JPH10321208A - シール鉛蓄電池 - Google Patents
シール鉛蓄電池Info
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- JPH10321208A JPH10321208A JP9130971A JP13097197A JPH10321208A JP H10321208 A JPH10321208 A JP H10321208A JP 9130971 A JP9130971 A JP 9130971A JP 13097197 A JP13097197 A JP 13097197A JP H10321208 A JPH10321208 A JP H10321208A
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- Japan
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- absorbing material
- liquid
- chamber
- sealed lead
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/30—Arrangements for facilitating escape of gases
- H01M50/317—Re-sealable arrangements
- H01M50/325—Re-sealable arrangements comprising deformable valve members, e.g. elastic or flexible valve members
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 安全弁からの漏液防止効果を向上させること
ができるシール鉛蓄電池をえる。 【解決手段】 安全弁１は、電槽の槽壁２の一部にその
厚み方向に貫通した貫通孔１０を有する。この貫通孔１
０は、電槽室１１に連通したテーパ形弁孔部１０ａと、
このテーパ形弁孔部１０ａに対して外向き側に連通状態
で設けた弁室部１０ｂと、この弁室部１０ｂに対して外
向き側に設けた吸液材収容室部１０ｃと、この吸液材収
容室部１０ｃに対して外向き側に設けられた押え蓋収容
室部１０ｄとで構成する。弁室部１０ｂにはテーパ形弁
孔部１０ａに嵌まり込むテーパ部１２ａを有する弁体１
２を収容し、吸液材収容室部１０ｃには弁体１２の頭部
より大きい吸液材１３を収容し、押え蓋収容室部１０ｄ
には弁体１２の離脱を防止するように吸液材１３を介し
て押える押え蓋７を配置する。
ができるシール鉛蓄電池をえる。 【解決手段】 安全弁１は、電槽の槽壁２の一部にその
厚み方向に貫通した貫通孔１０を有する。この貫通孔１
０は、電槽室１１に連通したテーパ形弁孔部１０ａと、
このテーパ形弁孔部１０ａに対して外向き側に連通状態
で設けた弁室部１０ｂと、この弁室部１０ｂに対して外
向き側に設けた吸液材収容室部１０ｃと、この吸液材収
容室部１０ｃに対して外向き側に設けられた押え蓋収容
室部１０ｄとで構成する。弁室部１０ｂにはテーパ形弁
孔部１０ａに嵌まり込むテーパ部１２ａを有する弁体１
２を収容し、吸液材収容室部１０ｃには弁体１２の頭部
より大きい吸液材１３を収容し、押え蓋収容室部１０ｄ
には弁体１２の離脱を防止するように吸液材１３を介し
て押える押え蓋７を配置する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、シール鉛蓄電池に
関し、特にその安全弁からの電解液漏液防止構造に関す
るものである。
関し、特にその安全弁からの電解液漏液防止構造に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種のシール鉛蓄電池の安全弁
１は、電槽の上部の槽壁（電槽上蓋）２に凹部３が設け
られ、この凹部３の底部３ａの中央に弁孔４が設けら
れ、この弁孔４を包囲して凹部３の底部３ａから弁筒５
が突設され、この弁筒５の先端にキャップ状の弁体６が
被せられ、凹部３の入口には弁体６の離脱を防止する押
え蓋７が配置されて固定され、上部の槽壁２と押え蓋７
との間には排気口８が設けられ、凹部３内の底部３ａ上
には弁筒５を包囲してリング状をした多孔質の吸液材９
が配置された構造になっていた。吸液材９としては、フ
ェルト等が使用されていた。
１は、電槽の上部の槽壁（電槽上蓋）２に凹部３が設け
られ、この凹部３の底部３ａの中央に弁孔４が設けら
れ、この弁孔４を包囲して凹部３の底部３ａから弁筒５
が突設され、この弁筒５の先端にキャップ状の弁体６が
被せられ、凹部３の入口には弁体６の離脱を防止する押
え蓋７が配置されて固定され、上部の槽壁２と押え蓋７
との間には排気口８が設けられ、凹部３内の底部３ａ上
には弁筒５を包囲してリング状をした多孔質の吸液材９
が配置された構造になっていた。吸液材９としては、フ
ェルト等が使用されていた。
【０００３】このような安全弁１では、電槽の内圧が上
昇して弁筒５と弁体６との間から放圧が行われて電解液
が漏れ出た場合に、吸液材９で吸収していた。
昇して弁筒５と弁体６との間から放圧が行われて電解液
が漏れ出た場合に、吸液材９で吸収していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造の安全弁１を備えた従来のシール鉛蓄電池で
は、凹部３内に電解液が漏れ出た場合に、この電解液は
吸液材９を含めた凹部３内の底部３ａに蓄積されて溜ま
ったままなので、溜まっている電解液が排気口８からに
じみ出すのを防止することができない問題点があった。
うな構造の安全弁１を備えた従来のシール鉛蓄電池で
は、凹部３内に電解液が漏れ出た場合に、この電解液は
吸液材９を含めた凹部３内の底部３ａに蓄積されて溜ま
ったままなので、溜まっている電解液が排気口８からに
じみ出すのを防止することができない問題点があった。
【０００５】本発明の目的は、安全弁からの漏液防止効
果を向上させることができるシール鉛蓄電池を提供する
ことにある。
果を向上させることができるシール鉛蓄電池を提供する
ことにある。
【０００６】本発明の他の目的は、安全弁内に漏れ出た
電解液を電槽内に回収させることができるシール鉛蓄電
池を提供することにある。
電解液を電槽内に回収させることができるシール鉛蓄電
池を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、電槽の一部に
安全弁が設けられているシール鉛蓄電池を改良するもの
である。
安全弁が設けられているシール鉛蓄電池を改良するもの
である。
【０００８】本発明で安全弁は、電槽の上部の槽壁にそ
の厚み方向に貫通して設けられた貫通孔を備えている。
この貫通孔は、電槽室に連通されていて口径が外向き側
が大きく内向き側が小さいテーパ形弁孔部と、該テーパ
形弁孔部に対して外向き側に該テーパ形弁孔部より大き
な口径で相互に連通状態で設けられた弁室部と、該弁室
部に対して外向き側に該弁室部より大きな口径で相互に
連通状態で設けられた吸液材収容室部と、該吸液材収容
室部に対して外向き側に該吸液材収容室部より大きな口
径で相互に連通状態で設けられた押え蓋収容室部とで構
成されている。弁室部には、テーパ形弁孔部に嵌まり込
むテーパ部を有する弁体が収容されている。吸液材収容
室部には、弁体の頭部より大きい大きさの吸液材が収容
されている。押え蓋収容室部には、弁体の離脱を防止す
るように吸液材を介して押える押え蓋が配置されて固定
されている。押え蓋側には、排気口が設けられている。
押え蓋側の排気口は、該押え蓋と槽壁との間に設けられ
ていても、押え蓋自身に設けられていても、いずれでも
よい。
の厚み方向に貫通して設けられた貫通孔を備えている。
この貫通孔は、電槽室に連通されていて口径が外向き側
が大きく内向き側が小さいテーパ形弁孔部と、該テーパ
形弁孔部に対して外向き側に該テーパ形弁孔部より大き
な口径で相互に連通状態で設けられた弁室部と、該弁室
部に対して外向き側に該弁室部より大きな口径で相互に
連通状態で設けられた吸液材収容室部と、該吸液材収容
室部に対して外向き側に該吸液材収容室部より大きな口
径で相互に連通状態で設けられた押え蓋収容室部とで構
成されている。弁室部には、テーパ形弁孔部に嵌まり込
むテーパ部を有する弁体が収容されている。吸液材収容
室部には、弁体の頭部より大きい大きさの吸液材が収容
されている。押え蓋収容室部には、弁体の離脱を防止す
るように吸液材を介して押える押え蓋が配置されて固定
されている。押え蓋側には、排気口が設けられている。
押え蓋側の排気口は、該押え蓋と槽壁との間に設けられ
ていても、押え蓋自身に設けられていても、いずれでも
よい。
【０００９】このような構造の安全弁を備えたシール鉛
蓄電池では、電槽の内圧が上昇して安全弁から放圧が行
われた場合、弁体の頭部にこれより大きい大きさの吸液
材が配置さているので、電解液の飛沫はこの吸液材で確
実に吸収されることになる。この吸液材に電解液が蓄積
されて吸収しきれなくなった場合には、テーパ形弁孔部
から電槽室内に回収される。
蓄電池では、電槽の内圧が上昇して安全弁から放圧が行
われた場合、弁体の頭部にこれより大きい大きさの吸液
材が配置さているので、電解液の飛沫はこの吸液材で確
実に吸収されることになる。この吸液材に電解液が蓄積
されて吸収しきれなくなった場合には、テーパ形弁孔部
から電槽室内に回収される。
【００１０】この場合、吸液材は弁体の頭部を覆うと共
に吸液材収容室部の底部に接して弁室部の外向き側を塞
ぐ大きさになっていることが好ましい。このように吸液
材が配置されていると、弁室部と吸液材収容室部との境
界が吸液材で塞がれ、放圧時に電解液の飛沫が排気口か
ら放出されるのを確実に防止することができる。
に吸液材収容室部の底部に接して弁室部の外向き側を塞
ぐ大きさになっていることが好ましい。このように吸液
材が配置されていると、弁室部と吸液材収容室部との境
界が吸液材で塞がれ、放圧時に電解液の飛沫が排気口か
ら放出されるのを確実に防止することができる。
【００１１】この際、吸液材は、押え蓋で加圧される厚
みを有していることが好ましい。このようにすると、吸
液材が吸液材収容室部の底部に加圧状態で接触され、弁
室部と吸液材収容室部との境界の漏液シールを一層確実
に行うことができる。
みを有していることが好ましい。このようにすると、吸
液材が吸液材収容室部の底部に加圧状態で接触され、弁
室部と吸液材収容室部との境界の漏液シールを一層確実
に行うことができる。
【００１２】また、弁室部の底部は、電槽室側に傾斜し
た傾斜面となっていることが好ましい。このようにする
と、弁室部内の電解液を確実に電槽室内に回収すること
ができる。このため、排気口からの電解液のにじみ出し
をより一層確実に防止することができ、電槽室内の電解
液の減少を抑制することができる。
た傾斜面となっていることが好ましい。このようにする
と、弁室部内の電解液を確実に電槽室内に回収すること
ができる。このため、排気口からの電解液のにじみ出し
をより一層確実に防止することができ、電槽室内の電解
液の減少を抑制することができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】図１は、本発明に係るシール鉛蓄
電池における実施の形態の第１例を示したものである。
電池における実施の形態の第１例を示したものである。
【００１４】このシール鉛蓄電池の安全弁１は、電槽の
上部の槽壁（電槽上蓋）２の一部にその厚み方向に貫通
して設けられた貫通孔１０を備えている。該貫通孔１０
は、電槽室１１に連通されていて口径が外向き側（上
側）が大きく内向き側（下側）が小さい断面円形のテー
パ形弁孔部１０ａと、該テーパ形弁孔部１０ａに対して
外向き側（上側）に該テーパ形弁孔部１０ａより大きな
口径で相互に連通状態で設けられた断面円形の弁室部１
０ｂと、該弁室部１０ｂに対して外向き側（上側）に該
弁室部１０ｂより大きな口径で相互に連通状態で設けら
れた断面円形の吸液材収容室部１０ｃと、該吸液材収容
室部１０ｃに対して外向き側（上側）に該吸液材収容室
部１０ｃより大きな口径で相互に連通状態で設けられた
断面円形の押え蓋収容室部１０ｄとで構成されている。
弁室部１０ｂには、テーパ形弁孔部１０ａに嵌まり込む
テーパ部１２ａを有する断面円形の弁体１２が収容され
ている。吸液材収容室部１０ｃには、断面円形で弁体１
２の頭部より大きい大きさの吸液材１３が収容されてい
る。押え蓋収容室部１０ｄには、弁体１２がテーパ形弁
孔部１０ａより離脱するのを防止するように吸液材１３
を介して押える押え蓋７が配置されて槽壁２に固定され
ている。押え蓋７側には、該押え蓋７と槽壁２との間に
排気口８が設けられている。
上部の槽壁（電槽上蓋）２の一部にその厚み方向に貫通
して設けられた貫通孔１０を備えている。該貫通孔１０
は、電槽室１１に連通されていて口径が外向き側（上
側）が大きく内向き側（下側）が小さい断面円形のテー
パ形弁孔部１０ａと、該テーパ形弁孔部１０ａに対して
外向き側（上側）に該テーパ形弁孔部１０ａより大きな
口径で相互に連通状態で設けられた断面円形の弁室部１
０ｂと、該弁室部１０ｂに対して外向き側（上側）に該
弁室部１０ｂより大きな口径で相互に連通状態で設けら
れた断面円形の吸液材収容室部１０ｃと、該吸液材収容
室部１０ｃに対して外向き側（上側）に該吸液材収容室
部１０ｃより大きな口径で相互に連通状態で設けられた
断面円形の押え蓋収容室部１０ｄとで構成されている。
弁室部１０ｂには、テーパ形弁孔部１０ａに嵌まり込む
テーパ部１２ａを有する断面円形の弁体１２が収容され
ている。吸液材収容室部１０ｃには、断面円形で弁体１
２の頭部より大きい大きさの吸液材１３が収容されてい
る。押え蓋収容室部１０ｄには、弁体１２がテーパ形弁
孔部１０ａより離脱するのを防止するように吸液材１３
を介して押える押え蓋７が配置されて槽壁２に固定され
ている。押え蓋７側には、該押え蓋７と槽壁２との間に
排気口８が設けられている。
【００１５】特に、吸液材１３は、弁体１２の頭部を覆
うと共に吸液材収容室部１０ｃの底部１０ｃ1 に接して
弁室部１０ｂの外向き側（上側）を塞ぐ大きさになって
いると共に、押え蓋７で加圧される厚みを有している。
うと共に吸液材収容室部１０ｃの底部１０ｃ1 に接して
弁室部１０ｂの外向き側（上側）を塞ぐ大きさになって
いると共に、押え蓋７で加圧される厚みを有している。
【００１６】この場合、弁体１２の材質は、クロロプレ
ンゴムまたはフッ素ゴムが好ましい。また、吸液材１３
の材質は、フェルトが好ましい。
ンゴムまたはフッ素ゴムが好ましい。また、吸液材１３
の材質は、フェルトが好ましい。
【００１７】このような構造の安全弁１を備えたシール
鉛蓄電池では、電槽の内圧が上昇して安全弁１から放圧
が行われた場合、弁体１２の頭部にこれより大きい大き
さの吸液材１３が配置さているので、電解液の飛沫はこ
の吸液材１３で確実に吸収されることになる。この吸液
材１３に電解液が蓄積されて吸収しきれなくなった場合
には、テーパ形弁孔部１２から電槽室１１内に回収され
る。特に、吸液材１３が、本例のように弁体１２の頭部
を覆うと共に吸液材収容室部１０ｃの底部１０ｃ1 に接
して弁室部１０ｂの外向き側（上側）を塞ぐ大きさにな
っていると、弁室部１０ｂと吸液材収容室部１０ｃとの
境界が吸液材１３で塞がれ、放圧時に電解液の飛沫が排
気口８から放出されるのを確実に防止することができ
る。この際に、吸液材１３が押え蓋７で加圧される厚み
になっていると、吸液材１３が吸液材収容室部１０ｃの
底部１０ｃ1 に加圧状態で接触され、弁室部１０ｂと吸
液材収容室部１０ｃとの境界の漏液シールを一層確実に
行うことができる。
鉛蓄電池では、電槽の内圧が上昇して安全弁１から放圧
が行われた場合、弁体１２の頭部にこれより大きい大き
さの吸液材１３が配置さているので、電解液の飛沫はこ
の吸液材１３で確実に吸収されることになる。この吸液
材１３に電解液が蓄積されて吸収しきれなくなった場合
には、テーパ形弁孔部１２から電槽室１１内に回収され
る。特に、吸液材１３が、本例のように弁体１２の頭部
を覆うと共に吸液材収容室部１０ｃの底部１０ｃ1 に接
して弁室部１０ｂの外向き側（上側）を塞ぐ大きさにな
っていると、弁室部１０ｂと吸液材収容室部１０ｃとの
境界が吸液材１３で塞がれ、放圧時に電解液の飛沫が排
気口８から放出されるのを確実に防止することができ
る。この際に、吸液材１３が押え蓋７で加圧される厚み
になっていると、吸液材１３が吸液材収容室部１０ｃの
底部１０ｃ1 に加圧状態で接触され、弁室部１０ｂと吸
液材収容室部１０ｃとの境界の漏液シールを一層確実に
行うことができる。
【００１８】図２は、本発明に係るシール鉛蓄電池にお
ける実施の形態の第２例を示したものである。なお、図
１に示す第１例と対応する部分には、同一符号を付けて
示している。
ける実施の形態の第２例を示したものである。なお、図
１に示す第１例と対応する部分には、同一符号を付けて
示している。
【００１９】このシール鉛蓄電池の安全弁１では、弁室
部１０ｂの底部１０ｂ1 が電槽室１１側に傾斜した、即
ち図示の例では下向きに傾斜した傾斜面となっている。
部１０ｂの底部１０ｂ1 が電槽室１１側に傾斜した、即
ち図示の例では下向きに傾斜した傾斜面となっている。
【００２０】このような構造の安全弁１になっている
と、弁室部１０ｂ内の電解液を確実に電槽室１１内に回
収することができる。このため、排気口８からの電解液
のにじみ出しをより一層確実に防止することができ、電
槽室１１内の電解液の減少を抑制することができる。
と、弁室部１０ｂ内の電解液を確実に電槽室１１内に回
収することができる。このため、排気口８からの電解液
のにじみ出しをより一層確実に防止することができ、電
槽室１１内の電解液の減少を抑制することができる。
【００２１】試作品として、上部の槽壁（電槽上蓋）２
を含めて電槽をＡＢＳ樹脂で形成し、安全弁１の弁体
６，１２を硬度50°のクロロプレンゴムで形成し、吸液
材９，１３をフェルト（フジコー株式会社製の商品名フ
ジロン5230）で形成し、押え蓋７をＡＢＳ樹脂で形成し
て、12Ｖ，6.5Ah タイプで図１の構造の安全弁１をもつ
本発明品のシール鉛蓄電池と、12Ｖ，6.5Ah タイプで図
３の構造の安全弁１をもつ従来品のシール鉛蓄電池とを
作製した。
を含めて電槽をＡＢＳ樹脂で形成し、安全弁１の弁体
６，１２を硬度50°のクロロプレンゴムで形成し、吸液
材９，１３をフェルト（フジコー株式会社製の商品名フ
ジロン5230）で形成し、押え蓋７をＡＢＳ樹脂で形成し
て、12Ｖ，6.5Ah タイプで図１の構造の安全弁１をもつ
本発明品のシール鉛蓄電池と、12Ｖ，6.5Ah タイプで図
３の構造の安全弁１をもつ従来品のシール鉛蓄電池とを
作製した。
【００２２】これらのシール鉛蓄電池の安全弁１から漏
液するか否かの確認方法としては、これらシール鉛蓄電
池を倒立状態で0.1CA の定電流で48時間過充電する試験
を行った。これは、ＪＩＳ Ｃ８７２０−１９９５（小
形シール鉛蓄電池）規格では、正立状態での過充電試験
しか定めていないが、より苛酷な条件で見るためであ
る。
液するか否かの確認方法としては、これらシール鉛蓄電
池を倒立状態で0.1CA の定電流で48時間過充電する試験
を行った。これは、ＪＩＳ Ｃ８７２０−１９９５（小
形シール鉛蓄電池）規格では、正立状態での過充電試験
しか定めていないが、より苛酷な条件で見るためであ
る。
【００２３】図３に示す従来構造の安全弁１をもつシー
ル鉛蓄電池（従来品）と、図１に示す本発明構造の安全
弁１をもつのシール鉛蓄電池（本発明品）とを、それぞ
れ基準の電解液量である53cc／セルを各２個、液量を増
やして54cc／セルを各２個、55cc／セルを各２個作り試
験を行った。結果は表１の通りとなった。
ル鉛蓄電池（従来品）と、図１に示す本発明構造の安全
弁１をもつのシール鉛蓄電池（本発明品）とを、それぞ
れ基準の電解液量である53cc／セルを各２個、液量を増
やして54cc／セルを各２個、55cc／セルを各２個作り試
験を行った。結果は表１の通りとなった。
【００２４】
【表１】 これより、従来品と比べ、本発明品は漏液しにくい構造
であることが確認できた。
であることが確認できた。
【００２５】
【発明の効果】本発明に係るシール鉛蓄電池では、電槽
の内圧が上昇して安全弁から放圧が行われた場合、弁体
の頭部にこれより大きい大きさの吸液材が配置さている
ので、電解液の飛沫はこの吸液材で確実に吸収されるこ
とになる。この吸液材に電解液が蓄積されて吸収しきれ
なくなった場合には、テーパ形弁孔部から電槽室内に回
収することができる。このため、本発明によれば、安全
弁の排気口からの電解液のにじみ出しを確実に防止する
ことができ、電槽室内の電解液の減少を抑制することが
できる。
の内圧が上昇して安全弁から放圧が行われた場合、弁体
の頭部にこれより大きい大きさの吸液材が配置さている
ので、電解液の飛沫はこの吸液材で確実に吸収されるこ
とになる。この吸液材に電解液が蓄積されて吸収しきれ
なくなった場合には、テーパ形弁孔部から電槽室内に回
収することができる。このため、本発明によれば、安全
弁の排気口からの電解液のにじみ出しを確実に防止する
ことができ、電槽室内の電解液の減少を抑制することが
できる。
【図１】本発明に係るシール鉛蓄電池における実施の形
態の第１例の安全弁の構造を示す縦断面図である。
態の第１例の安全弁の構造を示す縦断面図である。
【図２】本発明に係るシール鉛蓄電池における実施の形
態の第２例の安全弁の構造を示す縦断面図である。
態の第２例の安全弁の構造を示す縦断面図である。
【図３】従来のシール鉛蓄電池における安全弁の構造を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【符号の説明】 １ 安全弁 ２ 上部の槽壁 ３ 凹部 ３ａ 底部 ４ 弁孔 ５ 弁筒 ６ 弁体 ７ 押え蓋 ８ 排気口 ９ リング状の吸液材 １０ 貫通孔 １０ａ テーパ形弁孔部 １０ｂ 弁室部 １０ｂ1 底部 １０ｃ 吸液材収容室部 １０ｃ1 底部 １０ｄ 押え蓋収容室部 １１ 電槽室 １２ 弁体 １２ａ テーパ部 １３ 吸液材
Claims (4)
- 【請求項１】 電槽の槽壁の一部に安全弁が設けられて
いるシール鉛蓄電池において、 前記安全弁は前記電槽の槽壁の一部にその厚み方向に貫
通して設けられた貫通孔を備え、該貫通孔は電槽室に連
通されていて口径が外向き側が大きく内向き側が小さい
テーパ形弁孔部と、該テーパ形弁孔部に対して外向き側
に該テーパ形弁孔部より大きな口径で相互に連通状態で
設けられた弁室部と、該弁室部に対して外向き側に該弁
室部より大きな口径で相互に連通状態で設けられた吸液
材収容室部と、該吸液材収容室部に対して外向き側に該
吸液材収容室部より大きな口径で相互に連通状態で設け
られた押え蓋収容室部とで構成され、前記弁室部には前
記テーパ形弁孔部に嵌まり込むテーパ部を有する弁体が
収容され、前記吸液材収容室部には前記弁体の頭部より
大きい大きさの吸液材が収容され、前記押え蓋収容室部
には前記弁体の離脱を防止するように前記吸液材を介し
て押える押え蓋が配置されて固定され、前記押え蓋側に
排気口が設けられていることを特徴とするシール鉛蓄電
池。 - 【請求項２】 前記吸液材は前記弁体の頭部を覆うと共
に前記吸液材収容室部の底部に接して前記弁室部の外向
き側を塞ぐ大きさになっていることを特徴とする請求項
１に記載のシール鉛蓄電池。 - 【請求項３】 前記吸液材は前記押え蓋で加圧される厚
みを有していることを特徴とする請求項２に記載のシー
ル鉛蓄電池。 - 【請求項４】 前記弁室部の底部は電槽室側に傾斜した
傾斜面となっている請求項１，２または３に記載のシー
ル鉛蓄電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9130971A JPH10321208A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | シール鉛蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9130971A JPH10321208A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | シール鉛蓄電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10321208A true JPH10321208A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=15046896
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9130971A Withdrawn JPH10321208A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | シール鉛蓄電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10321208A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012064356A (ja) * | 2010-09-14 | 2012-03-29 | Honda Motor Co Ltd | 電池モジュール |
| KR101498853B1 (ko) * | 2014-02-18 | 2015-03-05 | 세방전지(주) | 배터리의 밸브 밀폐구조 |
| JP2015225788A (ja) * | 2014-05-28 | 2015-12-14 | 古河電池株式会社 | 鉛蓄電池 |
-
1997
- 1997-05-21 JP JP9130971A patent/JPH10321208A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012064356A (ja) * | 2010-09-14 | 2012-03-29 | Honda Motor Co Ltd | 電池モジュール |
| US8974930B2 (en) | 2010-09-14 | 2015-03-10 | Honda Motor Co., Ltd. | Battery module |
| KR101498853B1 (ko) * | 2014-02-18 | 2015-03-05 | 세방전지(주) | 배터리의 밸브 밀폐구조 |
| JP2015225788A (ja) * | 2014-05-28 | 2015-12-14 | 古河電池株式会社 | 鉛蓄電池 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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