JPH1031771A - 硬貨放出装置 - Google Patents

硬貨放出装置

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JPH1031771A
JPH1031771A JP8186276A JP18627696A JPH1031771A JP H1031771 A JPH1031771 A JP H1031771A JP 8186276 A JP8186276 A JP 8186276A JP 18627696 A JP18627696 A JP 18627696A JP H1031771 A JPH1031771 A JP H1031771A
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disc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】硬貨放出装置が小型であって,一度に多量の硬
貨を投入することができるものでありながら、回転円板
上に投入された硬貨を放出口から硬貨通路に安定的に放
出する。 【解決手段】中心軸Oまわりで回転駆動される回転円板
24と、その回転円板24の周縁部に配設された周壁部
材25とにより硬貨Cを収容するホッパ部22が形成さ
れ、前記周壁部材25には前記回転円板24の上面24
aに沿って形成された放出口26を有する硬貨放出装置
21において、回転円板24の上方で放出口26直近の
部分には、回転円板24の上面24aに平らに位置する
硬貨Cには作用しないが、その硬貨Cの上側に重なった
硬貨Cを加速する小円板36を配置し、その小円板36
は、上側の硬貨Cを回転円板24による遠心力とは異な
る方向に加速させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、硬貨放出装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、硬貨入出金機や硬貨判別機に用
いられる硬貨放出機には、回転円板上に供給した硬貨
を、遠心力で回転円板の周縁部に移動させ、周縁部に配
置された周壁の放出口から硬貨を一枚ずつ硬貨通路に放
出させるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の硬貨放出装置
については、装置の小型化の要請と同時に一度に多量の
硬貨を回転円板上に投入して処理したいとの要請があ
る。
【0004】これらの要請を同時に満たすとすると、小
径の回転円板上に多量の硬貨が投入されたものとなり、
このような状況では回転円板上で硬貨が複数枚重なり合
っているので、放出口において硬貨がつまりを生じやす
く、硬貨を硬貨通路に安定的に放出することができない
ので、単純にこのような硬貨放出装置を用いると硬貨入
出金機等の稼働を阻害するおそれがある。
【0005】この発明は、このような事情に基づいてな
されたもので、装置が小型であって,一度に多量の硬貨
を投入することができるものでありながら、回転円板上
に投入された硬貨を放出口から硬貨通路に安定的に放出
することのできる硬貨放出装置を提供することを課題と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、垂直軸まわりで回転駆動さ
れる回転円板と、その回転円板の周縁部に配設された周
壁部材とにより硬貨を収容するホッパ部が形成され、前
記周壁部材には前記回転円板の上面に沿って形成された
放出口を有する硬貨放出装置において、回転円板の上方
で前記放出口直近の部分には、回転円板の上面に平らに
位置する硬貨には作用しないが,その硬貨の上側に重な
った硬貨を加速する加速手段を配置し、その加速手段
は、前記上側の硬貨を前記回転円板による遠心力とは異
なる方向に加速させるものとしてあることを特徴とする
硬貨放出装置である。
【0007】また、請求項2記載の発明は、前記請求項
1記載の硬貨放出装置において、前記加速手段は前記上
側の硬貨を回転円板の内側に向けて加速するものである
ことを特徴とする硬貨放出装置である。
【0008】また、請求項3記載の発明は、前記請求項
1記載の硬貨放出装置において、前記加速手段は前記上
側の硬貨を概ね回転円板の回転方向に向けて加速するも
のであることを特徴とする硬貨放出装置である。
【0009】また、請求項4記載の発明は、前記請求項
1記載の硬貨放出装置において、前記加速手段は垂直軸
まわりに回転駆動される小円板とし、前記放出口の上方
の周壁部材には前記小円板が通過する通過孔が形成され
ており、前記小円板の一部は前記通過孔を通ってその下
面が前記回転円板の上面上に,1枚の硬貨の厚みより幾
分大きめであって2枚の硬貨の厚みより小さめの間隙を
おいて臨ませてあることを特徴とする硬貨放出装置であ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
りこの発明を説明するが、まず、図2により本願発明に
かかる硬貨放出装置を組み込んだ硬貨入出金機について
概略を機能とともに説明する。
【0011】図2において、1は硬貨入出金機を示し、
硬貨投入取出口2とこの硬貨投入取出口2の下方に配置
された繰り出し部3と、金種に応じて硬貨を蓄える硬貨
筒4とを有し、これらの間での硬貨の搬送を行なうベル
トコンベヤをも有するものである。
【0012】なお、繰り出し部3は、後述するように、
この発明の硬貨放出装置からなるものである。
【0013】まず、入金時の硬貨の移動に沿って説明を
行なうと、硬貨投入取出口2に投入された硬貨は、繰り
出し部3に落下させ、この繰り出し部3の硬貨放出口か
ら硬貨が順次1枚ずつ送り出される。
【0014】この繰り出し部3の硬貨放出口の外側に
は、硬貨をベルト間に挟んで搬送する第1のベルトコン
ベヤ5を臨ませて配置しており、この第1のベルトコン
ベヤ5により搬送された硬貨は、硬貨鑑別部6の設置さ
れた第2のベルトコンベヤ7に受け渡され、硬貨鑑別部
6において正硬貨と不正硬貨とに鑑別される。
【0015】この硬貨鑑別部6での鑑別の結果、正硬貨
はその金種に応じた硬貨筒4に向けてさらに搬送され,
その硬貨筒4に収容して蓄えられ、不正硬貨は出金硬貨
受け皿8を経て第3のベルトコンベヤ11に受渡し、第
3のベルトコンベヤ11および第4のベルトコンベヤ1
2を経て硬貨投入取出口2に戻すようになっている。
【0016】他方、硬貨の出金の際には、出金操作に応
じて、対応する硬貨筒4の下部から所要枚数の硬貨を第
5のベルトコンベヤ13上に供給し、それらの硬貨は第
5のベルトコンベヤ13および第6のベルトコンベヤ1
4を介して繰り出し部3に供給され、前記と同様にそれ
らの硬貨を1枚ずつ第1のベルトコンベヤ5に放出し、
第2のベルトコンベヤ7の前記硬貨鑑定部6で鑑定した
後、第3のベルトコンベヤ11および第4のベルトコン
ベヤ12を経て硬貨投入取出口2に出金するようになっ
ている。
【0017】このような硬貨入出金機1において、前記
繰り出し部3を形成する硬貨放出装置21は、図1およ
び図3,4に示すように構成されている。
【0018】すなわち、硬貨放出装置21は、硬貨を収
容するホッパ部22と,そのホッパ部22を駆動する駆
動部23とを有するものである(図1参照)。
【0019】ホッパ部22は、ホッパの底板としての回
転円板24と,その回転円板24の周縁部上に囲むよう
に配置された周壁部材25とを有し、その周壁部材25
の下部には下方の回転円板24の上面に沿って開放する
切欠き状に放出口26が形成されている(図4参照)。
【0020】この放出口26の高さ寸法は、投入される
硬貨で最も大きいもの(例えば、500円硬貨)が前記
回転円板24上に平に置かれた状態より幾分大きいが、
投入される硬貨で最も小さいもの(例えば、1円硬貨)
が重なり合った状態での厚みより小さいものとなってい
る。したがって、この放出口26では、平らに置かれた
一枚の状態の硬貨は通過することができるが、複数枚の
硬貨が重なり合ったままでは通過することができず、そ
の結果、この放出口26からは硬貨が1枚ずつ放出され
ることとなる。
【0021】なお、このような放出口26の外側直近の
位置には、放出された硬貨を前記第1のベルトコンベヤ
5に円滑に案内するためのベアリング27a,27bが
硬貨の放出経路の両側にそれぞれ配置されている。
【0022】このようなホッパ部22の回転円板24
は、垂直に向けられた中心軸Oまわりで回転可能になっ
ており、回転円板24の下面側で中心軸Oと同心に装着
された従動プーリ28には駆動モータ29に設置された
原動プーリ31からの駆動力が駆動ベルト32を介して
伝達され、回転円板24は矢印A方向に回転駆動される
ようになっている。
【0023】したがって、このようなホッパ部22に投
入された硬貨には、回転円板24が回転駆動されること
に伴う遠心力が回転円板24の半径方向に作用し、硬貨
は回転円板24の周縁部に向けての移動習性が付与され
る。なお、回転円板24の上面中心部には、硬貨案内用
突部33が設置されているが、これは回転円板24の中
心部近傍では作用する遠心力が小さいので、ここに硬貨
が滞溜することを防止するためである。
【0024】そして、この実施の形態において、前記の
ようなホッパ部22の放出口26の近傍には、本願発明
の加速手段に該当する小円板装置35が設置されてい
る。
【0025】なお、本願でいう加速手段は、上側の硬貨
について正の加速を行なうもののみならず,負の加速
(減速)を行なうものをも包含する広い概念のものであ
る。
【0026】小円板装置35は、前記放出口26の近傍
の周壁部材25に形成した切欠きからなる小円板挿通部
38を通じて、小円板36の一部を前記回転円板24上
に位置するようにしたものである(図1および図4参
照)。
【0027】この小円板装置35においては、小円板3
6の下面36aの高さは、前記回転円板24の上面24
aの上で、1枚の硬貨の厚みより大きく,2枚の硬貨の
厚みより小さい高さとし、この小円板36は電動モータ
37により垂直の回転軸Pまわりで矢印B方向に回転駆
動するようになっている。
【0028】したがって、この実施の形態において、重
なり合った複数枚の硬貨が回転円板24上で放出口26
に達すると、そのまま放出口26を通過することができ
ないので、回転円板24の回転(矢印A)によってそれ
らの硬貨は放出口26のベアリング27b側に移動す
る。そして、このベアリング27b側の部分では、前記
小円板36が回転円板24上で矢印B方向に回転してい
るので、重なり合った硬貨のうちの上側の硬貨に小円板
36が回転円板24の内側に向けて加速され、矢印B1
の押戻し力が作用して、硬貨の重なり合い状態が解消さ
れる。
【0029】重なり合い状態が解消されて回転円板24
の上面24a上に残った硬貨Cには、小円板36の下面
36aが接触しないので、この硬貨Cには押戻し力が作
用せず、硬貨Cは放出口26を通過することができる。
【0030】このようにして放出口26を通過した硬貨
Cは、前記ベアリング27a,27bにより案内され、
その直後に送りローラ41により送られ、前記第1のベ
ルトコンベヤ5に円滑に受け渡される。
【0031】以上説明したように、この実施の形態にお
いては放出口26直近の部分に小円板装置35を設置し
たので、放出口26には回転円板24の上面24aに直
接位置して平らになっている硬貨Cのみが到達すること
ができ、硬貨Cを安定的に放出することができる。
【0032】したがって、硬貨放出装置21が小型であ
って,一度に多量の硬貨を投入するものであっても、回
転円板24上に投入された硬貨を安定的に放出すること
ができる。
【0033】そのうえ、この小円板装置35は比較的簡
単な構造であり、安価に構成することができる。
【0034】次に、硬貨放出装置21において、前記小
円板装置35に代えて用いることのできる加速手段の変
形例につき説明する。
【0035】図5に示す第1の変形例は、加速手段を摩
擦ローラ装置43で構成したものである。
【0036】この摩擦ローラ装置43においては、摩擦
ローラ44の下端部は、重なり合った状態の2枚の硬貨
C1,C2のうちの上側の硬貨C1の上面に接触する高
さに位置している。そして、この摩擦ローラ44は放出
口26の直前となる周壁部材25の内側に設置され、図
外のモータにより矢印D方向に回転駆動されている。
【0037】したがって、放出口26の近傍に重なり合
った状態の硬貨C1,C2が達した場合には、上側の硬
貨C1のみに摩擦ローラ44から押戻し力が作用し、平
らに置かれた一枚の硬貨C2のみが達した場合には摩擦
ローラ44が接触しないのでその硬貨C2には押戻し力
が作用せず、前記した実施の形態と同様の効果を奏する
ことができる。
【0038】なお、摩擦ローラ44としては、その表面
をゴム材や可撓性の高い柔軟なスポンジ材料で形成した
ローラを用いることができる。
【0039】図6に示す第2の変形例は、加速手段をエ
ンドレス式のベルト装置45で構成したものである。
【0040】このベルト装置45においては、エンドレ
ス式の摩擦ベルトを構成するベルト46を可撓性に富ん
だゴムベルトで形成し、薄板状のガイド板47の表裏面
に矢印Eで示すように摺接して駆動することとしたもの
である。
【0041】そして、このベルト装置45の先端部は、
周壁部材25に形成された貫通孔48を通じて周壁部材
25の内側で回転円板24の上方に位置している。
【0042】そのうえ、このベルト装置45のベルト4
6の下面の高さは、前記摩擦ローラ44の下端部と同様
に重なり合った状態の上側の硬貨C1の上面に接触する
高さに設定されている。
【0043】したがって、このベルト装置45のベルト
46によっても前記と同様に、重なり合った状態の硬貨
C1,C2に対しては上側の硬貨C1のみに押戻し力を
作用させ、平らに置かれた一枚の硬貨C2が達した場合
にはその硬貨C2に押戻し力を作用させず、前記した実
施の形態と同様の効果を奏することができることはいう
までもない。
【0044】図7に示す第3の変形例について、この変
形例の構造は図1により示した実施の形態と同一である
が、小円板36の回転方向のみが異なり、図中に矢印F
で示すように前記とは逆向きとなっている。
【0045】このような変形例においては、加速手段と
しての小円板装置35は上側の硬貨を概ね回転円板24
の周速方向,すなわち回転方向に向けて加速し、矢印F
1の振り分け力が作用して、硬貨の重なり合い状態が解
消される。
【0046】なお、このように概ね回転円板24の回転
方向に向けて上側の硬貨を加速して振り分け力を作用さ
せる場合、回転円板24の上面24a上に位置する下側
の硬貨も摩擦力により回転円板24に連れ回されている
ので、上側の硬貨と下側の硬貨との間に十分な差速を生
じるように上側の硬貨を加速することが好ましい。
【0047】このように上側の硬貨に振り分け力を作用
させて硬貨の重なり合い状態を解消する場合、その力の
方向が回転円板24の周速の方向に沿ったものであるの
で、他の硬貨の移動を妨げることが少なく、周囲の他の
硬貨との衝突が小さいので、硬貨の重なり合い状態の解
消を比較的静粛に行なうことができる利点がある。
【0048】次に、図8,9に示す第4の変形例につい
て説明する。
【0049】この第4の変形例は、先に図6で示した第
2の変形例と同様に、加速手段をエンドレス式のベルト
装置51で構成したものであるが、そのベルト装置51
の向き等が相違している。
【0050】すなわち、この第4の変形例のベルト装置
51は、ホッパ部22の放出口26の直前外側にベルト
52の一方の縁部を沿わせて配設したものである(図
8)。
【0051】そして、このベルト装置51の下側部分に
おいて、ベルト52の縁部は図9に示すように放出口2
6の開口上部に臨んで通過するように配置されている。
【0052】この下側部分でのベルト52の下面の高さ
は、重なり合った状態の上側の硬貨C1の周面に接触す
る高さに設定されている。
【0053】したがって、このベルト装置51のベルト
52は、放出口26に重なり合った状態の硬貨が達した
場合に、下側の硬貨C2には接触しないが、上側の硬貨
C1は、回転円板24の回転方向に概ね沿った,ベルト
52の進行方向への加速力Gが伝えられる。
【0054】一方、上側の硬貨C1は、回転円板24に
よる遠心力Hにより放出口26に達してベルト52の縁
部に衝突して反発力Jを受けるので、結局上側の硬貨C
1には、前記加速力Gと反発力Jとの合力Kが振り分け
力として作用して、硬貨の重なり合った状態が解消され
る。
【0055】この変形例においても、前記した第3の変
形例と同様の効果を奏することができることはいうまで
もない。
【0056】以上のように、これらの変形例の装置を加
速手段として用いた硬貨放出装置であっても、前記した
実施の形態と同様の効果を享受することができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、前記放出口直近の部分に、回転円板の上面
に平らに位置する硬貨には作用しないが、その硬貨の上
側に重なった硬貨を加速する加速手段を配置し、その加
速手段は前記上側の硬貨を回転円板の遠心力とは異なる
方向に加速させるものであるので、上側に重なった硬貨
が排除され、放出口には回転円板の上面に直接位置する
硬貨のみが到達することができるので、硬貨を硬貨通路
に安定的に放出することができる。
【0058】したがって、装置が小型であって,一度に
多量の硬貨を投入することができるものであっても、回
転円板上に投入された硬貨を硬貨通路に安定的に放出す
ることのできる硬貨放出装置を提供することができる。
【0059】また、請求項2記載の発明によれば、前記
加速手段は前記上側の硬貨を回転円板の内側に向けて加
速するものであるので、上側の硬貨は押戻され、下側の
硬貨のみを確実に放出口に到達させることができ、硬貨
通路への硬貨の放出を円滑にすることができる。
【0060】また、請求項3記載の発明によれば、前記
加速手段は前記上側の硬貨を概ね回転円板の回転方向に
向けて加速するものであるので、上側の硬貨の加速に伴
って他の硬貨の動きを妨げることが少なく、硬貨の安定
的な放出を比較的静粛にすることができる。
【0061】また、請求項4記載の発明によれば、前記
加速手段は垂直軸まわりに回転駆動される小円板とし、
前記放出口の上方の周壁部材には前記小円板が通過する
通過孔が形成されており、前記小円板の一部は前記通過
孔を通ってその下面が前記回転円板の上面上に硬貨の厚
みより幾分大きめであって2枚の硬貨の厚みより小さめ
の間隙をおいて臨ませてあるので、比較的簡単な構造で
あり、安価に加速手段を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の要部概要を示す平面図である。
【図2】実施の形態を用いた,硬貨入出金機の全体構造
を示す断面図である。
【図3】実施の形態の一部を破断した平面図である。
【図4】図3のX方向から見た側面図である。
【図5】本願でいう加速手段の第1の変形例を示す断面
図である。
【図6】本願でいう加速手段の第2の変形例を示す断面
図である。
【図7】本願でいう加速手段の第3の変形例の平面図で
ある。
【図8】本願でいう加速手段の第4の変形例の平面図で
ある。
【図9】図8のY方向から見た側面図である。
【符号の説明】
O 中心軸(垂直軸) P 回転軸(垂直軸) 21 硬貨放出装置 22 ホッパ部 24 回転円板 24a 上面 25 周壁部材 26 放出口 35 小円板装置(加速手段) 36 小円板 38 小円板挿通部(通過孔)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直軸まわりで回転駆動される回転円板
    と、その回転円板の周縁部に配設された周壁部材とによ
    り硬貨を収容するホッパ部が形成され、前記周壁部材に
    は前記回転円板の上面に沿って形成された放出口を有す
    る硬貨放出装置において、 回転円板の上方で前記放出口直近の部分には、回転円板
    の上面に平らに位置する硬貨には作用しないが,その硬
    貨の上側に重なった硬貨を加速する加速手段を配置し、
    その加速手段は、前記上側の硬貨を前記回転円板による
    遠心力とは異なる方向に加速させるものとしてあること
    を特徴とする硬貨放出装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の硬貨放出装置において、前
    記加速手段は前記上側の硬貨を回転円板の内側に向けて
    加速するものであることを特徴とする硬貨放出装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の硬貨放出装置において、前
    記加速手段は前記上側の硬貨を概ね回転円板の回転方向
    に向けて加速するものであることを特徴とする硬貨放出
    装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の硬貨放出装置において、前
    記加速手段は垂直軸まわりに回転駆動される小円板と
    し、前記放出口の上方の周壁部材には前記小円板が通過
    する通過孔が形成されており、前記小円板の一部は前記
    通過孔を通ってその下面が前記回転円板の上面上に,1
    枚の硬貨の厚みより幾分大きめであって2枚の硬貨の厚
    みより小さめの間隙をおいて臨ませてあることを特徴と
    する硬貨放出装置。
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