステップSa1では、ディスパッチ対象の
生産ロットの候補を検索する。この生産ロットの検索
は、前述したロット情報管理ファイルLfのデータから
生産ロットの状態をみて行っている。生産ロットの状態
としては、「処理前」「予約済み」「処理済み」などの
識別があり、このステップでは「処理前」の生産ロット
がディスパッチの対象ロットとなる。対象となった該当
生産ロットについては、処理可能な工程、レシピ、優先
度および納期を表すデータを読みだし、全ての対象ロッ
トをリストアップし終えたら、次のステップSa2へ進
む。
【0042】ステップSa2は、バッチ処理工程の場合
に適用する。バッチ処理工程では、同一処理条件の生産
ロットを複数同時に処理することができるが、この同時
に処理をする生産ロットの集合を処理バッチ、あるいは
単にバッチと呼び、この処理バッチを構成する作業をバ
ッチ化と呼ぶ。ステップSa2では、前のステップSa
1でリストアップされた各生産ロットを、各工程別に分
類して、各工程の処理バッチを構成するバッチ化を行
う。
【0043】次のステップSa3では、ステップSa2
で構成した処理バッチが複数存在する場合、各処理バッ
チの優先順位を決定する。この優先順位の決定方法は、
その生産ラインの特徴、その時の負荷状況などによっ
て、生産量優先、短納期優先などの各種ルールが考えら
れる。また、バッチ処理でない単一ロット処理工程の場
合には、このステップは、対象ロットの優先順位決定と
いうことになる。
【0044】次のステップSa4では、ステップSa3
で優先順位が決定した処理バッチの一覧表示を行う。こ
の一覧表示の具体的な内容は、例えば、バッチを識別す
るために付けられるバッチIDやバッチの優先度、バッ
チを構成するロットを表すロットIDやレシピ、工程、
ロットごとの優先度やウェハ枚数などの情報から構成さ
れる。これらの情報は、バッチの優先順位でソートされ
て、その結果が生産情報予約手段5に備え付けられたデ
ィスプレイなどの画面に、バッチリストとして、表示さ
れる。
【0045】ステップSa5では、これから処理開始す
るバッチの選択を、ステップSa4で一覧表示されるバ
ッチリストの中から選択するかどうかを判断する。ここ
で選択とは、バッチリストの中の任意のバッチを選び出
すことであり、生産管理システムが、決められたルール
に従って最適な結果として作成したバッチに従って処理
を行う事を意味する。なお、バッチ選択に際しては、任
意の工程に処理対象バッチが複数存在する場合、基本的
にいずれのバッチを選択しても構わない。一般的にはス
テップSa3で決定したバッチの優先順位に従って、優
先順位の高いバッチが選択されることが普通である。
【0046】しかし、決められたルールに従って最適な
結果として作成されたバッチが、様々な要因により、必
ずしも最適な結果でない場合が発生することが考えられ
る。例えば、顧客の要求や別の工程の作業上の理由など
から、特定の生産ロットを絡めたバッチの処理を優先さ
せたい場合など、決められたルールから外れた要求が発
生した場合である。
【0047】このような場合、例えばその時に発生した
突発的、例外的な要因を生産管理システムに対して作業
者がインプットする、あるいは生産管理システムが何ら
かの方法でそれらの情報を自動的に収集することによ
り、その状況に合った新たなルールに基づいて再度生産
管理システムにバッチ化を実行させることも考えられ
る。しかし、生産管理システムが全てのケースに対応す
ることを期待した場合には、その通り全てのケースを想
定したシステムを考えなければならず、想定した以外の
ケースが決して発生しないとは到底考えられない。つま
り、生産管理システムが何から何までをカバーすること
には限界がある。そこで、カバーする範囲から外れた場
合のために、人間が介在できる仕組みを設ける。バッチ
リストの結果に対して、作業者が、バッチリストに示さ
れるバッチではない任意のバッチを構成できる仕組みを
設ける事により、様々な要因が発生する生産ラインの状
況に応じた効率的なロット処理を行うことが可能とな
る。またこのように人間介在型のシステムとすること
で、システム側の負荷が軽くなり、パフォーマンスが向
上する。しかも、システム開発工数も大幅に削減するこ
とが期待できる。
【0048】バッチリストの中からバッチを「選択」す
る方法で処理を行う場合には、次のステップSa6へ進
む。一方、バッチリストに示されるバッチではない任意
のバッチを「作成」して処理を行う場合には、ステップ
Sa7へ進む。これらは、作業者自身が判断し決定を下
す。また、バッチリストとして表示されている内容を、
対象ロットの変化、対象ロットの優先度および進度を表
すデータの変化などの要因のために、内容をリフレッシ
ュする場合には、「再検索」となり、最初のステップS
a1へ戻る。なおリフレッシュのために最初のステップ
Sa1へ戻る動作に関しては、このように必要なとき
に、作業者が選択的に実行する方法以外にも、任意の時
間で定期的に繰り返す方法や対象ロットの変化、対象ロ
ットの優先度および進度を表すデータの変化などの要因
を自動的に検出して、検出した結果に基づいて繰り返す
方法あるいはこれらの方法を組み合わせた方法などがあ
る。
【0049】次のステップSa6では、バッチリストの
中から、少なくとも任意の1バッチを作業者が選択す
る。選択後、次のステップSa8へ進む。
【0050】ステップSa7では、作業者が、ロットリ
ストに示されている生産ロットの中から、自由に任意の
生産ロットを組み合わせてバッチ化を行う。生産ロット
は自由に組み合わせることができるが、同一処理条件の
生産ロットの組み合わせであることが必要である。同一
処理条件でない生産ロットを組み合わせた場合には、そ
のバッチ化はキャンセルされる。バッチ化が完了した
ら、次のステップSa8へ進む。
【0051】ステップSa8では、ステップSa6ある
いはステップSa7で決定したバッチをディスパッチす
ることが可能な半導体製造装置3のリストを検索し、表
示する。このディスパッチ可能な半導体製造装置3のリ
ストの検索は、該当バッチのレシピが処理できるよう登
録されている半導体製造装置3を、前述した装置情報管
理ファイルMfのデータをみて行っている。検索、表示
が完了したらステップSa9へ進む。
【0052】ステップSa9では、ステップSa8で表
示されたディスパッチ可能な半導体製造装置3のリスト
の中から、該当バッチを割り付ける装置を選択し、決定
する。これにより、どのバッチをどの装置で処理するか
という予約生産情報が、前述の予約生産情報管理ファイ
ルYfに登録されるとともに、ロット情報管理ファイル
Lfの該当処理バッチを構成する生産ロット毎の状態を
「予約済み」の状態に更新登録する。これにより、該当
生産ロットが再び予約対象ロットとなってしまうことを
防ぐことができる。
【0053】以上説明した「生産情報予約ルーチン」で
は、従来からのロット処理スケジューリングに対して、
作業者が柔軟に介在できる点を考慮しているために、状
況の全ての変化に素早く対応ができ、効率的なロット処
理の実現が可能となる。
【0054】b.生産情報通知ルーチン予約。
【0055】一方、同じく、システム各部の初期設定を
経て各生産ラインが稼動している状態で、作業者が生産
情報通知手段4で所定の操作をすることにより「生産情
報通知ルーチン」が起動される。
【0056】「生産情報通知ルーチン」では、前述した
予約生産情報管理ファイルYfによる各生産ロットの予
約生産情報と、ロット情報管理ファイルLfによる生産
ロット情報と、装置情報管理ファイルMfによる各半導
体製造装置3の登録レシピ情報に基づいて、生産情報通
知手段4と対応する半導体製造装置3で、実際にロット
処理を行うために必要となる生産情報を、2つのモード
を用いて通知する。この2つのモードとは、1つは前述
した「生産情報予約ルーチン」により、予約生産情報管
理ファイルYfに登録された予約生産情報に基づいた方
法であり、もう1つは、予約されていない生産ロットの
処理情報を通知する方法である。この「生産情報通知ル
ーチン」が起動されると、図3に示すステップSb1が
実行される。
【0057】ステップSb1では、まず、生産情報通知
手段4から、実際にロット処理を行う半導体製造装置3
の装置IDの入力を行う。これは、生産情報通知手段4
が複数の半導体製造装置3を管理している場合に、その
いずれの装置であるかを指定するためである。生産情報
通知手段4と半導体製造装置3が1:1で対応付けられ
ている場合には、装置IDを生産情報通知手段4の内部
記憶手段などに固定値として登録するなどしてこのステ
ップを簡略化することができる。装置IDの入力は、例
えば、生産情報通知手段4に備え付けられたバーコード
リーダで入力を行えば作業性も良い。装置IDの入力が
完了したら、次のステップSb2に進む。
【0058】ステップSb2では、生産情報の通知方法
を選択する。すなわち、前述した「生産情報予約ルーチ
ン」により予約生産情報管理ファイルYfに登録されて
いる予約生産情報の通知に基づいた処理を行うかどうか
を判断し、選択する。通常であれば、予約生産情報に従
った処理を行えば良いので、判断結果は「YES」とな
って、ステップSb3へ進む。しかし、その時の生産ラ
インの状態、工程内の負荷状況、あるいは例外的、突発
的な要因など、例えば、バッチを予約してあった装置が
突然故障してしまい、該当バッチが該当装置で予約した
通り処理できなくなってしまい他の装置で処理をしたい
場合や優先度の極めて高い生産ロットが送品されてきて
直ちにその生産ロットを処理したいなど、予約通りでな
い処理が必要と判断した場合には、判断結果は「NO」
となって、ステップSb9へ進む。
【0059】次のステップSb3では、ステップSb1
で入力された該当装置の予約生産情報の問い合わせを行
う。この予約生産情報の問い合わせには、前述の予約生
産情報要求応答データYrが用いられ、生産情報管理手
段2に送られる。この時の予約生産情報要求応答データ
Yrの内容は、少なくともステップSb1で入力された
装置IDの情報を含んだものである。生産情報管理手段
2では、この予約生産情報要求応答データYrを受け取
ると、予約生産情報管理ファイルYfを調べて、該当装
置に対して予約されているバッチの中で、予約された時
間が一番古い情報を探し出して、予約生産情報要求応答
データYrにより該当生産情報通知手段4に応答を返
す。この時の予約生産情報要求応答データYrの内容
は、少なくともバッチ化されているロットのロットID
やレシピ、工程、優先度やウェハ枚数を含んだものであ
る。また、該当装置に対して予約されているバッチがな
い場合も、予約生産情報要求応答データYrにより応答
を返す。この時の予約生産情報要求応答データYrに
は、予約バッチに関する情報はない。あるいは、予約バ
ッチが存在しないことを示すコードが含まれていると、
応答を受け取った側での識別は容易である。応答が返っ
てくると、ステップSb4に進む。
【0060】次のステップSb4では、前述の予約生産
情報要求応答データYrの応答内容を調べる。すなわ
ち、応答で返ってきた予約生産情報要求応答データYr
に予約バッチに関する情報があるかどうかをチェックす
るのである。「有り」の場合には、ステップSb5に進
む。「無し」の場合には、該当装置には予約されている
バッチがないことの表示を行い、最初のステップSb1
に戻る。
【0061】ステップSb5では、予約バッチの表示を
行う。表示内容は、受け取った予約生産情報要求応答デ
ータYrの内容である。すなわち、バッチ化されている
ロットのロットIDやレシピ、工程、優先度やウェハ枚
数などである。表示後、ステップSb6へ進む。
【0062】ステップSb6では、ステップSb5で表
示される予約バッチの処理を実施するかどうかの判断を
する。このステップも、先のステップSb2と同様に、
通常であれば、予約生産情報に従った処理を行えば良い
ので、判断結果は「実施する」となって、ステップSb
7へ進む。しかし、表示された予約バッチに関する内容
が、その時の生産ラインの状態、工程内の負荷状況ある
いは例外的、突発的な要因などから見て、予約バッチよ
りも優先的に処理を行う必要があるバッチが他にあると
判断した場合には、判断結果は「実施しない」となっ
て、最初のステップSb1へ戻る。このように、予約バ
ッチの状況を見てから、予約バッチ処理の実施の判断が
可能である。
【0063】次のステップSb7では、予約バッチを構
成しているロットのロットIDの入力を行う。ここでロ
ットIDの入力を行うのは、予約バッチを構成するロッ
トとはたして同じロットであるかどうかを確認するため
である。構成ロット全てのロットIDの入力が完了しな
いと次のステップへは決して進まない。また、構成ロッ
ト以外のロットIDの入力は受け付けない。この機能に
より、予約バッチとして登録されている全ての生産ロッ
トを、確実に処理することが可能となる。ロットIDの
入力は、例えば、生産情報通知手段4に備え付けられた
バーコードリーダで入力を行えば作業性も良い。予約バ
ッチを構成するロット全てのロットIDの入力が完了す
ると、次のステップSb8へ進む。
【0064】ステップSb8では、該当半導体製造装置
3において該当バッチのロット処理が開始したことが報
告される。これは、実際に該当半導体製造装置3で処理
が開始された時に、生産情報通知手段4により行われ
る。この報告は、前述した生産イベントデータIs1に
相当するものであり、予約生産情報要求応答データYr
に基づいた処理バッチが、その予約された通りに処理さ
れたことを報告するものである。この生産イベントデー
タIs1により、前述の予約生産情報管理ファイルYf
に登録されている該当予約生産情報データYsが予約通
り実行されたとして更新登録されるとともに、ロット情
報管理ファイルLfの、該当処理バッチを構成する各生
産ロットごとの状態を「処理済み」の状態に更新登録す
る。こうすることにより、該当生産ロットが、また予約
対象ロットとなってしまうことを防ぐ事ができる。該当
バッチのロット処理の開始報告が完了すれば、この予約
生産情報による「生産情報通知ルーチン」は終了であ
る。
【0065】また、一方でステップSb2で判断結果が
「NO」となり、進んだステップSb9では、予約生産
情報に基づかない処理を行う。
【0066】ステップSb9では、処理を実施したい生
産ロットのロットIDの入力を行う。ここでは、任意の
生産ロットを、作業者の自由な判断で入力することが可
能である。また、入力する生産ロットの数は基本的にい
くつでもよい。つまり、バッチ化が行えるということで
ある。ただし、無数に入力できるわけではなく、生産情
報通知手段4において、物理的に許される範囲内に制限
される。ロットIDの入力は、例えば、生産情報通知手
段4に備え付けられたバーコードリーダで入力を行えば
作業性も良い。必要なロットIDの入力が完了したら、
次のステップSb10へ進む。
【0067】ステップSb10では、前のステップSb
9で入力されたロットの処理情報の問い合わせを行う。
このロットの処理情報の問い合わせには、前述の処理情
報要求応答データPrが用いられ、生産情報管理手段2
に送られる。この時の処理情報要求応答データPrの内
容は、少なくともステップSb1で入力された装置ID
の情報およびステップSb9で入力されたロットIDの
情報を含んだものである。生産情報管理手段2では、こ
の処理情報要求応答データPrを受け取ると、該当生産
ロット全ての処理情報を、ロット情報管理ファイルLf
による生産ロット情報と、装置情報管理ファイルMfに
よる各半導体製造装置3のレシピ情報に基づいて調べ
て、処理情報要求応答データPrにより該当生産情報通
知手段4に応答を返す。この時の処理情報要求応答デー
タPrの内容は、少なくとも該当生産ロットのロットI
Dとレシピ、工程、優先度やウェハ枚数を含んだもので
ある。
【0068】また、調べた結果として、該当生産ロット
の処理情報が適切でなかった場合、例えば該当生産ロッ
トのレシピが指定された装置IDで処理ができないもの
であった場合などは、該当生産ロットは該当装置で処理
不可ということになり、この場合、該当生産ロットに対
しては、処理不可ということを示すコードが付けられた
情報を含んだ処理情報要求応答データPrが応答され
る。応答が返ってくると、ステップSb11に進む。
【0069】ステップSb11では、生産ロットの処理
情報の表示を行う。表示内容は、受け取った処理情報要
求応答データPrの内容である。すなわち、ロットのロ
ットIDやレシピ、工程、優先度やウェハ枚数などであ
る。各生産ロットごとに別々に表示される。表示後、ス
テップSb11へ進む。
【0070】次のステップSb12では、ステップSb
11で表示される各生産ロットごとの少なくともレシピ
の内容を確認し、処理を実施するかどうか判断する。例
えば、バッチを構成している各生産ロットのレシピは全
て一致していてバッチ化が可能かどうか、処理不可のコ
ードが表示されてはいないかといった内容を確認し判断
する。判断の結果「実施する」となった場合、ステップ
Sb13へ進む。また、表示された内容が、不適当であ
ると判断した場合には、判断結果は「実施しない」とな
って、最初のステップSb1へ戻る。このように、処理
を実施しようと思う生産ロットの処理情報の内容を見て
から、実施の判断が可能である。
【0071】ステップSb13では、該当半導体製造装
置3において該当バッチのロット処理が開始したことが
報告される。これは、実際に該当半導体製造装置3で処
理が開始された時に生産情報通知手段4により行われ
る。この報告には、前述した生産イベントデータIs2
が用いられ、各生産ロットが処理されたことを報告する
ものである。この生産イベントデータIs2により、ロ
ット情報管理ファイルLfの該当生産ロットごとの状態
を「処理済み」の状態に更新登録する。こうすることに
より、処理された該当生産ロットが、また予約対象ロッ
トとなってしまうことを防ぐ事ができる。またこの時、
更新前の該当生産ロットの状態が「予約済み」であった
場合には、前述の予約生産情報管理ファイルYfに該当
生産ロットが登録されているはずであるから、該当生産
ロットが含まれる予約生産情報データYsを予約生産情
報管理ファイルYfから削除する。こうすることによ
り、該当生産ロットが、「生産情報通知ルーチン」によ
り、2度処理されることを防ぐ事ができる。該当生産ロ
ットのロット処理の開始報告の完了にて、このルーチン
は終了となる。
【0072】以上のように「生産情報通知ルーチン」
は、前述の「生産情報予約ルーチン」で予約したスケジ
ュールに従い処理を行うことのできるモードで計画的な
生産を行える環境を提供するほかに、例外的、突発的に
自由なロット処理が行えるため、刻々と変化する状況に
迅速に柔軟に対応することが可能となり、常に最適なロ
ット処理の実現が可能である。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、従来のロット処理スケジューリングに対して、作業
者が自由に柔軟に介在することができるため、特に既存
の生産ラインのように作業者が介在する生産管理システ
ムにおいて、状況の変化に素早く対応したロット処理ス
ケジューリング結果を得ることができ、このスケジュー
リング結果に従って処理することで効率よい生産形態が
実現できる。
【0074】また、前述の計画的なロット処理スケジュ
ーリングでの効率的な生産形態に加えて、計画時には予
測不可能な、実際に処理を行う際の生産ラインの状態、
工程内の負荷状況あるいは例外的、突発的な要因など刻
々と変化する状況に対しても、極めて柔軟に対応するこ
とが可能となり、効率よい生産を行う環境の構築が実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の全体構成を示すブロック
図。
【図2】同実施例における生産情報予約ルーチンの動作
を示すフローチャート。
【図3】同実施例における生産情報通知ルーチンの動作
を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…ホストコンピュータ 2…生産情報管理手段 3…半導体製造装置 4…生産情報通知手段 5…生産情報予約手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも生産ロット毎に付与され、前記
    生産ロットの属性を表すロット情報と、少なくとも製造
    手段毎に付与される、前記製造手段の製造処理条件情報
    から、次に行う製造処理の内容を規定する生産情報を人
    間が介在して選択的に予約する生産情報予約手段と、前
    記生産情報予約手段により作成された前記生産情報を管
    理するとともに、生産情報通知手段からの要求に基づ
    く、前記予約生産情報とは異なる新たな生産情報の管理
    を行う生産情報管理手段と、前記各生産情報により指定
    された生産ロットを、所定の製造手段で所定の製造処理
    を施すために必要な情報を作業者、および製造手段に通
    知する生産情報通知手段とを具備することを特徴とする
    生産管理装置。
  2. 【請求項2】前記生産情報管理手段は、前記生産情報予
    約手段により作成された前記予約生産情報の管理を行
    い、前記生産情報通知手段からの予約生産情報通知要求
    に応答するとともに、前記生産情報通知手段からの前記
    予約生産情報とは異なる新たな生産情報の要求に応答す
    ることを特徴とする請求項1記載の生産管理装置。
  3. 【請求項3】前記生産情報管理手段が管理する予約生産
    情報は、少なくとも、生産ロットの指定情報、使用する
    装置の指定情報、生産情報の予約された時刻の指定情
    報、および予約生産情報の処理実績の指定情報から構成
    されることを特徴とする請求項1記載の生産管理装置。
  4. 【請求項4】前記生産情報通知手段は、前記予約生産情
    報の要求を行うモードと、予約のない生産情報の要求を
    行うモードとを兼ね備えることを特徴とする請求項1記
    載の生産管理装置。
  5. 【請求項5】少なくとも生産ロット毎に付与され、前記
    生産ロットの属性を表すロット情報と、少なくとも製造
    手段毎に付与される、前記製造手段の製造処理条件情報
    から、次に行う製造処理の内容を規定する生産情報を人
    間が介在して選択的に予約する第1の過程と、前記生産
    情報予約手段により作成された前記生産情報を管理する
    とともに、生産情報通知手段からの要求に基づく、前記
    予約生産情報とは異なる新たな生産情報の管理を行う第
    2の過程と、前記各生産情報により指定された生産ロッ
    トを、所定の製造手段で所定の製造処理を施すために必
    要な情報を作業者、および製造手段に通知する第3の過
    程とを具備することを特徴とする生産管理方法。
JP18774196A 1996-07-17 1996-07-17 生産管理装置および該装置を用いた生産管理方法 Withdrawn JPH1032155A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18774196A JPH1032155A (ja) 1996-07-17 1996-07-17 生産管理装置および該装置を用いた生産管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18774196A JPH1032155A (ja) 1996-07-17 1996-07-17 生産管理装置および該装置を用いた生産管理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1032155A true JPH1032155A (ja) 1998-02-03

Family

ID=16211392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18774196A Withdrawn JPH1032155A (ja) 1996-07-17 1996-07-17 生産管理装置および該装置を用いた生産管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1032155A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11327607A (ja) * 1998-05-12 1999-11-26 Yokogawa Electric Corp スケジューリングシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11327607A (ja) * 1998-05-12 1999-11-26 Yokogawa Electric Corp スケジューリングシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5442561A (en) Production management system and its application method
US6434440B1 (en) Production estimate management system
Johri Practical issues in scheduling and dispatching in semiconductor wafer fabrication
US6959225B1 (en) Graphical user interface for allocating multi-function resources in semiconductor wafer fabrication and method of operation
US5444632A (en) Apparatus and method for controlling and scheduling processing machines
US4888692A (en) Real-time scheduling system
JP4722479B2 (ja) 自動製造環境におけるアクティブソフトウェアエージェントの特殊化
CN1625722A (zh) 用于自动化制造环境的代理人反应式调度
US6871110B1 (en) Method and system for efficiently coordinating orders with product materials progressing through a manufacturing flow
Pfund et al. Semiconductor manufacturing scheduling and dispatching: state of the art and survey of needs
JP3169001B2 (ja) ロット搬送制御システム及びその搬送制御方法ならびに搬送制御プログラムを格納した記憶媒体
US7613535B2 (en) Independent, self-contained, risk isolated, sectional CIM design for extremely large scale factory operation
JP2800795B2 (ja) 生産制御方法及び生産制御装置
JPH06266413A (ja) 生産管理方法及びシステム
JPH0919853A (ja) 生産管理装置および該装置を用いた生産管理方法
JPH1032155A (ja) 生産管理装置および該装置を用いた生産管理方法
JP5341248B1 (ja) 加工検査装置におけるロットの処理順序管理システムおよび処理順序管理プログラム
JPH06176032A (ja) 生産管理システムおよび方法
JP2001125621A (ja) 製造工程における作業ロットの配膳システム
US6266646B1 (en) Method and apparatus for providing choices for a facility
JP3491558B2 (ja) 代替ロット決定システム
JPH0786112A (ja) 生産管理方法
US20020198617A1 (en) System and method for controlling priority of lots employed in MES
KR19980077237A (ko) 반도체 제조용 설비의 로트 플로우 제어방법
JPH08227432A (ja) 仮想工程実行システム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060704

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060725