JPS6149755A - 薄板連続鋳造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔本発明の産業分野〕 本発明は、薄板連続鋳造装置に関する。

〔従来の薄板連続鋳造装置及びその欠点３２本の内部水
冷式ドラムとドラム端面に押し当てた２つの固定堰でで
きる空間に溶湯を注湯し、薄板を連続鋳造するツインド
ラム方式連続鋳造装置では、固定堰壁面での溶湯の凝固
を防止゛するか、あるいは、固定堰壁面で凝固した凝固
物が鋳造を阻害しないよう処理することが重要である。

このため鋳造前に固定堰壁面を高温に予熱しているが、
ドラム端面に押し当てられた部分は温度降下し、ドラム
と固定堰壁面間のシールが完全にできず、溶湯の湯差し
等の原因となり、ブレークアウト（溶湯の洩出）を引き
起こす。またこの部分では凝固物が生成し、この凝固物
が固定堰壁面に固着して成長すると鋳片性状を著しく害
するだけでなくブレークアウトの要因にもなっていた。

〔本発明の目的〕

本発明は、上記従来装置の欠点を解消する薄板連続鋳造
装置を提供することを目的とする。

すなわち、本発明は、ドラム端面と接する部分の固定堰
壁面で生成した凝固物を、ドラム面で形成された凝固シ
ェルと一体化し、ロールの回転と共に下方に持ち去るこ
とにより凝固物を固定堰壁面に固着させないようにし、
また、ドラムと固定堰間のシールを完全にするようにし
、これによって、ブレークアウト等の操業不能を防止す
ると共に性状の良好な鋳片を安定して得ることができる
薄板連続鋳造装置を提供することを目的とする。　　、 〔本発明の構成〕 本発明は、上記目的を達成する手段として、水冷ドラム
端部と固定堰との間に金属製薄板を“供給する点にある
。すなわち、本発明は、製造する金属帯板厚さに相当す
る間隙を置いて水平に並設した互いに回転方向を異なる
２本の水冷ドラムとこの水冷ドラムの端面に押し轟てた
２個の固定堰によって形成される空間に溶湯を注ぎ薄板
を得る連続鋳造装置において、４ケ所の水冷ドラム端部
と固定堰との間に弾性を有する二型またはＴ型の金属製
薄板を供給してなることを特徴とする薄板連続鋳造装置
である。

本発明では、ドラム端部近傍の鋳造ロールと固定堰〜ド
ラム間に金属製薄板（Ｌ型、Ｔ型７−プ）を添えてこの
金属製フープを鋳造ロールと同期させ鋳造するようＫし
たものである。なお、この金属製フープは、鋳造中連続
的に成形供給されドラムと固定堰壁面とのシールをする
と共に固定堰壁面で生成した凝固物は、この金属製フー
プに固着し、鋳片と共に下方に持ち去られるものである
。

本発明において、Ｌ型またはＴ型とすることによって弾
性を有させた金属製薄板としては、例えば、一般の冷延
鋼板（ｓｐａ　）から製造したものが好ましく、そして
、この薄板を７−プ成形供給装置よシ水冷ドラムと同期
して連続的に供給されるものである。

以下、第１〜第５図に基づいて本発明の詳細な説明する
。第１図は本発明の薄板連続鋳造装置の縦断面図であ）
、第２図は同平面図、第５図は第１図ムーＡ線断面図で
ある。また、第４図及び第５−は第３図囲み部分の拡大
詳細図であシ、その内部４図は本発明の実施例であるＬ
型７−プを使用したものであシ、第５図は木兄、８Ａの
他の実施例であるＴ型フープを使用したものである。

第１図及び第２図に示す本発明の装置は、薄板鋳片５を
鋳造する水冷鋳造ドラム１，１′、水冷鋳造ドラム１，
１′間の溶湯４の洩れを防止するサイド固定堰２　、２
’　、溶鋼等の溶湯４を溜めるタンディツシュ５および
本発明のポイントである金属製フープ７などを主要構成
部材として−る。

この装置を詳細に説明すると、水冷鋳造ドラム１，１′
は水平に設置されており、図示しない駆動装置によシ回
転（矢示方向）駆動される。この水冷鋳造ドラム１，１
′は例えば銅または、銅合金あるいは鋼材によシ形成さ
れ、内部に水冷機構を内蔵するものであり、溶湯４との
接触面積を大きく得るため相当大径のドラムとなってい
る。また第１図及び第２図に示すように、水冷鋳造ドラ
ム１，１′の両端部には金属製７−プ７が７−プ成形供
給装置８により水冷鋳造ドラム１゜１′と同期して連続
的に供給され、ドラムには該７−プ７とサイドをシール
するための耐火材からなる固定堰２，２′が押し当てら
れてお）、２本の水″冷鋳造ドラム１，１′と２個の固
定堰２，２′で形成される空間に溶湯４が注湯される。

注湯された溶湯４は水冷鋳造ドラム１，１′の表面に接
触して冷却され、できた凝固シェルは一体化され鋳片３
となる。この鋳片３はビンチロール６にょシ引抜かれる
。

なお、図中１０はガイドロール、１１　、１１’は固定
堰２，２′をドラム１．１’に押し当てる図示しないエ
アーシリンダーのピストンミツドであム第３図は第１図
ムーＡ線断面図であるが、特に水冷鋳造ドラム１，１′
と固定堰２との接する部分を模式的に示したものであシ
、また、第４図及びＷｆＪｓ図は第３図囲み部分の拡大
詳細図である。この第３〜第５図に基づいて金属製７−
プ７の作用を説明する。

従来のツインドラム方式の薄板連続鋳造装置では、前述
したように、ドラム１，１′端面と接する部分の固定堰
２の壁面は温度降下し、固定堰２の耐久物が不均一に変
形し、ドラム１．１′と固定堰２との間のシール（密着
）が、完全にできず溶湯４の洩出が生じる。またこの部
分（ドラム１，１′と固定堰２の接触する部分）では温
度降下により凝固物が生成し固着し、鋳片の表面性状の
悪化或は操業に支障を来たす要因となっていた。

このため、本発明では、Ｌ型（第４図参照）あるいはＴ
Ｆｉ（第５図参照）の弾力性を有した金属製フープ７の
一部を（第４，５図に示すように）、ドラム１，１′と
固定堰２との間に装入し、７〜プ７によりドラム１，１
′と固定堰２のシールを完全にした。また従来固定堰２
を大きな力でドラム面へ押し付けてシールを施していた
が、フープが装入されたことによシ、押付力が小さくて
も容易にシールができるようになり、溶湯４の洩出を防
ぐことができる。一方ドラム１，１′、固定堰２界面で
生成する凝固物は該フープ７によシトラム１，１′面で
生成した凝固シェルと一体化し鋳造ドラム１，１′の回
転と同期して安定して下方に持ち去られる。従って凝固
物が固着することなく安定して操業することができる。

以上本発明の詳細な説明したが、さらに、本発明の具体
例をあげて本発明をよシ詳細に説明する。

〔具体７例〕 鋼を鋳造した場合の構成部材の寸法ならびに諸条件は次
のとおシである。

（１）水冷鋳造ロール 鋼製で内部水冷方式のものであシ、ロール直径は２．Ｑ
ＱＱｍφ、　ａ　−Ａｌｌ＠　１．２００　ｗｍ　＋鋳
片寸法は５旭ｔ　Ｘ　１．２００　ｗ幅であシ、このと
きロール回転速度（鋳片速度）は約２８ｍ／ｗｈである
。

］２）金属製フープ フープの材質はｓｐａ　（一般冷延鋼板）であシ、フー
プの厚みはα５　ｔｍ　ｔであって、Ｔ型、Ｌ型共に一
辺を３　ｍ　Ａとした。また、フープは扁平の板を成型
するため、ＴＪ型、Ｔ型共に折シ曲げ構造としたもので
あって、その−辺は弾力性を有するものである。なお、
Ｌ型とＴ型とを比べると、Ｔ型プーリの方が固定堰に付
着した凝固物をよシ広い範囲で持ち去ることができるも
のである。

（３）溶湯 通常の鋼の場合タンディツシュ内溶湯温度は１、５２０
〜１．５６０　℃である。

以上の諸条件で鋳造し、ブレークアウト等の操業トラブ
ルもなく良好な鋳片を安定して得ることができた。

〔本発明の効果〕

本発明は、以上詳記したように、ドラムと固定堰とのシ
ールを金属製薄板（Ｌ型ないしはＴ型に成形した成型フ
ープ）の弾力性部で行うため、押付力が小さくても容易
に上記シールを行うことができる効果が生ずるものであ
る。また、固定堰壁面に生成した凝固物が、上記成型フ
ープの折夛曲げた部位に差し込むことにょシ、凝固物を
容易に剥離し、スーツと共に引き抜くため、鋳片性状を
害するととが々く、安定して良好な鋳片を得ることがで
きる。さらに、本発明では、ブレークアウト等のトラブ
ルがなく、安定した鋳造が可能である効果が生ずる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の薄板連続鋳造装置の縦断面図であシ、
第２図は同平面図、第３図は第１図Ａ−Ａ線断面図であ
る。第４図及び第５図は第３図囲み部分の拡大詳細図で
あり、その内筒４図は本発明のＬ型７−プの実施例であ
り、第５図は同Ｔ型７−プの他の実施例である。 １．１′・・・水冷鋳造ドラム ２．２′・・・固定堰 ３・・・鋳片 ４・・・溶湯 ５・・・タンディツシュ ６・・・ピンチロール ７・・・金属製フープ ８・・・７−プ成形供給装置 １０・・・ガイドロール １１．１１’・・・ピストンロッド 復代理人　　内　１）　　明 復代理人　　萩　原　亮　− 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 製造する金属帯板厚さに相当する間隙を置いて水平に並
   設した互いに回転方向を異なる２本の水冷ドラムとこの
   水冷ドラムの端面に押し当てた２個の固定堰によつて形
   成される空間に溶湯を注ぎ薄板を得る連続鋳造装置にお
   いて、４ケ所の水冷ドラム端部と固定堰との間に弾性を
   有するＬ型またはＴ型の金属製薄板を供給してなること
   を特徴とする薄板連続鋳造装置。