JPH10314243A - 医療廃棄物焼却溶融方法 - Google Patents
医療廃棄物焼却溶融方法Info
- Publication number
- JPH10314243A JPH10314243A JP9148527A JP14852797A JPH10314243A JP H10314243 A JPH10314243 A JP H10314243A JP 9148527 A JP9148527 A JP 9148527A JP 14852797 A JP14852797 A JP 14852797A JP H10314243 A JPH10314243 A JP H10314243A
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- JP
- Japan
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- exhaust gas
- combustion
- combustion chamber
- waste
- discharged
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 病院の区画の中で今まで外部委託していた医
療廃棄物の処理処分を病院の病棟あるいは住宅街の傍で
焼却と溶融を同時にしかも狭い限られた区画の中、ある
いは地下での処理処分が求められる。そして装置システ
ムのコストとランニングコストがいかなる他の方法によ
るシステムより安価であること。 【解決手段】 灰溶融するときの排ガスはロストル4の
空気孔3ヘ投入し二次燃焼室6へ送り込み焼却排ガス処
理される。これら医療廃棄物焼却溶融の各装置を閉鎖室
内におけるシステムとし廃棄物が投入されると処理され
た排気ガスと粗粒残査と溶融スラグを排出する。
療廃棄物の処理処分を病院の病棟あるいは住宅街の傍で
焼却と溶融を同時にしかも狭い限られた区画の中、ある
いは地下での処理処分が求められる。そして装置システ
ムのコストとランニングコストがいかなる他の方法によ
るシステムより安価であること。 【解決手段】 灰溶融するときの排ガスはロストル4の
空気孔3ヘ投入し二次燃焼室6へ送り込み焼却排ガス処
理される。これら医療廃棄物焼却溶融の各装置を閉鎖室
内におけるシステムとし廃棄物が投入されると処理され
た排気ガスと粗粒残査と溶融スラグを排出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は病院等から排出され
る一般ごみと医療廃棄物を安全に焼却溶融する方法に関
する。
る一般ごみと医療廃棄物を安全に焼却溶融する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】病院から排出される廃棄物としては、一
般ごみと医療廃棄物があり主として紙類、生ごみ、紙お
むつ、可燃ビニール、臓器、体液などがある。これらの
廃棄物の処理処分を行う場合に、重要なポイントとして
は、焼却処分する場合に排ガスが処理されていること、
騒音がないこと、場所が狭いのでコンパクトにまとまっ
た操作の簡単な安全なシステムであることと人件費、エ
ネルギーなどのランニングコストが低いことなどであ
る。
般ごみと医療廃棄物があり主として紙類、生ごみ、紙お
むつ、可燃ビニール、臓器、体液などがある。これらの
廃棄物の処理処分を行う場合に、重要なポイントとして
は、焼却処分する場合に排ガスが処理されていること、
騒音がないこと、場所が狭いのでコンパクトにまとまっ
た操作の簡単な安全なシステムであることと人件費、エ
ネルギーなどのランニングコストが低いことなどであ
る。
【0003】また、廃棄物の焼却灰を埋め立て処分する
場合に埋め立て処分場が無くなってきていることと新し
い埋め立て処分場をつくる場合の住民の同意が得ること
が非常に困難になってきていることなどから、焼却を無
煙、無公害、安全に行うだけでなく、出来た残灰を溶融
しこれらの溶融物を資材として有効利用することによ
り、埋め立てるのでなく、リサイクル使用することが必
要になってきている。
場合に埋め立て処分場が無くなってきていることと新し
い埋め立て処分場をつくる場合の住民の同意が得ること
が非常に困難になってきていることなどから、焼却を無
煙、無公害、安全に行うだけでなく、出来た残灰を溶融
しこれらの溶融物を資材として有効利用することによ
り、埋め立てるのでなく、リサイクル使用することが必
要になってきている。
【0004】国際的にもゼロエミッションの考えが普及
してきており、廃棄物で地球を汚染しないことが強く叫
ばれてきている。そのために、廃棄物は今までのように
病院の外に持ち出して処理処分していたのが、出来なく
なり、各々の病院の中で、出てきた廃棄物を自己完結処
理し有効利用することが非常に重要になってきている。
してきており、廃棄物で地球を汚染しないことが強く叫
ばれてきている。そのために、廃棄物は今までのように
病院の外に持ち出して処理処分していたのが、出来なく
なり、各々の病院の中で、出てきた廃棄物を自己完結処
理し有効利用することが非常に重要になってきている。
【0005】焼却処理をして出来る排ガスの処理と残査
でる灰を溶融しシンプルな構造とシステムにより、病院
から排出される一般ごみと医療廃棄物を焼却溶融処理す
る簡易な一貫処理システムは無いのが現状である。
でる灰を溶融しシンプルな構造とシステムにより、病院
から排出される一般ごみと医療廃棄物を焼却溶融処理す
る簡易な一貫処理システムは無いのが現状である。
【0006】一般廃棄物の紙類の可燃物は簡易焼却炉に
て焼却し、生ごみは都市ごみとして排出して処分し、紙
おむつ、可燃ビニール、臓器、体液などの医療廃棄物は
専門廃棄物処理業者へ外部委託する方法で処理処分して
いた。そして、これらの廃棄物の処理処分は焼却処分の
のち廃棄物処理業者による埋め立て処分による方法をと
っていた。使用する焼却炉としては、一般廃棄物の紙類
の可燃物の処理に於いては簡易焼却炉であり、有害ガス
もないので単に燃やすだけで減量し灰にして外部委託に
より埋め立て処分の方法。生ごみは都市ごみとして排出
して処分するのでその病院の所在する都市の焼却炉での
処理であり、ストーカー式焼却炉、流動床式焼却炉によ
る焼却処分し灰は埋め立て処分していた。紙おむつ、可
燃ビニール、臓器、体液などの医療廃棄物は専門廃棄物
処理業者が所有する大型の焼却炉にて焼却し排ガス処理
などは特別排ガス処理方法により処理し、灰は専門廃棄
物処理業者が所有する処分地への埋め立て処分をおこな
っていた。これらの方法では、未だ灰を溶融処理するこ
とはやられていない。一方、製鉄用の鉄スクラップの溶
解炉を持つ製鉄業者が医療廃棄物を鉄を溶解するときに
鉄スクラップと同時に溶解処理し、金属類は鉄の成分と
して、またはその他の灰成分は鉄鋼のスラグの中に溶け
て混入し、排気ガスは鉄鋼生産する大型灰ガス処理装置
にて処理処分されていた。
て焼却し、生ごみは都市ごみとして排出して処分し、紙
おむつ、可燃ビニール、臓器、体液などの医療廃棄物は
専門廃棄物処理業者へ外部委託する方法で処理処分して
いた。そして、これらの廃棄物の処理処分は焼却処分の
のち廃棄物処理業者による埋め立て処分による方法をと
っていた。使用する焼却炉としては、一般廃棄物の紙類
の可燃物の処理に於いては簡易焼却炉であり、有害ガス
もないので単に燃やすだけで減量し灰にして外部委託に
より埋め立て処分の方法。生ごみは都市ごみとして排出
して処分するのでその病院の所在する都市の焼却炉での
処理であり、ストーカー式焼却炉、流動床式焼却炉によ
る焼却処分し灰は埋め立て処分していた。紙おむつ、可
燃ビニール、臓器、体液などの医療廃棄物は専門廃棄物
処理業者が所有する大型の焼却炉にて焼却し排ガス処理
などは特別排ガス処理方法により処理し、灰は専門廃棄
物処理業者が所有する処分地への埋め立て処分をおこな
っていた。これらの方法では、未だ灰を溶融処理するこ
とはやられていない。一方、製鉄用の鉄スクラップの溶
解炉を持つ製鉄業者が医療廃棄物を鉄を溶解するときに
鉄スクラップと同時に溶解処理し、金属類は鉄の成分と
して、またはその他の灰成分は鉄鋼のスラグの中に溶け
て混入し、排気ガスは鉄鋼生産する大型灰ガス処理装置
にて処理処分されていた。
【0007】病院において焼却と溶融および灰ガスの処
理を一貫でシステムとして取り入れて処理し最終に排出
されるスラグを有効利用できる資源として使用できる方
法は無い状態であった。しかも、病院の中で、制限され
た場所の中で処理処分ができるシステムが要求されてい
た。
理を一貫でシステムとして取り入れて処理し最終に排出
されるスラグを有効利用できる資源として使用できる方
法は無い状態であった。しかも、病院の中で、制限され
た場所の中で処理処分ができるシステムが要求されてい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】医療廃棄物の処理処分
において解決すべき課題は、病院の区画の中で今まで外
部委託していた医療廃棄物の処理処分を病院の病棟ある
いは住宅街の傍で焼却と溶融を同時にしかも狭い限られ
た区画の中、あるいは地下での処理処分ができないとい
けない。したがって、焼却と溶融の灰ガス処理は無煙で
ること、騒音振動を出さないこと、操作は簡単で人手を
要しないこと、安全であること、排気ガスは有害物質を
出さないこと、溶融スラグは有害物質を溶出しないこ
と、溶融スラグが埋め立て処分でなくて有効利用できる
ものであることが必要条件である。つぎに、装置システ
ムのコストとランニングコストがいかなる他の方法によ
るシステムより安価であることが要求される。
において解決すべき課題は、病院の区画の中で今まで外
部委託していた医療廃棄物の処理処分を病院の病棟ある
いは住宅街の傍で焼却と溶融を同時にしかも狭い限られ
た区画の中、あるいは地下での処理処分ができないとい
けない。したがって、焼却と溶融の灰ガス処理は無煙で
ること、騒音振動を出さないこと、操作は簡単で人手を
要しないこと、安全であること、排気ガスは有害物質を
出さないこと、溶融スラグは有害物質を溶出しないこ
と、溶融スラグが埋め立て処分でなくて有効利用できる
ものであることが必要条件である。つぎに、装置システ
ムのコストとランニングコストがいかなる他の方法によ
るシステムより安価であることが要求される。
【0009】
【課題を解決するための手段】焼却炉は通常の簡易ロス
トル方式が、構造とメンテナンスが容易であることから
これを選定する。病院の廃棄物の中には、紙類、プラス
チック類など可燃性でそれら自身が燃料となりエネルギ
ーをもっている廃棄物とおむつ、臓器類、体液類、生ご
み類の様に水分を非常に多く含んで廃棄されているもの
は水の蒸発にエルギーをとられるものがある。これらを
混在させながらの燃焼ができて最も簡易に実行できるの
が廃棄物自身がもつ可燃性廃棄物の燃焼が大部分しめる
一次燃焼とさらにそれらが燃焼されてかたちが崩れると
きに強制てきに外部バーナーによる二次燃焼を行うこと
ができる構造であることが大切である。その後、一次、
二次燃焼から排出される未燃の一酸化炭酸ガス、炭化水
素ガス、窒素酸化物おおよびカーボンなどを含む黒煙の
排ガスを完全燃焼させる三次燃焼を高温ガスバーナーに
て隣接の燃焼室にて完全燃焼する構造を備える。そして
完全燃焼したガスをサイクロンにて、さらに粉塵とガス
体に分離しエゼクターにてガスを次のシャワリングによ
る洗浄と冷却を行い、清浄化したガスを大気に排出す
る。一方、燃焼室でできた灰と粉塵、およびサイクロン
にて分離した粉塵はそれらの処理室の底に設けられた排
出孔より蓋を開放することにより排出する。これらの排
出された灰すなわち二次及び三次燃焼室でできる燃焼残
査の焼却灰とサイクロンでの捕集された粉塵の粗細粒を
フルイ式のベルトコンベアにて分離し篩別し電気炉に投
入可能な細粒は溶融炉へ供給し溶融する。電気炉に投入
不可能な粗粒はコンベアにて貯蔵箱に排出する。電気炉
に投入可能な粗粒は缶、ビン類で焼却炉に投入する前に
除去できるために極めて少量である。これらのごみも破
砕し電気炉に投入可能なサイズにして、灰投入コンベア
から炉の中に投入し溶融する。
トル方式が、構造とメンテナンスが容易であることから
これを選定する。病院の廃棄物の中には、紙類、プラス
チック類など可燃性でそれら自身が燃料となりエネルギ
ーをもっている廃棄物とおむつ、臓器類、体液類、生ご
み類の様に水分を非常に多く含んで廃棄されているもの
は水の蒸発にエルギーをとられるものがある。これらを
混在させながらの燃焼ができて最も簡易に実行できるの
が廃棄物自身がもつ可燃性廃棄物の燃焼が大部分しめる
一次燃焼とさらにそれらが燃焼されてかたちが崩れると
きに強制てきに外部バーナーによる二次燃焼を行うこと
ができる構造であることが大切である。その後、一次、
二次燃焼から排出される未燃の一酸化炭酸ガス、炭化水
素ガス、窒素酸化物おおよびカーボンなどを含む黒煙の
排ガスを完全燃焼させる三次燃焼を高温ガスバーナーに
て隣接の燃焼室にて完全燃焼する構造を備える。そして
完全燃焼したガスをサイクロンにて、さらに粉塵とガス
体に分離しエゼクターにてガスを次のシャワリングによ
る洗浄と冷却を行い、清浄化したガスを大気に排出す
る。一方、燃焼室でできた灰と粉塵、およびサイクロン
にて分離した粉塵はそれらの処理室の底に設けられた排
出孔より蓋を開放することにより排出する。これらの排
出された灰すなわち二次及び三次燃焼室でできる燃焼残
査の焼却灰とサイクロンでの捕集された粉塵の粗細粒を
フルイ式のベルトコンベアにて分離し篩別し電気炉に投
入可能な細粒は溶融炉へ供給し溶融する。電気炉に投入
不可能な粗粒はコンベアにて貯蔵箱に排出する。電気炉
に投入可能な粗粒は缶、ビン類で焼却炉に投入する前に
除去できるために極めて少量である。これらのごみも破
砕し電気炉に投入可能なサイズにして、灰投入コンベア
から炉の中に投入し溶融する。
【0010】溶融炉は小型で短時間で1500〜160
0℃の炉内雰囲気をつくり出せること、温度管理が容易
であること、燃焼ガスが無いこと、騒音が無いことなど
の条件のためには高周型波誘導電気炉がこのシステムと
しては最適である。医療廃棄物の焼却残査の溶融温度は
灰分は1300〜1400℃であり、注射針などのステ
ンレス鋼は1550〜1600℃であるが鉄分は焼却時
に酸化が進み溶融スラグと反応して殆どがスラグ成分に
なる。一方医療用マイクロコンピューターに使われてい
るアルミナ基板はガラス成分の中に混入した形で排出さ
れる。いずれにしてもこれらの未溶解物は極めて少量で
あり安全性やスラグのリサイクルのための資材としては
問題は無いものである。焼却灰の溶融時に発生する排ガ
スはロストルの空気孔へ投入し二次燃焼室へ送り込み焼
却排ガス処理される。
0℃の炉内雰囲気をつくり出せること、温度管理が容易
であること、燃焼ガスが無いこと、騒音が無いことなど
の条件のためには高周型波誘導電気炉がこのシステムと
しては最適である。医療廃棄物の焼却残査の溶融温度は
灰分は1300〜1400℃であり、注射針などのステ
ンレス鋼は1550〜1600℃であるが鉄分は焼却時
に酸化が進み溶融スラグと反応して殆どがスラグ成分に
なる。一方医療用マイクロコンピューターに使われてい
るアルミナ基板はガラス成分の中に混入した形で排出さ
れる。いずれにしてもこれらの未溶解物は極めて少量で
あり安全性やスラグのリサイクルのための資材としては
問題は無いものである。焼却灰の溶融時に発生する排ガ
スはロストルの空気孔へ投入し二次燃焼室へ送り込み焼
却排ガス処理される。
【0011】以上の各装置をコンパクトに連結しシステ
ムとして病院からでる廃棄物を焼却と溶融処理し排ガス
処理することができる、一般ごみと医療廃棄物を焼却溶
融処理する簡易な一貫処理システムを提供する。
ムとして病院からでる廃棄物を焼却と溶融処理し排ガス
処理することができる、一般ごみと医療廃棄物を焼却溶
融処理する簡易な一貫処理システムを提供する。
【0012】
【実施例】図1に示すごとく、GLより上部位置するス
テップAの位置と同じレベルにて、燃焼処理する廃棄物
を投入する投入口1を持ち、一次燃焼室2にて燃焼がス
タートする。一次燃焼した灰はロストル4を通過して二
次燃焼室6に落下する。一次燃焼を助ける為の空気孔4
より空気を投入し燃焼させる。二次燃焼室6には点火バ
ーナー5を備え、燃焼を助ける。二次燃焼室6から排出
される未燃のガスを完全燃焼するために三次燃焼室8で
消煙バーナー9にて強制的に排ガスを完全燃焼する。完
全燃焼した排ガスはサイクロン10にてガスと粉塵に分
離し、粉塵は落下させ底部に溜める。排ガスは送風機1
2から空気流によりエゼクター11にて吸引し排ガス処
理装置13に投入する。排ガス処理装置13はシャワー
15にて洗浄し冷却されてフィルター16を通過して排
気孔17から大気で放出される。二次燃焼室6、三次燃
焼室8、およびサイクロン10に溜まる排分は各々の排
出口7A,7B,7Cから、それらの下に連結した灰搬
送コンベア18Aにて篩別しながら粗細粒を分離し、粗
粒は貯蔵箱23Aに排出し、電気炉にそのまま投入でき
る細粒は灰搬送コンベア18Bにて灰溶融電気炉19に
投入し灰の溶融を行う。溶融してできたスラグは溶融ス
ラグ排出孔24から排出されて下の水冷槽20に落下す
ることにより急冷却する。スラグは砂上に粉砕され、冷
却される。水砕されたスラグを水砕スラグ取り出しコン
ベア22にて取り出し貯蔵箱23Bにたくわえられる。
このスラグを建築土木用の煉瓦骨材として使用に供す
る。電気炉から排出する灰ガスは排気通路21を通って
空気孔3から燃焼室に投入し、再燃焼し排ガス処理され
る。これらの装置システムは、廃棄物投入、燃料供給、
排気ガス排出、コントロール系の操作電気の供給、スラ
グの排出、粗粒物の排出を管理された閉鎖室のなかで行
いトータルとして排ガス、臭気、騒音、温度などの外部
に出さない方法で病院の廃棄物を焼却溶融処理を一貫工
程にて処理し、排出されるスラグが建築土木用煉瓦とし
て有効利用された。
テップAの位置と同じレベルにて、燃焼処理する廃棄物
を投入する投入口1を持ち、一次燃焼室2にて燃焼がス
タートする。一次燃焼した灰はロストル4を通過して二
次燃焼室6に落下する。一次燃焼を助ける為の空気孔4
より空気を投入し燃焼させる。二次燃焼室6には点火バ
ーナー5を備え、燃焼を助ける。二次燃焼室6から排出
される未燃のガスを完全燃焼するために三次燃焼室8で
消煙バーナー9にて強制的に排ガスを完全燃焼する。完
全燃焼した排ガスはサイクロン10にてガスと粉塵に分
離し、粉塵は落下させ底部に溜める。排ガスは送風機1
2から空気流によりエゼクター11にて吸引し排ガス処
理装置13に投入する。排ガス処理装置13はシャワー
15にて洗浄し冷却されてフィルター16を通過して排
気孔17から大気で放出される。二次燃焼室6、三次燃
焼室8、およびサイクロン10に溜まる排分は各々の排
出口7A,7B,7Cから、それらの下に連結した灰搬
送コンベア18Aにて篩別しながら粗細粒を分離し、粗
粒は貯蔵箱23Aに排出し、電気炉にそのまま投入でき
る細粒は灰搬送コンベア18Bにて灰溶融電気炉19に
投入し灰の溶融を行う。溶融してできたスラグは溶融ス
ラグ排出孔24から排出されて下の水冷槽20に落下す
ることにより急冷却する。スラグは砂上に粉砕され、冷
却される。水砕されたスラグを水砕スラグ取り出しコン
ベア22にて取り出し貯蔵箱23Bにたくわえられる。
このスラグを建築土木用の煉瓦骨材として使用に供す
る。電気炉から排出する灰ガスは排気通路21を通って
空気孔3から燃焼室に投入し、再燃焼し排ガス処理され
る。これらの装置システムは、廃棄物投入、燃料供給、
排気ガス排出、コントロール系の操作電気の供給、スラ
グの排出、粗粒物の排出を管理された閉鎖室のなかで行
いトータルとして排ガス、臭気、騒音、温度などの外部
に出さない方法で病院の廃棄物を焼却溶融処理を一貫工
程にて処理し、排出されるスラグが建築土木用煉瓦とし
て有効利用された。
【0013】
【発明の効果】 病院の区画の中で今まで外部委託していた医療廃棄物
の処理処分を病院の病棟あるいは住宅街の傍で焼却と溶
融を同時にしかも狭い限られた区画の中、あるいは地下
での処理処分ができる焼却溶融の一貫システムができ
た。 焼却と溶融の灰ガス処理は無煙でること、騒音振動を
出さないこと、操作は簡単で人手を要しないこと、安全
であること、排気ガスは有害物質を出さないが可能にな
った。 医療廃棄物の溶融スラグが埋め立て処分でなくて建築
土木用煉瓦として有効利用できた。
の処理処分を病院の病棟あるいは住宅街の傍で焼却と溶
融を同時にしかも狭い限られた区画の中、あるいは地下
での処理処分ができる焼却溶融の一貫システムができ
た。 焼却と溶融の灰ガス処理は無煙でること、騒音振動を
出さないこと、操作は簡単で人手を要しないこと、安全
であること、排気ガスは有害物質を出さないが可能にな
った。 医療廃棄物の溶融スラグが埋め立て処分でなくて建築
土木用煉瓦として有効利用できた。
【図1】本発明の医療廃棄物焼却溶融方法を示すシステ
ム図である。
ム図である。
1 投入口 2 一次燃焼室 3 空気孔 4 ロストル 5 点火バーナー 6 二次燃焼室 7A 灰排出口 7B 粉塵排出口 7C 粉塵排出口 8 三次燃焼室 9 消煙バーナー 10 サイクロン 11 エゼクター 12 送風機 13 排ガス処理装置 14 液体タンク 15 シャワー 16 フィルター 17 排気孔 18A 灰搬送コンベア 18B 灰搬送コンベア 19 灰溶融電気炉 20 水冷槽 21 排気通路 22 水砕スラグ取り出しコンベア 23A 貯蔵箱 23B 貯蔵箱 24 溶融スラグ排出孔 25 GL A ステップ
Claims (1)
- 【請求項1】 医療廃棄物を焼却するために廃棄物を一
次燃焼し、ロストルを通過したものを高温燃焼する二次
燃焼と排気ガスを燃焼させる三次燃焼する焼却炉と燃焼
排気ガス体からガスと粉塵とに分離するサイクロンと分
離された排ガスを洗浄する排ガス処理装置を備え、二次
及び三次燃焼室でできる燃焼残渣の焼却灰とサイクロン
での捕集された粉塵を篩別して粗細粒を分離し電気炉に
投入可能な細粒は溶融炉へ供給し溶融するとともに、電
気炉に投入不可能な粗粒はコンベアにて貯蔵箱に排出さ
れ、電気炉に投入されて溶融されたスラグは溶融スラグ
排出孔から水冷粉砕する水冷槽へ排出され、水砕スラグ
排出コンベアにより貯蔵箱に排出され、灰溶融するとき
の排ガスはロストルの空気孔ヘ投入し二次燃焼室へ送り
込み焼却排ガス処理されて、これら医療廃棄物焼却溶融
の各装置を閉鎖室内におけるシステムとし廃棄物が投入
されると処理された排気ガスと粗粒残査と溶融スラグを
排出することを特徴とする医療廃棄物焼却溶融方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9148527A JPH10314243A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 医療廃棄物焼却溶融方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9148527A JPH10314243A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 医療廃棄物焼却溶融方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10314243A true JPH10314243A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15454784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9148527A Pending JPH10314243A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 医療廃棄物焼却溶融方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10314243A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020096371A (ko) * | 2001-06-19 | 2002-12-31 | 전태민 | 복합연료의 연료장치 |
CN102716897A (zh) * | 2012-06-15 | 2012-10-10 | 栖霞中泰环保设备有限公司 | 一种可移动医废处理机气动压料机构的布线装置 |
-
1997
- 1997-05-21 JP JP9148527A patent/JPH10314243A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020096371A (ko) * | 2001-06-19 | 2002-12-31 | 전태민 | 복합연료의 연료장치 |
CN102716897A (zh) * | 2012-06-15 | 2012-10-10 | 栖霞中泰环保设备有限公司 | 一种可移动医废处理机气动压料机构的布线装置 |
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