JPH10314179A - 先端ロッド部材およびその製造方法 - Google Patents

先端ロッド部材およびその製造方法

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JPH10314179A
JPH10314179A JP9123688A JP12368897A JPH10314179A JP H10314179 A JPH10314179 A JP H10314179A JP 9123688 A JP9123688 A JP 9123688A JP 12368897 A JP12368897 A JP 12368897A JP H10314179 A JPH10314179 A JP H10314179A
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JP
Japan
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laser light
rod member
transmitting
incident
tip rod
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JP9123688A
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English (en)
Inventor
Fumio Sugata
文雄 菅田
Shinichi Nakahara
信一 中原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザメスとして生体組織の切開で生じる発
熱においても吸収体の剥がれなどその付着性に問題が生
じることなく、如何なる時でも安定した切開、凝固が得
られる先端ロッド部材を提供することを目的とする。 【解決手段】 レーザ光を入射する入射部7とレーザ光
を透過する透過部8とレーザ光を透過しかつ熱に変換す
る出射部9を有する先端ロッド部材はアルミナを主成分
として、出射部9にレーザ光を吸収する金属イオンを含
んだアルミアルコキシド溶液をディップコートし、その
後焼成により金属イオンを含んだアルミナ層10を形成
し、かつ金属イオンを先端ロッド部材の表面および内部
に熱拡散させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療に用いられる
近赤外域のレーザ光を光源とするレーザメスの刃先とな
り生体に接触させて用いられる先端ロッド部材およびそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような先端ロッド部材は、その切
開性および凝固性の改善を図られながら現在に至ってい
る。
【0003】従来、先端ロッド部材は実願昭59−78
171号(実開昭60−190310号)のマイクロフ
ィルムおよび特開昭63−318933号公報に示すよ
うに先端部外表面1に粗面加工を施した部位(粗面加工
部2)を設けている(図5参照)。また、特開昭61−
135649号公報では、図6に示すように先端部にカ
ーボン液またはカーボン粉末を付着させて切開手術をす
る方法および先端部にカーボン液または粉末3を付着さ
せるための凹凸部4を有する先端ロッド部材が、実願昭
59−183978号(実開昭61−100407号)
のマイクロフィルムでは先端部にカーボンまたは有機物
を有する先端ロッド部材が、さらにまた特開昭63−1
30060号公報では図7に示すように表面に炭素膜5
およびその保護膜6をスパッタリング法またはイオンプ
レーティング法により順次塗膜形成した先端ロッド部材
がそれぞれ開示されている。なお、上記図5〜7では、
説明の便宜上、先端部の表面のみを断面で表わしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の先端ロッド
部材においては、実願昭59−78171号(実開昭6
0−190310号)のマイクロフィルムおよび特開昭
63−318933号公報に記載のものでは粗面加工だ
けではレーザ光を効率良く吸収するこどができず切開性
が低く、特に切開開始時は切開性が不安定となる。
【0005】また、特開昭61−135649号および
実願昭59−183978号(実開昭61−10040
7号)のマイクロフィルムに記載の先端ロッド部材では
ロッド部材表面に吸収体が膜として付着しているだけで
あるため発熱により吸収体が剥がれ、安定した切開や凝
固ができない。
【0006】また、特開昭63−130060号公報に
記載の先端ロッド部材ではロッド部材本体、吸収体およ
び保護膜が各々層として存在するため発熱時に各々の熱
膨張の差でクラックが生じやすくなり、耐久性に欠け
る。
【0007】以上のように、安定した切開および凝固性
を得るためには吸収体の存在が不可欠となるが、従来の
先端ロッド部材では実際に切開する場合に生じる発熱で
吸収体自体の付着性を含めた耐久性に問題が生じてい
た。
【0008】本発明は上記従来の問題を解決するもので
あり、発熱においても吸収体の剥がれなどその付着性に
問題が生じることなく、如何なる時でも安定した切開、
凝固が得られる先端ロッド部材を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の先端ロッド部材は近赤外のレーザ光
を入射させるための入射部と、入射したレーザ光を透過
させる透過部と、前記レーザ光を透過しかつ熱に変換す
る出射部とを備え、前記入射部、透過部および出射部は
アルミナを主成分とするレーザ透過材からなるととも
に、前記出射部の少なくとも一部は、前記レーザ光を吸
収する金属イオンを表面および内部に拡散されているこ
とを特徴とするものである。
【0010】また、本発明の第2の先端ロッド部材は金
属イオンは、鉄イオンまたは銅イオンまたはチタンイオ
ンまたはネオジウムイオンまたはクロムイオンであるも
のである。
【0011】また、本発明の第3の先端ロッド部材は入
射部が凹面であることを特徴とするものである。
【0012】また、本発明の第4の先端ロッド部材は入
射部が凸面であることを特徴とするものである。
【0013】また、本発明の第1の先端ロッド部材の製
造方法は近赤外のレーザ光を入射させるための入射部
と、入射したレーザ光を透過させる透過部と、前記レー
ザ光を透過しかつ熱に変換する出射部とを備えるととも
に、前記入射部、透過部および出射部はアルミナを主成
分とするレーザ透過材からなる先端ロッド部材におい
て、前記出射部の少なくとも一部を金属イオンもしくは
金属化合物を含んだA1アルコキシド溶液でディップコ
ートする第1のステップと、その後焼成により金属イオ
ンを前記出射部の少なくとも一部の表面および内部に熱
拡散させる第2のステップとからなるものである。
【0014】また、本発明の第2の先端ロッド部材の製
造方法は、金属イオンもしくは金属化合物が、鉄イオン
もしくは鉄化合物、または銅イオンもしくは銅化合物、
またはチタンイオンもしくはチタン化合物、またはネオ
ジウムイオンもしくはネオジウム化合物、またはクロム
イオンもしくはクロム化合物であるものである。
【0015】また、本発明の第3の先端ロッド部材の製
造方法は、近赤外のレーザ光を入射させるための入射部
と、入射したレーザ光を透過させる透過部と、前記レー
ザ光を透過しかつ熱に変換する出射部とを備えるととも
に、前記入射部、透過部および出射部はアルミナを主成
分とするレーザ透過材からなる先端ロッド部材におい
て、前記出射部の少なくとも一部を金属酸化物をアルコ
ールに溶解または混合させた溶液でディップコートする
第1のステップと、その後焼成により金属イオンを前記
出射部の少なくとも一部の表面および内部に熱拡散させ
る第2のステップとからなるものである。
【0016】また、本発明の第4の先端ロッド部材の製
造方法は、近赤外のレーザ光を入射させるための入射部
と、入射したレーザ光を透過させる透過部と、前記レー
ザ光を透過しかつ熱に変換する出射部とを備えるととも
に、前記入射部、透過部および出射部はアルミナを主成
分とするレーザ透過材からなる先端ロッド部材におい
て、前記出射部の少なくとも一部にフロスト加工を施し
て凹凸を設ける第1のステップと、その少なくとも一部
に金属酸化物の粉末または溶液を塗り込む第2のステッ
プとその後焼成により金属イオンを前記出射部の少なく
とも一部の表面および内部に熱拡散させる第3のステッ
プとからなるものである。
【0017】また、本発明の第5の先端ロッド部材の製
造方法は、金属酸化物が酸化鉄または酸化銅または酸化
チタンまたは酸化ネオジウムまたは酸化クロムであるも
のである。
【0018】
【発明の実施の形態】上記構成により、本発明の第1、
2の先端ロッド部材は、出射部の少なくとも一部がレー
ザ光を吸収する金属イオンを表面および内部に拡散され
ているので、発熱における剥がれ等の問題を生ずること
がなく、熱変換が安定し、安定した切開を行うことがで
きる。
【0019】また、本発明の第3の先端ロッド部材は、
入射部が凹面であるのでレーザ光の出射角度を広げて切
開能よりも凝固能を向上させることができる。
【0020】また、本発明の第4の先端ロッド部材は、
入射部が凸面であるので先端にレーザ光を集中させるこ
とができ、切開能を優先的に向上させることができる。
【0021】また、本発明の第1、2の先端ロッド部材
の製造方法は、出射部の少なくとも一部を金属イオンも
しくは金属化合物を含んだA1アルコキシド溶液でディ
ップコートし、その後焼成することにより、A1アルコ
キシド溶液が焼成するとアルミナとなり出射部と同一材
料となるため、出射部とよく馴染んで一体と化し、金属
イオンが内部に熱拡散されることから、発熱による熱膨
張の影響を受けることがなく、剥離等の問題が生じない
ものである。
【0022】また、本発明の第3、5の先端ロッド部材
の製造方法は、出射部の少なくとも一部を金属酸化物を
アルコールに溶解または混合させた溶液でディップコー
トし、その後焼成することにより、上記本発明の第1、
2の先端ロッド部材の製造方法と同様の効果に加えて、
吸収体である金属イオンの濃度を高めることができ、吸
収率を上げることができる。
【0023】また、本発明の第4、5の先端ロッド部材
の製造方法は、出射部の少なくとも一部にフロスト加工
を施して凹凸を設け、その少なくとも一部に金属酸化物
の粉末または溶液を塗り込み、その後焼成することによ
り、上記本発明の第1、2の先端ロッド部材の製造方法
と同様の効果に加えて、フロスト加工の粗さにより吸収
体である金属イオンを含む金属化合物の付着量を規制す
ることができ、吸収率を制御することができる。
【0024】以下、本発明の一実施の形態について説明
する。図1は本発明の一実施の形態における先端ロッド
部材の構成を示す説明図である。なお、図1は説明の便
宜上、先端部の表面のみを断面であらわしている。
【0025】図において、7は近赤外のレーザ光を入射
させるための入射部、8は入射したレーザ光を透過させ
る透過部、9は前記レーザ光を透過しかつ熱に変換する
出射部であり、これらで先端ロッド部材の本体部分を構
成している。入射部7、透過部8および出射部9で構成
される先端ロッド部材の本体部分はアルミナ(A1
23)を主成分とするレーザ透過材からなっている。
【0026】また、出射部9の少なくとも一部は、鉄イ
オン(Fe3+)もしくはFe23やFeC13などの鉄
化合物を含んだA1アルコキシド溶液でディップコート
され、その後1550〜2050℃の温度範囲で焼成さ
れることにより、先端ロッド部材の本体部分の表面に鉄
イオン(Fe3+)を含んだアルミナの層10が形成され
ている。このようにしてアルミナ層10を形成すること
により、単にアルミナ層10を形成できるだけでなく、
鉄イオン(Fe3+)を先端ロッド部材の本体部分の表面
および内部に熱拡散させることができる。
【0027】上記の焼成する温度範囲(1550〜20
50℃)は、Fe23の融点が1550℃であり、先端
ロッド部材であるアルミナ(A123)の融点が205
0℃であることから上記のように設けたが、図2の焼成
時間とディップ溶液の濃度を同一にした時の焼成温度と
吸収率の関係を示す図から分かるように、焼成温度を1
800℃以上にするとFe23の蒸発で吸収率が急激に
低下するため、焼成温度は1600〜1700℃の範囲
がより好ましい。なお、図2の縦軸の吸収率は焼成温度
1600℃の時の吸収率を1とした場合の相対比較値を
示す。
【0028】以上のようにA1アルコキシド溶液は焼成
するとアルミナとなり先端ロッド部材本体部分と同一材
料であるために先端ロッド部材本体部分とよく馴染み一
体と化すとともに、吸収体(上記の場合はFe3+)は内
部に熱拡散されているため発熱による熱膨張の影響はな
く、吸収体の剥離の問題も生じない。
【0029】同様に吸収体が銅イオン(Cu2+)の場合
は例えば酢酸第二銅(Cu(CH3COO)2)を用い、
焼成温度1050〜1400℃が好ましい。また、チタ
ンイオン(Ti4+)では例えばTiO2で焼成温度16
50〜1800℃、ネオジウムイオン(Nd3+)では例
えばNd23で焼成温度1300〜1600℃、クロム
イオン(Cr3+)ではCr23で焼成温度1500〜1
800℃が好ましい。
【0030】また、さらに吸収率を上げるためにはディ
ップ溶液の濃度を高める必要があるが、金属アルコキシ
ド溶液では吸収体となる金属を高い濃度で溶融させるこ
とができず限界がある。このような場合、吸収体となる
金属をアルコールに撹拌し溶解または混合させた溶液に
て上記のディップコートを行い、その後焼成により吸収
体を先端ロッド部材本体部分の表面および内部に熱拡散
させると効果的である。吸収体および焼成温度について
は上記通りである。これらの場合もロッド部材の表面に
異なる材料が膜や層を形成しているのではなく、内部に
吸収体が熱拡散されているため発熱による熱膨張の影響
はなく、吸収体の剥離の問題も生じない。
【0031】また、吸収体を付着させる出射部9の少な
くとも一部はフロスト加工で表面を凹凸にし、その後凹
部に吸収体となる金属化合物を塗り込んで付着させるこ
とができる。(なお、この場合、金属化合物を塗り込ん
で付着させた後、焼成する)。そして、フロスト加工の
粗さで吸収体となる金属化合物の付着量を制御でき、吸
収率を変えることができるのである。
【0032】また、図3に示すように先端ロッド部材の
入射面7に凹形状の曲率を設けることで、出射部9での
レーザ光の出射角度を拡げて切開能より凝固能を向上さ
せたり、図4のように入射面7に凸形状の曲率を設ける
ことで出射部先端にレーザ光を集中させることができ切
開能を優先して向上させることもできる。
【0033】なお、図3、4では説明の便宜上、内部を
透過する光を破線で表わしている。このように、本実施
の形態の先端ロッド部材は、切開時に生じる発熱におい
ても吸収体の剥がれなどその付着性に問題が生じること
なく、如何なる時でも安定した切開、凝固が得られるの
である。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の第1、2の先端ロッド部材は、出射部の少なくとも一
部がレーザ光を吸収する金属イオンを表面および内部に
拡散されているので、発熱における剥がれ等の問題を生
ずることがなく、熱変換が安定し、安定した切開を行う
ことができる。
【0035】また、本発明の第3の先端ロッド部材は、
入射部が凹面であるのでレーザ光の出射角度を広げて切
開能よりも凝固能を向上させることができる。
【0036】また、本発明の第4の先端ロッド部材は、
入射部が凸面であるので先端にレーザ光を集中させるこ
とができ、切開能を優先的に向上させることができる。
【0037】また、本発明の第1、2の先端ロッド部材
の製造方法は、出射部の少なくとも一部を金属イオンも
しくは金属化合物を含んだA1アルコキシド溶液でディ
ップコートし、その後焼成することにより、A1アルコ
キシド溶液が焼成するとアルミナとなり出射部と同一材
料となるため、出射部とよく馴染んで一体と化し、金属
イオンが内部に熱拡散されることから、発熱による熱膨
張の影響を受けることがなく、剥離等の問題が生じない
ものである。
【0038】また、本発明の第3、5の先端ロッド部材
の製造方法は、出射部の少なくとも一部を金属酸化物を
アルコールに溶解または混合させた溶液でディップコー
トし、その後焼成することにより、上記本発明の第1、
2の先端ロッド部材の製造方法と同様の効果に加えて、
吸収体である金属イオンの濃度を高めることができ、吸
収率を上げることができる。
【0039】また、本発明の第4、5の先端ロッド部材
の製造方法は、出射部の少なくとも一部にフロスト加工
を施して凹凸を設け、その少なくとも一部に金属酸化物
の粉末または溶液を塗り込み、その後焼成することによ
り、上記本発明の第1、2の先端ロッド部材の製造方法
と同様の効果に加えて、フロスト加工の粗さにより吸収
体である金属イオンを含む金属化合物の付着量を規制す
ることができ、吸収率を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における先端ロッド部材
の構成を示す説明図
【図2】焼成時間とディップ溶液の濃度を同一にしたと
きの焼成温度と吸収率との関係を示す図
【図3】本発明の一実施の形態における先端ロッド部材
において入射部を凹面とした構成を示す説明図
【図4】本発明の一実施の形態における先端ロッド部材
において入射部を凸面とした構成を示す説明図
【図5】従来の先端ロッド部材の構成を示す第1の説明
【図6】従来の先端ロッド部材の構成を示す第2の説明
【図7】従来の先端ロッド部材の構成を示す第3の説明
【符号の説明】
7 入射部 8 透過部 9 出射部 10 吸収体となる金属イオンを含んだアルミナの層

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 近赤外のレーザ光を入射させるための入
    射部と、入射したレーザ光を透過させる透過部と、前記
    レーザ光を透過しかつ熱に変換する出射部とを備え、前
    記入射部、透過部および出射部はアルミナを主成分とす
    るレーザ透過材からなるとともに、前記出射部の少なく
    とも一部は、前記レーザ光を吸収する金属イオンを表面
    および内部に拡散されていることを特徴とする先端ロッ
    ド部材。
  2. 【請求項2】 金属イオンは、鉄イオンまたは銅イオン
    またはチタンイオンまたはネオジウムイオンまたはクロ
    ムイオンである請求項1記載の先端ロッド部材。
  3. 【請求項3】 入射部が凹面であることを特徴とする請
    求項1または2記載の先端ロッド部材。
  4. 【請求項4】 入射部が凸面であることを特徴とする請
    求項1または2記載の先端ロッド部材。
  5. 【請求項5】 近赤外のレーザ光を入射させるための入
    射部と、入射したレーザ光を透過させる透過部と、前記
    レーザ光を透過しかつ熱に変換する出射部とを備えると
    ともに、前記入射部、透過部および出射部はアルミナを
    主成分とするレーザ透過材からなる先端ロッド部材にお
    いて、前記出射部の少なくとも一部を金属イオンもしく
    は金属化合物を含んだA1アルコキシド溶液でディップ
    コートする第1のステップと、その後焼成により金属イ
    オンを前記出射部の少なくとも一部の表面および内部に
    熱拡散させる第2のステップとからなる先端ロッド部材
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 金属イオンもしくは金属化合物が、鉄イ
    オンもしくは鉄化合物、または銅イオンもしくは銅化合
    物、またはチタンイオンもしくはチタン化合物、または
    ネオジウムイオンもしくはネオジウム化合物、またはク
    ロムイオンもしくはクロム化合物である請求項5記載の
    先端ロッド部材の製造方法。
  7. 【請求項7】 近赤外のレーザ光を入射させるための入
    射部と、入射したレーザ光を透過させる透過部と、前記
    レーザ光を透過しかつ熱に変換する出射部とを備えると
    ともに、前記入射部、透過部および出射部はアルミナを
    主成分とするレーザ透過材からなる先端ロッド部材にお
    いて、前記出射部の少なくとも一部を金属酸化物をアル
    コールに溶解または混合させた溶液でディップコートす
    る第1のステップと、その後焼成により金属イオンを前
    記出射部の少なくとも一部の表面および内部に熱拡散さ
    せる第2のステップとからなる先端ロッド部材の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 近赤外のレーザ光を入射させるための入
    射部と、入射したレーザ光を透過させる透過部と、前記
    レーザ光を透過しかつ熱に変換する出射部とを備えると
    ともに、前記入射部、透過部および出射部はアルミナを
    主成分とするレーザ透過材からなる先端ロッド部材にお
    いて、前記出射部の少なくとも一部にフロスト加工を施
    して凹凸を設ける第1のステップと、その少なくとも一
    部に金属酸化物の粉末または溶液を塗り込む第2のステ
    ップとその後焼成により金属イオンを前記出射部の少な
    くとも一部の表面および内部に熱拡散させる第3のステ
    ップとからなる先端ロッド部材の製造方法。
  9. 【請求項9】 金属酸化物が酸化鉄または酸化銅または
    酸化チタンまたは酸化ネオジウムまたは酸化クロムであ
    る請求項7または8記載の先端ロッド部材の製造方法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63318934A (ja) * 1987-06-22 1988-12-27 サージカル・レーザー・テクノロジーズ・インコーポレーテッド 医療用レ−ザ−プロ−ブ
JPH02164355A (ja) * 1988-12-16 1990-06-25 Osada Chuo Kenkyusho:Kk レーザチップ
JPH05220163A (ja) * 1991-03-18 1993-08-31 Olympus Optical Co Ltd レーザプローブ

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