JPH10318020A - 内燃機関の始動時燃料噴射制御装置 - Google Patents

内燃機関の始動時燃料噴射制御装置

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JPH10318020A
JPH10318020A JP9127527A JP12752797A JPH10318020A JP H10318020 A JPH10318020 A JP H10318020A JP 9127527 A JP9127527 A JP 9127527A JP 12752797 A JP12752797 A JP 12752797A JP H10318020 A JPH10318020 A JP H10318020A
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cylinder
fuel injection
internal combustion
combustion engine
fuel
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JP9127527A
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Hiroki Ichinose
宏樹 一瀬
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Original Assignee
Toyota Motor Corp
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    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/04Introducing corrections for particular operating conditions
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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    • F02D41/30Controlling fuel injection
    • F02D41/32Controlling fuel injection of the low pressure type
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、内燃機関の始動時に、必要量の燃
料を各気筒内に確実に供給し、各気筒での着火性の向上
と内燃機関の始動性の向上を図ることを課題とする。 【解決手段】本発明の内燃機関の始動時燃料噴射制御装
置は、複数の気筒を備えた内燃機関の始動時の燃料噴射
を制御する装置であり、前記内燃機関の始動時に、各気
筒に対して所定回数、吸気弁の開弁と非同期で燃料噴射
を行う吸気非同期噴射手段と、前記吸気非同期噴射手段
が各気筒に対して所定回数吸気非同期噴射を行った後、
各気筒に対して、吸気弁の開弁と同期して燃料噴射を行
う吸気同期噴射手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の燃料噴
射制御装置に関し、特に内燃機関の始動時における燃料
噴射時期を制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ガソリンエンジン等の内燃機関では、機
関の運転状態に応じて燃料噴射時期や燃料噴射量(燃料
噴射時間)を決定する燃料噴射制御装置が利用されてい
る。このような燃料噴射制御装置として、内燃機関の始
動時は、各気筒の吸気行程と同期せずに、吸気弁が開弁
する前に燃料を噴射する吸気非同期噴射方式を採用する
装置が知られている。
【0003】しかし、吸気非同期噴射方式の燃料噴射制
御装置では、極低温下で内燃機関を始動した場合に、燃
料が気化し難く吸気ポート等の壁面に付着してしまうの
で、予め吸気ポート等に付着する燃料量を見越した多量
の燃料を噴射する必要がある。
【0004】このような問題を解決するものとして、特
開昭62−210230号公報に記載された内燃機関の
燃料噴射装置が知られている。この燃料噴射装置は、機
関の始動時を検出する始動時検出手段と、機関の温度を
検出する温度検出手段と、前記始動時検出手段及び前記
温度検出手段により、機関が所定温度より低い状態で始
動されたことが検出されたとき、吸気行程中に同期噴射
を行わせる手段と、を具備し、各気筒の吸気弁の開弁時
期に同期して燃料を噴射する吸気同期噴射方式の燃料噴
射装置である。
【0005】このような装置によれば、内燃機関の始動
時に、吸気弁の開弁時期に同期して燃料噴射を行うこと
により、燃料噴射弁から噴射された燃料の大部分が直接
燃焼室内に流れ込むので、吸気非同期噴射方式の燃料噴
射装置より少ない燃料噴射量で各気筒の点火栓近傍に可
燃混合気を生成することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な吸気同期方式の燃料噴射装置では、比較的温度が高い
ときに内燃機関を始動した場合に、最初に燃料噴射され
た気筒で混合気が着火し易いので、前記気筒の着火によ
り機関回転数が上昇し、前記気筒の着火後に吸気行程と
なる気筒の吸気行程期間が短くなる。このため、吸気行
程内に必要量の燃料を噴射することができず、気筒内の
混合気がリーン雰囲気になるので、着火性の悪化や失火
等を招き、内燃機関の始動性が悪化するという問題があ
る。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、内燃機関の始動時に、必要量の燃料を各気筒
内に確実に供給し、各気筒での着火性の向上と内燃機関
の始動性の向上を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した課題
を解決するために以下のような手段を採用した。すなわ
ち、本発明は、複数の気筒を備えた内燃機関の始動時の
燃料噴射を制御する始動時燃料噴射制御装置であって、
前記内燃機関の始動時に、各気筒に対して所定回数、吸
気弁の開弁と非同期で燃料噴射を行う吸気非同期噴射手
段と、前記吸気非同期噴射手段が各気筒に対して所定回
数吸気非同期噴射を行った後、各気筒に対して、吸気弁
の開弁と同期して燃料噴射を行う吸気同期噴射手段と、
を備えることを特徴とする。
【0009】このように構成された始動時燃料噴射制御
装置では、内燃機関の始動時において、各気筒に対して
所定回数だけ吸気非同期噴射を行い、その後は各気筒の
吸気行程に同期した吸気同期噴射を行う。
【0010】例えば、比較的温度が高いときに内燃機関
が始動されると、燃料が気化し易く、気筒内に良好な可
燃混合気が形成されるので、最初に燃料噴射された気筒
で混合気が着火し易い。この場合、前記気筒での着火に
より機関回転数が上昇し、前記気筒の着火後に吸気行程
となる気筒の吸気行程期間が短くなるが、それらの気筒
では、吸気弁が開弁する前、すなわち吸気行程と非同期
に燃料噴射が行われるので、可燃混合気を形成するのに
十分な量の燃料が気筒内に供給される。
【0011】また、比較的温度が低いときに内燃機関が
始動されると、燃料が気化し難く、吸気非同期噴射によ
り噴射された燃料が気筒内の壁面等に付着するため、可
燃混合気を気筒内に形成し難くなるが、各気筒に対する
燃料噴射回数が所定回数を越えると、各気筒の吸気弁開
弁時、すなわち吸気行程と同期して燃料噴射が行われる
ので、各気筒内に可燃混合気を形成し易くなる。
【0012】尚、吸気非同期噴射手段は、内燃機関の始
動開始時に各気筒に対して一回のみ吸気非同期噴射を行
い、各気筒の二回目以降の燃料噴射は、吸気同期噴射手
段が行うようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる内燃機関の
始動時燃料噴射装置の実施の形態について、図面に基づ
いて説明する。
【0014】図2は、本発明を適用する内燃機関の概略
構成を示す図である。同図に示す内燃機関は、4サイク
ルの4気筒内燃機関1であり、この内燃機関1には、吸
気枝管2を介してサージタンク3が接続されるととも
に、排気枝管9を介して排気管10が接続される。
【0015】前記サージタンク3は、吸気管4を介して
エアクリーナボックス5と接続され、エアクリーナボッ
クス5を通過した新気を取り込み、吸気枝管2を介して
内燃機関1の各気筒に分配するようになっている。そし
て、前記吸気管4には、吸気管4内を流れる吸入空気質
量に対応した電気信号を出力するエアフローメータ16
が取り付けられ、前記サージタンク3には、サージタン
ク3内の圧力に応じた電気信号を出力するバキュームセ
ンサ28が取り付けられる。
【0016】続いて、前記吸気枝管2の各枝管には、燃
料噴射弁7a、7b、7c、7d(以下、燃料噴射弁7
と総称する)が取り付けられ、これらの燃料噴射弁7に
は、燃料分配管6が接続される。前記燃料分配管6は、
図示しない燃料ポンプより圧送された燃料を各気筒の燃
料噴射弁7に分配する。
【0017】そして、前記各燃料噴射弁7は、駆動回路
8a、8b、8c、8d(以下、駆動回路8と総称す
る)と接続され、前記駆動回路8からの駆動電流が印加
されると開弁し、前記燃料分配管6より供給された燃料
を吸気枝管2内に噴射する。
【0018】次に、前記排気管10の途中には、内燃機
関1から排出された排気ガスに含まれるNOXやHC等
の成分を浄化する排気浄化触媒11が設けられ、この排
気浄化触媒11より上流の排気管10には、排気管10
内を流れる排気ガスの空燃比に対応した電流を出力する
空燃比センサ12が取り付けられる。
【0019】また、前記内燃機関1には、図示しないク
ランクシャフトが所定角度(例えば、10度)回転する
都度、電気信号を出力するクランクポジションセンサ1
7と、図示しないカムシャフトの回転位置が所定位置に
あるとき電気信号を出力するカムポジションセンサ18
と、冷却水の温度に対応した電気信号を出力する水温セ
ンサ19とが取り付けられる。
【0020】前記カムポジションセンサ18は、電磁ピ
ックアップ方式のセンサであり、基準となる気筒の圧縮
上死点前に電気信号を出力する。その際、前記カムポジ
ションセンサ18は、例えば、カムポジションセンサ1
8の出力直後に前記クランクポジションセンサ17より
出力される信号が前記基準気筒の圧縮上死点前10°に
なるよう設定されている。
【0021】そして、前記空燃比センサ12と前記エア
フローメータ16と前記クランクポジションセンサ17
と前記カムポジションセンサ18と前記水温センサ19
と前記バキュームセンサ28とは、エンジンコントロー
ル用の電子制御ユニット(ECU)15に接続され、前
記各センサの出力信号が前記ECU15に入力されるよ
うになっている。さらに、前記ECU15には、スター
タスイッチ13とイグニッションスイッチ14とバッテ
リ27が接続され、スタータスイッチ13のオン/オフ
信号と、イグニッションスイッチ14のオン/オフ信号
と、バッテリ27の電圧値とが入力されるようになって
いる。
【0022】前記ECU15は、図3に示すように、双
方向性バス25により相互に接続された、CPU20と
ROM21とRAM22と入力ポート23と出力ポート
24とを備えるとともに、前記入力ポート23に接続さ
れたA/Dコンバータ(A/D)26を備える。
【0023】前記入力ポート23は、カムポジションセ
ンサ18とクランクポジションセンサ17とスタータス
イッチ13とイグニッションスイッチ14とからの信号
を入力し、これらの信号をCPU20あるいはRAM2
2へ送信する。さらに、入力ポート23は、エアフロー
メータ16と空燃比センサ12と水温センサ19とバキ
ュームセンサ28と吸気温センサ29とバッテリ27と
からの信号をA/Dコンバータ26を介して入力し、こ
れらの信号をCPU20あるいはRAM22へ送信す
る。
【0024】前記ROM21は、始動時の燃料噴射量を
決定する始動時燃料噴射量制御ルーチン、始動時の燃料
噴射時期を決定する始動時燃料噴射時期制御ルーチン、
始動後の燃料噴射量を決定する燃料噴射量制御ルーチ
ン、始動後の燃料噴射時期を決定する燃料噴射時期制御
ルーチン、あるいは点火時期を決定する点火時期制御ル
ーチン等のアプリケーションプログラムと、各種の制御
マップを格納する。前記制御マップは、例えば、内燃機
関1の始動時の燃料噴射開始時期を決定するための始動
時燃料噴射時期制御マップ等である。
【0025】前記RAM22は、各センサからの出力信
号やCPU20の演算結果等を格納する。上記演算結果
は、例えば、クランクポジションセンサ17の出力信号
より算出される機関回転数である。そして、各センサか
らの出力信号やCPU20の演算結果等は、クランクポ
ジションセンサ17が信号を出力する度に更新される。
【0026】さらに、RAM22は、内燃機関1の始動
時にセット(“1”)され、始動完了時にリセット
(“0”)される始動判別フラグを記憶するとともに、
内燃機関1の始動開始から全気筒で燃料噴射された回数
を合計した総和(燃料噴射総回数)を記憶する。
【0027】次に、前記CPU20は、前記ROM21
に記憶されたアプリケーションプログラムに従って動作
し、RAM22に記憶された前記各センサの出力信号や
制御マップに基づいて各気筒の燃料噴射量や燃料噴射時
期等を算出し、算出した燃料噴射量や燃料噴射時期に従
って駆動回路8を制御する。
【0028】その際、内燃機関1が通常の運転状態にあ
れば、CPU20は、ROM21に記憶された燃料噴射
量制御ルーチン及び燃料噴射時期制御ルーチンを実行
し、各種センサの出力信号に応じた燃料噴射量(燃料噴
射弁7の開弁時間)を算出するとともに、各気筒の燃料
噴射開始時期を算出する。
【0029】また、内燃機関1が始動状態にある場合
は、CPU20は、ROM21に記憶された始動時燃料
噴射量制御ルーチン及び始動時噴射時期制御ルーチンを
実行し、各気筒の燃料噴射量及び燃料噴射時期を算出す
る。始動時の燃料噴射量は、例えば、始動時の冷却水
温、バッテリ電圧、あるいは吸気管圧力等に応じて算出
される。
【0030】そして、始動時の燃料噴射時期は以下のよ
うに算出される。すなわち、CPU20は、始動開始か
らの燃料噴射総回数をRAM22に記憶し、燃料噴射を
行う毎に1つインクリメントする。続いて、CPU20
は、RAM22に記憶された燃料噴射総回数をインクリ
メントする度に、インクリメント後の燃料噴射総回数が
内燃機関1の気筒数以下であるか否かを判別する。
【0031】前記燃料噴射総回数が前記気筒数以下であ
るとき、CPU20は、燃料噴射時期を各気筒の吸気行
程と非同期、すなわち、各気筒の吸気行程が開始される
前に燃料噴射が終了するよう設定し、前記燃料噴射総回
数が前記気筒数を越えたとき、前記燃料噴射時期を各気
筒の吸気行程と同期、すなわち、各気筒の吸気行程時に
燃料噴射が行われるよう設定する。
【0032】例えば、4ストロークの4気筒内燃機関に
おいて、1番気筒#1、3番気筒#3、4番気筒#4、
2番気筒#2の順に燃料噴射を行う場合、図1に示すよ
うに、CPU20は、最初の4回の燃料噴射(各気筒に
対する一回目の燃料噴射)については、各気筒の吸気行
程と非同期、すなわち各気筒の吸気行程より前(図1
中、各気筒の膨張行程時)に燃料噴射時期を設定する。
そして、5回目以降の燃料噴射(各気筒に対する2回目
以降の燃料噴射)については、各気筒の吸気行程と同期
した時期に燃料噴射時期を設定する。
【0033】図1では、最初に燃料噴射が行われた1番
気筒#1で混合気が着火し、それ以降に吸気行程となる
気筒(3番気筒#3、4番気筒#4、2番気筒#2)の
吸気行程期間が短くなっているが、3番気筒#3、4番
気筒#4、及び2番気筒#2では、吸気行程より前に燃
料噴射が終了しているので、必要量の燃料が各気筒に供
給される。この結果、各気筒に対する一回目の燃料噴射
により内燃機関1が始動し易くなる。そして、各気筒の
2回目以降の燃料噴射は、各気筒の吸気行程に同期して
行われる。
【0034】このように、CPU20は、ROM21の
アプリケーションプログラムを実行することにより、本
発明にかかるする吸気非同期噴射手段及び吸気同期噴射
手段を実現する。 〈実施の形態の作用及び効果〉以下、本実施の形態にか
かる内燃機関の始動時燃料噴射制御装置の作用及び効果
について述べる。
【0035】内燃機関1の始動時において、CPU20
は、イグニッションスイッチ13のオン信号とスタータ
スイッチ14のオン信号を入力すると、クランクポジシ
ョンセンサ18の出力信号より機関回転数を算出する。
そして、CPU20は、前記機関回転数が所定回転数未
満であれば、内燃機関1が始動状態にあると判定し、
し、RAM22の所定領域に始動判別フラグ“1”を設
定する。
【0036】また、CPU20は、カムポジションセン
サ18が信号を出力した直後にクランクポジションセン
サ17が出力する信号を、基準となる気筒の圧縮上死点
を示す信号と判定し、次いで、基準気筒以外の気筒の圧
縮上死点前10°を判別する。
【0037】続いて、CPU20は、図4に示す始動時
燃料噴射時期制御ルーチンを実行し、各気筒の燃料噴射
時期を決定する。前記始動時燃料噴射時期制御ルーチン
において、CPU20は、先ず、RAM22にアクセス
し、燃料噴射総回数:CSTINJの値として“1”を書き
込む(S401)。
【0038】続いて、CPU20は、RAM22にアク
セスし、始動判別フラグの値が“1”に設定されている
か否か、すなわち、内燃機関1が始動状態にあるか否か
を判別する(S402)。
【0039】前記S402において、CPU20は、始
動判別フラグの値が“1”であることを判定すると、内
燃機関1が始動状態にあると判定し、S403に進む。
【0040】前記S403において、CPU20は、R
AM22に記憶された燃料噴射総回数:CSTINJの値が
内燃機関1の気筒数:N4(本実施の形態では、N4=
4)以下であるか否かを判別する。この場合、1回目の
燃料噴射であり、RAM22の燃料噴射総回数:CSTIN
Jの値が“1”となるので、CPU20は、燃料噴射総
回数:CSTINJの値が気筒数:N4以下であると判定し、
S404へ進む。
【0041】前記S404において、CPU20は、燃
料噴射時期を吸気行程と非同期に設定する。続いて、C
PU20は、クランクポジションセンサ17の出力信号
を参照し、クランクポジションセンサ17が前記燃料噴
射時期を示す信号を出力したとき、燃料噴射すべき気筒
に対応する駆動回路8へ制御信号を送信し、前記気筒に
対する燃料噴射を実行する。
【0042】そして、CPU20は、S405へ進み、
RAM22に記憶された燃料噴射総回数:CSTINJの値
を1つインクリメントする(燃料噴射総回数:CSTINJ
の値を“2”に書き換える)。
【0043】このように、CPU20は、最初に燃料噴
射を行うべき気筒(最初の気筒)の燃料噴射時期を、前
記最初の気筒の吸気行程と非同期に設定する。次に、C
PU20は、前記S402へ戻り、前記最初の気筒の次
に燃料噴射される気筒(2番目の気筒)の燃料噴射時期
を決定する。その際、CPU20は、S403において
燃料噴射総回数:CSTINJ(=2)が4回以下であると
判定し、S404に進む。そして、前記S404におい
て、CPU20は、燃料噴射時期を2番目の気筒の吸気
行程と非同期に設定する。続いて、CPU20は、S4
05において、RAM22にアクセスし、燃料噴射総回
数:CSTINJの値を1つインクリメントする(燃料噴射
総回数:CSTINJの値を“3”に書き換える)。
【0044】さらに、CPU20は、2番目の気筒の燃
料噴射時期を決定した後、前記S402へ戻り、前記2
番目の気筒の次に燃料噴射される気筒(3番目の気筒)
の燃料噴射時期を決定する。その際、CPU20は、S
403において燃料噴射総回数:CSTINJ(=3)が4
回以下であると判定してS404へ進み、燃料噴射時期
を3番目の気筒の吸気行程と非同期に設定する。そし
て、CPU20は、S405において、RAM22にア
クセスし、燃料噴射総回数:CSTINJの値を1つインク
リメントする(燃料噴射総回数:CSTINJの値を“4”
に書き換える)。
【0045】続いて、CPU20は、3番目の気筒の燃
料噴射時期を決定した後、前記S402へ戻り、前記3
番目の気筒の次に燃料噴射される気筒(4番目の気筒)
の燃料噴射時期を決定する。その際、CPU20は、S
403において燃料噴射総回数:CSTINJ(=4)が4
回以下であると判定し、S404へ進む。そして、前記
S404において、CPU20は、燃料噴射時期を4番
目の気筒の吸気行程と非同期に設定する。続いて、CP
U20は、S405において、RAM22にアクセス
し、燃料噴射総回数:CSTINJの値を1つインクリメン
トする(燃料噴射総回数:CSTINJの値を“5”に書き
換える)。
【0046】このように内燃機関1の全ての気筒につい
て一回目の燃料噴射時期が決定されると、前記最初の気
筒の二回目の燃料噴射時期を決定することになるが、一
回目の燃料噴射により各気筒の混合気が着火し、内燃機
関1の始動が完了すると、CPU20は、内燃機関1の
始動が完了したと判定し、RAM22の始動判別フラグ
の値を“0”に書き換える。この結果、CPU20は、
前記始動時燃料噴射時期制御ルーチンのS402におい
て内燃機関1が始動状態にないと判定し、S406へ進
む。そして、CPU20は、前記S406において、R
AM22の燃料噴射総回数:CSTINJの値をリセットす
る(燃料噴射総回数:CSTINJの値を“0”にする)。
【0047】一方、内燃機関1の全ての気筒に対する一
回目の燃料噴射により内燃機関1の始動が完了しない場
合、CPU20は、前記始動時燃料噴射時期制御ルーチ
ンに従って各気筒の二回目の燃料噴射時期を設定する。
その際、CPU20は、前記始動時燃料噴射時期制御ル
ーチンのS403において、燃料噴射総回数:CSTINJ
が4回を越えていると判定し、S407へ進む。そし
て、CPU20は、S407において、各気筒の二回目
の燃料噴射時期を、各気筒の吸気行程と同期するよう設
定する。
【0048】このように、本実施の形態によれば、内燃
機関1の始動時において、各気筒に対する一回目の燃料
噴射は、各気筒の吸気行程と非同期に実行され、各気筒
に対する二回目以降の燃料は、各気筒の吸気行程と同期
して実行されるので、例えば、比較的温度が高い状態で
内燃機関1が始動され、最初に燃料噴射された気筒で混
合気が着火するような場合でも、前記気筒以降に燃料噴
射される気筒には、可燃混合気を生成するのに十分な燃
料が供給される。
【0049】一方、比較的温度が低い状態で内燃機関1
が始動され、燃料が気化し難い場合は、各気筒に対する
一回目の燃料噴射が各気筒の吸気行程と非同期に行われ
るので、噴射された燃料が各気筒の吸気ポート等に付着
し易く、気筒内に可燃混合気を生成し難くなるが、各気
筒に対する二回目以降の燃料噴射が各気筒の吸気行程と
同期して行われるので、可燃混合気を形成するのに十分
な燃料が各気筒に供給される。
【0050】尚、本実施の形態では、4気筒の内燃機関
を例に挙げたが、これに限られるものではなく、4つ以
上の気筒を有する内燃機関でもよく、あるいは4つ未満
の気筒数を有する内燃機関でも構わない。要は、内燃機
関の始動時において、各気筒に対する一回目の燃料噴射
を吸気行程と非同期に行い、各気筒に対する二回目以降
の燃料噴射を吸気行程と同期して行うようにすればよ
い。
【0051】
【発明の効果】本発明にかかる内燃機関の始動時燃料噴
射制御装置によれば、比較的温度が高い状態で内燃機関
が始動され、最初に燃料噴射された気筒で混合気が着火
した場合に、前記気筒の着火後に吸気行程となる気筒の
吸気行程期間が短くなるが、それらの気筒では、吸気弁
が開弁する前、すなわち吸気行程と非同期に燃料噴射が
行われるので、各気筒には、気筒内に可燃混合気を生成
するのに十分な量の燃料が供給され、内燃機関の始動性
が向上する。
【0052】また、比較的温度が低い状態で内燃機関が
始動され、燃料が気化し難い場合は、所定回数以内の燃
料噴射が吸気行程と非同期に行われるので、各気筒内に
可燃混合気を生成し難いが、所定回数後の燃料噴射が各
気筒の吸気行程と同期して行われるため、各気筒内に可
燃混合気が生成し易くなり、十分な始動性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】始動時における各気筒の燃料噴射時期を示すタ
イミングチャート
【図2】本発明にかかる内燃機関の始動時燃料噴射制御
装置を適用する内燃機関の概略構成を示す図
【図3】ECUの内部構成を示すブロック図
【図4】始動時噴射時期制御ルーチンを示すフローチャ
ート図
【符号の説明】
1・・内燃機関 15・・ECU 20・・CPU 21・・ROM 22・・RAM 17・・クランクポジションセンサ 18・・カムポジションセンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の気筒を備えた内燃機関の始動時の
    燃料噴射を制御する始動時燃料噴射制御装置であって、 前記内燃機関の始動時に、各気筒に対して所定回数、吸
    気弁の開弁と非同期で燃料噴射を行う吸気非同期噴射手
    段と、 前記吸気非同期噴射手段が各気筒に対して所定回数吸気
    非同期噴射を行った後、各気筒に対して、吸気弁の開弁
    と同期して燃料噴射を行う吸気同期噴射手段と、を備え
    ることを特徴とする内燃機関の始動時燃料噴射制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記吸気非同期噴射手段は、前記内燃機
    関の始動開始時に各気筒に対して一回のみ吸気非同期噴
    射を行うことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の始
    動時燃料噴射制御装置。
JP9127527A 1997-05-16 1997-05-16 内燃機関の始動時燃料噴射制御装置 Pending JPH10318020A (ja)

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