JPH1032092A - 放電灯点灯装置 - Google Patents
放電灯点灯装置Info
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- JPH1032092A JPH1032092A JP18716896A JP18716896A JPH1032092A JP H1032092 A JPH1032092 A JP H1032092A JP 18716896 A JP18716896 A JP 18716896A JP 18716896 A JP18716896 A JP 18716896A JP H1032092 A JPH1032092 A JP H1032092A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 放電灯の交換時に放電灯に過電力を供給し放
電灯の寿命を著しく短くしたり点灯ミスを永久的に行っ
てしまうという問題を解決し、放電灯を交換しても速や
かに交換した個々の放電灯に適合した電力を供給するこ
とができる放電灯点灯装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 放電灯２と、放電灯２の点灯時に電気特
性を検出する放電灯電気特性検出回路４と、放電灯電気
特性検出回路４の放電灯電圧に対して放電灯２に定格電
力より大きい電力から定格電力までの電力を供給する制
御回路３と、制御回路３に接続され放電灯２の定常時に
放電灯電圧を記憶し放電灯の点灯時に前回記憶した放電
灯電圧値を制御回路３に出力する定格電圧記憶回路５
と、制御回路３と放電灯電気特性検出回路４と定格電圧
記憶回路５に接続され放電灯電気特性検出回路４の放電
灯電圧と定格電圧記憶回路５の前回記憶した定格放電灯
電圧値に基づき放電灯２を交換したことを判定する放電
灯交換判定回路６を設けたものである。
電灯の寿命を著しく短くしたり点灯ミスを永久的に行っ
てしまうという問題を解決し、放電灯を交換しても速や
かに交換した個々の放電灯に適合した電力を供給するこ
とができる放電灯点灯装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 放電灯２と、放電灯２の点灯時に電気特
性を検出する放電灯電気特性検出回路４と、放電灯電気
特性検出回路４の放電灯電圧に対して放電灯２に定格電
力より大きい電力から定格電力までの電力を供給する制
御回路３と、制御回路３に接続され放電灯２の定常時に
放電灯電圧を記憶し放電灯の点灯時に前回記憶した放電
灯電圧値を制御回路３に出力する定格電圧記憶回路５
と、制御回路３と放電灯電気特性検出回路４と定格電圧
記憶回路５に接続され放電灯電気特性検出回路４の放電
灯電圧と定格電圧記憶回路５の前回記憶した定格放電灯
電圧値に基づき放電灯２を交換したことを判定する放電
灯交換判定回路６を設けたものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばオーバーヘッ
ドプロジェクタまたは自動車用ヘッドライト等の光源と
して使用する放電灯の交換時に対する制御を考慮した放
電灯点灯装置に関するものである。
ドプロジェクタまたは自動車用ヘッドライト等の光源と
して使用する放電灯の交換時に対する制御を考慮した放
電灯点灯装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、自動車の安全が重視され、従来の
ハロゲンランプと比べ高輝度でありながら低消費電力で
あり長寿命な放電灯が注目を浴びている。この放電灯
は、石英ガラス製の発光管内に希ガス、水銀および発光
物質として金属ハロゲン化物が封入されており、点灯装
置により放電灯に電力が供給され先の封入物が発光し高
輝度な光源が得られるようになっている。
ハロゲンランプと比べ高輝度でありながら低消費電力で
あり長寿命な放電灯が注目を浴びている。この放電灯
は、石英ガラス製の発光管内に希ガス、水銀および発光
物質として金属ハロゲン化物が封入されており、点灯装
置により放電灯に電力が供給され先の封入物が発光し高
輝度な光源が得られるようになっている。
【０００３】以下、従来の放電灯点灯装置について図７
を参照しながら説明する。図７に示すように、１は直流
電源であり、自動車に備えられているバッテリーで９〜
１６Ｖの直流電源である。２は放電灯で、供給される電
力に応じて発光量が変化し、定格電力時に一定の安定し
た発光量となる。放電灯２の特性として図２に示すよう
に放電灯２の定常時の放電灯電圧が異なることによって
放電灯２の放電灯電圧の立ち上がりが上下に異なる特性
を持っている。また、図３に示すように放電灯２は経年
変化によって定格電圧が徐々に上昇する特性がある。
を参照しながら説明する。図７に示すように、１は直流
電源であり、自動車に備えられているバッテリーで９〜
１６Ｖの直流電源である。２は放電灯で、供給される電
力に応じて発光量が変化し、定格電力時に一定の安定し
た発光量となる。放電灯２の特性として図２に示すよう
に放電灯２の定常時の放電灯電圧が異なることによって
放電灯２の放電灯電圧の立ち上がりが上下に異なる特性
を持っている。また、図３に示すように放電灯２は経年
変化によって定格電圧が徐々に上昇する特性がある。
【０００４】３は制御回路で、放電灯２を起動させ、点
灯後図４に示すように放電灯２の電気特性に対して約７
５Ｗ〜定格電力値３５Ｗの電力を放電灯２に供給するも
のである。４は放電灯電気特性検出回路で、放電灯電流
検出回路４１と、放電灯電圧検出回路４２で構成され、
放電灯２の放電灯電流および放電灯電圧を検出し制御回
路３に出力するものである。５は定格電圧記憶回路で、
放電灯２が定格電力点灯時に放電灯電圧値を記憶し、放
電灯２の点灯時に前回記憶した放電灯電圧値を制御回路
３に出力することができる不揮発性メモリである。
灯後図４に示すように放電灯２の電気特性に対して約７
５Ｗ〜定格電力値３５Ｗの電力を放電灯２に供給するも
のである。４は放電灯電気特性検出回路で、放電灯電流
検出回路４１と、放電灯電圧検出回路４２で構成され、
放電灯２の放電灯電流および放電灯電圧を検出し制御回
路３に出力するものである。５は定格電圧記憶回路で、
放電灯２が定格電力点灯時に放電灯電圧値を記憶し、放
電灯２の点灯時に前回記憶した放電灯電圧値を制御回路
３に出力することができる不揮発性メモリである。
【０００５】以上のように構成された放電灯点灯装置に
ついて、以下にその動作について説明する。放電灯点灯
装置に直流電源１の直流電圧が投入されると、まず制御
回路３は放電灯２の両端に高電圧約２０〜３０ｋＶを発
生させ放電灯２を起動させる。次に制御回路３は、通常
図４の放電灯Ｂの電力曲線で制御を行うが、上記の放電
灯２の初期特性ばらつきおよび経年変化に左右されずに
個々の放電灯２に適合した電力を供給するために放電灯
２が点灯を開始すると、定格電圧記憶回路５により前回
記憶した放電灯電圧値を検出し、検出値に対して図４の
ように電力曲線を左右に平行移動させ、放電灯電圧検出
回路４２の放電灯電圧に対して電力を供給し最終的に放
電灯２の定格電力で一定電力となるように制御してい
る。そして、放電灯２の定格電力時が一定期間経過し放
電灯電圧が十分安定した時点で制御回路３は放電灯電気
特性検出回路４の放電灯電圧検出回路４２の放電灯電圧
値を定格電圧記憶回路５に前回記憶している放電灯電圧
値を新しく更新し記憶する。そして、次回の放電灯２の
点灯時に先の更新値で上記の制御を繰り返す。
ついて、以下にその動作について説明する。放電灯点灯
装置に直流電源１の直流電圧が投入されると、まず制御
回路３は放電灯２の両端に高電圧約２０〜３０ｋＶを発
生させ放電灯２を起動させる。次に制御回路３は、通常
図４の放電灯Ｂの電力曲線で制御を行うが、上記の放電
灯２の初期特性ばらつきおよび経年変化に左右されずに
個々の放電灯２に適合した電力を供給するために放電灯
２が点灯を開始すると、定格電圧記憶回路５により前回
記憶した放電灯電圧値を検出し、検出値に対して図４の
ように電力曲線を左右に平行移動させ、放電灯電圧検出
回路４２の放電灯電圧に対して電力を供給し最終的に放
電灯２の定格電力で一定電力となるように制御してい
る。そして、放電灯２の定格電力時が一定期間経過し放
電灯電圧が十分安定した時点で制御回路３は放電灯電気
特性検出回路４の放電灯電圧検出回路４２の放電灯電圧
値を定格電圧記憶回路５に前回記憶している放電灯電圧
値を新しく更新し記憶する。そして、次回の放電灯２の
点灯時に先の更新値で上記の制御を繰り返す。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、放電灯２の交換時はまず図３のように放電灯２
の経年変化による放電灯定格電圧の特性により通常の使
用状態で放電灯２の定格放電灯電圧が高い寿命末期の放
電灯から定格放電灯電圧の低い新しい放電灯に交換した
場合、図８（ａ），（ｂ）のように放電灯２が定常時に
なってしばらくしてから定格電圧記憶回路５の放電灯電
圧値ＶIaが更新され、次回の点灯時から交換した放電灯
に適合した電力が供給されるため、適合した電力が供給
されるまでの間は交換した放電灯に目標電力値ＷMに対
して必要以上の実電力値ＷEが供給されてしまい、放電
灯の寿命を著しく短くしてしまう。
成では、放電灯２の交換時はまず図３のように放電灯２
の経年変化による放電灯定格電圧の特性により通常の使
用状態で放電灯２の定格放電灯電圧が高い寿命末期の放
電灯から定格放電灯電圧の低い新しい放電灯に交換した
場合、図８（ａ），（ｂ）のように放電灯２が定常時に
なってしばらくしてから定格電圧記憶回路５の放電灯電
圧値ＶIaが更新され、次回の点灯時から交換した放電灯
に適合した電力が供給されるため、適合した電力が供給
されるまでの間は交換した放電灯に目標電力値ＷMに対
して必要以上の実電力値ＷEが供給されてしまい、放電
灯の寿命を著しく短くしてしまう。
【０００７】また、逆に図２のように初期の放電灯電圧
の特性ばらつきにより放電灯２の定格放電灯電圧が低い
放電灯Ｃから定格放電灯電圧の高い放電灯Ａに交換した
場合、図９（ａ），（ｂ）のように目標電力値ＷMに対
して必要以下の実電力値ＷEしか放電灯２に供給されな
いために、点灯ミスを永久的に行ってしまい放電灯の定
常時の放電灯電圧値を定格電圧記憶回路５に更新でき
ず、電力曲線を補正することが不可能になるという問題
点を有していた。
の特性ばらつきにより放電灯２の定格放電灯電圧が低い
放電灯Ｃから定格放電灯電圧の高い放電灯Ａに交換した
場合、図９（ａ），（ｂ）のように目標電力値ＷMに対
して必要以下の実電力値ＷEしか放電灯２に供給されな
いために、点灯ミスを永久的に行ってしまい放電灯の定
常時の放電灯電圧値を定格電圧記憶回路５に更新でき
ず、電力曲線を補正することが不可能になるという問題
点を有していた。
【０００８】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、放電灯の交換時に放電灯の寿命を著しく短くせず、
また放電灯の点灯時に点灯ミスを永久的にしないように
速やかに交換した個々の放電灯に適合した電力制御を行
うことを目的としている。
で、放電灯の交換時に放電灯の寿命を著しく短くせず、
また放電灯の点灯時に点灯ミスを永久的にしないように
速やかに交換した個々の放電灯に適合した電力制御を行
うことを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するにた
めに本発明は、放電灯と、この放電灯の点灯時に放電灯
の電気特性を検出する放電灯電気特性検出回路と、この
放電灯電気特性検出回路の放電灯電圧に対して前記放電
灯に定格電力より大きい電力から定格電力までの電力を
供給する制御回路と、この制御回路に接続され前記放電
灯の定常時に放電灯電圧を記憶し放電灯の点灯時に前回
記憶した放電灯電圧値を制御回路に出力する定格電圧記
憶回路と、前記制御回路と放電灯電気特性検出回路と定
格電圧記憶回路に接続され放電灯電気特性検出回路の放
電灯電圧と前記定格電圧記憶回路の前回記憶した定格放
電灯電圧値に基づき放電灯を交換したことを判定する放
電灯交換判定回路を有する構成となっている。
めに本発明は、放電灯と、この放電灯の点灯時に放電灯
の電気特性を検出する放電灯電気特性検出回路と、この
放電灯電気特性検出回路の放電灯電圧に対して前記放電
灯に定格電力より大きい電力から定格電力までの電力を
供給する制御回路と、この制御回路に接続され前記放電
灯の定常時に放電灯電圧を記憶し放電灯の点灯時に前回
記憶した放電灯電圧値を制御回路に出力する定格電圧記
憶回路と、前記制御回路と放電灯電気特性検出回路と定
格電圧記憶回路に接続され放電灯電気特性検出回路の放
電灯電圧と前記定格電圧記憶回路の前回記憶した定格放
電灯電圧値に基づき放電灯を交換したことを判定する放
電灯交換判定回路を有する構成となっている。
【００１０】この構成によって放電灯の交換時に点灯ミ
スを生じないものとすることができる。
スを生じないものとすることができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、この放電灯の点灯時に放電灯の電気特性を検出する
放電灯電気特性検出回路と、この放電灯電気特性検出回
路の放電灯電圧に対して前記放電灯に定格電力より大き
い電力から定格電力までの電力を供給する制御回路と、
この制御回路に制御され前記放電灯の定常時に放電灯電
圧を記憶し放電灯の点灯時に前回記憶した放電灯電圧値
を前記制御回路に出力する定格電圧記憶回路と、前記制
御回路と放電灯電気特性検出回路と定格電圧記憶回路に
接続され放電灯電気特性検出回路を放電灯電圧と定格電
圧記憶回路の前回記憶した定格放電灯電圧値に基づき放
電灯を交換したことを判定する放電灯交換判定回路を備
え、放電灯の交換時に前記制御回路が交換した放電灯に
適合した電力を供給するようにしたものであり、放電灯
を交換してもその放電灯に適合した電力が供給でき点灯
ミスをなくし放電灯の寿命を短くすることを防止できる
という作用を有する。
は、この放電灯の点灯時に放電灯の電気特性を検出する
放電灯電気特性検出回路と、この放電灯電気特性検出回
路の放電灯電圧に対して前記放電灯に定格電力より大き
い電力から定格電力までの電力を供給する制御回路と、
この制御回路に制御され前記放電灯の定常時に放電灯電
圧を記憶し放電灯の点灯時に前回記憶した放電灯電圧値
を前記制御回路に出力する定格電圧記憶回路と、前記制
御回路と放電灯電気特性検出回路と定格電圧記憶回路に
接続され放電灯電気特性検出回路を放電灯電圧と定格電
圧記憶回路の前回記憶した定格放電灯電圧値に基づき放
電灯を交換したことを判定する放電灯交換判定回路を備
え、放電灯の交換時に前記制御回路が交換した放電灯に
適合した電力を供給するようにしたものであり、放電灯
を交換してもその放電灯に適合した電力が供給でき点灯
ミスをなくし放電灯の寿命を短くすることを防止できる
という作用を有する。
【００１２】請求項２に記載の発明は、放電灯交換判定
回路は、放電灯の点灯時から一定時間経過後も定格電圧
記憶回路の定格電圧記憶値に対して、前記放電灯電気特
性検出回路の放電灯電圧値が一定値以上低い場合前記放
電灯の定格電圧の高いものから低いものに交換したと判
定し、定格電圧記憶回路の定格電圧記憶値を低くして制
御回路が放電灯への過大供給電力分を下げ放電灯に適合
した電力を供給するようにしたものであり、放電灯の交
換を確実に判定し、放電灯を痛めることなく適合した電
力をすぐに行えるという作用を有する。
回路は、放電灯の点灯時から一定時間経過後も定格電圧
記憶回路の定格電圧記憶値に対して、前記放電灯電気特
性検出回路の放電灯電圧値が一定値以上低い場合前記放
電灯の定格電圧の高いものから低いものに交換したと判
定し、定格電圧記憶回路の定格電圧記憶値を低くして制
御回路が放電灯への過大供給電力分を下げ放電灯に適合
した電力を供給するようにしたものであり、放電灯の交
換を確実に判定し、放電灯を痛めることなく適合した電
力をすぐに行えるという作用を有する。
【００１３】請求項３に記載の発明は、放電灯交換判定
回路は、放電灯の点灯時に一定回数点灯ミスを起こした
場合、放電灯の定格電圧の低いものから高いものに交換
したと判定し、定格電圧記憶回路の定格電圧記憶値を高
くして点灯始動時に制御回路が前記放電灯への不足電力
分を供給することによって放電灯に適合した電力を供給
するようにしたものであり、放電灯の初期特性のばらつ
きを完全に吸収して適確に起動させるという作用を有す
る。
回路は、放電灯の点灯時に一定回数点灯ミスを起こした
場合、放電灯の定格電圧の低いものから高いものに交換
したと判定し、定格電圧記憶回路の定格電圧記憶値を高
くして点灯始動時に制御回路が前記放電灯への不足電力
分を供給することによって放電灯に適合した電力を供給
するようにしたものであり、放電灯の初期特性のばらつ
きを完全に吸収して適確に起動させるという作用を有す
る。
【００１４】以下、本発明の一実施の形態について図面
を用いて説明する。図１は本発明の一実施の形態におけ
る放電灯点灯装置のブロック図である。図１において１
は直流電源であり、自動車に搭載されているバッテリー
で９〜１６Ｖの電圧を供給するものである。２は放電灯
であり、供給される電力に応じて発光量が変化し、定格
電力時に一定の安定した発光量となる。この放電灯２の
特性としては図２に示すように放電灯２の定常時の放電
灯電圧が異なることによって放電灯２の放電灯電圧の立
ち上がりが上下に異なる特性を持っている。
を用いて説明する。図１は本発明の一実施の形態におけ
る放電灯点灯装置のブロック図である。図１において１
は直流電源であり、自動車に搭載されているバッテリー
で９〜１６Ｖの電圧を供給するものである。２は放電灯
であり、供給される電力に応じて発光量が変化し、定格
電力時に一定の安定した発光量となる。この放電灯２の
特性としては図２に示すように放電灯２の定常時の放電
灯電圧が異なることによって放電灯２の放電灯電圧の立
ち上がりが上下に異なる特性を持っている。
【００１５】また、図３に示すように放電灯２は経年変
化によって定格電圧が徐々に上昇する特性を持ってい
る。３は制御回路であり、放電灯２を起動させ、点灯後
図４に示すように放電灯２の電気特性に対して約７５Ｗ
〜定格電力値３５Ｗの電力を供給するようになってい
る。
化によって定格電圧が徐々に上昇する特性を持ってい
る。３は制御回路であり、放電灯２を起動させ、点灯後
図４に示すように放電灯２の電気特性に対して約７５Ｗ
〜定格電力値３５Ｗの電力を供給するようになってい
る。
【００１６】４は放電灯電気特性検出回路で放電灯電流
検出回路４１と放電灯電圧検出回路４２によって構成さ
れ、放電灯２の放電灯電流および放電灯電圧を検出して
制御回路３に出力する。５は定格電圧記憶回路であり、
放電灯２が定格電力点灯時に放電灯電圧値を記憶し、放
電灯２の点灯時に前回記憶した放電灯電圧値を制御回路
３に出力することができる不揮発性メモリで構成されて
いる。
検出回路４１と放電灯電圧検出回路４２によって構成さ
れ、放電灯２の放電灯電流および放電灯電圧を検出して
制御回路３に出力する。５は定格電圧記憶回路であり、
放電灯２が定格電力点灯時に放電灯電圧値を記憶し、放
電灯２の点灯時に前回記憶した放電灯電圧値を制御回路
３に出力することができる不揮発性メモリで構成されて
いる。
【００１７】６は放電灯交換判定回路であり、放電灯２
を交換したことを判定し、制御回路３にその判定信号を
出力するようになっている。
を交換したことを判定し、制御回路３にその判定信号を
出力するようになっている。
【００１８】以上のような構成でその動作について説明
する。放電灯点灯装置に直流電源１の直流電圧が投入さ
れると、まず制御回路３は放電灯２の両端に高電圧約２
０〜３０ｋＶを発生させ放電灯２を起動させる。
する。放電灯点灯装置に直流電源１の直流電圧が投入さ
れると、まず制御回路３は放電灯２の両端に高電圧約２
０〜３０ｋＶを発生させ放電灯２を起動させる。
【００１９】次に制御回路３は、通常図４の放電灯Ｂの
電力曲線で制御を行うが、上記放電灯２の初期特性のば
らつきおよび経年変化に左右されずに個々の放電灯２に
適合した電力を供給するために放電灯２が点灯を開始す
ると、定格電圧記憶回路５により前回記憶した放電灯電
圧値を検出し、その検出値に対して図４のように電力曲
線を左右に平行移動させ、放電灯電圧検出回路４２の放
電灯電圧に対して電力を供給し最終的に放電灯２の定格
電力で一定電力となるように制御している。
電力曲線で制御を行うが、上記放電灯２の初期特性のば
らつきおよび経年変化に左右されずに個々の放電灯２に
適合した電力を供給するために放電灯２が点灯を開始す
ると、定格電圧記憶回路５により前回記憶した放電灯電
圧値を検出し、その検出値に対して図４のように電力曲
線を左右に平行移動させ、放電灯電圧検出回路４２の放
電灯電圧に対して電力を供給し最終的に放電灯２の定格
電力で一定電力となるように制御している。
【００２０】そして、放電灯２の定格電力時が一定期間
経過し放電灯電圧が十分安定した時点で制御回路３は放
電灯電気特性検出回路４の放電灯電圧検出回路４２の放
電灯電圧値を定格電圧記憶回路５に前回記憶していた放
電灯電圧値を更新し記憶する。そして、次回の放電灯２
の点灯時に更新した放電灯電圧値で制御していく。
経過し放電灯電圧が十分安定した時点で制御回路３は放
電灯電気特性検出回路４の放電灯電圧検出回路４２の放
電灯電圧値を定格電圧記憶回路５に前回記憶していた放
電灯電圧値を更新し記憶する。そして、次回の放電灯２
の点灯時に更新した放電灯電圧値で制御していく。
【００２１】次に放電灯２を交換したときの動作につい
て説明する。放電灯交換判定回路６は、図５（ａ），
（ｂ）のように放電灯２の点灯時に定格電圧記憶回路５
から前回記憶しておいた定格放電灯電圧値ＶIaに対する
放電灯交換判定基準電圧差ＶAとＶIaに対する放電灯電
圧検出回路４２の放電灯電圧値ＶDCの差電圧ＶBがｔ
O間、ＶA＜ＶBの状態で続いた場合、放電灯２を定格電
圧の高いものから低いものへ交換したと判定し、時間ｔ
O時に定格電圧記憶回路５の記憶している定格放電灯電
圧値ＶIaをＶC電圧低くして更新し記憶する。そして、
放電灯２への目標電力値ＷMに対する実電力値ＷEの過電
力分を下げ、交換した放電灯２へ速やかに適合した電力
を供給することができる。また逆に、図６（ａ），
（ｂ）のようにある一定回数点灯ミスを起こした場合、
放電灯２を定格電圧値の低いものから高いものへ交換し
たと判定し、定格放電灯電圧値ＶIaをＶC電圧高くして
更新し記憶する。そして、放電灯２への目標電力値ＷM
に対する実電力値ＷEの不足電力分を補い、交換した放
電灯へ速やかに適合した電力を供給することができる。
て説明する。放電灯交換判定回路６は、図５（ａ），
（ｂ）のように放電灯２の点灯時に定格電圧記憶回路５
から前回記憶しておいた定格放電灯電圧値ＶIaに対する
放電灯交換判定基準電圧差ＶAとＶIaに対する放電灯電
圧検出回路４２の放電灯電圧値ＶDCの差電圧ＶBがｔ
O間、ＶA＜ＶBの状態で続いた場合、放電灯２を定格電
圧の高いものから低いものへ交換したと判定し、時間ｔ
O時に定格電圧記憶回路５の記憶している定格放電灯電
圧値ＶIaをＶC電圧低くして更新し記憶する。そして、
放電灯２への目標電力値ＷMに対する実電力値ＷEの過電
力分を下げ、交換した放電灯２へ速やかに適合した電力
を供給することができる。また逆に、図６（ａ），
（ｂ）のようにある一定回数点灯ミスを起こした場合、
放電灯２を定格電圧値の低いものから高いものへ交換し
たと判定し、定格放電灯電圧値ＶIaをＶC電圧高くして
更新し記憶する。そして、放電灯２への目標電力値ＷM
に対する実電力値ＷEの不足電力分を補い、交換した放
電灯へ速やかに適合した電力を供給することができる。
【００２２】
【発明の効果】以上のように本発明は、放電灯と、この
放電灯の点灯時に放電灯の電気特性を検出する放電灯電
気特性検出回路と、この放電灯電気特性検出回路の放電
灯電圧に対して前記放電灯に定格電力より大きい電力か
ら定格電力までの電力を供給する制御回路と、この制御
回路に接続され放電灯の定常時に放電灯電圧を記憶し放
電灯の点灯時に前回記憶した放電灯電圧値を前記制御回
路に出力する定格電圧記憶回路と、前記制御回路と放電
灯電気特性検出回路と定格電圧記憶回路に接続され前記
放電灯電気特性検出回路の放電灯電圧と定格電圧記憶回
路の前回記憶した定格放電灯電圧値に基づき放電灯を交
換したことを判定する放電灯交換判定回路を設けること
により、放電灯の交換時に放電灯の点灯時から一定時間
経過後も定格電圧記憶回路の定格電圧記憶値に対して放
電灯電気特性検出回路の放電灯電圧値が一定値以上低い
場合、前記放電灯の定格電圧の高いものから低いものに
交換したと判定し、前記定格電圧記憶回路の定格電圧記
憶値を低くして制御回路が放電灯への過大供給電力分を
下げ、また放電灯交換判定回路は放電灯の点灯時に一定
回数点灯ミスを起こした場合、放電灯の定格電圧の低い
ものから高いものに交換したと判定し、前記定格電圧記
憶回路の定格電圧記憶値を高くして点灯始動時に制御回
路が放電灯への不足電力分を供給することによって、放
電灯に必要以上の電力を供給することなく、放電灯が永
久的に点灯ミスをすることがなく、放電灯に適合した電
力を供給することができる優れた放電灯点灯装置を実現
できるものである。
放電灯の点灯時に放電灯の電気特性を検出する放電灯電
気特性検出回路と、この放電灯電気特性検出回路の放電
灯電圧に対して前記放電灯に定格電力より大きい電力か
ら定格電力までの電力を供給する制御回路と、この制御
回路に接続され放電灯の定常時に放電灯電圧を記憶し放
電灯の点灯時に前回記憶した放電灯電圧値を前記制御回
路に出力する定格電圧記憶回路と、前記制御回路と放電
灯電気特性検出回路と定格電圧記憶回路に接続され前記
放電灯電気特性検出回路の放電灯電圧と定格電圧記憶回
路の前回記憶した定格放電灯電圧値に基づき放電灯を交
換したことを判定する放電灯交換判定回路を設けること
により、放電灯の交換時に放電灯の点灯時から一定時間
経過後も定格電圧記憶回路の定格電圧記憶値に対して放
電灯電気特性検出回路の放電灯電圧値が一定値以上低い
場合、前記放電灯の定格電圧の高いものから低いものに
交換したと判定し、前記定格電圧記憶回路の定格電圧記
憶値を低くして制御回路が放電灯への過大供給電力分を
下げ、また放電灯交換判定回路は放電灯の点灯時に一定
回数点灯ミスを起こした場合、放電灯の定格電圧の低い
ものから高いものに交換したと判定し、前記定格電圧記
憶回路の定格電圧記憶値を高くして点灯始動時に制御回
路が放電灯への不足電力分を供給することによって、放
電灯に必要以上の電力を供給することなく、放電灯が永
久的に点灯ミスをすることがなく、放電灯に適合した電
力を供給することができる優れた放電灯点灯装置を実現
できるものである。
【図１】本発明の一実施の形態における放電灯点灯装置
のブロック図
のブロック図
【図２】同放電灯点灯装置の異なる放電灯の放電灯電圧
立ち上がり特性図
立ち上がり特性図
【図３】同放電灯点灯装置の放電灯の寿命による定格電
圧変化特性図
圧変化特性図
【図４】同放電灯点灯装置の異なる放電灯の適合電力曲
線図
線図
【図５】一実施の形態における放電灯の定格電圧値が高
いものから低いものへ交換したときの特性図
いものから低いものへ交換したときの特性図
【図６】一実施の形態における放電灯の定格電圧値が低
いものから高いものへ交換したときの特性図
いものから高いものへ交換したときの特性図
【図７】従来の放電灯点灯装置のブロック図
【図８】従来の放電灯の定格電圧値が高いものから低い
ものへ交換したときの特性図
ものへ交換したときの特性図
【図９】従来の放電灯の定格電圧値が低いものから高い
ものへ交換したときの特性図
ものへ交換したときの特性図
１ 直流電源 ２ 放電灯 ３ 制御回路 ４ 放電灯電気特性検出回路 ５ 定格電圧記憶回路 ６ 放電灯交換判定回路 ４１ 放電灯電流検出回路 ４２ 放電灯電圧検出回路
Claims (3)
- 【請求項１】 放電灯と、この放電灯の点灯時に放電灯
の電気特性を検出する放電灯電気特性検出回路と、この
放電灯電気特性検出回路の放電灯電圧に対して放電灯に
定格電力より大きい電力から定格電力までの電力を供給
する制御回路と、この制御回路に接続され放電灯の定常
時に放電灯電圧を記憶し放電灯の点灯時に前回記憶した
放電灯電圧値を前記制御回路に出力する定格電圧記憶回
路と、前記制御回路と放電灯電気特性検出回路と定格電
圧記憶回路に接続され前記放電灯電気特性検出回路の放
電灯電圧と定格電圧記憶回路の前回記憶した定格放電灯
電圧値に基づき放電灯を交換したことを判定する放電灯
交換判定回路を備え、放電灯の交換時に前記制御回路が
交換した放電灯に適合した電力を供給するようにした放
電灯点灯装置。 - 【請求項２】 放電灯交換判定回路は、放電灯の点灯時
から一定時間経過後も定格電圧記憶回路の定格電圧記憶
値に対して放電灯電気特性検出回路の放電灯電圧値が一
定値以上低い場合、前記放電灯の定格電圧の高いものか
ら低いものに交換したと判定し、前記定格電圧記憶回路
の定格電圧記憶値を低くして制御回路が放電灯への過大
供給電力分を下げ、放電灯に適合した電力を供給するよ
うにした請求項１に記載の放電灯点灯装置。 - 【請求項３】 放電灯交換判定回路は、放電灯の点灯時
に一定回数点灯ミスを起こした場合放電灯の定格電圧の
低いものから高いものに交換したと判定し、定格電圧記
憶回路の定格電圧記憶値を高くして点灯始動時に制御回
路が放電灯への不足電力分を供給することによって放電
灯に適合した電力を供給するようにした請求項１に記載
の放電灯点灯装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18716896A JPH1032092A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | 放電灯点灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18716896A JPH1032092A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | 放電灯点灯装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1032092A true JPH1032092A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16201315
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18716896A Withdrawn JPH1032092A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | 放電灯点灯装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1032092A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010277743A (ja) * | 2009-05-27 | 2010-12-09 | Rohm Co Ltd | 照明装置 |
-
1996
- 1996-07-17 JP JP18716896A patent/JPH1032092A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010277743A (ja) * | 2009-05-27 | 2010-12-09 | Rohm Co Ltd | 照明装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050623 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20061101 |