JPH10313470A - ぺージャー端末装置 - Google Patents

ぺージャー端末装置

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Publication number
JPH10313470A
JPH10313470A JP9120568A JP12056897A JPH10313470A JP H10313470 A JPH10313470 A JP H10313470A JP 9120568 A JP9120568 A JP 9120568A JP 12056897 A JP12056897 A JP 12056897A JP H10313470 A JPH10313470 A JP H10313470A
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JP
Japan
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message
data
device address
unit
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JP9120568A
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English (en)
Inventor
Naoki Sugiyama
直樹 杉山
Kazuhiro Hashimoto
一浩 橋本
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より短い時間で受信処理し、より少ない消費
電力で動作するぺージャー端末装置を提供する。 【解決手段】 位置情報と、装置アドレス情報群と、メ
ッセージ情報の位置を示すメッセージ位置情報群と、メ
ッセージ情報群とを含む情報転送単位を受信して処理す
るぺージャー端末装置において、(1)情報転送単位を
受信、再生して、出力する情報再生手段と(2)少なく
ともメッセージ位置情報群とメッセージ情報群とを格納
する受信記憶手段と(3)上記情報再生手段から出力さ
れた情報が直接に入力され、上記情報再生手段から出力
された情報群が上記受信記憶手段に格納されているとき
に、入力された各ぺージャー端末装置の装置アドレス情
報と、自己の装置アドレス情報とを照合し、一致したと
き、受信した情報転送単位における自己に対するメッセ
ージ位置情報の位置を算出するメッセージ位置情報算出
手段と(4)上記メッセージ位置情報算出手段から出力
されたメッセージ位置情報の位置を用いて、自己に対す
るメッセージ情報を取り込むメッセージ取り込み手段と
を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無線呼び出しシ
ステム(ページャーシステム)におけるぺージャー端末
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ぺージャーシステムは、有線電気通信網
に接続された基地局無線設備から、主に280MHz帯
域の無線電波を送信して、被呼出者が持つ携帯型のぺー
ジャー端末装置に対して、呼び出しのための信号や各種
のメッセージを伝送することを目的とした片方向の通信
システムである。
【0003】ところで、基地局無線設備から、呼び出し
対象である各ぺージャー端末装置に対してなされる情報
は、情報転送単位(以下、フレームという)ごとに転送
される。そして、このフレームは、各ぺージャー端末装
置に割り当てられている固有の装置アドレスと、メッセ
ージ情報とを1組として、呼び出し対象となるぺージャ
ー端末装置の数に対応する組数で構成されている。
【0004】一方、基地局無線設備から送信されたフレ
ームを受信したぺージャー端末装置は、送信された情報
が自己に対するものか否かを調べるために、受信したフ
レームに挿入されている装置アドレス情報を参照する。
【0005】しかし、受信したフレームは、装置アドレ
ス情報とメッセージ情報とを1組して、一般に複数の組
で構成されているため、基地局無線設備からフレーム単
位に送信される情報が、自己に対するものでない場合に
は、ぺージャー端末装置は、送信されたフレームに挿入
されている情報の全てを処理する必要があり、受信した
情報を処理するために多くの電力を消費していた。
【0006】以上のような理由から、ぺージャーシステ
ムにおいて、新たな構成を有するフレームを用いた情報
転送方法が求められるようになった。
【0007】図3は、ぺージャーシステムにおいて、現
在採用が検討されているフレーム構成の概略を示したも
のであり、図4は、そのワード構成の概略を示したもの
である。図3に示したフレームは、同期信号とブロック
データとによって構成されている。
【0008】そして、同期信号は、ぺージャー端末装置
が基地局との同期をとるため必要な同期部1と同期部2
と、そのフレームの基本構成をぺージャー端末装置に伝
達するフレーム情報とで構成されている。
【0009】また、ブロックデータは、ブロック情報
と、アドレスフィールドと、ベクトルフィールドと、メ
ッセージフィールドとから構成され、88ワードの長さ
を有する。ここで、ブロック情報とは、フレーム上での
アドレスフィールドとベクトルフィールドとの開始位置
を規定するワード番号情報を伝達するためのものであ
り、アドレスフィールドには、各ぺージャー端末装置が
呼び出されたことを認識するために必要となる装置アド
レス情報が1又は複数挿入されており、ベクトルフィー
ルドには、各ぺージャー端末装置に対して送信されたメ
ッセージデータの種別情報と各ぺージャー端末装置それ
ぞれに対するメッセージデータの開始位置を規定するワ
ード番号情報とが挿入されており、メッセージフィール
ドには、各装置アドレス情報に対応するメッセージ情報
が挿入されている。
【0010】また、1ワードは、各種情報を伝達するた
めの情報ビット(21ビット)と、ランダム誤り訂正符
号の1つであるBCH符号を伝送するためのBCHチェ
ックビット(10ビット)と、伝送時の誤りを検出する
パリティチェックを行なうときに必要となる情報を伝送
するためのパリティビット(1ビット)との32ビット
で構成されている(図4を参照)。
【0011】このような構成を有するフレームを受信し
たぺージャー端末装置は、アドレスフィールドを参照す
るだけで、自己に対する呼び出しがあったか否かを認識
することができ、自己に対する呼び出しが無い場合、そ
れ以降に存在する情報、すなわち、ベクトルフィールド
やメッセージフィールドの情報を処理する必要が無くな
り、また、自己に対する呼び出しがある場合でも、ベク
トルフィールドの自己に対する情報のみを参照し、その
参照結果から、メッセージフィールドの自己に対するメ
ッセージ情報を得ることができる。従って、上記いずれ
の場合も、このフレームを用いることによって、従来用
いられているフレーム構成よりも、ぺージャー端末装置
において、処理すべき情報数が減少する。
【0012】図3に示された構成を有するフレームを受
信し、処理するぺージャー端末装置として、図2のよう
なものが考えられる。
【0013】アンテナ1によって受信された呼び出しの
ための信号や各種のメッセージ信号は、受信部2におい
て、復調、検波される。
【0014】そして、データ再生部31は、復調、検波
されたアナログ信号をデジタル信号に変換し、伝送時の
誤りを検出するためのパリティチェックと、BCH符号
を用いた誤り訂正とをワード単位に行ない、情報ビット
部分に挿入されているデータを抽出し、受信メモリ41
に出力する。
【0015】CPU71は、受信メモリ41より、フレ
ーム情報とブロック情報とを読み込み、当該フレームで
のアドレスフィールドの先頭位置を算出し、アドレスフ
ィールドに挿入され、受信メモリ41に格納されている
各ぺージャー端末装置の装置アドレスであるアドレスデ
ータを取り込む。
【0016】次に、CPU71は、取り込んだ各ぺージ
ャー端末装置の装置アドレスとプログラムROM8に格
納されている自己の装置アドレスとを照合する。そし
て、照合の結果、各ぺージャー端末装置の装置アドレス
とプログラムROM8に記憶されている装置アドレスと
が一致した場合、当該装置アドレスを格納している受信
メモリ41の格納位置(メモリの番地)から、当該ぺー
ジャー端末装置に対して送信されたベクトルデータのフ
レーム上の位置を示すワード番号を算出する。そして、
当該ワード番号から、当該ぺージャー端末装置に対して
送信されたベクトルデータを格納している受信メモリ4
1の格納位置を算出し、ベクトルデータを取り込む。取
り込んだベクトルデータより、当該ぺージャー端末装置
に対して送信されたメッセジデータのワード番号を算出
し、当該ワード番号から、当該ぺージャー端末装置に対
して送信されたメッセジデータを格納している受信メモ
リ41の格納位置を算出し、当該メッセージデータを受
信メモリ41から取り込む。その後、CPU71は、取
り込んだ当該メッセージデータをディスプレイ部13へ
出力し、または、スピーカ14で呼び出し音を発生さ
せ、被呼出者にメッセージなどを伝達する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したぺー
ジャー端末装置では、フレーム情報やブロックデータの
情報ビット部分に挿入されている全てのデータをいった
ん、受信メモリに格納し、フレーム上でのアドレスフィ
ールドの先頭位置を算出し、アドレスフィールドに挿入
されている各装置の装置アドレスであるアドレスデータ
を取り込み、取り込んだ各装置の装置アドレスと自己の
装置アドレスとを照合し、当該ぺージャー端末装置に対
して送信されたベクトルデータのフレーム上での位置を
示すワード番号を算出し、当該ぺージャー端末装置に対
して送信されたメッセージデータを格納している受信メ
モリの格納位置を算出する等の一連の処理は、すべて、
CPUがシーケンシャルに行なっている。すなわち、上
述した構成を有するぺージャー端末装置では、処理の大
部分をCPUのソフトウエア制御により行なわせている
ので、その処理は逐次的となり、また処理ステップの多
さから、アンテナによって呼び出しのための信号や各種
のメッセージ信号が受信されてからディスプレイ部また
はスピーカによってメッセージを被呼出者に伝達するま
でに要する時間(応答時間)に対する、CPUでの処理
時間の占める割合が大きくなるという傾向にあった。
【0018】また、小型であることが要求されるぺージ
ャー端末装置では、いわゆるパーソナルコンピュタなど
に用いられているものと同等の機能を有するCPUを用
いることはできず、通常は、8ビット程度の処理能力を
有するCPUが用いられている。このように、ぺージャ
ー端末装置用として用いられているCPUは、処理能力
が小さく動作速度が遅いため、上述したステップを全て
処理することは、CPUにとって、かなりの負荷となっ
ており、また、CPUでの処理時間に比例して、CPU
が消費する電力も大きいものとなっている。
【0019】従って、より短い時間で受信処理し、より
少ない消費電力で動作するぺージャー端末装置が求めら
れていた。
【0020】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、この発明のぺージャー端末装置は、後続する装置
アドレス情報群とメッセージ位置情報群の位置を示す位
置情報と、呼び出しを行なうための装置アドレス情報を
1又は複数含む装置アドレス情報群と、装置アドレス情
報が示す装置に対するメッセージ情報の位置を示すメッ
セージ位置情報を装置アドレス情報の数だけ含むメッセ
ージ位置情報群と、各装置アドレス情報に対応したメッ
セージ情報群とをこの順に含む情報転送単位を受信して
処理するぺージャー端末装置において、(1)情報転送
単位を受信、再生して、出力する情報再生手段と(2)
上記情報再生手段から出力された情報群のうち、少なく
ともメッセージ位置情報群とメッセージ情報群とを格納
する受信記憶手段と(3)上記情報再生手段から出力さ
れた情報が上記受信記憶手段を介せずに直接に入力さ
れ、上記情報再生手段から出力された情報群が上記受信
記憶手段に格納されているときに、入力された情報に挿
入されている各ぺージャー端末装置の装置アドレス情報
と、内部保有する自己の装置アドレス情報とを照合し、
一致するという照合結果が得られたとき、受信した情報
転送単位における自己に対するメッセージ位置情報の位
置を算出するメッセージ位置情報算出手段と(4)上記
メッセージ位置情報算出手段から出力されたメッセージ
位置情報の位置を用いて、上記受信記憶手段に格納され
ている情報群からメッセージ位置情報を取り込み、取り
込んだメッセージ位置情報を用いて、上記受信記憶手段
に格納されている情報群から、自己に対するメッセージ
情報を取り込むメッセージ取り込み手段とを有すること
を特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明によるぺージャー
端末装置の一実施形態を図面を参照しながら詳述する。
なお、この実施形態のぺージャー端末装置も、図3及び
図4に示す構成のフレームを処理するものである。
【0022】図1は、この実施形態のぺージャー端末装
置のブロック図である。
【0023】この実施形態のぺージャー端末装置は、ア
ンテナ1と、受信部2と、データ再生部3と、受信メモ
リ4と、情報レジスタ5と、カウンタ部6と、CPU7
と、プログラムROM8と、識別レジスタ9と、照合部
10と、演算部11と、通知レジスタ12とからなる。
【0024】アンテナ1は、基地局無線設備から無線電
波によって伝送された呼び出しのための信号や各種のメ
ッセージ信号を受信するためのものである。
【0025】受信部2は、アンテナ1によって受信され
た呼び出しのための信号や各種のメッセージ信号を周波
数変換し、復調、検波するためのものである。
【0026】データ再生部3は、復調、検波されたアナ
ログ信号をディジタル信号に変換し、伝送時の誤りを検
出するためのパリティチェックと、BCH符号を用いた
誤り訂正とをワード単位に行ない、情報ビット部分のデ
ータを照合部10と情報レジスタ5とへ出力し、さらに
情報ビット部分のデータをフォーマット変換し受信メモ
リ4へ出力し、これら情報の出力と同時に、カウンタ部
6のカウントアップを行なうものである。
【0027】具体的には、データ再生部3は、受信部2
によって復調、検波されたアナログ信号をディジタル信
号に変換し、伝送時の誤りを検出するためのパリティチ
ェックと、BCH符号を用いた誤り訂正とをワード単位
に行なう。
【0028】その後、情報ビット部分に挿入されている
各種のデータを抽出し、照合部10に対しては、抽出し
たデータをワード単位に出力し、情報レジスタ5に対し
ては、フレーム情報とブロック情報との情報ビット部分
に挿入されているデータをワード単位に出力し、一方、
受信メモリ4に対しては、ブロックデータの情報ビット
部分に挿入されているデータをワード単位に、CPU7
のデータバスのビット数毎に分割し、分割されたデータ
を出力する。
【0029】例えば、ぺージャー端末装置のCPUのデ
ータバスのビット数が8ビットの場合、受信メモリ4が
取り扱うことのできるデータビット数は、CPUのデー
タバスのビット数と一致するので、8ビットとなる。従
って、データ再生部3は、21ビットからなる情報ビッ
ト部分に挿入されているデータを出力する場合、情報ビ
ット部分のデータを8ビット毎に3分割し、分割された
データを受信メモリ4に出力する。
【0030】また、データ再生部3は、各ワードを出力
する毎に、カウンタ部6のカウントアップも行ない、新
たなフレームのデータを出力するとき、カウンタ部6を
リセットし、新たなフレームについてのワード数をカウ
ントさせる。
【0031】受信メモリ4は、データ再生部3からワー
ド毎に入力されているデータを、各データのワード番号
と自己のメモリの格納位置であるメモリの番地とを対応
づけて格納するものである。
【0032】プログラムROM8は、CPU7で用いら
れるプログラムと、自己に対する呼び出しだけを認識す
る目的で設定された装置アドレス(自己アドレス)とを
格納するためのものである。
【0033】情報レジスタ5は、データ再生部3から入
力されたフレーム情報とブロック情報との情報ビット部
分に挿入されているデータを格納するものである。
【0034】カウンタ部6は、データ再生部3から出力
されたデータのワード数をブロック情報の先頭位置から
計数するものである。
【0035】すなわち、データ再生部3から照合部10
へ入力しているデータは、ワード単位に入力しているの
で、データ再生部3から出力されているデータのワード
数をブロック情報の先頭位置から計数することによっ
て、照合部10に入力しているデータのフレーム上での
位置情報を得ることができる。
【0036】識別レジスタ9は、CPU7によって、プ
ログラムROM8から読み出された装置アドレスを格納
するものである。
【0037】照合部10は、データ再生部3から出力さ
れた情報ビット部分のデータと識別レジスタに格納され
ている自己の装置アドレスとの照合を行ない、当該ぺー
ジャー端末装置に対する呼び出しがあった場合、その旨
を演算部11へ出力するものである。
【0038】具体的には、照合部10は、データ再生部
3から出力された情報ビット部分のデータから、フレー
ム情報とブロック情報とを取り込み、当該フレームにお
いてアドレスフィールドの先頭位置を算出し、アドレス
フィールドの先頭位置から各ぺージャー端末装置の装置
アドレスであるアドレスデータを取り込む。
【0039】次に、照合部10は、アドレスフィールド
に挿入されている各ぺージャー端末装置の装置アドレス
と識別レジスタ9に格納されている自己の装置アドレス
とを照合する。そして、照合の結果、アドレスフィール
ドに挿入されている装置アドレスと自己の装置アドレス
とが一致した場合、すなわち、当該ぺージャー端末装置
に対する呼び出しを認識した場合、その旨を演算部11
へ出力する。
【0040】演算部11は、当該ぺージャー端末装置に
対する呼び出しを認識した旨を照合部10から受けた場
合、当該ぺージャー端末装置に対して送信されたベクト
ルデータの開始ワード番号を算出し、それを通知レジス
タ12ヘ出力するものである。
【0041】具体的には、演算部11は、当該ぺージャ
ー端末装置に対する呼び出しを認識した旨を照合部10
から受けた場合、その時点でのワード数、すなわち、ブ
ロックデータ上での自己の装置アドレスの位置をカウン
タ部6から取り込む。
【0042】そして、情報レジスタ5から出力されたフ
レーム情報とブロック情報とから、アドレスフィールド
のワード長を算出し、算出結果であるワード長とカウン
タ部6から取り込んだワード数とから、当該ぺージャー
端末装置に対して送信されたベクトルデータの開始ワー
ド番号を算出し、それを通知レジスタ12ヘ出力する。
【0043】そして、情報レジスタ5から出力されたフ
レーム情報とブロック情報と取り込んだワード数とか
ら、当該ぺージャー端末装置に対して送信されたベクト
ルデータの開始ワード番号を算出し、それを通知レジス
タ12ヘ出力する。
【0044】通知レジスタ12は、演算部11から出力
され、当該ぺージャー端末装置に対して送信されたベク
トルデータの開始ワード番号を格納するものである。
【0045】上記照合部10における照合処理や、演算
部11におけるベクトルデータの開始ワード算出処理
は、ワード単位に行われる。そのために、データ再生部
3から出力されたデータを受信メモリ4に格納する時間
を利用して上記処理を行うことができ、このような機能
を有すために、後述するCPUでの処理ステップ数と、
処理時間を減少させることができる。
【0046】CPU7は、プログラムROM8から読み
込んだ当該ぺージャー端末装置の装置アドレスを識別レ
ジスタ9に出力し、一方、通知レジスタ12から読み込
んだベクトルデータの開始ワード番号から、メッセジデ
ータを格納している受信メモリ4の格納位置を算出し、
当該メッセージデータをディスプレイ部13へ出力し、
または、スピーカ14で呼び出し音を発生させるもので
ある。
【0047】当該ぺージャー端末装置に対する呼び出し
があったとき、当該ぺージャー端末装置に対して送信さ
れたベクトルデータの開始ワード番号を通知レジスタ1
2より取り込み、当該ぺージャー端末装置に対するベク
トルデータを格納している受信メモリ4の格納位置を、
ベクトルデータの開始ワード番号から算出し、受信メモ
リ4に格納されているベクトルデータを取り込むことに
よって、メッセージデータの開始位置を示すワード番号
を得る。そして、当該ワード番号から当該ぺージャー端
末装置に対するメッセージデータを格納している受信メ
モリ4の格納位置を算出し、当該メッセージデータを受
信メモリ4から取り込み、取り込んだメッセージデータ
をディスプレイ部13へ出力し、または、スピーカ14
で呼び出し音を発生させる。
【0048】ディスプレイ部13は、受信した情報等を
表示するものである。
【0049】スピーカ14は、呼び出し音を発生するも
のである。
【0050】以下、この実施形態のぺージャー端末装置
の動作について説明する。
【0051】データ再生部3では、受信部2において、
復調、検波されたアナログ信号が、デジタル信号に変換
され、誤り検出と誤り訂正とがワード単位になされ、情
報ビット部分に挿入されているデータが抽出され、ワー
ド単位に、受信メモリ4と照合部10と情報レジスタ5
とへ出力される。そして、各ワードが出力される毎に、
カウンタ部6のカウントアップもデータ再生部3にって
行なわれる。
【0052】データ再生部3から出力され、情報レジス
タ5に入力されたデータは、情報レジスタ5によって、
フレーム情報とブロック情報とが抽出され格納される。
【0053】カウンタ部6では、データ再生部3から出
力されたデータのワード数が計数される。
【0054】照合部10では、データ再生部3から出力
された情報ビット部分のデータと、CPU7においてプ
ログラムROM8から読み出され、識別レジスタに格納
されている自己の装置アドレスとの照合が行われ、その
結果一致したという照合結果が得られた場合、その旨が
演算部11へ出力される。
【0055】演算部11では、当該ぺージャー端末装置
に対する呼び出しを認識した旨を照合部10から受けた
場合、情報レジスタ5から出力されたフレーム情報とブ
ロック情報とカウンタ部6から出力されたワード数とか
ら、当該ぺージャー端末装置に対して送信されたベクト
ルデータの開始ワード番号が算出され、通知レジスタ1
2ヘ出力される。
【0056】通知レジスタ12では、演算部11から出
力され、当該ぺージャー端末装置に対して送信されたベ
クトルデータの開始ワード番号が格納される。
【0057】CPU7では、通知レジスタ12に格納さ
れているベクトルデータの開始ワード番号が読み込ま
れ、メッセジデータを格納している受信メモリ4の格納
位置が算出され、当該メッセージデータがディスプレイ
部13へ出力され、または、スピーカ14で呼び出し音
が発生する。
【0058】以上のように、この実施形態によれば、情
報ビット部分のデータをワード単位に受信メモリ4と照
合部10と情報レジスタ5とへ出力し、受信メモリ4に
データ再生部3から出力されたデータを格納していると
きに、自己に対する呼び出しの有無を照合部10で調
べ、呼び出しがあった場合、自己に対して送信されたベ
クトル情報のフレーム上での位置を演算部11で算出す
るので、以下の効果が生じる。
【0059】受信した情報を受信メモリ4に格納するに
要する時間を利用して、ベクトル情報のフレーム上での
位置を算出することができ、CPUでの処理ステップ数
が削減できるとともに、CPUでの処理動時間を大幅に
短縮することができる。そして、その結果、ぺージャー
端末装置の応答時間を短縮させることができる。
【0060】さらに、CPUでの処理動時間の短縮化に
伴って、CPUで消費される電力がより少なくなるた
め、同一の電気的容量を有する電源を用いた場合、従来
型ぺージャー端末装置よりも、より長時間使用すること
ができる。
【0061】なお、上記実施形態では、識別レジスタ9
と、照合部10と、演算部11と、情報レジスタ5と、
カウンタ部6と、通知レジスタ12とについては、ハー
ドウェアで構成することしていたが、CPUのソフトウ
エア制御により、上述した機能を実現しても良い。
【0062】また、上記実施形態では、ブロックデータ
内の各種情報の情報ビット部分のデータを受信メモリ4
に格納することとしていた。しかし、ブロックデータ内
のベクトルフィールドとメッセージフィールドとに挿入
されている情報ビット部分のデータのみを受信メモリ4
に格納することとしても良い。
【0063】
【発明の効果】以上のように、この発明のぺージャー端
末装置によれば、情報転送単位で受信した情報群が受信
記憶手段に格納されているときに、自己に対する呼び出
しの有無を判定し、呼び出しがある場合には、受信した
情報転送単位における自己に対するメッセージ位置情報
の位置を算出するので、以下の効果が生じる。
【0064】受信した情報群を受信記憶手段に格納する
に要する時間を利用して、メッセージ位置情報の位置を
算出することができる。そして、その結果、メッセージ
伝達手段で要する処理時間が減少し、これに伴って、ぺ
ージャー端末装置全体の消費電力が減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態形態の構成を示したブロック図であ
る。
【図2】従来型のぺージャー端末装置の構成の一例を示
したブロック図である。
【図3】フレーム構成の概略を示したものである。
【図4】ワード構成の概略を示したものである。
【符号の説明】
3…データ再生部、4…受信メモリ、6…カウンタ部、
7…CPU、10…照合部、11…演算部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後続する装置アドレス情報群とメッセー
    ジ位置情報群の位置を示す位置情報と、呼び出しを行な
    うための装置アドレス情報を1又は複数含む装置アドレ
    ス情報群と、装置アドレス情報が示す装置に対するメッ
    セージ情報の位置を示すメッセージ位置情報を装置アド
    レス情報の数だけ含むメッセージ位置情報群と、各装置
    アドレス情報に対応したメッセージ情報群とをこの順に
    含む情報転送単位を受信して処理するぺージャー端末装
    置において、 情報転送単位を受信、再生して、出力する情報再生手段
    と、 上記情報再生手段から出力された情報群のうち、少なく
    ともメッセージ位置情報群とメッセージ情報群とを格納
    する受信記憶手段と、 上記情報再生手段から出力された情報が上記受信記憶手
    段を介せずに直接に入力され、上記情報再生手段から出
    力された情報群が上記受信記憶手段に格納されていると
    きに、入力された情報に挿入されている各ぺージャー端
    末装置の装置アドレス情報と、内部保有する自己の装置
    アドレス情報とを照合し、一致するという照合結果が得
    られたとき、受信した情報転送単位における自己に対す
    るメッセージ位置情報の位置を算出するメッセージ位置
    情報算出手段と、 上記メッセージ位置情報算出手段から出力されたメッセ
    ージ位置情報の位置を用いて、上記受信記憶手段に格納
    されている情報群からメッセージ位置情報を取り込み、
    取り込んだメッセージ位置情報を用いて、上記受信記憶
    手段に格納されている情報群から、自己に対するメッセ
    ージ情報を取り込むメッセージ取り込み手段とを有する
    ことを特徴とするぺージャー端末装置。
  2. 【請求項2】 上記メッセージ位置情報算出手段は、 上記情報再生手段から現在出力されている情報の、情報
    転送単位の有効情報領域における位置をとらえて出力す
    る情報位置検出手段と、 上記情報再生手段から入力された情報に挿入されている
    各装置の装置アドレス情報の中に、内部保有する自己の
    装置アドレス情報と一致するものがあるかを検出する照
    合手段と、 上記情報再生手段から入力された情報に挿入されている
    装置アドレスの中に、内部保有する自己の装置アドレス
    と一致するものがあったとき、その時点での上記情報位
    置検出手段からの位置検出情報と、上記情報再生手段か
    ら出力された位置情報とから、受信した情報転送単位に
    おける自己に対するメッセージ位置情報の位置を算出す
    る演算手段とを有することを特徴とする請求項1に記載
    のぺージャー端末装置。
  3. 【請求項3】 上記メッセージ位置情報算出手段は、ハ
    ードウエア構成でなり、上記メッセージ取り込み手段
    は、処理プログラムを処理する処理プロッセッサでなる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のぺージャー端
    末装置。
JP9120568A 1997-05-12 1997-05-12 ぺージャー端末装置 Pending JPH10313470A (ja)

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