JPH10313883A - 大腸菌でのBssHII制限酵素のクローニング及び生産方法 - Google Patents
大腸菌でのBssHII制限酵素のクローニング及び生産方法Info
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- JPH10313883A JPH10313883A JP10105323A JP10532398A JPH10313883A JP H10313883 A JPH10313883 A JP H10313883A JP 10105323 A JP10105323 A JP 10105323A JP 10532398 A JP10532398 A JP 10532398A JP H10313883 A JPH10313883 A JP H10313883A
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Abstract
ラーゼをコードする組み換えDNA及び当該組み換えD
NAからのBssHII制限エンドヌクレアーゼの生産に関す
る新規方法の提供。 【解決手段】 Bacillus stearothermophilus H3 E.col
i.からの多重特異性メチラーゼ遺伝子(bssHIIM1)、BssH
II制限エンドヌクレアーゼ遺伝子(bssHIIR)及び同族Bss
HIIメチラーゼ遺伝子(bssHIIM2)をコードする組み換え
DNAをクローニングすること及びこれによるBssHII型
制限エンドヌクレアーゼの生産。
Description
ンドヌクレアーゼとBssHIIメチラーゼをコードす
る組み換えDNA及び当該組み換えDNAからのBss
HII制限エンドヌクレアーゼの生産に関する。
然にできる種類の酵素である。制限エンドヌクレアーゼ
が他の細菌成分から精製されると、実験室でDNA分子
を切断して分子クローニング及び遺伝子の特徴付けのた
めの精密な断片を得ることに用いることができる。
のヌクレオチドの特定の配列(認識配列)を認識し結合
して働く。一度、結合すると認識配列の内部でまたは一
端で分子を切断する。異なる制限エンドヌクレアーゼは
異なる認識配列に親和性を有する。独特の特異性を有す
る211以上の制限エンドヌクレアーゼが今日までに研
究された何百もの細菌種の中から同定されている(Rober
tsとMaceils, Nucl.Acids Res.24:223-235,(1996))。
クレアーゼを持つにすぎないという傾向がある。エンド
ヌクレアーゼは典型的には由来する細菌に従って名前が
付けられる。例えば、Deinococcus radiophilusは Dra
I, DraII, DraIIIと名付けられた3つの異なる制限エン
ドヌクレアーゼを生産する。これら3つの酵素はそれぞ
れ5'TTTAAA3', 5'PuGGNCCPy3'及び5'CACNNNGTG3'という
配列を認識し切断する。一方、Escherichia coli RY13
は5'GAATTC3'という配列を認識する酵素、EcoRIだけを
生産する。
菌細胞の繁栄のために防御的な役割を果たすと考えられ
ている。制限エンドヌクレアーゼは細菌を破壊しまたは
細菌に寄生するであろうウィルス及びプラスミドのよう
な外来性DNA分子による感染に対して細菌が抵抗する
ことを可能にする。認識配列がある度に侵入外来性DN
A分子を切断することにより抵抗性を与える。この切断
が生じると多くの感染遺伝子は無力になり、DNAは非
特異的ヌクレアーゼによる更なる分解をうけやすくな
る。
修飾メチラーゼである。これらの酵素は制限エンドヌク
レアーゼを補足し、細菌が自己のDNAを防御し外来性
感染DNAを区別し得る手段を提供する。修飾メチラー
ゼは対応する制限エンドヌクレアーゼと同じ配列を認識
し結合する。しかし、DNAを切断する代わりにメチル
基の付加により配列内の特定のヌクレオチドを化学的に
修飾する。メチル化の後、認識配列はもはや制限エンド
ヌクレアーゼにより切断されない。細菌細胞のDNAは
その細菌の修飾メチラーゼの働きで常に充分に修飾され
ている。それ故に、内因性の制限エンドヌクレアーゼの
存在に対して完全に無反応性である。制限エンドヌクレ
アーゼの認識及び開裂に感受性であるのは未修飾で、そ
れ故外来性と見なし得るDNAのみである。
をクローニングしそれらがコードするタンパク質及び酵
素を従来の精製技術で得られるより大量に生産すること
が可能である。制限エンドヌクレアーゼ遺伝子を単離す
る鍵は複雑な「ライブラリー」すなわち、「ショットガ
ン」方法により得たクローン集団中のクローンを10-3か
ら10-4より低い頻度で出現するときに同定する簡単で確
かな方法を開発することである。好ましくは、その方法
は所望であるがまれなクローンが生き残る間に不要な多
数のクローンが破壊されるように選択的であるべきであ
る。
されつつある。最初のクローニングシステムは制限エン
ドヌクレアーゼクローンを同定または選択する手段とし
てバクテリオファージ感染を用いた(EcoRII: Kosykh
ら、Molec.Gen.Genet.178:717-719,(1980); HhaII:Mann
ら、Gene 3:97-112,(1978); PstI:Walderら、Proc.Nat.
Acad.Sci.78:1503-1507,(1981))。細菌内の制限−修飾
系の存在は細菌がバクテリオファージによる感染へ抵抗
することを可能にするので、クローニングされた制限−
修飾遺伝子を有する細胞は原理的にはファージに曝され
たライブラリーからの生き残りとして選択的に単離され
得る。しかし、この方法は限定的な価値しかないことが
わかった。すなわち、クローニングされた制限−修飾遺
伝子は選択的な生存を授与する充分なファージ抵抗性が
常に現れるのではないことがわかった。
を増殖させるE.coli中へのプラスミド運搬として
最初に特徴づけられた形質転換系を含む(EcoRV:
Bougueleretら,Nucl.Acid.Re
s.12:3659−3676(1984); Pae
R7:Gingeras及びBrooks,Proc.Natl.Acad.Sc
i.USA 80:402-406,(1983); Theriault及びRoy,Gene 19:
355-359(1982);PvuII:Blumenthalら、J.Bacteriol.164:
501-509,(1985))。
ある系のクローニングに用いられるアプローチの一つは
活性メチラーゼ遺伝子に向けられる(Wilson,1993年4月
6日に発行されたU.S.Patent No.5,200,333及びBsuRI:K
issら、Nucl.Acid.Res.13:6403-6421,(1985))。制限と
修飾遺伝子はたいてい近接して連鎖しているので、たい
てい両遺伝子は同時にクローニングできる。しかし、こ
の選択により常に完全な制限系が得られるとは限られ
ず、そのかわりにメチラーゼ遺伝子のみが得られること
がある(BspRI:Szomolanyiら、Gene 10:219-225,(1980);
BcnI:Janulaitisら、Gene 20:197-204(1982);BsuRI:Kis
s及びBaldauf,Gene 21:111-119,(1983);及びMspI:Walde
rら、J.Biol.Chem.258:1235-1241,(1983))。
法(endo-blue method)」がdinD::lacZ融合を含むE.Coli
の指標株に基づいてE.coli中の制限エンドヌクレアーゼ
遺伝子の直接クローニングのために記載された(Fomenko
vら、1996年3月12日に発行されたU.S.Patent No.5,498,
535、Fomenkovら、Nucl.Acids Res.22:2399-2403,(199
4))。この方法は制限エンドヌクレアーゼまたは非特異
的ヌクレアーゼによるDNA損傷に続いて起こるE.coli
SOS反応を利用する。多数の熱安定性ヌクレアーゼ
遺伝子(Tth111I, BsoBI, Tfヌクレアーゼ)がこの方法
によりクローニングされた。
の障害が多様なメチラーゼのクローニング過程で発見さ
れた。多くのE.coli株は(クローニングに通常用いられ
る株も含めて)シトシンのメチル化を含むDNAの導入
に抵抗するシステムを持っている(Raleigh及びWilson,
Proc.Natl.Acad.Sci., USA 83:9070-9074, (1986))。そ
れ故、どのE.coli株をクローニングに用いるかも注意深
く考える必要がある。
ヌクレアーゼ及び修飾メチラーゼは実験室で組み換え分
子を創るのに有用なツールなので、これらの酵素を大量
に生産する組み換えDNA技術を通して細菌株を得るこ
とに商業的な動機がある。そのような過剰発現株はまた
酵素精製の仕事をも簡単にするであろう。
E.coli.からの多重特異性(multi-specific)メチラーゼ
遺伝子(bssHIIM1)、BssHII制限エンドヌクレアーゼ遺伝
子(bssHIIR)及び同族BssHIIメチラーゼ遺伝子(bssHIIM
2)をコードする組み換えDNAに関する。
ーゼ遺伝子は最初、2カ所のBssHII部位を有する修飾pL
ITMUS28ベクターを用いてSau3AIライブラリー中にクロ
ーニングした(New England Biolabs,Inc.,Beverly,M
A)。多重特異性BssHIIメチラーゼの発現は2カ所のBssH
II部位をBssHII分解に対して抵抗性にする。驚くべきこ
とに、クローニングしたメチラーゼはまたBssHII部位
(5’GCGCGC3’)に加え他の部位も修飾する。即ち、こ
のメチラーゼはまたBsrFI(5’RCCGGY3’)及びHaeII部
位(5’RGCGCY3’)並びに部分的にはEagI(5’CGGCCG
3’)及びMluI部位(5’ACGCGT3’)を修飾する。単一
特異性BssHIIメチラーゼはB.stearothermophilus H3ゲ
ノムDNAから調製した部分的Sau3AIライブラリーから
回収できなかった。
ングを容易にするために、多量のBssHII制限エンドヌク
レアーゼタンパク質がB.stearothermophilus H3細胞か
ら精製された。N末端アミノ酸配列は以下のように決定
された。(Met) Gly Glu AsnGln Glu Ser Ile Trp Ala A
sn Gln Ile Leu Asp Lys Ala Gln Leu Val Ser? ProGlu
Thr His Xaa Gln Asn? Xaa Ala Asp(配列番号1)
(?は曖昧であることを意味する)。
IM1)に近接したDNA断片はBssHIIエンドヌクレアーゼ
遺伝子の発見を期待して配列決定された。多重特異性メ
チラーゼ遺伝子の周囲の5000bp以上のDNAが配
列決定された。転写解読枠のアミノ酸配列への翻訳はBs
sHII制限エンドヌクレアーゼタンパク質のN末端アミノ
酸配列に適合しなかった。真のBssHII制限エンドヌクレ
アーゼ遺伝子はB.stearothermophilus H3染色体の別の
場所に位置していそうだと結論づけた。
置を決定するために、2セットの縮重プライマー(degen
erate primer)をタンパク質の配列に基づいて設計し、
PCRでB.stearothermophilus H3ゲノムDNA由来のB
ssHII制限エンドヌクレアーゼの最初の59bpを増幅
するのに用いた。次いで、pUC19(ATCC 37254)中にクロ
ーニングし挿入の配列決定をした。1セットの逆PCR
(inverse PCR)プライマーを当該配列のわかってい
る59bp配列から設計した。逆PCR産物はSau3AIで
分解し、自己連結したB.steatothermophilus H3ゲノム
DNA中に見出された。逆PCR DNAをクローニン
グし配列決定した。これによりさらに465bpの新し
いDNAコード配列が得られた。逆PCRの別のセット
を465bp配列の末端から設計しHinfI又はRsaIで分
解し自己連結したB.stearothermophilus H3ゲノムDN
AからBssHIIエンドヌクレアーゼ遺伝子の残りの部分を
増幅するのに用いた。逆PCR産物をクローニングし、
配列決定した。別の730bpの新しい配列の後に、ス
トップコドンがRsaI断片中に見出された。完全なBssHII
エンドヌクレアーゼ遺伝子(bssHIIR)は1254bpで
あり(59bp+465bp+730bp)、推定分子
量47kDaの417アミノ酸BssHII制限エンドヌクレ
アーゼをコードしていた。
特異性BssHIIメチラーゼ遺伝子(bssHIIMI)をコンパチブ
ルベクターpACYC184(ATCC 37033)にクローニングした。
BssHIIエンドヌクレアーゼ遺伝子をPCRで増幅した。
効率的なリボソーム結合部位及び最適スペース(spacin
g)をbssHIIR遺伝子の前に組み込んだ。PCR産物をpUC
19中にクローニングした。PCR挿入を担っている3つ
の単離体が見出された。しかし、IPTG誘導細胞培養
では活性は検出できなかった。3つの挿入はbssHIIR遺
伝子中に変異をもたらしたと結論された。
コピー数プラスミドである。lacプロモーターからの遺
伝子の発現は厳密に調節されていない。従って、T7プロ
モーターのような厳密に調節されたプロモーターがbssH
IIR遺伝子の発現に好ましいであろうと判断された。bss
HIIR遺伝子は両側にXbaIとBamHI部位のあるプライマー
を用いてPCRで増幅された。効率的なリボソーム結合
部位と最適スペースを遺伝子の前部に組み込んだ。PC
R産物をT7プロモータの上流に転写終了暗号を有するT7
発現ベクターpET21AT(New England Biolabs Inc.,Berve
rly, MA)に連結した。最初bssHIIM1遺伝子をベクターpL
G339中に挿入した。次いでエンドヌクレアーゼを担って
いるプラスミドをE.coli細胞ER2504(pLysS, pLG-BssHII
M1)に形質転換した。pLysS, pLG-BssHIIM1及びpET21AT-
BssHIIRを担っているE.coli細胞をIPTGで誘導し、
細胞抽出物のBssHIIエンドヌクレアーゼ活性をアッセイ
した。12の単離体由来の細胞抽出物についてアッセイ
を行ったところ、12クローン総てがBssHIIエンドヌク
レアーゼ活性を産生していた。1実施例を図4に示す。
II型制限エンドヌクレアーゼ遺伝子及び同族メチラー
ゼ遺伝子は互いに近接して位置しているので、1セット
の逆PCRプライマーを制限エンドヌクレアーゼ配列の
末端に基づいて合成した。下流配列を逆PCRにより増
幅し、クローニングした。真のBssHIIメチラーゼ遺伝子
(bssHIIM2)を2段階の逆PCRでクローニングした。完
全なbssHIIM2遺伝子をPCRにより増幅し、E.coli染色
体を予め修飾すべくpSC101由来のコンパチブルベクター
pLG339(ATCC37131)中にクローニングした。予め修飾し
た宿主ER2417(pLysP,pLG-BssHIIM2)をpET21AT-BssHIIR
で形質転換した。その結果生じた株ER2417(pLysP,pLG-
BssHIIM2,pET21AT-BssHIIR)はIPTG誘導後に1×1
05単位のBssHII制限エンドヌクレアーゼを生産した。
多重特異性BssHIIメチラーゼ遺伝子、BssHII制限エンド
ヌクレアーゼ及び同族メチラーゼ遺伝子は好ましくは以
下の段階を経てクローニングされ発現される。
NAを精製する。
クレアーゼ又はそのアイソシゾマーのいずれかで部分的
に分解し、完全なBssHII多重特異性メチラーゼ遺伝子を
含むDNA断片を生成させる。代わりに、段階9を経ず
にN末端アミノ酸配列から設計された縮重プライマーを
用いたPCR及び逆PCRにより直接BssHIIエンドヌク
レアーゼ遺伝子をクローニングすることもできる。
で2つのBssHII部位を有するBamHI-開裂/CIPで処理した
pLITMUSクローニングベクター中に連結させる。連結D
NAを適切な宿主、即ちE.coli株RR1のようなHsdR-, Mc
rBC-, Mrr- 株を形質転換させるのに用いる。DNA/細
胞混合物を次いで形質転換細胞を選択するアンピシリン
培地に播く。インキュベーション後、形質転換コロニー
を採取し増幅させ最初の細胞ライブラリーを形成する。
ライブラリー全体から精製し、最初のプラスミドライブ
ラリーを作る。次いで、精製プラスミドライブラリーを
BssHII制限エンドヌクレアーゼまたはBssHIIアイソシゾ
マーのいずれかを用いてインビトロで完全に分解させ
る。BssHIIエンドヌクレアーゼ分解は未修飾でメチラー
ゼを含有していないクローンを選択的に分解し、BssHII
メチラーゼ遺伝子を有するクローンの相対的頻度を高め
る。
の同定 分解したプラスミドライブラリーDNAはE.coli株RR1
のような宿主に戻し形質転換させ、アンピシリンプレー
ト上に播いて再び形質転換コロニーを得る。コロニーを
拾いそのプラスミドを調製しBssHII分解に抵抗性かどう
かを決定するために精製プラスミドDNAをインビトロ
でBssHIIエンドヌクレアーゼとインキュベートすること
によりBssHIIメチラーゼ遺伝子の存在を分析する。
たことを確認したら、クローンを制限地図作製及び欠失
地図作製により分析する。次いで、完全な挿入について
配列決定する。このアプローチ後に、BssHII多重特異性
メチラーゼ遺伝子に対応した1つの転写解読枠を見つけ
る。クローニングしたメチラーゼはBssHII部位(5’GCG
CGC3’)の他にいくつかの他の部位を修飾する。多重特
異性BssHIIメチラーゼ遺伝子を担っているプラスミドD
NAもBsrFI(5’RCCGGY3’)及びHaeII(5'RGCGCY3')分解
に抵抗性であり、またEagI(5’CGGCCG3’)及びMlUI
(5’ACGCGT3’)分解に部分的に抵抗性である。クローニ
ングしたメチラーゼは多重特異性メチラーゼであると結
論される。
ク質を多量に精製しN末端アミノ酸配列を決定する。N
末端配列は次の通りである。(Met)Gly Glu Asn Gln Glu
Ser Ile Trp Ala Asn Gln Ile Leu Asp Lys Ala Gln L
eu Val Ser? Pro Glu Thr HisXaa Gln Asn? Xaa Ala As
p(配列番号1)(?は曖昧であることを意味する)
8.上のアプローチに基づいて、メチラーゼ含有クロー
ンを用いて多重特異性BssHIIメチラーゼ遺伝子の周囲の
5.8KbのDNA断片の配列を決定する。DNA配列を総
ての6つの枠に翻訳し、BssHII制限エンドヌクレアーゼ
のアミノ酸配列と比較する。しかし、精製BssHII制限エ
ンドヌクレアーゼの翻訳アミノ酸配列とN末端アミノ酸
配列の間に明らかな同一性/相同性は認められない。真
のBssHII制限エンドヌクレアーゼ遺伝子は多重特異性メ
チラーゼの隣には位置していないと結論される。
ミノ酸配列に基づいてPCR及び逆PCRで直接クロー
ニングする努力がなされる。2セットの縮重プライマー
を最初の5アミノ酸残基(MGENQE)(配列番号5)及び1
5番目から20番目の残基(DKAQLV)(配列番号6)から
設計する。プライマーをB.stearothermophilus H3ゲノ
ムDNAからのBssHII制限エンドヌクレアーゼの最初の
59bpをPCRにより増幅するのに用いる。多数のP
CR産物が見出され59〜67bpのDNA断片をゲル
精製し、pUC19にクローニングし配列決定する。2クロ
ーンのうちの1つは期待されるN末端アミノ酸配列と同
一である翻訳アミノ酸配列を有していた。
p DNAから設計し、周囲のDNA配列をB.stearothe
rmophilus H3ゲノムDNAから逆PCRにより増幅する
のに用いる。B.stearothermophilus H3ゲノムDNAを
以下の制限酵素で分解する。6bp認識配列を有するAa
tII, BamHI, BglII, BspEI, ClaI, EcoRI, HindIII,Mlu
I, NheI又はSphI及び4−5bp認識配列を有するSau3A
I, NlaIII, MspI, MboI, HinP1I, HhaI, HpaII, HaeII,
EaeI又はAciIである。分解により逆PCR反応に適し
たサイズの鋳型DNA(10kb以下)が生じる。分解
DNAサンプルを低DNA濃度(2マイクログラム/mL
以下)で自己連結させる。連結環状DNAを逆PCR反
応の鋳型として用いる。単一のPCR産物がSau3AI, Mb
oI及びAciIで分解しかつ自己連結したゲノムDNA中に
見出される。DNA断片をpUC19中にクローニングし配
列決定する。その結果465bpの新しい配列が生じ
る。
い配列の末端から設計し、さらに周囲のDNAを増幅す
るのに用いる。 B.stearothermophilus H3ゲノムDN
AをApoI, BsaWI, Sau3AI, NlaIII, MspI, MboI, HinP1
I, HhaI, HpaII, HaeII, EaeI,TaiI, HinfI, RsaI又はA
ciIで分解する。分解DNAサンプルを低DNA濃度(2
マイクログラム/mL以下)で自己連結させる。連結環
状DNAを逆PCR反応の鋳型として用いる。単一の逆
PCR産物がHinfI又はRsaI分解しかつ自己連結したゲ
ノムDNA中に見出される。DNA断片をクローニング
し、配列決定する。730bpのさらなる配列の後に、
配列決定されたRsaI断片中にストップコドンが見出され
る。完全BssHIIエンドヌクレアーゼ遺伝子は1254b
p(59bp + 465bp + 730bp)であ
り、推定分子量47kDaの417アミノ酸のBssHiiエ
ンドヌクレアーゼをコードしている。
をpACYC184(ATCC 37033)中にクローニングしE.coli宿主
を予め修飾する。完全BssHIIエンドヌクレアーゼ遺伝子
を2つのプライマーを用いてPCRにより増幅させる。
効率的なリボソーム結合部位と7bpのスペースをATG
開始コドンの前に組み込む。エンドヌクレアーゼ遺伝子
をpUC19中にクローニングする。挿入を有する3つのク
ローンが見出されるが、IPTG誘導細胞培養の抽出物
中にBssHII活性は見出されない。
みにおいて、T7発現ベクターpET21ATが厳密な調節の発
現に用いられる(F.W.StudierとB.A.Moffatt, J.Mol.Bio
l.189:113-130,(1986))。ベクターpET21ATはT7プロモー
ターの上流の転写終了暗号を4コピー有している。pLys
Sの共形質転換(co-transformation)(F.W.Studier, J.Mo
l.Biol.219:37-44(1991))は非誘導条件下でベースとな
る発現レベルをさらに減じる。bssHIIM1遺伝子をPCR
により増幅しpSC101由来のコンパチブルベクターpLG339
(ATCC 37131)中にクローニングする。bssHIIR遺伝子を
PCRで増幅しpET21AT中にクローニングする。T7発現
のためのE.coli宿主細胞、ER2504をpLysS, pLG-BssHIIM
1, pET21AT-BssHIIRで形質転換する。12の単離体がI
PTGにより誘導され、細胞抽出物を調製しBssHII制限
エンドヌクレアーゼ活性をアッセイする。総てのクロー
ンはBssHIIエンドヌクレアーゼを生産する。
ゼ遺伝子をクローニングするために、1セットのプライ
マーを下流のDNA配列を増幅するために作る。逆PC
R産物がHhaI, HaeIII及びSau3AIで分解し、自己連結し
たゲノムDNAの逆PCR反応物中に見出される。逆P
CR産物をクローニングし配列決定される。未終結の転
写解読枠が新しく得られた895bp配列中に見出さ
れ、Genbankの周知遺伝子と配列を比較する。この未終
結転写解読枠は周知のC5メチラーゼに類似したアミノ
酸配列を有している。
ーを合成し下流の配列を増幅するの用いる。逆PCR産
物はStyIで分解して自己連結させたDNAのPCR反応
物中に見出される。DNA産物をpUC19中にクローニン
グし、その挿入について配列決定する。完全BssHIIメチ
ラーゼ遺伝子(bssHIIM2)は1128bpであり、42.
2kDaの分子量を有するBssHIIメチラーゼタンパク質
をコードすることが判明する。
ベクターに挿入する。予め修飾されたE.coli宿主細胞,E
R2417(pLysP, pLG339-BssHIIM2)をpET21AT-BssHIIRで形
質転換する。生じた株ER2417(pLysP, pLG339-BssHIIM2,
pET21AT-BssHIIR)(NEB#1070)はE.coli細胞湿重1グラ
ム当たり1×105 単位のBssHII制限エンドヌクレアー
ゼを生産する。
件に従ってAmerican Type CultureCollectionに199
7年2月24日に寄託し、ATCC受託番号98334を得
た。
る。実施例は本発明の理解を助けるために提供されるが
発明を限定するものとは解釈されない。
明細書に導入する。
ーゼ遺伝子(bssHIIM1)のクローニング 10μgのB.stearothermophilus H3ゲノムDNAを4,
2, 1, 0.5, 又は0.25単位のSau3AIを用いて37℃、30
分間部分分解した。部分分解したDNAを電気泳動によ
り分析した。1単位及び0.5単位のSau3AI分解により
限定部分分解が生じたことが判明した。Sau3AI部分分解
B.stearothermophilus H3ゲノムDNAをBamHI開裂/CIP
処理pLITMUS28(2つのBssHII部位を持つpUC19誘導体、N
ew England Biolabs Inc.,Baverly,MA)中に16℃一晩で
連結した。連結DNAをRR1 コンピテント細胞に形質
転換し、アンピシリンプレート上に播いた。トータル約
1×105 細胞が形質転換実験で得られた。これらの細
胞を一緒にプールし1リッターのAp添加LBブイヨン中に
接種し37℃で一晩培養した。プラスミドDNAを最初
の細胞ライブラリーから調製した。10, 5, 2及び1μg
のプラスミドDNAを40単位のBssHII制限エンドヌク
レアーゼを用いて50℃で4時間分解した。BssHII分解
DNAをRR1コンピテント細胞中に再形質転換した。プ
ラスミドを再び生存形質転換体から単離し、BssHII制限
酵素で分解しプラスミドDNAがBssHII分解に抵抗性か
どうかを調べた。36のプラスミドについてBssHII分解
への抵抗性を調べた。3つの抵抗性クローン(#3、#
18及び#30)が見つかった。それらは約6kbのゲ
ノムDNA挿入を担っていた。これらのプラスミドをBs
rFI, SacII, EagI, MluI, HaeII, NarI, HhaI, SacI又
はEcoO109Iで分解したとき、BsrFI, HaeII, EagI又はMl
uI分解に対して抵抗性か又は部分的に抵抗性であること
が判明した。細胞抽出物を3つの単離体から得て、BssH
IIエンドヌクレアーゼ活性をアッセイした。明らかなエ
ンドヌクレアーゼ活性は3つの細胞抽出物中に検出され
なかった。完全な多重特異性メチラーゼ遺伝子と周囲の
DNAの配列を決定した。bssHIIM1遺伝子配列を図1に
示す。明らかな制限エンドヌクレアーゼ遺伝子は見つか
らなかった。このメチラーゼ遺伝子はファージがコード
する多重特異性メチラーゼ遺伝子であろうと結論され
た。同様の遺伝子がクローニングされ、その配列が公表
された(Schumann,J.,ら, Gene 157:103-104(1995))。
られるだけなので、努力をBssHIIエンドヌクレアーゼ遺
伝子の直接クローニングに集中した。BssHII制限エンド
ヌクレアーゼをB.stearothermophilus H3細胞からクロ
マトグラフィーにより精製し、N末端アミノ酸配列決定
に当てた。N末端アミノ酸配列は以下の通りである。
Ala Asn Gln Ile Leu Asp Lys Ala Gln Leu Val Ser? P
ro Glu Thr His Xaa Gln Asn? Xaa Ala Asp(配列番号
1)(?は曖昧であることを意味する)。
計するのに用いられた)。
6アミノ酸配列、(Met) Gly Glu Asn Gln Glu(配列番
号5)に基づいて設計された。
る。
列、Asp Lys Ala Gln LeuVal(配列番号6)に基づいて
設計した。Leuをコードするコドンは6つの可能性(CUG,
CUC,CUU,CUA,UUG及びUUA)があるため、2つの縮重プラ
イマーを作成した。一方はLeuをコードするCTNで、もう
一方はLeuをコードするTTRであった。この2つの逆向き
縮重プライマーの配列は以下の通りである。
きプライマー1をPCR反応1に用いた。前向きプライ
マーと逆向きプライマー2をPCR反応2に用いた。D
NA増幅が正の結果を示せば、59bpPCR産物が期
待できるであろう。BssHIIエンドヌクレアーゼ遺伝子の
59bpは最初の20アミノ酸をコードしている。30
回のPCR増幅(95℃1分、40℃1分、72℃30
秒、で30回)の後、期待したPCR産物がアガロース
ゲル上で検出された。小DNA産物を3%低温溶解アガ
ロースゲルを通してゲル精製した。ゲル切片をβアガラ
ーゼで処理しDNAを沈降させpUC19中にクローニング
した。挿入を有する2クローンについて配列決定した。
最初の59bpのbssHIIR遺伝子の配列は以下の通りで
あった。
ATTGGACAAGGCCCAACTGGT3’(配列番号10) コードアミノ酸配列は Met Gly Glu Asn Gln Glu Ser
Ile Trp Ala Asn Gln Ile Leu Asp Lys Ala Gln Leu V
al(配列番号11)であった。この配列は天然タンパク
質のアミノ酸配列決定で得られたアミノ酸配列と完全に
適合した。
ニングするために1セットの逆PCRプライマーを59
bpのDNA配列から設計した。逆PCRプライマーは
以下の通りであった。
配列を持つ制限酵素、AatII, BamHI, BglII, BspEI, Cl
aI, EcoRI, HindIII, MluI, NheI又はSphI及び4−5b
pの認識配列を持つ制限酵素Sau3AI, NlaIII, MspI, Mb
oI, HinP1L, HhaI, HpaII, HaeII, EaeI又はAciIを用い
て2時間所望の温度で分解した。分解により逆PCR反
応に適したサイズの鋳型DNA(10kb以下)が生じ
た。分解DNAサンプルを低DNA濃度(2マイクログ
ラム/mL以下)で自己連結させた。連結環状DNAをフ
ェノールCHCl3で2回、CHCl3で1回抽出した。
DNAをエタノールで沈降させTE緩衝液に再懸濁し、
逆PCR反応(95℃1分、60℃1分、72℃2分、
で30回)の鋳型として用いた。PCR産物はSau3AI,
MboI及びAciIで分解し自己連結したゲノムDNA中に見
出された。DNA断片はpUC19中にクローニングされ配
列決定され、465bpの新しい配列を生じた。
ニングするために、2番目の逆PCRプライマーのセッ
トが465bpの新しい配列から設計された。プライマ
ーの配列は以下の通りであった。
いられた。B.stearothermophilus H3ゲノムDNAをApo
I, BsaWI, Sau3AI, NlaIII, MspI, MboI, HinP1I, Hha
I, HpaII, HaeII, EaeI, TaiI, HinfI, RsaI又はAciIで
分解した。分解DNAサンプルを低DNA濃度(2マイ
クログラム/mL以下)で自己連結した。連結環状DNA
をフェノール−CHCl3で2回、CHCl3で1回抽出
した。DNAをエタノールで沈降させTE緩衝液に再懸
濁した。連結環状DNAを逆PCR反応(95℃1分、
60℃1分、72℃2分、で30回)の鋳型として用い
た。逆PCR産物はHinfI又はRsaIで分解し自己連結し
たゲノムDNA中に見出された。DNA断片はクローニ
ングされ配列決定された。730bpの追加の配列の後
に、ストップコドンが配列決定したRsaI断片中に見出さ
れた。図2に示された完全BssHIIエンドヌクレアーゼ遺
伝子は1254bp(59bp+465bp+730b
p)であり、推定分子量47kDaの417アミノ酸の
BssHIIエンドヌクレアーゼをコードしている。この分子
量はSDS-PAGEゲル上の明確なサイズ(46.5kDa)
と非常に適合している。
チラーゼ遺伝子をpACYC184中にクローニングした。完全
BssHIIエンドヌクレアーゼ遺伝子を2つのプライマーを
用いたPCRで増幅した。効率的なリボソーム結合部位
と7bpのスペースをATG開始コドンの前に組み込ん
だ。エンドヌクレアーゼ遺伝子をpUC19中にクローニン
グした。挿入を有する3つのクローンが見つかったが、
IPTG誘導細胞培養の細胞抽出物中に明らかなBssHII
活性は見られなかった。挿入はPCR増幅の間に変異を
もたらすと結論された。pUC19からのBssHIIエンドヌク
レアーゼ遺伝子の発現もまた漏出性(leaky)の発現のた
め不安定であろう。
伝子の発現 bssHII遺伝子を発現させる2番目の企てで、T7発現ベク
ターpET21ATが厳密に調製された発現に用いられた。ベ
クターpET21ATはT7プロモーターの上流に転写終了暗号
を4コピー担っている。pLysSの共形質転換体は非誘導
条件下でベースとなる発現レベルをさらに減じる。bssH
IIM1遺伝子をPCRにより増幅しコンパチブルベクター
pLG339(pSC101由来)中にクローニングした。以下の通
りの2つのプライマーをbssHIIR遺伝子増幅のために設
計した。
たPCR(95℃1分、60℃1分、72℃1分で20
回)により増幅し、pET21AT中にクローニングした。T7発
現のためのE.coli宿主細胞、ER2504をpLysS, pLG-BssHI
IM1, pET21AT-BssHIIRで形質転換させた。12の単離体
を対数増殖期後半(約120klett単位)まで培養し、
IPTGを最終濃度0.5mMで添加した。IPTG誘
導を3時間行い細胞抽出物を調製しBssHII制限エンドヌ
クレアーゼ活性についてアッセイを行った。12クロー
ン総てがBssHIIエンドヌクレアーゼを生産していた。1
つのクローンは500mL細胞培養で誘導し、その細胞抽出
物を10, 100, 1000倍希釈しラムダDNA
上でBssHIIエンドヌクレアーゼ活性をアッセイするのに
用いた。図5はアッセイ結果を示す。細胞抽出物は10
倍及び100倍希釈でBssHII活性を表した(レーン2及
び3)。
伝子とその同族メチラーゼ遺伝子は通常互いにきわめて
近接して並んでいる。bssHIIR遺伝子の上流のDNAを
逆PCRにより増幅し、クローニングし、配列決定し
た。上流の配列は周知のリボゾームrRNA配列と相同性が
ある。従って、真のBssHIIメチラーゼ遺伝子(bssHIIM2)
は制限エンドヌクレアーゼ遺伝子の下流に位置している
に違いない。bssHIIR遺伝子の下流のメチラーゼ遺伝子
をクローニングするために1セットのプライマーを以下
の通りに作成した。
poI, BsaWI, EaeI, HhaII, HaeIII, MseI, Sau3AI又はT
sp509Iで分解した。分解DNAサンプルを低DNA濃度
(2マイクログラム/mL以下)で自己連結させた。連結
環状DNAをフェノールCHCl3で2回、CHCl3で
1回抽出した。DNAをエタノールで沈降させTE緩衝
液に再懸濁した。連結環状DNAを逆PCR反応(95
℃1分、55℃1分、72℃2分、で30回)の鋳型と
して用いた。逆PCR産物はHhaI, HaeIII及びSau3AIで
分解し自己連結させたゲノムDNAの逆PCR反応物中
に見出された。3つのPCR産物をクローニングし配列
決定した。未終結転写解読枠が新たに得られた895b
pの配列中に見出されGenbankの周知遺伝子と比較し
た。この未終結転写解読枠は周知のC5メチラーゼに類
似したアミノ酸配列を有する。
ために、2番目の逆PCRプライマーのセットを以下の
ように合成した。
に使用した。B.stearothermophilus H3ゲノムDNAをA
vaI, AluI, BsaJI, BstNI, Csp6I, DpnII, EcoO109I, H
aeIII, Hinf1I, MboI, MseI, RsaI, Sau3AI, Sau96I, S
peI, StyI, TaiI, TfiI, Tsp45I又はTsp509Iで分解し
た。分解DNAサンプルを低DNA濃度(2マイクログ
ラム/mL以下)で自己連結させた。連結環状DNAをフ
ェノール−CHCl3で2回、CHCl3で1回抽出し
た。DNAをエタノールで沈降させTE緩衝液に再懸濁
した。連結環状DNAを逆PCR反応(95℃1分、5
5℃1分、72℃2分、で30回)の鋳型として用い
た。逆PCR産物がHaeIII, Hinf1I, MboI, Sau3AI及び
StyIで分解し自己連結したゲノムDNA中の逆PCR産
物中に見出された。StyIで分解し自己連結したDNAか
らのPCR産物をpUC19中にクローニングし、挿入につ
いて配列決定した。新たに得られた250bpのDNA
配列中にストップコドンが見出された。図4に示した完
全なBssHIIメチラーゼ遺伝子(bssHIIM2)は1128bp
であり、42.2KDaの分子量を有する375アミノ
酸のBssHIIメチラーゼタンパク質をコードしていた。
bssHIIR遺伝子の発現 完全なbssHIIM2遺伝子を以下に示す2つのプライマーを
用いて増幅した。
ム結合部位)TAATTAAATGAATGGATTAGAGAAAACTTCCAAT3’
(配列番号22) 5’TTCGGATCC(BamHI部位)TTAAACAAGTTTAGGTAAACCTTTGAA
GGC3’(配列番号23) bssHIIM2遺伝子をプラスミドベクターpLG339中に挿入し
た。予め修飾したE.coli宿主細胞ER2417(pLysP,pLG-Bss
HIIM2)をpET21AT-BssHIIRで形質転換した。その結果生
じた株ER2417(pLysP, pLG-BssHIIM2, pET21AT-BssHIIR)
を500mLのAp(50μg/mL), Km(50μg/mL), Cm(30μg/mL)
添加LB中で30℃で対数増殖期後半(120-150klett単
位)まで培養した。IPTGを培養に最終濃度0.5m
Mまで添加した。3時間のIPTG誘導に続いて細胞を
採取しリゾチームと超音波処理により溶解させた。細胞
抽出物についてラムダDNA上でBssHII活性をアッセイ
した。そのクローンはE.coli細胞湿重1グラム当たり1
×105 単位のBssHII制限エンドヌクレアーゼを生産し
た。
NA配列及びそれがコードするアミノ酸配列である(配
列番号2)。
列及びそれがコードするアミノ酸配列である(配列番号
2)。
R)のDNA配列及び及びそれがコードするアミノ酸配列
である(配列番号3)。
R)のDNA配列及び及びそれがコードするアミノ酸配列
である(配列番号3)。
クレアーゼ活性アッセイの結果を示す図である。
A配列及びそれがコードするアミノ酸配列である(配列
番号4)。
A配列及びそれがコードするアミノ酸配列である(配列
番号4)。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 BssHII制限エンドヌクレアーゼを
コードする単離DNAであって、B.stearoth
ermophilusから得られ得る単離DNA。 - 【請求項2】 BssHII制限エンドヌクレアーゼを
コードするDNA断片が挿入されたベクターからなる組
み換えDNAベクター。 - 【請求項3】 BssHII制限エンドヌクレアーゼ及
びメチラーゼをコードする単離DNAであって、単離D
NAがATCC No.98334から入手可能な単離
DNA. - 【請求項4】 請求項3に記載された単離DNAからな
るクローニングベクター。 - 【請求項5】 請求項2又は4のクローニングベクター
により形質転換された宿主細胞。 - 【請求項6】 BssHII制限エンドヌクレアーゼを
生産する方法であって、請求項2又は4に記載されたベ
クターで形質転換された宿主細胞を当該エンドヌクレア
ーゼの発現に適した条件下で培養することからなる方
法。
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