JPH10317624A - 庇 - Google Patents
庇Info
- Publication number
- JPH10317624A JPH10317624A JP12900297A JP12900297A JPH10317624A JP H10317624 A JPH10317624 A JP H10317624A JP 12900297 A JP12900297 A JP 12900297A JP 12900297 A JP12900297 A JP 12900297A JP H10317624 A JPH10317624 A JP H10317624A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- eaves
- opening
- movable body
- main body
- building
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Landscapes
- Building Awnings And Sunshades (AREA)
Abstract
きる庇を提供すること。 【解決手段】 開口部3の上部に設けられる庇1を庇本
体5と可動体6とを有するものとし、庇本体5に対し可
動体6を前後進自在にして可動体6の庇本体5からの突
出により庇張り出し量を大きくできるようにし、また、
可動体6の先端から日除け部材28を垂下自在とする。
Description
口部上部に設けられる庇に係り、庇代わりの建物用シャ
ッターのシャッターボックスにも利用できるものであ
る。
れ、この開口部に建物用シャッターが取り付けられる場
合には、この建物用シャッターのシャッターボックスが
庇代わりとされる。従来の庇およびシャッターボックス
の左右長さは、開口部の左右長さと同じ程度となってお
り、また、前方への張り出し量は、建物の外観性や、シ
ャッターカーテン巻き取り量等の建物用シャッターの機
能に基づいて決められていた。
建物用シャッターのシャッターボックスは、本来、雨が
室内に侵入するのを防止する他に、開口部から室内に入
る日差しの量を適正とするためのものであり、上記左右
長さや前方への張り出し量となった従来の庇およびシャ
ッターボックスによると、西日が室内に入ってしまった
り、夏季における高い高度の太陽からの光が室内に入る
のを阻止できなかったりし、必ずしも良好な日陰状況を
得られるものとはなっていなかった。
差しの量を適正にできる庇を提供するところにある。
の開口部の上部に前方へ張り出して設けられた庇本体
と、この庇本体に前後進自在に組み付けられ、前進した
ときに庇本体から突出して庇面積を大きくする可動体と
を備えていることを特徴とするものである。
体から突出させることにより、夏季における高い高度の
太陽からの光が開口部を通して室内に入るのを遮断で
き、また、冬季に可動体を後退させて庇面積を小さくす
ることにより、低い高度の太陽からの光が開口部から室
内に入るようになる。
方向とは、庇本体の張り出し方向と平行な方向でもよ
く、また、この張り出し方向に対して直角の方向、言い
換えると開口部の左右の方向でもよい。
ためには、中空とした庇本体の内部に可動体を進退自在
に収納配置してもよく、また、庇本体の外側に可動体を
被せて可動体を進退自在としてもよい。
には、モーター等の駆動源からの駆動力を可動体に伝達
して可動体を自動移動させる構造としてもよく、あるい
は、ハンドル等の手動装置で可動体を人力移動させる構
造としてもよい。
やすだれ等による日除け部材を設けてもよい。このよう
な日除け部材を設けておくと、例えば、夏季等における
朝夕の低い高度の日差しが開口部に入射するのを阻止で
きる。また、雨天時に開口部外側に干した洗濯物が濡れ
るのを日除け部材によって防止することもできるように
なる。
しているときに可動体から上下動可能となって垂下する
ようになっていてもよく、また、可動体が前進限と後退
限の両方に達しているときに上下動可能となって垂下す
るようになっていてもよい。後者のようになっている
と、可動体と日除け部材との組み合わせ使用可能方法が
多数になり、その庇が設けられた開口部の方角や天候等
に応じて可動体と日除け部材の使用方法を建物居住者等
が工夫できるようになる。
には、モーター等を使用した自動装置式の構造としても
よく、あるいは、手動式の構造としてもよい。
からの日除け部材の上下動とを自動装置式とし、かつ、
可動体が前進限に達しているときに日除け部材が上下動
するようにした場合には、可動体の前後進と日除け部材
の上下動の両方を1個のモーター等の駆動源で行わせる
構造にすることができる。
同一高さになったフラット面でもよく、また、後端の高
さが低くて先端の高さが高い段状になっていてもよい。
後者のようになっていると、冬季のように高度が低くな
っている場合における太陽からの日差しを庇の先端で阻
止されず(但し、この庇に前記可動体が設けられている
場合には、可動体を庇本体内に収納させているとす
る。)に開口部に入射させることができる。
庇に前記可動体と前記日除け部材とが設けられている
と、季節および庇が設けられた開口部の方角等に応じ
て、室内に入る日差しの状況を建物居住者等の好みに合
った多様のものに選択できるようになる。
よりも長くしておくと、室内に入る西日等の日差しの量
を低減できる。
して設けられた庇の左右長さが開口部の左右長さよりも
長く、夏至において南を中心にした東西方向へ各45度
における太陽高度がα度、開口部の下端から庇下面まで
の高さ寸法がH、開口部の左右各端部から庇左右各端部
までの長さがL、前方への庇張り出し量がAであると
き、LとAのそれぞれをHtan(90−α)と等しい
か、これよりも大きなものにしておくと、太陽光線の強
い時期に日中の長い時間に亘って日差しが室内に入るの
を防止できる。
または概ね南向きの開口部に設けられている庇について
有効である。しかし、東向きまたは概ね東向きや、西向
きまたは概ね西向きの開口部に設けられている庇につい
ては、庇の左右長さを開口部よりも南側に大きく延ばす
ことにより、日中の日差しがこれらの開口部から室内に
入射するのを防ぐことができる。また、東向きまたは概
ね東向きや、西向きまたは概ね西向きの開口部に設けら
れている庇に着脱自在な日除け部材を設け、この日除け
部材で開口部前方を遮蔽することにより、夏至において
日の出、日の入りの太陽からの光が室内に入射するのを
防止できる。
日除け部材とを備えた庇でもよく、これとは別の庇でも
よい。
合、この可動体の個数を前方へ突出する1個のみとして
もよく、左右の各方向へ突出する2個としてもよく、前
方へ突出する1個と左右の各方向へ突出する2個との合
計3個としてもよく、さらには、左右のいずれかの方向
に突出する1個としてもよく、前方へ突出する1個と左
右のいずれかの方向に突出する1個との合計2個として
もよい。庇を左右の少なくともいずれかの方向へ突出す
る可動体を備えたものとした場合には、左右長さが開口
部よりも長い庇は、可動体を突出移動させることにより
実現できるようになり、太陽の方角等との関係から庇の
大きな左右長さが必要でないときには、可動体を後退さ
せることにより、庇の左右長さを開口部とほぼ同じにで
きるため、良好な体裁にすることができる。可動体の個
数を複数個とした場合には、これらの可動体は同時移動
するものとしてもよく、個別移動するものとしてもよ
い。
るかは、その庇が設けられる開口部の方角等に応じて決
めてもよく、また、建物の開口部に設ける全部または一
部の庇を、開口部の方角等とは関係なく、前方へ突出す
る1個の可動体と左右の各方向へ突出する2個の可動体
とを備えたものとし、建物の居住者または使用者が前
進、後退させる可動体を選択することにより、好みの日
陰状況、陽当たり状況を得られるようにしてもよい。
通常の庇でもよく、また、庇代わりの建物用シャッター
のシャッターボックスでもよい。
明する。図1は、庇1が設けられた建物の南向きまたは
概ね南向きの壁面2部分の斜視図であり、開口部3の上
部に前方へ張り出して取り付けられた庇1は、本実施形
態では、庇代わりとなった建物用シャッター4のシャッ
ターボックスである。以下の説明では、このシャッター
ボックスを庇1と呼ぶ。庇1は、建物に後面が固定され
た庇本体5と、この庇本体5の内部に前後進自在に組み
込まれ、前進したときに庇本体5から前方へ突出して庇
張り出し量すなわり庇面積を大きくすることになる可動
体6とを含んで構成されている。
り板7で上下の室に区画され、下室には建物用シャッタ
ー4のシャッターカーテン8の巻き取り部9が配置され
ている。このシャッターカーテン8は、図1に示すよう
に、開口部3の左右に上下に延設されたガイドレール1
0に案内されて上下動し、開口部3の前面を開閉する。
庇本体5の内部の上室には、図2に示す通り中空の扁平
箱型となっている可動体6が組み込まれ、この可動体6
の内部下側に配置されたローラ11が仕切り板7の上面
に、内部上側に配置されたローラ12が庇本体5の上面
板13の下面にそれぞれ接触して可動体6は前後進する
ようになっており、図5に示す通り、可動体6には仕切
り板7の直線状の凹部7Aに摩擦軽減部材14を介して
嵌合する凸部6Aが設けられているため、可動体6の前
後進は、これらの凹部7Aと凸部6Aによる左右方向の
位置規制がなされながら行われる。
トッパー15が設けられ、このストッパー15は、図7
で示された軸16を中心にばね17で仕切り板7に当接
する側へ軽く回動付勢されており、仕切り板7上の可動
体6の走行は、ストッパー15の先端のフック部15A
が仕切り板7の上面に接触しながら行われるようになっ
ている。可動体6の前進走行が一定距離に達すると、仕
切り板7には孔18が形成されているため、フック部1
5Aがこの孔18に嵌入して係止状態となり、可動体6
のそれ以上の走行を阻止するようになっている。このと
き、可動体6は前進限に達している。この状態で可動体
6に後退力が作用したときには、フック部15Aの下面
は湾曲状になっているため、ストッパー15はばね17
の付勢力に抗する方向に回動してフック部15Aが孔1
8から脱出し、可動体6は後退走行できる。
られたリミットスイッチ19を作動させるドグ20が一
体に取り付けられ、フック部15Aが孔18に嵌入して
ストッパー15が軸16を中心に回動したとき、すなわ
ち可動体6が前進限に達したとき、ドグ20がリミット
スイッチ19から離れてこのスイッチ19がオフするよ
うになっている。
後部にはモーター21が配置され、このモーター21は
例えば直流トルクモーターで、正逆回転可能である。図
4に示す通り、モーター21にはベルト22を介してプ
ーリー23が接続され、このプーリー23は、庇本体5
に横架された軸24に回転自在に嵌合されかつ連結筒2
5で互いに連結されている左右2個の回転体26に結合
されており、これらの連結筒25と回転体26はモータ
ー21の駆動力で回転する。それぞれの回転体26には
可動体6の前進方向に延びるワイヤー27の後端が止着
され、これらのワイヤー27は前記ローラー12の端部
に形成されたガイド部12Aに案内されて可動体6の内
部に延び、その先端には図11で示す日除け部材28が
横長の連結部材29を介して連結されている。
が取り付けられ、図10に示すように、このバー30
は、可動体6に設けられたガイドローラー31から日除
け部材28が下側に方向が転換されているため、下向き
となっており、前記回転体26にワイヤー27が巻き取
られて日除け部材28の全部が可動体6の内部に収納さ
れているとき、バー30は、可動体6の両側面に下向き
に開口して形成された凹部32に嵌合するようになって
いる。また、可動体6の全部が庇本体5の内部に収納さ
れているとき、凹部32から横方向に突出したバー30
の端部は、庇本体5の両側面に前向きに開口して形成さ
れた凹部33に嵌合するようになっている。
はレバー34が組み込まれ、ばね35で付勢されながら
軸36を中心に回動自在となっているこのレバー34
は、バー30によってリミットスイッチ37をオン、オ
フさせるためのものであり、バー30が凹部32に嵌合
しているときは、リミットスイッチ37はオフとなり、
バー30が凹部32から脱出すると、リミットスイッチ
37はオンとなる。
結している連結筒25の外周には、それぞれの回転体2
6に近接して2個の回転カム38が回転自在に設けられ
ている。この回転カム38は図8、図9で示され、回転
カム38は連結筒25上に図9の2個のリング部材39
で軸方向の位置が規制されて配置されている。図8に示
すように、回転カム38の配置位置と対応する連結筒2
5の外周面箇所には円周方向に複数の溝40が形成さ
れ、それぞれの溝40にニードル41が挿入されてい
る。本実施形態では図9に示すように、それぞれの溝4
0は分割部材42で軸方向に二分割され、それぞれの分
割溝にニードル41が挿入されている。
なっているため、連結筒25がB方向に回転したとき、
連結筒25に対して相対的にA方向に移動するニードル
41を介して連結筒25と回転カム38が接続され、連
結筒25と一体に回転カム38は回転する。一方、連結
筒25がA方向に回転したときには、ニードル41を介
した連結筒25と回転カム38との接続は解除され、回
転カム38は自由状態となって連結筒25のみが回転す
る。このときには、回転カム38の円周方向一部には突
起38Aが形成されていて回転カム38の重心はこの突
起38A寄りの位置にあるため、回転カム38は突起3
8Aが下側の位置になるまで自由回転し、その位置で停
止することになる。
より、連結筒25のB方向の回転のみを回転カム38に
伝達する一方向クラッチが形成されていることになる。
は、上端が軸43を中心に揺動自在に庇本体5に取り付
けられたレバー44が配置され、このレバー44には、
ばね45で常に回転カム38に当接しているカムフォロ
ア46が設けられている。レバー44の下端にはリンク
47を介してフック48が連結され、軸49を中心に回
動するこのフック48の先端の係合部48Aは、カムフ
ォロア46が回転カム38の突起38A以外の箇所に当
接し、かつ、可動体6全体が庇本体5の内部に収納され
ているときに、可動体6の後端6Bに係合するようにな
っており、これにより、可動体6が前方下側へ傾斜して
いる前記仕切り板7上を自重で前進走行するのを阻止で
きるようになっている。
体が庇本体5の内部に収納されている初期状態では、図
6のフック48の係合部48Aが可動体6の後端6Bに
係合しているとともに、図10の日除け部材28の先端
のバー30は可動体6の凹部32と庇本体5の凹部33
とに嵌合している。図示しないスイッチ装置で図4等で
示されたモーター21を正回転させると、この回転はベ
ルト22等を介して連結筒25と回転体26に伝達さ
れ、連結筒25は図8のB方向に回転するため、ニード
ル41を介して回転カム38も回転し、この結果、回転
カム38の突起38Aで図6のカムフォロア46が押さ
れてレバー44は軸43を中心に揺動する。これによ
り、リンク47の押圧作用でフック48が軸49を中心
に回動し、係合部48Aが可動体6の後端6Bから外れ
るとともに、リンク47とフック48との連結部50が
可動体6に設けられている受け部51を押すため、この
押圧力を受けることにより可動体6は、前記ローラー1
1,12等に摩擦抵抗力あっても前方下側へ傾斜してい
る前記仕切り板7上を自重で前進走行し始めるようにな
る。
21で回転しているため、図2等で示された前記ワイヤ
ー27は回転体26から繰り出され、このため、ワイヤ
ー27の繰り出し速度を対応した速度で可動体6は前進
走行し、この走行距離が所定値に達すると、図7のスト
ッパー15のフック部15Aが孔18に嵌入するため、
庇本体5から突出して走行する可動体6の前進は停止す
る。このように庇本体5から突出した可動体6が前進限
で停止したときには、軸16を中心に回動したストッパ
ー15のドグ20はリミットスイッチ19をオフとする
ため、このスイッチ19の信号でモーター21の電気駆
動回路が遮断されてモーター21の正回転は停止する。
21を正回転させると、回転体26の回転でワイヤー2
7はさらに繰り出され、このため、可動体6がストッパ
ー15で前進限に停止したまま、日除け部材28はその
先端に設けられているバー30の重量によって可動体6
から垂下し始めることになり、日除け部材28が図3に
示すように可動体6から所定長さ垂下すると、ワイヤー
27等の移動距離を検出している図示しないセンサーか
らの信号でモーター21は停止する。
を逆回転させると、逆回転する回転体26にワイヤー2
7が巻き取られるため、日除け部材28は上昇して可動
体6の内部に収納され、バー30が図10で示した可動
体6の凹部32に入ると、レバー34を介してリミット
スイッチ37がオフとなるため、このスイッチ37の信
号でモーター21の逆回転は停止する。この後、前記ス
イッチ装置でさらにモーター21を逆回転させると、回
転体26に巻き取られるワイヤー27の引っ張り力で可
動体6に後退力が生じ、この結果、前述したようにスト
ッパー15のフック部15Aが図7の孔18から脱出し
て可動体6は後退走行を始める。
に回転しているため、回転カム38は突起38Aが下向
きとなった位置まで自由回転して停止することになる。
このため、レバー44、リンク47、フック48は図6
の実線で示された状態になっており、この状態のときに
可動体6が後退走行してくるため、可動体6の後端6B
にフック48の係合部48Aの傾斜面48Bが乗り上
げ、次いでばね45の付勢力でこの後端6Bに係合部4
8Aが再び係合する。
合する位置まで可動体6が後退してきたことが図示しな
いセンサーで検出されると、このセンサーからの信号で
モーター21の逆回転は停止し、このときには、日除け
部材28のバー30は庇本体5の凹部33に嵌合してい
るため、全部が前記初期状態に戻っていることになる。
従って、可動体6を前進走行させる等の前記作動を繰り
返すことができる。
可動体6を庇本体5から突出させずに庇張り出し量を小
さくした状態と、可動体6を庇本体5から突出させて庇
張り出し量を大きくするとともに、日除け部材28を可
動体6の内部に収納した状態と、庇張り出し量が大きい
状態において日除け部材28を可動体6から垂下させた
状態とを作り出すことができる。
られている場合に、夏季の昼における高度の高い太陽か
らの光が開口部3を通して室内に入るのを遮断するため
には、日除け部材28を内部に収納させた可動体6を庇
本体5から突出させればよい。また、開口部3が東向き
または西向きに設けられていて、朝夕の低い高度からの
日差しが室内に入射するのを遮断する場合には、可動体
6から日除け部材28を垂下させればよい。また、開口
部3がどの方角に設けられていても、雨天時に日除け部
材28を垂下させておくと、開口部3の前面に干した洗
濯物が濡れるのを防止できる。また、冬季において可動
体6を庇本体5内に収納しておくと、低い高度からの太
陽からの光が開口部3を通して室内に入射するようにな
り、可動体6を庇本体5から突出させると、冬季におい
て室内に入る日差しの量を制限できる。
角、天候、さらには建物居住者の日差しに関する好み等
に応じられる種々の庇1の状況を得られ、多様な状況に
応じられる。
ように、庇本体5の下面の後端5Aの高さよりも先端5
Bの高さは高くなっていて、庇本体5の下面は段状にな
っているため、冬季において、可動体6を庇本体5内に
収納しておくと、先端5Bが後端5Aと同じ高さ位置5
B’になっている場合よりも、開口部3を通して室内に
入る日差しの量を多くできる。
5および可動体6の左右長さは開口部3の左右長さより
も長くなっているため、開口部3に入射する西日の量を
制限できる。
の前後進と日除け部材28の上下動は、1個のモーター
21を駆動源として行われる構造になっているため、構
造の簡単化が実現されている。
係る庇61を示す。この庇61は、前記実施形態と同じ
く建物用シャッターのシャッターボックスであって、開
口部63の左右にシャッターカーテンのガイドレール7
0が設けられているが、この庇61は通常の庇でもよ
い。
さがW1であるとき、庇61の左右長さをW1よりも大
きいW2とすることにより、開口部63の左右各端部か
ら庇61の左右各端部までの長さをLとする。また図1
3に示すように、開口部63の下端から庇61の先端下
面までの高さ寸法がHであるとき(図面では、開口部6
3の上端と庇61の水平な下面とが同じ高さになってい
るが、庇61の下面が開口部63の上端よりも高い位置
にある場合を含む。)、庇61の前方への張り出し量を
Aとする。
て庇61も南向きとなっているときに(図15参照)、
夏至において南を中心にした東西方向へ各45度におけ
る太陽高度がα度である場合に、LとAをHtan(90
−α)と同じか、これよりも大きくする(図12、図1
3参照)。
開口部63の左右端部に壁から前方へ突出したシャッタ
ーレール70が設けられていない場合であっても、太陽
光線の強い時期において、日中の長い時間に亘り、太陽
からの光が開口部63を通って室内に入るのを庇61で
遮断することができ、良好な日陰状態を得られる。これ
と同様な効果は、庇61が概ね南向きの開口部に設けら
れている場合にも得られる。
(90−α)は約0.36Hである。また、夏至におけ
る太陽の南中高度は、北緯35度の東京では79度、北
緯43度の札幌では76度、北緯31度の鹿児島では8
3度である。
1が示され、また、夏至における日の出から日の入りま
での太陽運行角度βと、冬至における日の出から日の入
りまでの太陽運行角度γが示されている。
ける日の出の方角と日の入りの方角は、東、西の方角か
ら北の方向に45度以内の角度になっている。このた
め、開口部に対する庇71と81の左右寸法、張り出し
量を前述した庇61と同じにした場合において、図16
に示すように庇71,81の先端に日除け部材108を
垂下させておくことにより、東向きの開口部に夏至にお
ける日の出の太陽からの光が入射するのを防止できると
ともに、西向きの開口部に夏至における日の入りの太陽
からの光が入射するのを防止でき、したがって日差しの
強い時期における日の出時、日の入り時における日差し
が室内に入るのを阻止できる。日除け部材108は庇7
1,81に着脱自在に取り付け可能とし、建物居住者の
日差しに関する好みに応じられるようにしておくことが
望ましい。
tan(90−α)と同じか、これよりもおおきくなって
いる庇は、南向きや概ね南向きとなった開口部だけでは
なく、これ以外の方角に向いている開口部に設けられて
も、開口部から室内に入る日差しの量を適正化できるこ
とになる。
1,81を図1〜図11で示した庇1と同様な構造、作
用のものにしてもよい。すなわち、図13、図14のA
を、庇61,71,81の庇本体からの可動体の突出量
で得るようにし、図16の日除け部材108を、庇7
1,81の庇本体から突出した可動体から垂下させるよ
うにしてもよい。
に入る日差しの量を適正にできるという効果を得られ
る。
ボックスによる庇が設けられた建物の壁部分を示す斜視
図である。
す一部破断の側面図である。
す断面図である。
体の後端部を示す側断面図である。
端部を示す側断面図である。
ッチを示す側断面図である。
図である。
る。
係る庇を示す正面図である。
図である。
を垂下させた状態を示す側断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 建物の開口部の上部に前方へ張り出して
設けられた庇本体と、この庇本体に前後進自在に組み付
けられ、前進したときに前記庇本体から突出して庇面積
を大きくする可動体とを備えていることを特徴とする
庇。 - 【請求項2】 請求項1に記載の庇において、前記可動
体に対して垂下自在となった日除け部材を備えているこ
とを特徴とする庇。 - 【請求項3】 建物の開口部の上部に前方へ張り出して
設けられているとともに、左右長さが前記開口部の左右
長さよりも長い庇であって、 夏至において南を中心にした東西方向へ各45度におけ
る太陽高度がα度、前記開口部の下端から庇下面までの
高さ寸法がH、前記開口部の左右各端部から庇左右各端
部までの長さがL、前方への庇張り出し量がAであると
き、 LとAのそれぞれがHtan(90−α)と等しいか、こ
れよりも大きくなっていることを特徴とする庇。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の庇にお
いて、前記開口部の前面を開閉するための建物用シャッ
ターのシャッターボックスであることを特徴とする庇。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP12900297A JP3544099B2 (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 庇 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP12900297A JP3544099B2 (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | 庇 |
Publications (2)
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Country Status (1)
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JP (1) | JP3544099B2 (ja) |
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