JPH1031329A - 自動原稿搬送装置 - Google Patents

自動原稿搬送装置

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JPH1031329A
JPH1031329A JP8187187A JP18718796A JPH1031329A JP H1031329 A JPH1031329 A JP H1031329A JP 8187187 A JP8187187 A JP 8187187A JP 18718796 A JP18718796 A JP 18718796A JP H1031329 A JPH1031329 A JP H1031329A
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JP
Japan
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pair
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JP8187187A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Harada
博之 原田
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/895,480 priority patent/US5842101A/en
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Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/60Apparatus which relate to the handling of originals

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2枚の原稿を透明板上の露光位置に搬送して
複写動作を行っても原稿の境目における所謂黒スジの発
生を防止することができる自動原稿搬送装置を提供す
る。 【解決手段】 原稿載置手段に載置された原稿を露光位
置に搬送する自動原稿搬送装置であって、露光位置に2
枚の原稿を搬送して同時に露光することを設定する原稿
2枚露光設定手段と、制御手段を具備している。制御手
段は、原稿載置手段から送出された1枚目の原稿の後端
部と2枚目の原稿の前端部を所定量重合した状態で露光
位置に搬送制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電複写機等に装
備されるシート状原稿を原稿露光位置に搬送する自動原
稿搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機は複写処理の高速化および
自動化に伴い、複数枚の原稿を順次自動的に透明板上面
の原稿露光位置(原稿セット位置)に供給する自動原稿
給送装置を装備するようになってきている。この種の自
動原稿搬送装置は、原稿を載置する原稿載置手段と、該
原稿載置手段に載置された原稿を送給する原稿搬入手段
と、該原稿搬入手段の下流側に配設され該原稿搬入手段
によって搬送された原稿を一時停止するとともに該停止
した原稿を露光位置に向けて搬送するレジストローラ対
と、該レジストローラ対によって搬送された原稿を露光
位置に搬送する原稿搬送手段とを具備している。このよ
うな自動原稿搬送装置を装備した複写機においては、自
動原稿搬送装置が透明板上面の原稿露光位置に1枚の原
稿を搬送し、露光動作終了後にこの原稿を原稿露光位置
から排出するとともに、次の1枚の原稿を原稿露光位置
に搬送するように構成されている。
【0003】上述した従来の自動原稿搬送装置は、透明
板上面の原稿露光位置に1枚づつ原稿を搬送する構成で
あるため、2枚の原稿を同時に露光し1枚の転写紙に複
写することはできない。一方、原稿を手動でセットする
場合には、例えば、A4の原稿を2枚並べて透明板上に
セットして複写動作を実行することによりA3の転写紙
に2枚の原稿を複写したり、所定サイズの転写紙に2枚
の原稿を縮小して複写することが行われている。このよ
うな点を考慮した技術として、2枚の原稿を透明板上に
搬送し同時に複写動作を行うようにした所謂“ツー・イ
ン・ワン機能”を備えた自動原稿搬送装置が特公平5ー
83457号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】而して、上記公報に記
載された技術は、1枚目の原稿の後端に2枚目の原稿の
前端を接触ないし近接させて透明板上に搬送するように
している。しかしながら、1枚目の原稿の後端と2枚目
の原稿の前端を接触させても両者間には僅かの隙間があ
り、露光時に1枚目の原稿の後端の陰が転写紙の中央に
縦方向に所謂黒スジとして表れるという問題がある。
【0005】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、2枚の原稿を透明板上
の露光位置に搬送して複写動作を行っても原稿の境目に
おける所謂黒スジの発生を防止することができる自動原
稿搬送装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記技
術的課題を達成するために、原稿を載置する原稿載置手
段と、該原稿載置手段に載置された原稿を送給する原稿
搬入手段と、該原稿搬入手段の下流側に配設され該原稿
搬入手段によって搬送された原稿を一時停止するととも
に該停止した原稿を露光位置に向けて搬送するレジスト
ローラ対と、該レジストローラ対によって搬送された原
稿を露光位置に搬送するとともに露光位置に搬送された
原稿を排出する原稿搬送手段と、を具備する自動原稿搬
送装置において、露光位置に2枚の原稿を搬送して同時
に露光することを設定する2枚露光設定手段と、該原稿
搬入手段、該レジストローラ対および該原稿搬送手段を
作動制御する制御手段を具備し、該制御手段は、該2枚
露光設定手段によって2枚の原稿の同時露光が設定され
たときは、該原稿搬入手段と該レジストローラ対および
該原稿搬送手段を作動制御して該原稿載置手段に載置さ
れた1枚目の原稿を搬送しその後端を該レジストローラ
対と該原稿搬送手段との間の所定位置に位置付けて待機
させ、次に該原稿搬入手段および該レジストローラ対を
作動制御して該原稿載置手段に載置された2枚目の原稿
を搬送しその前端部を該1枚目の原稿の後端部に所定量
重合する位置に位置付け、次に該レジストローラ対およ
び該原稿搬送手段を作動制御して該1枚目の原稿および
該2枚目の原稿を搬送し露光位置に位置付ける、ことを
特徴とする自動原稿搬送装置が提供される。
【0007】また、本発明によれば、上記制御手段は、
1枚目の原稿および2枚目の原稿を露光位置に搬送する
際に、2枚目の原稿の後端を原稿セット基準位置から上
記重合量の1/2に相当する量を原稿搬送方向下流側に
位置付ける、自動原稿搬送装置が提供される。
【0008】更に、本発明によれば、1枚目の原稿の後
端部と2枚目の原稿の前端部との重合量を設定する原稿
重ね量設定手段を具備し、上記制御手段が該原稿重ね量
設定手段によって設定された重合量に基づいて1枚目の
原稿および2枚目の原稿を搬送制御する、自動原稿搬送
装置が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
自動原稿搬送装置の好適実施例について、添付図面を参
照して詳細に説明する。
【0010】図1及び図2には、静電複写機2の上端部
とこれに装備された自動原稿搬送装置4とが図示されて
いる。静電複写機2はハウジング6を有し、このハウジ
ング6の上面にはガラス板でよい透明板8(図2)が配
設されている。この透明板8の片側(図2において左
側)には原稿セット基準位置Gを定める原稿規制部材1
0が配設され、他側(図2において右側)には静止取付
け部材12が配設されている。本発明に従って構成され
た自動原稿搬送装置4は、静電複写機2のハウジング6
の上面に、透明板8の後側縁に沿って延びる旋回軸線を
中心として図1に実線で示す閉位置と2点鎖線で示す開
位置との間を旋回自在に装着されている。静電複写機2
の透明板8上に手動で原稿を載置する場合には、自動原
稿搬送装置4を開位置にして透明板8を露呈させ、透明
板8上の所要位置に原稿を載置し、そして自動原稿搬送
装置4を閉位置に位置付けて透明板8及びその上に載置
された原稿を覆う。透明板8上に原稿を載置する際に
は、原稿の片縁を原稿規制部材10の先端縁に当接させ
て原稿の片縁を上記原稿セット基準位置Gに位置付ける
ことにより、原稿を所定位置に位置付けることができ
る。自動原稿搬送装置4を使用して透明板8上に原稿を
自動的に搬入し、そして透明板8上から自動的に搬出す
る場合には、自動原稿搬送装置4は閉位置に位置付けら
れる。
【0011】図1を参照して説明を続けると、図示の自
動原稿搬送装置4は前後方向(図2において紙面に垂直
な方向)に間隔をおいて配設された前側カバー14及び
後側カバー16を含んでいる。前側カバー14及び後側
カバー16は適宜の合成樹脂から形成することができ
る。後側カバー16内には後側支持基板(図示していな
い)が配設されており、このような後側支持基板がそれ
自体は周知の形態でよい装着機構(図示していない)を
介して、静電複写機2のハウジング6の上面に旋回自在
に装着されている。自動原稿搬送装置4の種々の構成要
素は直接的にあるいは間接的に上記後側支持基板に支持
されている。前側カバー14と後側カバー16との間に
は原稿載置手段18と原稿排出トレイ20が配設されて
いる。この原稿載置手段18は、図2において左側の先
端から右側の後端に向かって上方に傾斜して延びる原稿
テーブル22と、該原稿テーブル22の後端に回動可能
に装着された補助テーブル24とからなっている。原稿
テーブル22には、幅方向に移動自在に一対の幅規制部
材26が装着されている。このような一対の幅規制部材
26は原稿テーブル22の下方においてそれ自体は周知
のラック・アンド・ピニオン機構(図示していない)を
介して相互に連結されており、相互に連動して相互に接
近する方向および相互に離隔する方向に移動せしめられ
る。原稿排出トレイ20は、原稿載置手段18の下方に
配設され、前後方向(図2において紙面に垂直な方向)
からみて山形に形成された原稿載置面28が形成されて
いる。前側カバー14と後側カバー16との左端部間に
は左端部カバー30が配設されており、右端部間には右
端部カバー32が配設されている。なお、前側カバー1
4内には、上記自動原稿搬送装置4の開閉状態を検出す
る安全スイッチSW1と、左端部カバー30の開閉状態
を検出する安全スイッチSW2、および右端部カバー3
2の開閉状態を検出する安全スイッチSW3が配設され
ており、これら各スイッチは直列に配設されていて、上
記カバー類が閉位置に位置付けられ各スイッチ全て閉路
したときON信号を後述する制御手段に出力する。
【0012】図1乃至図4を参照して説明を続けると、
上記原稿テーブル22の下流側には、前送り手段38と
原稿分離機構60とを具備する原稿搬入手段33が配設
されている。該原稿搬入手段33は上記原稿テーブル2
2の下流側に延びる一対の静止板34、36を備えてい
る。該静止板34の下側には前送り手段38を構成する
前送りローラ40が配設されており、該前送りローラ4
0は上記静止板34の上流側に形成された開口42から
若干上方に突出して配置されている。前送りローラ40
の上方には、前送り手段38を構成する加圧機構44が
配設されている。該加圧機構44は、回動可能に配設さ
れた回動軸46と、該回動軸46に一端が固定され他端
が上記原稿載置手段18上に載置され静止板34上に挿
入された原稿50に作用する加圧板48とを具備してい
る。加圧機構44を構成する回動軸46は、リンク機構
52を介してソレノイドSOL1に連結されており、該
ソレノイドSOL1が付勢されると戻しばね54のばね
力に抗して矢印56に示す方向に回動せしめられ、ソレ
ノイドSOL1が除勢されると戻しばね54のばね力に
よって矢印58に示す方向に回動せしめられる。従っ
て、回動軸46に取付けられた加圧板48は、ソレノイ
ドSOL1が付勢され回動軸46が矢印56に示す方向
に回動せしめられと静止板34上に挿入された原稿50
を押圧し、ソレノイドSOL1が除勢され回動軸46が
戻しばね54のばね力によって矢印58に示す方向に回
動せしめられと原稿50から離隔せしめられる。なお、
静止板34の上方には、原稿検知手段としての原稿セッ
トスイッチSW4が配設されており、該原稿セットスイ
ッチSW4は、上記原稿載置手段18上に載置され静止
板34上に原稿50が挿入されたときに第1の信号とし
てのON信号を、上記原稿載置手段18上に原稿50が
載置されていないとき第2の信号としてのOFF信号を
後述する制御手段に出力する。
【0013】上記前送り手段38の下流側に配設された
原稿分離手段60は、上記静止板34の下側に配設され
静止板34に形成されている開口62を通して上方に突
出させられている複数個のローラを有する給紙ローラ6
4と、この給紙ローラ64に対向してその上方に配設さ
れた分離ベルト機構66とから構成されている。該分離
ベルト機構66は上記静止板36の上側に配設され、駆
動ローラ67と、従動ローラ68と、駆動ローラ67と
従動ローラ68とに捲回され上記複数個の給紙ローラ6
4と交互に配設された複数の分離ベルト69とからなっ
ており、各分離ベルト69が上記静止板36に形成され
た開口75を通して下方に突出せしめられている。上記
前送りローラ40、給紙ローラ64および分離ベルト機
構66は、電動モータM1および歯車機構や伝動ベルト
機構などの伝動機構76からなる駆動手段78によって
各々矢印79、80および82で示す方向に回転駆動さ
せられる。上記駆動手段78を構成する伝動機構76中
には電磁クラッチCLT1が配設されており、該電磁ク
ラッチCLT1は後述する制御手段によって作動制御せ
しめられる。なお、上記電動モータM1には原稿搬送量
検出手段を構成するロータリーエンコーダ或いは周波数
発生器などの回転量検出手段FG1が装着されており、
その検出信号であるパルス信号を後述する制御手段に出
力する。このように構成された原稿分離手段60は原稿
載置手段18上に載置されている原稿層から2枚以上の
原稿が送給されるのを防止して、最下位の原稿のみを後
述する原稿搬入路98に送給するようになっている。
【0014】上記前送り手段38と原稿分離手段60と
の間には、図2乃至図4に示すように上記原稿載置手段
18上に載置され静止板34上に挿入された原稿50の
原稿分離手段60側への挿入を規制する作用位置と原稿
分離手段60側への移動を許容する待避位置とに作動可
能に構成された原稿ストッパ84が配設されている。該
原稿ストッパ84は上記静止板34の下側に配設され、
その基端が前送りローラ40の上流位置に前送りローラ
40の軸と間隔を置いて平行に配設された回動軸86に
固定され、その先端が上記静止板34に形成されている
開口を通して配置されている。該原稿ストッパ84を取
り付けた回動軸86はストッパ駆動手段87によって作
動せしめられる。該ストッパ駆動手段87はラッチ型ソ
レノイドSOL2と、該ラッチ型ソレノイドSOL2の
プランジャ90と上記回動軸86とを連結するリンク機
構88とを含んでいる。該ラッチ型ソレノイドSOL2
は、周知のものでよく、内部に永久磁石と吸引コイルお
よび離間コイルを具備しており、吸引コイルを付勢する
とプランジャ90を吸引し、この状態で永久磁石の磁力
によってプランジャ90を吸引して吸引コイルを除勢し
てもプランジャ90は吸引状態に保持される。また、プ
ランジャ90を吸引状態から離間する場合は、離間コイ
ルを付勢して永久磁石の磁力に抗してプランジャ90を
離間した後、離間コイルを除勢してもプランジャ90は
離間状態が保持されるようになっている。従って、ラッ
チ型ソレノイドSOL2の吸引コイルを付勢してプラン
ジャ90を吸引すると、回動軸86が矢印92に示す方
向に回動せしめられ、回動軸86に取付けられた原稿ス
トッパ84は図3において実線で示す待避位置に位置付
けられる。また、ラッチ型ソレノイドSOL2の離間コ
イルを付勢してプランジャ90を離間すると、回動軸8
6が矢印94に示す方向に回動せしめられ、回動軸86
に取付けられた原稿ストッパ84は図3において2点鎖
線で示す作用位置に位置付けられ、戻しばね96のばね
力によって保持される。なお、原稿ストッパ84には遮
蔽板85が取り付けられており、一方、原稿ストッパ8
4が実線で示す待避位置に位置付けられたとき対向する
位置にストッパ位置検出手段SW5が配設されている。
該ストッパ位置検出手段SW5は発光素子と受光素子を
備え、原稿ストッパ84が2点鎖線で示す作用位置に位
置付けられているときには第1の信号としてのON信号
を、原稿ストッパ84が実線で示す待避位置に位置付け
られ遮蔽板85が発光素子と受光素子の間に位置したと
き第2の信号としてのOFF信号を後述する制御手段に
出力する。
【0015】図2および図5を参照して説明を続ける
と、原稿載置手段18の下方には原稿搬送手段を構成す
る搬送ベルト機構100が配設されている。この搬送ベ
ルト機構100は搬送方向(図2において左右方向)に
間隔をおいて配設された駆動ローラ102および従動ロ
ーラ104と、これらに巻き掛けられた無端ベルト10
6と、駆動ローラ102と従動ローラ104との間に配
設された転動ローラ105a、105b、105c、1
05d、105eを含んでいる。無端ベルト106の下
側走行部は静電複写機2の透明板8に沿って延在させら
れており、両者間に原稿搬送路108が規定されてい
る。このような原稿搬送路108と上記原稿分離手段6
0との間には原稿搬入路98が形成されている。この原
稿搬入路98は内側案内板110および外側案内板11
2との間に規定されている。原稿搬入路98にはレジス
トローラ対114が配設されている。該レジストローラ
対114は、駆動ローラ116と従動ローラ118とか
らなっている。なお、原稿搬入路98におけるレジスト
ローラ対114の上流側および下流側には発光素子と受
光素子とからなる反射型光学的原稿検出器SW6および
SW7が配設されており、これら原稿検出器SW6およ
びSW7は原稿搬入路98を通過する原稿50を検出し
て、その検出信号を後述する制御手段に送出する。上記
搬送ベルト機構100の駆動ローラ102およびレジス
トローラ対114の駆動ローラ116は、上記電動モー
タM1および歯車機構やベルト機構などの伝動機構11
8からなる駆動手段120によって回転駆動させられ
る。上記駆動手段120を構成する伝動機構118中に
は電磁クラッチCLT2および電磁クラッチCLT3が
配設されており、これら電磁クラッチCLT2および電
磁クラッチCLT3は後述する制御手段によって作動制
御せしめられる。なお、上記搬送ベルト機構100の駆
動ローラ102は上記伝動機構118と電磁クラッチC
LT2を介して連結されており、上記レジストローラ対
114の駆動ローラ116は上記伝動機構118と電磁
クラッチCLT3を介して連結されている。また、上記
電動モータM2には原稿搬送量検出手段を構成するロー
タリーエンコーダ或いは周波数発生器などの回転量検出
手段FG2が装着されており、その検出信号であるパル
ス信号を後述する制御手段に出力する。
【0016】原稿搬送路108の右側には原稿反転・排
出手段128が配設されている。該原稿反転・排出手段
128は第1の原稿搬出路130を備えており、この第
1の原稿搬出路130は原稿反転搬送手段を構成する反
転ローラ134と外側案内板136、138との間に規
定されている。なお、反転ローラ134の外周には3個
の従動ローラ135a、135b、135cが押圧され
た状態で配設されている。上記第1の原稿搬出路130
の下流側には、第2の原稿搬出路140と原稿反転路1
42とが分岐して設けられており、この分岐部に分岐制
御板144が配設されている。第2の原稿搬出路140
は、分岐制御板144と外側案内板146との間に規定
されている。該第2の原稿搬出路140の下流端には、
駆動ローラ148と従動ローラ150とからなる排出ロ
ーラ対152が配設されている。なお、第2の原稿搬出
路140には発光素子と受光素子とからなる反射型光学
的原稿検出器SW8が配設されており、該検出器SW8
は第2の原稿搬出路140を通過する原稿50を検出し
て、その検出信号を後述する制御手段に送出する。上記
反転路142は、反転ローラ134と分岐制御板144
および外側案内板154との間に規定されており、その
下流端が上記原稿搬送路108の下流端に臨んで形成さ
れている。なお、原稿反転路142には発光素子と受光
素子とからなる反射型光学的原稿検出器SW9が配設さ
れており、該検出器SW9は原稿反転路142を通過す
る原稿50を検出して、その検出信号を後述する制御手
段に送出する。上記分岐制御板144は中間部が軸15
6に装着され、ソレノイドSOL3によって作動される
ようになっており、ソレノイドSOL3が除勢されてい
るときには戻しばね158のばね力によって図2におい
て実線で示す位置に位置付けられており、ソレノイドS
OL3が付勢されていると戻しばね158のばね力に抗
して図2において2点鎖線で示す位置に位置付けられ
る。従って、第1の原稿搬出路130を通って搬送され
る原稿は、ソレノイドSOL3が除勢されているときに
は第2の原稿搬出路140に送られ、ソレノイドSOL
3が付勢されているときには原稿反転路142に送られ
るようになっている。上記反転ローラ134と排出ロー
ラ対152を構成する駆動ローラ148は、電動モータ
M2および歯車機構や電動ベルト機構などの伝動機構1
60からなる駆動手段162によって各々矢印164お
よび166で示す方向に回転駆動させられる。なお、上
記電動モータM2には原稿搬送量検出手段を構成するロ
ータリーエンコーダ或いは周波数発生器などの回転量検
出手段FG2が装着されており、その検出信号であるパ
ルス信号を後述する制御手段に出力する。
【0017】自動原稿搬送装置は図6に示す制御手段2
00を具備している。制御手段200は、マイクロコン
ピュータによって構成されており、制御プログラムに従
って演算処理する中央処理装置(CPU)201と、制
御プログラムや制御マップを格納するリードオンメモリ
(ROM)202と、演算結果等を格納する読み書き可
能なランダムアクセスメモリ(RAM)203と、タイ
マ204と、カウンタ205と、入力インターフェース
206および出力インターフェース207とを備えてい
る。このように構成された制御手段200の入力インタ
ーフェース206には、上記安全スイッチSW1、SW
1、SW3、原稿セットスイッチSW4、ストッパ位置
検出手段SW5、反射型光学的検出器SW6、SW7、
SW8、SW9および回転量検出手段FG1、FG2等
から検出信号を入力し、出力インターフェース207か
ら上記電動モータM1、M2、電磁クラッチCLT1、
CLT2、CLT3、ソレノイドSOL1、SOL3お
よびラッチ型ソレノイドSOL2等に制御信号を出力す
る。また、制御手段200は、静電複写機2の制御手段
210と接続されており、両者間においても制御信号の
やり取りが行われる。静電複写機2の制御手段210に
は、操作手段220および表示手段230が接続されて
いる。操作手段220は図1に示すように静電複写機2
の前部上面に配置され、原稿2枚露光設定手段としての
原稿2枚露光設定キー、原稿重ね量設定手段としての原
稿重ね量設定キー、複写開始キー、複写枚数指定キー、
両面複写指定キー、複写動作ストップキー等の複写動作
操作キーが配設されており、静電複写機2の制御手段2
10に複写情報を入力する。表示手段230は操作手段
220と同様に静電複写機2の前部上面に操作手段22
0に隣接して配置され、複写情報や故障情報等を表示す
る。
【0018】図示の実施例による自動原稿搬送装置は以
上のように構成されており、以下その作動手順を図8乃
至図12に示すフローチャートをも参照して説明する。
なお、図8乃至図10はメインルーチン、図11は一次
給紙制御のサブルーチン、図12は原稿排出制御のサブ
ルーチンを示すものである。
【0019】制御手段200は、先ず図8乃至図10に
示すメインルーチンのステップS1において安全スイッ
チSW1、スイッチSW2およびスイッチSW3の全て
がONしているか否かをチェックする。即ち、自動原稿
搬送装置4、左端部カバー30および右端部カバー32
が開けられた状態で自動原稿搬送装置4が作動すると危
険であり、何れか一つでも開けられた状態の場合は自動
原稿搬送装置4の作動を禁止するためのチェックであ
る。従って、ステップS1において安全スイッチSW
1、スイッチSW2およびスイッチSW3の何れか一つ
でもOFFの場合は上記カバーが閉位置に位置付けられ
るまで待ち、全てのスイッチがONであるならばステッ
プS2に進んで、原稿セットスイッチSW4がONであ
る否か、即ち原稿載置手段18上に原稿が載置されてい
るか否かを確認する。原稿セットスイッチSW4がON
されていない場合は、原稿載置手段18上に原稿が載置
されていないものと判断してステップS1に戻る。ステ
ップS2において原稿セットスイッチSW4がONされ
ている場合は、原稿載置手段18上に原稿が載置されて
いるものと判断してステップS3に進み、制御手段20
0は静電複写機2の制御手段210から複写開始信号が
送られているか否かをチェックする。この複写開始信号
は操作者が操作手段220の複写開始キーにより複写開
始信号を入力することにより、制御手段210から制御
手段200に送られる。従って、複写開始信号が送られ
ていない場合は複写する必要がないのでステップS1に
戻る。ステップS3において複写開始信号が送られてい
る場合はステップS4に進んで、制御手段200は静電
複写機2の制御手段210から原稿2枚露光(所謂ツー
・イン・ワン機能)信号が送られているか否かをチェッ
クする。この原稿2枚露光信号は操作者が操作手段22
0の原稿2枚露光設定キーにより原稿2枚露光信号を入
力することにより、制御手段210から制御手段200
に送られる。ステップS4において原稿2枚露光信号が
静電複写機2の制御手段210から送られていない場合
は、制御手段200はステップQ0に移行して通常の原
稿搬送制御、即ち上記静止板34上に原稿を1枚づつ送
る原稿搬送制御を実行する。ステップS4において原稿
2枚露光信号が静電複写機2の制御手段210から送ら
れている場合は、制御手段200はステップP01に進
んで一次給紙制御を実行する。
【0020】次に、図11に示す一次給紙制御のサブル
ーチンについて説明する。制御手段200はステップP
1においてソレノイドSOL1を付勢して加圧板48を
作動して原稿載置手段18に載置され静止板34上に挿
入された原稿50の上面を押圧せしめる。そして、制御
手段200はタイマTをT2にセットする。このセット
時間T2は、制御手段200がソレノイドSOL1に付
勢信号を発してから加圧板48が原稿載置手段18に載
置され原稿50の上面を押圧するまでに要する時間で、
例えば100msecに設定されている。タイマTをT
2にセットしたならば、制御手段200はステップP2
に進んでタイマTをT2にセットしてからの経過時間T
0がセット時間T2に達したか否かをチェックし、経過
時間TSがセット時間T2に達していない場合は待ち、
経過時間TSがセット時間T2に達したならば原稿載置
手段18に載置され原稿50が加圧板48によって確実
に押圧されたものと判断してステップP3に進み、電磁
クラッチCLT1をONするとともに電動モータM1を
駆動する。電磁クラッチCLT1をONして電動モータ
M1が駆動されることにより、前送りローラ40および
原稿分離手段60を構成する給紙ローラ64と分離ベル
ト機構66の駆動ローラ68が回転駆動せしめられるの
で、原稿載置手段18に載置され静止板34上に挿入さ
れた原稿層中の最下位の原稿が原稿搬入路98に送給さ
れる。このように電磁クラッチCLT1をONし電動モ
ータM1を駆動して原稿載置手段18に載置され原稿5
0の搬送を開始すると同時に、制御手段200はタイマ
TをT3にセットする。このセット時間T3は、原稿5
0の搬送を開始してから原稿の前端が給紙ローラ64と
分離ベルト機構とのニップ部を通過するまでに要する時
間で、例えば160msecに設定されている。
【0021】ステップP3においてタイマTをT3にセ
ットしたならば、制御手段200はステップP4に進ん
でタイマTをT3にセットしてからの経過時間TSがセ
ット時間T3に達したか否かをチェックし、経過時間T
Sがセット時間T3に達していない場合は待ち、経過時
間TSがセット時間T3に達したならばステップP5に
進んでソレノイドSOL1を除勢する。ソレノイドSO
L1が除勢されると加圧板48による原稿載置手段18
に載置された原稿50への押圧が開放され、従って、1
枚目の原稿が搬送されている間にこの搬送されている原
稿との摩擦力により引きずられて2枚目以降の原稿にた
わみが生じていた場合には、上記摩擦力が除去されるた
め、2枚目以降の原稿は皺になる前にその弾性力によっ
て元に戻る。なお、ソレノイドSOL1が除勢され加圧
板48による原稿50への押圧が開放されると、前送り
ローラ40による搬送力が失われるため、この状態では
原稿は給紙ローラ64のみによって搬送されることにな
る。このようにソレノイドSOL1を除勢して加圧板4
8による原稿50への押圧を開放すると同時に、制御手
段200はタイマTをT4にセットする。このセット時
間T4は、搬送されている原稿との摩擦力によって生ず
る2枚目以降の原稿のたわみが上記加圧板48による押
圧の開放により元に戻るために要する時間で、例えば2
00msecに設定されている。タイマTをT4にセッ
トしたならば、制御手段200はステップP6に進んで
タイマTをT4にセットしてからの経過時間TSがセッ
ト時間T4に達したか否かをチェックし、経過時間TS
がセット時間T4に達していない場合は待ち、経過時間
TSがセット時間T4に達したならばステップP7に進
んで再度ソレノイドSOL1を付勢する。ソレノイドS
OL1が付勢され加圧板48による原稿50への押圧力
が作用することによって、再び前送りローラ40による
搬送力が復活して、原稿は前送りローラ40と給紙ロー
ラ64との搬送力によって搬送せしめられる。
【0022】ステップP7においてソレノイドSOL1
を再度付勢したならば、制御手段200はステップP8
に進んで検出器SW6がONしたか否か、即ち原稿搬入
路98に送給された原稿の前端が検出器SW6に達した
か否かをチェックする。ステップP8において検出器S
W6がONしていなければ待ち、検出器SW6がONし
たならば制御手段200はステップP9に進みソレノイ
ドSOL1を除勢して加圧板48による原稿50への押
圧を開放するとともに、電動モータM1に装着された回
転量検出手段FG1からのパルス信号PSAのカウント
を開始する。ステップP9においてパルス信号PSAを
カウントし始めたならば、ステップP10に進んで制御
手段200はパルス信号PSAが設定パルス数PS1に
達したか否かをチェックする。この設定パルス数PS1
は、搬送される原稿の前端が上記検出器SW6からレジ
ストローラ対114のニップ部位に当接せしめられ更に
若干湾曲されるまでの搬送量に相当する電動モータM1
の回転量に対応するパルス数に設定されている。ステッ
プP10においてパルス信号PSAが設定パルス数PS
1に達しない場合は待って搬送を継続し、パルス信号P
SAが設定パルス数PS1に達したならば、原稿の前端
がレジストローラ対114のニップ部位に当接せしめら
れものと判断し、電磁クラッチCLT1をOFFして原
稿の給紙動作を停止する。この一次給紙作動により前送
りローラ40および原稿分離手段60によって原稿搬入
路98に送給された原稿は、その前端が非作動状態にあ
るレジストローラ対114のニップ部位に当接せしめら
れた状態となり、1枚目の一次給紙が終了する。
【0023】上記のようにして一次給紙が終了したら、
制御手段200は図8乃至図10のメインルーチンにお
けるステップS5に進み、電磁クラッチCLT2および
CLT3をONする。電磁クラッチCLT2およびCL
T3がONされると、搬送ベルト機構100およびレジ
ストローラ対114が作動せしめられる。従って、上記
一次給紙においてレジストローラ対114のニップ部位
まで送給されている1枚目の原稿は、静電複写機2の透
明板8に沿って延在する原稿搬送路108に向けて搬送
される。ステップS5において電磁クラッチCLT2お
よびCLT3をONしたならば、制御手段200はステ
ップS6に進んで検出器SW7がONしてからOFFし
たか否かをチェックする。即ち、レジストローラ対11
4のニップ部位まで送給されていた原稿が原稿搬送路1
08に向けて搬送され、その先端が検出器SW7を通過
し更にその後端が検出器SW7を通過したか否かを確認
する。ステップS6において検出器SW7がONしてか
らOFFしなければ原稿の後端が検出器SW7を通過し
ていないので待ち、検出器SW7がONしてからOFF
したならば原稿の後端が検出器SW7を通過したものと
判断して、制御手段200はステップS7に進んで電動
モータM1に装着された回転量検出手段FG1からのパ
ルス信号PSAのカウントを開始する。ステップS7に
おいてパルス信号PSAをカウントし始めたならば、制
御手段200はステップS8に進んでパルス信号PSA
が設定パルス数PS2に達したか否かをチェックする。
この設定パルス数PS1は、図6に示すように1枚目の
原稿501の後端が検出器SW7を通過してから搬送ベ
ルト機構100より上流側の所定位置に達するまでの搬
送量に相当する電動モータM1の回転量に対応するパル
ス数に設定されている。ステップS8においてパルス信
号PSAが設定パルス数PS2に達しない場合は待って
搬送を継続し、パルス信号PSAが設定パルス数PS2
に達したならば、制御手段200は1枚目の原稿の後端
が上記所定位置に達したものと判断し、ステップS9進
んで伝動モータM1を停止(OFF)するとともに、電
磁クラッチCLT2およびCLT3をOFFし、1枚目
の原稿501の搬送を一時中断する。従って、1枚目の
原稿501は図6に示す位置で待機することになる。
【0024】上記のようにして、1枚目の原稿501を
その後端が搬送ベルト機構100より上流側の所定位置
まで搬送したならば、制御手段200はステップP02
に進んで2枚目の原稿の一次給紙制御を実行する。この
一次給紙制御は上述した図11に示す一次給紙制御のサ
ブルーチンと同一制御である。この一次給紙制御(ステ
ップP02)を実行することにより、2枚目の原稿の前
端が非作動状態にあるレジストローラ対114のニップ
部位に当接せしめられた状態となる。
【0025】上記のようにして2枚目の原稿の一次給紙
が終了したら、制御手段200は図8乃至図10のメイ
ンルーチンにおけるステップS10に進み、電磁クラッ
チCLT3をONする。電磁クラッチCLT3がONさ
れると、レジストローラ対114が作動せしめられる。
従って、上記一次給紙においてレジストローラ対114
のニップ部位まで送給されている2枚目の原稿は、静電
複写機2の透明板8に沿って延在する原稿搬送路108
に向けて搬送される。ステップS10において電磁クラ
ッチCLT3をONしたならば、制御手段200はステ
ップS11に進んで検出器SW7がONしたか否かをチ
ェックする。即ち、レジストローラ対114のニップ部
位まで送給されていた2枚目の原稿が原稿搬送路108
に向けて搬送され、その先端が検出器SW7まで達した
か否かを確認する。ステップS11において検出器SW
7がONしなければ原稿の前端が検出器SW7まで達し
ていないので待ち、検出器SW7がONしたならば原稿
の前端が検出器SW7に達したたものと判断して、制御
手段200はステップS12に進んで電動モータM1に
装着された回転量検出手段FG1からのパルス信号PS
Aのカウントを開始する。ステップS12においてパル
ス信号PSAをカウントし始めたならば、制御手段20
0はステップS13に進んでパルス信号PSAが設定パ
ルス数PS3に達したか否かをチェックする。この設定
パルス数PS3は、図6に示すように2枚目の原稿50
2の前端が検出器SW7を通過してから上記したように
待機している1枚目の原稿501の後端より所定量下流
の側所定位置に達するまでの搬送量に相当する電動モー
タM1の回転量に対応するパルス数に設定されている。
ステップS13においてパルス信号PSAが設定パルス
数PS3に達しない場合は待って搬送を継続し、パルス
信号PSAが設定パルス数PS3に達したならば、制御
手段200は2枚目の原稿の前端が上記所定位置に達し
たものと判断し、ステップS14に進んで電動モータM
1をOFFする。これにより、図6に示すように2枚目
の原稿502の前端部は1枚目の原稿501の後端部を
重合した状態となる。この重合量は、上記操作手段22
0に設けられた原稿重ね量設定手段としての原稿重ね量
設定キーによって原稿重ね量が設定されていない場合に
は、例えば0.5〜1.0mmの範囲の所定値に設定さ
れている。なお、図示の実施形態においては原稿セット
基準位置G側(図2において透明板8の左端部)から図
2において右に向けて露光が行われるので、2枚目の原
稿502の前端部が1枚目の原稿501の後端部の下側
に重なるようにすることが望ましい。このため、図示の
実施形態においては原稿規制部材10は、上面が上流側
(図2において左側)端部に向けて下方に傾斜して形成
されている。
【0026】ステップS14において電動モータM1を
OFFしたならば、制御手段200はステップS15に
進んで電磁クラッチCLT2をONするとともに、タイ
マTをT5にセットする。このセット時間T6は、電磁
クラッチCLT2がONしてから完全に接続状態になる
までに要する時間で、例えば30msecに設定されて
いる。ステップS15において電磁クラッチCLT2を
ONし、タイマTをT5にセットしたならば、制御手段
200はステップS16に進んでタイマTをT5にセッ
トしてからの経過時間TSがセット時間T5に達したか
否かをチェックし、経過時間TSがセット時間T5に達
していない場合は待ち、経過時間TSがセット時間T5
に達したならば制御手段200はステップS17に進ん
で電動モータM1を駆動する。これにより、搬送ベルト
機構100およびレジストローラ対114が同時に駆動
され、1枚目の原稿501と2枚目の原稿502は、図
6に示す相対関係を保持した状態で透明板8上に搬送さ
れる。
【0027】ステップ17において電動モータM1を駆
動したならば、制御手段200はステップ18に進んで
検出器SW7がOFFしたか否か、即ち2枚目の原稿5
02の後端が検出器SW7を通過したか否かをチェック
し、検出器SW7がOFFしなければ2枚目の原稿50
2の後端が未だ検出器SW7を通過していないので待
ち、検出器SW7がOFFしたならば2枚目の原稿50
2の後端が検出器SW7を通過したものと判断して、制
御手段200はステップ19に進んで電動モータM1に
装着された回転量検出手段FG1からのパルス信号PS
Aのカウントを開始する。ステップS19においてパル
ス信号PSAをカウントし始めたならば、制御手段20
0はステップS20に進んでパルス信号PSAが設定パ
ルス数PS4に達したか否かをチェックする。この設定
パルス数PS4は、2枚目の原稿の後端が検出器SW7
を通過してから原稿セット基準位置Gに達するまでの搬
送量に相当する電動モータM1の回転量に対応するパル
ス数に設定されている。なお、2枚目の原稿502の前
端部と1枚目の原稿501の後端部とを重合し2枚目の
原稿の後端を原稿セット基準位置Gに合わせてセットす
ると、1枚目の原稿501は後端が中心位置より2枚目
の原稿502側に偏って位置付けられることになる。従
って、1枚目の原稿501および2枚目の原稿502を
重合量の1/2に相当する量だけ上記原稿セット基準位
置Gから原稿搬送方向下流側に搬送することにより両原
稿の画像を転写紙の中央に複写することができる。特
に、上記操作手段220に設けられた原稿重ね量設定キ
ーによって大きい重合量が設定されている場合には有効
である。ステップS20において、パルス信号PSAが
設定パルス数PS4に達しない場合には原稿の搬送を継
続し、パルス信号PSAが設定パルス数PS4に達した
ならば制御手段200は2枚目の原稿の後端が原稿セッ
ト基準位置Gに達っしたものと判断して、ステップS2
1に進んで電動モータM1をOFFするとともに、電磁
クラッチCLT2およびCLT3をOFFする。従っ
て、搬送ベルト機構100およびレジストローラ対11
4の作動が停止するので、1枚目の原稿501および2
枚目の原稿502は2枚目の原稿の後端が原稿セット基
準位置Gに位置付けられた状態で透明板8上にセットさ
れる。このようにして、1枚目の原稿501および2枚
目の原稿502を透明板8上にセットしたならば、制御
手段200はステップS22に進み静電複写機2の制御
手段210に対して露光準備完了信号を出力する。この
露光準備完了信号を入力した静電複写機2の制御手段2
10は、複写動作を実行する。そして、制御手段200
はステップS23に進んで、静電複写機2の制御手段2
10から露光完了信号が送られているか否かを確認す
る。この露光完了信号は、透明板8上に搬送された原稿
の露光を完了したとき静電複写機2の制御手段210か
ら制御手段200に送られる。ステップS23において
露光完了信号が無い場合は露光動作が完了していないの
で待ち、露光完了信号が有る場合には制御手段200は
露光動作が完了したものと判断して、ステップR0に進
んで透明板8上の1枚目の原稿501および2枚目の原
稿502の排出制御のサブルーチンを実行する。
【0028】次に、原稿排出制御について図12に示す
フローチャートを参照して説明する。制御手段200
は、上記ステップS24において静電複写機2の制御手
段210から露光完了信号を入力したら、電磁クラッチ
CLT2をONし電動モータM1を駆動するとともに、
電動モータM2を駆動する(ステップR1)。これによ
り、搬送ベルト機構100が作動するとともに、反転ロ
ーラ134および排出ローラ148が回転駆動せしめら
れ、露光が完了した透明板8上の原稿の排出作動が行わ
れる。この排出作動によって露光が完了した透明板8上
の原稿は、透明板8上を図2において右方向に搬送さ
れ、さらに第1の原稿搬出路130を通して第2の原稿
搬出路140に搬送される。ステップR1において電磁
クラッチCLT2をONし電動モータM1を駆動すると
ともに、電動モータM2を駆動して原稿の排出作動を開
始したら、制御手段200はステップR2に進み第2の
原稿搬出路140に配設された原稿検出器SW8が一旦
ONしてからOFFしたか否か、即ち第2の原稿搬出路
140に搬送された1枚目の原稿501および2枚目の
原稿502が原稿検出器SW8に達して2枚目の原稿5
02の後端が検出器SW8を通過したか否かをチェック
し、原稿検出器SW8が一旦ONしてからOFFしてい
なければ待ち、原稿検出器SW8が一旦ONしてからO
FFしたならば2枚目の原稿502の後端が原稿検出器
SW8を通過したものと判断して、制御手段200はス
テップR3に進んでタイマTをT7にセットする。この
セット時間T7は、2枚目の原稿502の後端が原稿検
出器SW7を通過してから排出ローラ148を通過する
までに要する時間で、例えば100msecに設定され
ている。ステップR3においてタイマTをT7にセット
したならば制御手段200は、ステップR4に進んで2
枚目の原稿502の後端が原稿検出器SW8を通過して
からの経過時間TSが設定時間T7に達したか否かをチ
ェックし、経過時間TSが設定時間T7に達していなけ
れば原稿排出作動を継続し、経過時間TSが設定時間T
7に達したならば2枚目の原稿502の後端が排出ロー
ラ148を通過したものと判断してステップR5に進ん
で、電磁クラッチCLT2をOFFし電動モータM1を
停止するとともに、電動モータM2を停止する。このよ
うにして排出ローラ148から排出された露光済原稿
は、原稿排出トレイ20上に排出される。
【0029】上述のようにして、原稿排出制御を実行し
たならば制御手段200は、ステップS24に進んで原
稿セットスイッチSW4がOFFであるか否か、即ち原
稿載置手段18上に載置された原稿が全て送給されたか
否かを確認する。原稿セットスイッチSW4がOFFさ
れていない場合は、原稿載置手段18上に載置された原
稿が未だ残っているので制御手段200は上記ステップ
P01に戻って上記各ステップを繰り返し実行する。一
方、原稿セットスイッチSW4がOFFされている場合
には、制御手段200は原稿載置手段18上に載置され
た原稿が全て給送されたものと判断して複写動作を終了
する。
【0030】
【発明の効果】本発明による自動原稿搬送装置は以上の
ように構成され、制御手段は、原稿2枚露光設定手段に
よって露光位置に2枚の原稿を搬送して同時に露光する
ことが設定されたときは、原稿搬入手段とレジストロー
ラ対および原稿搬送手段を作動制御して原稿載置手段に
載置された1枚目の原稿を搬送しその後端をレジストロ
ーラ対と原稿搬送手段との間の所定位置に位置付けて待
機させ、次に原稿搬入手段およびレジストローラ対を作
動制御して原稿載置手段に載置された2枚目の原稿を搬
送しその前端部を1枚目の原稿の後端部に所定量重合す
る位置に位置付け、次にレジストローラ対および原稿搬
送手段を作動制御して1枚目の原稿および該2枚目の原
稿を搬送し露光位置に位置付けるように制御するので、
2枚目の原稿の前端部と1枚目の原稿の後端部が所定量
重合された状態で露光することができる。従って、1枚
目の原稿と2枚目との間に隙間が生じないので、露光時
に1枚目の原稿の後端の陰が転写紙の中央に縦方向に表
れる所謂黒スジの発生を防止することができる。
【0031】また、本発明によれば、上記制御手段は、
1枚目の原稿および2枚目の原稿を露光位置に搬送する
際に、2枚目の原稿の後端を原稿セット基準位置から上
記重合量の1/2に相当する量を原稿搬送方向下流側に
位置付けるので、両原稿の画像を転写紙の中央に複写す
ることができる。
【0032】更に、本発明によれば、1枚目の原稿の後
端部と2枚目の原稿の前端部との重合量を設定する原稿
重ね量設定手段を具備し、上記該制御手段が該原稿重ね
量設定手段によって設定された重合量に基づいて1枚目
の原稿および2枚目の原稿を搬送制御するので、1枚目
の原稿と2枚目の原稿の画像位置に対応して複写位置を
任意に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された自動原稿搬送装置の
好適実施例を静電複写機に装備した状態を示す斜面図。
【図2】図1に示す自動原稿搬送装置の断面概略図。
【図3】図1および図2に示す自動原稿搬送装置の原稿
搬入手段を拡大して示す断面図。
【図4】図3に示す原稿搬入手段の展開斜視図。
【図5】図1および図2に示す自動原稿搬送装置の搬送
ベルト機構および原稿反転・排出手段の展開斜視図。
【図6】図1に示す自動原稿搬送装置において2枚の原
稿を露光位置に搬送する状態を示す説明図。
【図7】図1および図2に示す自動原稿搬送装置に装備
される制御手段の構成ブロック図。
【図8】図7に示す制御手段の処理手順を示すもので、
メインルーチンの一部を示すフローチャート。
【図9】図7に示す制御手段の処理手順を示すもので、
メインルーチンの一部を示すフローチャート。
【図10】図7に示す制御手段の処理手順を示すもの
で、メインルーチンの一部を示すフローチャート。
【図11】図7に示す制御手段の処理手順を示すもの
で、一次給紙制御のサブルーチンを示すフローチャー
ト。
【図12】図7に示す制御手段の処理手順を示すもの
で、原稿排出制御のサブルーチンを示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
2:静電複写機 4:自動原稿搬送装置 6:静電複写機のハウジング 8:透明板 10:原稿規制部材 18:原稿載置手段 20:原稿排出トレイ 22:原稿テーブル 33:原稿搬入手段 38:前送り手段 40:前送りローラ 44:加圧機構 48:加圧板 60:原稿分離手段 64:給紙ローラ 66:分離ベルト機構 67:駆動ローラ 68:従動ローラ 69:分離ベルト 78:駆動手段 84:原稿ストッパ 87:ストッパ駆動手段 98:原稿搬入路 100:搬送ベルト機構 102:駆動ローラ 104:従動ローラ 106:無端ベルト 108:原稿搬送路 114:レジストローラ対 116:駆動ローラ 118:従動ローラ 120:駆動手段 128:原稿反転・排出手段 130:第1の原稿搬出路 134:反転ローラ 135a、135b、135c:従動ローラ 140:第2の原稿搬出路 142:反転路 144:分岐制御板 148:駆動ローラ 150:従動ローラ 152:排出ローラ対 162:駆動手段 200:制御手段 201:中央処理装置(CPU) 202:リードオンメモリ(ROM) 203:ランダムアクセスメモリ(RAM) 204:タイマ 205:入力インターフェース 206:出力インターフェース 210:静電複写機2の制御手段 220:操作手段 230:表示手段 M1:電動モータ M2:電動モータ FG1:回転量検出手段 FG2:回転量検出手段 SOL1:ソレノイド SOL2:ラッチ型ソレノイド SOL3:ソレノイド CLT1:電磁クラッチ CLT2:電磁クラッチ CLT3:電磁クラッチ SW1:安全スイッチ SW2:安全スイッチ SW3:安全スイッチ SW4:原稿セットスイッチ SW5:ストッパ位置検出手段 SW6:反射型光学的原稿検出器 SW7:反射型光学的原稿検出器 SW8:反射型光学的原稿検出器 SW9:反射型光学的原稿検出器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を載置する原稿載置手段と、該原稿
    載置手段に載置された原稿を送給する原稿搬入手段と、
    該原稿搬入手段の下流側に配設され該原稿搬入手段によ
    って搬送された原稿を一時停止するとともに該停止した
    原稿を露光位置に向けて搬送するレジストローラ対と、
    該レジストローラ対によって搬送された原稿を露光位置
    に搬送するとともに露光位置に搬送された原稿を排出す
    る原稿搬送手段と、を具備する自動原稿搬送装置におい
    て、 露光位置に2枚の原稿を搬送して同時に露光することを
    設定する2枚露光設定手段と、該原稿搬入手段、該レジ
    ストローラ対および該原稿搬送手段を作動制御する制御
    手段を具備し、 該制御手段は、該2枚露光設定手段によって2枚の原稿
    の同時露光が設定されたときは、該原稿搬入手段と該レ
    ジストローラ対および該原稿搬送手段を作動制御して該
    原稿載置手段に載置された1枚目の原稿を搬送しその後
    端を該レジストローラ対と該原稿搬送手段との間の所定
    位置に位置付けて待機させ、次に該原稿搬入手段および
    該レジストローラ対を作動制御して該原稿載置手段に載
    置された2枚目の原稿を搬送しその前端部を該1枚目の
    原稿の後端部に所定量重合する位置に位置付け、次に該
    レジストローラ対および該原稿搬送手段を作動制御して
    該1枚目の原稿および該2枚目の原稿を搬送し露光位置
    に位置付ける、 ことを特徴とする自動原稿搬送装置。
  2. 【請求項2】 該制御手段は、該1枚目の原稿および該
    2枚目の原稿を露光位置に搬送する際に、該2枚目の原
    稿の後端を原稿セット基準位置から該重合量の1/2に
    相当する量を原稿搬送方向下流側に位置付ける、請求項
    1記載の自動原稿搬送装置。
  3. 【請求項3】 該1枚目の原稿の後端部と該2枚目の原
    稿の前端部との重合量を設定する原稿重ね量設定手段を
    具備し、該制御手段は該原稿重ね量設定手段によって設
    定された重合量に基づいて該1枚目の原稿および該2枚
    目の原稿を搬送制御する、請求項1記載の自動原稿搬送
    装置。
JP8187187A 1996-07-17 1996-07-17 自動原稿搬送装置 Pending JPH1031329A (ja)

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