JPH10320054A - チップ部品装着装置及び該チップ部品装着装置によるチップ部品と回路基板との位置合わせ方法 - Google Patents

チップ部品装着装置及び該チップ部品装着装置によるチップ部品と回路基板との位置合わせ方法

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JPH10320054A
JPH10320054A JP9131858A JP13185897A JPH10320054A JP H10320054 A JPH10320054 A JP H10320054A JP 9131858 A JP9131858 A JP 9131858A JP 13185897 A JP13185897 A JP 13185897A JP H10320054 A JPH10320054 A JP H10320054A
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chip
chip component
circuit board
bump
shift amount
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JP9131858A
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Keisuke Matsunami
敬祐 松波
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 チップ部品のバンプと回路基板の接合部との
高精度な位置合わせを行い、バンプを接合部に正確に接
合する。 【解決手段】 チップ部品10上の複数のパッド12の
形成位置と各パッド上のバンプ13の形成位置とをチッ
プ側位置認識手段により認識し、これらデータに基づい
てパッドに対するバンプの設計上の位置からの位置ずれ
量(第1のずれ量)をずれ量算出手段により算出し、一
方、回路基板9に形成されたアライメントマーク14の
形成位置と回路パターンの接合部15の形成位置とを基
板側位置認識手段により認識し、これらのデータに基づ
いてアライメントマークに対する接合部の設計上の位置
からの位置ずれ量(第2のずれ量)をずれ量算出手段に
より算出し、第1及び第2のずれ量に基づいてずれ補正
量を補正量算出手段により算出し、ずれ補正量に従って
チップ部品及び/又は回路基板を移動させて位置合わせ
を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はチップ部品装着装置
及び該チップ部品装着装置によるチップ部品と回路基板
との位置合わせ方法に関する。詳しくは、チップ部品の
バンプを回路基板の回路パターンの接合部に正確に接合
するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】回路基板にチップ部品、例えば、ICチ
ップを装着するチップ部品装着装置が知られている。そ
して、回路基板に対するチップ部品の実装方法には半田
を用いて行う方法(メタライズ)とこれを用いずに行う
方法(非メタライズ)とがあり、メタライズの場合には
半田の流動性による所謂セルフアライメント効果が期待
されるため、回路基板の接合部の中心にICチップの被
接合部(バンプ)が位置されず多少のずれが生じていて
も実装に支障を来しにくい。
【0003】ところが、非メタライズの場合には、上記
したセルフアライメント効果がないため、回路基板の接
合部とICチップのバンプとを精度よく位置合わせして
から両者を接合する必要がある。特に、近年のICチッ
プの小型化に伴ってICチップのパッドのピッチが狭く
なっており、例えば、ICチップの種類によってはピッ
チが85ミクロンのものが知られており、このような場
合には一層の高精度の位置合わせが要求される。
【0004】通常、上記した位置合わせは、チップ部品
装着装置に位置合わせ機能を持たせ、これにより回路基
板の回路パターンの接合部とICチップのバンプとの位
置合わせを行い、両者を接合するようにしている。
【0005】この位置合わせ方法としては、従来、以下
のような方法が用いられている。
【0006】(A)ICチップに位置合わせの基準とな
るアライメントマークを形成し、このアライメントマー
クを画像処理により認識すると共に回路基板に形成され
たアライメントマークを画像処理により認識し、回路基
板のアライメントマークから所定の距離の位置(設計上
の位置)にICチップのアライメントマークを位置させ
て行う方法。
【0007】(B)ICチップのパターン(パッドの位
置)を画像処理により認識すると共に回路基板に形成さ
れたアライメントマークを画像処理により認識し、回路
基板のアライメントマークから所定の距離の位置(設計
上の位置)にパターンを位置させて行う方法。
【0008】(C)ICチップのパッド上に形成された
バンプの位置(バンプの先端)を画像処理により認識す
ると共に回路基板に形成されたアライメントマークを画
像処理により認識し、回路基板のアライメントマークか
ら所定の距離の位置(設計上の位置)にバンプを位置さ
せて行う方法。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ICチップ
のパッドに形成されるバンプはその重心が設計上パッド
の中心に対応して形成されるが、実際に形成されるバン
プの重心のパッドの中心に対する位置は、製造上の公差
等により、通常、所謂スタッドバンプ法で形成する場合
には5ミクロン以上、所謂メッキ法で形成する場合には
2ミクロン程度のずれが生じてしまう。
【0010】また、回路基板に形成されるアライメント
マークは回路パターンを避けた位置(回路パターンから
0.5mm乃至3mm程度離れた位置)に形成される
が、やはり製造工程における公差により設計上の形成位
置からずれてしまう。
【0011】ところが、上記した(A)、(B)、
(C)の各方法では、製造工程で発生する公差の影響を
考慮せずに位置合わせを行うため、バンプと回路パター
ンの接合部との高精度の位置合わせを行うことができ
ず、特に、公差によるずれ量が大きい場合には接合不良
を起こしてしまう虞がある。
【0012】そこで、本発明チップ部品装着装置及び該
チップ部品装着装置によるチップ部品と回路基板との位
置合わせ方法は、上記した問題点を克服し、チップ部品
のバンプと回路基板の接合部との高精度な位置合わせを
行い、バンプを接合部に正確に接合させることを課題と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明チップ部品装着装
置によるチップ部品と回路基板との位置合わせ方法は、
上記した課題を解決するために、チップ部品に形成され
た複数のパッドの形成位置と各パッド上にそれぞれ形成
されたバンプの形成位置とをチップ側位置認識手段によ
り認識し、該チップ側位置認識手段により認識されたパ
ッドの形成位置とバンプの形成位置とのデータに基づい
てパッドに対するバンプの設計上の位置からの位置ずれ
量(第1のずれ量)をずれ量算出手段により算出し、回
路基板に形成されチップ部品の回路基板に対する装着に
際しての位置決めの基準となる位置決めマーク(アライ
メントマーク)の形成位置と回路基板に形成された回路
パターンの上記バンプが接合される接合部の形成位置と
を基板側位置認識手段により認識し、該基板側位置認識
手段により認識されたアライメントマークの形成位置と
接合部の形成位置とのデータに基づいてアライメントマ
ークに対する接合部の設計上の位置からの位置ずれ量
(第2のずれ量)をずれ量算出手段により算出し、算出
された第1のずれ量と第2のずれ量に基づいてチップ部
品と回路基板との位置合わせを行うためのずれ補正量を
補正量算出手段により算出し、算出されたずれ補正量に
従ってチップ部品及び/又は回路基板を移動させてチッ
プ部品の各バンプと回路基板の回路パターンの各接合部
との位置合わせを行うようにしたものである。
【0014】また、本発明チップ部品装着装置は、上記
した課題を解決するために、チップ部品に形成された複
数のパッドの形成位置と各パッド上にそれぞれ形成され
たバンプの形成位置とを認識するチップ側位置認識手段
と、該チップ側位置認識手段により認識されたパッドの
形成位置とバンプの形成位置とのデータに基づいてパッ
ドに対するバンプの設計上の位置からの位置ずれ量(第
1のずれ量)を算出するずれ量算出手段と、回路基板に
形成されチップ部品の回路基板に対する装着に際しての
位置決めの基準となる位置決めマーク(アライメントマ
ーク)の形成位置と回路基板に形成された回路パターン
の上記バンプが接合される接合部の形成位置とを認識す
る基板側位置認識手段と、該基板側位置認識手段により
認識されたアライメントマークの形成位置と接合部の形
成位置とのデータに基づいてアライメントマークに対す
る接合部の設計上の位置からの位置ずれ量(第2のずれ
量)を算出するずれ量算出手段と、算出された第1のず
れ量と第2のずれ量に基づいてチップ部品と回路基板と
の位置合わせを行うためのずれ補正量を算出する補正量
算出手段とを備え、算出されたずれ補正量に従ってチッ
プ部品及び/又は回路基板を移動させてチップ部品の各
バンプと回路基板の回路パターンの各接合部との位置合
わせを行うようにしたものである。
【0015】従って、本発明チップ部品装着装置及び該
チップ部品装着装置によるチップ部品と回路基板との位
置合わせ方法にあっては、チップ部品及び回路基板の製
造上の公差を考慮した上でチップ部品と回路基板との位
置合わせを行うためのずれ補正量の算出が為される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明チップ部品装着装
置及び該チップ部品装着装置によるチップ部品と回路基
板との位置合わせ方法の実施の形態を添付図面を参照し
て説明する。
【0017】先ず、チップ部品装着装置について説明を
する(図1参照)。
【0018】チップ部品装着装置1は筐体2の前面側に
所要の機構を備えて成るものであり、基板テーブル部
3、チップ供給部4、光学部5、モニター部6、ヘッド
部7、トレイ保持部8及び制御部を備えている。
【0019】基板テーブル部3はその上面3aが回路基
板9を吸着保持する保持面とされ、筐体2に対し図1に
示すX軸方向及びY軸方向に移動自在に設けられてい
る。そして、基板テーブル3には保持面3aに開口する
図示しない多数の吸着孔が形成されている。
【0020】チップ供給部4はチップ部品(ICチッ
プ)10を後述するトレイから取り出して移動させるた
めのハンド4aを有しており、該ハンド4aはハンド支
持部4bから前方へ突出する支軸の前端に設けられてい
る。そして、ハンド4aはハンド支持部4bに支軸の軸
回り方向へ回転自在及びY軸方向へ移動自在に支持され
ており、また、ハンド支持部4bはハンド4aにより取
り出されたICチップ10をヘッド部7に受け渡す等の
ために、筐体2に対してX軸方向に移動自在に支持され
ている。
【0021】光学部5は本体部5aと筐体2に支持され
た移動機構5bとを有し、本体部5aが移動機構5bに
よってX軸方向に移動可能とされている。そして、本体
部5aには画像処理システムとそれぞれ先端部の上下に
位置するチップ認識用カメラ及び基板認識用カメラの2
つのカメラが設けられており、これらの画像処理システ
ムとチップ認識用カメラと基板認識用カメラにより光学
システムが形成される。
【0022】尚、上記チップ認識用カメラ及び基板認識
用カメラはそれぞれ顕微鏡レンズ、顕微鏡用明視野照
明、顕微鏡用暗視野照明を備えている。
【0023】モニター部6は筐体2の前面から張り出す
ようにして設けられ、光学部5の移動機構5bの上方に
位置されている。
【0024】ヘッド部7は上記チップ供給部4と光学部
5との間に位置され、筐体2にその前方に突出するよう
にして設けられた支持部7aと該支持部7aに前面側に
支持された吸着部7bとを有している。そして、吸着部
7bは支持部7aにZ軸方向に移動自在に支持されてい
る。また、吸着部7bの下部には上下方向に延びICチ
ップ10をその下端に吸着するノズル7cが設けられ、
該ノズル7cは軸回り方向に回転自在とされている。
【0025】トレイ保持部8は上記チップ供給部4の下
方に位置され、その上面8aがトレイ11を保持する保
持面とされている。そして、トレイ11はその内部に格
子状に仕切られたチップ保持部が形成されており、チッ
プ保持部にそれぞれ収納されているICチップ10、1
0、・・・がチップ供給部4のハンド4aによって1個
宛取り出されるようになっている。
【0026】筐体2の内部には制御部が設けられてお
り、該制御部は各種の制御、例えば、モニター部6のモ
ニター画面の制御、各機構の動作プログラムの制御、画
像処理システムとの通信制御、異常時のプログラム制御
等を行い、また、後述する画像処理結果に基づいたずれ
量やずれ補正量の計算処理等を行うずれ量算出手段及び
ずれ補正量算出手段としての役割を果たすものである。
【0027】次に、チップ部品装着装置1によるチップ
部品と回路基板との位置合わせ方法についての概要を説
明する(図2参照)。
【0028】(1)回路基板9を基板テーブル部3の保
持面3a上に載置する。このとき、回路基板9は保持面
3aに開口された多数の吸着孔を介して負圧エアーによ
り保持面3a上に吸着保持される。
【0029】(1)´複数のICチップ10、10、・
・・が収納された複数のトレイ11、11、・・・をト
レイ保持部8の保持面8aに載置する。
【0030】(2)チップ部品装着装置1に設けられた
スタートスイッチをONする。
【0031】(3)トレイ11、11、・・・がトレイ
保持部8に保持されているか、回路基板9が基板テーブ
ル部3の保持面3a上に吸着されているかどうかを確認
する。尚、この確認作業はチップ部品装着装置1に設け
られた図示しない光学センサー等による検出動作に基づ
いて為される。
【0032】(4)(3)の確認を完了後、回路基板9
をヘッド部7の吸着部7bの下方へ移動させると共に所
望のICチップ10をチップ供給部4のハンド4aでト
レイ11から取り出す。尚、ICチップ10、10、・
・・はトレイ11、11、・・・にフェースダウンされ
た状態で収納されており、ハンド4aで取り出したとき
に該ハンド4aをその軸回り方向に回転してICチップ
10を反転させ、パッド12、12、・・・及びバンプ
13、13、・・・が形成された面、即ち、回路基板9
への装着面が下方を向くようにする。また、反転後、図
示しない検査用カメラによってICチップ10を認識
し、ICチップ10の中心と該検査用カメラの中心まで
の距離を測定してICチップ10のハンド4aにおける
ハンドリング位置を確認する。
【0033】(5)ハンド支持部4bをヘッド部7側へ
移動し、ハンド4aによって取り出されたICチップ1
0を吸着部7bのノズル7cに受け渡し、これによりI
Cチップ10はノズル7cの下端に真空吸着される。こ
のとき、(4)においてICチップ10がハンド4aに
おける所定のハンドリング位置にない場合には、そのず
れ量分補正してICチップ10が適正な状態で吸着部7
bに吸着されるようになっている。尚、このずれ量の補
正は制御部の指令により、チップ供給部4のX、Y軸方
向への移動及びノズル7cの軸回り方向への回転により
行われる。そして、ICチップ10のノズル7cへの受
渡しを完了したチップ供給部4は、ヘッド部7側から元
の位置に移動される。
【0034】(6)光学部5の本体部5aがヘッド部7
側へ移動し、チップ認識用カメラと基板認識用カメラが
吸着部7bに吸着されているICチップ10と回路基板
9との間に位置される。
【0035】(7)チップ認識用カメラにICチップ1
0のパッド12、12、・・・及びバンプ13、13、
・・・の画像が入力され、これらの位置座標が画像処理
システムにより画像認識される。そして、画像処理シス
テムにより認識されたパッド12、12、・・・の形成
位置とバンプ13、13、・・・の形成位置とのデータ
に基づいてパッド12、12、・・・に対するバンプ1
3、13、・・・の設計上の位置からのずれ量(第1の
ずれ量)が制御部により算出される。
【0036】(8)(7)と同時に、基板認識用カメラ
に回路基板9のアライメントマーク14、14及び回路
パターンの接合部15、15、・・・の画像が入力さ
れ、これらの位置座標が画像処理システムにより画像認
識される。そして、画像処理システムにより認識された
アライメントマーク14、14の形成位置と接合部1
5、15、・・・の形成位置とのデータに基づいてアラ
イメントマーク14、14に対する接合部15、15、
・・・の設計上の位置からのずれ量(第2のずれ量)が
制御部により算出される。
【0037】(9)光学部5の本体部5aが移動し、チ
ップ認識用カメラ及び基板認識用カメラが吸着部7bに
吸着されているICチップ10と回路基板9との間の位
置から退避される。
【0038】(10)(7)で算出された第1のずれ量
と(8)で算出された第2のずれ量とに基づいてICチ
ップ10のバンプ13、13、・・・と回路基板9の接
合部15、15、・・・との位置合わせを行うためのず
れ補正量、即ち、X軸、Y軸方向への補正量及びXY平
面内における回転方向の補正量が制御部により算出され
る。
【0039】(11)(10)で算出されたずれ補正量
に従って、制御部の指令に基づいて基板テーブル部3が
X軸、Y軸方向に移動されると共にヘッド部7のノズル
部7cが回転される。これにより、ICチップ10のバ
ンプ13、13、・・・と回路基板9の接合部15、1
5、・・・との高精度の位置合わせが為される。
【0040】(12)ヘッド部7の吸着部7bが下降し
ICチップ10のバンプ13、13、・・・を回路基板
9の接合部15、15、・・・に接触させる。
【0041】(13)接触後、一定圧力にて一定時間加
熱され、回路基板9に対してICチップ10を接合させ
る。
【0042】(14)接合後、ICチップ10に対する
ノズル7cの吸着をOFFし、ノズル部7bは上昇し元
の位置に戻り、これにより1サイクルの作業が完了す
る。
【0043】そして、回路基板9に装着すべき全てのI
Cチップ10について上記の作業を繰り返して回路基板
9に対するICチップ10、10、・・・の接合を行
い、回路基板9に対するICチップ10、10、・・・
の接合作業を完了する。
【0044】次に、上記した第1のずれ量及び第2のず
れ量の算出までの過程についての詳細、即ち、(7)及
び(8)の詳細について説明する(図3乃至図8参
照)。
【0045】先ず(7)の詳細について説明する(図
3、図5、図6及び図7参照)。
【0046】(7A)光学部5のチップ認識用カメラを
ICチップ10の下面の4つの隅角部のうちの一の隅角
部(以下、「第1のコーナー」という。)に対応して位
置させる。
【0047】(7B)チップ認識用カメラの撮影視野
は、通常、1mm平方角であり、モニター部6のモニタ
ーには図5に示すように複数のパッド12、12、・・
・及び該パッド12、12、・・・上に形成されたバン
プ13、13、・・・が認識される。
【0048】(7C)パッド12、12、・・・の位置
認識をパターンマッチングにより行う(図7参照)。こ
のときチップ認識用カメラの視野内に存在するパッド1
2、12、・・・には、図5に示すように、縦長のもの
と横長のものとがあり、パターンマッチングは縦長用の
画像テンプレートと横長用の画像テンプレートの2種類
を用いて行う。
【0049】縦長のパッド12、12、・・・には縦長
用の画像テンプレートを対応させ、テンプレートの両端
部、即ち、パッド12、12、・・の長手方向の端部に
対応する部分(図7に梨地で示す部分)を正規化相関し
て位置合わせを行い縦長のパッド12、12、・・・の
位置認識を行う。同時に、横長のパッド12、12、・
・・に横長用の画像テンプレートを対応させ、縦長のパ
ッド12、12、・・・と同様に長手方向の端部に対応
する部分を正規化相関して位置合わせを行い横長のパッ
ド12、12、・・・に対する位置認識を行う。これに
より、視野内の全てのパッド12、12、・・・の位置
認識が為される。尚、パッド12、12、・・・の長手
方向の端部に対応する部分のみについて位置合わせを行
うのはパッド12、12、・・・に対するバンプ13、
13、・・・の形成位置の位置ずれの影響を受けないよ
うにするためである。
【0050】(7D)パッド12、12、・・・の中心
位置の位置認識を画像処理により行う。このとき(7
C)におけるパターンマッチングによる位置認識によっ
てICチップ10に対するパッド12、12、・・・の
高精度な位置認識が為されているため、パッド12、1
2、・・・の中心位置が正確に認識される。
【0051】(7E)バンプ13、13、・・・の先端
の重心位置の位置認識を画像処理により行う。尚、(7
D)及び(7E)におけるパッド12、12、・・・及
びバンプ13、13、・・・の位置認識は、共にチップ
認識用カメラと画像処理システムにより行われており、
これらがチップ側位置認識手段として機能する。
【0052】(7F)バンプ13、13、・・・の形状
を画像認識し形状検査を行う。
【0053】上記チップ認識用カメラに備えられた顕微
鏡レンズで各バンプ13、13、・・・の形状を認識し
顕微鏡用明視野照明と顕微鏡用暗視野照明との照明の切
替によりバンプ13、13、・・・の形状を自動認識し
て形状検査を行う。顕微鏡用明視野照明モードにおいて
はバンプ13、13、・・・の先端部(先端面)の外形
を正確に認識することが可能であり、顕微鏡用暗視野照
明モードにおいてはバンプ13、13、・・・の全体の
外形を正確に認識することが可能である。尚、かかる検
査により形状不良とされたバンプを有するICチップ1
0については、形状不良である旨の指令に基づいて回路
基板9に装着せずにチップ部品装着装置1から排除する
ことが可能である。
【0054】また、このとき光学システムをバンプ1
3、13、・・・の位置認識モードに設定してICチッ
プ10に対するバンプ13、13、・・・の位置認識
(位置検査)を直接ICチップ10に対して行うことも
可能であり、このモードにおける位置認識の結果、パッ
ド12、12、・・・の位置が予め定められた設定値に
対して許容される範囲にない場合には、形状不良の場合
と同様に位置不良である旨の指令に基づいて回路基板9
に装着せずにチップ部品装着装置1から排除することが
可能である。
【0055】尚、上記したバンプ13、13、・・・の
形状検査及び位置検査はチップ認識用カメラで認識した
範囲内で行っているが、ICチップ10の全てのバンプ
13、13、・・・について行うことも可能である。
【0056】(7G)(7D)で認識されたパッド1
2、12、・・・の中心位置及び(7E)で認識された
バンプ13、13、・・・の先端の重心位置のデータに
基づいてパッド12、12、・・・の中心位置に対する
バンプ13、13、・・・の先端の重心位置のずれ量
(第1のコーナーにおけるずれ量)が制御部で算出され
る。尚、ずれ量の算出にあたっては、認識した全てのパ
ッド12、12、・・・及び認識した全てのバンプ1
3、13、・・・の位置のデータをそれぞれ平均してず
れ量を算出している。
【0057】また、直接ICチップ10に対するバンプ
13、13、・・・の位置認識を行わず、(7D)にお
いてパッド12、12、・・・の位置認識を行ってから
バンプ13、13、・・・の位置認識を行っているの
は、直接バンプ13、13、・・・の位置認識を行うと
バンプ13、13、・・・に形状不良等がある場合にバ
ンプ13、13、・・・の誤認識を生じることがあり、
これを防止し、また、直接ICチップ10に対するバン
プ13、13、・・・の位置認識を行う場合には画像処
理に要する時間(タクトタイム)が長くなってしまい、
これを短縮する等のためである。尚、パッド12、1
2、・・・は元々ICチップ10に対して略正確な位置
に形成されるものであり、パッド12、12、・・・に
対するバンプ13、13、・・・の位置を認識すること
によりICチップ10に対するバンプ13、13、・・
・の位置認識を行った場合と同様の結果が得られる。
【0058】(7H)チップ認識用カメラを移動し、I
Cチップ10の下面の上記一の隅角部に対して対角線上
に位置する隅角部(以下、「第2のコーナー」とい
う。)に対応して位置させる(図6参照)。
【0059】(7I)(7C)と同様にパッド12、1
2、・・・の位置認識をパターンマッチングにより行
う。
【0060】(7J)(7D)と同様にパッド12、1
2、・・・の中心位置の位置認識を行う。
【0061】(7K)(7E)と同様にバンプ13、1
3、・・・の先端の重心位置の位置認識を行う。
【0062】(7L)(7F)と同様にバンプ13、1
3、・・・の形状を画像認識し形状検査を行う。
【0063】(7M)(7J)で認識されたパッド1
2、12、・・・の中心位置及び(7K)で認識された
バンプ13、13、・・・の先端の重心位置のデータに
基づいて(7G)と同様にパッド12、12、・・・の
中心位置に対するバンプ13、13、・・・の先端の重
心位置のずれ量(第2のコーナーにおけるずれ量)が制
御部で算出される。
【0064】(7N)(7G)で算出された第1のコー
ナーにおけるずれ量と(7M)で算出された第2のコー
ナーにおけるずれ量とに基づいてパッド12、12、・
・・の中心位置に対するバンプ13、13、・・・の先
端の重心位置のずれ量、即ち、パッド12、12、・・
・に対するバンプ13、13、・・・の設計上の位置か
らのずれ量である第1のずれ量が制御部で算出される。
尚、第1のずれ量の算出にあたっては、第1のコーナー
におけるずれ量と第2のコーナーにおけるずれ量とを平
均化して行っている。
【0065】また、上記のように、ICチップ10の2
つのコーナーについてパッド12、12、・・・及びバ
ンプ13、13、・・・の位置認識及びずれ量の算出を
行っているのは、ICチップ10のXY平面内における
回転ずれ等のない高精度なずれ量の測定を行うと共にI
Cチップ10の全てのパッド12、12、・・・及びバ
ンプ13、13、・・・の位置認識を行わず撮影範囲を
狭めることによりタクトタイムの短縮化を図るためであ
る。
【0066】次に(8)の詳細について説明する(図
4、図6及び図8参照)。
【0067】(8A)光学部5の基板認識用カメラを回
路基板9のICチップ10の第1のコーナーに対向する
部分(以下、「第1の部分」という。)に対応して位置
させる。尚、この工程は上記した(7A)に対応し該
(7A)と同時に行われる。
【0068】(8B)基板認識用カメラによってモニタ
ー部6のモニターに回路基板9の第1の部分におけるア
ライメントマーク14及び接合部15、15、・・・を
有する回路パターンの一部が認識される。
【0069】(8C)アライメントマーク14の位置認
識を画像処理により行う。この位置認識はマッチング処
理して行われる。
【0070】(8D)接合部15、15、・・・の位置
認識を画像処理により行う。
【0071】接合部15、15、・・・には、図8に示
すように、縦方向に延びるものと横方向に延びるものと
があり、それぞれの回路基板9に対する位置座標をマッ
チング処理して求める。尚、(8B)及び(8C)にお
けるアライメントマーク14及び接合部15、15、・
・・の位置認識は、共に基板認識用カメラと画像処理シ
ステムにより行われており、これらが基板側位置認識手
段として機能する。
【0072】(8E)(8C)及び(8D)で認識され
たアライメントマーク14の位置及び接合部15、1
5、・・・の位置のデータに基づいてアライメントマー
ク14に対する接合部15、15、・・・の設計上の位
置からのずれ量(第1の部分におけるずれ量)が制御部
で算出される。尚、ずれ量の算出にあたっては、認識し
た全ての接合部15、15、・・・の位置のデータを平
均してずれ量を算出している。
【0073】(8F)基板認識用カメラを移動し、回路
基板9のICチップ10の下面の上記第2のコーナーに
対向する部分(以下、「第2の部分」という。)に対応
して位置させる(図6参照)。基板認識用カメラによっ
て回路基板9の第2の部分におけるアライメントマーク
14及び接合部15、15、・・・を有する回路パター
ンの一部が認識される。
【0074】(8G)(8C)と同様にアライメントマ
ーク14の位置認識を画像処理により行う。
【0075】(8H)(8D)と同様に接合部15、1
5、・・・の位置認識を画像処理により行う。
【0076】(8I)(8G)及び(8H)で認識され
たアライメントマーク14の位置及び接合部15、1
5、・・・の位置のデータに基づいてアライメントマー
ク14に対する接合部15、15、・・・の設計上の位
置からのずれ量(第2の部分におけるずれ量)が制御部
で算出される。
【0077】(8J)(8E)で算出された第1の部分
におけるずれ量と(8I)で算出された第2の部分にお
けるずれ量とに基づいてアライメントマーク14、14
に対する接合部15、15、・・・の設計上の位置から
のずれ量である第2のずれ量が制御部で算出される。
尚、第2のずれ量の算出にあたっては、(7N)で行っ
た第1のずれ量の算出と同様に、第1の部分におけるず
れ量と第2の部分におけるずれ量とを平均化して行って
いる。
【0078】また、第2のずれ量の算出にあたってもI
Cチップ10における場合と同様に回路基板9の2つの
部分についてアライメントマーク14、14及び接合部
15、15、・・・の位置認識及びずれ量の算出を行っ
ているのは、上記第1のずれ量における算出時と同様
に、高精度なずれ量の測定を行うと共に画像処理時間の
短縮化を図るためである。
【0079】そして、(7)及び(8)の全ての工程が
終了すると、上記したように第1のずれ量と第2のずれ
量とに基づいてICチップ10のバンプ13、13、・
・・と回路基板9の接合部15、15、・・・との位置
合わせを行うためのずれ補正量が制御部により算出さ
れ、算出されたずれ補正量に従ってバンプ13、13、
・・・と接合部15、15、・・・との位置合わせが為
され、その後ICチップ10が回路基板9に装着され
る。
【0080】上記したように、チップ部品装着装置1に
おいては、パッド12、12、・・・に対するバンプ1
3、13、・・・の設計上の位置からのずれ量である第
1のずれ量を算出し、アライメントマーク14、14に
対する接合部15、15、・・・の設計上の位置からの
ずれ量である第2のずれ量を算出し、これらの第1のず
れ量と第2のずれ量とに基づいてバンプ13、13、・
・・と接合部15、15、・・・との位置合わせを行う
ためのずれ補正量を算出してバンプ13、13、・・・
と接合部15、15、・・・との位置合わせを行ってい
る。
【0081】従って、回路基板9の製造工程における公
差等により発生するバンプ13、13、・・・のパッド
12、12、・・・に対する位置ずれや、同じく製造工
程における公差等により発生するアライメントマーク1
4、14の回路パターンに対する位置ずれを考慮した位
置合わせが行われるため、バンプ13、13、・・・の
回路パターンの接合部15、15、・・・への接合が高
精度に為され、ICチップ10の回路基板9に対する接
合不良を回避することができ、これにより製造時の歩留
まりの向上を図ることができると共に故障率の低下を図
ることができる。
【0082】また、上記した位置合わせの工程の中で、
(7F)及び(7L)に示すバンプ13、13、・・・
の形状検査が為されるため、チップ供給部4のハンド4
aにより傷つけられたり、或は、元々歪んだ形状で形成
された形状不良のバンプを有するICチップ10を回路
基板9への装着前に排除することができ、一層の歩留ま
りの向上を図れると共に故障率の低下を図れる。
【0083】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明チップ部品装着装置によるチップ部品と回路
基板との位置合わせ方法にあっては、チップ部品に形成
された複数のパッドの形成位置と各パッド上にそれぞれ
形成されたバンプの形成位置とをチップ側位置認識手段
により認識し、該チップ側位置認識手段により認識され
たパッドの形成位置とバンプの形成位置とのデータに基
づいてパッドに対するバンプの設計上の位置からの位置
ずれ量(第1のずれ量)をずれ量算出手段により算出
し、回路基板に形成されチップ部品の回路基板に対する
装着に際しての位置決めの基準となる位置決めマーク
(アライメントマーク)の形成位置と回路基板に形成さ
れた回路パターンの上記バンプが接合される接合部の形
成位置とを基板側位置認識手段により認識し、該基板側
位置認識手段により認識されたアライメントマークの形
成位置と接合部の形成位置とのデータに基づいてアライ
メントマークに対する接合部の設計上の位置からの位置
ずれ量(第2のずれ量)をずれ量算出手段により算出
し、算出された第1のずれ量と第2のずれ量に基づいて
チップ部品と回路基板との位置合わせを行うためのずれ
補正量を補正量算出手段により算出し、算出されたずれ
補正量に従ってチップ部品及び/又は回路基板を移動さ
せてチップ部品の各バンプと回路基板の回路パターンの
各接合部との位置合わせを行うようにしたので、回路基
板の製造工程において発生するバンプのパッドに対する
位置ずれやアライメントマークの回路パターンに対する
位置ずれを考慮した位置合わせが行われるため、バンプ
の回路パターンの接合部への接合が高精度に為され、チ
ップ部品の回路基板に対する接合不良を回避することが
でき、これにより製造時の歩留まりの向上を図ることが
できると共に故障率の低下を図ることができる。
【0084】請求項2に記載した発明にあっては、チッ
プ側位置認識手段により、バンプのパッドに対する形成
位置の認識時に同時にバンプの形状を認識するようにし
たので、形状不良のバンプを有するチップ部品を回路基
板への装着前に排除することができ、一層の歩留まりの
向上を図れると共に故障率の低下を図れる。
【0085】また、本発明チップ部品装着装置は、チッ
プ部品に形成された複数のパッドの形成位置と各パッド
上にそれぞれ形成されたバンプの形成位置とを認識する
チップ側位置認識手段と、該チップ側位置認識手段によ
り認識されたパッドの形成位置とバンプの形成位置との
データに基づいてパッドに対するバンプの設計上の位置
からの位置ずれ量(第1のずれ量)を算出するずれ量算
出手段と、回路基板に形成されチップ部品の回路基板に
対する装着に際しての位置決めの基準となる位置決めマ
ーク(アライメントマーク)の形成位置と回路基板に形
成された回路パターンの上記バンプが接合される接合部
の形成位置とを認識する基板側位置認識手段と、該基板
側位置認識手段により認識されたアライメントマークの
形成位置と接合部の形成位置とのデータに基づいてアラ
イメントマークに対する接合部の設計上の位置からの位
置ずれ量(第2のずれ量)を算出するずれ量算出手段
と、算出された第1のずれ量と第2のずれ量に基づいて
チップ部品と回路基板との位置合わせを行うためのずれ
補正量を算出する補正量算出手段とを備え、算出された
ずれ補正量に従ってチップ部品及び/又は回路基板を移
動させてチップ部品の各バンプと回路基板の回路パター
ンの各接合部との位置合わせを行うようにしたので、回
路基板の製造工程において発生するバンプのパッドに対
する位置ずれやアライメントマークの回路パターンに対
する位置ずれを考慮した位置合わせが行われるため、バ
ンプの回路パターンの接合部への接合が高精度に為さ
れ、チップ部品の回路基板に対する接合不良を回避する
ことができ、これにより製造時の歩留まりの向上を図る
ことができると共に故障率の低下を図ることができる。
【0086】請求項4に記載した発明にあっては、チッ
プ側位置認識手段が、バンプのパッドに対する形成位置
の認識時に同時にバンプの形状を認識する機能を有する
ので、形状不良のバンプを有するチップ部品を回路基板
への装着前に排除することができ、一層の歩留まりの向
上を図れると共に故障率の低下を図れる。
【0087】尚、上記した実施の形態において示した各
部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する
に際しての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、
これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈され
るようなことがあってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明チップ部品装着装置の実施の形態を示す
概略斜視図である。
【図2】図3乃至図8と共に本発明チップ部品装着装置
によるチップ部品と回路基板との位置合わせ方法の実施
の形態を示すものであり、本図は全体の工程を示すフロ
ーチャート図である。
【図3】第1のずれ量を算出する工程を示すフローチャ
ート図である。
【図4】第2のずれ量を算出する工程を示すフローチャ
ート図である。
【図5】チップ部品とチップ認識用カメラが撮影する画
像とを示す模式図である。
【図6】チップ認識用カメラ(基板認識用カメラ)の撮
影範囲を示す模式図である。
【図7】パターンマッチングによるパッドの位置認識を
説明するための模式図である。
【図8】回路基板と基板認識用カメラが撮影する画像と
を示す模式図である。
【符号の説明】
1…チップ部品装着装置、9…回路基板、10…ICチ
ップ(チップ部品)、12…パッド、13…バンプ、1
4…アライメントマーク、15…接合部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ部品に形成された複数のパッドの
    形成位置と各パッド上にそれぞれ形成されたバンプの形
    成位置とをチップ側位置認識手段により認識し、 該チップ側位置認識手段により認識されたパッドの形成
    位置とバンプの形成位置とのデータに基づいてパッドに
    対するバンプの設計上の位置からの位置ずれ量(以下、
    「第1のずれ量」という。)をずれ量算出手段により算
    出し、 回路基板に形成されチップ部品の回路基板に対する装着
    に際しての位置決めの基準となる位置決めマーク(以
    下、「アライメントマーク」という。)の形成位置と回
    路基板に形成された回路パターンの上記バンプが接合さ
    れる接合部の形成位置とを基板側位置認識手段により認
    識し、 該基板側位置認識手段により認識されたアライメントマ
    ークの形成位置と接合部の形成位置とのデータに基づい
    てアライメントマークに対する接合部の設計上の位置か
    らの位置ずれ量(以下、「第2のずれ量」という。)を
    ずれ量算出手段により算出し、 算出された第1のずれ量と第2のずれ量に基づいてチッ
    プ部品と回路基板との位置合わせを行うためのずれ補正
    量を補正量算出手段により算出し、 算出されたずれ補正量に従ってチップ部品及び/又は回
    路基板を移動させてチップ部品の各バンプと回路基板の
    回路パターンの各接合部との位置合わせを行うようにし
    たことを特徴とするチップ部品装着装置によるチップ部
    品と回路基板との位置合わせ方法。
  2. 【請求項2】 上記チップ側位置認識手段により、バン
    プのパッドに対する形成位置の認識時に同時にバンプの
    形状を認識するようにしたことを特徴とする請求項1に
    記載のチップ部品装着装置によるチップ部品と回路基板
    との位置合わせ方法。
  3. 【請求項3】 チップ部品に形成された複数のパッドの
    形成位置と各パッド上にそれぞれ形成されたバンプの形
    成位置とを認識するチップ側位置認識手段と、 該チップ側位置認識手段により認識されたパッドの形成
    位置とバンプの形成位置とのデータに基づいてパッドに
    対するバンプの設計上の位置からの位置ずれ量(第1の
    ずれ量)を算出するずれ量算出手段と、 回路基板に形成されチップ部品の回路基板に対する装着
    に際しての位置決めの基準となる位置決めマーク(アラ
    イメントマーク)の形成位置と回路基板に形成された回
    路パターンの上記バンプが接合される接合部の形成位置
    とを認識する基板側位置認識手段と、 該基板側位置認識手段により認識されたアライメントマ
    ークの形成位置と接合部の形成位置とのデータに基づい
    てアライメントマークに対する接合部の設計上の位置か
    らの位置ずれ量(第2のずれ量)を算出するずれ量算出
    手段と、 算出された第1のずれ量と第2のずれ量に基づいてチッ
    プ部品と回路基板との位置合わせを行うためのずれ補正
    量を算出する補正量算出手段とを備え、 算出されたずれ補正量に従ってチップ部品及び/又は回
    路基板を移動させてチップ部品の各バンプと回路基板の
    回路パターンの各接合部との位置合わせを行うようにし
    たことを特徴とするチップ部品装着装置。
  4. 【請求項4】 上記チップ側位置認識手段が、バンプの
    パッドに対する形成位置の認識時に同時にバンプの形状
    を認識する機能を有することを特徴とする請求項3に記
    載のチップ部品装着装置。
JP9131858A 1997-05-22 1997-05-22 チップ部品装着装置及び該チップ部品装着装置によるチップ部品と回路基板との位置合わせ方法 Pending JPH10320054A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007183847A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Shinko Electric Co Ltd Icチップ実装体製造装置およびicチップ実装体の移載位置制御方法
KR100868297B1 (ko) 2007-11-16 2008-11-11 임채열 Ic 칩 및 pcb를 위한 정렬수단 및 이송수단이 구비된 휴대용 전자제품 데이터 복구시스템
JP2013080795A (ja) * 2011-10-03 2013-05-02 Sinfonia Technology Co Ltd Icチップ実装体の製造装置
WO2020012621A1 (ja) * 2018-07-12 2020-01-16 株式会社Fuji テンプレート作成装置および部品装着機

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