JPH10319012A - 尿自動分析装置へ供給する尿試験紙及び該尿試験紙の製造方法 - Google Patents

尿自動分析装置へ供給する尿試験紙及び該尿試験紙の製造方法

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JPH10319012A
JPH10319012A JP12895797A JP12895797A JPH10319012A JP H10319012 A JPH10319012 A JP H10319012A JP 12895797 A JP12895797 A JP 12895797A JP 12895797 A JP12895797 A JP 12895797A JP H10319012 A JPH10319012 A JP H10319012A
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JP12895797A
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Masaaki Taniguchi
雅亮 谷口
Tadashi Hamanaka
忠 浜中
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Fujifilm Wako Pure Chemical Corp
Original Assignee
Wako Pure Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロ−ル状尿試験紙の利点を保持した尿試験紙
を、低コストで供給できる尿試験紙を提供する。 【解決手段】ステイック状尿試験紙を、接着テ−プに貼
着させることによって、ステイック状尿試験紙の形成と
ほぼ同時に貼着させることができるので、一工程で連続
的に製造できるから、シ−ト状若しくはロ−ル状尿試験
紙を、低コストで供給できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、病院、衛生検査
所等で臨床検査に使用する尿自動分析装置へ供給するシ
−ト状若しくはロ−ル状尿試験紙及び該尿試験紙の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、尿自動分析装置用の尿試験紙の供
給形態としては、ステイック状尿試験紙をドラム状容器
に格納し、1枚づつ取り出す方式(ドラム方式)、ステ
イック状尿試験紙をカ−トリッジに装填し、1枚づつ取
り出す方式(カ−トリッジ方式)及びステイック状尿試
験紙を1枚づつプラスチック製のシ−トに貼り付けてロ
−ル状に巻き取ったものを巻き戻す方式(ロ−ル方式)
等が知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ド
ラム方式は、尿自動分析装置が、ランダムに格納したス
テイック状尿試験紙を1枚づつ取り出して裏表を判別す
る操作をするので、装置の確認動作の確実性の確保や動
作の高速処理が困難であるという問題があった。
【0004】また、カ−トリッジ方式としては、尿自動
分析装置に備え付けた専用カ−トリッジを用いるパ−マ
ネント型や予め試験紙が充填された使い捨てのカ−トリ
ッジを用いるデイスポ−ザブル型等がある。しかしなが
ら、パ−マネント型の場合、試験紙の製造において包装
に手間がかかるほか、使用者がステイック状尿試験紙の
方向、裏表を揃えてカ−トリッジに装填するための工夫
が必要となる問題があった。一方、デイスポ−ザブル型
の場合は、その製造においてステイック状尿試験紙の方
向、裏表を揃えてカ−トリッジに装填するための工夫が
必要なだけでなく、特殊なカ−トリッジ作製のため生産
コスト高になり、しかも使用済みのカ−トリッジの廃棄
という問題があった。
【0005】ロ−ル方式は、尿自動分析装置の動作の確
実性の確保や動作の高速処理が可能な利点があったが、
その製造に際して、一旦切断して作製したステイック状
尿試験紙を、1枚づつプラスチック製のシ−トに貼り付
けるという2段階以上の工程を必要とするのでコスト高
になる問題があった。
【0006】このような欠点を解消するため、本出願人
は、台紙に試験片を貼着したシ−ト状若しくはロ−ル状
尿試験紙を所定の幅づつ裁断部へ移送し、移送された尿
試験紙をカッタ−で所定の幅に裁断して使用単体のステ
イック状尿試験紙として、尿検体付着部に移送する発明
を開発し、先に特許出願(特願平9−14376号、整
理番号P9710)した。
【0007】この方法は、上記ロ−ル方式の利点を維持
しつつ、ロ−ル方式の欠点を解消し、低コストで供給で
きる利点があるが、切断時刃に接着剤が付着し、ある程
度使用すると、刃を交換しなければならないので、尿自
動分析装置のメンテナンス上の問題が生じている。
【0008】本発明のうち請求項1に記載の発明は、上
記ロ−ル方式の利点を維持しつつ、尿試験紙を低コスト
で供給でき、しかも尿自動分析装置のメンテナンスの頻
度を著しく減少させた尿試験紙を提供することを目的と
する。
【0009】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
に記載の発明の目的に加えて、接着テ−プ上の粘着剤が
露出する弊害を除去した尿試験紙を提供することを目的
とする。
【0010】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の発明の目的に加えて、尿自動分析装置上のメン
テナンス上の問題を解決した尿試験紙を提供することを
目的とする。
【0011】また、請求項6に記載の発明は、請求項4
に記載の発明の目的に加えて、尿自動分析装置のメンテ
ナンスの頻度を著しく減少させた尿試験紙を提供するこ
とを目的とする。
【0012】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
〜6に記載の尿試験紙を、一段階で安価に且つ連続的に
製造することのできる製造方法を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的に沿う本発明の
請求項1に記載の発明は、多数個のステイック状尿試験
紙を、接着テ−プ上に互いに平行となるように貼着させ
て、シ−ト状若しくはロ−ル状に連ねたことを特徴とす
る。
【0014】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
に記載の発明の構成に、前記ステイック状尿試験紙の上
部と下部とを試験片の貼付しない部位とし、該ステイッ
ク状尿試験紙の上部と下部とに、細長いテ−プ状に形成
した前記接着テ−プを、ステイック状尿試験紙同士を互
いに間隔付けて裏打ち貼着させ、前記接着テ−プのステ
イック状尿試験紙が貼着されていない粘着面には細長い
テ−プ状物を貼着させた構成を加えたことを特徴とす
る。
【0015】また請求項5に記載の発明は、請求項2ま
たは3に記載の発明の構成に、前記ステイック状尿試験
紙を互いに近接させて接着テ−プに貼着させたシ−ト状
若しくはロ−ル状尿試験紙の接着テ−プを、巻き取り機
によって剥がしながら巻き取って、剥離させたステイッ
ク状尿試験紙を、尿自動分析装置の尿検体付着部に移送
する構成を加えたことを特徴とする。
【0016】また請求項6に記載の発明は、請求項1に
記載の発明の構成に、前記ステイック状尿試験紙を互い
に近接させて接着テ−プに貼着させたシ−ト状若しくは
ロ−ル状尿試験紙を、所定の幅づつ切断部へ移送し、該
切断部で前記ステイック状尿試験紙同士の間を、超音波
メス等のカッタ−で単一のステイック状尿試験紙に切断
し、切断したステイック状尿試験紙を尿検体付着部に移
送する構成を加えたことを特徴とする。
【0017】また、請求項7に記載の発明は、台紙に試
験片を貼着させたシ−ト状若しくはロ−ル状尿試験紙
を、カッタ−より前方に所定の幅だけ押し出す工程と、
押し出された尿試験紙の下方に近接した案内ロ−ルによ
って、長尺の接着テ−プを下方から水平方向に所定の幅
だけ移送する工程と、押し出された尿試験紙の先端部
を、前記接着テ−プ上の粘着面に押し当てて部分的に貼
着させた状態で、前記カッタ−によってステイック状尿
試験紙に切断する工程と、切断されて接着テ−プ上に載
置されたステイック状尿試験紙を圧着する工程とを具備
したことを特徴とする。
【0018】要するに本発明は、ステイック状尿試験紙
を、接着テ−プに貼着させることによって、ステイック
状尿試験紙の形成とほぼ同時に貼着させることができる
ので、一工程で連続的に製造できるから、シ−ト状若し
くはロ−ル状尿試験紙を、低コストで供給できるように
したことを要旨とするものである。
【0019】しかして従来、接着テ−プにステイック状
尿試験紙を直接貼着させることは、現実に行われていな
いし、このような発想も全く知られていない。これは、
このようにした場合は、接着テ−プ上の粘着剤が露出す
る弊害が生じることと、それほどの利点もないと考えら
れていたからと思われる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1〜図16は、ステイック状
尿試験紙の裏面に、接着テ−プを貼着させた本発明の四
つのタイプの実施例を示すものである。
【0021】何れのタイプも、試験片をステイック上に
貼着させたステイック状尿試験紙を、接着テ−プ上に互
いに平行となるように貼着させてシ−ト状若しくはロ−
ル状に連ねたものであり、ステイック上に貼付した試験
片は、単項目であっても複数項目であっても良く、試験
片a〜fの数は特に限定されない。ステイックの材質
は、特に限定されないが、例えば、塩化ビニル、ポリプ
ロピレン、ポリエステル、ポリスチレン等の合成樹脂及
び紙等が挙げられる。
【0022】ステイック状尿試験紙の裏面を裏打ち貼着
する接着テ−プとしては、特に限定されないが、例えば
セロハンテ−プ、ポリプロピレン粘着テ−プ、ポリエス
テル粘着テ−プ、ビニル粘着テ−プ、布粘着テ−プ、ク
ラフト粘着テ−プ、紙粘着テ−プ等が挙げられる。
【0023】また、接着テ−プにより裏打ちして連ねた
本発明の尿試験紙の長さは、短くしてシ−ト状としても
良いし、長くしてロ−ル状としても良い。
【0024】図1〜図4は、本発明の尿試験紙の第1実
施例を示すものであり、隣接するステイック状尿試験紙
1を互いに近接させて、接着テ−プ2を裏打ち貼着させ
た例を示す。上記実施例では、ステイック状尿試験紙1
の裏面は、全面的に接着テ−プ2で裏打ち貼着されてい
るが、部分的に裏打ち貼着させてもよい。
【0025】図5〜図8は、本発明の尿試験紙の第2実
施例を示すものであり、ステイック状尿試験紙3の上部
と下部とを、試験片を貼着させないステイック部11,
11′とし、該ステイック部の裏面に細長い接着テ−プ
4,4を、隣接するステイック状尿試験紙3を互いに近
接させて貼着させた例を示す。
【0026】上記第1実施例及び第2実施例では、各ス
テイック状尿試験紙が互いに近接しているため、このま
ま尿検体を滴下すると、尿検体のクロスコンタミが生じ
る恐れがあるので、尿検体の滴下前に、1枚づつのステ
イック状尿試験紙に分離するのが良い。
【0027】1枚づつのステイック状尿試験紙に分離す
るには、接着テ−プとして粘着力のあまり強くない接着
テ−プを使用し、接着テ−プ2(4,4)を、巻き取り
機によって剥がしながら巻き取って、剥離したステイッ
ク状尿試験紙1(3)を、尿自動分析装置の尿検体付着
部(尿滴下部)に移送するようにすれば、容易に迅速に
分離させることができる。この場合、第2実施例のよう
に形成した方が、剥離が容易となるので好ましい。
【0028】上記第1実施例及び第2実施例で、ステイ
ック状尿試験紙同士を近接させる程度は、粘着剤が表面
に露出することによる接着が防止することができる程度
であれば良い。
【0029】また、第1実施例及び第2実施例の尿試験
紙を、尿自動分析装置に装着したカッタ−で切断して、
単一の尿試験紙に分離することもできる。カッタ−とし
ては、例えば超音波メス、通常の直線刃や曲線刃等、通
常この分野で用いられているものは、全て使用可能であ
る。
【0030】本出願人が先に出願したシ−ト状若しくは
ロ−ル状尿試験紙を使用単体のステイック状尿試験紙に
切断する方法(整理番号P9710)は、試験片の部分
を台紙と一緒に切断しなければならないので、切断に負
担がかかり、切断速度、切れ味の持続性に問題がある。
【0031】本発明では、隣接するステイック状尿試験
紙の間の接着テ−プを切断すれば良く、また、多種類の
接着テ−プの中から切断に適した接着テ−プを選択する
こともできるので、先に出願したものよりも切断がはる
かに容易である。この場合も、第2実施例の尿試験紙の
方が、切断が容易となるので好ましい。
【0032】図9〜図12は、本発明の尿試験紙の第3
実施例を示すものであり、ステイック状尿試験紙5裏面
が互いに間隔7付けて、全面的(若しくは部分的)に接
着テ−プ6で裏打ち貼着された例を示す。
【0033】図13〜図16は、本発明の尿試験紙の第
4実施例を示すものであり、ステイック状尿試験紙8の
上部と下部とを、試験片を貼着させないステイック部1
1a,11a′とし、該上下のステイック部の表裏面に
細長い接着テ−プ9,9′を、隣接するステイック状尿
試験紙8を間隔10付けてサンドイッチ貼着させた例を
示す。
【0034】上記第3実施例及び第4実施例は、間隔
7,10をクロスコンタミが生じないように十分とれ
ば、ステイック状尿試験紙に切断する必要はなく、この
まま使用することができる。間隔7,10は、クロスコ
ンタミが生ぜず、尿自動分析による測定を効率良く行う
ことができれば、特に限定されないが、通常0.5〜5
0mm程度が好ましい。また、間隔7,10は等間隔と
するのが良いが、等間隔でなくとも差し支えない。
【0035】第3実施例では、間隔7の上面に接着テ−
プ6の粘着剤が露出するので、商品形態としては、接着
を防止するため、表面を剥離紙等でカバ−するのが良
い。第4実施例のように形成すれば、接着テ−プ9,9
の粘着剤露出面を、接着テ−プ9′,9′で貼着カバ−
しているので、粘着剤による弊害を解消することができ
る。表面の接着テ−プ9′,9′は、接着テ−プではな
く、通常のテ−プであっても差し支えない。
【0036】次に、本発明の尿試験紙の製造法を図17
に基づいて説明する。台紙に試験片を貼着したシ−ト状
(若しくはロ−ル状)尿試験紙14を、作業台17上に
載置する。尿試験紙14は、矢印で示すように、カッタ
−15より前方に切断する所定の幅づつ間欠的に押し出
すようになっている。
【0037】押し出された尿試験紙14の下方に近接し
て、接着テ−プ12を案内する案内ロ−ル16が配設さ
れている。下方から上方に移送されるシ−ト状若しくは
ロ−ル状の接着テ−プ12は、案内ロ−ル16に案内さ
れて、作業台17′上を水平方向に所定の幅づつ間欠的
に移送されるようになっている。
【0038】作業台17,17′は、間隔付けて対向
し、該間隔に案内ロ−ル16が配設されている。押し出
された尿試験紙の先端部が、前記接着テ−プ12の接着
面に押し当てられて部分的に貼着した状態で、カッタ−
15を下降させてステイック状尿試験紙19に切断す
る。切断されたステイック状尿試験紙19は、接着テ−
プ12上に部分的に貼着載置された状態となっている。
【0039】ついで、カッタ−15を上昇させ、接着テ
−プ12を水平方向に所定の幅移送させた後、尿試験紙
14を所定の幅押しだし、同様にカッタ−15によって
切断する。この操作を繰り返して、接着テ−プ12上に
部分的に貼着載置されたステイック状尿試験紙19は、
矢印で示すように移送されながら、圧着ロ−ル18で圧
着され、接着テ−プ12上に貼着された本発明の尿試験
紙が製造される。
【0040】使用する接着テ−プ12としては、尿試験
紙の先端部を接着テ−プ12の接着面に押し当てて部分
的に貼着させる工程で、所定の位置で部分的に貼着させ
易くするため、粘着剤を塗布した接着テ−プとするのが
好ましい。
【0041】上記操作を繰り返すことによって、連続的
に一段階の操作で、本発明の尿試験紙を製造することが
でき、従来のロ−ル状試験紙のように、一旦作成したス
テイック状尿試験紙19を、更に1枚づつプラスチック
製のロ−ル状シ−トに貼り付けるという多段階の工程が
不要となった。
【0042】本発明の尿試験紙と、従来のロ−ル状尿試
験紙の製造工程を比較すると、以下の通りとなる。 (本発明の尿試験紙) (1)試験紙貼付シ−ト(ロ−ル)の作成→(2)ステ
イック状尿試験紙への切断→(3)接着テ−プへの貼付
(切断後連続して行う)
【0043】(従来のロ−ル状尿試験紙) 方法A 工程1 (1)試験紙貼付シ−ト(ロ−ル)の作成→(2)両面
接着テ−プの貼付→(3)ステイック状尿試験紙への切
断 工程2 (3)ステイック状尿試験紙→(4)両面接着テ−プの
離型紙の剥離→(5)プラスチックシ−トへの貼付
【0044】方法B 工程1 (1)試験紙貼付シ−ト(ロ−ル)の作成→(2)ステ
イック状尿試験紙への切断 工程2 (2)ステイック状尿試験紙→(3)接着剤の塗布→
(4)プラスチックシ−トへの貼付
【0045】従来のロ−ル状尿試験紙の製造方法を2例
挙げたが、何れも本発明の尿試験紙の製造工程よりも作
業工程が多く、本発明のように1段階の連続生産は不可
能であり、少なくとも2段階の製造工程が必要である。
製造法によっては、上記製造工程より更に多段階となる
場合もある。
【0046】図17に示す製造法は、隣接するステイッ
ク状尿試験紙19を、間隔13付けて貼着させた本発明
の第3実施例の尿試験紙の製造法を示すものであるが、
他の実施例の試験紙についても、基本的には図17に示
した製造法と同様の方法によって製造することができ
る。
【0047】即ち、各試験紙の接着テ−プへの載置の位
置は、例えばステイック状尿試験紙への切断後の接着テ
−プの送り幅を変化させることによって、互いに近接さ
せることも、所定の間隔を開けることもできる。
【0048】また、試験紙の裏面の接着テ−プによる裏
打ちの領域は、例えば、接着テ−プの幅や本数、セット
位置を変えれば、全体或は広範的に裏打ちすることも、
所定の領域のみ部分的に裏打ちすることもできる。
【0049】本発明の尿試験紙は、その形態が従来のロ
−ル状試験紙やシ−ト状試験紙と同型であるので、尿自
動分析装置の動作の確実性の確保や動作の高速処理が可
能である。そして本発明の尿試験紙は、一段階で連続生
産が可能であるので、極めて低コストで供給することが
でき、コスト高になるという従来のロ−ル状試験紙の欠
点を解消したものである。また、シ−ト状試験紙をその
まま使用した場合のように、試験紙の無駄が生じないの
で、ランニングコストも低くなる。
【0050】また、フレキシブルな接着テ−プを使用す
れば、ステイック状尿試験紙の間は、フレキシブルな接
着テ−プとなるので、従来のロ−ル状試験紙のように、
試験片に湾曲したくせが生ぜず、反射光測定において、
いつも安定した結果が得られる利点もある。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1に記載の発明は、尿自動分析装置の動作の確実性の
確保や動作の高速処理が可能なロ−ル状尿試験紙の利点
を維持しつつ、ロ−ル状尿試験紙の欠点であったコスト
高の問題を解決した効果が得られる。
【0052】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、接着テ−プ上の粘着剤が
露出する弊害を除去することができる。
【0053】また、請求項5及び6に記載の発明によれ
ば、請求項4に記載の発明の効果に加えて、カッタ−に
粘着剤が付着し、頻繁にカッタ−を交換しなければなら
ないという尿自動分析装置のメンテナンス上の問題を解
決することができる。
【0054】また、請求項7に記載の発明によれば、尿
試験紙の先端を接着テ−プの粘着面に押し当てて部分的
に貼着させた状態で、ステイック状尿試験紙に切断する
ことによって、切断と貼着とを実質的にワンステップで
行うことができるので、請求項1〜6に記載の尿試験紙
を、極めて安価に製造することができる。
【0055】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の尿試験紙を示す斜視図で
ある。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】本発明の第2実施例の尿試験紙を示す斜視図で
ある。
【図6】図5の平面図である。
【図7】図6のC−C断面図である。
【図8】図6のD−D断面図である。
【図9】本発明の第3実施例の尿試験紙を示す斜視図で
ある。
【図10】図9の平面図である。
【図11】図10のE−E断面図である。
【図12】図10のF−F断面図である。
【図13】本発明の第4実施例の尿試験紙を示す斜視図
である。
【図14】図13の平面図である。
【図15】図14のG−G断面図である。
【図16】図14のH−H断面図である。
【図17】本発明の尿試験紙の製造法を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1,3,5,8,19 ステイック状尿試
験紙 2,4,6,9,9′,12 接着テ−プ 7,10,13 間隔 11,11′,11a,11a′ ステイック部 14 試験片を貼着させ
たシ−ト状尿試験紙 15 カッタ− 16 案内ロ−ル 17,17′ 作業台 18 圧着ロ−ル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数個のステイック状尿試験紙を、接着テ
    −プ上に互いに平行となるように貼着させて、シ−ト状
    若しくはロ−ル状に連ねたことを特徴とする尿自動分析
    装置へ供給する尿試験紙。
  2. 【請求項2】前記接着テ−プが、粘着剤を塗布した柔軟
    性を有するテ−プである請求項1に記載の尿試験紙。
  3. 【請求項3】前記ステイック状尿試験紙裏面の上部と下
    部とに、細長いテ−プ状に形成した前記接着テ−プを裏
    打ち貼着させてなる請求項1または2に記載の尿試験
    紙。
  4. 【請求項4】前記ステイック状尿試験紙の上部と下部と
    を試験片の貼付しない部位とし、該ステイック状尿試験
    紙の上部と下部とに、細長いテ−プ状に形成した前記接
    着テ−プを、ステイック状尿試験紙同士を互いに間隔付
    けて裏打ち貼着させ、前記接着テ−プのステイック状尿
    試験紙が貼着されていない粘着面には細長いテ−プ状物
    を貼着させてなる請求項1に記載の尿試験紙。
  5. 【請求項5】前記ステイック状尿試験紙を互いに近接さ
    せて接着テ−プに貼着させたシ−ト状若しくはロ−ル状
    尿試験紙の接着テ−プを、巻き取り機によって剥がしな
    がら巻き取って、剥離させたステイック状尿試験紙を、
    尿自動分析装置の尿検体付着部に移送するように構成し
    てなる尿自動分析装置用の請求項2または3に記載の尿
    試験紙。
  6. 【請求項6】前記ステイック状尿試験紙を互いに近接さ
    せて接着テ−プに貼着させたシ−ト状若しくはロ−ル状
    尿試験紙を、所定の幅づつ切断部へ移送し、該切断部で
    前記ステイック状尿試験紙同士の間を、カッタ−で単一
    のステイック状尿試験紙に切断し、切断したステイック
    状尿試験紙を尿検体付着部に移送するように構成してな
    る尿自動分析装置用の請求項1に記載の尿試験紙。
  7. 【請求項7】台紙に試験片を貼着させたシ−ト状若しく
    はロ−ル状尿試験紙を、カッタ−より前方に所定の幅だ
    け押し出す工程と、押し出された尿試験紙の下方に近接
    した案内ロ−ルによって、長尺の接着テ−プを下方から
    水平方向に案内しながら所定の幅だけ移送する工程と、
    押し出された尿試験紙の先端部を、前記接着テ−プ上の
    粘着面に押し当てて部分的に貼着させた状態で、前記カ
    ッタ−によってステイック状尿試験紙に切断する工程
    と、切断されて接着テ−プ上に載置されたステイック状
    尿試験紙を圧着する工程とを具備したことを特徴とする
    尿自動分析装置へ供給する尿試験紙の製造方法。
JP12895797A 1997-05-19 1997-05-19 尿自動分析装置へ供給する尿試験紙及び該尿試験紙の製造方法 Withdrawn JPH10319012A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105259171A (zh) * 2015-11-11 2016-01-20 天津九安医疗电子股份有限公司 一种自浸液系统及便携式尿液分析仪
CN106353517A (zh) * 2016-09-13 2017-01-25 骆颖章 全自动尿液分析仪

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CN105259171A (zh) * 2015-11-11 2016-01-20 天津九安医疗电子股份有限公司 一种自浸液系统及便携式尿液分析仪
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