JPH1031918A - 電線のマーキング方法及び装置 - Google Patents

電線のマーキング方法及び装置

Info

Publication number
JPH1031918A
JPH1031918A JP8184901A JP18490196A JPH1031918A JP H1031918 A JPH1031918 A JP H1031918A JP 8184901 A JP8184901 A JP 8184901A JP 18490196 A JP18490196 A JP 18490196A JP H1031918 A JPH1031918 A JP H1031918A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
electric wire
marking
ink supply
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8184901A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3624560B2 (ja
Inventor
Masato Kondo
正人 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP18490196A priority Critical patent/JP3624560B2/ja
Publication of JPH1031918A publication Critical patent/JPH1031918A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3624560B2 publication Critical patent/JP3624560B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、マーキングの自由度や装置レ
イアウトの自由度を増す。 【解決手段】 長手方向に電線を搬送しながらその長手
方向にマーキングするための方法及び装置。上記電線の
近傍に、マーキング用のインク18を収容するインク供
給器20を配置する。上記インク18を加圧してインク
供給器20のノズル23から吐出させ、上記電線の絶縁
体12の表面に付着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ワイヤー
ハーネス等に用いられる電線のマーキング方法及び装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電線の表面にその種類や断面積を
表示するためのマークを付する手段として、マーキング
ローラを用いるものが一般に知られている(実開平7−
25517号公報等参照)。その一例を図16に示す。
この装置は、長手方向に搬送される電線Dを上下から挾
持する下側のマーキングローラ90と上側の押えローラ
92とを備えている。マーキングローラ90の表面に
は、その周方向に間欠的に凹部94が並設され、マーキ
ングローラ90の下半部がインク収納容器95内のイン
ク96に浸されている。マーキングローラ90は、図示
のように電線Dの表面と圧接した状態で、その摩擦力に
より、電線の搬送速度に対応する速度で回転するように
なっている。
【0003】このような装置によれば、上記マーキング
ローラ90の回転に伴い、インク収納容器95内のイン
ク96が汲み上げられ、そのうちマーキングローラ90
において凹部94以外の表面に付着しているインク96
がへら98で掻き落され、凹部94内に侵入したインク
96のみが電線Dの表面に間欠的に付着する。すなわ
ち、点線状のマークが電線Dの表面に付される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記図16に示した装
置では、次のような解決すべき課題がある。
【0005】a)マーキングを止めたい場合には、マー
キングローラ90を電線Dから離間させる必要がある。
すなわち、マーキングローラ90をこのローラ90が電
線Dに圧接する位置と離間する位置とに切換可能に構成
しなければならず、装置が大掛かりになる。
【0006】b)マーキングローラ90の下部をインク
収納容器95内のインク96に浸漬する構造であるた
め、マーキングローラ90は電線Dに対して下方からし
か接触することができない。従って、装置のレイアウト
に著しい制約を受けることになり、また、電線Dの表面
に対してその周方向に異なる位置に同時にインクを付着
させるといったことができない。
【0007】c)上記のようなドットマークを付する場
合、凹部94以外の表面に付着したインク96をへら9
8等で掻き取る必要があるが、完全な掻き取りは難し
く、凹部94以外の部分にインクが残留することにより
マークがぼやけるおそれがある。
【0008】d)上記装置において、点線状のマークの
長さを変えたり、連続した直線状のマークを付したりす
る場合には、その都度、マーキングローラ90をマーク
の形状に適合した構造をもつものに交換しなければなら
ない。すなわち、マーク形状を変更する度にマーキング
ローラ90を交換しなければならず、作業の能率が悪
い。
【0009】e)マーキングの色を変更する場合に、深
紅収納容器95内のインク96を他の色のインクに入れ
替えしなければならず、このような作業は面倒である。
【0010】本発明は、以上のような課題を解決できる
電線のマーキング方法及び装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、電線表面にその長手方向に沿
ってマーキングするための電線のマーキング方法におい
て、上記長手方向に電線を搬送する一方、マーキング用
のインクを収容してこれを加圧することによりノズル先
端から上記インクを吐出するインク供給器を上記電線の
近傍に配置し、このインク供給器からインクを吐出させ
て上記電線の表面に付着させるものである。
【0012】この方法によれば、インク供給器から吐出
させた分だけインクを電線に付着させることができる。
換言すれば、上記インク供給器からのインクの吐出を止
めることにより、マーキングを任意のタイミングで停止
させることができる。また、インク供給器を電線に対し
て任意の方向からアプローチさせることができるため、
電線においてインクを付着させる個所も自由に設定でき
る。
【0013】さらに、上記インクの吐出を間欠的に行わ
せることにより、電線の表面に点線状のマークを鮮明に
付することが可能であり、しかも、上記吐出の時間を変
えるだけでマークのピッチや長さを簡単に変更できる。
【0014】ここで、上記ノズルから吐出されるインク
は、搬送される電線の表面に直接付着させてもよいし、
搬送される電線の表面にローラを接触させてこのローラ
が電線と連動して回転するようにしておき、このローラ
の表面に上記インク供給器のノズルから吐出されるイン
クを付着させるようにしてもよい。
【0015】また本発明は、長手方向に搬送される電線
の表面にその長手方向に沿ってマーキングを施すための
電線のマーキング装置において、上記電線の近傍に配置
され、マーキング用のインクを収容してこれを加圧する
ことによりノズル先端から上記インクを吐出するインク
供給器と、このインク供給器に上記インクの加圧動作を
させる駆動手段とを備えたものである。
【0016】さらに、この装置では、複数のインク供給
器を備え、これらのインク供給器から吐出されるインク
が電線表面においてその周方向に異なる位置に同時に付
着するように各インク供給器を配置することにより、共
通の電線に複数のマークを同時に付することが可能であ
る。
【0017】また、互いに異なる色のインクを収容する
複数のインク供給器を備え、これらのインク供給器から
吐出されるインクが択一的に電線表面に供給されるよう
に各インク供給器を配置すれば、作動させるインク供給
器を切換えるだけで、使用するインクの色を即座に切換
えることができる。
【0018】ここで、各インク供給器にノズルを設けた
場合、あまり使用されない色のインクを収容するインク
供給器においては、そのノズル先端でインクが乾燥し易
く、これを阻止する管理が必要となるが、上記複数のイ
ンク供給器について単一のノズルを設け、各インク供給
器に収容されるインクが共通して上記ノズルから電線表
面に供給するようにして、どの色を使用する場合にも上
記ノズルからインクの吐出がなされるようにすれば、ノ
ズル先端でのインク乾燥を未然に防ぐことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
及び図2に基づいて説明する。
【0020】図1に示す電線製造装置は、導体10の表
面に合成樹脂からなる絶縁体12を押出し成形する押出
し機14を備え、その下流側に、上記絶縁体12の表面
にマーキングするためのインク供給器20が設けられて
いる。
【0021】このインク供給器20及びその駆動手段を
図2に示す。インク供給器20は、マーキング用のイン
ク18を収容するシリンダ部21と、このシリンダ部2
1から次第に縮径するテーパー部22と、このテーパー
部22から先方に延びる小径のノズル23とを一体に有
している。上記シリンダ部21内にはピストン24が収
容され、このピストン24からは後方にピストンロッド
26が延設されている。そして、上記ノズル23の先端
が上記絶縁体12の表面に向けられた状態で、上記シリ
ンダ21がブラケット28を介してハウジング30の天
壁に吊下げ支持されている。
【0022】ハウジング30の底壁には、上記インク供
給器20の軸方向に平行なレール31が敷かれ、このレ
ール31に沿ってスライド可能にスライドブロック32
が設置されている。そして、このスライドブロック32
の上部に上記インク供給器20のピストンロッド26の
後端がねじ34で固定されている。
【0023】上記スライドブロック32の下部は上記イ
ンク供給器20の軸方向と平行なナットとされ、これを
貫通する状態でねじ軸36が螺合されている。このねじ
軸36の前端は、軸受37及びそのブラケット38を介
してハウジング30の底壁側に回転可能に支持され、後
端は、同底壁上に固定されたモータ40の出力軸41に
カップリング42を介して連結されている。従って、上
記モータ40の作動でねじ軸36が回転駆動されること
により、スライドブロック32及びピストン34が一体
にスライド駆動され、このピストン34によってシリン
ダ部21内のインク18が加圧されてノズル23の先端
から吐出されるようになっている。
【0024】このような装置によれば、押出し機14に
よって絶縁体12が成形された電線をその長手方向に搬
送しながら、モータ40を連続作動させてノズル23か
らインク18を常時吐出させることにより、絶縁体12
の表面に連続した直線状のマーク(ストレートマーク)
を付することができる。また、上記電線の搬送中、モー
タ40をオンオフさせてインク18を間欠的に吐出させ
ることにより、絶縁体12の表面に点線状のマーク(ド
ットマーク)を付することができ、しかも、上記モータ
40のオン時間を変えるだけでマークの長さやピッチも
自由に調節できる。
【0025】さらに、この装置では、従来のようにマー
キングローラの下部をインク内に浸漬するものと異な
り、絶縁体12に対してインクをどのような方向からも
付着させることができ、装置のレイアウトの自由度が大
幅に高まる。また、第2の実施の形態として図3に示す
ように、電線下方、上方のそれぞれにインク供給器20
を配することにより、絶縁体12の上下面にインク18
を同時に付着させることができ、これによりマーキング
の幅をさらに拡大できる。
【0026】さらに、第3の実施の形態として図4に示
すように、複数のインク供給器20を電線長手方向(図
の左右方向)に並べて配置し、各インク供給器20にそ
れぞれ異なる色のインク18を収容するようにすれば、
作動させるインク供給器20を切換えることにより、使
用するインクの色も即座に切換えることができる。ま
た、互いに異なる色のインクを絶縁体12上に並べて同
時付着させるといったことも可能となる。
【0027】第4の実施の形態を図5に示す。ここで
は、絶縁体12の表面にローラ50を接触させてこのロ
ーラ50が電線と連動して回転するようにし、このロー
ラ50の表面にインク供給器20のノズル23を向けて
いる。そして、このノズル23から吐出されるインク1
8をまずローラ50の周面に付着させ、このローラ50
から絶縁体12の表面に上記インク18を転写させるよ
うにしている。
【0028】なお、上記ローラ54の下流側には、絶縁
体12が成形された電線を切断する切断機15と、切断
された電線の両端に端子をかしめて固定する圧着機16
とが順に設けられている。
【0029】上記のように、本発明はインク供給器20
からの吐出インクを直接電線に付着させるものに限ら
ず、ローラ50を媒介することによっても優れた効果が
得られるものである。例えば、第5の実施の形態として
図6に示すように、電線を上下から挟むようにして一対
のローラ50,60を配置し、各ローラ50,60の周
面にそれぞれインク供給器20のノズル23を指向させ
ることにより、前記第2の実施の形態と同様、絶縁体1
2の上下面にインク18を同時に付着させることができ
る。
【0030】ここで、例えばローラ50をストレートマ
ーク用、ローラ60をドットマーク用とする場合の両ロ
ーラ50,60の好適な構造の一例を、図7(a)
(b)に示す。図において、ストレートマーク用のロー
ラ50は、その本体54が回転軸52に固定され、本体
54の外周面に電線の径に対応した幅の周溝56が形成
されており、この周溝56に向けてノズル23が配置さ
れている。ドットマーク用のローラ60も、その本体6
4が回転軸62に固定されているが、本体64の外周面
には周方向に間欠的に凸部65が並設され、各凸部65
に上記電線の径に対応する幅の溝66が形成されてい
る。そして、所定角度位置に位置する凸部65に向けて
ノズル23が配置されている。
【0031】このような装置によれば、両ローラの周溝
56及び溝66に電線を嵌め込みながらその搬送をする
ことによって、電線の左右方向の位置を安定させなが
ら、その絶縁体12の下面にローラ50によってストレ
ートマークを付することができるとともに、絶縁体12
の上面にローラ60の各凸部65によってその配設ピッ
チに対応したピッチをもつドットマークを安定して付す
ることができる。また、このローラ60においても、各
凸部65へのインク18の付着長さを変えることによっ
て、ドットマークの長さを調節することが可能であり、
特定の凸部65にのみインク18を付着させる等してド
ットマークのピッチを変更することも可能である。
【0032】なお、上記ストレートマークやドットマー
クのほか、周知技術のようにローラに転写用文字を刻印
しておいてその上にインク供給器20でインク18をの
せれば、文字マークを付すことができることはいうまで
もない。
【0033】また、第6の実施の形態として図8に示す
ように、各ローラ50,60に対して複数のインク供給
器20のノズル23を指向させることにより、前記第3
の実施の形態と同様、作動するインク供給器20の切換
だけでインクの色を即座に切換えることが可能であり、
また、互いに異なる色のインクを絶縁体12上に並べて
同時付着させることもできる。
【0034】なお、この第6の実施の形態や前記第3の
実施の形態のように、複数のインク供給器20を装備し
てこれらを択一的に使用する場合、使用頻度の少ない色
のインクを収容するインク供給器20についてはそのノ
ズル23の先端においてインク18が乾燥し、ノズル2
3を塞ぐおそれがあるため、ノズル23の先端の管理が
必要となるが、第7の実施の形態として図9に示すよう
に、各インク供給器20のノズル23をパイプ状に長く
延長して共通のインク集合室70に接続し、このインク
集合室70から延ばした共通のノズル72を電線表面に
向けるようにすれば、どの色のインクも同じノズル72
から共通して吐出されることになるので、このノズル7
2が長く不使用状態で放置されるといったことがなく、
上記インク乾燥による不都合を防ぐことができる。
【0035】さらに、第8の実施の形態として図10に
示すように、複数本の共通ノズル72を互いに異なる方
向から電線に向けることにより、この電線において周方
向に異なる位置に同時にインク18を付着させることが
できる。また、第10の実施の形態として図11に示す
ように、ローラ50,60を媒介としてインク18を絶
縁体12の表面に付着させることも可能である。
【0036】以上のように、本発明では、従来に比べて
マーキングの態様の自由度が大幅に増すので、この発明
によるマーキングを利用してさまざまな表示をすること
ができる。
【0037】例えば、図12に示すように、短線81,
82及び長線83をその順に並べて表示し、短線81の
色は電線の種類を、短線82の色は断面積(電線サイ
ズ)を、長線83の色は電線そのものの色種をそれぞれ
意味するものとする規約を設ければ、簡素なマークで電
線の主要なパラメータを全て表示することが可能であ
る。
【0038】また、2進法を利用し、長線のマークは
「1」を、短線のマークは「0」をそれぞれ示す旨の規
約を設ければ、長線と短線との組み合わせだけで種々の
数値(例えば電線長さ)を表示することが可能になる。
この規約によれば、例えば図13(a)のマークでは、
数値101(2進法)=5(10進法)が表示され、同
様に同図(b)のマークでは数値1001(2進法)=
9(10進法)が、同図(c)のマークでは数値101
11(2進法)=23(10進法)が表示されることに
なる。
【0039】また、0から9までの各整数に対応して色
を定めておけば、その色のマークを並べて付するだけで
より大きな数値を表示することが可能になる。例えば、
白色が1、黄色が2、赤色が3、青色が4、緑色が5、
橙色が6、灰色が7、黒色が8、若葉色が9、紫色が0
をそれぞれ意味する旨の規約を設けた場合、図14に示
すように2つ並べて設けられる各線84,84のうち線
84が白色、線85が青色であるとすれば、これら線8
4,85によって数値「14」が表示されたことにな
る。
【0040】本発明では電線にマーキングを施す個所も
特に問わず、その長手方向全域に亘って表示するように
しても良いし、例えば図15に示すように、電線両端の
端子88の近傍にのみマークを付するようにしてもよ
い。
【0041】このように、本発明では、電線の絶縁被覆
上に種々の形態のマーキングを施せるので、電線の絶縁
被覆自体の色が単一であっても、豊富な種類の電線識別
ができる。すなわち、本発明方法及び装置を利用すれ
ば、電線の絶縁被覆の色が原色のままであっても、十分
な識別が可能であり、このため、電線の押出し製造や保
管管理の面等において生産能率を大幅に向上させること
ができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明は、長手方向に電線
を搬送する一方、マーキング用のインクを収容してこれ
を加圧することによりノズル先端から上記インクを吐出
するインク供給器を上記電線の近傍に配置し、このイン
ク供給器からインクを吐出させて上記電線の表面に付着
させるものであるので、簡単な構成で、マーキング及び
その停止ができ、また、装置のレイアウトも自由に設定
することができる。
【0043】さらに、上記インクの吐出を間欠的に行わ
せることにより、電線の表面に点線状のマークを鮮明に
付することが可能であり、しかも、上記吐出の時間を変
えるだけでマークのピッチや長さを簡単に変更できる効
果がある。
【0044】また、電線に連動して回転するローラを備
え、このローラの表面に上記インク供給器のノズルを向
けてこのノズルから吐出されるインクが電線の表面に直
接付着するようにする場合、上記ローラの周面にその周
方向に並べて複数の凸部を設け、この凸部の表面にイン
クを付着させるように上記インク供給器を配置すれば、
鮮明なドットマークを電線に確実に付することができ
る。
【0045】さらに、本発明では、複数のインク供給器
を備え、これらのインク供給器から吐出されるインクが
電線表面においてその周方向に異なる位置に同時に付着
するように各インク供給器を配置すれば、共通の電線に
複数のマークを同時に付することができる効果が得られ
る。
【0046】また、互いに異なる色のインクを収容する
複数のインク供給器を備え、これらのインク供給器から
吐出されるインクが択一的に電線表面に供給されるよう
に各インク供給器を配置することにより、作動させるイ
ンク供給器を切換えるだけで、使用するインクの色を即
座に切換えることができる効果が得られる。
【0047】そして、上記複数のインク供給器について
単一のノズルを設け、各インク供給器に収容されるイン
クが共通して上記ノズルから吐出されるようにすること
により、ノズル先端でのインク乾燥を未然に防ぐことが
できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す全体図であ
る。
【図2】上記第1の実施の形態にかかるインク供給器及
びその駆動手段の構造を示す断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す全体図であ
る。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す全体図であ
る。
【図5】本発明の第4の実施の形態を示す全体図であ
る。
【図6】本発明の第5の実施の形態を示す全体図であ
る。
【図7】(a)は上記第5の実施の形態における各ロー
ラの好適な例を示す正面図、(b)は一部断面側面図で
ある。
【図8】本発明の第6の実施の形態を示す全体図であ
る。
【図9】本発明の第7の実施の形態を示す全体図であ
る。
【図10】本発明の第8の実施の形態を示す全体図であ
る。
【図11】本発明の第9の実施の形態を示す全体図であ
る。
【図12】本発明によるマーキング例を示す図である。
【図13】(a)〜(c)は本発明によるマーキング例
を示す図である。
【図14】本発明によるマーキング例を示す図である。
【図15】本発明により電線の両端部にのみマークを付
した例を示す図である。
【図16】従来のマーキング装置の一例を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
10 電線の導体 12 電線の絶縁体 18 マーキング用のインク 20 インク供給器 23 ノズル 24 ピストン 40 モータ(駆動手段) 50,60 ローラ 72 共通ノズル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線表面にその長手方向に沿ってマーキ
    ングするための電線のマーキング方法において、上記長
    手方向に電線を搬送する一方、マーキング用のインクを
    収容してこれを加圧することによりノズル先端から上記
    インクを吐出するインク供給器を上記電線の近傍に配置
    し、このインク供給器からインクを吐出させて上記電線
    の表面に付着させることを特徴とする電線のマーキング
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電線のマーキング方法に
    おいて、上記ノズルから吐出されるインクを搬送される
    電線の表面に直接付着させることを特徴とする電線のマ
    ーキング方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電線のマーキング方法に
    おいて、搬送される電線の表面にローラを接触させてこ
    のローラが電線と連動して回転するようにし、このロー
    ラの表面に上記インク供給器のノズルから吐出されるイ
    ンクを付着させることを特徴とする電線のマーキング方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の電線の
    マーキング方法において、上記インクの吐出を間欠的に
    行わせて電線の表面に点線状のマークを付することを特
    徴とする電線のマーキング方法。
  5. 【請求項5】 長手方向に搬送される電線の表面にその
    長手方向に沿ってマーキングを施すための電線のマーキ
    ング装置において、上記電線の近傍に配置され、マーキ
    ング用のインクを収容してこれを加圧することによりノ
    ズル先端から上記インクを吐出するインク供給器と、こ
    のインク供給器に上記インクの加圧動作をさせる駆動手
    段とを備えたことを特徴とする電線のマーキング装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の電線のマーキング装置に
    おいて、複数のインク供給器を備え、これらのインク供
    給器から吐出されるインクが電線表面においてその周方
    向に異なる位置に同時に付着するように各インク供給器
    を配置したことを特徴とする電線のマーキング装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載の電線のマーキン
    グ装置において、互いに異なる色のインクを収容する複
    数のインク供給器を備え、これらのインク供給器から吐
    出されるインクが択一的に電線表面に供給されるように
    各インク供給器を配置したことを特徴とする電線のマー
    キング装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の電線のマーキング装置に
    おいて、上記複数のインク供給器について単一のノズル
    を設け、各インク供給器に収容されるインクが共通して
    上記ノズルから吐出されるようにしたことを特徴とする
    電線のマーキング装置。
JP18490196A 1996-07-15 1996-07-15 電線のマーキング装置 Expired - Fee Related JP3624560B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18490196A JP3624560B2 (ja) 1996-07-15 1996-07-15 電線のマーキング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18490196A JP3624560B2 (ja) 1996-07-15 1996-07-15 電線のマーキング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1031918A true JPH1031918A (ja) 1998-02-03
JP3624560B2 JP3624560B2 (ja) 2005-03-02

Family

ID=16161317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18490196A Expired - Fee Related JP3624560B2 (ja) 1996-07-15 1996-07-15 電線のマーキング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3624560B2 (ja)

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003071560A1 (fr) 2002-02-19 2003-08-28 Yazaki Corporation Fil electrique et appareil de coloration de fil
WO2004015722A1 (ja) * 2002-08-09 2004-02-19 Yazaki Corporation 物品の自動マーキング方法及び自動マーキング装置
WO2004015721A1 (ja) * 2002-08-09 2004-02-19 Yazaki Corporation 電線のマーキング方法及び装置
WO2004049354A1 (ja) 2002-11-27 2004-06-10 Yazaki Corporation 電線及び電線の識別方法
WO2004061869A1 (ja) * 2003-01-07 2004-07-22 Yazaki Corporation 電線の着色方法
WO2004112060A1 (ja) * 2003-06-11 2004-12-23 Yazaki Corporation 電線用着色ノズル
WO2004114330A1 (ja) * 2003-06-24 2004-12-29 Yasaki Corporation 電線の着色方法及び電線の着色装置
WO2004114329A1 (ja) * 2003-06-19 2004-12-29 Yazaki Corporation 電線の着色装置
WO2004114328A1 (ja) * 2003-06-19 2004-12-29 Yazaki Corporation 電線用着色ノズル
WO2004107356A3 (ja) * 2003-05-30 2005-02-17 Yazaki Corp ワイヤハーネスの組立方法とワイヤハーネス
WO2004107357A3 (ja) * 2003-05-30 2005-02-17 Yasaki Corp ワイヤハーネスの組立方法
EP1577902A1 (en) * 2002-12-25 2005-09-21 Yazaki Corporation Electric wire
EP1585143A1 (en) * 2002-12-27 2005-10-12 Yazaki Corporation Electric wire
EP1622171A1 (en) * 2003-05-07 2006-02-01 Yazaki Corporation Electric wire, electric wire connection method, and wire harness
US7361840B2 (en) * 2001-10-12 2008-04-22 Yazaki Corporation Wire recycling method
US7442877B2 (en) * 2001-10-12 2008-10-28 Yazaki Corporation Wire manufacturing method wire manufacturing apparatus and wire
WO2009101756A1 (en) * 2008-02-13 2009-08-20 Yazaki Corporation Apparatus and method for coloring electric wire
CN101611459A (zh) * 2007-02-19 2009-12-23 矢崎总业株式会社 电缆、电缆着色和制造的设备和方法
EP1557846A4 (en) * 2002-10-28 2010-06-23 Yazaki Corp CABLE PRODUCTION SYSTEM
US7875309B2 (en) * 2002-08-09 2011-01-25 Yazaki Corporation Method for coating electrical cable
JP2011104616A (ja) * 2009-11-17 2011-06-02 Tokyo Tekko Co Ltd 異形棒鋼
US7968142B2 (en) * 2003-06-24 2011-06-28 Yazaki Corporation Method and apparatus for coloring electric wire
CN109158231A (zh) * 2018-10-24 2019-01-08 吴江市凯宝电器有限公司 一种线束喷漆装置
CN114097043A (zh) * 2019-07-10 2022-02-25 Ls电线有限公司 用于电缆管理系统中的基于iot的电缆

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109501453B (zh) * 2018-10-31 2020-06-19 芜湖顺成电子有限公司 电线喷码装置

Cited By (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7361840B2 (en) * 2001-10-12 2008-04-22 Yazaki Corporation Wire recycling method
US7442877B2 (en) * 2001-10-12 2008-10-28 Yazaki Corporation Wire manufacturing method wire manufacturing apparatus and wire
EP1477994A1 (en) * 2002-02-19 2004-11-17 Yazaki Corporation Electric wire and wire coloring apparatus
EP1477994A4 (en) * 2002-02-19 2007-01-10 Yazaki Corp ELECTRIC WIRE AND THREAD COLORING APPARATUS
WO2003071560A1 (fr) 2002-02-19 2003-08-28 Yazaki Corporation Fil electrique et appareil de coloration de fil
CN100356485C (zh) * 2002-08-09 2007-12-19 矢崎总业株式会社 物品的自动加标记方法和自动加标记装置
US7718217B2 (en) 2002-08-09 2010-05-18 Yazaki Corporation Method and apparatus for marking electric wire
US8017177B2 (en) 2002-08-09 2011-09-13 Yazaki Corporation Method of automatically marking article and automatic marking device
WO2004015721A1 (ja) * 2002-08-09 2004-02-19 Yazaki Corporation 電線のマーキング方法及び装置
US7875309B2 (en) * 2002-08-09 2011-01-25 Yazaki Corporation Method for coating electrical cable
CN1332402C (zh) * 2002-08-09 2007-08-15 矢崎总业株式会社 电线的加标记方法和装置
WO2004015722A1 (ja) * 2002-08-09 2004-02-19 Yazaki Corporation 物品の自動マーキング方法及び自動マーキング装置
EP1557846A4 (en) * 2002-10-28 2010-06-23 Yazaki Corp CABLE PRODUCTION SYSTEM
WO2004049354A1 (ja) 2002-11-27 2004-06-10 Yazaki Corporation 電線及び電線の識別方法
US7504586B2 (en) 2002-11-27 2009-03-17 Yazaki Corporation Cable and cable identificating method
EP1577902A1 (en) * 2002-12-25 2005-09-21 Yazaki Corporation Electric wire
EP1577902B1 (en) * 2002-12-25 2011-08-10 Yazaki Corporation Electric wire
EP1585143A1 (en) * 2002-12-27 2005-10-12 Yazaki Corporation Electric wire
EP1585143B1 (en) * 2002-12-27 2014-11-05 Yazaki Corporation Electric wire
US7482539B2 (en) * 2002-12-27 2009-01-27 Yazaki Corporation Electric wire
WO2004061869A1 (ja) * 2003-01-07 2004-07-22 Yazaki Corporation 電線の着色方法
EP1622171A1 (en) * 2003-05-07 2006-02-01 Yazaki Corporation Electric wire, electric wire connection method, and wire harness
US7211733B2 (en) * 2003-05-07 2007-05-01 Yazaki Corporation Electric wire, electric wire connection method and wire harness
EP1622171B1 (en) * 2003-05-07 2012-11-28 Yazaki Corporation Electric wire, electric wire connection method, and wire harness
WO2004107356A3 (ja) * 2003-05-30 2005-02-17 Yazaki Corp ワイヤハーネスの組立方法とワイヤハーネス
EP1630826B1 (en) * 2003-05-30 2019-04-24 Yazaki Corporation Wire harness assembling method and wire harness
CN100416715C (zh) * 2003-05-30 2008-09-03 矢崎总业株式会社 配线束的安装方法
EP1630826A2 (en) * 2003-05-30 2006-03-01 Yazaki Corporation Wire harness assembling method and wire harness
WO2004107357A3 (ja) * 2003-05-30 2005-02-17 Yasaki Corp ワイヤハーネスの組立方法
WO2004112060A1 (ja) * 2003-06-11 2004-12-23 Yazaki Corporation 電線用着色ノズル
WO2004114328A1 (ja) * 2003-06-19 2004-12-29 Yazaki Corporation 電線用着色ノズル
WO2004114329A1 (ja) * 2003-06-19 2004-12-29 Yazaki Corporation 電線の着色装置
US7968142B2 (en) * 2003-06-24 2011-06-28 Yazaki Corporation Method and apparatus for coloring electric wire
WO2004114330A1 (ja) * 2003-06-24 2004-12-29 Yasaki Corporation 電線の着色方法及び電線の着色装置
CN101611459A (zh) * 2007-02-19 2009-12-23 矢崎总业株式会社 电缆、电缆着色和制造的设备和方法
WO2009101756A1 (en) * 2008-02-13 2009-08-20 Yazaki Corporation Apparatus and method for coloring electric wire
EP2243144A1 (en) * 2008-02-13 2010-10-27 Yazaki Corporation Apparatus and method for coloring electric wire
EP2243144A4 (en) * 2008-02-13 2013-01-23 Yazaki Corp APPARATUS AND METHOD FOR COLORING ELECTRIC WIRE
JP2009193747A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Yazaki Corp 電線の着色装置及び電線の着色方法
JP2011104616A (ja) * 2009-11-17 2011-06-02 Tokyo Tekko Co Ltd 異形棒鋼
CN109158231A (zh) * 2018-10-24 2019-01-08 吴江市凯宝电器有限公司 一种线束喷漆装置
CN114097043A (zh) * 2019-07-10 2022-02-25 Ls电线有限公司 用于电缆管理系统中的基于iot的电缆

Also Published As

Publication number Publication date
JP3624560B2 (ja) 2005-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1031918A (ja) 電線のマーキング方法及び装置
CN105829111B (zh) 用于热转移印刷的装置和方法
US9895844B2 (en) System for use with three-dimensional printer and method for using the same
AR016685A1 (es) Maquina dispensadora para la erogacion dosificada e homogeneizacion en continuo de productos barnizantes
CN101239537A (zh) 一种滚筒数码印刷机及其印刷方法
EP1543976A3 (en) Ink-jet head and ink-jet recording apparatus using the head
EP1433826A3 (en) Ink set for ink-jet recording, ink-jet recording method, recording unit, ink-jet recording apparatus and bleeding reducing method
CN204801052U (zh) 一种双喷头的3d打印机
CN112936860A (zh) 一种带有染色结构的3d打印笔及其换色方法
JPH10296958A (ja) 輪転機用のインキング装置
CN110181938A (zh) 一种多功能uv印刷系统
EP0916508A3 (en) Ink jet recording apparatus
CN215151854U (zh) 一种带有染色结构的3d打印笔
CN209955501U (zh) 多工艺数码印刷机
JPH05278201A (ja) インキ供給装置
KR20210083803A (ko) 정량토출이 가능한 3차원 프린터 및 이것의 제어 방법
CN105058800A (zh) 一种3d打印机
KR20170113923A (ko) 노즐 조립체 및 3d 프린터용 인쇄 헤드
CN112621981B (zh) 一种高效打印头
JPH05147199A (ja) インキ供給装置
EP1464488A3 (de) Antriebe einer Druckeinheit
US20030094110A1 (en) Inking unit for rotary printing machine
CN207264844U (zh) 一种防甩墨印字轮
US20170266951A1 (en) Systems and methods of improved digital ink supply
CN108000864A (zh) 彩色立体打印机构

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040824

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees