JPH10318694A - 熱交換器及びその製造方法 - Google Patents
熱交換器及びその製造方法Info
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- JPH10318694A JPH10318694A JP14463997A JP14463997A JPH10318694A JP H10318694 A JPH10318694 A JP H10318694A JP 14463997 A JP14463997 A JP 14463997A JP 14463997 A JP14463997 A JP 14463997A JP H10318694 A JPH10318694 A JP H10318694A
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- heat exchange
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F1/00—Tubular elements; Assemblies of tubular elements
- F28F1/10—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
- F28F1/12—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element
- F28F1/126—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element consisting of zig-zag shaped fins
- F28F1/128—Fins with openings, e.g. louvered fins
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D1/00—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
- F28D1/02—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
- F28D1/04—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits
- F28D1/047—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being bent, e.g. in a serpentine or zig-zag
- F28D1/0471—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being bent, e.g. in a serpentine or zig-zag the conduits having a non-circular cross-section
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 保護部材やコルゲートフィンに無視できない
ような変形を発生させずに、丸形、O形、U字形、L字
形などに曲げ加工した熱交換器を得る。 【解決手段】 一対のヘッダーパイプ1,2と、これら
ヘッダーパイプ間に連結される互いに平行な複数の断面
偏平状の熱交換管3と、これら熱交換管3間に介在され
るコルゲートフィン4とを有する熱交換器において、コ
ルゲートフィン4の最外側の外方側に、中空多孔状のサ
イドシート5を有すると共に、熱交換管3、コルゲート
フィン4及びサイドシート5に同一曲率の曲げ部分を有
する構成とする。
ような変形を発生させずに、丸形、O形、U字形、L字
形などに曲げ加工した熱交換器を得る。 【解決手段】 一対のヘッダーパイプ1,2と、これら
ヘッダーパイプ間に連結される互いに平行な複数の断面
偏平状の熱交換管3と、これら熱交換管3間に介在され
るコルゲートフィン4とを有する熱交換器において、コ
ルゲートフィン4の最外側の外方側に、中空多孔状のサ
イドシート5を有すると共に、熱交換管3、コルゲート
フィン4及びサイドシート5に同一曲率の曲げ部分を有
する構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は熱交換及びその製
造方法に関するもので、更に詳細には、例えば自動車用
あるいは家屋用の空調機器や冷凍機器として用いられ、
ヒートポンプ用として凝縮器、蒸発器のいずれにも適用
可能なアルミニウム製の熱交換器及びその製造方法に関
するものである。
造方法に関するもので、更に詳細には、例えば自動車用
あるいは家屋用の空調機器や冷凍機器として用いられ、
ヒートポンプ用として凝縮器、蒸発器のいずれにも適用
可能なアルミニウム製の熱交換器及びその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、アルミニウム合金製(以下にア
ルミ製という)フィンとアルミ製熱交換管とをろう付け
したアルミ製熱交換器が広く使用されている。
ルミ製という)フィンとアルミ製熱交換管とをろう付け
したアルミ製熱交換器が広く使用されている。
【0003】この種の熱交換器として、図10及び図1
1に示すように、アルミ製押出形材にて形成された断面
偏平状の直線的に延在する熱交換管cを長辺方向相互を
平行に複数段配列し、その間隙にコルゲートフィンdを
配置した熱交換器が知られている。この熱交換器におい
て、上記偏平状熱交換管cは直線的に延在されて両端が
一対のヘッダーパイプa,bに連通され且つ一体にヘッ
ダーパイプにろう付けされる。また、熱交換管cとコル
ゲートフィンdとは交互に積層状に配列されろう付けさ
れるが、その積層方向の最外側、つまりコルゲートフィ
ンdの最外側の外方側には、コルゲートフィンの保護部
材として、中実のアルミ製板材から成るサイドシートe
が配設されコルゲートフィンdと一体にろう付けされ
る。
1に示すように、アルミ製押出形材にて形成された断面
偏平状の直線的に延在する熱交換管cを長辺方向相互を
平行に複数段配列し、その間隙にコルゲートフィンdを
配置した熱交換器が知られている。この熱交換器におい
て、上記偏平状熱交換管cは直線的に延在されて両端が
一対のヘッダーパイプa,bに連通され且つ一体にヘッ
ダーパイプにろう付けされる。また、熱交換管cとコル
ゲートフィンdとは交互に積層状に配列されろう付けさ
れるが、その積層方向の最外側、つまりコルゲートフィ
ンdの最外側の外方側には、コルゲートフィンの保護部
材として、中実のアルミ製板材から成るサイドシートe
が配設されコルゲートフィンdと一体にろう付けされ
る。
【0004】かかる構成の熱交換器は、熱交換管cが偏
平状であるため、熱交換管が丸管である場合に比べ、熱
交換管の通気抵抗への影響を小さくでき、そのため熱交
換管のピッチを小さくすることが可能となり、熱交換性
能を向上させることができるという長所を有する。その
ため、この熱交換器は、例えば自動車に搭載される空気
調和用の蒸発器として使用されるのを初めとして、様々
な分野の空調機器や冷凍機器に適用することが可能であ
る。
平状であるため、熱交換管が丸管である場合に比べ、熱
交換管の通気抵抗への影響を小さくでき、そのため熱交
換管のピッチを小さくすることが可能となり、熱交換性
能を向上させることができるという長所を有する。その
ため、この熱交換器は、例えば自動車に搭載される空気
調和用の蒸発器として使用されるのを初めとして、様々
な分野の空調機器や冷凍機器に適用することが可能であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
熱交換器においては、上記偏平状熱交換管cが直線的に
延在され、その両端を一対のヘッダーパイプに一体にろ
う付けした構造となっているため、熱交換器は全体とし
て横に長い直線的構造とならざるを得ず、またその形態
が固定的であり、横に長い占有スペースを必要とした
り、ヘッダーパイプ相互の位置が遠く離れた形態となる
など、この点で適用できる用途や取付け形態に制約があ
った。
熱交換器においては、上記偏平状熱交換管cが直線的に
延在され、その両端を一対のヘッダーパイプに一体にろ
う付けした構造となっているため、熱交換器は全体とし
て横に長い直線的構造とならざるを得ず、またその形態
が固定的であり、横に長い占有スペースを必要とした
り、ヘッダーパイプ相互の位置が遠く離れた形態となる
など、この点で適用できる用途や取付け形態に制約があ
った。
【0006】そこで、この発明においては、上記熱交換
器を曲げ加工可能にすること、即ち偏平状熱交換管の偏
平平面内で、上記熱交換管、コルゲートフィン及び保護
部材を同時に曲げ加工することができる構造とし、これ
により熱交換器の適用できる用途や配置或いは取付け形
態等の制約をなくすことを提案するものである。
器を曲げ加工可能にすること、即ち偏平状熱交換管の偏
平平面内で、上記熱交換管、コルゲートフィン及び保護
部材を同時に曲げ加工することができる構造とし、これ
により熱交換器の適用できる用途や配置或いは取付け形
態等の制約をなくすことを提案するものである。
【0007】ところが、従来の熱交換器の構造そのまま
では、偏平状熱交換管の偏平平面内で上記熱交換管、コ
ルゲートフィン及びサイドシートを同時に曲げ加工する
と、下記のような種々の不都合が派生し、上記目的を達
成できないことが分かった。
では、偏平状熱交換管の偏平平面内で上記熱交換管、コ
ルゲートフィン及びサイドシートを同時に曲げ加工する
と、下記のような種々の不都合が派生し、上記目的を達
成できないことが分かった。
【0008】即ち、コルゲートフィンdの最外側の外方
側にはコルゲートフィンの保護部材としてサイドシート
eが配設されているが、このサイドシートeに中実のア
ルミ製板材が使用されているため、上記した偏平状熱交
換管の偏平平面内での曲げ加工を行うと、サイドシート
eがコルゲートフィンdの積層方向に波状に変形する。
そのため、最外側のコルゲートフィンdも変形し、外観
が損なわれると共に、空気の通りも悪化し熱交換性能を
低下させた。
側にはコルゲートフィンの保護部材としてサイドシート
eが配設されているが、このサイドシートeに中実のア
ルミ製板材が使用されているため、上記した偏平状熱交
換管の偏平平面内での曲げ加工を行うと、サイドシート
eがコルゲートフィンdの積層方向に波状に変形する。
そのため、最外側のコルゲートフィンdも変形し、外観
が損なわれると共に、空気の通りも悪化し熱交換性能を
低下させた。
【0009】また、サイドシートeは偏平状熱交換管c
と異なり、端部がヘッダーパイプa,bと接合されてい
ないことから、ヘッダーパイプa,bを押さえて上記し
た偏平状熱交換管の偏平平面内での曲げ加工を行うと、
端部がヘッダーパイプと接合されていないサイドシート
eは曲げに追従せず、曲げの半径方向外側へ反った形状
となってサイドシートeの直下のコルゲートフィンdを
傷める。即ち、サイドシートeの直下のコルゲートフィ
ンdの変形が上下で異なることとなり、コルゲートフィ
ンdの機能が部分的に損なわれる。特に、ヘッダーパイ
プの直ぐ近くから曲げが始まる形態、つまりヘッダーパ
イプ部分から平面を介さずにいきなり曲面になっている
曲げ形態の場合に顕著であり、サイドシートの端部がヘ
ッダーパイプと向き合わない状態が生じた。
と異なり、端部がヘッダーパイプa,bと接合されてい
ないことから、ヘッダーパイプa,bを押さえて上記し
た偏平状熱交換管の偏平平面内での曲げ加工を行うと、
端部がヘッダーパイプと接合されていないサイドシート
eは曲げに追従せず、曲げの半径方向外側へ反った形状
となってサイドシートeの直下のコルゲートフィンdを
傷める。即ち、サイドシートeの直下のコルゲートフィ
ンdの変形が上下で異なることとなり、コルゲートフィ
ンdの機能が部分的に損なわれる。特に、ヘッダーパイ
プの直ぐ近くから曲げが始まる形態、つまりヘッダーパ
イプ部分から平面を介さずにいきなり曲面になっている
曲げ形態の場合に顕著であり、サイドシートの端部がヘ
ッダーパイプと向き合わない状態が生じた。
【0010】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、サイドシートやコルゲートフィンに無視できないよ
うな変形を発生させることなく、偏平状熱交換管の偏平
平面内で曲げ加工した熱交換器を提供すると共に、その
製造を容易にした熱交換器の製造方法を提供することに
ある。
で、サイドシートやコルゲートフィンに無視できないよ
うな変形を発生させることなく、偏平状熱交換管の偏平
平面内で曲げ加工した熱交換器を提供すると共に、その
製造を容易にした熱交換器の製造方法を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の熱交換器は、一対のヘッダーパイプと、
これらヘッダーパイプ間に連結される互いに平行な複数
の断面偏平状の熱交換管と、これら熱交換管間に介在さ
れるコルゲートフィンとを有する熱交換器において、上
記コルゲートフィンの最外側の外方側に、中空多孔状の
保護部材を有すると共に、上記熱交換管、コルゲートフ
ィン及び保護部材に同一曲率の曲げ部分を有することを
特徴とする(請求項1)。この請求項1記載の熱交換器
において、上記中空多孔状の保護部材の端部を、ヘッダ
ーパイプ内に挿入するか、あるいはヘッダーパイプに当
接する構成とするのが好ましい(請求項2,3)。
め、この発明の熱交換器は、一対のヘッダーパイプと、
これらヘッダーパイプ間に連結される互いに平行な複数
の断面偏平状の熱交換管と、これら熱交換管間に介在さ
れるコルゲートフィンとを有する熱交換器において、上
記コルゲートフィンの最外側の外方側に、中空多孔状の
保護部材を有すると共に、上記熱交換管、コルゲートフ
ィン及び保護部材に同一曲率の曲げ部分を有することを
特徴とする(請求項1)。この請求項1記載の熱交換器
において、上記中空多孔状の保護部材の端部を、ヘッダ
ーパイプ内に挿入するか、あるいはヘッダーパイプに当
接する構成とするのが好ましい(請求項2,3)。
【0012】また、請求項1ないし3のいずれかに記載
の熱交換器において、上記熱交換管、コルゲートフィン
及び保護部材の端部に同一曲率の曲げ部分を設けた構成
とすることもできる(請求項4)。
の熱交換器において、上記熱交換管、コルゲートフィン
及び保護部材の端部に同一曲率の曲げ部分を設けた構成
とすることもできる(請求項4)。
【0013】この発明の熱交換器において、上記コルゲ
ートフィンの最外側の外方側に配設される保護部材は、
従来のサイドシートのように中実のアルミ製板材から成
るのではなく、両端がヘッダーパイプに接合する中空多
孔状の部材から成る。このため、偏平状熱交換管の偏平
平面内で、上記熱交換管、コルゲートフィン及び保護部
材を同時に曲げ加工しても、その曲げによる引張り及び
圧縮の歪みが保護部材の中空多孔部分で吸収される。こ
の結果、保護部材は、従来のサイドシートのようにコル
ゲートフィンの積層方向に波状に変形せず、従って外観
が損なわれたり、最外側のコルゲートフィンに変形を与
えて、空気の通りを悪化させ熱交換性能を低下させるこ
とが防止される。
ートフィンの最外側の外方側に配設される保護部材は、
従来のサイドシートのように中実のアルミ製板材から成
るのではなく、両端がヘッダーパイプに接合する中空多
孔状の部材から成る。このため、偏平状熱交換管の偏平
平面内で、上記熱交換管、コルゲートフィン及び保護部
材を同時に曲げ加工しても、その曲げによる引張り及び
圧縮の歪みが保護部材の中空多孔部分で吸収される。こ
の結果、保護部材は、従来のサイドシートのようにコル
ゲートフィンの積層方向に波状に変形せず、従って外観
が損なわれたり、最外側のコルゲートフィンに変形を与
えて、空気の通りを悪化させ熱交換性能を低下させるこ
とが防止される。
【0014】このうち請求項1記載の熱交換器は、上記
熱交換管、コルゲートフィン及び保護部材に同一曲率の
曲げ部分を有する構成としたものである。同一曲率の曲
げ部分は、例えば、全体として逆U字状、逆L字状、O
字状等に曲げられた形状のうちの曲げ部分であってもよ
いし、全体が円形に曲げられた形状となっている場合の
曲げ部分であってもよい。このように熱交換器を曲げ加
工することにより、熱交換器は、それ自体がU字状、L
字状、O字状、円形等の姿態を取ることが可能となり、
ヘッダーパイプの相互位置も接近した状態に変えられる
ため、直線的に固定化された形状の従来の熱交換器に比
べ、その適用範囲が拡がり、多種多様の用途に活用する
ことができるものとなる。
熱交換管、コルゲートフィン及び保護部材に同一曲率の
曲げ部分を有する構成としたものである。同一曲率の曲
げ部分は、例えば、全体として逆U字状、逆L字状、O
字状等に曲げられた形状のうちの曲げ部分であってもよ
いし、全体が円形に曲げられた形状となっている場合の
曲げ部分であってもよい。このように熱交換器を曲げ加
工することにより、熱交換器は、それ自体がU字状、L
字状、O字状、円形等の姿態を取ることが可能となり、
ヘッダーパイプの相互位置も接近した状態に変えられる
ため、直線的に固定化された形状の従来の熱交換器に比
べ、その適用範囲が拡がり、多種多様の用途に活用する
ことができるものとなる。
【0015】請求項2記載の熱交換器は、上記中空多孔
状の保護部材の端部を、ヘッダーパイプ内に挿入した構
成とするものであり、これにより曲げ加工時に保護部材
の端部が、曲げの半径方向外側に反り返ることを防止す
る作用がより強力となり、コルゲートフィンの機能を傷
めなくなるという作用効果が得られる。また、中空多孔
状の保護部材の両端がヘッダーパイプ内で開放されてい
る場合は、この中空多孔状保護部材の中空内を通って熱
媒体が流れるため、最外側の保護部材も熱交換管として
機能するという長所が得られる。
状の保護部材の端部を、ヘッダーパイプ内に挿入した構
成とするものであり、これにより曲げ加工時に保護部材
の端部が、曲げの半径方向外側に反り返ることを防止す
る作用がより強力となり、コルゲートフィンの機能を傷
めなくなるという作用効果が得られる。また、中空多孔
状の保護部材の両端がヘッダーパイプ内で開放されてい
る場合は、この中空多孔状保護部材の中空内を通って熱
媒体が流れるため、最外側の保護部材も熱交換管として
機能するという長所が得られる。
【0016】請求項3記載の熱交換器は、上記中空多孔
状の保護部材の端部を、ヘッダーパイプに当接した構成
とすることにより、上記請求項2記載の熱交換器と同様
に曲げ加工時に保護部材の端部が、曲げの半径方向外側
に反り返ることを防止する作用がより強力となり、コル
ゲートフィンの機能を傷めなくなるという作用効果が得
られる。
状の保護部材の端部を、ヘッダーパイプに当接した構成
とすることにより、上記請求項2記載の熱交換器と同様
に曲げ加工時に保護部材の端部が、曲げの半径方向外側
に反り返ることを防止する作用がより強力となり、コル
ゲートフィンの機能を傷めなくなるという作用効果が得
られる。
【0017】請求項4記載の熱交換器は、上記請求項1
ないし3のいずれかに記載の熱交換器において、上記熱
交換管、コルゲートフィン及び保護部材の端部に、同一
曲率の曲げ部分を設けたものであり、これはヘッダーパ
イプの直ぐ近くから曲げが始まる形態、つまりヘッダー
パイプ部分から平面を介さずにいきなり曲面になってい
る曲げ形態の場合である。熱交換器が上記の全体として
O字状等に曲げられた形状や、全体が円形に曲げられた
形状である場合はこれに含まれる。これらの曲げ形態の
場合でも上記中空多孔状の保護部材の端部を、ヘッダー
パイプ内に挿入あるいはヘッダーパイプに当接している
ので、曲げ加工時に保護部材の端部が、曲げの半径方向
の外側に反り返ることがなくなり、コルゲートフィンを
傷めることがなくなるという作用効果が得られる。ま
た、中空多孔状の保護部材の両端をヘッダーパイプ内に
挿入し開放されている場合は、この中空多孔状保護部材
の中空内を通って熱媒体が流れるため、最外側の保護部
材も熱交換管として機能するという長所が得られる(請
求項2)。
ないし3のいずれかに記載の熱交換器において、上記熱
交換管、コルゲートフィン及び保護部材の端部に、同一
曲率の曲げ部分を設けたものであり、これはヘッダーパ
イプの直ぐ近くから曲げが始まる形態、つまりヘッダー
パイプ部分から平面を介さずにいきなり曲面になってい
る曲げ形態の場合である。熱交換器が上記の全体として
O字状等に曲げられた形状や、全体が円形に曲げられた
形状である場合はこれに含まれる。これらの曲げ形態の
場合でも上記中空多孔状の保護部材の端部を、ヘッダー
パイプ内に挿入あるいはヘッダーパイプに当接している
ので、曲げ加工時に保護部材の端部が、曲げの半径方向
の外側に反り返ることがなくなり、コルゲートフィンを
傷めることがなくなるという作用効果が得られる。ま
た、中空多孔状の保護部材の両端をヘッダーパイプ内に
挿入し開放されている場合は、この中空多孔状保護部材
の中空内を通って熱媒体が流れるため、最外側の保護部
材も熱交換管として機能するという長所が得られる(請
求項2)。
【0018】この発明の第1の熱交換器の製造方法は、
請求項1ないし4のいずれかに記載の熱交換器の製造方
法において、上記熱交換管、コルゲートフィン及び保護
部材の短辺方向片側端部を、同一平面上に揃えると共
に、その面が曲げ方向内径側となるように曲げ加工する
ことを特徴とする(請求項5)。
請求項1ないし4のいずれかに記載の熱交換器の製造方
法において、上記熱交換管、コルゲートフィン及び保護
部材の短辺方向片側端部を、同一平面上に揃えると共
に、その面が曲げ方向内径側となるように曲げ加工する
ことを特徴とする(請求項5)。
【0019】この発明の熱交換器の製造方法によれば、
熱交換管、コルゲートフィン及び保護部材等の部材の短
辺方向片側端部を揃え、その面を内径とすることで、曲
げ型との接触面での部材の潰れや変形等を防止すること
ができる。
熱交換管、コルゲートフィン及び保護部材等の部材の短
辺方向片側端部を揃え、その面を内径とすることで、曲
げ型との接触面での部材の潰れや変形等を防止すること
ができる。
【0020】また、この発明の第2の熱交換器の製造方
法は、一対のヘッダーパイプと、これらヘッダーパイプ
間に連結する互いに平行な複数の断面偏平状の熱交換管
と、これら熱交換管間に介在されるコルゲートフィン
と、コルゲートフィンの最外側に配設される中空多孔状
の保護部材とを一体接合した後、上記熱交換管、コルゲ
ートフィン及び保護部材を同時に曲げ加工することを特
徴とする(請求項6)。
法は、一対のヘッダーパイプと、これらヘッダーパイプ
間に連結する互いに平行な複数の断面偏平状の熱交換管
と、これら熱交換管間に介在されるコルゲートフィン
と、コルゲートフィンの最外側に配設される中空多孔状
の保護部材とを一体接合した後、上記熱交換管、コルゲ
ートフィン及び保護部材を同時に曲げ加工することを特
徴とする(請求項6)。
【0021】この発明の熱交換器の製造方法において
は、予め、熱交換管、コルゲートフィン及び保護部材を
一対のヘッダーパイプに接合しておき、それに対して曲
げ加工を施すため、熱交換管、コルゲートフィン及び保
護部材を個々に曲げた後に、それらの両端をヘッダーパ
イプに接合する製造方法に比べ、容易に所望の曲げを伴
った熱交換器が製造できる。また、保護部材は中空多孔
状の部材から成るため、偏平状熱交換管の偏平平面内
で、上記熱交換管、コルゲートフィン及び保護部材を同
時に曲げ加工しても、その曲げによる引張り及び圧縮の
歪みが保護部材の中空多孔部分で吸収される。この結
果、保護部材は、従来のサイドシートのようにコルゲー
トフィンの積層方向に波状に変形せず、従って外観が損
なわれたり、最外側のコルゲートフィンに変形や機能損
傷を与えることもない。即ち、従来のように最外側のコ
ルゲートフィンが変形して空気の通りを悪化させ熱交換
性能を低下させるという不都合が防止される。
は、予め、熱交換管、コルゲートフィン及び保護部材を
一対のヘッダーパイプに接合しておき、それに対して曲
げ加工を施すため、熱交換管、コルゲートフィン及び保
護部材を個々に曲げた後に、それらの両端をヘッダーパ
イプに接合する製造方法に比べ、容易に所望の曲げを伴
った熱交換器が製造できる。また、保護部材は中空多孔
状の部材から成るため、偏平状熱交換管の偏平平面内
で、上記熱交換管、コルゲートフィン及び保護部材を同
時に曲げ加工しても、その曲げによる引張り及び圧縮の
歪みが保護部材の中空多孔部分で吸収される。この結
果、保護部材は、従来のサイドシートのようにコルゲー
トフィンの積層方向に波状に変形せず、従って外観が損
なわれたり、最外側のコルゲートフィンに変形や機能損
傷を与えることもない。即ち、従来のように最外側のコ
ルゲートフィンが変形して空気の通りを悪化させ熱交換
性能を低下させるという不都合が防止される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。
付図面に基づいて説明する。
【0023】図1はこの発明の熱交換器の第1の実施形
態を示す平面図、図2はその側面図である。また、図3
は第1の実施形態において曲げ加工を施す前の熱交換器
の形状を示したもので、(a)はその上面図、(b)は
側面図である。
態を示す平面図、図2はその側面図である。また、図3
は第1の実施形態において曲げ加工を施す前の熱交換器
の形状を示したもので、(a)はその上面図、(b)は
側面図である。
【0024】図3に示す熱交換器10は、一対のヘッダ
ーパイプ1,2と、これらヘッダーパイプ1,2間に連
結される互いに平行な複数の断面偏平状の熱交換管3
と、これら熱交換管3,3間に介在されるコルゲートフ
ィン4とを有する。また、コルゲートフィン4の最外側
の外方側に保護部材としてのサイドシート5を有する。
サイドシート5には従来と異なり図5(a)に示すよう
な断面が偏平状で中空多孔状のものが使用されている。
なお、ヘッダーパイプ1,2と偏平状熱交換管3及びサ
イドシート5はアルミ製押出形材にて形成され、コルゲ
ートフィン4はアルミ製板材にて形成されている。
ーパイプ1,2と、これらヘッダーパイプ1,2間に連
結される互いに平行な複数の断面偏平状の熱交換管3
と、これら熱交換管3,3間に介在されるコルゲートフ
ィン4とを有する。また、コルゲートフィン4の最外側
の外方側に保護部材としてのサイドシート5を有する。
サイドシート5には従来と異なり図5(a)に示すよう
な断面が偏平状で中空多孔状のものが使用されている。
なお、ヘッダーパイプ1,2と偏平状熱交換管3及びサ
イドシート5はアルミ製押出形材にて形成され、コルゲ
ートフィン4はアルミ製板材にて形成されている。
【0025】詳述するに、上記複数の熱交換管3は、ア
ルミ製押出形材にて予め直線的に延在する偏平状の熱交
換管として形成される。この偏平状の熱交換管3の断面
構造は、サイドシート5を示す図5を併用して説明する
に、図示するように、複数の補強壁6にて区画される複
数の通路7を幅方向(短辺方向)に形成したものであ
り、これらの通路7は熱交換管3の長手方向に走ってい
る。そして、これら熱交換管3は、その長辺方向相互を
平行につまり直線的に延在されて複数段配列され、その
両端が一対のヘッダーパイプ1,2に連通されると共
に、一体にヘッダーパイプ1,2にろう付けされてい
る。なお、ヘッダーパイプ1,2は上部に小径部1a,
2aを有する段差のある有底筒状部材から成り、その小
径部1a,2aは上方が開口されていて、一方のヘッダ
ーパイプ1の小径部1aは熱媒体の流入口として機能
し、また他方のヘッダーパイプ2の小径部2aは熱媒体
の流出口として機能するようになっている。
ルミ製押出形材にて予め直線的に延在する偏平状の熱交
換管として形成される。この偏平状の熱交換管3の断面
構造は、サイドシート5を示す図5を併用して説明する
に、図示するように、複数の補強壁6にて区画される複
数の通路7を幅方向(短辺方向)に形成したものであ
り、これらの通路7は熱交換管3の長手方向に走ってい
る。そして、これら熱交換管3は、その長辺方向相互を
平行につまり直線的に延在されて複数段配列され、その
両端が一対のヘッダーパイプ1,2に連通されると共
に、一体にヘッダーパイプ1,2にろう付けされてい
る。なお、ヘッダーパイプ1,2は上部に小径部1a,
2aを有する段差のある有底筒状部材から成り、その小
径部1a,2aは上方が開口されていて、一方のヘッダ
ーパイプ1の小径部1aは熱媒体の流入口として機能
し、また他方のヘッダーパイプ2の小径部2aは熱媒体
の流出口として機能するようになっている。
【0026】コルゲートフィン4は、これら熱交換管
3,3間、正確には更に最外側の熱交換管3の外方側
に、それぞれ配置される。コルゲートフィン4はアルミ
製板材を熱交換管3の長手方向に沿って波状に連続的に
湾曲させたものである。
3,3間、正確には更に最外側の熱交換管3の外方側
に、それぞれ配置される。コルゲートフィン4はアルミ
製板材を熱交換管3の長手方向に沿って波状に連続的に
湾曲させたものである。
【0027】このコルゲートフィン4のうち、最外側の
熱交換管3の外方側に配置されるものは外部から損傷を
受けやすいため、その表面、つまり積層方向に見て最外
側のコルゲートフィン4の外方側に、保護部材としての
サイドシート5が配設され、コルゲートフィン4を被っ
ている。
熱交換管3の外方側に配置されるものは外部から損傷を
受けやすいため、その表面、つまり積層方向に見て最外
側のコルゲートフィン4の外方側に、保護部材としての
サイドシート5が配設され、コルゲートフィン4を被っ
ている。
【0028】このサイドシート5は、従来と異なり図4
に示すように断面が偏平状ないしシート状で中空多孔構
造のものが使用されている。この実施形態の場合、図4
から分かるように、サイドシート5は熱交換管3と同一
形態もの、つまり図5(a)に示すものが使用されてい
る。このサイドシート5には、図示するように、複数の
補強壁6にて区画される複数の通路7を形成した断面構
造を有しており、これらの通路7は熱交換管3の長手方
向に走っている。そして、このサイドシート5には、そ
の両端にヘッダーパイプ1,2の面と相似形状の係合部
としての凹部8が形成されており、その凹部8がヘッダ
ーパイプ1,2の周面に嵌合された上で、一対のヘッダ
ーパイプ1,2に図6(a)に示す如く接合されてい
る。この接合手段は、接着剤によることもできるが、こ
こではろう材8により、サイドシート5の端部が一体に
ヘッダーパイプ1,2にろう付けされている。
に示すように断面が偏平状ないしシート状で中空多孔構
造のものが使用されている。この実施形態の場合、図4
から分かるように、サイドシート5は熱交換管3と同一
形態もの、つまり図5(a)に示すものが使用されてい
る。このサイドシート5には、図示するように、複数の
補強壁6にて区画される複数の通路7を形成した断面構
造を有しており、これらの通路7は熱交換管3の長手方
向に走っている。そして、このサイドシート5には、そ
の両端にヘッダーパイプ1,2の面と相似形状の係合部
としての凹部8が形成されており、その凹部8がヘッダ
ーパイプ1,2の周面に嵌合された上で、一対のヘッダ
ーパイプ1,2に図6(a)に示す如く接合されてい
る。この接合手段は、接着剤によることもできるが、こ
こではろう材8により、サイドシート5の端部が一体に
ヘッダーパイプ1,2にろう付けされている。
【0029】なお、図3(a)から分かるように、ヘッ
ダーパイプ1,2間を連通する熱交換管3、コルゲート
フィン4及びサイドシート5の短辺方向片側端部が同一
平面となるように垂直面が揃えられている。
ダーパイプ1,2間を連通する熱交換管3、コルゲート
フィン4及びサイドシート5の短辺方向片側端部が同一
平面となるように垂直面が揃えられている。
【0030】上記の直線的形態の熱交換器(図3)を製
造するにあたっては、偏平状熱交換管3及びサイドシー
ト5にブレージングシートを用いる。即ち、偏平状熱交
換管3及びサイドシート5の表面に、この偏平状熱交換
管3及びサイドシート5よりも融点の低いアルミニウム
合金層を形成し、ろう材として寄与させて加熱すること
により、偏平状熱交換管3とコルゲートフィン4とサイ
ドシート5を一体にろう付けする。また、同様に、偏平
状熱交換管3及びサイドシート5とヘッダーパイプ1,
2とを一体にろう付する。
造するにあたっては、偏平状熱交換管3及びサイドシー
ト5にブレージングシートを用いる。即ち、偏平状熱交
換管3及びサイドシート5の表面に、この偏平状熱交換
管3及びサイドシート5よりも融点の低いアルミニウム
合金層を形成し、ろう材として寄与させて加熱すること
により、偏平状熱交換管3とコルゲートフィン4とサイ
ドシート5を一体にろう付けする。また、同様に、偏平
状熱交換管3及びサイドシート5とヘッダーパイプ1,
2とを一体にろう付する。
【0031】ここでは、Al−Si,Al−Cu又はA
l−Cu−Siのろう材粉末と、フラックス粉末とから
なるろう材を、偏平状熱交換管3及びサイドシート5の
表面に塗布すると共に、ろう材溶融温度以上に加熱し
て、押出し偏平管表面にアルミニウム合金層を形成し
て、偏平状熱交換管3及びサイドシート5とコルゲート
フィン4とをろう付けする。また同様に、偏平状熱交換
管3及びサイドシート5を、ヘッダーパイプ1,2と一
体にろう付する。
l−Cu−Siのろう材粉末と、フラックス粉末とから
なるろう材を、偏平状熱交換管3及びサイドシート5の
表面に塗布すると共に、ろう材溶融温度以上に加熱し
て、押出し偏平管表面にアルミニウム合金層を形成し
て、偏平状熱交換管3及びサイドシート5とコルゲート
フィン4とをろう付けする。また同様に、偏平状熱交換
管3及びサイドシート5を、ヘッダーパイプ1,2と一
体にろう付する。
【0032】しかし、扁平状熱交換管3及びサイドシー
ト5にブレージングシートを用いる代わりに、コルゲー
トフィン4にブレージングシートを用いることもでき
る。また、ブレージングシートを用いずに、上記したろ
う付けすべき両部材間にろう材を挟んでおいて加熱する
方法によりろう付けしてもよい。
ト5にブレージングシートを用いる代わりに、コルゲー
トフィン4にブレージングシートを用いることもでき
る。また、ブレージングシートを用いずに、上記したろ
う付けすべき両部材間にろう材を挟んでおいて加熱する
方法によりろう付けしてもよい。
【0033】いずれにしても、一対のヘッダーパイプ
1,2と、これらヘッダーパイプ間に連結する互いに平
行な複数の断面偏平状の熱交換管3と、これら熱交換管
間に介在されるコルゲートフィン4と、コルゲートフィ
ン4の最外側に配設される中空多孔状の保護部材たるサ
イドシート5とを一体に接合し、図3のように直線的に
構成された熱交換器10を得る。
1,2と、これらヘッダーパイプ間に連結する互いに平
行な複数の断面偏平状の熱交換管3と、これら熱交換管
間に介在されるコルゲートフィン4と、コルゲートフィ
ン4の最外側に配設される中空多孔状の保護部材たるサ
イドシート5とを一体に接合し、図3のように直線的に
構成された熱交換器10を得る。
【0034】次に、図1及び図2の如く曲げを有する熱
交換器(ここでは円形に曲げた熱交換器)20を得るた
めに、上記直線的に構成された熱交換器10(図3)
を、偏平状熱交換管3の偏平平面内で、上記熱交換管
3、コルゲートフィン4及びサイドシート5を同時に曲
げ加工する。この場合、コルゲートフィン4の幅方向に
見てヘッダーパイプ1,2に近い側の縁が内側になるよ
うに湾曲させる。曲げは熱交換管3の長手方向に均一に
なるように行い、図1及び図2の如く全体を円形に曲げ
る。
交換器(ここでは円形に曲げた熱交換器)20を得るた
めに、上記直線的に構成された熱交換器10(図3)
を、偏平状熱交換管3の偏平平面内で、上記熱交換管
3、コルゲートフィン4及びサイドシート5を同時に曲
げ加工する。この場合、コルゲートフィン4の幅方向に
見てヘッダーパイプ1,2に近い側の縁が内側になるよ
うに湾曲させる。曲げは熱交換管3の長手方向に均一に
なるように行い、図1及び図2の如く全体を円形に曲げ
る。
【0035】この曲げ加工に際し、コルゲートフィン4
の最外側の外方側に配設されているサイドシート5は、
従来のように中実のアルミ製板材ではなく中空多孔状の
アルミ製部材から成るため、偏平状熱交換管の偏平平面
内で、上記熱交換管3、コルゲートフィン4及びサイド
シート5を同時に曲げ加工しても、その曲げによる引張
り及び圧縮の歪みがサイドシート5の中空多孔部分で吸
収される。この結果、サイドシート5は、従来のサイド
シートのようにコルゲートフィンの積層方向に波状に変
形することがなく、従って外観が損なわれたり、最外側
のコルゲートフィンに変形や損傷を与えることもない。
よって、従来のように最外側のコルゲートフィンが変形
して空気の通りを悪化させ熱交換性能を低下させること
も防止される。
の最外側の外方側に配設されているサイドシート5は、
従来のように中実のアルミ製板材ではなく中空多孔状の
アルミ製部材から成るため、偏平状熱交換管の偏平平面
内で、上記熱交換管3、コルゲートフィン4及びサイド
シート5を同時に曲げ加工しても、その曲げによる引張
り及び圧縮の歪みがサイドシート5の中空多孔部分で吸
収される。この結果、サイドシート5は、従来のサイド
シートのようにコルゲートフィンの積層方向に波状に変
形することがなく、従って外観が損なわれたり、最外側
のコルゲートフィンに変形や損傷を与えることもない。
よって、従来のように最外側のコルゲートフィンが変形
して空気の通りを悪化させ熱交換性能を低下させること
も防止される。
【0036】また熱交換器20の形態それ自体が円形で
横方向のサイズが小さくなるため、用途が拡大される。
横方向のサイズが小さくなるため、用途が拡大される。
【0037】また、サイドシート5は、その両端の凹部
8がヘッダーパイプ1,2の周面に嵌合された上でろう
付けされているので、曲げ加工時にサイドシート5の端
部が曲げの半径方向の外側に反り返ることがなくなり、
コルゲートフィン4の損傷を防止できる。
8がヘッダーパイプ1,2の周面に嵌合された上でろう
付けされているので、曲げ加工時にサイドシート5の端
部が曲げの半径方向の外側に反り返ることがなくなり、
コルゲートフィン4の損傷を防止できる。
【0038】上記実施形態の場合、中空多孔状の保護部
材としてのサイドシート5には、図5(a)のように、
幅方向両側のものを除いて通路7が断面長方形で、両側
の通路7が半円形のものを用いたが、図5(b)に示す
ように全ての通路7が長方形断面のものや、図5(c)
に示すように幅方向両側のものを除いた通路7の断面が
三角形で、両側の通路7が半円形に近い形状のもの等任
意の断面形状のものを用いることができる。偏平状熱交
換管3についても、このような断面形状のもの(図5
(a)〜(c))から任意のものを選択して使用するこ
とができる。
材としてのサイドシート5には、図5(a)のように、
幅方向両側のものを除いて通路7が断面長方形で、両側
の通路7が半円形のものを用いたが、図5(b)に示す
ように全ての通路7が長方形断面のものや、図5(c)
に示すように幅方向両側のものを除いた通路7の断面が
三角形で、両側の通路7が半円形に近い形状のもの等任
意の断面形状のものを用いることができる。偏平状熱交
換管3についても、このような断面形状のもの(図5
(a)〜(c))から任意のものを選択して使用するこ
とができる。
【0039】また、上記実施形態の場合、サイドシート
5は、図6(a)に示すように凹部8をヘッダーパイプ
1,2の周面に嵌合させた上で、接着剤又はろう材9に
てヘッダーパイプ1,2の周面に接合した。しかし、図
6(b)に示すように、中空多孔状のサイドシート5の
端部を、ヘッダーパイプ1,2内に挿入した構成とする
こともできる。この図6(b)のように構成すると、中
空多孔状のサイドシート5の両端をヘッダーパイプ1,
2内で開放させておくことにより、このサイドシート5
内の通路7を通って熱媒体を流し、最外側のサイドシー
ト5も熱交換管として機能させることができる。また、
サイドシート5は、その端部に凹部8を設けたり端部を
ヘッダーパイプ1,2に挿入したりせずに、図6(c)
に示すように、単に端部をヘッダーパイプ1,2に当接
する形で、ヘッダーパイプ1,2にろう付けすることも
できる。なお、サイドシート5の幅は、ヘッダーパイプ
1,2の外径以下に形成されている。
5は、図6(a)に示すように凹部8をヘッダーパイプ
1,2の周面に嵌合させた上で、接着剤又はろう材9に
てヘッダーパイプ1,2の周面に接合した。しかし、図
6(b)に示すように、中空多孔状のサイドシート5の
端部を、ヘッダーパイプ1,2内に挿入した構成とする
こともできる。この図6(b)のように構成すると、中
空多孔状のサイドシート5の両端をヘッダーパイプ1,
2内で開放させておくことにより、このサイドシート5
内の通路7を通って熱媒体を流し、最外側のサイドシー
ト5も熱交換管として機能させることができる。また、
サイドシート5は、その端部に凹部8を設けたり端部を
ヘッダーパイプ1,2に挿入したりせずに、図6(c)
に示すように、単に端部をヘッダーパイプ1,2に当接
する形で、ヘッダーパイプ1,2にろう付けすることも
できる。なお、サイドシート5の幅は、ヘッダーパイプ
1,2の外径以下に形成されている。
【0040】図7に、曲げを有する熱交換器20の第2
の実施形態を示す。これは上記直線的に構成された熱交
換器10(図3)を用意し、その偏平状熱交換管3の偏
平平面内で、熱交換管3、コルゲートフィン4及びサイ
ドシート5を同時に曲げ加工することにより、熱交換器
20全体を逆U字状に曲がった形態の熱交換器として製
造した例である。図中、21は熱交換管3、コルゲート
フィン4及びサイドシート5に施されている同一曲率の
曲げ部分を、22は曲げ部分を有しない平面部を示す。
の実施形態を示す。これは上記直線的に構成された熱交
換器10(図3)を用意し、その偏平状熱交換管3の偏
平平面内で、熱交換管3、コルゲートフィン4及びサイ
ドシート5を同時に曲げ加工することにより、熱交換器
20全体を逆U字状に曲がった形態の熱交換器として製
造した例である。図中、21は熱交換管3、コルゲート
フィン4及びサイドシート5に施されている同一曲率の
曲げ部分を、22は曲げ部分を有しない平面部を示す。
【0041】図8に、熱交換器20の第3の実施形態を
示す。これは上記直線的に構成された熱交換器10(図
3)を用意し、その偏平状熱交換管3の偏平平面内で、
熱交換管3、コルゲートフィン4及びサイドシート5を
同時に曲げ加工することにより、熱交換器20全体を逆
L字状に曲がった形態の熱交換器として製造した例であ
る。図中、21は熱交換管3、コルゲートフィン4及び
サイドシート5に施されている同一曲率の曲げ部分を、
22は曲げ部分を有しない平面部を示す。
示す。これは上記直線的に構成された熱交換器10(図
3)を用意し、その偏平状熱交換管3の偏平平面内で、
熱交換管3、コルゲートフィン4及びサイドシート5を
同時に曲げ加工することにより、熱交換器20全体を逆
L字状に曲がった形態の熱交換器として製造した例であ
る。図中、21は熱交換管3、コルゲートフィン4及び
サイドシート5に施されている同一曲率の曲げ部分を、
22は曲げ部分を有しない平面部を示す。
【0042】なお、熱交換器20全体を逆U字状、逆L
字状に形成する場合、即ち熱交換管3の端部が平面部2
2となる場合には、サイドシート5が曲げ部分21を覆
っていればよく、サイドシート5の端部は必ずしもヘッ
ダーパイプ1,2に接合させなくてもよい。
字状に形成する場合、即ち熱交換管3の端部が平面部2
2となる場合には、サイドシート5が曲げ部分21を覆
っていればよく、サイドシート5の端部は必ずしもヘッ
ダーパイプ1,2に接合させなくてもよい。
【0043】図9に、曲げを有する熱交換器20の第4
の実施形態を示す。これは上記直線的に構成された熱交
換器10(図3)を用意し、その偏平状熱交換管3の偏
平平面内で、熱交換管3、コルゲートフィン4及びサイ
ドシート5を同時に曲げ加工することにより、熱交換器
20全体をO字状に曲がった形態の熱交換器として製造
した例である。図中、21は熱交換管3、コルゲートフ
ィン4及びサイドシート5に施されている同一曲率の曲
げ部分を、22は曲げ部分を有しない平面部を示す。
の実施形態を示す。これは上記直線的に構成された熱交
換器10(図3)を用意し、その偏平状熱交換管3の偏
平平面内で、熱交換管3、コルゲートフィン4及びサイ
ドシート5を同時に曲げ加工することにより、熱交換器
20全体をO字状に曲がった形態の熱交換器として製造
した例である。図中、21は熱交換管3、コルゲートフ
ィン4及びサイドシート5に施されている同一曲率の曲
げ部分を、22は曲げ部分を有しない平面部を示す。
【0044】この第4の実施形態は、熱交換管3、コル
ゲートフィン4及びサイドシート5の端部に、同一曲率
の曲げ部分21を設けたものであり、これはヘッダーパ
イプ1,2の直ぐ近くから曲げが始まる形態、つまりヘ
ッダーパイプ1,2部分から平面を介さずにいきなり曲
面になっている曲げ形態の場合である。この点で上記の
熱交換器全体が円形に曲げられた形状と共通する。この
曲げ形態の場合でも上記サイドシート5の端部を、ヘッ
ダーパイプ1,2内に挿入した構成とすることにより、
曲げ加工時に保護部材の端部が、曲げの半径方向の外側
に反り返って、コルゲートフィン4を傷める事態に至る
のを効果的に防止することができ、また中空多孔状のサ
イドシート5の両端をヘッダーパイプ1,2内で解放さ
せておくことにより、このサイドシート5の通路7を通
って熱媒体を流し、サイドシート5も熱交換管として機
能させることができる。
ゲートフィン4及びサイドシート5の端部に、同一曲率
の曲げ部分21を設けたものであり、これはヘッダーパ
イプ1,2の直ぐ近くから曲げが始まる形態、つまりヘ
ッダーパイプ1,2部分から平面を介さずにいきなり曲
面になっている曲げ形態の場合である。この点で上記の
熱交換器全体が円形に曲げられた形状と共通する。この
曲げ形態の場合でも上記サイドシート5の端部を、ヘッ
ダーパイプ1,2内に挿入した構成とすることにより、
曲げ加工時に保護部材の端部が、曲げの半径方向の外側
に反り返って、コルゲートフィン4を傷める事態に至る
のを効果的に防止することができ、また中空多孔状のサ
イドシート5の両端をヘッダーパイプ1,2内で解放さ
せておくことにより、このサイドシート5の通路7を通
って熱媒体を流し、サイドシート5も熱交換管として機
能させることができる。
【0045】なお、上記実施形態では、熱交換管3、コ
ルゲートフィン4及びサイドシート5がろう付によって
接合される場合について説明したが、ろう材に代えて接
着剤を用いて熱交換管3、コルゲートフィン4及びサイ
ドシート5を接合するようにしてもよい。
ルゲートフィン4及びサイドシート5がろう付によって
接合される場合について説明したが、ろう材に代えて接
着剤を用いて熱交換管3、コルゲートフィン4及びサイ
ドシート5を接合するようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の熱交換
器によれば、上記コルゲートフィンの最外側の外方側に
配設される保護部材が、従来のサイドシートのように中
実の金属板から成るのではなく、両端がヘッダーパイプ
に接合する中空多孔状の部材から成るため、偏平状熱交
換管の偏平平面内で、上記熱交換管、コルゲートフィン
及び保護部材を同時に曲げ加工しても、その曲げによる
引張り及び圧縮の歪みが保護部材の中空多孔部分で吸収
される。この結果、保護部材は、従来のサイドシートの
ようにコルゲートフィンの積層方向に波状に変形せず、
従って外観が損なわれたり、最外側のコルゲートフィン
に変形や損傷を与えることもない。よって、従来のよう
に最外側のコルゲートフィンが変形して空気の通りを悪
化させ熱交換性能を低下させることも防止される。
器によれば、上記コルゲートフィンの最外側の外方側に
配設される保護部材が、従来のサイドシートのように中
実の金属板から成るのではなく、両端がヘッダーパイプ
に接合する中空多孔状の部材から成るため、偏平状熱交
換管の偏平平面内で、上記熱交換管、コルゲートフィン
及び保護部材を同時に曲げ加工しても、その曲げによる
引張り及び圧縮の歪みが保護部材の中空多孔部分で吸収
される。この結果、保護部材は、従来のサイドシートの
ようにコルゲートフィンの積層方向に波状に変形せず、
従って外観が損なわれたり、最外側のコルゲートフィン
に変形や損傷を与えることもない。よって、従来のよう
に最外側のコルゲートフィンが変形して空気の通りを悪
化させ熱交換性能を低下させることも防止される。
【0047】このうち請求項1記載の熱交換器は、熱交
換管、コルゲートフィン及び保護部材に同一曲率の曲げ
部分を有する構成、つまり熱交換器それ自体がU字状、
L字状、O字状、円形等の姿態を取り、ヘッダーパイプ
の位置もこれに対応するものとなっているため、直線的
形態のみに固定化された形状の従来の熱交換器に比べ、
その適用範囲を拡がり、多種多様の用途に活用すること
ができる。
換管、コルゲートフィン及び保護部材に同一曲率の曲げ
部分を有する構成、つまり熱交換器それ自体がU字状、
L字状、O字状、円形等の姿態を取り、ヘッダーパイプ
の位置もこれに対応するものとなっているため、直線的
形態のみに固定化された形状の従来の熱交換器に比べ、
その適用範囲を拡がり、多種多様の用途に活用すること
ができる。
【0048】請求項2又は3記載の熱交換器は、上記中
空多孔状の保護部材の端部を、ヘッダーパイプ内に挿入
あるいはヘッダーパイプに当接した構成であるため、曲
げ加工時に保護部材の端部が曲げの半径方向の外側に反
り返ってコルゲートフィンを傷めるという事態をより有
効に防止できる。また、中空多孔状の保護部材の両端を
ヘッダーパイプ内で開放されておくことにより、この中
空多孔状保護部材の中空内を通って熱媒体が流れるた
め、最外側の保護部材も熱交換管として機能するという
長所が得られる(請求項2)。
空多孔状の保護部材の端部を、ヘッダーパイプ内に挿入
あるいはヘッダーパイプに当接した構成であるため、曲
げ加工時に保護部材の端部が曲げの半径方向の外側に反
り返ってコルゲートフィンを傷めるという事態をより有
効に防止できる。また、中空多孔状の保護部材の両端を
ヘッダーパイプ内で開放されておくことにより、この中
空多孔状保護部材の中空内を通って熱媒体が流れるた
め、最外側の保護部材も熱交換管として機能するという
長所が得られる(請求項2)。
【0049】請求項4記載の熱交換器は、上記熱交換
管、コルゲートフィン及び保護部材の端部に、同一曲率
の曲げ部分を設けたものであり、これはヘッダーパイプ
の直ぐ近くから曲げが始まる形態、つまり熱交換器が全
体としてO字状に曲げられた形状や、全体が円形に曲げ
られた形状等の熱交換器が得られる。
管、コルゲートフィン及び保護部材の端部に、同一曲率
の曲げ部分を設けたものであり、これはヘッダーパイプ
の直ぐ近くから曲げが始まる形態、つまり熱交換器が全
体としてO字状に曲げられた形状や、全体が円形に曲げ
られた形状等の熱交換器が得られる。
【0050】請求項5記載の熱交換器の製造方法によれ
ば、熱交換管、コルゲートフィン及び保護部材の短辺方
向片側端部を、同一平面上に揃え、その面が曲げ方向内
径となるように曲げ加工するものであるので、曲げ型と
の接触面において曲げ加工時の圧力でコルゲートフィン
が潰れたり変形して抵抗が増大するのを防止することが
できる。従って、熱交換性能の向上を図ることができ
る。
ば、熱交換管、コルゲートフィン及び保護部材の短辺方
向片側端部を、同一平面上に揃え、その面が曲げ方向内
径となるように曲げ加工するものであるので、曲げ型と
の接触面において曲げ加工時の圧力でコルゲートフィン
が潰れたり変形して抵抗が増大するのを防止することが
できる。従って、熱交換性能の向上を図ることができ
る。
【0051】請求項6記載の熱交換器の製造方法は、一
対のヘッダーパイプと、これらヘッダーパイプ間に連結
する互いに平行な複数の断面偏平状の熱交換管と、これ
ら熱交換管間に介在されるコルゲートフィンと、コルゲ
ートフィンの最外側に配設される中空多孔状の保護部材
とを一体接合した後、上記熱交換管、コルゲートフィン
及び保護部材を同時に曲げ加工するものであるため、熱
交換管、コルゲートフィン及び保護部材を個々に曲げた
後に、それらの両端をヘッダーパイプに接合する製造方
法に比べ、容易に、かつサイドシートやコルゲートフィ
ンに望ましくない変形を発生させることなしに、所望の
曲げを伴った熱交換器を製造することができる。
対のヘッダーパイプと、これらヘッダーパイプ間に連結
する互いに平行な複数の断面偏平状の熱交換管と、これ
ら熱交換管間に介在されるコルゲートフィンと、コルゲ
ートフィンの最外側に配設される中空多孔状の保護部材
とを一体接合した後、上記熱交換管、コルゲートフィン
及び保護部材を同時に曲げ加工するものであるため、熱
交換管、コルゲートフィン及び保護部材を個々に曲げた
後に、それらの両端をヘッダーパイプに接合する製造方
法に比べ、容易に、かつサイドシートやコルゲートフィ
ンに望ましくない変形を発生させることなしに、所望の
曲げを伴った熱交換器を製造することができる。
【図1】この発明の第1の実施形態の熱交換器を一部を
切り欠いて示した平面図である。
切り欠いて示した平面図である。
【図2】図1の熱交換器の側面図である。
【図3】この発明の第1の実施形態における曲げ加工を
施す前の直線的な熱交換器を示したもので、(a)はそ
の一部を切り欠いて示した上面図、(b)はその側面図
である。
施す前の直線的な熱交換器を示したもので、(a)はそ
の一部を切り欠いて示した上面図、(b)はその側面図
である。
【図4】この発明の第1の実施形態の熱交換器の一部を
拡大して示した斜視図である。
拡大して示した斜視図である。
【図5】保護部材たるサイドシートの断面形状を示す図
である。
である。
【図6】ヘッダーパイプに対するサイドシートの接合形
態を示した図である。
態を示した図である。
【図7】この発明の第2の実施形態の熱交換器を示した
概略平面図である。
概略平面図である。
【図8】この発明の第3の実施形態の熱交換器を示した
概略平面図である。
概略平面図である。
【図9】この発明の第4の実施形態の熱交換器を示した
概略平面図である。
概略平面図である。
【図10】従来の熱交換器を示した斜視図である。
【図11】従来の熱交換器の一部を拡大して示した斜視
図である。
図である。
1,2 ヘッダーパイプ 3 偏平状熱交換管 4 コルゲートフィン 5 サイドシート(保護部材) 8 凹部 9 ろう材 10 直線的熱交換器 20 曲げを有する熱交換器
Claims (6)
- 【請求項1】 一対のヘッダーパイプと、これらヘッダ
ーパイプ間に連結される互いに平行な複数の断面偏平状
の熱交換管と、これら熱交換管間に介在されるコルゲー
トフィンとを有する熱交換器において、 上記コルゲートフィンの最外側の外方側に、中空多孔状
の保護部材を有すると共に、上記熱交換管、コルゲート
フィン及び保護部材に同一曲率の曲げ部分を有すること
を特徴とする熱交換器。 - 【請求項2】 請求項1記載の熱交換器において、 上記中空多孔状の保護部材の端部を、ヘッダーパイプ内
に挿入したことを特徴とする熱交換器。 - 【請求項3】 請求項1記載の熱交換器において、 上記中空多孔状の保護部材の端部を、ヘッダーパイプに
当接したことを特徴とする熱交換器。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の熱
交換器において、 上記熱交換管、コルゲートフィン及び保護部材の端部に
同一曲率の曲げ部分を設けたことを特徴とする熱交換
器。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の熱
交換器の製造方法において、 上記熱交換管、コルゲートフィン及び保護部材の短辺方
向片側端部を、同一平面上に揃えると共に、その面が曲
げ方向内径側となるように曲げ加工することを特徴とす
る熱交換器の製造方法。 - 【請求項6】 一対のヘッダーパイプと、これらヘッダ
ーパイプ間に連結する互いに平行な複数の断面偏平状の
熱交換管と、これら熱交換管間に介在されるコルゲート
フィンと、コルゲートフィンの最外側に配設される中空
多孔状の保護部材とを一体接合した後、上記熱交換管、
コルゲートフィン及び保護部材を同時に曲げ加工するこ
とを特徴とする熱交換器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14463997A JPH10318694A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 熱交換器及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14463997A JPH10318694A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 熱交換器及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10318694A true JPH10318694A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=15366747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14463997A Withdrawn JPH10318694A (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 熱交換器及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10318694A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010121928A (ja) * | 2008-10-24 | 2010-06-03 | Nikkei Nekko Kk | 熱交換器及びその製造方法 |
JP2015158196A (ja) * | 2014-02-25 | 2015-09-03 | ツインバード工業株式会社 | 熱交換器 |
-
1997
- 1997-05-19 JP JP14463997A patent/JPH10318694A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010121928A (ja) * | 2008-10-24 | 2010-06-03 | Nikkei Nekko Kk | 熱交換器及びその製造方法 |
JP2015158196A (ja) * | 2014-02-25 | 2015-09-03 | ツインバード工業株式会社 | 熱交換器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040803 |