JPH10317247A - 補強用扁平糸織物 - Google Patents

補強用扁平糸織物

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JPH10317247A
JPH10317247A JP9139325A JP13932597A JPH10317247A JP H10317247 A JPH10317247 A JP H10317247A JP 9139325 A JP9139325 A JP 9139325A JP 13932597 A JP13932597 A JP 13932597A JP H10317247 A JPH10317247 A JP H10317247A
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warp
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flat
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Kiyoshi Honma
清 本間
Akira Nishimura
明 西村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さく裁断しても解れず、複雑な形状のプリ
フォームを容易に形成できる補強用扁平糸織物を提供す
る。 【解決手段】 扁平な補強繊維糸のたて糸とよこ糸が互
いに交錯し、その交錯点数が10,000〜36,00
0個/m2 の範囲にある補強用扁平糸織物であって、目
どめ剤が選択されたたて糸および/またはよこ糸の上で
線状に延び、前記目どめ剤を配置した糸上に重なるよこ
糸またはたて糸との交点で目どめされ、目どめされた交
錯点の数が前記織物交錯点数の60〜90%の範囲にあ
ることを特徴とする補強用扁平糸織物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維強化複合材料
の補強基材として用いられる補強用扁平糸織物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】補強繊維、たとえば比強度・比弾性率が
大きい炭素繊維からなる織物は、繊維強化プラスチック
等の複合材料用補強基材として多用されている。この様
な複合材料として、例えば炭素繊維強化プラスチック
(CFRP)は、その優れた性能を生かして航空機の構
造材料などに使われ始めているが、さらにCFRPの使
用範囲を拡げるためには、成形のみならず炭素繊維や炭
素繊維織物基材のコストダウンが大きな課題である。
【0003】炭素繊維は、繊度が大きくなるほど生産性
が向上し、安価な炭素繊維を製造することが可能とな
る。しかし、通常の炭素繊維織物は、ほぼ円形断面に収
束させた炭素繊維を織糸としており、織り込まれた状態
においては、たて糸とよこ糸が交錯する交錯部における
炭素繊維糸の断面が楕円で、織糸が大きくクリンプして
いる。特に太い炭素繊維糸を使用した炭素繊維織物で
は、太いたて糸と太いよこ糸が交錯するのでこの傾向が
大である。
【0004】このため、大きくクリンプした炭素繊維織
物では、繊維密度が不均一となり、炭素繊維の特徴であ
る高強度特性を十分に発揮させることが出来ない。
【0005】一方、太い炭素繊維で低い目付の織物で
は、炭素繊維糸間に形成される空隙が大きくなる。この
ため、目付の小さい炭素繊維織物を用いてCFRPを成
形すると、炭素繊維糸の含有率が低いものになってしま
う。
【0006】この様な点に関し、特願平5−77967
号において、太くて、糸の断面が扁平な炭素繊維糸をそ
のままの形で織物にし、目付が小さく、かつ、カバーフ
ァクターの高い炭素繊維扁平糸織物が提案されている。
【0007】この織物は織糸のクリンプが小さいので、
CFRPに成形した際、高い強度特性を発揮するもので
ある。
【0008】しかし、太い炭素繊維糸で低い目付の織物
であるから、たて糸とよこ糸の間隔が大きくて、交錯点
数が通常の織物に比べて少ないため、目ずれし易く、ま
た小さく裁断すると織糸はばらばらに解れる問題があ
り、小さく裁断して貼り合わせながら複合材料を成形す
る成形法には使えない。
【0009】その様な問題に対して、織物の交点を目ど
めする技術はよく知られている。例えば、特開昭62−
6932号公報において、たて糸またはよこ糸の炭素繊
維糸を融点の低い合成繊維と一緒に織り込み、加熱して
合成繊維を溶融させると同時に織糸の交点を接着させる
方法が提案されている。
【0010】この方法によれば、たて糸とよこ糸の交点
が接着され、炭素繊維が解れたりするようなことがな
い。しかし、たて糸とよこ糸の交点を接着させるわけで
あるから、織物のせん断変形性能は極端に低下し、フィ
ット性が得られず、曲面等に沿い難い織物となる。
【0011】この様に、従来、小さく裁断した織物片を
貼りつけながら成形する曲面体の成形方法等に適した扁
平糸織物はなかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、とく
に扁平な補強繊維糸を用いた補強用扁平糸織物におい
て、該織物を小さく裁断して貼り合わせながら曲面を有
する複合材料用プリフォーム等を作製する際にも、織糸
が解れることなく容易に所定のプリフォームを形成でき
る補強用扁平糸織物を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の補強用扁平糸織物は、扁平な補強繊維糸の
たて糸とよこ糸が互いに交錯し、その交錯点数が10,
000〜36,000個/m2 の範囲にある補強用扁平
糸織物であって、目どめ剤が選択されたたて糸および/
またはよこ糸の上で線状に延び、前記目どめ剤を配置し
た糸上に重なるよこ糸またはたて糸との交点で目どめさ
れ、目どめされた交錯点の数が前記織物交錯点数の60
〜90%の範囲にあることを特徴とするものからなる。
補強繊維糸には、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維
等を適用でき、本発明はとくに炭素繊維糸を用いた補強
用扁平糸織物に好適である。
【0014】目どめ剤の配置は、各種の態様を採ること
ができ、たとえば、目どめ剤が全てのよこ糸上で線状に
延び、たて糸に対しては2本交互に目どめ剤がたて糸上
で線状に延びている態様を採ることができる。
【0015】また、目どめ剤は本質的に補強基材を構成
するものではないから、目どめ剤の重量としては、0.
5〜1.5g/m2 の範囲程度としておくことが好まし
い。また、目どめ剤としては低融点熱可塑性ポリマー
(ポリマー糸)を用いることができる。
【0016】さらに、補強繊維糸に沿って延びる補助糸
(たとえばガラス繊維からなる補助糸)を用いて織物を
形成することができ、その場合には、目どめ剤が補助糸
の周りを巻回しながらたて糸またはよこ糸方向に延びて
いる構造としてもよい。
【0017】扁平な補強繊維糸が炭素繊維糸からなる場
合、たて糸およびよこ糸に使用する炭素繊維糸は撚りが
なく、引張強度が3400MPa以上、引張弾性率が2
00GPa以上の高強度・高弾性率糸で破断伸度が1.
2%以上であることが好ましい。
【0018】また、たて糸およびよこ糸はフィラメント
数が6,000〜24,000本からなる太い炭素繊維
糸からなり、織物においては糸幅が4〜10mm、カバ
ーファクターが95%以上、厚みが0.16〜0.5m
mとなっていることが好ましい。
【0019】さらに、たて糸およびよこ糸の炭素繊維に
はサイジング剤が0.2〜1.5%付着し、扁平状態が
保持されていることが好ましい。
【0020】たて糸とよこ糸の交錯点数は少ないほどフ
ィット性に優れ、複雑な曲面に対して沿わすことが容易
になる。扁平糸織物は、太い補強繊維糸で低目付の織物
であるから、たて糸とよこ糸の交錯点数が少なくてフィ
ット性に優れ、複雑な曲面に沿わせ易いことになる。し
かし、あまりに交錯点数を少なくすると、形態安定性が
なく、取り扱い難い織物となったり、織糸間に隙間がで
きて複合材料に成形した際、補強繊維の含有率が低くな
ってしまう。したがって、たて糸とよこ糸の交錯点数
は、フィラメント数が6,000〜24,000本、糸
幅が4〜10mmである炭素繊維扁平糸織物においては
10,000〜36,000個/m2 が好適である。
【0021】そして、選択されたたて糸およびよこ糸の
上に、低融点のポリマーからなる目どめ剤が線状に配置
され、目どめ剤が配置されたたて糸またはよこ糸が直交
し、目どめ剤の上に重なるよこ糸またはたて糸とが接着
され、解れを防止する。
【0022】ただし、交錯点数が少ない扁平糸織物であ
っても、全ての交錯点が目どめされると、織物はせん断
変形し難くなり、フィット性のない織物になってしま
う。
【0023】そこで、たて糸とよこ糸の総交錯点数が1
0,000〜36,000個/m2の扁平糸織物におい
て、たて糸とよこ糸の交点を目どめしてもフィット性を
損なうことのない条件について検討を行った結果、目ど
めするたて糸とよこ糸の交点の数を総交錯点数の60〜
90%の範囲とすることにより適度なフィット性が得ら
れることが分かった。
【0024】一方、織糸の解れに関しては、たて糸とよ
こ糸をそれぞれ奇数番目の糸群と偶数番目の糸群に分
け、それぞれの群内の糸で、連続的に目どめ剤を配置し
ないたて糸またはよこ糸を3本以内とすることが重要で
ある。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の補強用扁平糸織
物および目どめ剤の配置の望ましい実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1および図2は、
それぞれ、目どめ剤の配置例を示している。図1に示す
態様においては、扁平な補強繊維糸からなるたて糸a
1、a2、a3、a4、・・・およびよこ糸b1、b
2、b3、b4、・・・からなる補強用扁平糸織物であ
り、たて糸a1、a2、a3、a4の4本とよこ糸b
1、b2の2本からなる部分が一つの完成された織物部
分をなし、よこ糸の全てに目どめ剤3を配置させ、たて
糸については2本交互に目どめ剤3を配置させたもので
ある。
【0026】したがって、目どめされている交点は、上
記完成された織物部分において、たて糸a1とよこ糸b
1、たて糸a2とよこ糸b1、たて糸a3とよこ糸b
1、たて糸a1とよこ糸b2、たて糸a2とよこ糸b
2、たて糸a4とよこ糸b2の合計6カ所で、全体の6
/8(75%)である。
【0027】このように、目どめ剤3を配置するたて糸
を、奇数番目の糸群(a1、a3、a5・・・)および
偶数番目の糸群(a2、a4、a6、・・・)内につい
てみれば、それぞれ1本交互となるので、たて糸または
よこ糸方向に糸上で裁断しても糸の切断片が解れるよう
なことはない。
【0028】図2は、全てのよこ糸に目どめ剤を配置
し、たて糸については奇数番目のたて糸群(a1、a
3、a5・・・)のみに目どめ剤3を配置し、偶数番目
の糸群については目どめ剤を配置しない場合の例を示し
たものである。
【0029】したがって、たて糸a1、a2とよこ糸b
1、b2からなるひとつの完成された織物部分におい
て、目どめされた交点はたて糸a1とよこ糸b1、たて
糸a1とよこ糸b2、たて糸a2とよこ糸b2の交点の
3個で、全交点に対して目どめされている交点は3/4
(75%)で、図1に示す織物と同じ割合である。
【0030】しかし、よこ糸b2はよこ糸b2方向に配
置した目どめ剤では接着されているが、よこ糸b2の幅
方向の目どめ成分がないため、よこ糸b2上で、かつ同
方向に裁断すると、糸幅方向の半分のどちらかが織物か
ら解れてしまうことになる。
【0031】このように、たて糸およびよこ糸の奇数番
目の糸群と偶数番目の糸群内において連続して目どめ剤
を配置しないところを設けると解れの問題が生じるの
で、連続的に目どめしない本数を3本以内とすれば、そ
の間で糸幅方向に目どめされる箇所が少なくとも一箇所
存在するので、解れ問題は解消されることになる。
【0032】上記したように、適切に選択されたたて
糸、またはよこ糸の上に目どめ剤を配置することによ
り、その目どめ剤を配置したたて糸またはよこ糸と直交
し、目どめ剤の上に重なるよこ糸またはたて糸とが接着
し、適度のフィット性を有し、かつ解れない織物が初め
て可能になる。
【0033】目どめ剤は、低融点の熱可塑性ポリマーか
らなる糸を扁平な補強繊維糸のたて糸あるいはよこ糸の
上で、かつ糸幅のほぼ中央に配置させ、織成した後、ヒ
ーターによって低融点ポリマー糸を溶融させ、たて糸ま
たはよこ糸との交点を接着させるものである。
【0034】低融点ポリマーとしては、ナイロン、ポリ
エステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性
ポリマーを用いる。
【0035】そして、目どめ剤の重量は0.5〜1.5
g/m2 が好ましい。重量が0.5g/m2 未満である
と目どめが不十分であり、また、1.5g/m2 を超え
ると目どめが強すぎ、良好なフィット性が得られない。
【0036】低融点ポリマー糸を目どめ糸としてそのま
ま扁平糸の上に配列し、目どめしてもよいが、細い糸で
あるから取扱い難いので、例えば細いガラス繊維糸を芯
にしてその周りを目どめ糸でカバーリングした糸によっ
て目どめさせてもよい。
【0037】たとえば図3に示すように、たとえばガラ
ス繊維糸からなる補助糸5の周りに低融点ポリマーから
なる目どめ糸6をらせん状に巻回して目どめ用カバーリ
ング糸4を形成し、それをたて糸1(またはよこ糸2)
上に配置すればよい。残りのよこ糸2(またはたて糸
1)上には、前述したと同様の目どめ剤3を配置すれば
よい。
【0038】図4はたて糸1上に目どめ用カバーリング
糸4を配置する方法を示したもので、ヘルド10の横長
矩形に形成したメール7にたて糸の扁平糸1を通し、メ
ール7の上に設けた三角形の穴8に目どめ用カバーリン
グ糸4を通してたて糸1を開口させればよい。
【0039】一方、よこ糸方向の目どめ剤3に関して
は、図5に示すように、よこ糸2の給糸位置に、よこ糸
2の上に目どめ糸12のガイド11を設け、目どめ糸1
2をよこ糸2の上に引き揃えながら、筬9を通して供給
されるたて糸1の開口部に供給すればよい。
【0040】織物の目付は、大きい方がプリフォームを
形成する際の積層枚数が少なくて作業性が向上するが、
本発明織物を用いる成形法においては、小さく裁断して
貼り合わせながらプリフォームを作製し、樹脂を含浸さ
せて成形するものであるから、あまり目付が大きいと貼
り合わせ部に段ができるし、樹脂の含浸性も低下する。
したがって、織物の目付としては、たとえば、炭素繊維
織物の場合、190〜220g/m2 の範囲程度が最適
である。
【0041】
【実施例】本発明の一実施例を図3に示した態様に基づ
いて説明する。フィラメント数が12,000本からな
る炭素繊維の扁平糸をたて糸とよこ糸とし、密度を1.
25本/cmで製織したところ、たて糸とよこ糸の交錯
点数は15,625個/m2 、炭素繊維織物目付が20
0g/m2 であった。そして全てのよこ糸2上に目どめ
剤3(東レ(株)製エルダー50D)が線状に配列さ
れ、よこ糸2の上にたて糸と重なる交点のみを目どめ剤
3で接着した。よこ糸方向に配置した目どめ剤で接着さ
れている交点数は全交錯点数の50%となった。
【0042】一方、たて糸1に関しては、たて糸1に対
して2本交互で目どめ用カバーリング糸4をたて糸1の
中央に配列した。カバーリング糸4はガラス繊維糸5
(日東紡(株)製ECE225 I/O)を芯にして、
その周りに目どめ糸6(東レ(株)製エルダー50D)
がカバーリングされたもので、芯のガラス繊維糸5を介
してたて糸とよこ糸が接着される。たて糸方向に配列し
た目どめ剤によって目どめされた交点は全交錯点数の2
5%となり、前記よこ糸方向に目どめされた交点との合
計で75%であった。そして、目どめ剤の使用量は1.
0g/m2 であった。
【0043】得られた織物を、たて糸方向20cm×よ
こ糸方向20cmの大きさで、かつ糸上を裁断した際の
解れについてテストを繰り返した結果、解れることは無
かった。
【0044】次いで、ライダー用ヘルメットの頂部に前
記裁断した織物を貼りつけ、その曲面へのフィット性を
確認した結果、軽く撫でる程度で沿い、充分なフィット
性を有していた。
【0045】このように、たて糸を2本交互に目どめ剤
で目どめすることによって、曲面に沿わせるのに適した
フィット性を有し、かつ解れない織物を得ることが出来
た。
【0046】
【発明の効果】たて糸とよこ糸の交錯点数、およびその
交錯点に対して目どめする割合を特定することにより、
適度のフィット性を有し、かつ小さく裁断しても解れる
ことがない織物が得られ、曲面を有した複雑な形状のプ
リフォームを容易に効率よく加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る補強用扁平糸織物の
部分平面図である。
【図2】本発明の別の実施態様に係る補強用扁平糸織物
の部分平面図である。
【図3】本発明のさらに別の実施態様に係る補強用扁平
糸織物の部分平面図である。
【図4】図3の織物における目どめ用カバーリング糸の
供給方法の一例を示すヘルドのメール部の斜視図であ
る。
【図5】よこ糸に沿って目どめ剤としての低融点ポリマ
ー糸の供給方法の一例を示すたて糸開口部近傍の斜視図
である。
【符号の説明】
1、a1、a2、a3、a4・・・ たて糸 2、b1、b2、b3、b4・・・ よこ糸 3 目どめ剤 4 目どめ用カバーリング糸 5 補助糸 6 目どめ糸 12 目どめ糸

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扁平な補強繊維糸のたて糸とよこ糸が互
    いに交錯し、その交錯点数が10,000〜36,00
    0個/m2 の範囲にある補強用扁平糸織物であって、目
    どめ剤が選択されたたて糸および/またはよこ糸の上で
    線状に延び、前記目どめ剤を配置した糸上に重なるよこ
    糸またはたて糸との交点で目どめされ、目どめされた交
    錯点の数が前記織物交錯点数の60〜90%の範囲にあ
    ることを特徴とする補強用扁平糸織物。
  2. 【請求項2】 目どめ剤が全てのよこ糸上で線状の延
    び、たて糸に対しては2本交互に目どめ剤がたて糸上で
    線状に延びている、請求項1の補強用扁平糸織物。
  3. 【請求項3】 目どめ剤の重量の0.6〜1.5g/m
    2 の範囲にある、請求項1または2の補強用扁平糸織
    物。
  4. 【請求項4】 目どめ剤が低融点熱可塑性ポリマーから
    なる、請求項1ないし3のいずれかに記載の補強用扁平
    糸織物。
  5. 【請求項5】 補強繊維糸に沿って延びる補助糸を有
    し、目どめ剤が補助糸の周りを巻回しながらたて糸また
    はよこ糸方向に延びている、請求項1ないし4のいずれ
    かに記載の補強用扁平糸織物。
  6. 【請求項6】 扁平な補強繊維糸が炭素繊維糸である、
    請求項1ないし5のいずれかに記載の補強用扁平糸織
    物。
  7. 【請求項7】 炭素繊維糸のフィラメント数が6,00
    0〜24,000本、織糸幅が4〜10mm、織物目付
    が160〜400g/m2 の範囲にある、請求項6の補
    強用扁平糸織物。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の補
    強用扁平糸織物を用いた繊維強化プラスチック。
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