JPH10313278A - スター型光加入者伝送システム - Google Patents

スター型光加入者伝送システム

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JPH10313278A
JPH10313278A JP9121275A JP12127597A JPH10313278A JP H10313278 A JPH10313278 A JP H10313278A JP 9121275 A JP9121275 A JP 9121275A JP 12127597 A JP12127597 A JP 12127597A JP H10313278 A JPH10313278 A JP H10313278A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡易な構成で、しかも伝送路の障害の
検出を確実に行うことのできるスター型光加入者伝送シ
ステムを得ること。 【解決手段】 センタ装置101は光スターカプラ10
3を介して複数のブランチ装置1021 〜102N と接
続されている。センタ装置101は、ブランチ装置10
2の上り方向の光信号のフレーム送出位置を補正するた
めにブランチ装置102ごとの遅延測定を随時行ってい
る。そこでこれを利用し、登録している全ブランチ装置
102の遅延測定結果がすべて異常の場合で、この状態
が所定時間継続した場合には、センタ装置101と光ス
ターカプラ103間の伝送路に障害が発生しているとす
る。全ブランチ装置1021 〜102N の停止コマンド
が実行された場合やこれらの装置がすべて未登録のとき
のような所定の場合には、障害が発生したと見做さな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスターカプラを用い
た加入者伝送システムに係わり、詳細には伝送路に障害
が発生した際に冗長化された光加入者線インタフェース
の系の切り替えを行うようにしたスター型光加入者伝送
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】スターカプラを用いた加入者伝送システ
ムでは、一般に、局側光加入者伝送装置が光ファイバに
よってスターカプラに接続され、N(Nは2以上の整
数)分岐されてそれぞれの加入者宅に接続されている。
このようなシステムでは、スターカプラが1:Nの分岐
を行っていると、局側光加入者伝送装置やこれとスター
カプラを接続する光ファイバの部分に障害が発生する
と、局側光加入者伝送装置と個々の加入者宅の間の通信
ができなくなるという問題が生じる。そこで、特開平5
−153053号公報では、スターカプラで2:Nの分
岐を行うようにしたスター型光加入者伝送システムを提
案している。
【0003】図9は、この従来のスター型光加入者伝送
システムを表わしたものである。このシステムスターカ
プラ11は2:N(Nは2以上の整数)の分岐をもった
ものであり、図で右側のN本の光ファイバ121 〜12
N はそれぞれの加入者宅13に接続されている。また、
図で左側の2本の光ファイバ14、15のうちの1本の
光ファイバ14は第1の局側加入者伝送装置16に接続
されている。第2の局側加入者伝送装置17は選択回路
18によって、いずれか一方が選択され、加入者宅13
との通信に使用されるようになっている。
【0004】第2の局側加入者伝送装置17と障害検出
信号抽出回路21とは光分岐器22を介して光ファイバ
15と接続されており、障害検出信号抽出回路21が障
害情報を抽出すると選択回路18に切替信号23を送
り、第1と第2の局側加入者伝送装置16、17の切り
替えを行うようになっている。障害の発生の有無は、N
本の光ファイバ121 〜12N のうちの1本(この例で
は第Nの光ファイバ12 N )に接続された光方向性結合
器25の出力側に配置された障害検出回路26によって
行われる。今、第1の局側加入者伝送装置16が選択さ
れているものとして、この第1の局側加入者伝送装置1
6あるいは光ファイバ14に障害が発生したものとす
る。すると、光ファイバ12N を介して障害検出回路2
6が入力断(REC)を検出し、障害検出信号発生回路
27を制御して障害検出信号28を発生させる。
【0005】この障害検出信号28は光方向性結合器2
5を経由してスターカプラ11に送られ、ここから光フ
ァイバ15および光分岐器22を経由して障害検出信号
抽出回路21に送られる。障害検出信号抽出回路21が
これにより第1の局側加入者伝送装置16側の障害の発
生を知ると、切替信号23が選択回路18にに送られ
て、第2の局側加入者伝送装置17が第1の局側加入者
伝送装置16に代って選択されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように図9に示す
スター型光加入者伝送システムでは、PDS(パッシブ
ダブルスター)伝送方式における局側加入者伝送装置を
二重化して、系の切り替えを行うようにしている。この
切り替えのための障害検出信号28の検出回路としての
障害検出信号抽出回路21は、片方の系の伝送路側に配
置されている。したがって、第1の局側加入者伝送装置
16の側で何らかの障害が発生した場合には、第2の局
側加入者伝送装置17側への切り替えが行われるもの
の、この後に第2の局側加入者伝送装置17側で同様の
障害が発生しても障害検出信号28を検出することがで
きず、切り替えを実施することができないという不都合
がある。
【0007】また、この提案のスター型光加入者伝送シ
ステムでは、スターカプラ11の加入者宅13側に障害
検出および障害の通知を行うための回路装置を必要と
し、また局側加入者伝送装置側には障害の通知を検出す
るための回路装置を必要とする。このため、スター型光
加入者伝送システム全体として、障害の検出のための回
路が複雑化し、コストアップの要因となるという問題が
あった。
【0008】そこで本発明の目的は、比較的簡易な構成
で、しかも伝送路の障害の検出を確実に行うことのでき
るスター型光加入者伝送システムを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、センタ装置に二重化された光加入者インタフェース
を備え、対向するブランチ装置からスターカプラを介し
てセンタ装置内のいずれかの光加入者インタフェースに
向けて送り出す光信号のフレームの送出位置を補正する
ために、センタ装置とブランチ装置の間の遅延測定を遅
延測定フレームを使用して随時行うようにしたパッシブ
ダブルスター伝送方式の伝送システムにおいて、(イ)
センタ装置と通信サービスの状態にある全ブランチ装置
についてそれらについて実行される遅延測定結果が正常
であるか異常であるかを判別する全遅延測定結果異常有
無判別手段と、(ロ)この全遅延測定結果異常有無判別
手段が通信サービスの状態にある全ブランチ装置の遅延
測定結果が異常であると判別したときセンタ装置とスタ
ーカプラ間の伝送路に障害が発生したと判別する障害発
生判別手段と、(ハ)この障害発生判別手段が障害が発
生したと判別したときセンタ装置内の光加入者インタフ
ェースの切り替えを行うインタフェース切替手段とをス
ター型光加入者伝送システムに具備させる。
【0010】すなわち請求項1記載の発明では、センタ
装置とブランチ装置の間の遅延測定の結果を用いること
で、独自に障害の検出や障害の通知を行うための回路構
成を必要とせずに、障害発生の検出とセンタ装置内の光
加入者インタフェースの切り替えを行うようにしてい
る。
【0011】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
スター型光加入者伝送システムにおいて、障害発生判別
手段は、全遅延測定結果異常有無判別手段が全ブランチ
装置の遅延測定結果の異常を所定の時間以上継続して判
別したとき伝送路に障害が発生したと判別することを特
徴としている。
【0012】すなわち請求項2記載の発明では、全遅延
測定結果異常有無判別手段が全ブランチ装置の遅延測定
結果の異常を所定の時間以上継続して判別したとき伝送
路に障害が発生したとすることによって誤検出を防止す
るようにしたものである。
【0013】請求項3記載の発明では、センタ装置に二
重化された光加入者インタフェースを備え、このセンタ
装置と複数のブランチ装置がスターカプラを介して接続
されたパッシブダブルスター伝送方式の伝送システムに
おいて、(イ)センタ装置と対向する各ブランチ装置の
入力断を検出する入力断検出手段と、(ロ)この入力断
検出手段によって検出された入力断のブランチ装置のう
ちから未登録のものと、ブランチ装置停止コマンドが実
行されているものとを除外した残りの全ブランチ装置に
ついて入力断が検出されたとき、センタ装置とスターカ
プラ間の伝送路に障害が発生したと判別する障害発生判
別手段と、(ハ)この障害発生判別手段が障害が発生し
たと判別したときセンタ装置内の光加入者インタフェー
スの切り替えを行うインタフェース切替手段とをスター
型光加入者伝送システムに具備させる。
【0014】すなわち請求項3記載の発明では、センタ
装置と対向する各ブランチ装置の入力断を検出し、サー
ビスの状態にある全ブランチ装置について入力断が検出
されたとき障害の検出を行い、センタ装置内の光加入者
インタフェースの切り替えを行うようにしている。
【0015】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
スター型光加入者伝送システムにおいて、障害発生判別
手段は、入力断検出手段が残りの全ブランチ装置につい
ての入力断が所定の時間以上継続して発生したと判別し
たとき伝送路に障害が発生したと判別することを特徴と
している。
【0016】すなわち請求項4記載の発明では、入力断
検出手段が残りの全ブランチ装置についての入力断が所
定の時間以上継続して発生したと判別したとき伝送路に
障害が発生したと判別することによって誤検出を防止す
るようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
【0018】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の一実施例におけるスター型
光加入者伝送システムの概要を表わしたものである。こ
のシステムは、センタ装置101と複数のブランチ装置
1021 〜102N とが光スターカプラ103を介して
接続された構成となっている。センタ装置101内に
は、装置の故障による通信サービスの中断を防ぐために
第1の光加入者線インタフェース111と第2の光加入
者線インタフェース112が配置された冗長構成が採ら
れている。制御部113は、これらの一方を選択するこ
とで系の切り替えを行う。なお、このシステムでは1つ
の光ファイバで双方向の通信を行うTCM方式としてパ
ッシブダブルスター伝送方式を採用している。図で矢印
121はブランチ装置102側からセンタ装置101側
への上り方向の光信号を示しており、矢印122はこれ
と逆方向に進む下り方向の光信号を示している。
【0020】ところで、現用系の加入者線インタフェー
スでは、それぞれのブランチ装置1021 〜102N
センタ装置101へ送出する上りフレームの送出位置を
補正するために、センタ装置101とこれら対向するブ
ランチ装置1021 〜102 N の間の遅延測定を遅延測
定用フレーム123を使用して随時行うようになってい
る。本発明では、これにより得られる遅延測定結果を第
1または第2の光加入者線インタフェース111、11
2と光スターカプラ103の間の伝送路の障害の検出に
使用するようにしている。すなわち、第1または第2の
光加入者線インタフェース111、112と対向する全
ブランチ装置1021 〜102N の遅延測定結果が、す
べて測定不能の場合に、該当する光加入者線インタフェ
ース111または112と光スターカプラ103間の伝
送路に障害が発生したものと判断するようにしている。
【0021】図2は、このような原理で伝送路の障害を
検出するようにした伝送路障害検出部の回路構成を表わ
したものである。伝送路障害検出部201は、図1に示
した光加入者線インタフェース111および112内に
それぞれ配置されている。もちろん、システムによって
は光加入者線インタフェース111、112とは別の箇
所に配置されていてもよい。伝送路障害検出部201
は、検出部202と、第1および第2のノア(NOR)
回路203、204と、これら3つの出力205〜20
7の論理積をとるアンド(AND)回路208と、アン
ド回路208の出力209を入力するt秒保護回路21
1とによって構成されており、t秒保護回路211によ
ってt秒間保護された出力(誤検出を防止した出力)が
伝送路障害情報212として出力されるようになってい
る。
【0022】ここで、検出部202は、図1に示したブ
ランチ装置1021 〜102N ごとに個別に設けられた
フリップフロップ回路2211 〜221N と、同じくブ
ランチ装置1021 〜102N ごとに個別に設けられた
インバータ回路2221 〜222N と、フリップフロッ
プ回路2211 〜221N の各出力2231 〜223 N
の論理和をとるオア(OR)回路224とから構成され
ている。フリップフロップ回路2211 〜221N は、
それぞれのクロック入力端子CKにブランチ装置102
1 〜102N のうちの対応する登録要求信号2261
226N が入力されるようになっている。ここで登録要
求信号2261 〜226N とは、ブランチ装置1021
〜102N のうちの対応するものに対する登録要求の有
無を表わした信号であり、“0”が登録要求無しを、ま
た“1”が登録要求有りを示している。
【0023】更に詳細に説明すると、センタ装置101
はブランチ装置1021 〜102Nとの通信サービスの
提供を行うために、ブランチ装置1021 〜102N
登録手続きを行う。光加入者線インタフェース111、
112は、制御部113からの登録要求信号により、ブ
ランチ装置102の登録手続き(加入者の割り当て)を
実行する。センタ装置101がブランチ装置1021
102N との通信サービスの提供を解除(契約解除)す
るときには、ブランチ装置102の登録抹消手続きを行
う。光加入者線インタフェース111、112は、制御
部113からの登録抹消信号により227により、ブラ
ンチ装置102の登録抹消手続き(加入者の削除)実行
する。
【0024】インバータ回路2221 〜222N には、
ブランチ装置1021 〜102N のうちの対応する登録
抹消信号2271 〜227N が入力されるようになって
いる。登録抹消信号2271 〜227N は、それぞれ
“0”が登録抹消なしを、“1”が登録抹消有りを示し
ている。インバータ回路2221 〜222N は、登録抹
消信号2271 〜227N の論理をそれぞれ反転させ、
対応するフリップフロップ回路2211 〜221N の負
論理で動作するリセット端子に入力されるようになって
いる。また、第1のノア回路203には、各ブランチ装
置1021 〜102N に対応させた遅延測定結果231
1 〜231N が入力され、第2のノア回路204には、
全ブランチ装置停止コマンド情報232と光加入者線イ
ンタフェース出力停止コマンド情報233が入力される
ようになっている。ここで、遅延測定結果2311 〜2
31N は、“0”が測定異常を、“1”が測定OK(正
常)を表わしている。また、全ブランチ装置停止コマン
ド情報232では、“0”が未実行を、“1”が実行を
示しており、光加入者線インタフェース出力停止コマン
ド情報233は同様に“0”が未実行を、“1”が実行
を示している。また、t秒保護回路211から出力され
る伝送路障害情報212は、“0”が正常を、“1”が
異常すなわち障害の発生を示している。
【0025】説明を簡単にするために、本実施例の以下
の説明では図1に示したブランチ装置1021 〜102
N で数値“N”が“2”の場合に限定して説明を行うこ
とにする。
【0026】図3は、このように第1および第2のブラ
ンチ装置のみがブランチ装置として存在する場合の図2
に示した伝送路障害検出部の回路構成を表わしたもので
ある。図2と同一分には同一の符号を付しており、これ
らの説明は省略する。
【0027】さて、本実施例のスター型光加入者伝送シ
ステムでは、(1)第1のフリップフロップ回路221
1 が第1のブランチ装置1021 の登録要求を監視して
いる。そして、登録要求信号2261 が“0”から
“1”に変化すると、その出力端子Qから出力2231
として登録状態を示す“1”を出力する。それ以外の場
合には、出力2231 として未登録状態を示す“0”を
出力する。また、登録状態時に登録抹消信号2271
きた場合には、出力2231 を“0”として未登録状態
にする。第2のフリップフロップ回路2212 について
も同様の制御が行われる。なお、登録要求信号2261
が“1”となるのは制御部113よりブランチ装置10
1 の登録要求を受けたときであり、“0”となるのは
それ以外のときである。第2のフリップフロップ回路2
212 についても同様の動作によって出力2232 の論
理状態が定まることになる。
【0028】(2)オア回路224は、図3に示す検出
部202の場合、第1および第2のフリップフロップ回
路2211 、2212 の出力2231 、2232 を入力
して、これらの論理和をとる。この結果としての出力2
05が“0”であれば、全ブランチ装置1021 、10
2 が未登録状態であることになる。全ブランチ装置1
021 、1022 が未登録状態であるかどうかを調べる
のは、これらすべてが未登録状態のときには伝送路障害
と判断しないようにするためである。図3に示した2つ
のブランチ装置1021 、1022 の双方が登録要求を
受けている場合にはこれらすべての遅延測定結果231
1 、2312 が異常のときに伝送路障害とし、2つのブ
ランチ装置1021 、1022 のいずれか一方のみが登
録要求を受けている場合、その一方についての遅延測定
結果231が異常のときに伝送路障害とする主旨であ
る。
【0029】(3)一方、第1のノア回路203は全ブ
ランチ装置1021 、1022 の遅延測定結果23
1 、2312 についてノア(NOR)論理をとる。こ
の結果、全ブランチ装置1021 、1022 の遅延測定
結果2311 、2312 が異常の場合にのみ出力206
が“1”となる。
【0030】(4)第2のノア回路204は、全ブラン
チ装置停止コマンド情報232と光加入者線インタフェ
ース出力停止コマンド情報233についてノア(NO
R)論理をとる。この結果としての両コマンドが未実行
の場合に、出力207が“1”となる。
【0031】(5)アンド回路208は、以上の3つの
出力205〜207の論理積をとる。この結果、全ブ
ランチ装置1021 、1022 が登録状態で、これら
についての遅延測定結果2311 、2312 が異常であ
り、全ブランチ装置停止コマンドと光加入者線インタ
フェース出力停止コマンドが共に未実行の場合に論理積
の出力209が“1”となり、この論理状態が障害状態
を表わすことになる。出力209が“0”の場合には、
正常状態を示すことにする。また、出力207が“0”
の場合には、全ブランチ装置1021 、1022 とセン
タ装置101(図1参照)の間の通信を意識的に停止さ
せているため、伝送路障害とみなさない主旨で出力20
9は“0”としている。
【0032】アンド回路208の出力209はt秒保護
回路211に入力される。t秒保護回路211は出力2
09が“1”となってから継続的にt秒の間、出力20
9が“1”を保持したとき、その出力としての伝送路障
害情報212を“1”に設定する。これ以外の場合には
伝送路障害情報212を“0”に保持する。伝送路障害
情報212が“1”に変化したとき、障害が発生したこ
とになる。このようにして得られた伝送路障害情報21
2を用いて、図1に示した制御部113は、2系統の光
加入者線インタフェース111、112の間での系切替
の実行の可否を判定することになる。
【0033】図4〜図7は、以上説明した第1および第
2のブランチ装置がブランチ装置として存在する場合の
伝送路の正常の有無判断の真理値表を表わしたものであ
る。このうち図4は第1のフリップフロップ回路221
1 の真理値表を、図5は第2のフリップフロップ回路2
212 の真理値表を表わしている。また、図6は第2の
ノア回路204の真理値表を表わし、図7は伝送路障害
検出部201の要部の真理値表を表わしている。
【0034】変形例
【0035】図8は、本発明の変形例における伝送路障
害検出部の構成を表わしたものである。先の実施例で
は、図1〜図3を基に説明したように遅延測定結果23
1 〜231N を使用してセンタ装置101における光
加入者線インタフェース111(112)と光スターカ
プラ103間の伝送路の障害を検出することにした。図
8に示した変形例では、入力断(REC)の発生した際
の警報出力を使用して前記した区間の伝送路の障害を検
出するようにしている。この図8で先の実施例の図2と
同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を
適宜省略する。
【0036】この変形例では、伝送路障害検出部301
が検出部302と、ノア回路204と、検出部302の
2種類の出力303、304とノア回路204の出力2
07との論理積をとるアンド回路208と、このアンド
回路208の出力209を入力するt秒保護回路211
とによって構成されている。検出部302は、ブランチ
装置1021 〜102N ごとに設けられたフリップフロ
ップ回路2211 〜221N と、同じくブランチ装置1
021 〜102N ごとに設けられたインバータ回路22
1 〜222N とを備えている点では際の実施例の検出
部202と同様である。この変形例の場合には、ナンド
(NAND)回路311がフリップフロップ回路221
1 〜221N のそれぞれの出力端子Q* (ただし*は負
論理を示す)から出力される出力信号3121 〜312
N のナンド(NAND)をとって前記した出力303を
アンド回路208に供給するようにしており、各ブラン
チ装置1021 〜102N に対応するオア回路3131
〜313N が、対応する出力信号3121 〜312N
REC警報出力3141 〜314N ならびにブランチ装
置停止コマンド情報2321 〜232N の論理和をと
り、これらの出力3151 〜315N をアンド回路31
6に入力して論理積をとるようにしている。このアンド
回路316の出力304は、前記したように出力303
ならびにノア回路204の出力207と共にアンド回路
208に入力され、これらの論理積がとられて伝送路の
障害の有無が判別されるようになっている。
【0037】この伝送路障害検出部301で、各フリッ
プフロップ回路2211 〜221Nのそれぞれの出力端
子Q* から出力信号3121 〜312N を得るようにし
ているのは、ブランチ装置1021 〜102N が未登録
時には入力断(REC)の検出を行うことができないた
めに、未登録のものについて伝送路障害検出の対象から
除外するようにしたためである。すなわち、出力信号3
121 〜312N を用いてREC警報出力3141 〜3
14N との論理和をとるようにしている。また、ブラン
チ装置停止コマンドの実行時には、意識的にブランチ装
置1021 〜102N のうちの該当する装置との通信を
停止させているので、伝送路障害としないようにするた
めに、ブランチ装置停止コマンド情報2321 〜232
N とREC警報出力3141 〜314N との論理和がそ
れぞれ対応するオア回路3131〜313N でとられる
ようになっている。また、全ブランチ装置1021 〜1
02N が未登録時には伝送路障害としないようにするた
めに、全ブランチ装置1021 〜102N に対応するフ
リップフロップ回路2211 〜221N の出力端子Q*
から出力される出力信号3121 〜312N をナンド回
路311に入力して、これらのナンド(NAND)論理
をとることにしている。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、センタ装置とブランチ装置の間の遅延測定の
結果を用いることで、従来技術で必要とされたような独
自に障害の検出や障害の通知を行うための回路構成を必
要とすることなく、障害発生の検出とセンタ装置内の光
加入者インタフェースの切り替えを行うことにしたの
で、システムのコストダウンを図ることができる他、光
加入者インタフェースの運用系が切り替わっても、確実
に障害の検出を行うことができ、システムの信頼性を向
上させることができる。
【0039】また、請求項2および請求項4記載の発明
では、所定時間継続して異常が検出されたとき伝送路に
障害が発生しているものと判別することにしたので、シ
ステムの信頼性が向上することになる。
【0040】更に、請求項3記載の発明でも、光加入者
インタフェースの運用系が切り替わっても、確実に障害
の検出を行うことができ、システムの信頼性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例におけるスター型光加
入者伝送システムの概要を表わしたシステム構成図であ
る。
【図2】本実施例における伝送路障害検出部の一般的な
回路構成を表わしたブロック図である。
【図3】第1および第2のブランチ装置のみがブランチ
装置として存在する場合の伝送路障害検出部のブロック
図である。
【図4】図3における第1のフリップフロップ回路の真
理値表を示した説明図である。
【図5】図3における第2のフリップフロップ回路の真
理値表を示した説明図である。
【図6】図3における第2のノア回路の真理値表を示し
た説明図である。
【図7】図3における伝送路障害検出部の要部の真理値
表を示した説明図である。
【図8】本発明の変形例における伝送路障害検出部の構
成を表わしたブロック図である。
【図9】従来提案されたスター型光加入者伝送システム
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 センタ装置 102 ブランチ装置 103 光スターカプラ 111、112 光加入者線インタフェース 113 制御部 201 伝送路障害検出部 202 、302 検出部 211 t秒保護回路 221 フリップフロップ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 12/24 H04L 11/08 12/26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタ装置に二重化された光加入者イン
    タフェースを備え、対向するブランチ装置からスターカ
    プラを介してセンタ装置内のいずれかの光加入者インタ
    フェースに向けて送り出す光信号のフレームの送出位置
    を補正するために、センタ装置とブランチ装置の間の遅
    延測定を遅延測定フレームを使用して随時行うようにし
    たパッシブダブルスター伝送方式の伝送システムにおい
    て、 前記センタ装置と通信サービスの状態にある全ブランチ
    装置についてそれらについて実行される遅延測定結果が
    正常であるか異常であるかを判別する全遅延測定結果異
    常有無判別手段と、 この全遅延測定結果異常有無判別手段が通信サービスの
    状態にある全ブランチ装置の遅延測定結果が異常である
    と判別したとき前記センタ装置とスターカプラ間の伝送
    路に障害が発生したと判別する障害発生判別手段と、 この障害発生判別手段が障害が発生したと判別したとき
    前記センタ装置内の光加入者インタフェースの切り替え
    を行うインタフェース切替手段とを具備することを特徴
    とするスター型光加入者伝送システム。
  2. 【請求項2】 前記障害発生判別手段は、前記全遅延測
    定結果異常有無判別手段が全ブランチ装置の遅延測定結
    果の異常を所定の時間以上継続して判別したとき伝送路
    に障害が発生したと判別することを特徴とする請求項1
    記載のスター型光加入者伝送システム。
  3. 【請求項3】 センタ装置に二重化された光加入者イン
    タフェースを備え、このセンタ装置と複数のブランチ装
    置がスターカプラを介して接続されたパッシブダブルス
    ター伝送方式の伝送システムにおいて、 前記センタ装置と対向する各ブランチ装置の入力断を検
    出する入力断検出手段と、 この入力断検出手段によって検出された入力断のブラン
    チ装置のうちから未登録のものと、ブランチ装置停止コ
    マンドが実行されているものとを除外した残りの全ブラ
    ンチ装置について入力断が検出されたとき、前記センタ
    装置とスターカプラ間の伝送路に障害が発生したと判別
    する障害発生判別手段と、 この障害発生判別手段が障害が発生したと判別したとき
    前記センタ装置内の光加入者インタフェースの切り替え
    を行うインタフェース切替手段とを具備することを特徴
    とするスター型光加入者伝送システム。
  4. 【請求項4】 前記障害発生判別手段は、前記入力断検
    出手段が前記残りの全ブランチ装置についての入力断が
    所定の時間以上継続して発生したと判別したとき伝送路
    に障害が発生したと判別することを特徴とする請求項3
    記載のスター型光加入者伝送システム。
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