JPH10317014A - 焼結機械部品の連続浸油装置 - Google Patents

焼結機械部品の連続浸油装置

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JPH10317014A
JPH10317014A JP9128498A JP12849897A JPH10317014A JP H10317014 A JPH10317014 A JP H10317014A JP 9128498 A JP9128498 A JP 9128498A JP 12849897 A JP12849897 A JP 12849897A JP H10317014 A JPH10317014 A JP H10317014A
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JP
Japan
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conveyor
oil
works
main conveyor
main
Prior art date
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Application number
JP9128498A
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English (en)
Inventor
Makoto Suzuki
鈴木  誠
Yasuhiro Muraki
康弘 村木
Nobuyoshi Sesato
信義 瀬里
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Powdered Metals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の被処理材に同一の条件で浸油し、且つ
被処理材の向きを揃えて排出することのできる、焼結含
油軸受などの焼結機械部品の連続浸油装置。 【解決手段】 油槽10内に設置され、被処理材Mをそ
の長手方向(軸方向)に傾けた状態に整列させて液面下
を搬送するメインコンベア20,このコンベアに被処理
材をその向きを揃えて供給するシュート30,および浸
油された被処理材をその向きを揃えて排出するコンベア
40から装置を構成した。コンベアベルトには、被処理
材Mの転動を防ぐための突条22を全周に亙って設けて
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、焼結含油軸受そ
の他の焼結機械部品に潤滑油を含浸させる装置に関する
ものであり、さらに詳しくは、潤滑油の含浸を自動的に
連続して行なうとともに、含浸された部品を所定の向き
に揃えて次工程に送ることのできる装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】焼結後の機械加工に際しては予め焼結機
械部品への加工油(潤滑油)の含浸が行なわれるが、そ
の含浸手段にはバッチ処理方式と連続処理方式がある。
前者は金網やパンチングプレートの容器に入れた被処理
材を油槽に浸漬して引き上げるものであるが、この方式
は自動化には不向きで、処理効率も劣っている。
【0003】一方、後者の方式としては例えば図3の
(イ),(ロ)に示すように、バッチ方式の場合と同様
の容器に被処理材を入れてコンベアなどで移動させる途
中で、下方に設けた油槽内に容器ごと昇降して浸漬させ
たのち、容器を反転させて浸油済みの被処理材を取り出
し、空の容器は元の位置に回帰させるものがある。この
方式は全自動化に適し効率的ではあるが、一つの容器を
浸漬中は他の容器は静止するために被処理材の取り出し
が間欠的になり、また、装置の設置に広い場所を要す
る。
【0004】この点を改善したのが(ハ),(ニ)に示
す方式で、下部を潤滑油槽に浸した水車様のコンベアに
被処理材を連続的に投入しつつ緩慢に回転させ、浸油済
みの被処理材はコンベアの上部に達した所でシュートの
上に落下し、装置の外に運び出されるようになってい
る。この方式は狭い場所にも設置することができ、また
被処理材の取り出しが連続的なので次工程の稼働にも都
合がよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図3の(イ),(ロ)
に示すような従来方式は、一応は連続式に属するものの
その実質はバッチ式に近い。また(ハ),(ニ)の方式
の場合についても同様であるが、油槽内で浸油される際
の向きや位置が個々の被処理材ごとに異なるためバラツ
キを生じ易く、更に装置から取り出される被処理材の向
きが不定のため、次工程への供給を自動化するためには
整列機能付きのパーツフィーダーを備える必要がある。
この様な理由で、被処理材を所定の向きに揃えて次工程
に送ることのできる連続浸油装置が求められていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る装置は、
油槽内に設置され被処理材をその長手方向(軸方向)に
傾けた状態に整列させて液面下を搬送するメインコンベ
ア,このコンベアに被処理材をその向きを揃えて供給す
るシュート,および浸油された被処理材をその向きを揃
えて排出するコンベアから構成されている。被処理材が
バルブガイドや軸受など中空円筒状の場合、その軸方向
に傾けて移動すると気泡の除去が円滑に行なわれる。処
理の所要時間は、メインコンベアの送り速度の調節によ
り任意に設定することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
(実施例1) 中空円筒状の焼結含油軸受を対象にした
例を図1に示す。この装置は(イ)の如く潤滑油で満た
された油槽10内に設けられたメインコンベア20と,
このコンベアに被処理材Mを供給するシュート30,お
よび浸油済みの被処理材を排出するコンベア40を一列
に配置した構造になっている。油槽内の油は、メインコ
ンベアで運ばれる被処理材Mが常に液面下にあるように
設定してある
【0008】メインコンベア20は、プーリーの回転軸
23を水平に、且つコンベアベルト21の進行方向に上
り勾配を付けて設置されている。図の例ではプーリーは
時計回りに回転し、コンベアベルト21は左から右に進
行する。供給シュート30はその上面が(ロ)図の如く
浅いV字型凹面31に形成されており、中空円筒状の被
処理材Mをその軸方向に揃えて、コンベアベルト21の
所定の位置に供給するようになっている。このシュート
の断面形状は図の例に限らず、板材を曲げ加工したもの
でもよい。
【0009】そしてコンベアベルト21の方も、被処理
材Mを供給された向きのままで運ぶための転動防止手段
として(ハ)図の如き突条22をその全周に亙って設
け、被処理材Mを挟んでその動きを制約している。これ
は排出コンベア40のコンベアベルト41についても同
様である。被処理材Mとその両側の突条22は密着する
必要はなく、適宜の間隙があってもよい。突条の断面形
状も半円型その他任意であり、図の角型には限らない。
また突条に代えて、シュートの場合と同様のV字型の凹
面によることもできる。
【0010】次にこの装置の作動を説明すると、中空円
筒状の被処理材Mは、供給シュート30のV字型凹面3
1の谷筋に沿って軸方向に滑り降り、供給シュートと一
列に配置されているメインコンベア20の,コンベアベ
ルト21に設けた2本の突条22の間に供給される。コ
ンベアベルト21は進行方向に上り勾配になっているの
で被処理材Mもその軸方向に傾斜した状態で所定の時間
液面下を運ばれ、浸油される。
【0011】そしてメインコンベア20と一列に配置さ
れている排出コンベア40に移り、そのコンベアベルト
41の2本の突条の間で軸方向に向きを揃えて整列した
状態で、油槽から出て次工程に移される。なお、この装
置は加工前の浸油が主な用途であるが、処理時間を長く
すれば軸受油の含浸にも使用することができる。
【0012】(実施例2) 実施例1ではメインコンベ
ア20が中空円筒状の被処理材Mをその軸方向に移動さ
せるのに対して、軸と交差する方向に移動させる方式の
例を図2に示す。供給シュート30および排出コンベア
40は実施例1のものと構造や機能が同じで、油槽10
を上から見た(イ)図の如く、メインコンベア20と交
差する向きに取り付けてある。
【0013】実施例1の方式との違いはメインコンベア
20を、(ロ)図の如くプーリーの回転軸23を傾斜さ
せて設置した点にある。従って中空円筒状の被処理材M
は、その軸方向に傾斜した状態でコンベアベルト21上
に横向きに並び、水平に移動する訳である。供給シュー
ト30を滑り降りた勢いで落ちないように、コンベアベ
ルト21の片側(シュートの反対側)にはその全周に亙
って突条22を設け、被処理材Mを支えている。なお、
(ロ)図は油槽10を(イ)図の左側から透視した状態
であるが、奥に位置する排出コンベア40は図示を省略
してある。
【0014】次にこの装置の作動を説明すると、中空円
筒状の被処理材Mは、供給シュート30のV字型凹面3
1の谷筋に沿って軸方向に滑り降り、供給シュートと直
角に配置されているメインコンベア20の,コンベアベ
ルト21に設けた突条22に当接して止まり、コンベア
ベルト21上に横向きに並ぶ。コンベアベルト21は回
転軸23が傾いているので、被処理材Mもその軸方向に
傾斜した状態で所定の時間横向きのまま液面下を運ば
れ、浸油される。
【0015】その後は実施例1の場合と同様であって、
メインコンベア20と直交して配置されている排出コン
ベア40に移り、そのコンベアベルト41の2本の突条
の間で軸方向に向きを揃えて整列した状態で、油槽から
出て次工程に移される。なお図示の例では被処理材Mが
手前側(供給シュート側)に戻って来るが、この装置付
近のレイアウトによっては、向こう側に排出させてもよ
い。
【0016】
【発明の効果】この装置によれば、メインコンベアで順
次運ばれる被処理材全てが同一条件で処理されるので、
処理の結果にバラツキを生じることがない。そして浸油
済みの被処理材はその向きを揃えて一定間隔で排出され
るため、次工程との連携を従来に比べ著しく改善するこ
とができる。従ってこの発明は製造工程の自動化,効率
化および製品品質の安定に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る連続浸油装置の一実施例を説明
する図面である。
【図2】この発明の他の実施例を説明する図面である。
【図3】従来の浸油装置を説明する図面である。
【符号の説明】
M…被処理材,10…油槽,20…メインコンベア,2
1…コンベアベルト,22…突条,23…プーリーの回
転軸,30…供給シュート,31…V字型の凹面,40
…排出コンベア,41…コンベアベルト,43…プーリ
ーの回転軸,

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油槽10内に、被処理材をその長手方向
    (軸方向)に傾けた状態に整列させて液面下を搬送する
    メインコンベア20,このコンベアに被処理材をその向
    きを揃えて供給するシュート30,および浸油された被
    処理材をその向きを揃えて排出するコンベア40が設置
    され、供給シュート30の上面に浅いV字型凹面31が
    形成された装置において、供給シュート30,メインコ
    ンベア20および排出コンベア40が一列に配置され、
    メインコンベア20はその進行方向に上り勾配を付けて
    設置され、且つメインコンベア20および排出コンベア
    40のコンベアベルトに被処理材の両側を制約する2本
    の突条22が設けられていることを特徴とする、焼結機
    械部品の連続浸油装置。
  2. 【請求項2】 油槽10内に、被処理材をその長手方向
    (軸方向)に傾けた状態に整列させて液面下を搬送する
    メインコンベア20,このコンベアに被処理材をその向
    きを揃えて供給するシュート30,および浸油された被
    処理材をその向きを揃えて排出するコンベア40が設置
    され、供給シュート30の上面に浅いV字型の凹面31
    が形成された装置において、供給シュート30および排
    出コンベア40がメインコンベア20と交差する向きに
    設けられ、メインコンベア20はプーリーの回転軸23
    を傾斜させて設置され、メインコンベア20の傾斜した
    コンベアベルト21の片側に1本の突条22が設けられ
    ていることを特徴とする焼結機械部品の連続浸油装置。
JP9128498A 1997-05-19 1997-05-19 焼結機械部品の連続浸油装置 Pending JPH10317014A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104550976A (zh) * 2014-12-24 2015-04-29 苏州米莫金属科技有限公司 工件防锈浸油结构
JP2016141867A (ja) * 2015-02-04 2016-08-08 住友電工焼結合金株式会社 含油焼結体の製造方法
CN108016035A (zh) * 2016-10-31 2018-05-11 无锡金谷三维科技有限公司 一种连续快速工作的三维打印生产流水线系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104550976A (zh) * 2014-12-24 2015-04-29 苏州米莫金属科技有限公司 工件防锈浸油结构
JP2016141867A (ja) * 2015-02-04 2016-08-08 住友電工焼結合金株式会社 含油焼結体の製造方法
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