JPH10319279A - 光モジュールおよび放熱基板 - Google Patents

光モジュールおよび放熱基板

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JPH10319279A
JPH10319279A JP12755297A JP12755297A JPH10319279A JP H10319279 A JPH10319279 A JP H10319279A JP 12755297 A JP12755297 A JP 12755297A JP 12755297 A JP12755297 A JP 12755297A JP H10319279 A JPH10319279 A JP H10319279A
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JP
Japan
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substrate
temperature
semiconductor substrate
region
optical module
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Withdrawn
Application number
JP12755297A
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English (en)
Inventor
Takashi Ushikubo
孝 牛窪
Naoyuki Mineo
尚之 峯尾
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LDの温度変化を速やかに検知し、かつ容易
にLDの温度制御を行う。 【解決手段】 少なくとも、光素子11と、この光素子
を搭載する基板13と、光素子の温度を恒温にするため
の温度制御系とを具えていて、この温度制御系は温度検
知部31と電子冷却素子15とを含み、温度検知部を流
れる電流を温度検出信号として電子冷却素子に伝えて温
度制御を行う光モジュールにおいて、基板を半導体基板
とし、温度検知部を半導体基板にモノリシックに一体形
成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光伝送用の光モ
ジュール、特に光モジュールの温度制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光伝送用の光モジュールとして
は、文献1(文献1:David S.Alles,etal.,Proc.of EC
TC'90,pp.185-192,1990 Trends in Laser Packaging)
に示されているように、少なくとも、光素子と、この光
素子の温度を検知する温度検知部と、これらを搭載した
基板と、光素子の温度を一定に保つための電子冷却素子
とを具えているものがある。ここで、図9を参照する。
図9はこのような光モジュールを構成する要素の配置関
係を示す概略図であり、構造体の一部を切り欠いた斜視
図で示している。上記文献の光モジュールは、光素子1
10としてレーザ素子(LD)と、LD110の温度を
検知する温度検知部120としてサーミスタ素子と、こ
れらを載置した基板130と、LD110を恒温に保つ
ための電子冷却素子150(TEC:Thermo Electric
Cooler) を具えている。さらに、LD110からの出射
光をモニターするモニタPD170(Photo Diode)と、
レンズ190と、光ファイバ210と、以上の要素を収
納する筐体230とを具えている。レンズ190および
光ファイバ210はYAGレーザ溶接またはハンダづけ
等によりLD110に光結合することができるように筐
体230の側面230aに固定されている。また、電子
冷却素子150はハンダづけ等により筐体230の底面
230bに固定されている。
【0003】また、図10を参照して基板周辺の配置関
係を説明する。図10は図9の光モジュールの基板周辺
の部分的な拡大図であり、断面の切り口で示している。
基板130は通常、金属材料からなる基板を用いてい
て、電子冷却素子150の上面150a(セラミック板
となっている。)にハンダ240a等によって固定され
ている。また、LD110およびサーミスタ素子120
もハンダ240b等によって基板130の上面130a
に固定されている。また、サーミスタ素子120は基板
130を介してLD110の温度を検知していて、LD
110からの熱を検知すると既存の温度制御回路に信号
が伝えられて電子冷却素子150にLD110の熱を冷
却させるという一連の動作によってLD110の温度を
一定に保っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような光モジュールにおいて、LD110と基板130
との間、および基板130とサーミスタ素子120との
間はハンダ(240aおよび240b)を介して固定さ
れている(図10参照。)。ここで、LD110で発生
する熱の伝導経路を考えると、LD110、ハンダ24
0b、基板130、ハンダ240b、サーミスタ素子1
20という順に熱は伝わっていく。一般的にハンダは金
属板に比べて熱抵抗が大きい。例えばAuとSnからな
るハンダとして、金属板を鉄合金(従来より用いている
材料)とした場合にはハンダの熱抵抗は鉄合金の5〜6
倍にもなる。このため、上記のような構造の光モジュー
ルでは、LD110とサーミスタ素子120との間に大
きな熱抵抗がある。
【0005】一方、通信に用いるデジタル信号のパター
ンは時間とともに大きく変化し、LDの動作もこの信号
に応じて変化するため、LDの発熱量も時間に応じて変
化する。
【0006】上記の光モジュールのサーミスタ素子によ
ってLDの温度を検知しようとすると、LDとサーミス
タ素子間に大きな熱抵抗が存在するためにLDの温度変
化がサーミスタ素子に到達するのに時間がかかってしま
う。その結果サーミスタ素子から温度制御回路に信号を
伝えて、電子冷却素子によってLDを冷却するという、
温度制御系の応答に遅れが生じて、LDの温度を一定に
保つことができなくなってしまうという問題があった。
【0007】また、サーミスタ素子は基板の任意の位置
にハンダによって固定されているが、このサーミスタ素
子の固定時において位置ずれを生じるおそれがあり、位
置ずれが生じた場合、LDとサーミスタ素子間の距離の
変化に伴い、両者間の熱抵抗が変化するため、温度制御
系の設定を補正する必要があった。
【0008】このため、LDの温度変化を速やかに検知
することができ、かつ容易にLDの温度制御を行うこと
のできる光モジュールの出現が望まれていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、この発明の光
モジュールによれば、少なくとも、光素子と、この光素
子を搭載する基板と、光素子の温度を恒温にするための
温度制御系とを具えていて、この温度制御系は温度検知
部と電子冷却素子とを含み、温度検知部を流れる電流を
温度検出信号として電子冷却素子に伝えて温度制御を行
う光モジュールにおいて、基板を半導体基板とし、温度
検知部を半導体基板にモノリシックに一体形成してある
ことを特徴とする。
【0010】このような光モジュールは、温度検知部が
ハンダ等によって半導体基板にハイブリッドに固定され
るのではなく、半導体基板にモノリシックに一体形成し
てあるため、光素子で発生した熱が温度検知部に到達す
るまでの熱伝導経路は、順に光素子、ハンダ、半導体基
板、温度検知部となり、熱が熱抵抗の大きいハンダを経
由する回数を減らすことができる。このため、光素子で
発生した熱は温度検知部で速やかに検知され、温度制御
系の光素子の温度変化に対する応答時間も短縮される。
したがって光素子を恒温に制御する精度を向上させるこ
とができる。また、温度検知部は基板に一体形成されて
いるため、温度検知部と光素子との間の距離が変化する
ことはなく、よって両者間の熱抵抗も変化することはな
い。したがって温度制御系の設定を補正するようなこと
はなくなる。
【0011】また、好ましくは、温度検知部をショット
キーダイオードを以て構成しているのがよい。
【0012】ショットキーダイオードに流れる順方向電
流IF は、一般的に次式(1)で表される(文献2:電
気・電子工学大系14 集積回路工学 柳井久義・後川
昭雄共編 コロナ社 pp.220)。
【0013】 IF =I0 [exp(qVF /kT)−1]・・・(1) ただし、I0 =AST2 exp(−φB /kT) φB はショットキー障壁の高さ(eV)、Sは接合面
積、Aはリチャードソン定数、Tはショットキーダイオ
ード領域の絶対温度、kはボルツマン定数、qは電子の
電荷、VF は順方向電圧とする。この式より、ショット
キーダイオードの順方向電流IF は、順方向電圧VF
一定にすると、ショットキーダイオード領域の温度Tに
より変化する。このため、光素子の温度変化はこのショ
ットキーダイオードの順方向電流により検知することが
でき、この順方向電流を温度検出信号として温度制御系
に伝え、電子冷却素子を作用させることによって光素子
の温度を制御することができる。
【0014】温度検知部をショットキーダイオードを以
て構成する場合、好ましくは、半導体基板をn型半導体
基板として、この基板に、基板の一部と、基板の一部の
上面に設けた金属電極とによってショットキーダイオー
ド領域を形成してあるのがよい。
【0015】ショットキーダイオード領域は、光素子が
搭載されている基板の一部をショットキーダイオードの
構成成分として用いていて、このため、基板にモノリシ
ックに一体形成されている。よって、上記で説明したよ
うに光素子で発生した熱は速やかにショットキーダイオ
ード領域に伝えられて、順方向電流の値が変化するため
光素子の温度変化をより速く検知することができる。ま
た、従来のように温度検知部を基板にハンダ等によって
ハイブリッドに設けていないため、温度検知部と光素子
との間の距離が変化することはなく、距離の変化に伴う
熱抵抗の変化に応じて温度制御系の設定をし直す必要も
なくなる。
【0016】また、好ましくは、温度検知部をpn接合
ダイオードを以て構成しているのがよい。
【0017】pn接合ダイオードに流れる順方向電流
も、順方向電圧を一定にすると温度変化の影響を受け
て、変化する。このため、光素子の温度変化はこのpn
接合ダイオードの順方向電流により検知することがで
き、この順方向電流を温度検出信号として温度制御系に
伝え、電子冷却素子を作用させることによって光素子の
温度を制御することができる。
【0018】また、温度検知部をpn接合ダイオードを
以て構成する場合、好ましくは、半導体基板をn型半導
体基板として、この基板に、基板の一部と、基板の一部
の上面の一部に形成したp型領域とによってpn接合ダ
イオード領域が形成してあるのがよい。
【0019】pn接合ダイオード領域は、光素子が搭載
されている基板を例えばn型半導体基板として、この基
板の一部を加工してp型領域を形成して、基板と、この
p型領域とでpn接合領域を形成している。このためp
n接合ダイオードは基板にモノリシックに一体形成され
ている。よって、上記で説明したように光素子で発生し
た熱は速やかにpn接合ダイオード領域に伝えられて、
順方向電流の値が変化するため光素子の温度変化をより
速く検知することができる。また、従来のように温度検
知部を基板にハンダ等によってハイブリッドに設けてい
ないため、温度検知部と光素子との間の距離が変化する
ことはなく、距離の変化に伴う熱抵抗の変化に応じて温
度制御系の設定をし直す必要もなくなる。
【0020】また、好ましくは、温度検知部を 拡散抵
抗を以て構成しているのがよい。
【0021】拡散抵抗の抵抗値は温度に依存することが
知られている(文献2 pp.208-209)。光素子が搭載さ
れている基板にモノリシックに形成された拡散抵抗であ
るため、拡散抵抗の抵抗値は光素子の温度変化によって
変化する。このため拡散抵抗を流れる電流によって光素
子の温度変化を検知することができる。したがって拡散
抵抗を流れる電流を温度検出信号として温度制御系に伝
え、電子冷却素子を作用させることによって光素子の温
度を制御することができる。また、拡散抵抗の抵抗値の
温度変化は温度に対してほぼ線形に変化するので取り出
す電流値も線形に変化する。このため、温度制御系にお
いて電流値と温度との変換が容易であるので、温度制御
系の制御回路をより簡単なものにすることができる。
【0022】また、温度検知部を拡散抵抗を以て構成す
る場合、好ましくは、半導体基板をn型半導体基板とし
て、この基板にp型拡散抵抗領域を形成してあるのがよ
い。
【0023】拡散抵抗領域は、光素子が搭載されている
基板を例えばn型半導体基板として、この基板の一部を
加工してp型拡散領域を形成している。このp型拡散領
域の任意の離間した2か所にオーミック電極を形成して
いて、1つのオーミック電極からp型拡散領域を通って
もう1つのオーミック電極に電流が流れるような構造に
なっている。このように拡散抵抗は基板にモノリシック
に一体形成されているので、上記で説明したように光素
子で発生した熱は速やかに拡散抵抗領域に伝えられる。
抵抗値の変化により電流値が変化するため光素子の温度
変化をより速く検知することができる。また、従来のよ
うに温度検知部を基板にハンダ等によってハイブリッド
に設けていないため、温度検知部と光素子との間の距離
が変化することはなく、距離の変化に伴う熱抵抗の変化
に応じて温度制御系の設定をし直す必要もなくなる。
【0024】また、好ましくは、温度検知部を抵抗体を
以て構成しているのがよい。
【0025】光素子が搭載されている基板にモノリシッ
クに形成された抵抗体であるため、抵抗体の抵抗値は光
素子の温度変化によって変化する。このため抵抗体にか
かる電圧を一定にすれば、抵抗体を流れる電流によって
光素子の温度変化を検知することができる。したがって
抵抗体を流れる電流を温度検出信号として温度制御系に
伝え、電子冷却素子を作用させることによって光素子の
温度を制御することができる。
【0026】また、温度検知部を抵抗体を以て構成する
場合、好ましくは、基板の上面の一部に絶縁膜を介して
抵抗体が形成してあるのがよい。
【0027】抵抗体は、光素子が搭載されている基板の
上面の一部に絶縁膜を介して形成されていて、この抵抗
体上の離間した任意の2か所に電極が形成されている。
そして電流は一方の電極から抵抗体を通ってもう一方の
電極まで流れる。基板とは絶縁膜を介しているので、2
つの電極間の抵抗体にのみ電流が流れる。このため抵抗
値を、電極間の抵抗体の長さと、電流の流れる方向と直
角の方向の抵抗体の幅と、抵抗体の厚さとで設定するこ
とができる。また、抵抗体は基板にモノリシックに一体
形成されているので、上記で説明したように光素子で発
生した熱は速やかに抵抗体に伝えられる。抵抗値の変化
により電流値が変化するため光素子の温度変化をより速
く検知することができる。また、従来のように温度検知
部を基板にハンダ等によってハイブリッドに設けていな
いため、温度検知部と光素子との間の距離が変化するこ
とはなく、距離の変化に伴う熱抵抗の変化に応じて温度
制御系の設定をし直す必要もなくなる。また、基板を加
工する必要のないことから、より容易に製造することが
できる。
【0028】また、この発明は、半導体基板と、この半
導体基板にモノリシックに一体形成され、半導体基板に
搭載される素子の温度を検知するための温度検知部とを
具える放熱基板としてもよい。
【0029】発熱する素子が搭載されている基板に温度
検知部がモノリシックに一体形成されていることによ
り、素子が発生した熱を速やかに温度検知部に伝えるこ
とができる。この基板は放熱基板となっていることか
ら、この放熱基板の下に電子冷却素子等を設けることに
より、温度検知部からの温度変化に対応する信号を電子
冷却素子に伝えて、より速やかに素子の放熱を行うこと
ができる。
【0030】また、上記素子を光素子とするのがよい。
素子を光素子とすると、光モジュールに上記放熱基板を
適用することができる。
【0031】また、この放熱基板の温度検知部をショッ
トキーダイオードを以て構成しているのがよい。この構
造は、半導体基板をn型半導体基板として、この基板
に、基板の一部と、基板の一部の上面に設けた金属電極
とによってショットキーダイオード領域を形成してある
のが好ましい。
【0032】また、温度検知部をpn接合ダイオードを
以て構成してもよい。この構造は、半導体基板をn型半
導体基板として、この基板に、基板の一部と、基板の上
面の一部に形成したp型領域とによってpn接合領域が
形成してあるのが好ましい。
【0033】また、温度検知部を拡散抵抗を以て構成し
てもよい。この構造は、半導体基板をn型半導体基板と
して、この基板の一部にp型拡散抵抗領域を形成してあ
るのが好ましい。
【0034】また、温度検知部を抵抗体を以て構成して
もよい。この構造は、基板の上面の一部に絶縁膜を介し
て抵抗体が形成してあるのが好ましい。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図を参照してこの発明の実
施の形態につき説明する。なお、各図は発明を理解でき
る程度に概略的に示してあるに過ぎず、したがって発明
を図示例に限定するものではない。また、図において、
図を分かり易くするために断面を示すハッチング(斜
線)は一部分を除き省略してある。
【0036】<第1の実施の形態>第1の実施の形態と
して、光モジュールの温度検知部をショットキーダイオ
ードを以て構成した例につき、図を参照して説明する。
図1はこの発明の光モジュールを構成する要素の配置関
係を示す概略図であり、構造体の一部を切り欠いた斜視
図で示している。図2は、図1の光モジュールの基板周
辺の部分的な拡大図であり、構造体の上から見た平面図
である。また、図3は図2のA−A線に沿って切った断
面の切り口で示した断面図である。以下の説明におい
て、従来と同様の点についてはその説明を省略する。
【0037】この光モジュールは、光素子11としてレ
ーザ素子(LD)と、レーザ素子11を載置していて、
かつショットキーダイオードをモノリシックに形成して
あるn型のSi基板13と、LD11を恒温に保つため
の電子冷却素子15(TEC:Thermo Electric Coole
r) を具えている。さらに、LD11からの出射光をモ
ニターするモニタPD17(Photo Diode)と、レンズ1
9と、光ファイバ21と、以上の要素を収納する筐体2
3とを具えているのは従来と同様である。レンズ19お
よび光ファイバ21はYAGレーザ溶接またはハンダづ
け等によりLD11に光結合することができるように筐
体23の側面23aに固定されている。また、電子冷却
素子15はハンダづけ等により筐体23の底面23bに
固定されている(図1)。
【0038】また、図2および図3を参照して基板周辺
の配置関係を説明する。Si基板13の上面13aは、
LD11を搭載する領域25と、ショットキーダイオー
ドを形成する領域27とを有している(図2および図
3)。LD11を搭載する領域25のSi基板上面13
aにはAu合金等の薄膜29が、蒸着等の手段によって
設けられていて(図3)、LD11をSi基板13の上
側に容易にハンダづけをすることができる。一方ショッ
トキーダイオードを形成する領域27は、ショットキー
ダイオード領域31とワイヤボンディング領域33とか
らなっている。基板13の上面13aのショットキーダ
イオード領域31以外の領域に絶縁膜35、例えば窒化
シリコン(SiN)膜を形成してあり、少なくとも、こ
の絶縁膜35から露出しているn型のSi基板13の上
面13aおよびワイヤボンディング領域33内の絶縁膜
35上にAl等により金属電極37(ショットキー電
極)を形成してショットキーダイオードを構成している
(図3)。また、この金属電極37上であって、ワイヤ
ボンディング領域33を除いた領域に設けたSiN等か
らなるパッシベーション膜39によってショットキーダ
イオードを保護している(図3)。したがってワイヤボ
ンディング領域33内の金属電極37はパッシベーショ
ン膜39から露出している。なお、Si基板13はハン
ダ等によって電子冷却素子15の上面15aに固定され
ている(図3)。
【0039】ショットキーダイオード領域31は、上述
したようにSi基板13にモノリシックに形成されてい
るため、同じSi基板13に搭載しているLD11の発
生する熱の影響を受ける。既に説明したようにショット
キーダイオードに流れる順方向電流は、順方向電圧を一
定にすると、ショットキーダイオード領域31の温度に
よって変化する。このため、LD11の温度変化をショ
ットキーダイオードの順方向電流を取り出すことによっ
て検知することができる。また、この順方向電流を温度
検出信号として温度制御系に伝え、電子冷却素子15を
作用させることによってLD11の温度を一定に保つよ
うに制御することができる。
【0040】また、この光モジュールのLD11から、
温度検知部としてのショットキーダイオード領域31ま
での熱の伝導経路は、順に、LD11、ハンダ、合金薄
膜29、Si基板13、ショットキーダイオード領域3
1となる。従来、温度検知部を基板にハンダによってハ
イブリッドに形成していた光モジュールでは、LDで発
生した熱の伝導経路がLD、ハンダ、合金薄膜、Si基
板、ハンダ、温度検知部の順であり、熱抵抗の大きいハ
ンダを2回も経由していたが、この発明では、基板13
と温度検知部31との間にハンダは必要なくなる。した
がって、熱抵抗の大きいハンダを経由するのを最小限に
抑えることができる。また、Si基板13の熱伝導率
は、従来より光モジュールの基板材料に用いられてきた
鉄合金よりも大きい。これらにより、LD11からショ
ットキーダイオード領域31までの間の熱抵抗をより小
さくすることができるため、LD11の温度変化を速や
かに温度検知部31へ伝え、温度制御系でLD11の温
度を恒温にするように制御させることができる。
【0041】また、温度検知部31としてのショットキ
ーダイオード領域がSi基板13にモノリシックに形成
されているため、従来のように温度検知部31の形成の
際に生じる位置ずれによってLD11と温度検知部31
との間の距離が変化して、熱抵抗が変わってしまうとい
うおそれはない。距離の変化に伴う熱抵抗の変化に応じ
て温度制御系の設定をし直す必要はなくなる。
【0042】<第2の実施の形態>第2の実施の形態と
して、光モジュールの温度検知部をpn接合ダイオード
を以て構成した例につき図を参照して説明する。図4
は、第1の実施の形態の図3に対応する、第2の実施の
形態の光モジュールの基板周辺の部分的な拡大図であ
り、構造体の断面の切り口で示してある。以下、第1の
実施の形態と相違する点につき説明し、第1の実施の形
態と同様の点についてはその詳細な説明を省略する。
【0043】n型のSi基板13の上面には、LD11
を搭載する領域25と、pn接合ダイオードを形成する
領域41とを有している。LD11を搭載する領域25
のSi基板上面13aには第1の実施の形態と同様に、
Au合金等の薄膜29が、蒸着等の手段によって設けら
れている。一方pn接合ダイオードを形成する領域41
は、pn接合ダイオード領域43とワイヤボンディング
領域33とからなっている。基板上面13aのpn接合
ダイオード領域43の一部を除いた領域に絶縁膜35、
例えば窒化シリコン(SiN)膜を形成してあり、この
絶縁膜35から露出しているn型のSi基板13の上面
13aに例えばp型の不純物イオンを注入して基板13
内にp型拡散領域45を形成する。これにより、n型S
i基板13とp型拡散領域45とでpn接合領域を構成
している。そして、少なくとも、絶縁膜35から露出し
ているp型拡散領域45およびワイヤボンディング領域
33内の絶縁膜35上にAu合金等により電極37を形
成して、この金属電極37上であって、ワイヤボンディ
ング領域33を除いた領域に設けたSiN等からなるパ
ッシベーション膜39によってpn接合ダイオードを保
護している。したがってワイヤボンディング領域33の
金属電極37はパッシベーション膜39から露出してい
る。なお、Si基板13はハンダ等によって電子冷却素
子15の上面15aに固定されている。
【0044】pn接合ダイオード領域43は、上述した
ようにSi基板13にモノリシックに形成されているた
め、同じSi基板13に搭載しているLD11の発生す
る熱の影響を受ける。pn接合ダイオードに流れる順方
向電流は、第1の実施の形態のショットキーダイオード
と同様に順方向電流を一定にすると、pn接合ダイオー
ド領域43の温度によって変化する。このため、LD1
1の温度変化をpn接合ダイオードの順方向電流を取り
出すことによって検知することができる。また、この順
方向電流を温度検出信号として温度制御系に伝え、電子
冷却素子15を作用させることによってLD11の温度
を一定に保つように制御することができる。
【0045】また、第1の実施の形態と同様の理由によ
り、LD11からpn接合ダイオード領域43までの間
の熱抵抗をより小さくすることができるため、LD11
の温度変化を速やかに温度検知部43へ伝え、温度制御
系でLD11の温度を恒温にするように制御させること
ができる。
【0046】また、温度検知部43としてのpn接合ダ
イオード領域がSi基板13にモノリシックに形成され
ているため、第1の実施の形態で説明したように距離の
変化に伴う熱抵抗の変化に応じて温度制御系の設定をし
直す必要はなくなる。
【0047】また、pn接合ダイオードは、ショットキ
ーダイオードよりも温度依存性が高いということが知ら
れている(文献2 pp.222)。このため、順方向電圧を
一定にした場合、ショットキーダイオードに比べてpn
接合ダイオードのほうが、順方向電流の温度による変化
が大きい。したがって、pn接合ダイオードを用いたほ
うがより温度検知部43としての検知感度を向上させる
ことができる。
【0048】<第3の実施の形態>第3の実施の形態と
して、光モジュールの温度検知部を拡散抵抗を以て構成
した例につき図を参照して説明する。図5は、第1の実
施の形態の図2に対応する、第3の実施の形態の光モジ
ュールの基板周辺の部分的な拡大図であり、構造体を上
からみた平面図である。また図6は、第1の実施の形態
の図3に対応する図で、図5のA−A線に沿って切った
断面の切り口で示した図である。以下、第1の実施の形
態または第2の実施の形態と相違する点につき説明し、
同様の点についてはその詳細な説明を省略する。
【0049】n型のSi基板13の上面13aには、L
D11を搭載する領域25と、拡散抵抗を形成する領域
47とを有している。LD11を搭載する領域25のS
i基板上面13aには第1の実施の形態と同様に、Au
合金等の薄膜29が、蒸着等の手段によって設けられて
いる。一方拡散抵抗を形成する領域47は、拡散抵抗領
域49とワイヤボンディング領域33とからなってい
る。基板上面13aの拡散抵抗領域49の一部を除いた
領域に絶縁膜35、例えば窒化シリコン(SiN)膜を
形成してあり、この絶縁膜35から露出しているn型の
Si基板13に例えばp型の不純物イオンを注入してp
型拡散領域51を形成する。このp型拡散領域51およ
びワイヤボンディング領域33内の絶縁膜35上の、離
間した2か所にAu合金等によりオーミック電極53を
形成する(図5および図6)。これにより、2つのオー
ミック電極53でp型拡散領域51を挟んだ構造が形成
される(図5)。そして少なくともこのオーミック電極
53上であって、ワイヤボンディング領域33を除いた
領域に設けたSiN等からなるパッシベーション膜39
によって拡散抵抗領域47を保護している。また、これ
によりワイヤボンディング領域33のオーミック電極5
3はパッシベーション膜39から露出している。なお、
Si基板13はハンダ等によって電子冷却素子15の上
面15aに固定されている(図5および図6)。
【0050】また、一方のオーミック電極を第1電極5
3aとし、もう一方のオーミック電極を第2電極53b
として、ここでは、電流が、第1電極53aからp型拡
散領域51を通って第2電極53bに流れるものとする
(図5)。
【0051】p型拡散領域51は、上述したようにSi
基板13にモノリシックに形成されているため、同じS
i基板13に搭載しているLD11の発生する熱の影響
を受ける。拡散抵抗は温度により変化することは既に知
られている(文献2 pp.209)。このため、第1電極5
3aと第2電極53bとの間の抵抗、すなわち第1電極
53aと第2電極53bとで挟まれたp型拡散領域51
の抵抗は、この拡散抵抗領域49の温度変化によって変
化する。したがって、p型拡散領域51にかかる抵抗を
一定にすると、拡散抵抗領域49の温度変化によって、
この領域49を流れる電流の値も変化する。このため、
LD11の温度変化をp型拡散領域51を流れる電流を
取り出すことによって検知することができる。また、こ
の順方向電流を温度検出信号として温度制御系に伝え、
電子冷却素子15を作用させることによってLD11の
温度を一定に保つように制御することができる。
【0052】また、第1の実施の形態と同様の理由によ
り、LD11から拡散抵抗領域49までの間の熱抵抗を
より小さくすることができるため、LD11の温度変化
を速やかに温度検知部、すなわち拡散抵抗領域49へ伝
え、温度制御系でLD11の温度を恒温にするように制
御させることができる。
【0053】また、温度検知部49としての拡散抵抗領
域がSi基板13にモノリシックに形成されているた
め、第1の実施の形態で説明したように距離の変化に伴
う熱抵抗の変化に応じて温度制御系の設定をし直す必要
はなくなる。
【0054】また、拡散抵抗の抵抗値は、温度によりほ
ぼ線形に変化するため、この抵抗にかかる電圧を一定に
したときに抵抗を流れる電流値もまた、温度により、直
線的に変化する。このため、LD11の温度制御系にお
いて、検知した電流値と温度との変換は容易であるか
ら、温度制御系の制御回路を簡易なものにすることがで
きる。
【0055】<第4の実施の形態>第4の実施の形態と
して、光モジュールの温度検知部を抵抗体を以て構成し
た例につき図を参照して説明する。図7は、第1の実施
の形態の図2に対応する、第4の実施の形態の光モジュ
ールの基板周辺の部分的な拡大図であり、構造体を上か
らみた平面図である。また図8は、第1の実施の形態の
図3に対応する図で、図7のA−A線に沿って切った断
面の切り口で示した図である。以下、第1の実施の形
態、第2の実施の形態または第3の実施の形態と相違す
る点につき説明し、同様の点についてはその詳細な説明
を省略する。
【0056】Si基板13の上面13aには、LD11
を搭載する領域25と、抵抗体を形成する領域55とを
有している。LD11を搭載する領域25のSi基板上
面13aには第1の実施の形態と同様に、Au合金等の
薄膜29が、蒸着等の手段によって設けられている(図
8)。一方抵抗体を形成する領域55は、抵抗領域57
とワイヤボンディング領域33とからなっている(図7
および図8)。基板上面13aの抵抗体を形成する領域
55全面にわたり、絶縁膜35、例えば窒化シリコン
(SiN)膜を形成してある(図8)。また、この絶縁
膜35上に例えばタングステン(W)からなる抵抗体5
9を形成する(図8)。抵抗体59は図7に示すよう
に、所望する抵抗値に応じて、絶縁膜35上で折り曲げ
て、その長さを調節することができる。この抵抗体59
の上面に2つのAu合金等からなる電極37を離間させ
て設ける(図7)。この例では、電極37を抵抗体59
の両端付近に形成してある。これにより、2つの電極3
7で抵抗体59を挟んだ構造が形成される。そしてワイ
ヤボンディング領域33を除き、抵抗体59および絶縁
膜35を覆うようにSi基板13の上面13aに、Si
N等からなるパッシベーション膜39を形成する。この
パッシベーション膜39によって抵抗領域57を保護し
ている。また、これによりワイヤボンディング領域33
の電極37はパッシベーション膜39から露出する。な
お、Si基板13はハンダ等によって電子冷却素子15
の上面15aに固定されている(図7および図8)。
【0057】抵抗領域57は、上述したようにSi基板
13にモノリシックに形成されているため、同じSi基
板13に搭載しているLD11の発生する熱の影響を受
ける。抵抗体59の抵抗は温度により変化するため、2
つの電極37の間にある抵抗体59の抵抗は、この抵抗
領域57の温度変化によって変化する。したがって、抵
抗領域57にかかる抵抗を一定にすると、抵抗領域57
の温度変化によって、この領域57を流れる電流の値も
変化する。このため、LD11の温度変化を抵抗領域5
7を流れる電流を取り出すことによって検知することが
できる。また、この順方向電流を温度検出信号として温
度制御系に伝え、電子冷却素子15を作用させることに
よってLD11の温度を一定に保つように制御すること
ができる。
【0058】また、第1の実施の形態と同様の理由によ
り、LD11から抵抗領域57までの間の熱抵抗をより
小さくすることができるため、LD11の温度変化を速
やかに温度検知部、すなわち抵抗領域57へ伝え、温度
制御系でLD11の温度を恒温にするように制御させる
ことができる。
【0059】また、温度検知部57としての抵抗領域が
Si基板13にモノリシックに形成されているため、第
1の実施の形態で説明したように距離の変化に伴う熱抵
抗の変化に応じて温度制御系の設定をし直す必要はなく
なる。
【0060】また、第3の実施の形態と同様、抵抗体5
9の抵抗値は温度によりほぼ線形に変化するため、この
抵抗体59にかかる電圧を一定にしたときに抵抗体59
を流れる電流値もまた、温度により、直線的に変化す
る。このため、LD11の温度制御系において、検知し
た電流値と温度との変換は容易であるから、温度制御系
の制御回路をより簡単なものにすることができる。
【0061】さらに、この実施の形態では、Si基板1
3を加工する必要がないことから、温度検知部57の形
成をより容易にすることができる。
【0062】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明の光モジュールによれば、温度検知部がハンダに
よって半導体基板に固定されるのではなく、半導体基板
にモノリシックに一体形成してあるため、光素子で発生
した熱が温度検知部に到達するまでの熱伝導経路は、順
に光素子、合金薄膜、ハンダ、半導体基板、温度検知部
となり、熱が熱抵抗の大きいハンダを通る回数を減らす
ことができる。このため、光素子で発生した熱は温度検
知部で速やかに検知され、温度制御系の光素子の温度変
化に対する応答時間も短縮される。したがって光素子を
恒温に制御する精度を向上させることができる。また、
温度検知部は基板に一体形成されているため、温度検知
部と光素子との間の距離が変化することはなく、よって
両者間の熱抵抗も変化することはない。したがって温度
制御系の設定を補正するようなことはなくなる。また、
温度検知部をショットキーダイオードを以て構成するの
がよい。ショットキーダイオードを流れる順方向電流は
温度に依存するため、光素子の温度変化をこの順方向電
流の値の変化で検知することができる。また、温度検知
部をpn接合ダイオードを以て構成するのがよい。これ
によれば、ショットキーダイオードよりも順方向電流の
温度依存性が高いため、温度検知部としての温度検知能
力を向上させることができる。また、温度検知部を拡散
抵抗を以て構成すると、抵抗を流れる電流は抵抗を一定
にしたときに温度によって変化するため、光素子の温度
変化を抵抗を流れる電流値の変化で検知することができ
る。さらに電流値の変化は温度変化に対してほぼ線形に
変化するため、電流値と温度との変換が容易となり、温
度制御系の制御回路が簡単なものにすることができる。
また、温度検知部を抵抗体を以て構成すると、基板を加
工する必要がないため、温度検知部の形成がより容易と
なる。
【0063】また、光素子の温度変化の検知は、温度検
知部を流れる電流の値の変化によって検知してもよく、
温度検知部を流れる電流を一定にして、この温度検知部
にかかる電圧の変化によって検知してもよい。
【0064】また、この発明を、半導体基板と、この半
導体基板にモノリシックに一体形成され、半導体基板に
搭載される素子の温度を検知するための温度検知部とを
具える放熱基板として適用してもよい。発熱する素子が
搭載されている基板に温度検知部がモノリシックに一体
形成されていることにより、素子が発生した熱を速やか
に温度検知部に伝えることができる。この基板は放熱基
板となっていることから、この放熱基板の下に電子冷却
素子等を設けることにより、温度検知部からの温度変化
に対応する信号を電子冷却素子に伝えて、より速やかに
素子の放熱を行うことができる。また、上記素子を光素
子とするのがよい。素子を光素子とすると、光モジュー
ルに上記放熱基板を適用することができる。また、放熱
基板の温度検知部をショットキーダイオードや、pn接
合ダイオードや、拡散抵抗や、抵抗体を以て構成するの
がよい。
【0065】また、基板は、p型のSi基板や、半絶縁
性のSi基板上にn型の導電性を有する結晶成長層を形
成したものを用いてもよい。また、電子冷却素子は光素
子を恒温に保つ作用をすることができれば、光モジュー
ルの筐体の外側に取り付けてあってもよい。また、モニ
タPDの構造は上述した実施の形態に限るものではな
く、また、モニタPDを有しない光モジュールにもこの
発明は適用可能である。また、レンズ系を有しない構
造、光ファイバにレンズ機能を持たせた構造または光フ
ァイバやレンズが複数存在するような構造の光モジュー
ルにもこの発明を適用することができる。また、基板の
形状は、上述した実施の形態内で用いた長方形に限定す
るものではない。さらに、光素子としては、光変調素子
や、光スイッチ素子、受光素子等を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光モジュールを構成する要素の配置
関係を示す概略的な斜視図である。
【図2】第1の実施の形態の説明に供する部分的な拡大
平面図である。
【図3】第1の実施の形態の説明に供する部分的な断面
図である。
【図4】第2の実施の形態の説明に供する部分的な断面
図である。
【図5】第3の実施の形態の説明に供する部分的な拡大
平面図である。
【図6】第3の実施の形態の説明に供する部分的な断面
図である。
【図7】第4の実施の形態の説明に供する部分的な拡大
平面図である。
【図8】第4の実施の形態の説明に供する部分的な断面
図である。
【図9】従来の光モジュールの斜視図である
【図10】従来の技術の説明に供する光モジュールの部
分的な断面図である。
【符号の説明】
11,110:光素子、レーザ素子(LD) 13:n型Si基板、Si基板、基板 13a,130a:上面 15,150:電子冷却素子 15a,150a:上面 17,170:モニタPD 19,190:レンズ 21,210:光ファイバ 23,230:筐体 23a,230a:側面 23b,230b:底面 25:LDを搭載する領域 27:ショットキーダイオードを形成する領域 29:Au合金等による薄膜 31:ショットキーダイオード領域(温度検知部) 33:ワイヤボンディング領域 35:絶縁膜、SiN膜 37:金属電極、電極 39:パッシベーション膜 41:pn接合ダイオードを形成する領域 43:pn接合ダイオード領域(温度検知部) 45:p型拡散領域 47:拡散抵抗を形成する領域 49:拡散抵抗領域(温度検知部) 51:p型拡散領域 53:オーミック電極 53a:第1電極 53b:第2電極 55:抵抗体を形成する領域 57:抵抗領域(温度検知部) 59:抵抗体 120:温度検知部、サーミスタ素子 130:基板 240a,240b:ハンダ

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、光素子と、該光素子を搭載
    する基板と、前記光素子の温度を恒温にするための温度
    制御系とを具えていて、該温度制御系は温度検知部と電
    子冷却素子を含み、該温度検知部を流れる電流を温度検
    出信号として電子冷却素子に伝えて温度制御を行う光モ
    ジュールにおいて、 前記基板を半導体基板とし、前記温度検知部を前記半導
    体基板にモノリシックに一体形成してあることを特徴と
    する光モジュール。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光モジュールにおい
    て、 前記温度検知部をショットキーダイオードを以て構成し
    ていることを特徴とする光モジュール。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の光モジュールにおい
    て、 前記半導体基板をn型半導体基板として、該基板に、当
    該基板の一部と、該基板の一部の上面に設けた金属電極
    とによってショットキーダイオード領域を形成してある
    ことを特徴とする光モジュール。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の光モジュールにおい
    て、 前記温度検知部をpn接合ダイオードを以て構成してい
    ることを特徴とする光モジュール。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の光モジュールにおい
    て、 前記半導体基板をn型半導体基板として、該基板に、当
    該基板の一部と、該基板の上面の一部に形成したp型領
    域とによってpn接合ダイオード領域が形成してあるこ
    とを特徴とする光モジュール。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の光モジュールにおい
    て、 前記温度検知部を拡散抵抗を以て構成していることを特
    徴とする光モジュール。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の光モジュールにおい
    て、 前記半導体基板をn型半導体基板として、該基板の一部
    にp型拡散抵抗領域を形成してあることを特徴とする光
    モジュール。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の光モジュールにおい
    て、 前記温度検知部を抵抗体を以て構成していることを特徴
    とする光モジュール。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の光モジュールにおいて
    前記基板の上面の一部に絶縁膜を介して前記抵抗体が形
    成してあることを特徴とする光モジュール。
  10. 【請求項10】 半導体基板と、該半導体基板にモノリ
    シックに一体形成され、該半導体基板に搭載される素子
    の温度を検知するための温度検知部とを具える放熱基
    板。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の放熱基板におい
    て、 前記素子を光素子とすることを特徴とする放熱基板。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の放熱基板におい
    て、 前記温度検知部をショットキーダイオードを以て構成し
    ていることを特徴とする放熱基板。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の放熱基板におい
    て、 前記半導体基板をn型半導体基板として、該基板に、当
    該基板の一部と、該基板の一部の上面に設けた金属電極
    とによってショットキーダイオード領域を形成してある
    ことを特徴とする放熱基板。
  14. 【請求項14】 請求項10に記載の放熱基板におい
    て、 前記温度検知部をpn接合ダイオードを以て構成してい
    ることを特徴とする放熱基板。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の放熱基板におい
    て、 前記半導体基板をn型半導体基板として、該基板に、当
    該基板の一部と、該基板の上面の一部に形成したp型領
    域とによってpn接合領域が形成してあることを特徴と
    する放熱基板。
  16. 【請求項16】 請求項10に記載の放熱基板におい
    て、 前記温度検知部を拡散抵抗を以て構成していることを特
    徴とする放熱基板。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の放熱基板におい
    て、 前記半導体基板をn型半導体基板として、該基板の一部
    にp型拡散抵抗領域を形成してあることを特徴とする放
    熱基板。
  18. 【請求項18】 請求項10に記載の放熱基板におい
    て、 前記温度検知部を抵抗体を以て構成していることを特徴
    とする放熱基板。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の放熱基板におい
    て、 前記基板の上面の一部に絶縁膜を介して前記抵抗体が形
    成してあることを特徴とする放熱基板。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009206185A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Panasonic Electric Works Co Ltd 発光装置
CN102185041A (zh) * 2011-03-18 2011-09-14 华南师范大学 具有肖特基二极管测温的大功率led
EP2851722A1 (en) * 2006-11-13 2015-03-25 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Fusion splicing apparatus and method of use

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