JPH10315082A - ステージ装置およびそれを用いた加工方法 - Google Patents

ステージ装置およびそれを用いた加工方法

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JPH10315082A
JPH10315082A JP13794997A JP13794997A JPH10315082A JP H10315082 A JPH10315082 A JP H10315082A JP 13794997 A JP13794997 A JP 13794997A JP 13794997 A JP13794997 A JP 13794997A JP H10315082 A JPH10315082 A JP H10315082A
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stage
axis direction
axis
measuring
guide
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Akinobu Deguchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステージ装置を用いて加工する場合の、ガイ
ドの剛性不足や定盤の歪み等に起因する加工精度の悪化
を防止する。 【解決手段】 XおよびY軸方向以外の動きをガイドに
よって拘束され、第1の物体を搭載してガイドのストロ
ーク内のXY平面上の任意の位置に移動可能なXYステ
ージと、該XYステージをZ軸方向に支持する定盤と、
Z軸方向以外の動きをガイドによって拘束され、第2の
物体を搭載してガイドのストローク内のZ軸方向の任意
の位置に移動可能なZステージと、XYステージおよび
Zステージの位置および姿勢の変化を計測する計測手段
とを有するステージ装置において、低熱膨張材で剛性高
く構成された計測コアを定盤上に設置し、前記計測手段
の計測基準を該計測コア上に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、精密な加工を行な
う加工装置に用いられるステージ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、X,Y,Z軸からなる3次元加工
装置として図4に示す構成のものが知られている。図4
において、まずXYステージについて説明する。XYス
テージ3は、Xスライダー4上のYガイド9によって拘
束され、Xスライダー4上ではY軸方向にのみ移動可能
(可動)である。また、Xスライダー4自体はX軸方向
にのみ移動可能にXガイド10aとXガイド10bによ
って拘束される。XYステージ3は定盤面に対してZ軸
方向に発生する自重を受ける平面のガイドによっても支
えられており、結果として、XYステージは定盤2の上
面のXY平面上をX軸方向およびY軸方向にのみ移動可
能なステージ構成をもつ。
【0003】XYステージ3をY軸方向にのみ移動可能
とするXスライダー4上のXガイド9には図示されてい
ないリニアモータが内蔵されており、XYステージ3を
Y軸方向の移動方向に移動させる推力を発生する。Xス
ライダー4をX軸方向にのみ移動可能とするXガイド1
0a,10bは図示されていない内蔵のリニアモータを
有しており、Xスライダー4と共にXYステージ3をX
軸方向の移動方向に移動させる推力を発生する。
【0004】次に、Zステージについて説明する。Zス
テージ5は門型のフレーム12にZガイド11aとZガ
イド11bによってZ軸方向にのみ移動可能に拘束され
ている。Zステージ5を拘束するZガイド11aとZガ
イド11bにはそれぞれ図示されていないZリニアモー
タが内蔵されており、Zステージ5の移動方向に推力を
与える。
【0005】移動ステージの位置計測手段はへテロダイ
ン式のレーザの干渉を利用したレーザ測長器によって行
なわれる。レーザ測長器の干渉計13a,13c,13
fは定盤2上に独立に配置され、XYステージ3および
Zステージ5に設置された反射ミラー8a,8b,8c
との相対位置を検出する。
【0006】例えば、XYステージ3のX軸方向の位置
はX軸と平行のレーザ光16aを定盤2上に設置された
レーザ測長器の干渉計13aに通し、XYステージ3上
に設置された反射ミラーのX面8aに反射し、干渉計1
3aで干渉させてXYステージ3のX方向のステージと
干渉計の相対位置の変化を計測する。同様の方法でXY
ステージ3のY軸方向の位置をY軸の干渉計13cで、
また、Z軸方向の位置をZ軸の干渉計13fで測定す
る。
【0007】XYステージ3に搭載された被加工物7は
Zステージ5に搭載された加工ツール6が接触すること
により被加工物7との接触面が加工される。被加工物の
精密な加工を行なうためにXYステージ3とZステージ
5の相対位置を前記の計測手段で計測し、相対位置を制
御することで加工を行なう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、ステージを拘束するガイドの剛性不足、また
は定盤の製作時の加工精度(平面度)不足やXYステー
ジの移動による定盤の歪等によって加工精度が悪化し、
その補正方法も無いという問題があった。
【0009】本発明は、上述の従来例における問題点に
鑑みてなされたもので、ガイドの剛性不足や定盤の歪み
等による加工精度の悪化を防止することを目的とする。
【0010】また、ガイドの剛性不足によりステージが
可動方向以外の軸方向に回転または移動しても、その動
きを全て計測し、加工ツールと被加工物の相対位置を測
定することを可能にし、発生した誤差を補正する方法を
提供することを第2の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明の第1の局面に係るステージ装置は、Xおよび
Y軸方向以外の動きをXおよびYガイドによって拘束さ
れ、第1の物体を搭載して前記XおよびYガイドのスト
ローク内のXY平面上の任意の位置に移動可能なXYス
テージと、該XYステージをZ軸方向に支持する定盤
と、Z軸方向以外の動きをZガイドによって拘束され、
第2の物体を搭載して前記Zガイドのストローク内のZ
軸方向の任意の位置に移動可能なZステージと、低熱膨
張材で剛性高く構成され前記定盤上に設置された計測コ
アと、XYステージおよびZステージの位置および姿勢
の変化を該計測コアからの相対位置変化として計測する
計測手段とを具備することを特徴とする。好ましくは、
さらに、前記XYステージのXY平面上の位置と該ステ
ージのZ軸方向への移動量との関係を記憶する手段と、
該記憶データとXYステージのXY平面上の現在位置と
に基づいて前記ZステージのZ軸方向の位置を補正する
手段とを有する。
【0012】上記第2の目的を達成するため本発明の第
2の局面に係るステージ装置は、X、YおよびZ軸それ
ぞれの移動ステージの6軸方向の動きを全て計測する計
測手段を有し、該6軸方向の測長手段が移動ステージの
可動方向の動きを計測するレーザを用いた1軸のレーザ
測長装置と、他の5軸の動きを計測する真直度計を用い
た計測手段であり、前記計測手段によって、移動ステー
ジが可動方向に直線運動する際に生じる誤差成分全てを
測定することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第1の形態では、
X,Y軸方向以外の動きをガイドによって拘束され、ガ
イドのストローク内のX,Y平面上の任意の位置に移動
可能なXYステージと、Z軸方向以外の動きをガイドに
よって拘束され、ガイドのストローク内のZ軸方向の任
意の位置に移動可能なZステージを有し、XYステージ
とZステージのどちらか一方に被加工物を搭載し、他方
に加工ツールを搭載してXYステージとZステージの相
対位置を制御することで、被加工物上の所定の被加工点
に加工ツールを接触させ被加工物を加工する加工装置に
おいて、XYステージについてはXYステージのX軸お
よびY軸方向の位置およびX,Y,Ζ軸それぞれの軸回
りのXYステージの回転を計測し、Zステージについて
はZ軸方向のZステージの位置およびX,Y軸それぞれ
の軸回りのZステージの回転を計測する計測手段を備
え、前記計測手段すべてが単一の計測基準となる計測コ
アからの相対位置の変化として計測するように計測手段
であるレーザ測長器の干渉計やレーザ光源を計測コア上
に配置する。さらに、加工動作の前に、XYステージの
Z軸方向を支持する平面ガイドである定盤について、製
作時の精度不足による平面度の誤差がある場合や、重量
物であるXYステージが定盤上を移動することによって
発生する定盤の歪みによって生じるXYステージのZ軸
方向の変化を、計測コアからの相対位置の変化として予
め計測し、このデータをX,Y軸方向の位置と関連づけ
て記録しておき、被加工物の加工動作時には、予め計測
しておいたXYステージのZ軸方向の変化および加工時
に計測するステージ位置を元にステージ位置の補償を行
ない、加工精度を補償する。
【0014】また、本発明の実施の第2の形態では、X
およびY軸方向以外の動きをガイドによって拘束され、
ガイドのストローク内のXY平面上の任意の位置に移動
可能なXYステージと、Ζ軸方向以外の動きをガイドに
よって拘束され、ガイドのストローク内のZ軸方向の任
意の位置に移動可能なZステージとを有し、XYステー
ジまたはZステージのどちらか一方に被加工物を搭載
し、他方に加工ツールを搭載して、XYステージとZス
テージの相対位置を制御することで、被加工物上の所定
の被加工点に加工ツールを接触させ被加工物を加工する
加工装置において、XYステージにおいてはXYステー
ジのX軸およびY軸方向の位置を1軸のレーザ測長装置
で計測し、さらにX、YおよびZ軸それぞれの軸回りの
XYステージの回転とZ軸方向の位置を真直度計を用い
て計測する第1の計測手段を有し、Zステージにおいて
はZ軸方向のZステージの位置を1軸のレーザ測長装置
を用いて、さらにX、YおよびΖ軸それぞれの軸回りの
Zステージの回転とXおよびY軸方向の動きを真直度計
を用いて計測する第2の計測手段を有し、前記の計測手
段によって、移動ステージが可動方向に直線運動する際
に生じる誤差成分全てを測定し、XまたはYまたはZ軸
の内どれか1方向の可動方向に移動ステージがガイドに
沿って直線運動する際に生じる可動方向以外の誤差成分
を全て前記真直計で測定し、この誤差成分によって生じ
る加工ツールと被加工物が接触する被加工物上の被加工
点の位置誤差を他の2軸を可動方向に移動させることに
より被加工点の位置を所定の位置に補正する。
【0015】
【作用】上記従来例では各干渉計が独立して定盤上に配
置されていたので、XYステージの移動によって定盤が
歪んだ場合には、定盤の歪みによって干渉計が動いた
り、光軸が傾いたりして、見かけ上ステージが動いてい
るように計測され、ステージが動いているのと判別でき
ない。このように計測装置を搭載した定盤が変形すると
測定装置が動き、見かけ上ステージが動いているかのよ
うに見え、XYステージとZステージ(被加工物と加工
ツール)の相対位置が正しく測定されず、相対位置精度
(加工精度)が悪化することがあった。しかしながら、
本発明によれば、前記計測手段すべてが単一の計測基準
となる計測コアからの相対位置の変化として計測するよ
うにしたため、XYステージの位置にかかわらず、XY
ステージとZステージの相対位置を正しく測定すること
ができ、相対位置精度の悪化を防止することができる。
【0016】また、上記従来例ではXYステージを支え
る定盤の平面ガイドである定盤の製作時の誤差が残って
いる場合にこの誤差によるXYステージのZ軸方向の上
下動および、XYステージの回転が計測できず、相対位
置精度が悪化していた。しかし、本発明によればXYス
テージをXおよびY軸方向に移動した時のXYステージ
のZ方向の変位およびX,Y,Z軸回りの回転を予め計
測し記録しておき、加工時には、加工時計測されるステ
ージ位置と予め計測し記録したステージ位置とを元にス
テージ位置の補償を行なうようにしたため、相対位置精
度が悪化することはない。
【0017】上記従来例ではXYステージおよびZステ
ージの動きをそれぞれが拘束されている筈のX,Y,Z
それぞれの軸方向の動きしか計測していないため、ステ
ージを拘束するガイドの剛性不足によってステージが拘
束されている筈の方向以外の方向、例えばXYステージ
においてはXYステージのZ軸周りの回転については、
XYステージとZステージ上に搭載された加工ツールと
被加工物の相対位置の変化を計測できず、また、計測も
できないので補正の方法も無く相対位置精度が悪化する
という問題があった。しかし、本発明によればすべての
軸の動きを計測するようにしたため、その計測値を用い
て適正な補正を行なうことにより相対位置精度の悪化を
防止することができる。
【0018】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。実施例1 図1に本発明の第1の実施例を示す。
【0019】計測基準である計測コア1は熱膨張による
変形を防ぐため低熱膨張材で構成され剛性も高く構成さ
れる、また、定盤2への設置方法は計測コアは定盤2が
変形することによる影響と計測コア1自体の自重変形を
キャンセルする方法で定盤2に固定される。固定の方法
として、リジットに固定すると定盤2が歪んだ際の影響
を受ける可能性があるためと、計測コア1自体の自重変
形の影響を極力避けるために、本実施例では計測コア1
をその変形が一番小さくなる地点で下方から3点支持
し、かつ横ずれを防ぐために横から押さえる方法をとっ
た。
【0020】まず、移動ステージであるXYステージ3
について説明すると、XYステージ3は、Xスライダー
4上のYガイド9によって拘束され、Xスライダー4上
ではY軸方向にのみ移動可能である、また、Xスライダ
ー4自体はX軸方向にのみ移動可能なXガイド10aと
Xガイド10bによって拘束される。XYステージ3は
定盤2の上面に対してZ軸方向に発生する自重を受ける
平面のガイドによっても支えられており、結果として、
XYステージ3は定盤2の上面のXY平面上をX軸方向
およびY軸方向にのみ移動可能なステージ構成をもつ。
【0021】XYステージ3とXスライダー4とのXガ
イド9には図示されていないリニアモータが内蔵されて
おり、XYステージ3をY軸方向の移動方向に移動させ
る推力を発生させる。Xスライダー4をX軸方向に移動
可能とするYガイド10a,10bには図示されない内
蔵のリニアモー夕を有しており、Xスライダー4と共に
XYステージ3をX軸方向の移動方向に移動させる推力
を発生する。
【0022】次に、Zステージ5について説明する。Z
ステージ5は、門型フレーム12にZガイドllaとZ
ガイドllbによってZ軸方向にのみ移動可能となるよ
うに拘束されている。Zステージ5を拘束するZガイド
llaとZガイドllbにはそれぞれ図示されない内蔵
のリニアモー夕を有しており、Zステージ5の移動方向
に推力を与える。
【0023】次に、移動ステージの位置計測手段である
レーザ測長器について説明する。レーザ測長はヘテロダ
イン式のレーザの干渉を利用したレーザ測長器によって
行なわれ、干渉計はすべて計測基準である計測コア1上
に配置され、計測コア1を基準にXYステージおよびZ
ステージに設置された反射ミラーとの相対位置および角
度を検出する。
【0024】さらに、それぞれの干渉計の役割について
説明する。レーザ測長器の第1の干渉計13aは計測コ
ア1上に配置されXYステージ3のX軸方向の位置を計
測するものである。X軸方向と平行のレーザ光16aを
第1の干渉計13aに通し、XYステージ3上に設置さ
れた第1の反射ミラー面であるX面8aで反射し、干渉
計13aで干渉させてXYステージ3のX軸方向のステ
ージと干渉計13aの相対位置を計測する。
【0025】第1の反射ミラー面であるX面8aはY軸
方向とZ軸方向に広がるYZ平面と平行な平面であり、
XYステージ3がY軸方向にYガイド9のストローク範
囲内で移動しても、第1の干渉計13aを通るレーザ光
16aが反射面8bから外れることがないような大きさ
を持ち、XYステージ3がY軸方向17に移動しても、
計測が可能である。
【0026】レーザ測長器の第2の干渉計13bは第1
の干渉計13aとZ軸方向の位置のみが異なるだけで、
同様の構成、同様の性能を持つ、しかしながら、第1の
干渉計13aとZ軸方向の位置が異なるため、ガイドの
剛性不足等によりXYステージ3がY軸方向の軸周りで
回転する場合には第1の干渉計13aと第2の干渉計1
3bで測定した、計測コア1とXYステージ3とのX軸
方向の相対位置は異なる。この時位置の差ΔXと第1、
第2の干渉計(13a,13b)で測定した干渉計から
ステージまでのY軸方向の位置の平均値Xおよび第1、
第2の干渉計(13a,13b)を通るレーザ光(16
a,16b)のZ方向の位置の差であるΔZからXYス
テージ3のY軸方向の軸周りの回転角度は容易に導き出
せる。
【0027】レーザ測長器の第3の干渉計13cは計測
コア1上に配置されXYステージ3のY軸方向の位置を
計測するものである。Y軸方向と平行のレーザ光16c
を第3の干渉計13cに通し、XYステージ3上に設置
された第2の反射ミラー面であるY面8bで反射し、干
渉計13cで干渉させてX軸方向のXYステージ3と干
渉計13cとの相対位置を計測する。
【0028】第2の反射ミラー面であるY面8bはX軸
方向とZ軸方向に広がるXZ平面と平行な平面であり、
XYステージ3がX軸方向にXガイド(10a,10
b)のストローク範囲内で移動しても、第3の干渉計1
3cを通るレーザ光16cが第2の反射面であるY面8
cから外れることがないような大きさを持ち、XYステ
ージ3がX軸方向に移動しても、計測が可能である。
【0029】レーザ測長器の第4の干渉計13dは第3
の干渉計13cとZ軸方向の位置のみが異なるだけで、
同様の構成、同様の性能を持つ、しかしながら、第3の
干渉計13cとZ軸方向の位置が異なるため、ガイドの
剛性不足等によりXYステージ3がX軸方向の軸周りで
回転する場合には第3、第4の干渉計(13c、13
d)で測定した、計測コア1とXYステージ3とのY軸
方向の相対位置は異なる。この時位置の差ΔYと第3、
第4の干渉計(13c,13d)で測定した干渉計から
ステージまでのY軸方向の位置の平均値Yおよび第3、
第4の干渉計(13a,13d)を通るレーザ光(16
c,16d)のZ軸方向の位置の差であるΔZからXY
ステージのX軸方向の軸周りの回転角度は容易に導き出
せる。
【0030】レーザ測長器の第5の干渉計13eは第3
の干渉計13cとX軸方向の位置のみが異なるだけで、
同様の構成、同様の性能を持つ、しかしながら、第3の
干渉計13cとX軸方向の位置が異なるため、ガイドの
剛性不足等によりXYステージ3がZ軸方向の軸周りで
回転する場合には第3の干渉計13cと第5の干渉計1
3eで測定した、計測コア1とXYステージ3とのY軸
方向の相対位置は異なる。この時位置の差ΔYと第3、
第5の干渉計(13c,13e)で測定した干渉計から
ステージまでのY軸方向の位置の平均値Yおよび第3、
第5の干渉計(13c,13e)を通るレーザ光(16
c,16e)のZ軸方向の位置の差であるΔZからXY
ステージ3のΖ軸方向の軸周りの回転角度は容易に導き
出せる。
【0031】同様にして、Zステージ5の動きも計測基
準である計測コア1に設置された干渉計から相対位置を
測定することができる。すなわち、レーザ測長器の第6
の干渉計13fは、計測コア1上に配置され、Zステー
ジ5のZ軸方向の位置を計測するものであり、Ζ軸方向
と平行のレーザ光16fを第6の干渉計13fに通し、
Zステージ5上に設置された第3の反射ミラー面である
Z面8cで反射し、干渉計13fで干渉させてZステー
ジ5のZ軸方向のステージと干渉計の相対位置を計測す
る。反射ミラー面であるZ面8cはX軸方向とY軸方向
に広がるXY平面と平行な平面である。
【0032】レーザ測長器の第7の干渉計13gは第6
の干渉計13fとX軸方向の位置のみが異なるだけで、
同様の構成、同様の性能を持つ、しかしながら、第6の
干渉計13fとX軸方向の位置が異なるため、ガイドの
剛性不足等によりZステージ5がY軸方向の軸周りで回
転する場合には第6の干渉計13fと第7の干渉計13
gで測定した、計測コア1とZステージ5とのZ軸方向
の相対位置は異なる。この時位置の差ΔZと第6、第7
の干渉計(13f,13g)で測定した干渉計からステ
ージまでのZ軸方向の位置の平均値Zおよび第6、第7
の干渉計(13f,13g)を通るレーザ光(16f,
16g)のX軸方向の位置の差であるΔXからZステー
ジ5のY軸方向の軸周りの回転角度は容易に導き出せ
る。
【0033】レーザ測長器の第8の干渉計13hは第6
の干渉計13fとY軸方向の位置のみが異なるだけで、
同様の構成、同様の性能を持つ、しかしながら、第6の
干渉計13fとY軸方向の位置が異なるため、ガイドの
剛性不足等によりZステージ5がX軸方向の軸周りで回
転する場合には第6の干渉計13fと第8の干渉計13
hで測定した、計測コア1とZステージ5とのZ軸方向
の相対位置は異なる。この時位置の差ΔZと第6、第8
の干渉計(13f、13h)で測定した干渉計からステ
ージまでのZ軸方向の位置の平均値Zおよび第6、第8
の干渉計(13f,13h)を通るレーザ光(16f、
16h)のY軸方向の位置の差であるΔYからZステー
ジのX軸方向の軸周りの回転角度は容易に導き出せる。
【0034】次に、加工前に予め計測する、XYステー
ジ3のZ軸方向の変化の測定について説明する。XYス
テージ3のZ軸方向の動きを拘束する平面ガイド(定盤
2)の誤差および重量物であるXYステージ3の移動に
よる平面ガイドの歪みによって発生するXYステージ3
のZ軸方向の移動量を計測する。計測されたZ軸方向の
移動量をX軸方向およびY軸方向のステージ位置と関連
づけたものがXYステージのZ軸方向誤差14である。
XYステージのZ軸方向誤差14の測定方法としては例
えば被加工物7の代わりに平面の治具をXYステージ3
上にXY平面に平行に搭載し、さらに加工ツール6の部
分に変位計を設置し、変位計の計測する値が一定になる
ようにZステージ5を移動する。ここでX軸方向18お
よびY軸方向にXYステージ3が移動した場合にXYス
テージ3がZ軸方向に移動すると、この値はZステージ
5のZ軸方向の位置の変化として、計測基準である計測
コア1からの相対位置の変化として計測され、XYステ
ージ3のXYステージのZ軸方向誤差14として記録さ
れる。
【0035】以上のような構成とすることで、XYステ
ージ3とZステージ5の位置を計測基準である計測コア
1からの相対的な位置として測定方法を持つ加工装置と
なる。
【0036】以上説明したように、本実施例によれば、
XY軸方向に移動可能なXYステージにおいては、XY
ステージが移動することによって生じるZ軸方向の動き
を予め計測および記録しておき、加工時にはXYステー
ジのX軸およびY軸方向の位置、およびX,Y,Z軸そ
れぞれの軸回りのXYステージの回転の位置を計測する
計測手段を有し、Z軸方向に移動可能なZステージにお
いてはZ軸方向のZステージの位置、およびX,Y軸そ
れぞれの軸回りのZステージの回転を計測する計測手段
持ち、前記計測手段すべてが単一の計測基準となる計測
コアからの相対位置の変化として計測することを可能と
した。
【0037】したがって、ステージを拘束するガイド
の剛性不足によってステージが拘束されている筈の方
向、例えばXYステージにおいてはXYステージのZ軸
周りの回転を計測しているので、XYステージを搭載す
る1対のXスライダーの各Xリニアモータの推力を別々
に制御することでその回転を制御することが可能であ
る。また、回転を制御しない場合にも、XYステージの
回転を計測しているので、XYステージを移動させるこ
とで加工点のXYステージの回転による位置ずれを補正
することが可能となる。このように加工精度に影響する
ステージの動きをすべて計測することでXYステージお
よびZステージ上に搭載された加工ツールど被加工物の
相対位置の変化を計測でき、また、補正することが可能
となるので加工精度が悪化を防ぐことができる。
【0038】XYステージを支える平面ガイドである
定盤の加工精度が悪い場合にはXYステージの移動に伴
なってXYステージの姿勢が変化する。しかし、Z軸方
向の移動を予め計測コアからの相対位置の変化としで予
め計測しており、さらに、XYステージのX,Y,Z軸
回りすべての回転を計測しているので、このデータを補
正値として、Zステージの位置を補正し、XYステージ
の上下動による加工精度の悪化を防ぐことが可能であ
る。
【0039】XYステージの移動によって定盤が歪む
場合においても、Z軸方向の移動を予め計測コアからの
相対位置の変化としで予め計測しており、さらに、XY
ステージのX,Y,Z軸回りすべての回転を計測してい
るので、このデータを補正値として、Zステージの位置
を補正し、XYステージの上下動による加工精度の悪化
を防ぐことが可能である。
【0040】実施例2 図2に本発明の第2の実施例を示す。本実施例におい
て、XYステージ3およびZステージ5に関する構成は
第1の実施例と同一であるので、共通する部材には同一
の符号を付して説明は省略する。
【0041】次に移動ステージの位置計測手段であるレ
ーザ測長器について説明する。レーザ測長は、へテロダ
イン式のレーザの干渉を利用したレーザ測長器によって
行なわれ、干渉計はXYステージおよびZステージに設
置された反射ミラーとの相対位置を検出する。
【0042】さらに、それぞれの干渉計の役割について
説明する。レーザ測長器の第1の干渉計13aは計測コ
ア1上に配置されXYステージ3のX軸方向の位置を計
測するものである。X軸方向と平行のレーザ光16aを
第1の干渉計13aに通し、XYステージ3上に設置さ
れた第1の反射ミラー面であるX面8aで反射し、干渉
計13aで干渉させてXYステージ3のX軸方向のステ
ージと干渉計13aの相対位置を計測する。第1の反射
ミラー面であるX面8aはY軸方向とZ軸方向に広がる
YZ平面と平行な平面であり、XYステージ3がY軸方
向にYガイド9のストローク範囲内で移動しても、第1
の干渉計13aを通るレーザ光16aが反射面8bから
外れることがないような大きさを持ち、XYステージ3
がY軸方向に移動しても、計測が可能である。
【0043】レーザ測長器の第2の干渉計13cは計測
コア1上に配置されXYステージ3のY軸方向の位置を
計測するものである。Y軸方向と平行のレーザ光16c
を第3の干渉計13cに通し、XYステージ3上に設置
された第2の反射ミラー面であるY面8bで反射し、干
渉計13cで干渉させてX軸方向のXYステージ3と干
渉計13cとの相対位置を計測する。
【0044】第2の反射ミラー面であるY面8bはX軸
方向とZ軸方向19に広がるXZ平面と平行な平面であ
り、XYステージ3がX軸方向にXガイド(10a,1
0b)のストローク範囲内で移動しても、第2の干渉計
13cを通るレーザ光16cが第2の反射面であるY面
8cから外れることがないような大きさを持ち、XYス
テージ3がX軸方向に移動しても、計測が可能である。
【0045】同様にして、Zステージ5の動きも計測基
準である計測コア1に設置された干渉計から相対位置を
測定することができる。すなわち、レーザ測長器の第3
の干渉計13fは、計測コア1上に配置され、Zステー
ジ5のZ軸方向の位置を計測するものであり、Ζ軸方向
と平行のレーザ光16fを第6の干渉計13fに通し、
Zステージ5上に設置された第3の反射ミラー面である
Z面8cで反射し、干渉計13fで干渉させてZステー
ジ5のZ軸方向のステージと干渉計の相対位置を計測す
る。反射ミラー面であるZ面8cはX軸方向とY軸方向
に広がるXY平面と平行な平面である。
【0046】次に移動ステージの位置を検出するもうー
つの計測手段である、真直度計について説明する。真直
度計は3次元空間における物の移動および回転の6要素
の移動のうち、直線運動する物の直線運動以外の5要素
を検出する物であって、例えばUSP4,847,51
1で示されるように、X軸方向に移動する移動ステージ
であれば直線運動であるX軸方向の移動以外のX軸に直
交するYZ平面の移動とX,Y,Z軸回りの回転の5要
素を検出する測定器である。
【0047】XYステージ3のZ軸方向の移動は計測コ
アlに設置された第1の真直度計(17a,18a)に
より計測される。すなわち、第1の真直度計の光源17
aからX軸方向に平行な複数のレーザ光16iが射出さ
れる。これをXスライダー4上に設置された第1の真直
度計の受光部18aが受光する。ここでこの受光部18
aに当たるレーザ光の位置から計測コアlから見たXス
ライダー4のZY平面方向の動きおよびX,Y,Z軸回
りの回転を測定する。Xスライダー4には第2の真直度
計の光源17bが設置されており、第2の光源17bか
らY軸方向と平行な複数のレーザ光16jが射出され
る。このレーザ光16jはXYステージ3に設置された
第2の真直度計の受光部18bに当たり、受光部18b
に当たるレーザ光16jの位置からXスライダー4から
見たXYステージ3のZX軸平面方向の動きおよびX,
Y,Z軸回りの回転を計測する。よって、計測コア1上
に配置した真直度計(17a,18a)からXスライダ
4上の真直度計(17b,18b)を通してXYステー
ジ3のZ軸方向の動きおよびX,Y,Z軸回りの回転を
観測できる。また、Zステージ5についても、計測コア
1上に設置された第3の真直度計の光源17cからZ軸
方向に平行な複数のレーザ光16kが射出される。これ
をZスライダ6上に設置された第3の真直度計の受光部
18cが受光する。ここで受光部18cに当たる光の位
置から計測コア1から見たZステージのXY平面方向の
動きおよびX,Y,Z軸回りの回転を観測できる。
【0048】以上のような構成とすることで、XYステ
ージ3とZステージ5の位置およびそれぞれのステージ
の回転を正確にまた、加工時においても観測することが
可能な計測方法を有する加工装置とすることができる。
【0049】次に前記の計測方法により、XYステージ
3およびZステージ5の可動方向以外の誤差成分を加工
中も随時計測可能にし、誤差成分が発生した場合に補正
する方法について説明する。図3にXYステージ3とZ
ステージ5をX軸方向から見た場合の簡略図を示す。X
Yステージ3はXY平面に広がる定盤面上のガイドによ
って、XY平面と常に平行に移動が可能である。しかし
ながら、図3で示すように何らかの理由でガイドがXY
平面とずれた状態にある場合にはXYステージ3はXY
平面からはずれた姿勢を取る。図3においてXYステー
ジ3はZ軸方向とX軸回りの回転方向に誤差を発生して
いる。本来、XY平面と平行に移動した場合であれば、
Zステージ5に搭載された加工ツール6とXYステージ
3上の被加工物7上の接触点である加工点はAの地点で
接触し、加工が行なわれる。しかしながら、XYステー
ジ3のガイドが図3のようにずれている場合には、被加
工物7上の所定の加工点はBの位置にずれる。本発明に
おいては、このずれはXYステージを観測するレーザ測
長器および真直度計によってZ軸方向のずれとX軸回り
のずれとして観測されるので、本来の加工点との位置ず
れを加工中に測定し、Ζ軸をAからBに移動する補正を
行なうことで加工点がずれることを防ぐ補正を行なう。
この補正はX,Y,Ζ軸方向のどの組み合わせにおいて
も行なわれ、加工点のずれを防ぐ。
【0050】以上説明したように、本実施例によれば、
XY軸方向に移動可能なXYステージにおいてはXYス
テージのX軸およびY軸方向の位置およびX,Y,Z軸
それぞれの軸回りのXYステージの回転、さらにZ軸方
向の位置を計測する計測手段を有し、Z軸方向に移動可
能なZステージにおいてはZ軸方向のΖステージの位
置、およびX,Y,Z軸それぞれの軸回りのZステージ
の回転を計測する計測手段を持ち、この誤差分を補正す
る。したがって、ステージを拘束するガイドの剛性不足
によってステージが拘束されている筈の方向、例えばX
YステージにおいてはXYステージのZ軸周りの回転を
計測しているので、XYステージを搭載する一対のXス
ライダーそれぞれのXリニアモータの推力を別々に制御
することでその回転を制御することが可能である。ま
た、回転を制御しない場合にも、XYステージの回転を
計測しているので、XYステージを移動させることで加
工点のXYステージの回転による位置ずれを補正するこ
とが可能となる。このように加工精度に影響するステー
ジの動きをすべて計測することでをXYステージおよび
Zステージ上に搭載された加工ツールと被加工物の相対
位置の変化を計測でき、また、補正することが可能とな
るので加工精度が悪化を防ぐことができる。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ステージ
装置における定盤の精度不足や歪みまたは各ガイドの移
動方向規制性能の不足等に基づくXYステージとZステ
ージとの相対位置精度の悪化を防止しまたは補正するこ
とができ、XYステージとZステージに被加工物と加工
ツールを搭載し、被加工物に加工ツールを接触させて加
工を行なう場合の加工精度の悪化を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る加工装置の構成を示
す斜視図である。
【図2】 本発明の他の実施例に係る加工装置の構成を
示す斜視図である。
【図3】 図2の装置における補正の方法を示す説明図
である。
【図4】 従来例を示す図である。
【符号の説明】
1…計測コア、2…定盤、3…XYステージ、4…Xス
ライダー、5…Zステージ、6…加工ツール、7…被加
工物、8a…反射ミラーX面、8b…反射ミラーY面、
8c…反射ミラーZ面、9…XYステージガイド(リニ
アモータ内蔵)、10a,10b…Xスライダーガイド
(リニアモータ内蔵)、11a,11b…Zステージガ
イド(リ二アモータ内蔵)、12…門型フレーム、13
a〜k…干渉計、14…XYステージのZ軸方向誤差、
16a〜k…レーザ光、17a〜c…真直度計発光部、
18a〜c…真直度計受光部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B23Q 1/30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 XおよびY軸方向以外の動きをXおよび
    Yガイドによって拘束され、第1の物体を搭載して前記
    XおよびYガイドのストローク内のXY平面上の任意の
    位置に移動可能なXYステージと、 該XYステージをZ軸方向に支持する定盤と、 Z軸方向以外の動きをZガイドによって拘束され、第2
    の物体を搭載して前記Zガイドのストローク内のZ軸方
    向の任意の位置に移動可能なZステージと、 低熱膨張材で剛性高く構成され前記定盤上に設置された
    計測コアと、 XYステージおよびZステージの位置および姿勢の変化
    を該計測コアからの相対位置変化として計測する計測手
    段とを具備することを特徴とするステージ装置。
  2. 【請求項2】 前記計測手段は、X,Y,Zの直進方向
    および軸回り方向のそれぞれの変化を前記相対位置変化
    として計測するためのレーザ測長装置を備え、各レーザ
    測長装置の干渉計が前記計測コア上に配置されたことを
    特徴とする請求項1記載のステージ装置。
  3. 【請求項3】 前記XYステージの前記XY平面上の位
    置と前記第1の物体のZ軸方向への移動量との関係を記
    憶する手段と、前記XYステージのXY平面上の位置と
    該記憶データとに基づいて前記ZステージのZ軸方向の
    位置を補正する手段とをさらに有する請求項1または2
    記載のステージ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のステージ装置を用い、前
    記XYステージおよびZステージの一方に被加工物を、
    他方に加工ツールを搭載し、XYステージとZステージ
    の相対位置を制御することで、被加工物上の所定の被加
    工点に加工ツールを接触させ被加工物を加工する加工方
    法において、 予め前記XYステージがX軸およびY軸方向に移動した
    場合に生じるXYステージのZ軸方向の位置の変化を計
    測および記憶をしておき、ステージ駆動時は、予め計測
    しておいたXYステージのZ軸方向の変化および加工時
    に計測するステージ位置を元にステージ位置の補償を行
    ない、加工精度を補償することを特徴とする加工方法。
  5. 【請求項5】 X、YおよびZ軸に移動ステージを有す
    るステージ装置であって、X、YおよびZ軸それぞれの
    移動ステージの6軸方向の動きを全て計測する計測手段
    を有し、該6軸方向の測長手段が移動ステージの可動方
    向の動きを計測するレーザを用いた1軸のレーザ測長装
    置と、他の5軸の動きを計測する真直度計を用いた計測
    手段であり、前記計測手段によって、移動ステージが可
    動方向に直線運動する際に生じる誤差成分全てを測定す
    ることを特徴とするステージ装置。
  6. 【請求項6】 XおよびY軸方向以外の動きをXおよび
    Yガイドによって拘束され、XおよびYガイドのストロ
    ーク内のXY平面上の任意の位置に移動可能なXYステ
    ージと、 Z軸方向以外の動きをガイドによって拘束され、ガイド
    のストローク内のZ軸方向の任意の位置に移動可能なZ
    ステージと、 XYステージのX軸およびY軸方向の位置をそれぞれ1
    軸のレーザ測長装置を用いて計測し、かつXYステージ
    の、X、YおよびZ軸それぞれの軸回りの回転およびZ
    軸方向の位置を真直度計を用いて計測する第1の計測手
    段と、 ZステージのZ軸方向の位置を1軸のレーザ測長装置を
    用いて計測し、かつZステージの、X、YおよびZ軸そ
    れぞれの軸回りの回転およびXおよびY軸方向の動きを
    真直度計を用いて計測する第2の計測手段と、 を具備し、前記第1および第2の計測手段によって、X
    YステージおよびZステージが可動方向に直線運動する
    際に生じる誤差成分全てを測定することを特徴とするス
    テージ装置。
  7. 【請求項7】 前記XYステージおよびZステージが可
    動方向に直線運動する際に生じる誤差成分によって生じ
    る加工ツールと被加工物が接触する被加工物上の被加工
    点の位置誤差を、前記第1および第2の計測手段によっ
    て計測された誤差に基づいて他の2軸を可動方向に移動
    させることにより被加工点の位置を所定の位置に補正す
    る手段をさらに備えたことを特徴とする請求項6記載の
    ステージ装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載のステージ装置を
    用い、前記XYステージおよびZステージの一方に被加
    工物を、他方に加工ツールを搭載してXYステージとZ
    ステージの相対位置を制御することで被加工物上の所定
    の被加工点に加工ツールを接触させ被加工物を加工する
    ことを特徴とする加工方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022024542A (ja) * 2020-07-28 2022-02-09 芝浦機械株式会社 加工機、加工システム及び被加工物の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022024542A (ja) * 2020-07-28 2022-02-09 芝浦機械株式会社 加工機、加工システム及び被加工物の製造方法

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