JPH10319741A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10319741A
JPH10319741A JP9143462A JP14346297A JPH10319741A JP H10319741 A JPH10319741 A JP H10319741A JP 9143462 A JP9143462 A JP 9143462A JP 14346297 A JP14346297 A JP 14346297A JP H10319741 A JPH10319741 A JP H10319741A
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belt
transfer belt
roll
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Makoto Ochiai
誠 落合
Takashi Kawabata
隆 川端
Masaaki Tokunaga
雅彰 徳永
Yasushi Kawabata
泰 川幡
Masaaki Takahashi
政明 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写ベルトからの記録材の剥離性を常時
良好に保ち、しかも、定着装置に至る記録材の搬送性を
安定させる。 【解決手段】 中間転写ベルト2上の各色成分画像が記
録材4に一括転写せしめられる一括転写装置3を備えた
画像形成装置において、一括転写装置3としては、複数
のロール5a,5b及び該ロール5a,5bに対し回転
可能に張架された体積抵抗率が106〜1010Ωcmの
半導電性ベルト6を有し、複数のロール5a,5bのい
ずれかを転写ロール7としてベルト6を介して中間転写
ベルト2に圧接配置すると共に、この転写ロール7に対
向する中間転写ベルト2の裏面側にバックアップ部材8
を配置し、転写ロール7及びバックアップ部材8間に対
し一括転写用の転写電界が形成される転写バイアス印加
手段9を設けると共に、記録材4の搬送方向下流側に沿
ってベルト6を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式や静
電記録方式等を採用した複写機やレーザープリンタその
他の画像形成装置に係り、特に、像担持体上で形成され
た画像を中間転写ベルトに一旦転写させた後に記録材に
一括転写するタイプの画像形成装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の中間転写型の画像形成装置
としては、感光体等に形成された各色成分トナー像を中
間転写ベルトに順次一次転写し、中間転写ベルト上の多
色トナー像を二次転写装置(一括転写装置)にて用紙に
一括転写するようにしたものが知られている(特開平2
−213879号公報参照)。この種の画像形成装置に
おいて、二次転写装置は、中間転写ベルトの表面側に転
写ロールを圧接配置すると共に、この転写ロールに対向
した中間転写ベルトの裏面側に例えば中間転写ベルトの
掛け渡しロールをも兼用するバックアップロールを配設
し、転写ロール及びバックアップロール間に転写電界を
形成することで、中間転写ベルト上の多色トナー像を用
紙側へ一括転写するものである。そして、一括転写され
た用紙は、二次転写装置の直後に配置された用紙ガイド
によって剥離されると共にその搬送方向が制御され、二
次転写装置の下流側に配置された搬送ベルト等の用紙搬
送デバイスへ案内された後、定着装置へ送られるという
方式が通常採用されている。ここで、二次転写装置の下
流側に配置された用紙搬送デバイスとしては、例えば未
定着トナー像の乗った用紙を搬送するため、ファンによ
り吸引、吸着してベルト搬送する方式等が既によく知ら
れている(例えば特開平3−293253号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来こ
の種の画像形成装置にあっては、中間転写ベルトからの
記録材としての用紙の剥離不良、及び、剥離後の用紙の
搬送不良を生じ易いという技術的課題がある。先ず、用
紙の剥離不良について説明すると、記録材としての用紙
は転写ロール及び中間転写ベルト間のニップ域を通過す
るために帯電してしまい、中間転写ベルト側に引き寄せ
られ易くなる。このため、用紙の先端が中間転写ベルト
から剥離しても、前記ニップ域後の用紙の搬送状態は、
用紙の種類によっては、用紙ガイドに沿うことなく再度
中間転写ベルトに吸着されてしまうという事態が起こり
易い。近年、用紙表面にコート層を塗布したコート紙等
の特殊紙の使用頻度が高くなり、これらの特殊紙では、
更に剥離性が悪くなる傾向があり、中間転写ベルトから
用紙を剥離することができずに、紙詰まり等のトラブル
がより起こり易いという技術的課題がある。
【0004】また、中間転写ベルトから用紙を剥離する
場合に剥離デバイスとして剥離爪を用いる方法がある
が、この剥離爪を用いた場合には、画像担持体である中
間転写ベルトに傷が付き易く、画質に影響を与えてしま
うという技術的課題が起こり易い。更に、二次転写後に
剥離コロトロンを設ける方法もあるが、環境や用紙によ
って剥離性能が安定せず、更にまた、特開平2−213
879号公報のように、転写部排出側近傍に導電体の剥
離ブレードを配置するという方法も考えられているが、
用紙の剥離に寄与する静電気力を安定的に得ることが難
しく、用紙の種類によっては、その中間転写ベルトから
の用紙の剥離性がばらついてしまう。
【0005】また、低湿環境においては、たとえ用紙を
剥離することはできても、用紙の搬送方向を制御する用
紙ガイドに用紙が吸着されて、引っかかりを起こし易
く、安定して用紙を剥離、搬送することができない。
【0006】次に、用紙の搬送不良について説明する
と、例えば特開平3−293253号公報に見られるよ
うなファンの吸引による吸着ベルト搬送方式では、用紙
剥離時のように、ファンによる用紙吸着が十分に行われ
ない領域での用紙の挙動を制御することが難しく、用紙
転写直後の剥離不良を抑制することはできない。また、
用紙の種類、厚さなどの違いによっては、必要とされる
ファン吸引力が異なり、用紙の搬送姿勢を一定に保つこ
とが難しく、シャッタなどで吸着領域を適宜変える等、
複雑な制御が必要となってしまう。
【0007】本発明は、以上のような技術的課題に鑑み
なされたものであって、中間転写ベルトからの記録材の
剥離性を常時良好に保ち、しかも、定着装置に至る記録
材の搬送性を安定させることができる画像形成装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1に示すように、各色成分画像が形成担持される一若し
くは複数の像担持体1と、この像担持体1上の各色成分
画像が中間的に転写担持される中間転写ベルト2と、こ
の中間転写ベルト2上の各色成分画像が記録材4に一括
転写せしめられる一括転写装置3とを備えた画像形成装
置において、一括転写装置3としては、複数のロール5
a,5b及び該ロール5a,5bに対し回転可能に張架
された体積抵抗率が106〜1010Ωcmの半導電性ベ
ルト6を有し、複数のロール5a,5bのいずれかを転
写ロール7としてベルト6を介して中間転写ベルト2に
圧接配置すると共に、この転写ロール7に対向する中間
転写ベルト2の裏面側にバックアップ部材8を配置し、
転写ロール7及びバックアップ部材8間に対し一括転写
用の転写電界が形成される転写バイアス印加手段9を設
けると共に、記録材4の搬送方向下流側に沿ってベルト
6を配置したことを特徴とするものである。
【0009】このような技術的手段において、本願の対
象となる画像形成装置の画像形成方式としては、電子写
真方式、静電記録方式など適宜選定して差し支えなく、
また、各色成分画像を形成するのに、一つの像担持体1
を使用するようにしてもよいし、あるいは、複数の像担
持体1を使用するようにしてもよい。
【0010】また、一括転写装置3において、図1中で
は2つのロール5a,5bが示されているが、この態様
に限られるものではなく、3以上のロール5a,5b…
を直線状若しくは非直線状に配置しても差し支えない。
また、ベルト6については、ロール5a,5bに掛け渡
されているものであればよく、必ずしも一つである必要
はなく、複数に分割して配置してもよい。更に、ベルト
6の記録材搬送面6aについても必ずしも直線状である
必要はなく、屈曲配置されていてもよい。そして、ベル
ト6の体積抵抗率については、記録材4を静電吸着する
上で必要な程度帯電電荷を保持でき且つ除電デバイスを
設けなくても帯電電荷を所定時間経過後に除去できると
いう要請下で、106〜1010Ωcmのものが選定され
ている。
【0011】更に、一括転写装置3のバックアップ部材
8としては、転写ロール7に対向して中間転写ベルト2
の裏面側に配置され、転写ロール7との間で中間転写ベ
ルト2を移動自在に保持できるものであればよく、可
動、固定を問わず、また、形態についても、ロール状に
限られるものではなく、板状、ブロック状適宜選定して
差し支えないが、中間転写ベルト2の移動動作を極力損
なわないという観点から、中間転写ベルト2との接触面
積を低減させることが好ましく、この要請下において
は、少なくとも転写ロール7の対向面側が曲面形状であ
ることがよい。また、部品点数を低減させるという観点
からすれば、バックアップ部材8として、中間転写ベル
ト2の掛け渡しロールの一つを兼用することが好まし
い。
【0012】更にまた、カラー画像を形成する上で中間
転写ベルト2を一回転するタイプについては、中間転写
ベルト2に対して転写ロール7を常時接触配置したまま
でも差し支えないが、カラー画像を形成する上で中間転
写ベルト2を複数回転するタイプについては、中間転写
ベルト2上の画像を損なわないという観点から、最終色
画像前の画像が通過するまでは転写ロール7を中間転写
ベルト2から離反させておくことが好ましい。
【0013】また、転写バイアス印加手段9について
は、転写ロール7及びバックアップ部材8間に転写バイ
アスを作用させる態様であれば、転写ロール7あるいは
バックアップ部材8のいずれかに転写バイアスを印加
し、他方を接地するようにしてもよいし、又は、両方に
極性の異なる転写バイアスを相互に印加するようにして
もよい。
【0014】また、バックアップ部材8と転写ロール7
との硬度関係については、両方共に高硬度のものを使用
すると、バックアップ部材8、中間転写ベルト2、転写
ロール7にて構成される転写ニップ域は、転写を行うた
めの所定のニップ幅を確保しようとすると単位面積当た
りのニップ荷重が高くなってしまい、転写ニップ域に
て、像中央部の色材(例えばトナー)が凝集してしま
い、転写することができず中間転写ベルト2上に残り、
ホロキャラクターといわれる像中央部抜けの画質トラブ
ルが発生してしまう。そこで、前述したホロキャラクタ
ーを有効に回避するという観点からすれば、少なくとも
バックアップ部材8あるいは転写ロール7のいずれかを
低硬度とし、転写ニップ域のニップ幅を広げ、単位面積
当たりのニップ荷重を低減させるようにすることが好ま
しい。特に、バックアップ部材8として、中間転写ベル
ト2を張架するロールを兼用する態様にあっては、中間
転写ベルト2の回転速度変動を抑えるため、中間転写ベ
ルト2を張架するロールとして比較的硬質のロールが使
用され、バックアップ部材(バックアップロール)8に
ついても硬質のロールを使用することが必要になる。そ
こで、この態様については、転写ロール7側をバックア
ップ部材8よりも低硬度に設定することが好ましい。
【0015】また、一括転写装置3のベルト6の記録材
搬送面6aのレイアウトについては適宜選定して差し支
えないが、当該ベルト6の記録材搬送面6aが中間転写
ベルト2、バックアップ部材8に近い位置にあると、転
写ニップ部直後において、剥離放電による色材(例えば
トナー)のトランスファーを生じ、像ムラが発生してし
まう。そこで、剥離放電による画質劣化(リトランスフ
ァーによる像ムラ)を有効に回避するという観点からす
れば、一括転写装置3のベルト6の記録材搬送面6a
は、転写ロール7の中心軸とバックアップ部材8の曲率
中心とを結ぶ軸中心線に直交する垂線のうち、転写ロー
ル7とバックアップ部材8との転写ニップ域出口を通る
基準線に対し、少なくとも下方に配置されていることが
好ましい。但し、一括転写装置3のベルト6の記録材搬
送面6aが前記基準線に対し極端に大きい角度で下方に
配置されると、記録材4の剥離不良の発生率が増加して
しまうことから、記録材4の剥離不良につながらない範
囲、例えば一括転写装置3のベルト6の記録材搬送面6
aが前記基準線に対し0゜〜15゜の範囲で下方に配置
されることが好ましい。
【0016】また、本願発明と近似した先行技術とし
て、例えば特開平8−106219号公報のような、転
写・搬送の機能を持った中間転写ベルト平坦部に接離可
能に対向させた中抵抗体の転写搬送ベルトを持つ方式も
知られている。しかしながら、この方式では、中間転写
ベルトと転写搬送ベルトの平坦部でのベルト対ベルトの
接触面により転写を行うため、両ベルトの蛇行の影響を
受け、画像ズレなど画質不良を生じてしまうばかりか、
高抵抗の記録材が搬送されると、ベルト対ベルトの接触
面近傍の微小領域において、転写前に放電が生じ、画像
抜けを生じてしまい、更に、剥離不良を防ぐために、転
写ニップ域直後の転写搬送ベルト近傍に、剥離コロトロ
ン等の除電デバイスが必要となってしまうという技術的
課題がある。これに対し、本願発明にあっては、半導電
性のベルト6を用い、転写ロール7とバックアップ部材
8との間に転写ニップ域を形成するようにしたため、ベ
ルト間の蛇行の影響を受け難く、しかも、転写前の放電
に伴う画像抜けが生じたり、剥離不良を防ぐために除電
デバイスを使用する必要が全くない。よって、本願発明
は、特開平8−106219号所載の先行技術とは全く
無関係である。
【0017】次に、上述した技術的手段の作用について
説明する。図1において、一若しくは複数の像担持体1
上に形成された各色成分画像は中間転写ベルト2に順次
転写され、一括転写部位に搬送される。一括転写部位に
は一括転写装置3が配設されており、この一括転写装置
3の転写ロール7及びバックアップ部材8には転写バイ
アス印加手段9による転写バイアスが印加され、所定の
転写電界が形成されているため、中間転写ベルト2上の
多色画像は中間転写ベルト2と半導電性ベルト6との間
の転写ニップ域にて記録材4側に一括転写される。この
とき、半導電性ベルト6には転写電界の作用により記録
材4を吸着保持する静電吸着力が生成されるため、記録
材4は中間転写ベルト2から確実に剥離された後、半導
電性ベルト6に安定的に吸着保持された状態で、記録材
4の搬送方向下流側に沿って導かれる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2は、本発明を適用したカラー画像形成装置(例えば
カラー複写装置)の全体構成図である。尚、本発明は、
このような画像形成装置に限定されるものではなく、単
色の画像形成装置などにも適用可能であることは勿論で
ある。図2において、画像形成装置は、プラテン11上
の原稿12を読取る原稿読取り装置10と、例えば電子
写真方式にて四つの各色成分(本実施の形態ではブラッ
ク、イエロ、マゼンタ、シアン)画像(トナー画像)を
形成する画像形成ユニット20(20a〜20d)と、
各画像形成ユニット20にて形成された各色成分画像を
順次転写(一次転写)保持する中間転写ベルト30と、
中間転写ベルト30上に転写された重ね画像を用紙(記
録材)100に一括転写(二次転写)する一括転写装置
50と、一括転写された画像を用紙100上に定着させ
る定着装置70と、一括転写部位に用紙100を供給す
る用紙搬送系80とを備えたものである。
【0019】本実施の形態において、原稿読取り装置1
0は、例えば、プラテン11の下方に配置されて原稿1
2面に光を照射する光源13と、原稿12面からの反射
光を電気信号に変換するCCD等の光電変換素子14
と、原稿12面からの反射光を光電変換素子14に導く
経路を形成する適宜数のミラー15と、原稿12面から
の反射光を光電変換素子14の結像面上で結像させる結
像レンズ16とを備えている。
【0020】また、各画像形成ユニット20(20a〜
20d)は、夫々感光体ドラム21を有し、各感光体ド
ラム21の周囲には、感光体ドラム21が帯電されるコ
ロトロンなどの帯電装置22、帯電された感光体ドラム
21上に静電潜像(主としては光電変換素子14で読み
込んだ画像データ又は他の記録媒体から取り込まれた画
像データに基づく静電潜像)が書込まれるレーザ走査装
置などの露光装置23、感光体ドラム21上に書込まれ
た静電潜像が各色成分トナーにて現像される現像装置2
4、感光体ドラム21上のトナー画像が中間転写ベルト
30に転写される転写ロールなどの一次転写装置25及
び感光体ドラム21上の残留トナーが除去されるドラム
クリーナ26を夫々配設したものである。
【0021】更に、中間転写ベルト30は、例えば、塩
化ビニール、ポリイミドにカーボンを混練した、体積抵
抗率が109〜1012Ωcm程度のフィルム状の無端ベ
ルトからなり、複数(本実施の形態では四つ)の支持ロ
ール31〜34に掛け渡されており、支持ロール31,
32間に各感光体ドラム21の配列方向に沿って略直線
的に延びる直線部30aを有すると共に、この直線部3
0aに対して支持ロール34を下方側に最も離間配置
し、更に、支持ロール32,33,34のなす角度が鋭
角になるように支持ロール33を支持ロール32,34
間を結ぶ直線よりも外側に配置するようにしたものであ
る。そして、本実施の形態では、図2に示すように、支
持ロール31がベルト駆動モータ(図示せず)にて駆動
される駆動ロールとして用いられ、支持ロール32が従
動ロールとして用いられ、また、支持ロール33が中間
転写ベルト30の移動方向に略直交する方向の蛇行規制
用の補正ロール(ステアリングロール:軸方向一端を支
点として傾動自在に設けられる)として用いられ、更
に、支持ロール34が後述するように一括転写装置50
のバックアップロールとして用いられる。そしてまた、
支持ロール31に対向した中間転写ベルト30表面側に
は、二次転写後の中間転写ベルト30上の残留トナーを
除去するためのベルトクリーナ35がリトラクト自在に
設けられている。
【0022】更にまた、本実施の形態において、一括転
写装置50は、例えば図3に示すように、複数(例えば
二つ)のロール51,52に張架された例えば体積抵抗
率が106〜1010Ωcmの半導電性の転写ベルト53
を有し、例えば一方のロール51を転写ロールとして転
写ベルト53を介して中間転写ベルト30に圧接配置す
ると共に、この転写ロール51に対向する中間転写ベル
ト30の裏面側に中間転写ベルト30の張架ロールとし
ても兼用されているバックアップロール34を配置し、
転写ベルト53を用紙100の搬送方向に沿って定着装
置70の定着ニップ域に向けて配置したものである。そ
して、本実施の形態では、バックアップロール34には
導電性の給電ロール54を介して所定の転写バイアス5
5が印加されており、一方、転写ロール51が接地され
ており、転写ロール51及びバックアップロール34間
に所定の転写電界が形成されるようになっている。尚、
ロール52は接地されている。
【0023】次に、本実施の形態に係る画像形成装置の
基本的な作像プロセスについて説明する。今、原稿読取
り装置10にて読取られた各色成分画像(ブラック、イ
エロー、マゼンタ、シアン)の画像データが各画像形成
ユニット20(20a〜20d)の露光装置23に送出
されると、各画像形成ユニット20の感光体ドラム21
上には各色成分毎の静電潜像が形成されると共に、対応
する色トナーが収容された現像装置24にて各色未定着
トナー像が形成される。そして、各色成分の未定着トナ
ー像は、各感光体ドラム21と中間転写ベルト30とが
接する一次転写部位において、一次転写装置25にて中
間転写ベルト30の基材に対しトナーの帯電極性と逆極
性の電圧を印加することにより、中間転写ベルト30表
面に順次重ね合わせて一次転写される。このようにして
中間転写ベルト30に一次転写された未定着トナー像
は、前記中間転写ベルト30の回転に伴って記録材とし
ての用紙100の搬送経路に面した二次転写部位へと搬
送される。
【0024】二次転写部位では、一括転写装置50は、
転写ロール51が半導電性の転写ベルト53及び中間転
写ベルト30を介して中間転写ベルト30内の空間に配
されたバックアップロール34に押圧され、給紙トレイ
82(用紙搬送系80)からフィードローラ81(用紙
搬送系80)により所定のタイミングで搬出された用紙
100は所定数の搬送ロール83(用紙搬送系80)を
経て転写ベルト53と中間転写ベルト30との間に挟み
込まれる。ここで、バックアップロール34にトナーの
帯電極性と同極性の電圧を印加する(転写ロール51に
トナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加しても構わな
い)と、バックアップロール34と転写ロール51との
間に形成される転写電界にて、中間転写ベルト30上に
保持された未定着トナー像は二次転写部位において用紙
100に静電転写される。そして、転写された用紙10
0は、用紙搬送方向下流側に配置された転写ベルト53
の電界によって中間転写ベルト30から剥がされ、転写
ベルト53搬送面上に保持されて搬送し、転写ベルト5
3下流に置かれた用紙剥離部材(図示せず)により転写
ベルト53より剥離され、定着装置70に送り込まれて
未定着トナー像の定着がなされる。一方、未定着トナー
像の用紙100への転写が終了した中間転写ベルト30
については、ベルトクリーナ35によって残留トナーが
除去される。
【0025】ここで、本実施の形態において、一括転写
装置50について採用した各種の工夫点を説明する。先
ず、本実施の形態においては、一括転写装置50は、図
2及び図3に示すように、他方のロール52を回転軸と
して転写ロール51をベルト進退機構56にて進退自在
に移動し得るものになっている。このため、例えば二次
転写時のみに転写ロール51を中間転写ベルト30に転
写ベルト53を介して圧接配置し、それ以外の時点では
中間転写ベルト30から離間配置するようにすれば、中
間転写ベルト30の駆動負荷を必要最小限に抑えること
が可能である。
【0026】また、本実施の形態において、一括転写装
置50の転写ベルト53は、中間転写ベルト駆動系37
(駆動モータ36及びプーリ、ベルト等からなる駆動伝
達系)にて例えば転写ロール51を強制駆動することで
駆動回転されるようになっており、中間転写ベルト30
との間に速度差が生じないように調整されている。この
ため、両者間に速度差が生ずる場合には、用紙100の
表裏面の搬送速度が異なる分、用紙100の剥離動作が
損なわれる懸念があるが、このような懸念は有効に回避
されることになる。尚、一括転写装置50の転写ベルト
53と中間転写ベルト30とを同期駆動させるものであ
れば、前記転写ベルト53を独立の駆動系にて駆動回転
するように構成してもよいことは勿論である。
【0027】また、中間転写ベルト30を張架するロー
ル31〜34としては、中間転写ベルト30の回転速度
変動を抑えるために硬質のロールが使用されることか
ら、バックアップロール34についても比較的硬質のロ
ールを使用することが必要である。このような状況下に
おいて、本実施の形態では、転写を行うための所定の転
写ニップ幅を保ち、かつ、ホロキャラクターを発生させ
ないようにするため、図3に示すように、バックアップ
ロール34に比べて転写ロール51を比較的低硬度にし
て単位面積当たりのニップ荷重を下げ、転写ロール51
側を弾性変形させ、転写ロール51側で転写ニップ域N
を形成するようにしたものである。これにより、中間転
写ベルト30の回転速度変動は抑制され、画質トラブル
も発生することなく、更に、転写ロール51側を柔らか
くすることから、用紙100は転写ロール51の弾性変
形軌跡に沿ってセルフストリッピングされ、中間転写ベ
ルト30から剥離し易くなる。
【0028】更に、本実施の形態では、一括転写装置5
0の転写ベルト53の用紙搬送面53aは、図4に示す
ように、転写ロール51の中心軸とバックアップロール
34の中心軸(曲率中心)とを結ぶ軸中心線に直交する
垂線のうち、転写ロール51とバックアップロール34
との転写ニップ域N出口を通る基準線Mに対し、θ゜
(本実施の形態では0〜15゜)の範囲で下方に配置さ
れている。ここで、転写ロール51、バックアップロー
ル34の軸中心線の垂線を0度とした時の転写ベルト5
3の角度(垂線より下方向をマイナスとする)と剥離不
良率との関係、並びに、前記転写ベルト53角度と像ム
ラ発生レベルとの関係を図5に示す。
【0029】図5の結果について解析して見るに、転写
ベルト53角度が0゜よりもプラス側では、転写ニップ
域直後用紙100は中間転写ベルト30方向に排出され
るため、中間転写ベルト30による影響が強くなり、中
間転写ベルト30の用紙吸着力をP1、用紙100の腰
による中間転写ベルト30から離れようとする力をP2
とすれば、P1>P2となるため、剥離不良率は高く、剥
離放電によるリトランスファーにより像ムラの発生レベ
ルも悪化する。また、0゜以下マイナス側であれば、像
ムラはほとんど発生せず、−10゜〜−15゜では剥離
不良もほとんど発生していない。
【0030】但し、−15゜を超えたマイナス側では、
用紙100の腰により生じる転写ベルト53から離れよ
うとする力P2の方が転写ベルト53の用紙吸着力P1よ
り大きくなって、剥離不良の発生率増加へと転ずるた
め、転写ベルト53の最適な角度は−10゜〜−15゜
であると言える。このような角度を転写ベルト53に与
えることにより、転写ニップ域通過後に剥離された用紙
100は、中間転写ベルト30に最吸着されることな
く、転写ベルト53に沿って排出され、剥離不良を起こ
すことがない。また、剥離放電によるリトランスファー
も生ぜず、画質に影響を与えることもない。
【0031】更にまた、本実施の形態では、一括転写装
置50の転写ベルト53については、一つの転写ベルト
53の搬送する距離は、最低限、用紙100が中間転写
ベルト30による影響を受けることなく搬送されること
ができる位置まで延び、中間転写ベルト30剥離後再吸
着されることがなく、確実に中間転写ベルト30から剥
離されるように配置することが必要である。好ましく
は、一つの転写ベルト53の搬送する距離は、最大用紙
長(例えばJIS規格A3判)以上とし、これにより、
定着装置70の定着ニップ域に用紙100が突入する
際、二次転写部、定着装置70の両方に同時にニップさ
れることがなく、二次転写、定着装置70の速度差等の
影響を受けることがなく、安定して定着装置70へ用紙
100を搬送することがよい。
【0032】◎実施の形態2 図6は実施の形態2に係る画像形成装置の要部を示す説
明図である。同図において、画像形成装置の基本的構成
は、実施の形態1と略同様であるが、実施の形態1と異
なり、一括転写装置50の転写ベルト53の搬送する距
離を最大用紙長L以上として、且つ、転写ベルト53を
定着装置70への搬送経路上で複数、例えば二つの搬送
ベルト53(1),53(2)に分割して配置し、用紙搬送面
53aを同一面上に配置したものである。本実施の形態
においては、一括転写装置50の上流側の搬送ベルト5
3(1)は転写ロール51を含む一対のロール51,52
に掛け渡されており、下流側の搬送ベルト53(2)は一
対のロール57,58に掛け渡されており、両搬送ベル
ト53(1),53(2)は図示外のベルト駆動系にて別個独
立に駆動回転せしめられるようになっている。尚、実施
の形態1と同様な構成要素については、実施の形態1と
同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略す
る。
【0033】本実施の形態において、用紙100を定着
装置70に搬入する際、転写ベルト53の速度を定着処
理速度、例えば定着ロール71の回転速度よりも用紙1
00の搬入速度を若干速くする速度に設定することが好
ましい。このように構成すれば、例えば転写ベルト53
の通常速度(転写処理速度)が定着処理速度よりも遅い
場合には、転写終了後、用紙100後端が転写ニップ域
を出た時点で転写ベルト53の回転速度を増速し、定着
装置70へ用紙100を搬送することが可能になり、定
着装置70への用紙100の搬送がスムーズに行われ
る。また、転写処理速度より定着処理速度が遅いような
場合には、図7(a)(b)に示すように、用紙100
全長が転写ベルト53(53(1),53(2))上に乗った
時点で、転写ベルト53の速度を転写速度(図中太矢印
線で示す)から定着処理速度(図中細矢印線で示す)へ
と減速するようにすれば、ループを作ることなく、用紙
100は定着装置70へ確実に搬送される。特に、本実
施の形態において、転写ニップ域側(上流側)の転写ベ
ルト53(1)から用紙100が抜けた時点で転写ニップ
側転写ベルト53(1)を転写処理速度へ復帰するように
すれば、図7(c)に示すように、定着装置側(下流
側)の搬送ベルト53(2)の搬送速度を定着処理速度の
まま、用紙100を定着装置70へと搬送すると同時
に、次の用紙100’について転写処理を行うことが可
能になるため、その分、生産性が向上する。
【0034】◎実施の形態3 図8は本発明を適用した画像形成装置の実施の形態3を
示す。同図において、画像形成装置は、実施の形態1,
2と異なり、一つの感光体ドラム101と、これに接触
配置される中間転写ベルト110とを有し、前記感光体
ドラム101の周囲に、感光体ドラム101を帯電する
帯電装置102、各色成分毎の静電潜像を書込む露光装
置103、各色成分トナーが収容された複数の現像器が
搭載され且つ間欠的に感光体ドラム101に対向配置さ
れて静電潜像を対応するトナーにて可視像化するロータ
リー型現像装置104、感光体ドラム101上の各色成
分トナー像を中間転写ベルト110に転写させる転写ロ
ール等の一次転写装置105、感光体ドラム101上の
残留トナーを除去するドラムクリーナ106を夫々配設
したものである。また、中間転写ベルト110は例えば
三つのロール111〜113に掛け渡されており、ロー
ル113に対応した箇所に、実施の形態1と略同様な構
成の一括転写装置120が配設されている。尚、符号1
14は中間転写ベルト110上の残留トナーを除去する
ベルトクリーナである。
【0035】この一括転写装置120は、複数(例えば
二つ)のロール121,122に張架された例えば体積
抵抗率が106〜1010Ωcmの半導電性の転写ベルト
123を有し、例えば一方のロール121を転写ロール
として転写ベルト123を介して中間転写ベルト110
に圧接配置すると共に、この転写ロール121に対向す
る中間転写ベルト110の裏面側に中間転写ベルト11
0の張架ロールとしても兼用されているバックアップロ
ール113を配置し、転写ロール121及びバックアッ
プロール113間に対し一括転写用の転写電界が形成さ
れる転写バイアス(図示せず)を印加すると共に、用紙
100の搬送方向に沿って定着装置130の定着ニップ
域に向けて転写ベルト123を配置したものである。
【0036】従って、本実施の形態によれば、感光体ド
ラム101上に各色成分トナー像を順次形成し、中間転
写ベルト110に順次一次転写した後に、一括転写装置
120にて中間転写ベルト110上の多色トナー像を用
紙100に一括転写するという作像プロセスが行われ
る。尚、一括転写後の用紙100の挙動については、実
施の形態1と略同様である。特に、本実施の形態にあっ
ては、感光体ドラム101上に作られたトナー像は、同
一位置で、中間転写ベルト110に順次重ね合わされた
後に二次転写されるため、最終色の未定着トナー像が中
間転写ベルト110に一次転写されるまで、一括転写装
置120の転写ベルト123、転写ロール121は転写
ベルト123搬送方向下流側のロール122を回転軸と
して中間転写ベルト110より離間して保持することが
必要である。そして、中間転写ベルト110の未定着ト
ナー像全体が二次転写位置を通過した時点で、転写ベル
ト123は中間転写ベルト110の回転速度と同速度で
中間転写ベルト110を介してバックアップロール11
3に押圧され、二次転写処理が行われるようになってい
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一括転写装置として、複数のロール間に半導電性のベル
トを張架し、いずれかのロールをバックアップ部材との
間に転写電界を形成するための転写ロールとして機能さ
せ、転写、記録材剥離、記録材吸着/搬送の各機能を具
備させ、転写〜定着までの記録材の搬送を連続して行う
ようにしたため、装置構成の簡易化を図りながら、転写
動作を安定的に行うことができることに加えて、記録材
の種類に影響されることなく、転写直後の記録材の挙動
を安定させ、かつ、記録材の搬送状態を均一にすること
ができる。また、転写直後の記録材をベルトにより搬送
するため、転写直後に記録材ガイドのようなガイド部材
を設ける必要がなくなり、低湿環境においても、ガイド
部材に記録材が引っかかるという事態を有効に回避でき
る。このため、記録材の種類に影響されることなく、中
間転写ベルトからの記録材の剥離性を常時良好に保ち、
しかも、定着装置に至る記録材の搬送性を安定させるこ
とができる。
【0038】また、本発明において、バックアップ部材
を比較的高硬度とし、バックアップ部材に比べて転写ロ
ールを低硬度とすることで、転写ニップ域を形成するよ
うにすれば、例えば中間転写ベルトの張架ロールをバッ
クアップ部材として兼用するとしても、中間転写ベルト
の回転速度変動を抑制でき、回転速度変動に伴う画質に
影響を与える事態を有効に回避できることは勿論のこ
と、所定のニップ幅を保って単位面積当たりのニップ荷
重を下げることが可能になるため、ホロキャラクターと
呼ばれる像中央部抜けの画質トラブルを有効に回避しな
がら、転写動作を安定的に行うことができる。
【0039】更に、本発明において、転写ロールの中心
軸とバックアップ部材の曲率中心とを結ぶ軸中心線に直
交する垂線のうち、転写ロールとバックアップ部材との
転写ニップ域出口を通る基準線に対し、一括転写装置の
ベルトの記録材搬送面を少なくとも下方に配置するよう
にすれば、剥離放電による画質劣化(リトランスファー
による像ムラ)を有効に回避することができる。特に、
一括転写装置のベルトの記録材搬送面を前記基準線に対
し0゜〜15゜の範囲で下方に配置するようにすれば、
記録材の剥離不良を回避しながら、剥離放電による画質
劣化(リトランスファーによる像ムラ)を有効に回避す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の構成を示す説明
図である。
【図2】 実施の形態1に係る画像形成装置の概要を示
す説明図である。
【図3】 実施の形態1で用いられる一括転写装置の詳
細を示す説明図である。
【図4】 実施の形態1で用いられる一括転写装置のベ
ルトの記録材搬送面のレイアウト最適例を示す説明図で
ある。
【図5】 実施の形態1における転写ベルト角度と剥離
不良発生率/像ムラ発生レベルとの関係を示すグラフ図
である。
【図6】 実施の形態2に係る画像形成装置の要部を示
す説明図である。
【図7】 (a)〜(c)は図6の一括転写装置の動作
例を示す説明図である。
【図8】 実施の形態3に係る画像形成装置の概要を示
す説明図である。
【符号の説明】
1…像担持体,2…中間転写ベルト,3…一括転写装
置,4…記録材,5a,5b…ロール,6…ベルト,6
a…記録材搬送面,7…転写ロール,8…バックアップ
部材,9…転写バイアス印加手段,21(21a〜21
d)…感光体ドラム,30…中間転写ベルト,34…バ
ックアップロール,50…一括転写装置,51…転写ロ
ール(ロール),52…ロール,53,53(1),53
(2)…転写ベルト,54…給電ロール,55…転写バイ
アス,101…感光体ドラム,110…中間転写ベル
ト,113…バックアップロール,120…一括転写装
置,121…転写ロール(ロール),122…ロール,
123…転写ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川幡 泰 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 高橋 政明 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各色成分画像が形成担持される一若しく
    は複数の像担持体(1)と、この像担持体(1)上の各
    色成分画像が中間的に転写担持される中間転写ベルト
    (2)と、この中間転写ベルト(2)上の各色成分画像
    が記録材(4)に一括転写せしめられる一括転写装置
    (3)とを備えた画像形成装置において、 一括転写装置(3)は、複数のロール(5a,5b)及
    び該ロール(5a,5b)に対し回転可能に張架された
    体積抵抗率が106〜1010Ωcmの半導電性ベルト
    (6)を有し、 複数のロール(5a,5b)のいずれかを転写ロール
    (7)としてベルト(6)を介して中間転写ベルト
    (2)に圧接配置すると共に、この転写ロール(7)に
    対向する中間転写ベルト(2)の裏面側にバックアップ
    部材(8)を配置し、 転写ロール(7)及びバックアップ部材(8)間に対し
    一括転写用の転写電界が形成される転写バイアス印加手
    段(9)を設けると共に、記録材(4)の搬送方向下流
    側に沿ってベルト(6)を配置したことを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、 転写ロール(7)の硬度がバックアップ部材(8)の硬
    度よりも低いことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置において、 一括転写装置(3)のベルト(6)の記録材搬送面(6
    a)は、転写ロール(7)の中心軸とバックアップ部材
    (8)の曲率中心とを結ぶ軸中心線に直交する垂線のう
    ち、転写ロール(7)とバックアップ部材(8)とのニ
    ップ域出口を通る基準線に対し、少なくとも下方に配置
    されていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像形成装置において、 一括転写装置(3)のベルト(6)の記録材搬送面(6
    a)は、転写ロール(7)の中心軸とバックアップ部材
    (8)の曲率中心とを結ぶ軸中心線に直交する垂線のう
    ち、転写ロール(7)とバックアップ部材(8)とのニ
    ップ域出口を通る基準線に対し、0〜15゜の範囲で下
    方に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
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