JPH10319249A - 光ファイバ被覆除去器 - Google Patents

光ファイバ被覆除去器

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JPH10319249A
JPH10319249A JP12766797A JP12766797A JPH10319249A JP H10319249 A JPH10319249 A JP H10319249A JP 12766797 A JP12766797 A JP 12766797A JP 12766797 A JP12766797 A JP 12766797A JP H10319249 A JPH10319249 A JP H10319249A
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Yasuaki Fujiwara
康晃 藤原
Toshiyuki Tanaka
利行 田中
Yasuhiro Tamaki
康博 玉木
Masaaki Takatani
雅昭 高谷
Shinji Nagasawa
真二 長沢
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファイバホルダに対し被覆除去部分を正確に
位置決めしつつ形成することができる光ファイバ被覆除
去器を提供する。 【解決手段】 光ファイバをその径方向に位置決めした
状態で支持可能なベース19と、該ベース19に径方向
に位置決め支持された光ファイバの被覆材のみをベース
19に設けられた切断部材25との間で切断可能な対を
なす可動切断部材30を、ベース19に対し近接・離間
可能に支持する可動支持体21と、ファイバホルダ13
を着脱自在に保持するとともに、装着状態で、該ファイ
バホルダ13をベース19に対し、一方向に沿って近接
・離間可能とするホルダ保持体22とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバの被覆
材を除去する光ファイバ被覆除去器に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバの被覆材を除去する光ファイ
バ被覆除去器に関して、本出願人は、先の出願を行って
いる(特願平7−313248号等)。この光ファイバ
被覆除去器は、設置した位置決めブロックに光ファイバ
先端を突き当てることにより被覆除去カッタに対する光
ファイバ先端の位置決めを行い、この状態でカッタを光
ファイバに切り込ませた後、光ファイバを引き抜くこと
で、カッタの切り込み位置から光ファイバ先端側に所定
の除去長の被覆除去部分を得るように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、被覆除去の
後工程である他の光ファイバ心線への接続時において、
ファイバホルダの規定位置へのセットで、光ファイバの
被覆除去部分である接続端を最も接続に適した位置に配
置する接続器(図示略)を用いることを考えた。しかし
ながら、従来の光ファイバ被覆除去器は、ファイバホル
ダに対する被覆除去部分の位置関係を規定するものでは
なく、よって、上記のような接続器を用いるためには、
被覆除去の後に、ファイバホルダに対する被覆除去部分
の位置を合わせる等の煩雑な作業が必要となってしまう
ため、この点でさらなる改善の余地があった。したがっ
て、本発明の目的は、ファイバホルダに対し被覆除去部
分を正確に位置決めしつつ形成することができる光ファ
イバ被覆除去器を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の光ファイバ被覆除去器は、
ファイバホルダに固定された状態の光ファイバの被覆材
を除去するものであって、光ファイバをその径方向に位
置決めした状態で支持可能なベースと、該ベースに径方
向に位置決め支持された光ファイバの被覆材のみをベー
スに設けられた切断部材との間で切断可能な対をなす可
動切断部材を、ベースに対し近接・離間可能に支持する
可動支持体と、ファイバホルダを着脱自在に保持すると
ともに、装着状態で、該ファイバホルダをベースに対
し、一方向に沿って近接・離間可能とするホルダ保持体
と、を有することを特徴としている。これにより、光フ
ァイバが固定された状態のファイバホルダを、ホルダ保
持体に保持させ、かつホルダ保持体を例えばベースに当
接させた状態とすることで、ファイバホルダに対する切
断部材および可動切断部材による切断位置すなわち被覆
除去の開始位置が決まる。よって、予めファイバカッタ
による切断で光ファイバのファイバホルダからの突出長
を決めておくことにより、ベースに支持された光ファイ
バの被覆材を切断部材および可動切断部材により切断し
その後ホルダ保持体をファイバホルダとともにベースか
ら離間させて被覆材を除去させると、ファイバホルダに
対し位置決めされた状態で所望の被覆除去部分が得られ
る。
【0005】本発明の請求項2記載の光ファイバ被覆除
去器は、上記に加えて、前記ホルダ保持体は、ベースに
対し位置固定可能であることを特徴としている。これに
より、ホルダ保持体をベースに対し離間させ、その離間
距離を調整した状態で位置を固定させることにより、フ
ァイバホルダから切断位置までの距離すなわちファイバ
ホルダからの被覆除去の開始位置を調整することができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一の実施の形態を図面を
参照して以下に説明する。図において、符号11は、こ
の実施の形態の光ファイバ被覆除去器を、符号12は、
光ファイバ心線(光ファイバ)を、符号13は、光ファ
イバ心線12に取り付けられるファイバホルダを、それ
ぞれ示している。ここで、光ファイバ心線12は、裸フ
ァイバ12aの周囲を被覆材12bで被覆してなるもの
である(図3参照)。
【0007】ファイバホルダ13は、略直方体形状の基
台15と該基台15の一の面部15aに対し開閉自在と
なるようヒンジ結合された二つの板状の開閉部材16,
16とを有している。基台15の面部15aの幅方向に
おける中央位置に全長さ方向に延在して図示せぬ溝が形
成されている。このファイバホルダ13は、両開閉部材
16,16を面部15aに対し開かせた状態で、溝に光
ファイバ心線12を直線状に嵌合させ、その後、両開閉
部材16,16を閉じることで光ファイバ心線12に対
し固定される。ここで、この固定状態において、光ファ
イバ心線12の固定部分における軸線方向、言い換えれ
ばファイバホルダ13からの突出方向がファイバホルダ
13の長さ方向に一致させられる。なお、ファイバホル
ダ13の長さ方向における両端の幅方向における中央に
は、それぞれ面部15a側に直方体形状の突起17,1
7が形成されている。
【0008】光ファイバ被覆除去器11は、略長方形板
状のベース19と、該ベース19の長さ方向における一
端の結合部20に所定の角度範囲で開閉自在となるよう
その一端側がヒンジ結合された略長方形板状の可動支持
体21と、ベース19の結合部20に対し反対側に設け
られたホルダ保持体22とを有している。ベース19の
ホルダ保持体22側には、長さ方向に直交して四つのガ
イド体23A,23B,23C,23Dが形成されてい
る。最も結合部20側のガイド体23Dとそのホルダ保
持体22側に隣り合うガイド体23Cとは互いに所定の
間隔をあけており、該ガイド体23Cとそのホルダ保持
体22側に隣り合うガイド体23Bとは前記間隔より大
きい間隔をあけている。さらに該ガイド体23Bと最も
ホルダ保持体22側のガイド体23Aとは、ガイド体2
3C,23D間の間隔と等しく離間されている。なお、
ベース19のホルダ保持体22側の端面19aは、可動
支持体21側(図1および図2における上側)まで延在
してガイド体23Aのホルダ保持体22側の端面をも構
成している。
【0009】ガイド体23A〜23Dには、それぞれ、
ベース19の幅方向における中央が最も凹むV字状の溝
24が、ベース19の幅方向および高さ方向の位置をす
べて一致させて形成されている。ここで、これらの溝2
4,24,…に光ファイバ心線12を載置させると、そ
のV字形状で案内されて光ファイバ心線12がベース1
9の長さ方向に平行するようにその径方向に調心位置決
めされて支持されることになる。このように、ベース1
9は、光ファイバ心線12をその径方向に位置決めした
状態で支持可能となっている。ガイド体23Bとガイド
体23Cとの間には、可動支持体21の方向に切断部材
25が突設されている。
【0010】ベース19および可動支持体21の結合部
20側には、それぞれ、円筒状の筒部26が形成されて
おり、これら筒部26,26にはスプリング27が挿入
されている。これにより、スプリング27の付勢力で可
動支持体21は、ベース19に対し所定角度開いた状態
となるよう付勢される。可動支持体21の結合部20に
対し反対側には、ベース19に対し近接する閉時におい
て、ガイド体23Aとガイド体23Bとの間の隙間およ
びガイド体23Cとガイド体23Dとの間に入り込む板
状の規制体29Aおよび規制体29Bがベース19方向
に形成されている。これら規制体29A,29Bは、可
動支持体21がベース19に重なり合った閉状態におい
て、ガイド体23A〜23DのV字状の溝24,24,
…に支持された光ファイバ心線12の可動支持体21方
向への移動を規制する。規制体29Aと規制体29Bと
の間には、ベース19の方向に可動切断部材30が突設
されており、よって、可動支持体21は、可動切断部材
30をベース19に対し近接・離間可能に支持してい
る。
【0011】ベース19の切断部材25と可動支持体2
1の可動切断部材30とは、ベース19と可動支持体2
1とが重なり合った閉状態において、ガイド体23A〜
23DのV字状の溝24,24,…に径方向の位置決め
がなされた光ファイバ心線12の被覆材12bのみを両
側から切断可能な対をなしている。切断部材25および
可動切断部材30には、それぞれ光ファイバ心線12の
被覆材12bの内径(裸ファイバ12aの外径)とほぼ
等しい半円状の図示せぬ刃部が形成されており、これら
刃部は、ベース19と可動支持体21とを重ね合わせた
際に内側に被覆材12bの内径とほぼ一致しかつ同軸を
なすクリアランスを形成して裸ファイバ12aに傷を付
けることなく被覆材12bのみを切断するようになって
いる。
【0012】ベース19のホルダ保持体22側には、幅
方向の両側位置に、長さ方向に沿って複数具体的には二
カ所の嵌合穴32,32がそれぞれ穿設されており、こ
れら嵌合穴32,32には、それぞれガイド棒33,3
3がその一端側において軸線方向のみ移動自在となるよ
う嵌合されている。そして、これらガイド棒33,33
の他端側にホルダ保持体22が固定されている。ここ
で、これらのガイド棒33,33および嵌合穴32,3
2は、ガイド棒33,33が嵌合穴32,32に対し、
作業者の手による程度の外力付与で移動し、該外力付与
の解除で嵌合穴32,32に対し位置が固定されるよう
に嵌合力が設定されている。
【0013】ホルダ保持体22は、図4に示すように、
略長方形板状をなすとともに長さ方向の一側に該長さ方
向に沿って両ガイド棒33,33が固定される基板部3
5と、該基板部35の長さ方向における両端部に、基板
部35に対し垂直をなして可動支持体21側に延出する
よう形成された係止部36,36とを有しており、両係
止部36,36には、基板部35に対し反対側(図4に
おける上側)に凹部37,37がそれぞれ形成されてい
る。このホルダ保持体22には、光ファイバ心線12に
固定状態とされたファイバホルダ13が、両係止部3
6,36の延出方向に対し反対方向に移動させられて、
両係止部36,36間に、開閉部材16に対し反対側の
面部15bを基板部35に当接させるまで嵌合される。
このとき、係止部36,36の凹部37,37にファイ
バホルダ13の突起17,17がそれぞれ嵌合されるこ
とになる。
【0014】ここで、この嵌合状態において、ファイバ
ホルダ13は、ホルダ保持体22に対し、両係止部3
6,36でガイド棒33の軸線方向における移動が規制
され、各突起17,17の各凹部37,37へのそれぞ
れ嵌合で両ガイド棒33,33を結ぶ方向の移動が規制
される。なお、ファイバホルダ13は、係止部36,3
6の延出方向(図1における上方)への移動は許容され
ていて、この方向へ移動させることにより嵌合が解除さ
れる。ここで、ホルダ保持体22およびファイバホルダ
13は、ホルダ保持体22に対するファイバホルダ13
の嵌合および嵌合解除を作業者の手による程度の外力付
与で行え、該外力付与の解除で嵌合状態が維持されるよ
うに嵌合力が設定されている。
【0015】そして、上記のようにホルダ保持体22に
嵌合保持された状態において、ファイバホルダ13は、
固定支持した光ファイバ心線12の突出部分の軸線を、
ガイド棒33,33の軸線と平行させ、ガイド体23A
〜23Dで調心支持される際の軸線と一致させるように
なっている。以上により、ホルダ保持体22は、ファイ
バホルダ13を着脱自在に保持するとともに、装着状態
において、該ファイバホルダ13をベース19に対し、
固定された光ファイバ心線12の径方向に位置決めしか
つ該光ファイバ心線12の軸線方向すなわちファイバホ
ルダ13からの突出方向に沿ってのみ近接・離間可能と
することになる。
【0016】次に、以上に述べた構成の光ファイバ被覆
除去器11を用いた作業について順に説明する。まず、
ファイバホルダ13の両開閉部材16,16を基台15
に対し開かせた状態で、光ファイバ心線12を基台15
にセットし、両開閉部材16,16を閉じて光ファイバ
心線12をファイバホルダ13に固定する。ここで、後
工程である他の光ファイバ心線への接続時においては、
ファイバホルダ13から光ファイバ心線12の接続端ま
での長さを予め定められた所定長さとすることにより、
ファイバホルダ13の規定位置へのセットで接続端を最
も接続に適した位置に配置する接続器(図示略)を用い
ることになるため、このファイバホルダ13の光ファイ
バ心線12への固定時にファイバカッタ(図示略)によ
る切断で光ファイバ心線12のファイバホルダ13から
の突出長を前記所定長さとしておく。この切断において
も、ファイバホルダ13を規定位置へセットすることで
突出長を設定長さにして切断を容易に行うことができる
ファイバカッタを用いることで対応する。
【0017】次に、ベース19に対し可動支持体21が
開いた状態にある光ファイバ被覆除去器11に対して、
光ファイバ心線12をベース19のガイド体23A〜2
3Dの溝24,24,…に載置させつつファイバホルダ
13をホルダ保持体22に嵌合させる。ここで、ホルダ
保持体22をベース19に当接させ、あるいはベース1
9に対し予め定められた所定距離離間させた位置に位置
決めしておく。これは、光ファイバ心線12の被覆除去
長として予め設定された所定長さを得るために、ファイ
バホルダ13から切断部材25および可動切断部材30
で被覆材12bの切断を行う切断開始位置までの距離、
すなわち光ファイバ心線12のファイバホルダ13から
の突出部分における被覆材12bの除去後の残存被覆長
を予め設定された所定長さとするためである。
【0018】そして、ベース19および可動支持体21
を把持することにより、可動支持体21をベース19に
重なり合う閉状態とする。すると、光ファイバ心線12
がベース19側のガイド体23A〜23Cの溝24,2
4,…および可動支持体21の規制体29A,29Bで
径方向の位置が調心位置決めされ、この状態で切断部材
25および可動切断部材30で光ファイバ心線12の外
側の被覆材12bのみ切断する。その後、把持状態のま
ま、ホルダ保持体22をファイバホルダ13とともにベ
ース19からガイド棒33の案内で、光ファイバ心線1
2の端部が切断部材15および可動切断部材30から離
れるまで離間させると、この間、被覆材12bの切断位
置より先端側が切断部材15および可動切断部材30で
移動が規制されることで裸ファイバ12aが被覆材12
bから引き抜かれ、よって被覆材12bが除去される。
以上のようにして被覆材12bを所定の範囲で除去す
る。
【0019】ここで、上記のように、光ファイバ心線1
2のファイバホルダ13からの突出長が予め設定された
所定長さとされており、また、切断部材25および可動
切断部材30で被覆材12bの切断を行う際にホルダ保
持体22をベース19に対し位置決めしていて光ファイ
バ心線12のファイバホルダ13からの突出部分におけ
る残存被覆長が予め設定された所定長さとされているた
め、最終的に必要な被覆除去長が得られることになる
(突出長−残存被覆長=被覆除去長)。このようにし
て、必要な残存被覆長および被覆除去長が得られるた
め、被覆除去部分である裸ファイバ12aがファイバホ
ルダ13に対し正確に位置決めされた状態で得られるこ
とになる。次に、このようにして被覆材12bが除去さ
れた状態の光ファイバ心線12を、ファイバホルダ13
に固定状態のまま、光ファイバ被覆除去器11から取り
外し、そのままファイバホルダ13において図示せぬ接
続器に装着させる。すると、上記したように、この接続
器における最適な接続位置に、被覆材12bが除去され
た裸ファイバ12aからなる接続端が位置することにな
る。そして、この接続器において光接続を行う。
【0020】以上のように、所定の突出長を得るための
切断作業から接続作業までの全工程において、ファイバ
ホルダ13の移設で自動的に位置決めがなされることに
なるため、作業効率が大幅に向上することになる。な
お、上記のように被覆材12bの除去前に光ファイバ心
線12のファイバホルダ13からの突出長を予め設定さ
れた長さに調整するのではなく、例えばこれより明らか
に長い突出長としておき、光ファイバ心線12のファイ
バホルダ13からの突出部分における残存被覆長を設定
して被覆材12bの除去を行った後に、突出長を調整す
るよう裸ファイバ12aを切断器で切断して被覆除去長
を得てから接続器において接続することも勿論可能であ
る。また、ベース19に長さ方向に沿って目盛を設ける
ことも可能である。この目盛としては、光ファイバ心線
12の端位置に一致する目盛を読み取ると、端位置から
切断部材25および可動切断部材30までの距離が得ら
れるものや、端位置からベース19に当接状態にあるホ
ルダ保持体22のファイバホルダ13までの距離が得ら
れるもの等を設けることができる。さらに、例えば、ガ
イド棒33に、ベース19の端面19aの位置において
読み取ることにより、ファイバホルダ13から切断部材
25までの距離すなわち残存被覆長が得られる目盛を設
けることも可能である。加えて、潤滑剤を染み込ませた
綿等の吸収材等を切断部材15または可動切断部材30
の近傍に配置することにより、切断位置から先端側の被
覆材12bからの裸ファイバ12aの引き抜き時におけ
るこれらの間の潤滑性を高めて、被覆材12bの除去の
容易化を図ることもできる。ここで、裸ファイバ12a
に二重以上の被覆材を被覆してなる光ファイバに適用す
ることもでき、この場合、切断部材15および可動切断
部材30の形状により、予め定められた所定枚までの被
覆材のみを除去したり、すべての被覆材を除去したりす
ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の光ファイバ被覆除去器によれば、光ファイバが固
定された状態のファイバホルダを、ホルダ保持体に保持
させ、かつホルダ保持体を例えばベースに当接させた状
態とすることで、ファイバホルダに対する切断部材およ
び可動切断部材による切断位置すなわち被覆除去の開始
位置が決まる。よって、予めファイバカッタによる切断
で光ファイバのファイバホルダからの突出長を決めてお
くことにより、ベースに支持された光ファイバの被覆材
を切断部材および可動切断部材により切断し、その後、
ホルダ保持体をファイバホルダとともにベースから離間
させて被覆材を除去させると、ファイバホルダに対し位
置決めされた状態で所望の被覆除去部分が得られる。こ
のように、ファイバホルダに対し被覆除去部分を正確に
位置決めしつつ形成することができる。
【0022】本発明の請求項2記載の光ファイバ被覆除
去器によれば、ホルダ保持体をベースに対し離間させ、
その離間距離を調整した状態で位置を固定させることに
より、ファイバホルダから切断位置までの距離すなわち
ファイバホルダからの被覆除去の開始位置を調整するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一の実施の形態による光ファイバ被
覆除去器を示す斜視図である。
【図2】 本発明の一の実施の形態による光ファイバ被
覆除去器の正面図である。
【図3】 本発明の一の実施の形態による光ファイバ被
覆除去器の被覆除去後の状態を示すもので、(a)は正
面図、(b)は平面図、(c)は(a)を左方から見た
側面図である。
【図4】 本発明の一の実施の形態による光ファイバ被
覆除去器のホルダ保持体を示すもので、(a)は正面
図、(b)は平面図、(c)は(b)を左方から見た側
面図、(d)は(b)を右方から見た側面図である。
【符号の説明】
11…光ファイバ被覆除去器、12…光ファイバ心線
(光ファイバ)、12b…被覆材、13…ファイバホル
ダ被覆材、19…ベース、21…可動支持体、22…ホ
ルダ保持体、25…切断部材、30…可動切断部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉木 康博 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 高谷 雅昭 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 長沢 真二 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイバホルダ(13)に固定された状
    態の光ファイバ(12)の被覆材(12b)を除去する
    光ファイバ被覆除去器(11)であって、 光ファイバをその径方向に位置決めした状態で支持可能
    なベース(19)と、 該ベースに径方向に位置決め支持された光ファイバの被
    覆材のみをベースに設けられた切断部材(25)との間
    で切断可能な対をなす可動切断部材(30)を、ベース
    に対し近接・離間可能に支持する可動支持体(21)
    と、 ファイバホルダを着脱自在に保持するとともに、装着状
    態で、該ファイバホルダをベースに対し、一方向に沿っ
    て近接・離間可能とするホルダ保持体(22)と、を有
    することを特徴とする光ファイバ被覆除去器。
  2. 【請求項2】 前記ホルダ保持体は、ベースに対し位置
    固定可能であることを特徴とする請求項1記載の光ファ
    イバ被覆除去器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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