JPH10319998A - 音声データ処理装置 - Google Patents

音声データ処理装置

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JPH10319998A
JPH10319998A JP9129906A JP12990697A JPH10319998A JP H10319998 A JPH10319998 A JP H10319998A JP 9129906 A JP9129906 A JP 9129906A JP 12990697 A JP12990697 A JP 12990697A JP H10319998 A JPH10319998 A JP H10319998A
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Japan
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audio data
data
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audio
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JP9129906A
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Inventor
Akira Matsui
亮 松井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】システムのコスト上昇や、再生開始までの遅延
時間の増大といった問題点もなく、音の途切れも生じな
い音声データ処理装置を提供すること。 【解決手段】固定長のデータ圧縮処理が施され、誤り訂
正符号の付加された音声データをエラー訂正処理部38
に入力して誤り訂正処理を行い、この誤り訂正処理され
た音声データを伸長処理部40で伸長処理した後、音声
再生部46によって出力する。ここで、上記エラー訂正
処理部38における一誤り訂正処理のための音声データ
の単位数が、上記伸長処理部40における一伸長処理の
ための音声データの単位数の整数倍となるように構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,固定長圧縮され、
誤り訂正符号を付加された音声情報に対して、エラー訂
正,伸長処理を行い、元の音声情報を復元し、復元され
た音声情報を再生出力する音声データ処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】紙面上に記録されたドットコードを手動
走査にて光学的に読み取り、読み取ったドットコードを
処理して音声再生を行う装置は、例えば、特開平6−2
31466号公報に開示されている。
【0003】この装置は、図1の(A)に示すような構
成をとっており、以下、この図を参照して、このような
装置の動作を説明する。まず、ドットコードから音声再
生を行うまでの処理を説明する。
【0004】図示しないオペレートスイッチが押される
ことにより、CCDなどの撮像素子により構成され、光
学的に入力画像を読み取る画像入力部10にて、印刷媒
体上にドットコード化され記録された音声情報が画像デ
ータとして読み取られる。この読み取られた画像データ
は、2値化処理部12により二値化され、その結果が画
像メモリ14に格納される。この場合、2値化処理部1
2では、読み取られた画像から適応的に算出されるしき
い値を用いて、読み取った画像の輝度に基づき二値化が
行われる。
【0005】ここで、印刷媒体上にドットコード化され
た音声データは、図2に示す構造のドットコード16で
ある。このドットコード16は、ブロック18の区切り
であるマーカ20と、ブロック18内に含まれるデータ
ドット22からなる。各ブロック18は、隣接するブロ
ック18とマーカ16を共有するよう配列されている。
また、各ブロック18には、そのブロック18のアドレ
ス情報24Aとそのブロックアドレスのためのエラー訂
正符号24Bで構成されるブロックヘッダパターン24
が付加されている。
【0006】ブロック18内に含まれるデータドット2
2は、読み出し方向(図中、矢印方向)に、ある一定数
以上のドットが連続して現れることのないよう変調処理
されている。例えば、元のデータが「1111」であれ
ば「11011」というように、連続して「1」が3個
以上現れないように変調される。これは、読み出し時に
連続したデータドット22を、データドット数個分の大
きさであるマーカ20として誤って検出するのを防止す
るためである。変調データは元のデータから一意に決定
されるようにテーブル等を用いて変調されている。
【0007】次に、画像メモリ14に格納された二値画
像データからブロックデータを読み出す処理について説
明する。画像メモリ14に格納された二値画像データ
は、ラスタスキャンされ、マーカ検出部26により黒ド
ットの連続数に基づいて、マーカ20が検出される。こ
の検出されたマーカ20に基づき、アドレス検出部28
にて、ブロックヘッダ部から注目するブロック18の非
変調のブロックアドレス24Aが検出される。続いて、
注目するブロック18を囲む4個のマーカ20の真中心
間を等間隔で区切った格子点上のデータドット22が黒
を「1」、白を「0」として、データ読み出し部30に
より読み出される。
【0008】読み出されたブロックデータは、上記テー
ブルに基づき復調部32にて復調処理を施され、ブロッ
クデータメモリ34に格納されるが、このとき、メモリ
制御部36によって、上記アドレス検出部28で検出し
たブロックアドレスに相当するブロックデータメモリ3
4のアドレスに格納されるように、ブロックデータメモ
リ34の書き込みアドレスが制御される。上記ブロック
データメモリ34に格納されるデータは、音声信号を符
号化した音声データと、この音声データをエラー訂正す
るためのエラー訂正符号から構成されている。ここで、
エラー訂正符号としてはBCH符号などが用いられてい
る。
【0009】上記オペレートスイッチが離されるまで、
このような画像入力からブロックデータ格納までの処理
が繰り返し行われる。そして、上記オペレートスイッチ
が離されると、ブロックデータの書き込みを終了し、音
声再生処理を開始する。
【0010】すなわち、音声再生処理では、ブロックデ
ータメモリ34のデータに対して、逐次エラー訂正及び
伸長を行いながら音声再生を行う。ここで、音声信号の
符号化と音声フレームについて説明する。
【0011】音声信号は、ある一定のサンプリング周期
でサンプリングされ、ディジタルデータに変換される。
さらに、このサンプリングしたデータは、サンプリング
周期より長い時間間隔ごとに区切られ、LPC(線形予
測分析)などの手法を用いて圧縮符号化される。
【0012】この一定の時間間隔に区切られた単位が音
声フレームである。音声フレームの圧縮符号化には、一
般的に、フレーム毎の圧縮符号化後データ長が同一とな
る、固定長圧縮符号化方式が用いられる。
【0013】圧縮符号化された音声フレームデータか
ら、元の音声信号を復元する伸長処理も同様に、音声フ
レーム単位で処理が行われる。すなわち、1音声フレー
ム分のデータを伸長処理することで、1音声フレーム分
の音声信号が復元される。
【0014】而して、音声再生処理では、まず、メモリ
制御部36の読み出しアドレス制御により、上記ブロッ
クデータメモリ34からエラー訂正処理単位分のデータ
を読み出し、エラー訂正処理部38でエラー訂正を行
う。続いて、伸長処理部40にて、このエラー訂正され
たデータが音声フレーム単位で伸長され、ディジタル音
声信号が復元される。復元されたディジタル音声信号は
音声信号用メモリ42に格納される。
【0015】音声信号用メモリ42に格納されたデータ
は、一定時間間隔の割り込み処理によりD/A変換部4
4でD/A変換され、スピーカやヘッドホン等の音声再
生部46により再生出力される。このように、エラー訂
正と伸長処理を逐次繰り返しながら、リアルタイムに音
声の再生出力が行われる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された装置は、音声データのブロックデータメ
モリ34に対する格納の仕方については、特段の配慮が
なされていなかったため、再生する音声が途切れてしま
うことがあるという不都合がある。
【0017】すなわち、リアルタイムに連続的に再生を
行う必要のある音声データのエラー訂正,伸長処理にお
いては、伸長処理された単位データの再生が終了するま
でに、次のデータについての伸長処理を終了して再生す
るデータを用意しておかなくてはならない。そうでない
と、再生される音声が途切れてしまうことになる。
【0018】例えば、一度のエラー訂正により、2.5
音声フレーム分のデータがエラー訂正されるとした場合
では、図3の(A)のタイムチャートに示すように、次
フレームで再生されるべき音声信号の伸長処理が前のフ
レームの再生の終わりまでに完了せず、再生が途切れて
しまう箇所が生じる。1フレーム当たりのエラー訂正処
理時間と1フレーム当たりの伸長処理時間を加算したも
のが、1フレームの再生時間以内であれば、逐次エラー
訂正,伸長処理を行いながら、音声を途切れることなく
再生することができるはずである。
【0019】しかしながら、音声フレームデータのメモ
リに対する格納の仕方について何ら配慮のない場合で
は、図1の(B)に示すように、ブロックデータメモリ
34に音声フレーム単位以下のデータ(部分データ)が
残ることがあり、次のエラー訂正前にこのデータを移動
し、次にエラー訂正されたデータと結合するといった手
順が必要になる。
【0020】このように、音声フレームと音声データを
格納するブロックデータメモリ34の間に何の考慮もし
ない場合では、ブロックデータメモリ34の管理が煩雑
になり、処理ステップ数が増加し、音の途切れを生じて
しまう。
【0021】このような問題点を解決する一つの手段と
しては、より速度の速い処理装置を用いることが考えら
れる。1フレームの再生時問よりも十分に短い時間で、
1フレーム当たりのエラー訂正及び伸長処理を終了する
だけの処理能力があれば、音が途切れることはない。
【0022】しかしながら、それだけのために処理速度
の速い、つまりは高性能の演算処理装置を用いること
は、必要以上にシステムのコストアップを招いてしま
う。そこで別の手段として、逐次、エラー訂正処理、伸
長処理、再生を行うのではなく、エラー訂正処理を再生
すべき全てのデータについて行った後に、伸長処理、再
生を開始する方法が考えられる。
【0023】しかし、このような方法をとると、全ての
データについてエラー訂正を終えた後でないと、伸長処
理及び再生を開始できないため、再生を開始しようとし
てエラー訂正を開始してから、実際に再生が開始される
までにある程度の時間を要してしまう。
【0024】例えば、1フレームの再生時間を30m
s、1フレーム当たりのエラー訂正処理時間を7msと
して、15秒の音声データのエラー訂正処理を考える
と、15秒分すなわち500フレームの音声データを全
てエラー訂正するためには、3.5秒の時間が必要とな
り、音声データの読み込み終了から、音声の再生を開始
するまでには少なくとも3.5秒の時間遅延が生じてし
まうことになる。
【0025】このように、再生すべき全てのデータにつ
いてエラー訂正処理を行った後に、伸長処理、再生を行
う方法では、音声データの読み込み終了から、実際に音
声の再生を開始するまでの遅延時問が大きくなり、また
再生する音声データの長さに依存して、音声再生開始ま
での時間が変化してしまうことになり、操作者にとって
好ましくない。
【0026】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、システムのコスト上昇や、再生開始までの遅延時間
の増大といった問題点もなく、音の途切れも生じない音
声データ処理装置を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による音声データ処理装置は、固定長のデ
ータ圧縮処理が施され、誤り訂正符号の付加された音声
データを入力して当該音声データの誤り訂正処理を行う
誤り訂正手段と、上記誤り訂正手段で誤り訂正処理され
た音声データを伸長処理する音声データ伸長手段と、上
記音声データ伸長手段で伸長処理された音声データを出
力する音声データ出力手段と、を具備し、上記誤り訂正
手段における一誤り訂正処理のための音声データの単位
数が、上記音声データ伸長手段における一伸長処理のた
めの音声データの単位数の整数倍となるように構成され
たものであることを特徴とする。
【0028】即ち、本発明の音声データ処理装置によれ
ば、1回のエラー訂正処理に要する音声データの単位
数、即ち音声フレーム数が、1回の伸長処理に要する音
声フレーム数の整数倍となるため、整数回の伸長処理を
行うと、必ずエラー訂正されたすべてのデータについて
伸長処理が行われることになる。このため、エラー訂正
は終わったが、データ量が音声フレーム単位以下のため
メモリに残っているデータと、新たにエラー訂正を行っ
たことにより生じるデータを結合してメモリに格納す
る、という処理が不要となり、処理ステップ数が低減さ
れる。
【0029】即ち、メモリの管理が簡便化され、必要以
上に高速で高価な処理装置を用いなくても、速やかに音
声を途切れることなく再生することが可能となり、シス
テムのコストアップを抑えることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 [第1の実施の形態]まず、本発明の第1の実施の形態
について説明する。なお、本実施の形態における音声デ
ータ処理装置の基本的な構成は、従来の技術の項で説明
した図1の(A)の構成と同一であるで、その説明はこ
こでは省略する。
【0031】本実施の形態では、ブロックデータメモリ
34としてラインメモリを用いるものとして、エラー訂
正から伸長処理に至る処理について説明する。本実施の
形態に於いては、エラー訂正される音声データが格納さ
れるブロックデータメモリ34は、図1の(C)のよう
に構成されている。すなわち、エラー訂正される音声デ
ータ部には、圧縮された整数個(N個)の音声フレーム
が格納される構成となっている。
【0032】このようにブロックデータメモリ34に格
納されたデータを、エラー訂正処理部38でエラー訂正
することで、音声フレーム整数個分のデータがエラー訂
正される。エラー訂正されたデータは、伸長処理部40
にて音声フレーム単位で伸長処理され、伸長された音声
信号は音声信号用メモリ42に格納される。
【0033】ブロックデータメモリ34には、整数個の
音声フレームデータが格納されているため、整数回の伸
長処理を行うと必ず、エラー訂正を行ったすべてのデー
タについて伸長処理が行われる。このため、ブロックデ
ータメモリ34に音声フレーム単位以下のデータが残る
ことがない。続けて、次の音声データのエラー訂正を行
う際には、単に上記ブロックデータメモリ34の先頭か
ら、再びデータを読み込み、エラー訂正すれば良い。
【0034】従来の図1の(B)に示すようなブロック
データメモリ34に非整数個分の音声フレームが格納さ
れた場合のように、ブロックデータメモリ34に残った
音声フレーム単位以下のデータを移動し、次のエラー訂
正により、エラー訂正された音声フレームデータと結合
するという手順を行う必要がない。
【0035】従って、再生に伴うメモリ管理の処理ステ
ップ数が低減され、比較的処理速度の遅いCPUでも音
を途切れることなく再生可能となる。図3の(B)に本
実施の形態の場合におけるフレーム再生のタイムチャー
トを示す。
【0036】なお、上記実施の形態は、光学的読み取り
装置に限ったものではなく、例えば磁気テープを利用し
た磁気記録再生装置においても適用できるのはもちろん
である。 [第2の実施の形態]次に、本発明の第2の実施の形態
について説明する。
【0037】本実施の形態では、上記ブロックデータメ
モリ34を、仮想的な2次元空間を持つ構成とし、上記
ブロックデータメモリ34に格納されたデータの読み出
し方向と一致する方向に、整数倍となるように音声フレ
ームデータを書き込む構成としている。このときの音声
データとブロックデータメモリ34の関係を、図4の
(A)に示す。
【0038】このようにすることで、ブロックデータメ
モリ34から行又は列単位でデータをそのまま機械的に
読み出すだけで、データのエラー訂正処理を即座に行う
ことができ、またその行又は列方向に音声フレームデー
タが格納されていることで、1度エラー訂正を行えば少
なくとも一つの音声フレームのデータを得ることができ
るようになる。すなわち、ブロックデータメモリ34に
格納されている、すべてのデータについてエラー訂正を
行わなくとも、一つの行又は列に格納された、音声デー
タについてエラー訂正を行えば音声の再生を開始でき、
ブロックデータの読み込み終了から音声再生開始までの
遅延時間を短縮することができる。なお、仮想的2次元
空問を持つメモリは、例えば、ラインメモリを複数個集
めて構成することができる。 [第3の実施の形態]次に、本発明の第3の実施の形態
について説明する。
【0039】本実施の形態においては、ブロックデータ
メモリ34に格納される音声データは、図4の(B)に
示す配列となる。すなわち、インターリーブ処理の施さ
れた音声データがブロックデータメモリ34の行方向に
順に書き込まれ、且つ、列方向に読み出される。このと
き、行方向に入力された音声データがその並びのまま書
き込まれ、結果的に列方向で見ると整数個の音声フレー
ムデータと誤り訂正符号からなる、一つの誤り訂正符号
語が形成される。
【0040】本実施の形態の作用効果について説明す
る。メモリ制御部36では、上記ブロックデータメモリ
34に書き込まれた音声データの読み出しにあたって、
その方向を列方向に沿うように変えてデータを読み出す
よう読み出しアドレスを制御することで、エラー訂正処
理部38では列単位でエラー訂正を行うようにする。こ
のように、音声データを列単位で読み出すだけで、デイ
ンターリーブ処理を行うことができるようになる。
【0041】データ読み取り時に連続して現れるバース
ト誤りは、図4の(B)に示すブロックデータメモリ3
4の行方向に連続するため、読み出される音声データと
ブロックデータメモリ34を図4の(B)のように構成
すると、この誤りは各誤り訂正符号語に分散される。
【0042】このため、バースト誤りに対して、エラー
訂正符号が有効に働くようになり、音声再生時のエラー
発生をより抑えることができるようになる。 [第4の実施の形態]次に、本発明の第4の実施の形態
について説明する。
【0043】本実施の形態においては、音声データ中
に、音声データのインターリーブ長、誤り訂正符号語
長、パリティ長、及び一誤り訂正符号語中に含まれる音
声フレーム数を示す制御情報が含まれている。そして、
図1の(A)に示すように、ブロックデータメモリ34
に格納された音声データからこの制御情報を抽出し認識
するための制御情報認識部48を追加している。
【0044】ここで、上記制御情報は、図5の(A)に
示すように、ドットコード16の先頭と末尾の部分に設
けられる制御情報データ部50に格納されるものとす
る。制御情報を含むブロック18は、予め定められた特
定のブロックアドレスを持つようにすることで、音声デ
ータを含むブロック18とは、このブロックアドレスに
より区別することができる。
【0045】而して、紙面上に印刷されたドットコード
16のスキャン(走査)を開始すると、まず先頭部分の
ブロック18のブロックヘッダが読み取られ、エラー訂
正され、先頭ブロックのブロックアドレスが抽出され
る。このブロックアドレスは制御情報を含んだブロック
であることを示す特定のアドレスとなっている。制御情
報認識部48では、制御情報を含んだブロックであるこ
とを示す特定のブロックアドレスが認識されると、次に
読み込まれるブロックデータを制御情報として認識し、
読み込まれるデータから、上記複数の制御情報を抽出す
る。
【0046】メモリ制御部36は、この制御情報認識部
48により認識された制御情報の内容に対応した処理を
行い、引き続き読み取られる音声データのブロックデー
タメモリ34ヘの書き込み及び音声データのブロックデ
ータメモリ34からの読み出しを制御する。
【0047】例えば、インターリーブを施された音声デ
ータの書き込みは元の並びのままブロックデータメモリ
34に格納される。このとき、インターリーブ長、訂正
符号語長は制御情報認識部48により認識されているた
め、この情報に基づきブロックデータメモリ34から読
み出しが行われる。即ち、ブロックデータメモリ34の
先頭アドレスから順にインターリーブ長づつアドレス加
算したアドレスのブロックデータメモリ34のデータを
訂正符号長分読み出し、先頭の訂正符号語を形成する。
同様にブロックデータメモリ34の先頭アドレス+1か
ら順にインターリーブ長づつアドレス加算して読み出し
を行うと、2番目の訂正符号語が形成される。さらに、
エラー訂正処理、伸長処理においても、上記制御情報認
識部48により認識されたパリティ長、訂正符号語長、
一誤り訂正符号語中に含まれる音声フレーム数を示す情
報に基づき音声再生を行う。
【0048】このように、制御情報を音声データの先頭
もしくは末尾の特定のブロック18に格納することによ
り、ドットコード16のスキャンをコード左端もしくは
右端から開始した時に、これら制御情報を含んだブロッ
ク18が読み込まれ、引き続いて読み込まれる音声デー
タに関する情報を得ることができるため、コード毎に音
声データの1フレーム当たりの圧縮率、及び、1エラー
訂正処理単位中に含まれる音声フレーム数を可変とした
り、また、ドットコードを印刷する紙が低品質であれば
エラー訂正の強度を高くし、高品質であれば低くすると
いったように、ドットコード16を印刷する紙質に応じ
て、エラー訂正の強度を変化させることができるように
なる。
【0049】なお、図5の(B)に示すように、ブロッ
クヘッダパターン24に、ブロックアドレス24Aと共
に制御情報(インターリーブ長24C,誤り訂正符号語
長24D、パリティ長24E、音声フレーム数24F)
を格納することも可能である。この場合、各ブロック1
8のブロックヘッダに制御情報が格納されるため、先頭
ブロックだけでなく、どのブロックから読み取りを開始
した場合でも、制御情報認識部48は制御情報を認識す
ることが可能となる。
【0050】以上実施の形態に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可
能である。ここで、本発明の要旨をまとめると以下のよ
うになる。
【0051】(1) 固定長のデータ圧縮処理が施さ
れ、誤り訂正符号の付加された音声データを入力して当
該音声データの誤り訂正処理を行う誤り訂正手段と、上
記誤り訂正手段で誤り訂正処理された音声データを伸長
処理する音声データ伸長手段と、上記音声データ伸長手
段で伸長処理された音声データを出力する音声データ出
力手段と、を具備する音声データ処理装置において、上
記誤り訂正手段における一誤り訂正処理のための音声デ
ータの単位数が、上記音声データ伸長手段における一伸
長処理のための音声データの単位数の整数倍となるよう
に構成されたものであることを特徴とする音声データ処
理装置。
【0052】このような構成の音声データ処理装置にお
いては、1回のエラー訂正処理に要する音声データの単
位数、即ち音声フレーム数が、1回の伸長処理に要する
音声フレーム数の整数倍となるため、整数回の伸長処理
を行うと、必ずエラー訂正されたすべてのデータについ
て伸長処理が行われることになる。このため、エラー訂
正は終わったが、データ量が音声フレーム単位以下のた
めメモリに残っているデータと、新たにエラー訂正を行
ったことにより生じるデータを結合してメモリに格納す
る、という処理が不要となり、処理ステップ数が低減さ
れる。
【0053】即ち、メモリの管理が簡便化され、必要以
上に高速で高価な処理装置を用いなくても、速やかに音
声を途切れることなく再生することが可能となり、シス
テムのコストアップを抑えることができる。
【0054】(2) 上記音声データ処理装置は、上記
誤り訂正手段で誤り訂正処理を行うべき音声データを行
方向及び列方向の仮想的2次元空間に一時的に配列格納
するためのデータメモリと、音声データの該データメモ
リへの書き込み及び読み出しを制御するためのメモリ制
御手段と、を更に具備し、上記メモリ制御手段は、上記
データメモリに対して、その行又は列毎に、上記音声デ
ータ伸長手段における一伸長処理に要する音声データの
単位数の整数倍となる単位数の音声データを書き込むと
共に、該行又は列毎に音声データを読み出すように構成
されたものであることを特徴とする(1)に記載の音声
データ処理装置。
【0055】即ち、上記(1)の効果に加えて、誤り訂
正手段は、データメモリから、行又は列単位で音声デー
タを読み出すだけで、エラー訂正を行うことができ、デ
ータメモリからデータを読み出す手順を簡便化すること
ができる。また、行又は列方向に音声フレームデータが
格納されるため、一つの行又は列に格納されたデータの
エラー訂正を行うと少なくとも、一つの音声フレームデ
ータがエラー訂正されることになり、データメモリに格
納されたすべてのデータについてエラー訂正を終了した
後でなくとも、伸長処理とそれに続く音声再生処理を開
始することができ、エラー訂正開始から音声再生開始ま
での遅延時問を短くすることができる。
【0056】(3) 上記音声データ処理装置は、上記
誤り訂正手段で誤り訂正処理を行うべき音声データを行
方向及び列方向の仮想的2次元空間に一時的に配列格納
するためのデータメモリと、音声データの該データメモ
リヘの書き込み及び読み出しを制御するためのメモリ制
御手段と、を更に具備し、上記誤り訂正処理を行うべき
音声データが、データの配列が所定の規則に従って並び
替えられたインターリーブ処理の施されたデータである
とき、上記メモリ制御手段は、上記データメモリに対し
て、音声データをその並びのまま書き込むと共に、その
音声データを元の配列に戻すべくデインターリーブ処理
を施すための読み出しを行うように制御するものである
ことを特徴とする(1)に記載の音声データ処理装置。
【0057】即ち、誤り訂正処理を行う際の音声データ
読み出し時に、併せてデインターリーブ処理も可能とな
り、上記(1)の効果に加えて、バースト誤り対策も同
時に行うことができる。
【0058】(4) 上記入力される音声データは、上
記誤り訂正手段における一誤り訂正処理に要する音声デ
ータの単位数が、上記音声データ伸長手段における一伸
長処理に要する音声データの単位数の何れの倍数である
かを示す制御情報を更に具備しており、上記音声データ
処理装置は、入力された音声データから上記制御情報を
抽出してその内容を認識する制御情報認識手段と、上記
メモリ制御手段が、上記制御情報認識手段で認識された
制御情報の内容に対応した書き込み又は読み出しのため
の動作を行うように制御する制御手段と、を更に具備す
ることを特徴とする(2)及び(3)の何れか一に記載
の音声データ処理装置。
【0059】即ち、コードを読み取るだけで、その中に
含まれる制御情報を元にして、1フレーム当たりの圧縮
率が異なる音声データの再生処理が可能となる。従っ
て、装置として、誤り訂正レベルの違う種々の音声情報
に対応することができ、汎用性の向上につながる。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
システムのコスト上昇や、再生開始までの遅延時間の増
大といった問題点もなく、音の途切れも生じない音声デ
ータ処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は従来及び本発明の音声データ再生装置
のブロック構成図、(B)及び(C)はそれぞれ音声フ
レームとブロックデータメモリの関係を示す図で、特
に、(B)は従来の音声フレームの非整数倍で音声デー
タが構成される場合を示し、(C)は本発明の第1の実
施の形態に於ける音声フレームの整数倍で音声データが
構成される場合を示している。
【図2】本発明の適用されるドットコードを示す図であ
る。
【図3】(A)及び(B)はそれぞれフレーム再生のタ
イムチャートで、特に、(A)は従来の音声フレームの
非整数倍で音声データが構成される場合を示し、(B)
は本発明の第1の実施の形態に於ける音声フレームの整
数倍で音声データが構成される場合を示している。
【図4】(A)及び(B)はそれぞれ音声フレームとブ
ロックデータメモリの関係を示す図で、特に、(A)は
本発明の第2の実施の形態の場合を示し、(B)は本発
明の第3の実施の形態の場合を示している。
【図5】(A)は本発明の第4の実施の形態における制
御情報の格納方法を説明するための図であり、(B)は
ブロックヘッダへの制御情報の格納方法を説明するため
の図である。
【符号の説明】
16 ドットコード 18 ブロック 20 マーカ 22 データドット 24 ブロックヘッダ 24A アドレス情報 24B エラー訂正符号 24C インターリーブ長 24D 誤り訂正符号語長 24E パリティ長 24F 音声フレーム数 34 ブロックデータメモリ 36 メモリ制御部 38 エラー訂正処理部 40 伸長処理部 46 音声再生部 48 制御情報認識部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定長のデータ圧縮処理が施され、誤り
    訂正符号の付加された音声データを入力して当該音声デ
    ータの誤り訂正処理を行う誤り訂正手段と、 上記誤り訂正手段で誤り訂正処理された音声データを伸
    長処理する音声データ伸長手段と、 上記音声データ伸長手段で伸長処理された音声データを
    出力する音声データ出力手段と、 を具備する音声データ処理装置において、 上記誤り訂正手段における一誤り訂正処理のための音声
    データの単位数が、上記音声データ伸長手段における一
    伸長処理のための音声データの単位数の整数倍となるよ
    うに構成されたものであることを特徴とする音声データ
    処理装置。
  2. 【請求項2】 上記音声データ処理装置は、 上記誤り訂正手段で誤り訂正処理を行うべき音声データ
    を行方向及び列方向の仮想的2次元空間に一時的に配列
    格納するためのデータメモリと、 音声データの該データメモリへの書き込み及び読み出し
    を制御するためのメモリ制御手段と、 を更に具備し、 上記メモリ制御手段は、上記データメモリに対して、そ
    の行又は列毎に、上記音声データ伸長手段における一伸
    長処理に要する音声データの単位数の整数倍となる単位
    数の音声データを書き込むと共に、該行又は列毎に音声
    データを読み出すように構成されたものであることを特
    徴とする請求項1に記載の音声データ処理装置。
  3. 【請求項3】 上記音声データ処理装置は、 上記誤り訂正手段で誤り訂正処理を行うべき音声データ
    を行方向及び列方向の仮想的2次元空間に一時的に配列
    格納するためのデータメモリと、 音声データの該データメモリヘの書き込み及び読み出し
    を制御するためのメモリ制御手段と、 を更に具備し、 上記誤り訂正処理を行うべき音声データが、データの配
    列が所定の規則に従って並び替えられたインターリーブ
    処理の施されたデータであるとき、上記メモリ制御手段
    は、上記データメモリに対して、音声データをその並び
    のまま書き込むと共に、その音声データを元の配列に戻
    すべくデインターリーブ処理を施すための読み出しを行
    うように制御するものであることを特徴とする請求項1
    に記載の音声データ処理装置。
  4. 【請求項4】 上記入力される音声データは、上記誤り
    訂正手段における一誤り訂正処理に要する音声データの
    単位数が、上記音声データ伸長手段における一伸長処理
    に要する音声データの単位数の何れの倍数であるかを示
    す制御情報を更に具備しており、 上記音声データ処理装置は、 入力された音声データから上記制御情報を抽出してその
    内容を認識する制御情報認識手段と、 上記メモリ制御手段が、上記制御情報認識手段で認識さ
    れた制御情報の内容に対応した書き込み又は読み出しの
    ための動作を行うように制御する制御手段と、 を更に具備することを特徴とする請求項2及び3の何れ
    か一に記載の音声データ処理装置。
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