JPH10314894A - 2本のロール間で金属ストリップを連続鋳造する設備 - Google Patents
2本のロール間で金属ストリップを連続鋳造する設備Info
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- JPH10314894A JPH10314894A JP10120635A JP12063598A JPH10314894A JP H10314894 A JPH10314894 A JP H10314894A JP 10120635 A JP10120635 A JP 10120635A JP 12063598 A JP12063598 A JP 12063598A JP H10314894 A JPH10314894 A JP H10314894A
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- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
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- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 水平な軸線を有する2本の内部冷却された互
いに逆方向に回転するロール1,1'と、ロール1,1'の側面
2,2'によって区画される鋳造空間3の側部を閉鎖してい
る2枚の耐火材料で作られた端壁4,4'と、鋳造空間3の
上に張り出した囲い6とを有し、端壁4,4'と囲い6との
間には水平方向の遊び"ε"が設けられ、端壁4,4'は少な
くとも断続的にロール1,1'の端面5,5',5",5"'に向かっ
て押圧される、2本のロール間で金属ストリップを連続
鋳造する設備の改良。 【解決方法】 鋳造運転中に端壁4,4'の直ぐ近くにある
液体金属9の部分16から発散した熱線が水平方向の遊
び"ε"を通るのを防ぐために、熱線を鋳造空間3内に存
在する液体金属9の表面8へ戻す手段を有する。
いに逆方向に回転するロール1,1'と、ロール1,1'の側面
2,2'によって区画される鋳造空間3の側部を閉鎖してい
る2枚の耐火材料で作られた端壁4,4'と、鋳造空間3の
上に張り出した囲い6とを有し、端壁4,4'と囲い6との
間には水平方向の遊び"ε"が設けられ、端壁4,4'は少な
くとも断続的にロール1,1'の端面5,5',5",5"'に向かっ
て押圧される、2本のロール間で金属ストリップを連続
鋳造する設備の改良。 【解決方法】 鋳造運転中に端壁4,4'の直ぐ近くにある
液体金属9の部分16から発散した熱線が水平方向の遊
び"ε"を通るのを防ぐために、熱線を鋳造空間3内に存
在する液体金属9の表面8へ戻す手段を有する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、水平な軸線を有す
る2本の内部冷却された互いに逆方向に回転するロール
間で金属、特に厚さ数mmの金属ストリップを連続鋳造す
る設備に関するものである。
る2本の内部冷却された互いに逆方向に回転するロール
間で金属、特に厚さ数mmの金属ストリップを連続鋳造す
る設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼の鋳造に用いられるこの形式の工業的
な金属ストリップの連続鋳造法では鋳造空間がロール側
面によって区画され、鋳造空間の側部は2枚の耐火プレ
ート(「端壁」)によって閉鎖されている。この端壁は
ロール端部(「端面」)に当接されるか、端面からほん
の少し(1mm)離れた位置に維持されて、鋳造空間からの
液体金属の漏れを防止する。端壁を端面から少し離れた
位置に維持するのが理想であるが、実際には端壁の摩耗
を減らし、ロールと接触する端壁が冷却されるのを制限
するために、端壁を定期的に端面に当接させる必要があ
る。この目的は端壁の表面と端面との間に侵入した液体
金属との接触によって変形した端壁表面を機械的に摩耗
して修復し、端壁表面と端面とを完全に一致させること
にある。従って、端面との間で摩擦を起こさず、また、
機械的摩耗も受けなかった部分の端壁は鋳造空間を区画
する2本のロールの冷却側面の間に次第に深く進入して
いくことになる。この進入は「正の進入」とよばれる。
な金属ストリップの連続鋳造法では鋳造空間がロール側
面によって区画され、鋳造空間の側部は2枚の耐火プレ
ート(「端壁」)によって閉鎖されている。この端壁は
ロール端部(「端面」)に当接されるか、端面からほん
の少し(1mm)離れた位置に維持されて、鋳造空間からの
液体金属の漏れを防止する。端壁を端面から少し離れた
位置に維持するのが理想であるが、実際には端壁の摩耗
を減らし、ロールと接触する端壁が冷却されるのを制限
するために、端壁を定期的に端面に当接させる必要があ
る。この目的は端壁の表面と端面との間に侵入した液体
金属との接触によって変形した端壁表面を機械的に摩耗
して修復し、端壁表面と端面とを完全に一致させること
にある。従って、端面との間で摩擦を起こさず、また、
機械的摩耗も受けなかった部分の端壁は鋳造空間を区画
する2本のロールの冷却側面の間に次第に深く進入して
いくことになる。この進入は「正の進入」とよばれる。
【0003】さらに、液体鋼の上側にできるだけ酸素の
ない雰囲気を維持するために鋳造空間を囲って、金属が
大気中の酸素によって再酸化されて金属を汚染する非金
属不純物が生成するのを防ぐ必要がある。この囲い(cap
otage)の別の役目は液体金属の表面から出た熱線を遮断
し、金属の冷却を防ぐためにこの熱線を戻すことにあ
る。これらの機能を確実にするために、囲いの下側耐火
面は鋳造空間内に存在する液体金属の表面の通常の高さ
から数十m離れた位置にある。一方、ロールの仕上げ面
の摩擦による劣化を避けるために、一般には囲いとロー
ルとが直接接触しないようになっている。実際には、囲
いとロールとの間にはわずかな遊びが維持され、囲い、
液体金属、ロールで区画される空間には不活性ガス(窒
素、アルゴンまたはヘリウム)またはこれらガスの混合
物が充填されている。囲いの具体例は例えばフランス特
許2,727,338号に記載されている。
ない雰囲気を維持するために鋳造空間を囲って、金属が
大気中の酸素によって再酸化されて金属を汚染する非金
属不純物が生成するのを防ぐ必要がある。この囲い(cap
otage)の別の役目は液体金属の表面から出た熱線を遮断
し、金属の冷却を防ぐためにこの熱線を戻すことにあ
る。これらの機能を確実にするために、囲いの下側耐火
面は鋳造空間内に存在する液体金属の表面の通常の高さ
から数十m離れた位置にある。一方、ロールの仕上げ面
の摩擦による劣化を避けるために、一般には囲いとロー
ルとが直接接触しないようになっている。実際には、囲
いとロールとの間にはわずかな遊びが維持され、囲い、
液体金属、ロールで区画される空間には不活性ガス(窒
素、アルゴンまたはヘリウム)またはこれらガスの混合
物が充填されている。囲いの具体例は例えばフランス特
許2,727,338号に記載されている。
【0004】一般には端壁付近の液体金属が冷却しない
ようにするための予防策、特に鋳造開始前に端壁を強力
に予熱する等の予防策をしているが、ロール端部に過剰
な金属の凝固が生じないようにすることはできない
(「過剰凝固」とよばれる)。その結果、ニップ(ロー
ルの間隔が最小であり、各ロール上に凝固する「表皮」
が合わさって鋳造ストリップとなる領域)には過剰凝固
によって生じるストリップの端縁部の異常に厚い部分
(「過剰厚部分」)のためにロール端部および端壁に大き
な応力が加わる。この応力によって端壁の下側部分は急
激に劣化し、鋳造空間の密封が不完全になり、過剰厚部
分が巨大になると、ロールを互いに離してストリップの
端縁部が圧延されなくなる。いずれの場合も欠陥となっ
てストリップが利用不可能になる危険性が高くなり、ま
た、端壁が劣化して液体金属が鋳造空間から多量に漏れ
た時には鋳造を停止する必要がある。
ようにするための予防策、特に鋳造開始前に端壁を強力
に予熱する等の予防策をしているが、ロール端部に過剰
な金属の凝固が生じないようにすることはできない
(「過剰凝固」とよばれる)。その結果、ニップ(ロー
ルの間隔が最小であり、各ロール上に凝固する「表皮」
が合わさって鋳造ストリップとなる領域)には過剰凝固
によって生じるストリップの端縁部の異常に厚い部分
(「過剰厚部分」)のためにロール端部および端壁に大き
な応力が加わる。この応力によって端壁の下側部分は急
激に劣化し、鋳造空間の密封が不完全になり、過剰厚部
分が巨大になると、ロールを互いに離してストリップの
端縁部が圧延されなくなる。いずれの場合も欠陥となっ
てストリップが利用不可能になる危険性が高くなり、ま
た、端壁が劣化して液体金属が鋳造空間から多量に漏れ
た時には鋳造を停止する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はロール
端部付近の過剰凝固を減らしてストリップ端部での過剰
厚部分を無くす新規な手段を提供することにある。
端部付近の過剰凝固を減らしてストリップ端部での過剰
厚部分を無くす新規な手段を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は水平な軸線を有
する2本の内部冷却された互いに逆方向に回転するロー
ルと、ロールの側面によって区画される鋳造空間の側部
を閉鎖している2枚の耐火材料で作られた端壁と、鋳造
空間の上に張り出した囲いとを有し、端壁と囲いとの間
には水平方向の遊び"ε"が設けられ、端壁は少なくとも
断続的にロールの端面に向かって押圧される、2本のロ
ール間で金属ストリップを連続鋳造する設備において、
鋳造運転中に端壁の直ぐ近くにある液体金属の部分から
発散した熱線が水平方向の遊び"ε"を通るのを防ぐため
に、熱線を鋳造空間内に存在する液体金属の表面へ戻す
手段を有することを特徴とする設備を提供する。
する2本の内部冷却された互いに逆方向に回転するロー
ルと、ロールの側面によって区画される鋳造空間の側部
を閉鎖している2枚の耐火材料で作られた端壁と、鋳造
空間の上に張り出した囲いとを有し、端壁と囲いとの間
には水平方向の遊び"ε"が設けられ、端壁は少なくとも
断続的にロールの端面に向かって押圧される、2本のロ
ール間で金属ストリップを連続鋳造する設備において、
鋳造運転中に端壁の直ぐ近くにある液体金属の部分から
発散した熱線が水平方向の遊び"ε"を通るのを防ぐため
に、熱線を鋳造空間内に存在する液体金属の表面へ戻す
手段を有することを特徴とする設備を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下で説明するように、本発明
は、鋳造中に端壁の直ぐ近くに存在する液体金属の表面
からの熱線が端壁と囲いとを分離している間隙を越えて
鋳造空間外に発散するのを防止するために、端壁および
囲いの形を鋳造空間を保護するような形にするものであ
る。本発明は添付図面を参照した以下の説明からより良
く理解できよう。
は、鋳造中に端壁の直ぐ近くに存在する液体金属の表面
からの熱線が端壁と囲いとを分離している間隙を越えて
鋳造空間外に発散するのを防止するために、端壁および
囲いの形を鋳造空間を保護するような形にするものであ
る。本発明は添付図面を参照した以下の説明からより良
く理解できよう。
【0008】
【実施例】図1は従来法の金属ストリップ連続鋳造設備
の概念図で、図1(a)は平面図、図1(b)および(c)は図
1(a)の Ibc-Ibc による縦方向断面図を示す。図1(b)
は運転開始時の状態を示し、図1(c)は運転後期の状態
を示す。図示した連続鋳造設備(図は片側のみを示す)
は互いに近接配置された水平な軸線を有する2本のロー
ル1,1'を有している。各ロールは内部冷却され、図示し
ていない手段によって互いに逆方向に回転駆動される。
2枚の耐火材料で作られた端壁4, 4'は側面2, 2'によ
って区画される鋳造空間3の端部を閉鎖している。図示
した実施例では端壁4,4'は通常の手段(図示せず)に
よってロール1,1'の端面5,5',5",5"'に当接されてい
る。鋳造空間3は囲い6で覆われている。鋳造空間3を
向いている少なくとも囲い6の下面7は耐火材料で作ら
れている。囲い6はその下面7がわずかな遊びを介して
ロール1,1'の側面2,2'の形状と一致するような形状をし
ており且つ鋳造空間3の内部に存在する液体金属9の表
面8(図1(a)には図示せず)から一般的には規定距離"
e"、理想的には数十mm(例えば30mm)離れた位置に固定
されている。囲い6には貫通孔10,10'を形成して、この
孔10,10'を通して不活性ガスを送って液体金属9が大気
中の酸素によって再酸化されるのを防ぐのが好ましい。
囲い6は中央に孔11を有し、液体金属9を鋳造空間3に
供給するノズル(図示せず)はこの孔11を介して鋳造空
間3中に挿入される。一般に、液体金属9はロール1,1'
の冷却された側面2,2'と接触して凝固し、冷却面上で
凝固表皮となり、2枚の表皮がニップ12の位置で合わさ
って固体ストリップ13となり、公知の手段(図示せず)
によって鋳造設備から連続的に引き抜かれる。
の概念図で、図1(a)は平面図、図1(b)および(c)は図
1(a)の Ibc-Ibc による縦方向断面図を示す。図1(b)
は運転開始時の状態を示し、図1(c)は運転後期の状態
を示す。図示した連続鋳造設備(図は片側のみを示す)
は互いに近接配置された水平な軸線を有する2本のロー
ル1,1'を有している。各ロールは内部冷却され、図示し
ていない手段によって互いに逆方向に回転駆動される。
2枚の耐火材料で作られた端壁4, 4'は側面2, 2'によ
って区画される鋳造空間3の端部を閉鎖している。図示
した実施例では端壁4,4'は通常の手段(図示せず)に
よってロール1,1'の端面5,5',5",5"'に当接されてい
る。鋳造空間3は囲い6で覆われている。鋳造空間3を
向いている少なくとも囲い6の下面7は耐火材料で作ら
れている。囲い6はその下面7がわずかな遊びを介して
ロール1,1'の側面2,2'の形状と一致するような形状をし
ており且つ鋳造空間3の内部に存在する液体金属9の表
面8(図1(a)には図示せず)から一般的には規定距離"
e"、理想的には数十mm(例えば30mm)離れた位置に固定
されている。囲い6には貫通孔10,10'を形成して、この
孔10,10'を通して不活性ガスを送って液体金属9が大気
中の酸素によって再酸化されるのを防ぐのが好ましい。
囲い6は中央に孔11を有し、液体金属9を鋳造空間3に
供給するノズル(図示せず)はこの孔11を介して鋳造空
間3中に挿入される。一般に、液体金属9はロール1,1'
の冷却された側面2,2'と接触して凝固し、冷却面上で
凝固表皮となり、2枚の表皮がニップ12の位置で合わさ
って固体ストリップ13となり、公知の手段(図示せず)
によって鋳造設備から連続的に引き抜かれる。
【0009】図1(a)および(b)は鋳造運転開始時の設備
すなわち端壁4,4'が端面5,5',5",5"'との摩擦によっ
て摩耗していない新しい設備を示している。端壁4,4'
と囲い6とは水平方向の遊び"ε"だけ離れている。"ε"
の初期値は例えば約15mmである。既に述べたように、端
壁4,4'の鋳造中に端面5,5',5",5"'と接触する部分は
摩擦によって摩耗し、端壁4,4'のこの摩耗を受けない残
りの部分は鋳造空間3の内部に徐々に進入して正のイン
サート14となる。その結果、鋳造中に端壁4,4'の残り
の部分が摩擦によって次第に摩耗するにつれて、正のイ
ンサート14と囲い6との間の水平方向の遊び"ε"は徐々
に減少する。従って、鋳造中に端壁4,4'が囲い6と鋳造
終了時まで接触しないようにする(この接触が起こると
端壁4,4'の移動が阻害される)ために、水平方向の遊
び"ε"の初期値は十分に大きく設定しておく必要があ
り、"ε"の初期値は端壁4,4'の予想最大摩耗値以上に設
定しなければならない。
すなわち端壁4,4'が端面5,5',5",5"'との摩擦によっ
て摩耗していない新しい設備を示している。端壁4,4'
と囲い6とは水平方向の遊び"ε"だけ離れている。"ε"
の初期値は例えば約15mmである。既に述べたように、端
壁4,4'の鋳造中に端面5,5',5",5"'と接触する部分は
摩擦によって摩耗し、端壁4,4'のこの摩耗を受けない残
りの部分は鋳造空間3の内部に徐々に進入して正のイン
サート14となる。その結果、鋳造中に端壁4,4'の残り
の部分が摩擦によって次第に摩耗するにつれて、正のイ
ンサート14と囲い6との間の水平方向の遊び"ε"は徐々
に減少する。従って、鋳造中に端壁4,4'が囲い6と鋳造
終了時まで接触しないようにする(この接触が起こると
端壁4,4'の移動が阻害される)ために、水平方向の遊
び"ε"の初期値は十分に大きく設定しておく必要があ
り、"ε"の初期値は端壁4,4'の予想最大摩耗値以上に設
定しなければならない。
【0010】既に述べたように、この最大摩耗値はかな
り大きい値、例えば15mmに達する可能性がある。薄い鋼
ストリップの連続鋳造業者はストリップ13の端縁部15の
過剰凝固を減らす方法を種々試みてきた。例えば、摩擦
を受ける端壁4,4'の端面5,5',5",5"'の部分を断熱性
に優れた耐摩耗耐火物で形成する方法や、鋳造前に端壁
4,4'を強力に予備加熱する方法や、鋳造中に実際に端
壁4,4'を加熱する方法等が挙げられる。本発明者達が
到達した結論は、現在の技術でストリップ13の端縁部15
の領域に凝固した金属が過剰厚部分となって存在する主
たる要因は、囲い6を端壁4,4'から離すために設けた
水平方向の遊び"ε"を通って液体金属9から設備の外部
へ熱線が漏れるであるということである。主としてスト
リップ13の端縁部15を形成する金属の部分16から出る熱
線は囲い6によって戻されることがないので、鋳造空間
3内に存在する液体金属9の残部より速く冷却されて厚
い凝固表皮となる。この過剰凝固現象は鋳造空間内の
「四重点」とよばれる点(この「四重点」は大気、鋳造
ロール1,1'の側面2,2'、端壁4,4'、液体金属9の表面
8の交わる点)を取り囲む領域で特に著しい。ストリッ
プ13の端縁部15の凝固はこの領域で開始する。この問題
は鋳造運転中に水平方向の遊び"ε"が徐々に減少するこ
とで解決するが、ストリップ13の端縁部15の過剰凝固に
よって重大な事故が起こる危険性が最大になるのは鋳造
運転開始時すなわち設備が安定な熱的条件下でない時で
あり、問題は重大である。また、水平方向の遊び"ε"が
急速に減少するのは有利なことではない。すなわち、"
ε"が端壁4,4'が予定より大幅に摩耗して異常に早くに
ゼロになった場合には、通常の運転時間より前に鋳造運
転を中断しなければならなくなる。本発明では、ストリ
ップ13の端縁部15を形成する液体金属9の部分16から発
散した熱線が液体金属9に戻らないで鋳造設備から散逃
するのを防止するために、囲い6および端壁4,4'を、
鋳造中に端縁部15を含めた鋳造空間3内に存在する全て
の液体金属9が耐火材料で作られたスクリーンで被われ
るような形にする。
り大きい値、例えば15mmに達する可能性がある。薄い鋼
ストリップの連続鋳造業者はストリップ13の端縁部15の
過剰凝固を減らす方法を種々試みてきた。例えば、摩擦
を受ける端壁4,4'の端面5,5',5",5"'の部分を断熱性
に優れた耐摩耗耐火物で形成する方法や、鋳造前に端壁
4,4'を強力に予備加熱する方法や、鋳造中に実際に端
壁4,4'を加熱する方法等が挙げられる。本発明者達が
到達した結論は、現在の技術でストリップ13の端縁部15
の領域に凝固した金属が過剰厚部分となって存在する主
たる要因は、囲い6を端壁4,4'から離すために設けた
水平方向の遊び"ε"を通って液体金属9から設備の外部
へ熱線が漏れるであるということである。主としてスト
リップ13の端縁部15を形成する金属の部分16から出る熱
線は囲い6によって戻されることがないので、鋳造空間
3内に存在する液体金属9の残部より速く冷却されて厚
い凝固表皮となる。この過剰凝固現象は鋳造空間内の
「四重点」とよばれる点(この「四重点」は大気、鋳造
ロール1,1'の側面2,2'、端壁4,4'、液体金属9の表面
8の交わる点)を取り囲む領域で特に著しい。ストリッ
プ13の端縁部15の凝固はこの領域で開始する。この問題
は鋳造運転中に水平方向の遊び"ε"が徐々に減少するこ
とで解決するが、ストリップ13の端縁部15の過剰凝固に
よって重大な事故が起こる危険性が最大になるのは鋳造
運転開始時すなわち設備が安定な熱的条件下でない時で
あり、問題は重大である。また、水平方向の遊び"ε"が
急速に減少するのは有利なことではない。すなわち、"
ε"が端壁4,4'が予定より大幅に摩耗して異常に早くに
ゼロになった場合には、通常の運転時間より前に鋳造運
転を中断しなければならなくなる。本発明では、ストリ
ップ13の端縁部15を形成する液体金属9の部分16から発
散した熱線が液体金属9に戻らないで鋳造設備から散逃
するのを防止するために、囲い6および端壁4,4'を、
鋳造中に端縁部15を含めた鋳造空間3内に存在する全て
の液体金属9が耐火材料で作られたスクリーンで被われ
るような形にする。
【0011】図2に示す本発明の第1実施例では、スク
リーンがほぼ水平方向を向いた各端壁4,4'と一体な突
起(appendice)17で形成されている。囲い6はこの突
起17に支持されるか、常にこの突起17の上を被ってい
る。図3に示す本発明の第2実施例では、囲い6の各側
部が鋳造空間3を越えて延び、各端壁4,4'の上部に形
成された凹部18に常に差し込まれていれる。この凹部18
は、端壁4,4'の摩耗が許容可最大になるまで端壁4,4'
が囲い6に突き当たずにロール1,1'に向かって徐々に
移動できるだけの十分な深さでなければならない。この
第2実施例では囲い6自体が鋳造空間3の端縁部に張り
出したスクリーンを形成している。
リーンがほぼ水平方向を向いた各端壁4,4'と一体な突
起(appendice)17で形成されている。囲い6はこの突
起17に支持されるか、常にこの突起17の上を被ってい
る。図3に示す本発明の第2実施例では、囲い6の各側
部が鋳造空間3を越えて延び、各端壁4,4'の上部に形
成された凹部18に常に差し込まれていれる。この凹部18
は、端壁4,4'の摩耗が許容可最大になるまで端壁4,4'
が囲い6に突き当たずにロール1,1'に向かって徐々に
移動できるだけの十分な深さでなければならない。この
第2実施例では囲い6自体が鋳造空間3の端縁部に張り
出したスクリーンを形成している。
【0012】本発明の第1実施例では、図2に示すよう
に(図1の従来技術の部材と均等な部材には同じ参照符
号を付けてある)、囲い6は概念または寸法の面では従
来のものと同じである。変更する点は端壁4,4'で、各
端壁4,4'に水平突起17,17'が設けられている。この水
平突起17,17'は端壁4,4'の幅の全長(図示した実施
例)またはその一部に渡って延びている。要点は端壁
4,4'の直ぐ近くに存在する液体金属9の部分16の全長
を被うように突起17,17'が張り出すことにある。既に述
べたように、この突起17,17'は液体金属9の部分16から
発散する熱線に対するスクリーンの役目をし、部分16が
冷却されてストリップ13の残部より厚い端縁部15を形成
するのを防ぐ。図2(a)および(b)から分かるように突起
17,17'の高さ位置および幅"x"は鋳造開始直後に囲い6
の端縁部が突起17,17'に支持されるか、突起17,17'に触
れずにその上に張り出す。いずれを選択するかは接触を
望むか望まないかにある。換言すれば、"x"は"ε"の初
期値より大きくなければならない。そうすることによっ
て、鋳造空間3内に存在する液体金属9の表面8の全て
の点から出た熱線は鋳造中に耐火部品(囲い6または突
起17,17')上に直接放射される。鋳造中に端壁4,4'が
摩耗して正のインサート14が形成されると、図2の(c)
から分かるように、端壁4,4'は囲い6に向かって徐々
に移動する。取付け時には、端壁4,4'の予想最大摩耗量
から考えて鋳造中に水平方向の遊び"ε"がゼロにならな
いようにする。
に(図1の従来技術の部材と均等な部材には同じ参照符
号を付けてある)、囲い6は概念または寸法の面では従
来のものと同じである。変更する点は端壁4,4'で、各
端壁4,4'に水平突起17,17'が設けられている。この水
平突起17,17'は端壁4,4'の幅の全長(図示した実施
例)またはその一部に渡って延びている。要点は端壁
4,4'の直ぐ近くに存在する液体金属9の部分16の全長
を被うように突起17,17'が張り出すことにある。既に述
べたように、この突起17,17'は液体金属9の部分16から
発散する熱線に対するスクリーンの役目をし、部分16が
冷却されてストリップ13の残部より厚い端縁部15を形成
するのを防ぐ。図2(a)および(b)から分かるように突起
17,17'の高さ位置および幅"x"は鋳造開始直後に囲い6
の端縁部が突起17,17'に支持されるか、突起17,17'に触
れずにその上に張り出す。いずれを選択するかは接触を
望むか望まないかにある。換言すれば、"x"は"ε"の初
期値より大きくなければならない。そうすることによっ
て、鋳造空間3内に存在する液体金属9の表面8の全て
の点から出た熱線は鋳造中に耐火部品(囲い6または突
起17,17')上に直接放射される。鋳造中に端壁4,4'が
摩耗して正のインサート14が形成されると、図2の(c)
から分かるように、端壁4,4'は囲い6に向かって徐々
に移動する。取付け時には、端壁4,4'の予想最大摩耗量
から考えて鋳造中に水平方向の遊び"ε"がゼロにならな
いようにする。
【0013】変形例では熱線が4重点に集中するように
突起17,17'の下側表面を変形することができる。本発明
の第2実施例では、図3に示すように(図1の従来技術
の部材と均等な部材には同じ参照符号を付けてある)、
囲い6が鋳造空間3を越えて横方向に延びるように囲い
6の幅を大きくする。囲い6の端縁部は端壁4,4'の上
方部分に形成された深さ"y"の凹部18,18'に差し込まれ
る。囲い6と端壁4,4'との間に存在する水平方向の遊
び"ε"(鋳造中の端壁4,4'の予想最大摩耗量に少なくと
も等しい)は囲い6の各端縁部とそれに対応する凹部1
8,18'の垂直底部19,19'との間で測定する。従って、凹
部18,18'の水平方向の深さ"y"は"ε"の初期値に少なく
とも等しく、好ましくはそれ以上にしなければならな
い。鋳造開始時には、図3(a)および(b)から分かるよう
に、囲い6の端縁部は端壁4,4'の凹部18,18'の正面に
来て、図示のように凹部18,18'に支持されるか、そこか
ら少し離れた位置に維持される。図3の(c)に示すよう
に、鋳造中に端壁4,4'が徐々に摩耗して正のインサー
ト14が鋳造空間3内に進入すると、水平方向の遊び"ε"
は前記の形で徐々に減少する。本発明では、端壁4,4'
の直ぐ近くにある鋳造空間3内に存在する液体金属9の
部分16から鋳造開始から終了まで囲い6の下側表面7に
向かって熱線が発散され、この部分16の凝固状態は液体
金属9の残部と大幅に異なることはない。従って、スト
リップ13の端縁部15がストリップ13の残部に比べて過剰
な厚さになることはない。
突起17,17'の下側表面を変形することができる。本発明
の第2実施例では、図3に示すように(図1の従来技術
の部材と均等な部材には同じ参照符号を付けてある)、
囲い6が鋳造空間3を越えて横方向に延びるように囲い
6の幅を大きくする。囲い6の端縁部は端壁4,4'の上
方部分に形成された深さ"y"の凹部18,18'に差し込まれ
る。囲い6と端壁4,4'との間に存在する水平方向の遊
び"ε"(鋳造中の端壁4,4'の予想最大摩耗量に少なくと
も等しい)は囲い6の各端縁部とそれに対応する凹部1
8,18'の垂直底部19,19'との間で測定する。従って、凹
部18,18'の水平方向の深さ"y"は"ε"の初期値に少なく
とも等しく、好ましくはそれ以上にしなければならな
い。鋳造開始時には、図3(a)および(b)から分かるよう
に、囲い6の端縁部は端壁4,4'の凹部18,18'の正面に
来て、図示のように凹部18,18'に支持されるか、そこか
ら少し離れた位置に維持される。図3の(c)に示すよう
に、鋳造中に端壁4,4'が徐々に摩耗して正のインサー
ト14が鋳造空間3内に進入すると、水平方向の遊び"ε"
は前記の形で徐々に減少する。本発明では、端壁4,4'
の直ぐ近くにある鋳造空間3内に存在する液体金属9の
部分16から鋳造開始から終了まで囲い6の下側表面7に
向かって熱線が発散され、この部分16の凝固状態は液体
金属9の残部と大幅に異なることはない。従って、スト
リップ13の端縁部15がストリップ13の残部に比べて過剰
な厚さになることはない。
【0014】本発明の精神を逸脱しない限り、上記実施
例の端壁4,4'および囲い6以外の形にすることができ
るということは理解できよう。要点は、端壁4,4'を囲
い6から離す水平方向の遊び"ε"が存在したとしても、
鋳造空間3内に存在する液体金属9の表面8全体からの
熱線が、それを液体金属9へ戻す表面に向かって常に発
散されるようにすることにある。この表面は端壁4,4'
および/または囲い6と一体であり、水平方向の遊び"
ε"は鋳造中に自由に変化する。そうすることによっ
て、端縁部に過剰厚部分が形成される問題は解決でき
る。本発明では鋳造設備に追加の部品は必要なく、しか
も遊び"ε"を自由に変化できるので、端壁4,4'の調節
原理を変更する必要もない。本発明は鋼以外の金属の双
ロール鋳造に適用できることは言うまでもない。
例の端壁4,4'および囲い6以外の形にすることができ
るということは理解できよう。要点は、端壁4,4'を囲
い6から離す水平方向の遊び"ε"が存在したとしても、
鋳造空間3内に存在する液体金属9の表面8全体からの
熱線が、それを液体金属9へ戻す表面に向かって常に発
散されるようにすることにある。この表面は端壁4,4'
および/または囲い6と一体であり、水平方向の遊び"
ε"は鋳造中に自由に変化する。そうすることによっ
て、端縁部に過剰厚部分が形成される問題は解決でき
る。本発明では鋳造設備に追加の部品は必要なく、しか
も遊び"ε"を自由に変化できるので、端壁4,4'の調節
原理を変更する必要もない。本発明は鋼以外の金属の双
ロール鋳造に適用できることは言うまでもない。
【図1】 従来法の金属ストリップの双ロール連続鋳造
設備の概念図で、(a)は鋳造運転開始時の平面図、(b)は
Ibc-Ibcによる縦方向部分断面図、(c)は鋳造の後期段階
でのIbc-Ibcによる縦方向部分断面図。
設備の概念図で、(a)は鋳造運転開始時の平面図、(b)は
Ibc-Ibcによる縦方向部分断面図、(c)は鋳造の後期段階
でのIbc-Ibcによる縦方向部分断面図。
【図2】 本発明設備の第1実施例の概念図で、(a)は
鋳造運転開始時の平面図、(b)はIIbc-IIbcによる縦方向
部分断面図、(c)は鋳造の後期段階でのIIbc-IIbcによる
縦方向部分断面図。
鋳造運転開始時の平面図、(b)はIIbc-IIbcによる縦方向
部分断面図、(c)は鋳造の後期段階でのIIbc-IIbcによる
縦方向部分断面図。
【図3】 本発明設備の第2実施例の概念図で、(a)は
鋳造運転開始時の平面図、(b)はIIIbc-IIIbcによる縦方
向部分断面図、(c)は鋳造の後期段階でのIIIbc-IIIbcに
よるの縦方向部分断面図。
鋳造運転開始時の平面図、(b)はIIIbc-IIIbcによる縦方
向部分断面図、(c)は鋳造の後期段階でのIIIbc-IIIbcに
よるの縦方向部分断面図。
1,1' ロール 2,2' 側面 3 鋳造空間 4,4' 端壁 5,5',5",5"' 端面 6 囲い 8 液体金属の表面 9 液体金属 13 金属ストリップ 16 液体金属の部分 17,17' 突起 18,18' 凹部 19 垂直底部
フロントページの続き (72)発明者 ジャン−ミシェル ダマス フランス国 62330 イスベルグ リュ アナトール フランス 8 (72)発明者 ポール ヴィクトール リブ フランス国 57000 メス リュ ケレル マン 50 アパルトマン 501
Claims (4)
- 【請求項1】 水平な軸線を有する2本の内部冷却され
た互いに逆方向に回転するロール(1,1')と、ロール(1,
1')の側面(2,2')によって区画される鋳造空間(3)の側部
を閉鎖している2枚の耐火材料で作られた端壁(4,4')
と、鋳造空間(3)の上に張り出した囲い(6)とを有し、端
壁(4,4')と囲い(6)との間には水平方向の遊び"ε"が設
けられ、端壁(4,4')は少なくとも断続的にロール(1,1')
の端面(5,5',5",5"')に向かって押圧される、2本のロ
ール間で金属ストリップを連続鋳造する設備において、 鋳造運転中に端壁(4,4')の直ぐ近くにある液体金属(9)
の部分(16)から発散した熱線が水平方向の遊び"ε"を通
るのを防ぐために、熱線を鋳造空間(3)内に存在する液
体金属(9)の表面(8)へ戻す手段を有することを特徴とす
る設備。 - 【請求項2】 端壁(4,4')の直ぐ近くにある液体金属
(9)の部分(16)から発散した熱線を鋳造空間(3)内に存在
する液体金属(9)の表面(8)へ戻す手段が、ほぼ水平方向
を向いた各端壁(4,4')と一体な突起(17,17')で構成さ
れ、この突起(17,17')の位置および寸法は、鋳造運転開
始直後から囲い(6)が突起(17,17')の上方表面で支持さ
れるか、突起(17,17')の上に張り出するようになってい
る請求項1に記載の設備。 - 【請求項3】 突起(17,17')の下側表面が熱線が鋳造空
間の4重点を取り囲む領域に向けられるような形状をし
ている請求項2に記載の設備。 - 【請求項4】 端壁(4,4')の直ぐ近くにある液体金属
(9)の部分(16)から発散した熱線を鋳造空間(3)内に存在
する液体金属(9)の表面(8)へ戻す手段が、端壁(4,4')の
上部に形成された凹部(18,18')で構成され、この凹部(1
8,18')の中に囲い(6)の端縁部が差し込まれ、水平方向
の遊び"ε"が囲い(6)の端縁部と凹部(18,18')の垂直底
部(19)との間に設けられる請求項1に記載の設備。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9705247A FR2762534B1 (fr) | 1997-04-29 | 1997-04-29 | Installation de coulee continue de bandes metalliques entre deux cylindres |
FR9705247 | 1997-04-29 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10314894A true JPH10314894A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=9506392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10120635A Withdrawn JPH10314894A (ja) | 1997-04-29 | 1998-04-30 | 2本のロール間で金属ストリップを連続鋳造する設備 |
Country Status (11)
Country | Link |
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US (1) | US6148901A (ja) |
EP (1) | EP0875315B1 (ja) |
JP (1) | JPH10314894A (ja) |
KR (1) | KR19980081808A (ja) |
AT (1) | ATE221807T1 (ja) |
AU (1) | AU719585B2 (ja) |
DE (1) | DE69807000T2 (ja) |
DK (1) | DK0875315T3 (ja) |
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FR (1) | FR2762534B1 (ja) |
PT (1) | PT875315E (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2842130B1 (fr) * | 2002-07-12 | 2004-10-15 | Usinor | Face laterale pour installation de coulee continue de bandes metalliques entre deux cylindres |
US7888158B1 (en) * | 2009-07-21 | 2011-02-15 | Sears Jr James B | System and method for making a photovoltaic unit |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS617049A (ja) * | 1984-06-21 | 1986-01-13 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 鋼板の連続鋳造装置 |
JP2523806B2 (ja) * | 1988-08-12 | 1996-08-14 | 株式会社日立製作所 | 連続鋳造機、及びその方法 |
JP2809464B2 (ja) * | 1990-02-23 | 1998-10-08 | 新日本製鐵株式会社 | 薄肉鋳片の連続鋳造方法 |
JPH07290202A (ja) * | 1994-04-22 | 1995-11-07 | Nippon Steel Corp | 双ドラム式薄板連続鋳造装置の湯溜り部保温カバー |
FR2727338A1 (fr) * | 1994-11-30 | 1996-05-31 | Usinor Sacilor | Dispositif de coulee continue entre cylindres a capotage d'inertage |
KR200159535Y1 (ko) * | 1995-12-28 | 1999-10-15 | 이구택 | 쌍롤식 연속박판주조에서 반사체가 장착된 메니스커스 실드장치 |
-
1997
- 1997-04-29 FR FR9705247A patent/FR2762534B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-04-15 US US09/060,177 patent/US6148901A/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-04-16 EP EP98400938A patent/EP0875315B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1998-04-16 AT AT98400938T patent/ATE221807T1/de not_active IP Right Cessation
- 1998-04-16 ES ES98400938T patent/ES2181134T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1998-04-16 DE DE69807000T patent/DE69807000T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1998-04-16 DK DK98400938T patent/DK0875315T3/da active
- 1998-04-16 PT PT98400938T patent/PT875315E/pt unknown
- 1998-04-17 AU AU61936/98A patent/AU719585B2/en not_active Ceased
- 1998-04-28 KR KR1019980015180A patent/KR19980081808A/ko not_active Application Discontinuation
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AU6193698A (en) | 1998-11-05 |
AU719585B2 (en) | 2000-05-11 |
DE69807000D1 (de) | 2002-09-12 |
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