JPH10319820A - プロセスカートリッジ及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及びそれを用いた画像形成装置

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JPH10319820A
JPH10319820A JP9133898A JP13389897A JPH10319820A JP H10319820 A JPH10319820 A JP H10319820A JP 9133898 A JP9133898 A JP 9133898A JP 13389897 A JP13389897 A JP 13389897A JP H10319820 A JPH10319820 A JP H10319820A
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JP
Japan
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optical path
toner
process cartridge
photoconductor
laser beam
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Application number
JP9133898A
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English (en)
Inventor
Masanori Yoshikawa
正紀 吉川
Noboru Katakabe
昇 片伯部
Kenji Asakura
建治 朝倉
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型でありながら記録可能枚数を多くするこ
とができるプロセスカートリッジと、それを用いた画像
形成装置を提供する。 【解決手段】 プロセスカートリッジはドラム状の感光
体と、レーザービームによって走査露光される感光体に
形成される潜像をトナーにより現像する現像器と、トナ
ーを収容するトナー収容部4とを備え、トナー収容部4
は、レーザービームの光路空間8の外側の光路平面LP
を含む領域に凸部4a,4bを有し、この凸部にもトナ
ーを収容することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、ファクシミリ等に用いられる電子写真方式の画像形
成装置のプロセスカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプロセスカートリッジとして、例
えば特開平1−147479号公報に記載されたものが
知られている。この従来のプロセスカートリッジの構造
を図25に示す。図25において、101は感光体、1
02は感光体101を一様に帯電させる帯電ローラであ
る。103は現像器、104はクリーニング装置であ
る。105は内部にトナーを収容し、現像器103に必
要量のトナーを供給するトナー収容部である。106は
クリーニング装置104によって掻き取られた感光体1
01上のトナーを収容する廃トナー収容部である。10
7は露光光路空間であり、トナー収容部105と廃トナ
ー収容部106との間に形成されている。露光装置から
の露光用レーザ光はこの露光光路空間107を通って感
光体101の露光部119へ到達する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなプロセス
カートリッジを用いた画像形成装置は、小型であること
が要求されると共に、ランニングコストの低減のために
記録可能枚数をできるだけ多くすることが要求されてい
る。
【0004】そこで、本発明は、画像形成装置内での占
有領域を実質上大きくすることなく、記録可能枚数を多
くすることができるプロセスカートリッジと、それを用
いた画像形成装置を実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるプロセスカ
ートリッジの第1の特徴は、ドラム状の感光体と、前記
感光体の長手方向に沿ってそれぞれ設けた、レーザービ
ームによって走査露光される前記感光体に形成される潜
像をトナーにより現像する現像器と、前記トナーを収容
するトナー収容部とを備え、前記トナー収容部が、前記
レーザービームの走査幅より少し広い幅を有する光路空
間の外側の、前記レーザービームが走査される光路平面
を含む領域にも前記トナーを収容するように構成されて
いる点にある。このような構成によれば、装置本体内で
のプロセスカートリッジの占有容積を実質上大きくする
ことなく、トナーの初期充填量を増やし、記録可能枚数
を多くすることができる。
【0006】好ましくは、トナー収容部が、前記レーザ
ービームが走査される光路平面を挟む両側の領域に前記
トナーを収容するように構成されている。この構成によ
り、記録可能枚数をさらに多くすることができる。
【0007】本発明のプロセスカートリッジは、さら
に、感光体を清掃するクリーニング装置と、前記クリー
ニング装置により前記感光体から除去された廃トナーを
収容する廃トナー収容部とを備え、前記廃トナー収容部
が、前記光路平面を挟んで前記トナー収容部と対向する
ように配置されていることが好ましい。このような構成
によれば、プロセスカートリッジの外観を変えずに、収
容可能な廃トナー量を多くし、記録枚数を多くすること
ができる。
【0008】本発明によるプロセスカートリッジの第2
の特徴は、ドラム状の感光体と、前記感光体の長手方向
に沿ってそれぞれ設けた、レーザービームによって走査
露光される前記感光体に形成される潜像をトナーにより
現像する現像器と、前記トナーを収容するトナー収容部
と、前記感光体を清掃するクリーニング装置と、前記ク
リーニング装置により前記感光体から除去された廃トナ
ーを収容する廃トナー収容部とを備え、前記廃トナー収
容部が、前記光路平面を挟んで前記トナー収容部と対向
するように配置され、かつ、前記光路空間の外側の前記
光路平面を含む領域にも前記廃トナーを収容するように
構成されている点にある。このような構成によれば、プ
ロセスカートリッジの外観を変えずに、収容可能な廃ト
ナー量を多くし、記録枚数を多くすることができる。
【0009】好ましくは、トナー収容部が、前記レーザ
ービームが走査される光路平面を挟む両側の領域に前記
トナーを収容するように構成されている。これによっ
て、収容可能な廃トナーの量を多くして記録枚数を増加
することができる。
【0010】本発明によるプロセスカートリッジの第3
の特徴は、ドラム状の感光体と、前記感光体の長手方向
に沿ってそれぞれ設けた、レーザービームによって走査
露光される前記感光体に形成される潜像をトナーにより
現像する現像器と、前記トナーを収容するトナー収容部
と、前記感光体を清掃するクリーニング装置と、前記ク
リーニング装置により前記感光体から除去された廃トナ
ーを収容する廃トナー収容部とを備え、前記廃トナー収
容部が、前記光路平面を挟んで前記トナー収容部と対向
するように配置され、前記トナー収容部または前記廃ト
ナー収容部のいずれか一方が前記光路空間の外側の前記
光路平面を含む領域に凸部を備え、他方が前記凸部に対
応する凹部を備えている点にある。この構成により、プ
ロセスカートリッジの外観を変えることなく、初期充填
のトナー量と収容可能な廃トナー量との配分を設計する
際の自由度が高くなる。
【0011】本発明によるプロセスカートリッジの第4
の特徴は、ドラム状の感光体と、前記感光体の長手方向
に沿ってそれぞれ設けた、レーザービームによって走査
露光される前記感光体に形成される潜像をトナーにより
現像する現像器と、前記トナーを収容するトナー収容部
と、前記感光体に直接入射するレーザービームの第1の
光路平面を含む第1の光路空間と、前記感光体に直接入
射しないレーザービームの第2の光路平面を含む第2の
光路空間とを備え、前記第2の光路平面は前記トナー収
容部を挟んで前記第1の光路平面の反対側に位置し、前
記トナー収容部が、前記第2の光路空間の外側の前記第
2の光路平面を含む領域にも前記トナーを収容するよう
に構成されている点にある。このような構成によれば、
第1の光路の外側領域よりも広い領域をトナー収容部の
一部として使用することができるので、記録可能枚数を
さらに増大させることができる。
【0012】この場合も、トナー収容部が第2の光路平
面を挟む両側の領域に前記トナーを収容するように構成
することができ、これによってさらに記録枚数を増大さ
せることができる。
【0013】本発明によるプロセスカートリッジの第5
の特徴は、ドラム状の感光体と、前記感光体の長手方向
に沿ってそれぞれ設けた、レーザービームによって走査
露光される前記感光体に形成される潜像をトナーにより
現像する現像器と、前記トナーを収容するトナー収容部
と、前記感光体を清掃するクリーニング装置と、前記感
光体に直接入射するレーザービームの第1の光路平面を
含む第1の光路空間と、前記クリーニング装置により前
記感光体から除去された廃トナーを収容するために前記
第1の光路平面を挟んで前記トナー収容部と対向するよ
うに配置された廃トナー収容部と、前記感光体に直接入
射しないレーザービームの第2の光路平面を含む第2の
光路空間とを備え、前記第2の光路平面は前記廃トナー
収容部を挟んで前記第1の光路平面の反対側に位置し、
前記廃トナー収容部が、前記第2の光路空間の外側の前
記第2の光路平面を含む領域にも前記廃トナーを収容す
るように構成されている点にある。これにより、第1の
光路の外側領域よりも広い領域を廃トナー収容部の一部
として使用することができるので、収容可能な廃トナー
量を多くし、記録可能枚数をさらに増大させることがで
きる。
【0014】この場合も、廃トナー収容部が第2の光路
平面を挟む両側の領域に前記廃トナーを収容するように
構成することができる。これにより、収容可能なトナー
量をさらに多くして記録可能枚数をさらに増加すること
ができる。
【0015】上記の本発明の各構成において、前記光路
空間の両側の壁面の間隔が、前記レーザービームの走査
幅に沿って直線的に変化するようにすれば、光路空間の
外側の領域をトナー収容のためにさらに有効に用いて記
録可能枚数を増加することができる。
【0016】好ましくは、上記の各構成を有する本発明
によるプロセスカートリッジは、複数のプロセスカート
リッジを略円筒状に組み合わせたプロセスカートリッジ
群を、その円筒の軸を中心に回転することにより、前記
複数のプロセスカートリッジを順次所定位置に移動して
動作させる画像形成装置に用いられ、前記プロセスカー
トリッジの外面の一部が前記円筒の軸からの放射方向に
沿う2つの平面を有している。このような構成によれ
ば、装置本体内の空間利用効率をさらに高め、記録可能
枚数を増加することができる。
【0017】本発明によるプロセスカートリッジの第6
の特徴は、複数のプロセスカートリッジを略円筒状に組
み合わせたプロセスカートリッジ群を、その円筒の軸を
中心に回転することにより、前記複数のプロセスカート
リッジを順次所定位置に移動して動作させる画像形成装
置に用いるものにおいて、ドラム状の感光体と、前記感
光体の長手方向に沿ってそれぞれ設けた、レーザービー
ムによって走査露光される前記感光体に形成される潜像
をトナーにより現像する現像器と、前記トナーを収容す
るトナー収容部と、前記感光体を清掃するクリーニング
装置と、前記感光体に直接入射するレーザービームの第
1の光路平面を含む第1の光路空間と、前記クリーニン
グ装置により前記感光体から除去された廃トナーを収容
するために前記第1の光路平面を挟んで前記トナー収容
部と対向するように配置された廃トナー収容部と、前記
感光体に直接入射しないレーザービームの第2の光路平
面を含む第2の光路空間とを備え、前記第2の光路平面
は前記トナー収容部を挟んで前記第1の光路平面の反対
側に位置し、前記トナー収容部が、前記第2の光路空間
の外側の前記第2の光路平面を含む領域に凸部を備え、
前記廃トナー収容部が前記凸部に対応する凹部を備える
ことにより、隣り合うプロセスカートリッジの前記凸部
と前記凹部とが嵌合するように構成されている点にあ
る。これにより、装置本体の構成を変えずに、初期充填
トナー量を多くして記録可能枚数を増加することができ
る。
【0018】また、本発明による画像形成装置は、上述
のような構成を有する複数の色のプロセスカートリッジ
を着脱自在に保持し、各プロセスカートリッジを順次、
像形成位置へ移動するユニット移動手段と、前記像形成
位置にあるプロセスカートリッジの感光体を露光する露
光装置と、前記像形成位置にある感光体に形成された各
色のトナー像を順次重ねるように転写してカラートナー
像を形成する中間転写ベルトと、前記中間転写ベルト上
に形成されたカラートナー像を再転写位置にて記録用紙
に転写する再転写手段とを備えていることを特徴とす
る。これにより、小型でありながら、記録可能枚数の多
い画像形成装置を実現できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図1〜24を用いて説明する。 (実施形態1)図1は本発明の実施形態1によるプロセ
スカートリッジの横断面を示している。図1において、
1はプロセスカートリッジ本体である。2はドラム状の
形状を持つ感光体である。3bは現像器であり、感光体
2の長手方向に沿って感光体2に近接して配置されてい
る。3aは現像器3bに回転可能に支持された現像ロー
ラである。現像ローラ3aはアルミニウム、ステンレス
材等の金属、およびウレタンゴム、シリコーンゴム等の
弾性材料を用いて作られている。3cはゴム板、板バネ
材等の弾性材で作られた層厚規制ブレードであり、先端
部が現像ローラ3bに対して押圧される。
【0020】トナー収容部としてのトナーホッパー4が
感光体2の長手方向に沿って設けられ、その内部にトナ
ーtが収容されている。トナーホッパー4はトナー供給
口3dを介して現像器3bと連通している。5はクリー
ニング装置としてのクリーナユニットであり、感光体2
の長手方向に沿って感光体2に近接して配置されてい
る。5aはゴム等の弾性材料でつくられたクリーニング
ブレードであり、先端部が感光体2に押圧されるように
取り付けられている。
【0021】廃トナー収容部としての廃トナーボックス
6がクリーナユニット5と一体的に形成されている。7
は、感光体2を露光するためのレーザービームLが入射
する露光窓である。レーザービームLは図外のレーザー
ビーム走査装置から発して感光体2を長手方向に露光走
査する。露光窓7から入射したレーザービームLは光路
空間8を通過して感光体2の露光箇所に到達する。トナ
ーホッパー4と廃トナーボックス6とは光路空間8を挟
んで対向するように配置されている。感光体2に近接し
て帯電器9が配置され、この帯電器9によって感光体2
が所定の極性に一様に帯電する。
【0022】図2は、図1のプロセスカートリッジの断
面指示線II−IIによる縦断面図である。図2におい
て、LPは、レーザービームLが走査される光路平面で
ある。LQは、レーザービームLが光路平面LP上で走
査される最大幅を示している。光路空間8は、レーザー
ビームLの走査を妨げないように、LQより広い幅で開
口している。トナーホッパー4は、光路空間8の外側の
光路平面LPを含む領域に凸部4a,4bを有し、この
凸部にもトナーを収容することができる。
【0023】図3は、図2に示すプロセスカートリッジ
の断面指示線III−IIIによる横断面図である。図
3に示すように、光路空間8の外側の領域では、トナー
ホッパー4と廃トナーボックス6とは壁を隔てて接して
いる。
【0024】以上のように構成されたプロセスカートリ
ッジ1が画像形成装置本体の所定位置に装着されると、
動作に必要な機械的駆動系統及び電気回路系統が相互カ
ップリング部材を介して結合し、プロセスカートリッジ
1は機械的、電気的に画像形成装置本体と一体化する。
画像形成装置本体からの機械的駆動力によって、感光体
2及び現像ローラ3aは図1の矢印で示した方向へ回転
する。
【0025】トナーホッパー4内のトナーtは、図示し
ないトナー搬送機構により、トナー供給口3dを通って
現像器3bへ送られる。現像器3bでは、現像ローラ3
aの回転に伴ってトナーtの層が現像ローラ3a上に形
成され、層厚規制ブレード3cによってに一様な薄層に
形成される。このとき、トナーtは層厚規制ブレード3
cとの摩擦によって、所定の極性に帯電される。感光体
2の表面は、帯電器9によって所定の極性で一様に帯電
される。その後、画像信号に従って変調されたレーザー
ビームの露光により、画像パターンに応じた潜像が感光
体2の表面に形成される。その潜像が、現像ローラ3a
上のトナーtによってトナー像として現像される。この
トナー像は、図示しない転写装置及び定着装置によっ
て、受像紙に転写、定着され、印刷物が作成される。受
像紙に転写されなかったトナー像は、クリーニングブレ
ード5aによって感光体2上から掻き取られ、廃トナー
tbとしてクリーナユニット5の内部へ送られる。クリ
ーナユニット5内に送られた廃トナーtbは、新たに掻
き取られた廃トナーによって順次奥へ送られ、最終的に
廃トナーボックス6に収容される。以上の記録動作を繰
り返し行うことにより、複数の印刷物が作成される。
【0026】記録動作を行う度に、画像の印字率に応じ
てトナーtが消費される。初期にトナーホッパー4に充
填したトナーtがほぼ全て消費された時点で、そのプロ
セスカートリッジ1は使用不可能となる。トナーホッパ
ー4は、凸部4a、4bにもトナーを収容するので、そ
の分だけ多くのトナーtを初期充填することができ、従
って記録可能枚数が多くなる。
【0027】以上のように実施形態1によれば、感光体
2の長手方向に沿って、現像器3b、トナーホッパー
4、クリーナユニット5及び廃トナーボックス6を配置
し、光路空間8の外側の光路平面LPを含む領域にトナ
ーホッパー4の凸部4a、4bを設けることにより、従
来の一体型のプロセスカートリッジとの互換性を保ちな
がら、初期充填するトナー量を増やし、記録可能枚数を
増大させることができる。
【0028】(実施形態2)図4に本発明の実施形態2
によるプロセスカートリッジの縦断面図を示す。実施形
態1と同様の部材には同符号を付し、重複する説明は省
略する。41はトナー収容部としてのトナーホッパーで
あり、感光体2の長手方向に沿って配置されている。ト
ナーホッパー41は、光路空間8の外側の光路平面LP
を含む領域に凸部41a,41bを備えている。
【0029】廃トナー収容部としての廃トナーボックス
61が、クリーナユニット5と一体的に形成されてい
る。61a,61bは廃トナーボックス61の凹部であ
り、トナーホッパー41の凸部41a,41bに対応し
て、入れ子構造となる。図5は図4の断面指示線V−V
による横断面図である。図5に示すように、光路空間8
の外側領域では、トナーホッパー41は光路空間8を越
えて廃トナーボックス61側まで達するトナー収容部を
有する。
【0030】本実施形態のプロセスカートリッジ1が装
着された画像形成装置の動作については、実施形態1で
説明した動作と同様である。以上のように、実施形態2
によれば、感光体2の長手方向に沿って、現像器3b、
トナーホッパー41、クリーナユニット5及び廃トナー
ボックス61が配置され、光路空間8の外側の光路平面
LPを含む領域にトナーホッパー41の凸部41a、4
1bが備えられ、トナーホッパー41の凸部41a、4
1bに対応して、廃トナーボックス61が凹部61a、
61bを備え、凸部41a、41bと凹部61a、61
bとが嵌合する。この様な構造により、従来の一体型の
プロセスカートリッジとの互換性を保ちながら、初期充
填するトナー量をさらに増やし、記録可能枚数をさらに
増大させることができる。
【0031】なお、上記実施形態において、トナーホッ
パー41と廃トナーボックス61の入れ子関係を逆にし
てもよい。すなわち、廃トナーボックス61に凸部を設
けて容量を増加させ、その凸部に対応する凹部をトナー
ホッパー41に設ける構造とする。この構造は、初期充
填されるトナー量に比して廃トナーボックス61の容量
が小さく、トナーホッパー41内のトナーtを全て消費
してしまう前に廃トナーボックス41が満杯になってし
まうような場合の改善策として有効である。
【0032】(実施形態3)図6に本発明の実施形態3
によるプロセスカートリッジの縦断面図を示す。実施形
態1と同様の部材には同符号を付し、重複する説明は省
略する。42はトナー収容部としてのトナーホッパーで
あり、感光体2の長手方向に沿って配置されている。図
7は図6の断面指示線VII−VIIによる横断面図で
ある。トナーホッパー42は、光路空間8の両側の領域
にもトナーを収容する。つまり、トナーホッパー42は
光路空間8を越えて、光路平面LPの反対側にもトナー
を収容できる。62は廃トナー収容部としての廃トナー
ボックスで、クリーナユニット5と一体的に形成されて
いる。
【0033】本実施形態のプロセスカートリッジ1が装
着された画像形成装置の動作については、実施形態1で
説明した動作と同様である。以上のように、実施形態3
によれば、感光体2の長手方向に沿って、現像器3b、
トナーホッパー42、クリーナユニット5及び廃トナー
ボックス62が配置され、トナーホッパー42はレーザ
ービームLの光路平面LPを挟んで、その両側の領域に
トナーを収容する。このような構造により、従来の一体
型のプロセスカートリッジとの互換性を保ちながら、初
期充填するトナー量をさらに増やし、記録可能枚数をさ
らに増大させることができる。
【0034】(実施形態4)図8に本発明の実施形態4
によるプロセスカートリッジの縦断面図を示す。実施形
態1と同様の部材には同符号を付し、重複する説明は省
略する。44はトナー収容部としてのトナーホッパーで
あり、感光体2の長手方向に沿って配置されている。6
4は廃トナー収容部としての廃トナーボックスであり、
クリーナユニット5と一体的に形成されている。廃トナ
ーボックス64は、光路空間8の外側の光路平面LPを
含む領域に凸部64a、64bを備えている。図9は、
図8の断面指示線IX−IXによる横断面図である。図
9に示すように、光路空間8の外側領域では、廃トナー
ボックス64とトナーホッパー44とは壁を隔てて接し
ている。
【0035】本実施形態のプロセスカートリッジ1が装
着された画像形成装置の動作については、実施形態1で
説明した動作と同様である。記録動作を行う度に、画像
の印字率に応じてトナーtが消費される。廃トナーボッ
クス64が満杯になると、トナーホッパー44にトナー
tが未だ残っていても、そのプロセスカートリッジ1は
使用できなくなる。この実施形態の廃トナーボックス6
4は、凸部64a、64bにも廃トナーtbを収容でき
るので、その分、多くの廃トナーtbを収容することが
でき、記録可能枚数が多くなる。
【0036】以上のように、実施形態4によれば、感光
体2の長手方向に沿って、現像器3b、トナーホッパー
44、クリーナユニット5及び廃トナーボックス64が
配置され、この廃トナーボックス64は光路平面LPを
挟んで、トナーホッパー44と対向し、光路空間8の外
側の光路平面LPを含む領域に凸部64a、64bを備
えている。このような構造により、従来の一体型のプロ
セスカートリッジとの互換性を保ちながら、収容可能な
廃トナーtbの量を増やし、記録可能枚数を増大させる
ことができる。
【0037】なお、この実施形態4の変形例として、凸
部64a、64bのいずれか一方のみを廃トナーボック
ス64に設け、他方の側にはトナーホッパー44に凸部
を設けるようにしてもよい。つまり、トナーホッパー4
4及び廃トナーボックス64に凸部を一つずつ設け、こ
れらを光路空間8の両側に配置する。この場合は、トナ
ーホッパー44および廃トナーボックス64の両方の容
量を増大させることができる。
【0038】(実施形態5)図10に本発明の実施形態
5によるプロセスカートリッジの縦断面図を示す。実施
形態1と同様の部材には同符号を付し、重複する説明は
省略する。65は廃トナー収容部としての廃トナーボッ
クスで、クリーナユニット5と一体的に形成されてい
る。廃トナーボックス65は、光路平面LPを挟んで、
その両側にトナーを収容する領域を備えている。図11
は図10に示す断面指示線XI−XIによる横断面図で
ある。図11に示すように、廃トナーボックス65は光
路空間8を越えて、光路平面LPの反対側にも廃トナー
を収容できる。45はトナー収容部としてのトナーホッ
パーであり、感光体2の長手方向に沿って配置されてい
る。
【0039】本実施形態のプロセスカートリッジ1が装
着された画像形成装置の動作については、実施形態4で
説明した動作と同様である。以上のように、実施形態5
によれば、感光体2の長手方向に沿って、現像器3b、
トナーホッパー45、クリーナユニット5及び廃トナー
ボックス65が配置され、この廃トナーボックス65は
光路平面LPを挟んで、トナーホッパー45と対向し、
光路平面LPの両側領域に廃トナーを収容する。このよ
うな構造により、従来の一体型のプロセスカートリッジ
との互換性を保ちながら、収容可能な廃トナーtbの量
を増やし、記録可能枚数をさらに増大させることができ
る。
【0040】(実施形態6)図12に本発明の実施形態
6によるプロセスカートリッジの縦断面図を示す。実施
形態1と同様の部材には同符号を付し、重複する説明は
省略する。46はトナー収容部としてのトナーホッパー
であり、感光体2の長手方向に沿って配置されている。
46a、46bはトナーホッパー46の凸部である。L
P1は、感光体2に直接入射するレーザービームL1
(図13参照)が走査される第1の光路平面である。8
1は第1の光路平面LP1を含む第1の光路空間であ
り、第1の光路平面に対応してレーザービームL1の走
査を妨げないように開口している。
【0041】第2の光路平面LP2が、トナーホッパー
46を挟んで第1の光路平面LP1と平行に位置する。
この第2の光路平面LP2は、感光体2に直接入射しな
いレーザービームL2(図13参照)が走査される平面
である。82は、第2の光路平面LP2を含む第2の光
路空間であり、レーザービームL2の走査を妨げないよ
うに形成されている。
【0042】廃トナー収容部としての廃トナーボックス
66が、第1の光路空間81を挟んで、トナーホッパー
46と対向するように配置されている。トナーホッパー
46は、第2の光路空間82の外側の第2の光路平面L
P2を含む領域に凸部46a、46bを備えている。図
13は図12の断面指示線XIII−XIIIによる横
断面図である。図13に示すように、トナーホッパー4
6は、第2の光路空間82の外側領域にもトナーを収容
できる。11、12はレーザービームの進路を変えるた
めの反射鏡である。図13に示すように、第2のレーザ
ービームL2が反射鏡12、11で折り返して第1のレ
ーザービームL1となり、感光体2の露光部を照射す
る。図12において、LQ1は第1のレーザービームL
1が第1の光路平面LP1上で走査される最大幅であ
り、LQ2は第2のレーザービームL2が第2の光路平
面LP2上で走査される最大幅である。第2のレーザー
ビームL2は第1のレーザービームL1よりもレーザー
ビーム走査装置に近い上手側に位置するので、LQ1>
LQ2の関係になる。
【0043】本実施形態のプロセスカートリッジ1が装
着された画像形成装置の動作は、基本的には実施形態1
で説明した動作と同様である。実施形態1の動作と異な
る点は、第2のレーザービームL2が、第2の光路空間
82を通過した後、反射鏡12、11で折り返されて第
1のレーザービームL1となり感光体2を走査露光する
こと、そしてトナー収容部の容積を増やす凸部46a、
46bが第2の光路空間82の両側に設けられているこ
とである。
【0044】以上のように、実施形態6によれば、感光
体2の長手方向に沿って、現像器3b、トナーホッパー
46、クリーナユニット5及び廃トナーボックス66が
配置され、トナーホッパー46は、第2の光路空間82
の外側の第2の光路平面LP2を含む領域に、凸部46
a、46bを備えている。このように、第1の光路空間
81の外側領域よりも広い領域を確保することが可能な
上手側の第2の光路空間82の外側領域に凸部46a、
46bを設けることにより、初期充填するトナー量をさ
らに増やし、記録可能枚数をさらに増大させることがで
きる。
【0045】(実施形態7)図14に本発明の実施形態
7によるプロセスカートリッジの縦断面図を示す。実施
形態6と同様の部材には同符号を付し、重複する説明は
省略する。47はトナー収容部としてのトナーホッパー
であり、感光体2の長手方向に沿って配置されている。
トナーホッパー47は、第2の光路平面LP2を挟ん
で、その両側の領域にトナーを収容する。図15は図1
4の断面指示線XV−XVによる横断面図である。トナ
ーホッパー47は第2の光路空間82を越えて、第2の
光路平面LP2の反対側にもトナーを収容できる。67
は廃トナー収容部としての廃トナーボックスであり、ク
リーナユニット5と一体的に形成されている。
【0046】本実施形態のプロセスカートリッジ1が装
着された画像形成装置の動作は、基本的には実施形態6
で説明した動作と同様である。以上のように、実施形態
7によれば、感光体2の長手方向に沿って、現像器3
b、トナーホッパー47、クリーナユニット5及び廃ト
ナーボックス67が配置され、トナーホッパー47は、
第2の光路平面LP2を挟んで、その両側の領域にトナ
ーを収容する。このような構造により、初期充填するト
ナー量をさらに増やし、記録可能枚数をさらに増大させ
ることができる。
【0047】(実施形態8)図16に本発明の実施形態
8によるプロセスカートリッジの縦断面図を示す。実施
形態6と同様の部材には同符号を付し、重複する説明は
省略する。48はトナー収容部としてのトナーホッパー
であり、感光体2の長手方向に沿って配置されている。
68は廃トナー収容部としての廃トナーボックスであ
り、クリーナユニット5と一体的に、第1の光路空間8
1を挟んで、トナーホッパー48と対向して配置されて
いる。
【0048】廃トナーボックス68を挟んで、第1の光
路平面LP1に対向するように第2の光路平面LP3が
設けられている。この第2の光路平面LP3は、感光体
2に直接入射しないレーザービームL3(図17参照)
が走査される平面である。83は第2の光路空間であ
り、第2の光路平面LP3に対応してレーザービームL
3の走査を妨げないように形成されている。廃トナーボ
ックス68は、第2の光路空間83の外側の第2の光路
平面LP3を含む領域に凸部68a、68bを備えてい
る。
【0049】図17は図16の断面指示線XVII−X
VIIによる横断面図である。図17に示すように、廃
トナーボックス68は、第2の光路空間83の外側領域
にも廃トナーを収容することができる。13、14はレ
ーザービームの進路を変える反射鏡である。図17に示
すように、第2のレーザービームL3は反射鏡13、1
4で折り返し、第1のレーザービームL1として感光体
2へ入射する。
【0050】本実施形態のプロセスカートリッジ1が装
着された画像形成装置の動作は、基本的には実施形態6
で説明した動作と同様である。実施形態6の動作と異な
る点は、第2のレーザービームL3が、第2の光路空間
83を通過した後、反射鏡13、14で折り返されて第
1のレーザービームL1として感光体2を走査露光する
ことと、そして、廃トナーボックス68の容積を増加さ
せる凸部68a、68bが設けられていることである。
【0051】以上のように、実施形態8によれば、感光
体2の長手方向に沿って、現像器3b、トナーホッパー
48、クリーナユニット5及び廃トナーボックス68が
配置され、第1の光路空間81及び第1の光路平面LP
1を挟んでトナーホッパー48と対向する位置に配置さ
れた廃トナーボックス68が、第2の光路空間83の外
側の第2のレーザービームL3の光路平面LP3を含む
領域に、凸部68a、68bを備えている。このよう
に、第1の光路空間81の外側領域よりも広い領域を確
保可能な上手側の第2の光路空間82の外側領域に凸部
68a、68bを設けることにより、収容可能な廃トナ
ーの量を増やし、記録可能枚数をさらに増大させること
ができる。
【0052】(実施形態9)図18に本発明の実施形態
9によるプロセスカートリッジの縦断面図を示す。実施
形態8と同様の部材には同符号を付し、重複する説明は
省略する。49はトナー収容部としてのトナーホッパー
であり、感光体2の長手方向に沿って配置されている。
69は廃トナー収容部としての廃トナーボックスであ
り、クリーナユニット5と一体的に、第1の光路空間8
1を挟んでトナーホッパー49と対向するように配置さ
れている。廃トナーボックス69は、第2の光路平面L
P3を挟んで、その両側の領域に廃トナーを収容するよ
う構成されている。
【0053】図19は図18の断面指示線XIX−XI
Xによる横断面図である。図19に示すように、廃トナ
ーボックス69は第2の光路空間83を越えて、第2の
光路平面LP3の反対側にもトナーを収容できる。
【0054】本実施形態のプロセスカートリッジ1が装
着された画像形成装置の動作は、基本的には実施形態6
で説明した動作と同様である。以上のように、実施形態
9によれば、感光体2の長手方向に沿って、現像器3
b、トナーホッパー49、クリーナユニット5及び廃ト
ナーボックス69が配置され、第1の光路空間81及び
第1の光路平面LP1を挟んでトナーホッパー49と対
向する位置に配置された廃トナーボックス69が、第2
の光路平面LP3を挟んで、その両側の領域に廃トナー
を収容する。このような構造により、収容可能な廃トナ
ーの量を増やし、記録可能枚数をさらに増大させること
ができる。なお、実施形態1〜9において、感光体に直
接入射しない第2のレーザービームは、感光体に入射す
る前に少なくとも一度、反射鏡で反射し、またはレンズ
を通過する。従って、感光体に直接入射する第1のレー
ザービームL1と直接入射しない第2のレーザービーム
L2またはL3との間には、1枚以上の反射鏡またはレ
ンズが配置されていればよい。また、レーザービームL
2またはL3は、必ずしも光路空間82または83を構
成するプロセスカートリッジに支持される感光体2へ入
射するものである必要はない。すなわち、光路空間82
または83を構成するプロセスカートリッジとは別の
(隣の)プロセスカートリッジに支持される感光体に入
射するレーザービームであっても良い。
【0055】また、第1の光路空間81と第2の光路空
間82または83とが同じ幅を有していても良い。ま
た、実施形態1〜9では、プロセスカートリッジ1が単
独で用いられているが、これに限らず、複数のプロセス
カートリッジを用いる画像形成装置に本発明を適用する
こともできる。
【0056】(実施形態10)図20に本発明の実施形
態10によるプロセスカートリッジを用いた画像形成装
置の概略構成図を示す。図20において、201は画像
形成装置の本体であり、図面の右側が装置の前面であ
る。201Aは前面板であり、外装筐201Dに対して
下部のヒンジ軸201Bを中心に手前へ倒し、または起
こすことにより、開閉自在である。紙詰まり時、中間転
写ベルトユニット202の交換時のように装置内部のメ
ンテナンスが必要な時は、前面板201Aを開いて装置
内部を大きく解放する。202は中間転写ベルトユニッ
トである。図21に中間転写ベルトユニット202の断
面構成を示す。中間転写ベルトユニット202は、ユニ
ットケース203、中間転写ベルト204、転写ガイド
ローラ209、再転写バックアップローラ206、駆動
ローラ208、テンションローラ205、廃トナー溜め
210、およびクリーナユニット215を備えている。
【0057】駆動ローラ208は、転写ガイドローラ2
09、再転写バックアップローラ206およびテンショ
ンローラ205より上方に配置され、装置本体201の
駆動手段から駆動力を与えられ、中間転写ベルト204
を矢印Yの方向へ駆動する。駆動ローラ208は、再転
写バックアップローラ206から駆動ローラ208へ向
かう中間転写ベルト204が外側に対してオーバーハン
グになるように、再転写バックアップローラ206より
図の右側へ張り出して配置されている。
【0058】クリーナユニット215は、クリーニング
ブレード207、トナー受け217およびカムフォロワ
216を備え、揺動軸218の周りで揺動可能に取り付
けられている。また、クリーナユニット215は、図示
しないバネ等の付勢手段により、クリーニングブレード
207が中間転写ベルト204を介して駆動ローラ20
8へ押し当てられる。クリーナユニット215と廃トナ
ー溜め210とは、連通口を通じて連通しており、クリ
ーニングブレード207が掻き落とした廃トナーをスク
リュー軸等の公知手段によって、中間転写ベルト4の内
周側に配置された廃トナー溜め210へ搬送する。
【0059】中間転写ベルト204は、厚さ100μm
のエンドレスベルト状の半導電性の(中程度の電気抵抗
を有する)ウレタンを基材とし、表面層はPFA・PT
FE等のフッ素樹脂を用いて全体で100〜500μm
の厚さとしている。
【0060】A4サイズあるいはレターサイズをフルカ
ラープリントするために、中間転写ベルト204の周長
は、最大受像紙サイズであるA4受像紙の長手方向の長
さ(297mm)に、感光体ドラム(直径30mm)の
周長の半分より若干長い長さ(80mm)を足した37
7mmに設定している。このとき、再転写バックアップ
ローラ206の再転写位置から駆動ローラ208のクリ
ーニングブレード7との当接部までの中間転写ベルト2
04の周長は、80mmの距離より短く、75mmにな
るように設定されている。
【0061】駆動ローラ208および再転写バックアッ
プローラ206の直径は30mmである。また、テンシ
ョンローラ205および転写ガイドローラ209の直径
は15mmである。中間転写ベルト204の周長は、各
ローラの外周長の整数倍に設定されており、これにより
各色の像の位置ずれが防止できる。
【0062】プリンタ左側中央にはイエロー、マゼン
タ、シアン、黒の各色用の4組の略扇形をしたプロセス
カートリッジ221Y、221M、221C、221B
kがプロセスカートリッジ群222を構成し、図のよう
に円筒状に配置されている。各プロセスカートリッジ
は、装置本体の上面板201Cを開いてプロセスカート
リッジ221の挿入口を解放することにより、プロセス
カートリッジ群222の所定の位置に対して着脱操作す
ることができる。プロセスカートリッジ221が装置内
の所定の位置に位置決めされると、プロセスカートリッ
ジ側と装置本体側との機械駆動系および電気回路系が相
互カップリング部材(図示せず)を介して結合し、プロ
セスカートリッジ221と装置本体とが機械的・電気的
に一体化する。
【0063】円筒状に配置されているプロセスカートリ
ッジ221Y、221M、221C、221Bkは支持
体に支持されており、プロセスカートリッジ群222全
体として、ユニット移動手段である移動モータ223に
駆動され、円筒状の軸224の周りに回転する。像形成
時に各プロセスカートリッジは回転移動によって、前述
の中間転写ベルト204を支持する転写ガイドローラ2
09とテンションローラ205との間の転写位置に対向
する像形成位置225に順次移動して位置決めされる。
像形成位置225はレーザ光による露光位置でもあり、
この位置においてのみプロセスカートリッジは作像動作
を行う。
【0064】図22にプロセスカートリッジ221の横
断面を示す。黒、イエロー、マゼンタ、シアンの4色の
プロセスカートリッジ221Bk、221Y、221
M、221Cは、中に入れられたトナーだけが異なり、
構造は全く同じであるので、各色を表すアルファベット
Bk、Y、M、Cを除いた番号221をプロセスカート
リッジの代表番号として用いる。他の部材についても、
各色の区別をする必要がある場合に限って、その部材の
代表番号に各色を表すアルファベットを付すこととす
る。
【0065】図22において、327はドラム状の感光
体である。331は現像器であり、感光体327の長手
方向に沿って感光体327に近接して配置されている。
333は現像器331に回転可能に支持された現像ロー
ラである。335はドクターブレードで、現像ローラ3
33とわずかな隙間を開けて取り付けられている。33
2はトナー収容部としてのトナーホッパーであり、内部
にトナー336を収容する。トナーホッパー332は感
光体327の長手方向に沿い、現像器331と一体的に
構成されている。338はクリーニング装置としてのク
リーナユニットであり、感光体327の長手方向に沿っ
て感光体327に近接して配置されている。339はゴ
ム等の弾性材料で作られたクリーニングブレードであ
り、先端部が感光体327に押圧されるように取り付け
られている。340は廃トナー収容部としての廃トナー
ボックスであり、クリーナユニット338と一体的に形
成されている。
【0066】感光体327に入射する第1のレーザービ
ーム301が走査される第1の光路平面307は、図2
2では第1のレーザービーム301と同一の線で示され
ている。303は第1の光路平面307を含む第1の光
路空間であり、レーザービーム301の走査を妨げない
ように開口している。トナーホッパー332と廃トナー
ボックス340とは第1の光路空間303を挟んで対向
するように配置されている。302は感光体327に直
接入射しない第2のレーザービームである。308は第
2のレーザービーム302が走査される第2の光路平面
であり、トナーホッパー332を挟んで、第1の光路平
面307と所定の角度を成している。第2の光路平面3
08は第2のレーザービーム302と同一の線で示され
ている。328は感光体327をマイナス電位に帯電す
るコロナ帯電器であり、感光体327に近接配置されて
いる。329は感光体327の帯電電位を一定に制御す
るためのグリッドである。
【0067】感光体327の直径は30mmであり、周
速100mm/sで矢印方向に回転する。現像ローラ3
33は直径16mmであり、周速140mm/sで回転
する。プロセスカートリッジ221の外面の一部である
平面304及び305は、いずれもプロセスカートリッ
ジ群222(図20参照)の回転中心からの放射方向に
沿っており、平面304と305とが成す角は約90度
である。したがって、4つのプロセスカートリッジ22
1を等間隔で円筒状に配置することができる。
【0068】図23はプロセスカートリッジ221の外
観を示す斜視図である。図23において、306は第2
の光路平面308(図22参照)を含む第2の光路空間
であり、レーザービーム302の走査を妨げないように
形成されている。332a、332bはトナーホッパー
332の凸部である。凸部332a、332bは、第2
の光路空間306の外側の第2の光路平面308を含む
領域に形成されている。340a、340bは廃トナー
ボックス340の凹部である。凹部340a、340b
は、プロセスカートリッジ221が図20に示すように
装置本体201に装着されたとき、隣のプロセスカート
リッジ221の凸部332a、332bに嵌合する。第
2の光路306の両端の壁面309a、309bは、レ
ーザービーム302の走査幅に沿って、図23の奥から
手前に向かって間隔が広がるように形成されている。凹
部340a、340bの壁面310a、310bは、隣
の嵌合するプロセスカートリッジ221の凸部332
a、332bの壁面309a、309bに対応して、図
23の手前から奥に向かって広がるように形成されてい
る。
【0069】再び図20に戻って説明を続ける。243
は再転写手段としての再転写ローラであり、中間転写ベ
ルト204を介して再転写バックアップローラ206に
当接する。253は給紙ユニットであり、記録用紙24
2を収納し本体201の下部に装着される。244はレ
ーザ露光装置である。レーザ露光装置244は、外装筐
201D内のプロセスカートリッジ群222、中間転写
ベルトユニット202、給紙ユニット253および紙ガ
イド254によって囲まれた空間に、ポリゴンミラー2
45の回転面が水平面に対して42度傾いた姿勢で配置
されている。249はセンターミラーであり、その反射
面の法線が水平方向から3度下を向く姿勢で軸224内
に固定されている。センターミラー249の反射面が真
横より下向きにするのは、トナーによる汚れをできるだ
け少なくするためである。
【0070】レーザ露光装置244から発したレーザー
ビーム226は、画像情報の時系列電気信号に対応して
おり、マゼンタ用プロセスカートリッジ221Mの第2
の光路空間306Mを通って、軸224の一部に開けら
れた窓を通して仰角18度でセンターミラー249に入
射する。センターミラー249で反射した後のレーザー
ビーム301は、像形成位置225にあるプロセスカー
トリッジ221Yの第1の光路空間303Yを通って感
光体327Yの左側面の露光部に仰角12度で入射し感
光体の長手方向に走査される。
【0071】レーザービーム226は、プロセスカート
リッジ221Yと221Mとの隙間からセンターミラー
249へ入射している。すなわち、プロセスカートリッ
ジ221Yの第1の光路空間303Yを挟んで、プロセ
スカートリッジ221Yの現像器331Yと反対の側か
らレーザービームがセンターミラー249へ入射する。
【0072】例えば、使用頻度の高い黒用プロセスカー
トリッジ221Bkの容量を他の色よりも大きくするた
めに、黒用プロセスカートリッジ221Bkの扇形断面
の角度を120度とし、イエロー、マゼンタ、シアン用
のプロセスカートリッジ221Y、221M、221C
の扇形断面の角度をそれぞれ80度とする。この場合、
黒用プロセスカートリッジ221Bkについては、現像
器331Bkの扇形角度を90度、クリーナユニット3
38Bkを30度とし、他のプロセスカートリッジ22
1Y、221M、221Cについては、現像器331
Y、331M、331Cの扇形角度を50度、クリーナ
ユニット338Y、338M、338Cの扇形角度を3
0度とする。このようにして、上述した他の構成要素の
配置を変えることなく、黒用プロセスカートリッジ22
1Bkのトナーホッパ332Bkの容量を他の色より大
きくすることができる。なお、図20において、251
は定着器である。
【0073】以上のようなプロセスカートリッジ及びそ
れを用いた画像形成装置の動作を以下に説明する。図2
0に示す画像形成装置において、最初にイエローの像形
成が行われる。プロセスカートリッジ221Yの動作を
図22を用いて説明する。グリッド329に−450V
の電圧を印加した帯電器328により感光体327を−
450Vに帯電させ、この感光体327にレーザービー
ム301を照射して静電潜像を形成する。レーザ露光装
置244内のミラーで反射したレーザービーム302
(図20の226)は、マゼンタのプロセスカートリッ
ジ221Mの第2の光路空間306M(図23参照)を
通過する。その後、センターミラー249(図20参
照)で反射され、レーザービーム301として、イエロ
ーのプロセスカートリッジ221Yの第1の光路空間3
03Yを通過し、感光体327に到達する。このとき感
光体327の露光電位は−50Vである。レーザービー
ム226は、レーザ露光装置244内のミラーとセンタ
ーミラー249とで2回反射して略Z字状の進路をとる
ことになる。
【0074】レーザービームで露光された感光体327
は、イエロートナーを担持した現像ローラ333により
現像される。感光体327の未帯電領域が通過するとき
は、現像ローラ333に100Vの直流電圧が印加され
る。その後、−450Vに帯電し静電潜像が書き込まれ
た領域が通過するときは、現像ローラ333に−250
Vの直流電圧が印加される。この結果、感光体327上
にイエロートナー像が形成される。このときプロセスカ
ートリッジ群222は図20に示す位置にある。イエロ
ーのプロセスカートリッジ221Yは像形成位置225
にあり、感光体327が中間転写ベルト204に接触し
ている。
【0075】上述のようにして、イエロートナーによる
像形成が行われる。この時、中間転写ベルト204の移
動速度は、トナー像の中抜け転写を防ぐために感光体3
27の周速度に比べ1.5%速くなるように設定されて
おり、像形成と同時にイエロートナー像が中間転写ベル
ト204上に転写される。このとき転写ガイドローラ2
09とテンションローラ205には、+1.0kVの直
流電圧が印加されている。
【0076】イエローのトナー像がすべて転写し終わっ
た後、プロセスカートリッジ群222の全体が移動モー
タ223に駆動されて図20の矢印Q方向に90度回転
する。そして、プロセスカートリッジ221Mが像形成
位置225に移動する。プロセスカートリッジ群222
の回転が停止してプロセスカートリッジ221Mが像形
成位置225に到達すると、今度はマゼンタの画像信号
で変調されたレーザービームがレーザ露光装置244か
ら発せらる。そして、このレーザービームによってプロ
セスカートリッジ221Mの感光体が露光され、マゼン
タのトナー像の形成と転写が行われる。このときまでに
中間転写ベルト20は1回転し、位置検出器からの信号
に基づいてマゼンタの信号光の書き込みタイミングが制
御される。このようにして、すでに転写されたイエロー
のトナー像にマゼンタのトナー像が位置合わせして重ね
られる。この間、再転写ローラ243は中間転写ベルト
204と接触しない位置に退避している。
【0077】また、クリーニングユニット215は、図
20及び21に示すように、本体201の離接カム25
2によってカムフォロワ216が押され、揺動軸218
を支点に矢印Pの方向へ回動する。その結果、クリーニ
ングブレード207およびトナー受け217が中間転写
ベルト204から離間しているので、やはり中間転写ベ
ルト204上のトナー像を乱さない。さらに、クリーニ
ングブレード207が中間転写ベルト204のオーバー
ハング部に当接しており、クリーニングブレード207
の離間時もトナー受け217がクリーニングブレード2
07の先端よりも中間転写ベルト204側にあるので、
クリーニングブレード207の離接動作の際にクリーニ
ングブレード207に付着している廃トナーがトナー受
け217より下へこぼれ落ちることがない。
【0078】その後、再び、プロセスカートリッジ群2
22全体が移動モータ223に駆動されて矢印Q方向に
90度回転し、シアンのプロセスカートリッジ221C
が像形成位置225に移動する。そして、シアントナー
による像形成がイエローおよびマゼンタと同様にして行
われる。
【0079】最後に、プロセスカートリッジ群222の
全体が矢印Q方向に90度回転して黒のプロセスカート
リッジ221Bkが像形成位置225に移動し、黒トナ
ーによる像形成が行われる。中間転写ベルト204上に
は4色のトナー像が位置合わせされた状態で重ね合わさ
れ、フルカラー像が形成される。この後、再転写ローラ
243が再転写バックアップローラ206に押圧され、
3kVの電圧が印加され、給紙ユニット253から紙ガ
イド254に導かれて送られる記録用紙242に、4色
のトナー像が一括して転写される。記録用紙に転写され
たトナー像は定着器251により定着される。
【0080】次の画像形成に備えて、プロセスカートリ
ッジ群222は移動モータ223に駆動されて図20の
矢印Q方向にさらに90度回転移動し、再びイエローの
プロセスカートリッジ221Yが像形成位置225に移
動する。このようにして、例えば1分間に2.5枚のフ
ルカラーのA4サイズプリントが得られる。
【0081】図20において、装置本体の上面板201
Cを開くと、像形成位置225にあるイエローのプロセ
スカートリッジは取り外せないが、待機位置にある黒の
プロセスカートリッジ221Bkは着脱することができ
る。感光体327を待避するというような動作を行わな
くても、感光体327および中間転写ベルト204に傷
を付けることなくプロセスカートリッジごと着脱するこ
とができる。前述のように隣り合うプロセスカートリッ
ジ221の凹部と凸部が互いに嵌合しているが、装置本
体の上面板201Cを開いてプロセスカートリッジを着
脱する際の障害にはならない。この着脱方向は、中間転
写ベルトユニット202の着脱方向に対して、30度以
上90度以下であることが望ましい。30度以下である
と像形成位置225にある現像器331のトナーホッパ
ー332の容量を十分確保することが難しく、90度以
上になると奥(図20の左側)から手前に向かってプロ
セスカートリッジを挿入することになり、作業性が悪く
なるからである。
【0082】トナーホッパー332は、その凸部332
a、332bが第2の光路空間の外側で大きく突出して
いるので、初期充填するトナーを多くすることができ
る。また、プロセスカートリッジを円筒状に配置して、
隣り合うプロセスカートリッジの凸部と凹部を嵌合さ
せ、カートリッジ間の隙間にレーザービーム302を通
し、第2の光路306の外側領域にもトナー336を収
容するので、無駄な空間が格段に少なくなっている。
【0083】以上のように実施形態10によれば、複数
のプロセスカートリッジ221を、プロセスカートリッ
ジ群222として略円筒状に配置し、プロセスカートリ
ッジ群222全体として回転移動させて、複数のプロセ
スカートリッジ221を順次動作させる画像形成装置に
おいて、ドラム状の感光体327と、感光体327の長
手方向に沿って設けた現像器331、トナーホッパー3
32、クリーニングユニット338、および廃トナーボ
ックス340を配置し、廃トナーボックス340は第1
の光路平面307を含む第1の光路空間303を挟ん
で、トナーホッパー332と対向する位置に配置する。
そして、トナーホッパー332が第2の光路空間306
の外側の第2の光路平面308を含む領域に凸部332
a、332bを備え、廃トナーボックス340が凹部3
40a、340bを備える。隣り合うプロセスカートリ
ッジ221の凸部332a、332bと凹部340a、
340bとが互いに嵌合することにより、プロセスカー
トリッジ群222全体の大きさを変えずに、トナーホッ
パー332に初期充填するトナー量を増やし、記録可能
枚数を増加することができる。
【0084】さらに、複数のプロセスカートリッジを、
装置本体に対して着脱可能に保持するとともに、像形成
位置とその他の待機位置との間で各プロセスカートリッ
ジを回転移動させる移動モータ223と、レーザ露光装
置244と、中間転写ベルト204と、再転写ローラ2
43とを備えたことにより、従来の装置より空間利用効
率が高く、小型の画像形成装置を実現することができ
る。
【0085】また、各プロセスカートリッジの外面の一
部に、プロセスカートリッジ群222の回転中心からの
放射方向に沿う2つの平面304、305が含まれるこ
とにより、複数のプロセスカートリッジを円筒状に配置
したときの空間利用効率を高めることができる。
【0086】さらに、第2の光路空間306の両端の壁
面309a、309bが、レーザービーム302の走査
幅に沿った形状を備えることにより、無駄な空間をさら
に削減して、トナーホッパー221の容量を増加するこ
とができる。
【0087】本実施形態のプロセスカートリッジ群の変
形例を図24に示す。図24において、プロセスカート
リッジ群402は、円筒状に配置された黒、イエロー、
マゼンタ、シアンの4色のプロセスカートリッジ403
Bk,403Y,403M,403Cを備えている。4
04は感光体430を露光するレーザービーム405が
通過する光路空間である。406はトナー収容部として
のトナーホッパーであり、実施形態1と同様に、光路空
間404の外側の光路平面を含む領域に凸部を備えてい
る。407は廃トナー収容部としての廃トナーボックス
であり、クリーナユニットと一体的に、光路空間404
を挟んでトナーホッパー406と対向するように配置さ
れている。401はレーザ露光装置であり、軸421の
内側に配置されている。このような構成により、プロセ
スカートリッジ群402内の空間をさらに有効に使用し
て、小型の画像形成装置を実現することができる。
【0088】本実施形態において、図22、図23等に
示したプロセスカートリッジ221の形状は一例であっ
て、他の形状を採用しても良い。また、4個のプロセス
カートリッジ221を組み合わせて円筒状のプロセスカ
ートリッジ群を構成しているが、各プロセスカートリッ
ジ221の外周面は必ずしも円周面である必要はなく、
例えば平面状であってもよい。
【0089】図22において、第1の光路空間303を
通るレーザービーム301は、第1の光路空間303を
備えるプロセスカートリッジ221に隣接するプロセス
カートリッジの第2の光路306を通るレーザービーム
302がセンターミラー249で反射されたものであ
る。しかし、プロセスカートリッジ221の構造および
レーザー露光装置244の位置等に応じて、プロセスカ
ートリッジ221の第2の光路306を通ったレーザー
ビーム302が反射して同一のプロセスカートリッジ2
21の第1の光路空間303を通るレーザービーム30
1となる構造を採用しても良い。あるいは、プロセスカ
ートリッジの第1の光路空間303を通るレーザービー
ム301が、同一のプロセスカートリッジでもなく、隣
接するプロセスカートリッジでもないプロセスカートリ
ッジの第2の光路306を通って来たものであってもよ
い。また、レーザービームの進路を変える手段としてミ
ラーに代えてプリズムを用いても良いし、レーザービー
ムがレンズ等の光学部品を通過する構造としても良い。
【0090】また、図20における中間転写ベルトユニ
ット202、レーザ露光装置244、401、再転写ロ
ーラ243、および定着器251の構成および配置につ
いてもこれに限定されるわけではない。
【0091】本実施形態のプロセスカートリッジ221
は、上述の画像形成装置以外にのみ用いられるものでは
なく、他の形態の画像形成装置に用いても良い。また、
プロセスカートリッジ221は、必ずしも4色のプロセ
スカートリッジを一組として用いる必要はない。使用す
る画像形成装置に合わせて、単色で使用しても良いし、
2色以上の複数のプロセスカートリッジ221を組み合
わせて使用しても良い。また用いるトナーの色も限定さ
れない。プロセスカートリッジ221の第1の光路空間
303の外側の第1の光路平面307を含む領域にトナ
ーホッパー332の凸部をさらに設けても良い。
【0092】隣り合うプロセスカートリッジ221の間
は、取付誤差や、寸法精度、動作中の振動等を考慮し
て、適当なクリアランスを設けることが望ましい。ま
た、本実施形態の説明において、感光体327の直径を
30mm、周速を100mm/sとしたが、これらの値
は一例であって、これに限定されるわけではない。同様
に、現像方式、印加電圧、中間転写ベルト204の周速
等のプロセス条件についても、実施形態の中で述べた例
に限定されない。
【0093】また、各実施形態において、トナーホッパ
ーと廃トナーボックスとが一体的に構成されている例を
説明したが、これらは別体であっても良い。その場合、
トナーボックスと廃トナーボックスとの間は、取付誤
差、寸法制度、動作中の振動等を考慮して適当なクリア
ランスを設けるのが望ましい。また、廃トナーボックス
あるいはクリーナユニットのないプロセスカートリッジ
に本発明を適用することも可能である。
【0094】現像、帯電、クリーニング等の電子写真プ
ロセスは、実施形態で説明した方式に限定されず、どの
ような公知の方式を用いても良い。また、各プロセス要
素の材質も限定されない。さらに、本発明のプロセスカ
ートリッジは、いわゆるタンデム型の画像形成装置に用
いることもできる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来の小形のプロセスカートリッジの外観形状を実質的
に変えることなく、トナー収容部又は廃トナー収容部の
容積を増加させ、これによって記録可能枚数を増加する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1によるプロセスカートリッ
ジの構成を示す横断面図
【図2】図1の断面指示線II−IIによる縦断面図
【図3】図2の断面指示線III−IIIによる横断面
【図4】本発明の実施形態2によるプロセスカートリッ
ジの構成を示す縦断面図
【図5】図4の断面指示線V−Vによる横断面図
【図6】本発明の実施形態3によるプロセスカートリッ
ジの構成を示す縦断面図
【図7】図6の断面指示線VII−VIIによる横断面
【図8】本発明の実施形態4によるプロセスカートリッ
ジの構成を示す縦断面図
【図9】図8の断面指示線IX−IXによる横断面図
【図10】本発明の実施形態5によるプロセスカートリ
ッジの構成を示す縦断面図
【図11】図10の断面指示線XI−XIによる横断面
【図12】本発明の実施形態6によるプロセスカートリ
ッジの構成を示す縦断面図
【図13】図12の断面指示線XIII−XIIIによ
る横断面図
【図14】本発明の実施形態7によるプロセスカートリ
ッジの構成を示す縦断面図
【図15】図14の断面指示線XV−XVによる横断面
【図16】本発明の実施形態8によるプロセスカートリ
ッジの構成を示す縦断面図
【図17】図16の断面指示線XVII−XVIIによ
る横断面図
【図18】本発明の実施形態9によるプロセスカートリ
ッジの構成を示す縦断面図
【図19】図18の断面指示線XIX−XIXによる横
断面図
【図20】本発明の実施形態10によるプロセスカート
リッジ及びそれを用いた画像形成装置の概略構成図
【図21】中間転写ベルトユニット202の概略構成図
【図22】プロセスカートリッジの構成を示す横断面図
【図23】プロセスカートリッジの外観を示す斜視図
【図24】プロセスカートリッジ群の変形例を表す概略
構成図
【図25】従来のプロセスカートリッジの構成を示す断
面図
【符号の説明】
1,221,403 プロセスカートリッジ 2,327,430 感光体 3a,333 現像ローラ 3b,331 現像器 3c 層厚規制ブレード 3d トナー供給口 4,41,42,44,45,46,47,48,4
9,332,406 トナーホッパー(トナー収容部) 5,338 クリーナユニット(クリーニング装置) 5a クリーニングブレード 6,61,62,64,65,66,67,68,6
9、340,407 廃トナーボックス(廃トナー収容
部) 7 露光窓 8,404 光路空間 9 帯電器 41a,41b,46a,46b,332a,332b
トナーホッパーの凸部 61a,61b、340a,340b 廃トナーボック
スの凹部 64a,64b,68a,68b 廃トナーボックスの
凸部 81,303 第1の光路空間 82,83、306 第2の光路空間 201 画像形成装置の本体 202 中間転写ベルトユニット 204 中間転写ベルト 222,402 プロセスカートリッジ群 223 モータ(ユニット移動手段) 225 像形成位置 243 再転写ローラ(再転写手段) 244,401 レーザ露光装置 307 第1の光路平面 308 第2の光路平面 309a,309b 第2の光路空間の両側の壁面 LP 光路平面 LP1 第1の光路平面 LP2 第2の光路平面 LP3 第2の光路平面

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラム状の感光体と、前記感光体の長手
    方向に沿ってそれぞれ設けた、レーザービームによって
    走査露光される前記感光体に形成される潜像をトナーに
    より現像する現像器と、前記トナーを収容するトナー収
    容部とを備え、 前記トナー収容部が、前記レーザービームの走査幅より
    少し広い幅を有する光路空間の外側の、前記レーザービ
    ームが走査される光路平面を含む領域にも前記トナーを
    収容するように構成されていることを特徴とするプロセ
    スカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記トナー収容部が、前記レーザービー
    ムが走査される光路平面を挟む両側の領域に前記トナー
    を収容するように構成されている請求項1記載のプロセ
    スカートリッジ。
  3. 【請求項3】 感光体の長手方向に沿ってそれぞれ設け
    た、前記感光体を清掃するクリーニング装置と、前記ク
    リーニング装置により前記感光体から除去された廃トナ
    ーを収容する廃トナー収容部とを備え、前記廃トナー収
    容部が、前記光路平面を挟んで前記トナー収容部と対向
    するように配置されている請求項1又は2記載のプロセ
    スカートリッジ。
  4. 【請求項4】 ドラム状の感光体と、感光体の長手方向
    に沿ってそれぞれ設けた、レーザービームによって走査
    露光される前記感光体に形成される潜像をトナーにより
    現像する現像器と、前記トナーを収容するトナー収容部
    と、前記感光体を清掃するクリーニング装置と、前記ク
    リーニング装置により前記感光体から除去された廃トナ
    ーを収容する廃トナー収容部とを備え、 前記廃トナー収容部が、前記光路平面を挟んで前記トナ
    ー収容部と対向するように配置され、かつ、前記光路空
    間の外側の前記光路平面を含む領域にも前記廃トナーを
    収容するように構成されていることを特徴とするプロセ
    スカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記廃トナー収容部が、前記光路平面を
    挟む両側の領域に前記トナーを収容するように構成され
    ている請求項4記載のプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 ドラム状の感光体と、前記感光体の長手
    方向に沿ってそれぞれ設けた、レーザービームによって
    走査露光される前記感光体に形成される潜像をトナーに
    より現像する現像器と、前記トナーを収容するトナー収
    容部と、前記感光体を清掃するクリーニング装置と、前
    記クリーニング装置により前記感光体から除去された廃
    トナーを収容する廃トナー収容部とを備え、 前記廃トナー収容部が、前記光路平面を挟んで前記トナ
    ー収容部と対向するように配置され、 前記トナー収容部または前記廃トナー収容部のいずれか
    一方が前記光路空間の外側の前記光路平面を含む領域に
    凸部を備え、他方が前記凸部に対応する凹部を備えてい
    ることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 ドラム状の感光体と、前記感光体の長手
    方向に沿ってそれぞれ設けた、レーザービームによって
    走査露光される前記感光体に形成される潜像をトナーに
    より現像する現像器と、前記トナーを収容するトナー収
    容部と、前記感光体に直接入射するレーザービームの第
    1の光路平面を含む第1の光路空間と、前記感光体に直
    接入射しないレーザービームの第2の光路平面を含む第
    2の光路空間とを備え、 前記第2の光路平面は前記トナー収容部を挟んで前記第
    1の光路平面の反対側に位置し、 前記トナー収容部が、前記第2の光路空間の外側の前記
    第2の光路平面を含む領域にも前記トナーを収容するよ
    うに構成されていることを特徴とするプロセスカートリ
    ッジ。
  8. 【請求項8】 前記トナー収容部が、前記第2の光路平
    面を挟む両側の領域に前記トナーを収容するように構成
    されている請求項7記載のプロセスカートリッジ。
  9. 【請求項9】 ドラム状の感光体と、前記感光体の長手
    方向に沿ってそれぞれ設けた、レーザービームによって
    走査露光される前記感光体に形成される潜像をトナーに
    より現像する現像器と、前記トナーを収容するトナー収
    容部と、前記感光体を清掃するクリーニング装置と、前
    記感光体に直接入射するレーザービームの第1の光路平
    面を含む第1の光路空間と、前記クリーニング装置によ
    り前記感光体から除去された廃トナーを収容するために
    前記第1の光路平面を挟んで前記トナー収容部と対向す
    るように配置された廃トナー収容部と、前記感光体に直
    接入射しないレーザービームの第2の光路平面を含む第
    2の光路空間とを備え、 前記第2の光路平面は前記廃トナー収容部を挟んで前記
    第1の光路平面の反対側に位置し、 前記廃トナー収容部が、前記第2の光路空間の外側の前
    記第2の光路平面を含む領域にも前記廃トナーを収容す
    るように構成されていることを特徴とするプロセスカー
    トリッジ。
  10. 【請求項10】 前記廃トナー収容部が、前記第2の光
    路平面を挟む両側の領域に前記廃トナーを収容するよう
    に構成されている請求項9記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  11. 【請求項11】 前記光路空間の両側の壁面の間隔が、
    前記レーザービームの走査幅に沿って直線的に変化して
    いる請求項1から10のいずれか1項記載のプロセスカ
    ートリッジ。
  12. 【請求項12】 複数のプロセスカートリッジを略円筒
    状に組み合わせたプロセスカートリッジ群を、その円筒
    の軸を中心に回転することにより、前記複数のプロセス
    カートリッジを順次所定位置に移動して動作させる画像
    形成装置に用いられるプロセスカートリッジであって、 前記プロセスカートリッジの外面が少なくとも前記円筒
    の軸からの放射方向に沿う2つの平面を含んで成る請求
    項1から11のいずれか1項記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  13. 【請求項13】 複数のプロセスカートリッジを略円筒
    状に組み合わせたプロセスカートリッジ群を、その円筒
    の軸を中心に回転することにより、前記複数のプロセス
    カートリッジを順次所定位置に移動して動作させる画像
    形成装置に用いられるプロセスカートリッジであって、 ドラム状の感光体と、前記感光体の長手方向に沿ってそ
    れぞれ設けた、レーザービームによって走査露光される
    前記感光体に形成される潜像をトナーにより現像する現
    像器と、前記トナーを収容するトナー収容部と、前記感
    光体を清掃するクリーニング装置と、前記感光体に直接
    入射するレーザービームの第1の光路平面を含む第1の
    光路空間と、前記クリーニング装置により前記感光体か
    ら除去された廃トナーを収容するために前記第1の光路
    平面を挟んで前記トナー収容部と対向するように配置さ
    れた廃トナー収容部と、前記感光体に直接入射しないレ
    ーザービームの第2の光路平面を含む第2の光路空間と
    を備え、 前記第2の光路平面は前記トナー収容部を挟んで前記第
    1の光路平面の反対側に位置し、 前記トナー収容部が、前記第2の光路空間の外側の前記
    第2の光路平面を含む領域に凸部を備え、前記廃トナー
    収容部が前記凸部に対応する凹部を備えることにより、
    隣り合うプロセスカートリッジの前記凸部と前記凹部と
    が嵌合するように構成されていることを特徴とするプロ
    セスカートリッジ。
  14. 【請求項14】 複数の色のプロセスカートリッジを着
    脱自在に保持し、各プロセスカートリッジを順次、像形
    成位置へ移動するユニット移動手段と、前記像形成位置
    にあるプロセスカートリッジの感光体を露光する露光装
    置と、前記像形成位置にある感光体に形成された各色の
    トナー像を順次重ねるように転写してカラートナー像を
    形成する中間転写ベルトと、前記中間転写ベルト上に形
    成されたカラートナー像を再転写位置にて記録用紙に転
    写する再転写手段とを備え、 前記プロセスカートリッジが請求項12又は13記載の
    プロセスカートリッジである画像形成装置。
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US7257350B2 (en) 2001-11-14 2007-08-14 Ricoh Company, Ltd. Cleaning unit with a light beam path for the passage of a light beam
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