JPH10315669A - 認証識別用icカード - Google Patents

認証識別用icカード

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JPH10315669A
JPH10315669A JP12687297A JP12687297A JPH10315669A JP H10315669 A JPH10315669 A JP H10315669A JP 12687297 A JP12687297 A JP 12687297A JP 12687297 A JP12687297 A JP 12687297A JP H10315669 A JPH10315669 A JP H10315669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
chip
sealing material
interface
adhesive
Prior art date
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Pending
Application number
JP12687297A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Kurachi
育夫 倉地
Takao Tsuda
隆夫 津田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP12687297A priority Critical patent/JPH10315669A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着剤圧延時の平坦化のための過剰圧力によ
るICチップ破壊のリスクを無くして、製品歩留まり及
び信頼性を向上し、ICカードの表面平滑性を得る。 【解決手段】 封止材で保護されるICチップを含む全
部品が対向する基板間に硬化した接着剤によって封入さ
れてなり、該封止材と接着剤との界面が勾配を有する認
証識別用ICカード、前記界面の勾配が界面全体に渡
り、且つ0〜45°の範囲にあること、ICチップの厚
さをtとするとき、前記封止材の最大厚さt1がt<t1
<1.5tなる関係を満たすこと、及び少なくとも一方
の基板の外表面に認証識別画像を有し、該認証識別画像
を有する領域に前記界面が存在しないこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は接着剤貼合法によっ
て製造される非接触式のICカードを、運転免許証、社
員証、会員証、外国人登録証、学生証等の認証識別カー
ドに用いる場合に関する。
【0002】
【従来の技術】非接触式のICカードは部品が表面に無
いために、表面に顔画像等の認証識別画像を形成した
り、印刷を行ったり、偽変造を防止するのに有利で認証
識別カードとしての用途に好適である。その製造方式と
しては、熱貼合法、接着剤貼合法及び射出成形法が知ら
れているが、このうち接着剤貼合法は加工温度が低く、
使用するカード基材に関する制約が少ないため、認証識
別画像や書誌情報を形成する熱転写及び熱昇華画像形成
方法での受容層、筆記性層等の選択に優位性がある。
【0003】接着剤貼合法によって作成した非接触式の
ICカードの構成の概略図を図1に示す。
【0004】図1のICカードは、2枚の表面シート
1、2の間にICチップ3を搭載し、アンテナやコンデ
ンサがプリントされているIC搭載基板4が、ICチッ
プを封止材5で保護して接着剤6中に封入されてなるも
のである。アンテナ、コンデンサ等の部品はプリント基
板としてではなくコイルアンテナ等の別部品として封入
される形態でもよい。
【0005】図2は接着剤貼合法の製造プロセスの一例
を示すものである。
【0006】表面シート1を形成するシート(以下、シ
ート1と略称する。)ロール及び表面シート2を形成す
るシート(以下、シート2と略称する。)ロールは搬送
機構21のローラ211及び212にそれぞれセットさ
れ、シート1の先端部がローラ213を介してシート2
の先端部と合わされ、圧接機構22の間を通されてロー
ラ214に止められて掛け渡される。シート2にはIC
搭載基板4が既に実装されている。
【0007】駆動手段215によりローラ214が一定
速度で回転し、接着剤供給手段23がシート1とシート
2の間に接着剤を流し込み、圧接機構22により圧接す
る。ローラ214に巻き取られたICカードシートは、
所定のサイズに裁断されてICカードとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】接着剤貼合法によって
作成した非接触式のICカードは、上記の如く全部品を
対向する基板間に接着剤によって封入するものであるか
ら、内部の部品に起因して表面に凹凸ができ易い。近
年、認証識別用の顔画像を高階調で解像度に優れる昇華
熱転写方式で形成することがしばしば行われるが、昇華
熱転写方式での画像形成では特に画像形成面の平滑性が
要求されるため、この様な表面の凹凸があるカードへの
顔画像形成には昇華熱転写方式が採用できないことにな
る。
【0009】従って、接着剤を圧延するにあたり、平坦
化し得る圧力を掛けることになるが、これがICチップ
を破壊してしまうことがあり、製品の歩留まりや信頼性
に問題を生ずる。
【0010】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、接着剤圧延時の平坦化のための過
剰圧力によるICチップ破壊のリスクを無くして、製品
歩留まり及び信頼性を向上し、ICカードの表面平滑性
を得ることに有る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、封
止材で保護されるICチップを含む全部品が対向する基
板間に硬化した接着剤によって封入されてなり、該封止
材と接着剤との界面が勾配を有する認証識別用ICカー
ド、前記界面の勾配が界面全体に渡り、且つ0〜45°
の範囲にあること、ICチップの厚さをtとするとき、
前記封止材の最大厚さt1がt<t1<1.5tなる関係
を満たすこと、及び少なくとも一方の基板の外表面に認
証識別画像を有し、該認証識別画像を有する領域に前記
界面が存在しないこと、によって達成される。
【0012】即ち、本発明者は圧延時の接着剤の流れが
滑らかであれば圧力も低く設定できて平坦化可能だろう
と考え、封止材の形状を制御して、本発明に至ったもの
である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を挙げて本発明
を詳細に説明するが、本発明はこれに限定されない。
【0014】図3に封止材の形状を本発明の如く制御し
て得たICカードの長手方向の断面図を示す。
【0015】図3のICカードはポリエチレンテレフタ
レートシートを基板1、2とし、ICチップ3及び該チ
ップとプリント基板4上のアンテナパターン7との接合
部8が封止材5で保護されるものである。
【0016】図の如く封止材と接着剤との界面はなだら
かなカーブを描き、好ましくは界面の勾配が界面全体に
渡り、且つ0〜45°の範囲にある。又、ICチップの
厚さをtとするとき、封止材の最大厚さt1がt<t1
1.5tなる関係を満たすことが、ICチップの保護の
観点から好ましい。封止材の形状は封止材樹脂の滴下条
件や硬化条件の設定により制御すればよい。
【0017】対向するICカードの基板は、同じでも異
なっていてもよく、ポリエチレンテレフタレート以外に
も、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリスチレ
ン、ABS樹脂等の素材等が好適に用いられる。
【0018】封止材の素材としては、シリコーンゴム、
ポリイソブチレン、ブチルゴム、ポリスルフィドゴム、
弾性エポキシ樹脂等が挙げられる。
【0019】接着剤としては熱硬化性タイプの樹脂が一
般的に使用され、具体的にはエポキシ系樹脂、ポリウレ
タン、アクリル樹脂等が用いられるが、特にエポキシ樹
脂が好ましい。
【0020】又、特に昇華熱転写方式を用いて顔画像等
の認証識別画像を形成するとき、図4の如く顔画像9を
形成する領域に封止材5で保護されたICチップ3が存
在しないことが好ましく、封止材端部から認証識別画像
を形成する領域までの距離をL、対向する基板間の距離
をlとすればL>3lであることが好ましい。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、ICチップがなだらか
なカーブ形成の封止材で保護されるので、平坦化のため
の接着剤圧延時の過剰圧力によるICチップの破壊が防
止されて生産性や信頼性が向上し、且つチップによるカ
ード表面の凹凸を有効に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】接着剤貼合法によって作成した非接触式のIC
カードの構成の概略図。
【図2】接着剤貼合法の製造プロセスの一例を示す図。
【図3】本発明の認証識別用ICカードの構成の1例を
示す図。
【図4】本発明の好ましい認証識別用ICカードの構成
例を示す図。
【符号の説明】
1、2 表面シート 3 ICチップ 4 IC搭載基板 5 封止材 6 接着剤 7 アンテナパターン 8 接合部 9 顔画像 21 搬送機構 211、212、213、214 ローラ 215 駆動手段 22 圧接機構 221、222 ローラ 23 接着剤供給手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 封止材で保護されるICチップを含む全
    部品が対向する基板間に硬化した接着剤によって封入さ
    れてなり、該封止材と接着剤との界面が勾配を有するこ
    とを特徴とする認証識別用ICカード。
  2. 【請求項2】 前記界面の勾配が界面全体に渡り、且つ
    0〜45°の範囲にあることを特徴とする請求項1に記
    載の認証識別用ICカード。
  3. 【請求項3】 ICチップの厚さをtとするとき、前記
    封止材の最大厚さt1がt<t1<1.5tなる関係を満
    たすことを特徴とする請求項1又は2に記載の認証識別
    用ICカード。
  4. 【請求項4】 少なくとも一方の基板の外表面に認証識
    別画像を有し、該認証識別画像を有する領域に前記界面
    が存在しないことを特徴とする請求項1、2又は3に記
    載の認証識別用ICカード。
JP12687297A 1997-05-16 1997-05-16 認証識別用icカード Pending JPH10315669A (ja)

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JPH10315669A true JPH10315669A (ja) 1998-12-02

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000036555A1 (fr) * 1998-12-17 2000-06-22 Hitachi, Ltd. Dispositif a semi-conducteur et procede de production dudit dispositif
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