JPH10319658A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10319658A
JPH10319658A JP9143434A JP14343497A JPH10319658A JP H10319658 A JPH10319658 A JP H10319658A JP 9143434 A JP9143434 A JP 9143434A JP 14343497 A JP14343497 A JP 14343497A JP H10319658 A JPH10319658 A JP H10319658A
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JP
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unit
speed
transport
transfer material
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JP9143434A
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English (en)
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Masayoshi Watanuki
昌義 綿貫
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 さほど高精度な速度制御を行うことなく、ま
た、高い部品精度や微妙な調整を必要とすることなく、
相隣り合う搬送手段間における転写材の弛み量を適正に
保つことにより、画像のボケや擦れ等の無い高品質の画
像を形成できる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 レジストローラ20と転写ベルト21と
の間、転写ベルト21と定着ローラ22との間における
転写材Pの弛み量TrXをそれぞれ検出する検出装置3
3と、例えばレジストローラ20と転写ベルト21との
間をまたがって搬送中の場合、弛み量TrXが上限値T
r1以上になったときには、上流側の搬送手段であるレ
ジストローラ20の搬送速度Vjが下流側の搬送手段で
ある転写ベルト21の搬送速度Vkより遅くなるように
制御し、弛み量TrXが下限値Tr2以下になったとき
には、レジストローラ20の搬送速度Vjが転写ベルト
21の搬送速度Vkよりも速くなるように制御する制御
回路30とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機やレーザープ
リンタ等の電子写真方式の画像形成装置に関し、特に画
像形成装置における転写材の搬送制御技術に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】複写機やレーザープリンタ等の画像形成
装置においては、給紙部から転写紙(転写材)を給紙
し、転写部、定着部を順次経て機外に排出するために、
一連の搬送経路に沿って転写紙を搬送する搬送系を備え
ている。この搬送系は、搬送経路に沿って配設された複
数の搬送手段、例えば給紙部の給紙ローラ、転写部の転
写ベルト、定着部の定着ローラ等を有しており、転写紙
は相隣り合う搬送手段にまたがって搬送される。そのた
め、各搬送手段の転写紙を搬送する速度に差があると、
その速度差により転写紙が引っ張られたり弛んだりして
画像のボケや擦れ等を発生し、画質を低下させることに
なる。特に、複数の異なった色の画像を一枚の転写紙の
上に重ねて転写してカラー画像を形成する場合には、ボ
ケや擦れの他に、色調むら、色ずれ等を発生し、カラー
画質が著しく低下するという問題があった。このような
問題を解決するために、特開平3−5767号公報に記
載の技術では、相隣り合う搬送手段により搬送される転
写材の搬送速度を検出し、一方の搬送手段の搬送速度を
基準として、これに他方の搬送手段の搬送速度を一致さ
せるように速度制御することで、両搬送手段間の搬送速
度の差をなくし転写材の引っ張り、弛みを防止してい
る。また、特開平3−102049号公報に記載の技術
では、転写材の搬送路上に配置された複数の搬送ローラ
の搬送速度を下流側に位置する搬送ローラほど速くする
ように設定し、且つ、下流側に位置する搬送ローラによ
って転写材が搬送方向に引っ張られたときに上流側の搬
送ローラが空転するようにワンウエイクラッチを設けて
搬送ローラと転写材間の滑りを防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平3−5
767号公報に記載の技術では、相隣り合う搬送手段間
の搬送速度差をなくすために、非常に高い精度で速度制
御を行う必要があるため、高性能なコントローラを組み
込んだ制御回路を搭載する必要が生じ、製品コストが高
くなるという問題があった。また、特開平3−1020
49号公報に記載の技術においては、転写材が所定値以
上の張力で引っ張られたときのみ上流側の搬送ローラが
空転するようにするためには、高い部品精度及び微妙な
調整が要求されるため、製品コスト、調整時間、安定性
等の面で問題があった。本発明は上記従来の技術が抱え
る課題を解消すべく創案されたものであり、その目的
は、さほど高精度な速度制御を行うことなく、また、高
い部品精度や微妙な調整を必要とすることなく、相隣り
合う搬送手段間における転写材の弛み量を適正に保つこ
とにより、画像のボケや擦れ等の無い高品質の画像を形
成できる画像形成装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解説するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、感光体上に形成された画
像を転写材に転写する転写部と、転写部の搬送方向上流
側に位置し転写部に転写材を供給する給紙部と、転写部
の搬送方向下流側に位置し画像が転写された転写材を定
着処理する定着部とを有する画像形成装置において、給
紙部の搬送手段と転写部の搬送手段との間、及び転写部
の搬送手段と定着部の搬送手段との間における転写材の
弛み量をそれぞれ検出する検出手段と、上記弛み量が所
定値以上になったときには、そのとき転写紙を搬送中の
上流側の搬送手段の搬送速度Vjが下流側の搬送手段の
搬送速度Vkより遅くなるように制御し、上記弛み量が
所定値以下になったときには、そのとき転写紙を搬送中
の上流側の搬送手段の搬送速度Vjが下流側の搬送手段
の搬送速度Vkより速くなるように制御する速度制御手
段とを備えたことを特徴とする。上記請求項1に記載の
画像形成装置によれば、相隣り合う搬送手段間、すなわ
ち給紙部の搬送手段と転写部の搬送手段との間、又は転
写部の搬送手段と定着部の搬送手段との間をまたがって
転写材が搬送されるときにも、各搬送手段の搬送速度を
さほど高精度に制御することなく、また、高い部品精度
や微妙な調整を必要とすることなく、転写材の弛み量を
適正に保つことができるので、転写材が引っ張られるこ
とにより発生する画像の乱れや転写材が弛みすぎること
により発生する画像のこすれ等の画像品質の劣化を防止
することができる。
【0005】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の装置構成を前提にして、前記速度制御手段は、
転写部の搬送手段による転写材の搬送速度を一定に保
ち、給紙部の搬送手段及び定着部の搬送手段による転写
材の搬送速度を変化させることを特徴とする。上記請求
項2に記載の画像形成装置によれば、給紙部の搬送手段
と転写部の搬送手段との間をまたがって転写材が搬送さ
れるときには、給紙部の搬送手段による転写材の搬送速
度のみ変化させることにより、また、転写部の搬送手段
と定着部の搬送手段との間をまたがって転写材が搬送さ
れるときには、定着部の搬送手段による転写材の搬送速
度のみ変化させることにより、転写材の弛み量を適正に
保つことができるので、これらの速度制御を行う速度制
御手段を簡単な構成で実現できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明が適用される
画像形成装置の一種であるカラー複写機の実施の形態の
一例を示す全体図である。このカラー複写機は、原稿読
み取りのためのスキャナー部1と、スキャナー部1より
デジタル信号として出力される画像信号を電気的に処理
する画像処理部2と、画像処理部2からの各色の画像記
録情報に基づいて画像を複写紙上に形成するプリンタ部
3を有する。スキャナー部1は、原稿載置台4上の原稿
を走査照明するランプ5、例えば蛍光灯を有する。蛍光
灯5により照明されたときの原稿からの反射光は、ミラ
ー6、7、8により反射されて結像レンズ9に入射され
る。結像レンズ9により、画像光は、ダイクロイックプ
リズム10に結像され、例えばレッドR、グリーンG、
ブルーBの3種類の波長の光に分光され、各波長光ごと
に受光器11、例えばレッド用CCD11R、グリーン
用CCD11G、ブルー用CCD11Bに入射される。
各CCD11R、11G、11Bは、入射した光をデジ
タル信号に変換して出力し、その出力は画像処理部2に
おいて必要な処理を施して、各色の記録色情報、例えば
ブラック(以下Bkと略称)、イエロー(Yと略称)、
マゼンタ(Mと略称)、シアン(Cと略称)の各色の記
録形成用の信号に変換される。図1にはBk、C、M、
Yの4色を形成する例を示すが、3色だけでカラー画像
を形成することもできる。その場合は図1の例に対し記
録装置を1組減らすこともできる。画像処理部2よりの
信号は、プリンタ部3に入力され、夫々の色のレーザ光
出射装置12Bk、12C、12M、12Yに送られ
る。
【0007】プリンタ部3には、図の例では4組の記録
装置13Bk、13C、13M、13Yが並んで配置さ
れている。各記録装置13はそれぞれ同じ構成部材より
なっているので、説明を簡単化するためC用の記録装置
について説明し、他の色については省略する。尚各色用
について、同じ部分には同じ符号を付し、各色の構成の
区別をつけるために、符号に各色を示す添字を付す。記
録装置13Cはレーザ光出射装置12Cの外に感光体1
4C、例えば支軸24Cにより回転支持される感光体ド
ラムを有する。感光体14Cには、帯電チャージャ15
C、レーザ光出射装置12Cによる露光装置、現像装置
16C、転写チャージャ17C等が公知の複写装置と同
様に付設されている。
【0008】帯電チャージャ15Cにより一様に帯電さ
れた感光体14Cは、レーザ光出射装置12Cによる露
光により、シアン光像の潜像を形成し、現像装置16C
により現像して顕像を形成する。給紙コロ18により給
紙部19、例えば2つの給紙カセットの何れかから供給
される転写材は、レジストローラ20により先端を揃え
られタイミングを合わせて転写部の搬送手段である転写
ベルト21に送られる。転写ベルト21により搬送され
る転写材は、夫々顕像を形成された感光体14Bk、1
4C、14M、14Yに順次送られ、転写チャージャ1
7の作用下で顕像を転写される。転写材は、転写ベルト
21に静電吸着されることにより、転写ベルトの速度で
精度良く搬送される。転写された転写材は、定着部の搬
送手段である定着ローラ22により搬送されつつ定着さ
れ、排紙ローラ23により排紙される。
【0009】図2は図1に示すカラー複写機の要部拡大
図である。図示するように、給紙部19における搬送手
段でもあるレジストローラ20は、転写材Pの搬送経路
を挟んで上下に配置された駆動ローラ20aと従動ロー
ラ20bとからなり、感光体14の回転のタイミングに
合わせて回転制御されて、感光体14Bkと転写ベルト
21との間に転写材Pを供給する。転写ベルト21は、
駆動ローラ26と二本の従動ローラ27とに巻き掛けら
れており、駆動ローラ26の駆動力で走行して定着ロー
ラ22へと転写材Pを搬送する。定着ローラ22は、転
写材Pの搬送経路を挟んで上下に配置された駆動ローラ
22aと従動ローラ22bとからなり、画像が転写され
た転写材Pを両ローラ間で加圧及び加熱しつつ排紙ロー
ラ23側へ転写紙を搬送する。上記レジストローラ2
0、転写ベルト21、及び定着ローラ22の駆動ローラ
20a、26、及び22aは各々別々のモータ(図示省
略)により駆動されるようになっている。そして、各モ
ータの回転速度を制御回路30によって各々独立に制御
することにより、レジストローラ20、転写ベルト2
1、及び定着ローラ22のそれぞれによる転写紙の搬送
速度が各々独立に制御されるようになっている。
【0010】レジストローラ20と転写ベルト21との
間に設けられたガイド板31の上方、及び転写ベルト2
1と定着ローラ22との間の搬送経路に設けられたガイ
ド板32の上方には、転写材Pの弛み量を検出するため
の検出装置33A、33Bがそれぞれ設けられている。
両検出装置33A、33Bは、どちらも、転写材Pの弛
み量が所定値Tr1以上になったときに遮光される遮光
型のフォトセンサPS1と、所定値Tr2(Tr1>T
r2)以上になったときに遮光される遮光型のフォトセ
ンサPS2とからなる。各フォトセンサPS1、PS2
は、水平方向に光を出射する発光素子(LED)とその
光を受光する受光素子(LD)とからなる。転写材Pの
弛み量とは、相隣り合う搬送手段間をまたがって転写材
Pが搬送されているときに、転写材Pの搬送方向上流側
部分の送り量に対して下流側部分の送り量が小さいため
に、転写材Pの中間部が上方に湾曲したときの湾曲部頂
点TPのガイド板31、32からの高さのことである。
【0011】制御回路30は、上記検出装置33A、3
3Bからの検出信号を監視し、転写材Pの弛み量がTr
1以上になったとき、すなわちフォトセンサPS1が遮
光されたときには、そのとき転写紙Pを搬送中の相隣り
合う搬送手段のうちの上流側の搬送手段の搬送速度Vj
が下流側の搬送手段の搬送速度Vkより遅くなるように
制御し、弛み量がTr2以下になったとき、すなわちフ
ォトセンサPS2が遮光されなくなったときには、その
とき転写紙Pを搬送中の相隣り合う搬送手段のうちの上
流側の搬送手段の搬送速度Vjが下流側の搬送手段の搬
送速度Vkよりも速くなるように、各搬送手段のモータ
回転数を制御する。このとき、制御回路30は、転写ベ
ルト21のモータ回転数を一定に保ち、レジストローラ
20及び定着ローラ22のモータ回転数を可変制御す
る。
【0012】次に、図2に示すフローチャートに従って
本実施の形態の動作を説明する。ここでは、転写材Pが
転写部から定着部へ搬送される場合について説明する。
制御回路30は、検出装置33Bからの検出信号に基づ
いて、上流側の搬送手段である転写ローラ21から下流
側の搬送手段である定着ローラ22へ搬送される転写材
Pの弛み量(TrX)を常時監視している(S1)。そ
して、先ず、検出された弛み量TrXが所定値Tr1以
上になったか否かをチェックし(S2)、弛み量TrX
が所定値Tr1以上になっていなければ(S2でN
o)、検出された弛み量TrXが所定値Tr2以下にな
ったか否かをチェックし(S4)、その判定結果に応じ
てステップS5又はS6に進む。転写材Pが定着ローラ
22に進入するまでは、弛み量TrXは所定値Tr2未
満(TrX<Tr2)なので(S2でNo→S4でYe
s)、ステップS5に進み、転写ベルト21の搬送速度
Va(Vj)を定着ローラ22の搬送速度Vc(Vk)
よりも高速にセットして、ステップS1に戻る。その
後、転写材Pが定着ローラ22に進入すると、転写材P
に若干弛みが生じ、弛み量TrXが所定値Tr2以上
(Tr1≧TrX≧Tr2:適正な弛み量の範囲)にな
るので(S4でNo)、ステップS6に進み、定着ロー
ラ22の搬送速度Vc(Vk)を転写ベルト21の搬送
速度Va(Vj)とほぼ同じ値にセットして、ステップ
S1に戻る。
【0013】その後、更に転写材Pの弛みが大きくな
り、弛み量TrXが所定値Tr1以上(TrX≧Tr
1)になった場合には(S2でYes)、弛み量が大き
過ぎるのでステップS3に進み、定着ローラ22の搬送
速度Vc(Vk)が転写ベルト21の搬送速度Va(V
t)よりも高速(Vk>Vt)になるようにセットし
て、ステップS1からの処理を繰り返す。上記のよう
に、転写材Pの弛み量TrXを常時監視し、弛み量Tr
Xが上限値Tr1以上(TrX≧Tr1)になったとき
には(S2でYes)、転写ローラ21の搬送速度Va
が定着ローラ22の搬送速度Vcよりも遅くなるよう
に、弛み量TrXが下限値Tr2以下(TrX≦Tr
2)になったときには(S4でYes)、転写ローラ2
1の搬送速度Vaが定着ローラ22の搬送速度Vcより
も速くなるように、弛み量TrXが上限値Tr1未満で
下限値以上(Tr1≧TrX≧Tr2)の適正値のとき
には(S2でNo→S4でNo)、定着ローラ22の搬
送速度Vcが転写ベルト21の搬送速度Vaとほぼ同じ
になるように、それぞれの場合に応じて定着ローラ22
のモータ回転数を制御することにより、上流側の搬送手
段である転写ローラ21と下流側の搬送手段である定着
ローラ22の搬送速度をさほど高精度に制御することな
く、また、高い部品精度や微妙な調整を必要とすること
なく、転写材Pの弛み量を適正に保つことができる。
【0014】また、転写材Pが給紙部から転写部へ搬送
される場合においても、転写材Pの弛み量TrXを常時
監視し、弛み量TrXが上限値Tr1以上(TrX≧T
r1)になったときには(S2でYes)、レジストロ
ーラ20の搬送速度Vbが転写ローラ21の搬送速度V
aよりも遅くなるように、弛み量TrXが下限値Tr2
以下(TrX≦Tr2)になったときには(S4でYe
s)、レジストローラ20の搬送速度Vbが転写ベルト
21の搬送速度Vaよりも速くなるように、弛み量Tr
Xが上限値Tr1未満で下限値以上(Tr1≧TrX≧
Tr2)の適正値のときには(S2でNo→S4でN
o)、レジストローラ20の搬送速度Vbが転写ベルト
21の搬送速度Vaとほぼ同じになるように、それぞれ
の場合に応じてレジストローラ20のモータ回転数を制
御することにより、上流側の搬送手段であるレジストロ
ーラ20と下流側の搬送手段である転写ベルト21の搬
送速度をさほど高精度に制御することなく、また、高い
部品精度や微妙な調整を必要とすることなく、転写材P
の弛み量を適正に保つことができる。したがって、複数
の異なった色の画像を一枚の転写材Pの上に重ねて転写
してカラー画像を形成する場合においても、ボケや擦
れ、色調むら、色ずれ等を防止し、鮮明なカラー画像を
形成することができる。なお、ここでは本発明をカラー
複写機に適用した場合について説明したが、本発明はこ
れに限らず、モノクロ複写機、レーザープリンタ、ファ
クシミリ、或いはこれらの機能を兼ね備えた複合機な
ど、電子写真方式の画像形成装置一般に広く適用できる
ものである。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下のような優れた効果を発揮できる。請求項1に記載の
画像形成装置によれば、相隣り合う搬送手段間をまたが
って転写材が搬送されるときにも、各搬送手段の搬送速
度をさほど高精度に制御することなく、また、高い部品
精度や微妙な調整を必要とすることなく、転写材の弛み
量を適正に保ち、転写材が引っ張られることにより発生
する画像の乱れや転写材が弛みすぎることにより発生す
る画像のこすれ等の画像品質の劣化を防止することがで
きる。また、請求項2に記載の発明は、請求項1の効果
に加え、転写部の搬送手段による搬送速度を一定に保持
し、給紙部の搬送手段及び定着部の搬送手段による転写
材の搬送速度のみ変化させることにより、転写材の弛み
量を適正に保つことができるので、これらの速度制御を
行う速度制御手段を簡単な構成で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の一種である
カラー複写機の実施の形態の一例を示す全体図である。
【図2】図1に示すカラー複写機の要部拡大図である。
【図3】本発明の実施の形態の動作内容を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
14 感光体、14 感光体、19 給紙部、20 レ
ジストローラ(上流側の搬送手段)、20a 駆動ロー
ラ、20b 従動ローラ、21 転写ベルト(上流側又
は下流側の搬送手段)、22 定着ローラ(下流側の搬
送手段)、22a 駆動ローラ、22b 従動ローラ、
23 排紙ローラ、26 駆動ローラ、27 従動ロー
ラ、30 制御回路(速度制御手段)、33A 検出装
置、33B 検出装置、31 ガイド板、32 ガイド
板、P 転写材、PS1 フォトセンサ、PS2 フォ
トセンサ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上に形成された画像を転写材に転
    写する転写部と、転写部の搬送方向上流側に位置し転写
    部に転写材を供給する給紙部と、転写部の搬送方向下流
    側に位置し画像が転写された転写材を定着処理する定着
    部とを有する画像形成装置において、 給紙部の搬送手段と転写部の搬送手段との間、及び転写
    部の搬送手段と定着部の搬送手段との間における転写材
    の弛み量をそれぞれ検出する検出手段と、 上記弛み量が所定値以上になったときには、そのとき転
    写紙を搬送中の上流側の搬送手段の搬送速度が下流側の
    搬送手段の搬送速度よりも遅くなるように制御し、上記
    弛み量が所定値以下になったときには、そのとき転写紙
    を搬送中の上流側の搬送手段の搬送速度が下流側の搬送
    手段の搬送速度よりも速くなるように制御する速度制御
    手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記速度制御手段は、転写部の搬送手段
    による転写材の搬送速度を一定に保ち、給紙部の搬送手
    段及び定着部の搬送手段による転写材の搬送速度を変化
    させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006195016A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
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