JPH10313172A - 多層プリント基板およびその製造方法 - Google Patents
多層プリント基板およびその製造方法Info
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- JPH10313172A JPH10313172A JP13760597A JP13760597A JPH10313172A JP H10313172 A JPH10313172 A JP H10313172A JP 13760597 A JP13760597 A JP 13760597A JP 13760597 A JP13760597 A JP 13760597A JP H10313172 A JPH10313172 A JP H10313172A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 切削管理が難しい研磨による平滑化処理を不
要にするとともに、バラツキのない高精度のビア穴の形
成を可能とする。 【解決手段】 第1回路パターンを絶縁基材の表面に有
するとともに、同第1回路パターンを同絶縁基材に埋め
込んで第1回路パターン形成面を平滑化したコア材とし
てのプリント基板と、同第1回路パターン形成面上に形
成したビア穴を有するビルドアップ樹脂層と、同ビルド
アップ樹脂層の表面に同ビア穴を介して同第1回路パタ
ーンに導通する第2回路パターンとを備える。
要にするとともに、バラツキのない高精度のビア穴の形
成を可能とする。 【解決手段】 第1回路パターンを絶縁基材の表面に有
するとともに、同第1回路パターンを同絶縁基材に埋め
込んで第1回路パターン形成面を平滑化したコア材とし
てのプリント基板と、同第1回路パターン形成面上に形
成したビア穴を有するビルドアップ樹脂層と、同ビルド
アップ樹脂層の表面に同ビア穴を介して同第1回路パタ
ーンに導通する第2回路パターンとを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多層プリント基板お
よびその製造方法に関し、さらに詳しくは、ビルドアッ
プ樹脂層を介して回路パターンを多層に形成する多層プ
リント基板およびその製造方法に関する。
よびその製造方法に関し、さらに詳しくは、ビルドアッ
プ樹脂層を介して回路パターンを多層に形成する多層プ
リント基板およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例として、絶縁性のビルドアップ樹
脂層を介して回路パターンを多層に形成する多層プリン
ト基板、例えばコア材として両面銅張積層板を使用した
4層プリント基板を図2(a)〜図2(d)にもとづい
て説明する。まず、図2(a)に示されるように、両面
銅張積層板からなるコア材としてのプリント基板1の銅
箔をエッチングして所定の第1回路パターン1aを絶縁
基材1bの表面に形成する。
脂層を介して回路パターンを多層に形成する多層プリン
ト基板、例えばコア材として両面銅張積層板を使用した
4層プリント基板を図2(a)〜図2(d)にもとづい
て説明する。まず、図2(a)に示されるように、両面
銅張積層板からなるコア材としてのプリント基板1の銅
箔をエッチングして所定の第1回路パターン1aを絶縁
基材1bの表面に形成する。
【0003】そして、その第1回路パターン1a形成面
を黒化処理などにて粗面化した後、図2(b)に示され
ているようにビルドアップ樹脂層2を第1回路パターン
1aの厚さよりも厚く形成する。次に、ビルドアップ樹
脂層2にビア穴を形成するに際して、ビルドアップ樹脂
層2に例えばフォトビア現像型ビルドアップ樹脂を用い
る場合は、ビルドアップ樹脂層2に所定のマスクをかけ
て露光し、マスクを除去した後、現像処理して化学的に
一括して複数の穴明けを行ない、洗浄して第1回路パタ
ーン1aの表面に至るインタスティシャルビアホール用
のビア穴3を形成する(図2(c)参照)。
を黒化処理などにて粗面化した後、図2(b)に示され
ているようにビルドアップ樹脂層2を第1回路パターン
1aの厚さよりも厚く形成する。次に、ビルドアップ樹
脂層2にビア穴を形成するに際して、ビルドアップ樹脂
層2に例えばフォトビア現像型ビルドアップ樹脂を用い
る場合は、ビルドアップ樹脂層2に所定のマスクをかけ
て露光し、マスクを除去した後、現像処理して化学的に
一括して複数の穴明けを行ない、洗浄して第1回路パタ
ーン1aの表面に至るインタスティシャルビアホール用
のビア穴3を形成する(図2(c)参照)。
【0004】ビルドアップ樹脂層2の表面には第1回路
パターン1aによる凹凸があるため、続いて、図2
(d)に示されるように、ビルドアップ樹脂層2の表面
をベルトサンダーやバフなどを用いて研磨して平滑にし
た後、ビルドアップ樹脂層2の表面にそのビア穴3の部
分を介して第1回路パターン1aと導通するめっき層4
を形成し、必要に応じてそのめっき層をエッチングして
第2回路パターンを形成するようにしている。
パターン1aによる凹凸があるため、続いて、図2
(d)に示されるように、ビルドアップ樹脂層2の表面
をベルトサンダーやバフなどを用いて研磨して平滑にし
た後、ビルドアップ樹脂層2の表面にそのビア穴3の部
分を介して第1回路パターン1aと導通するめっき層4
を形成し、必要に応じてそのめっき層をエッチングして
第2回路パターンを形成するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来では
第2回路パターン用のめっき層4を形成するに先だっ
て、ビルドアップ樹脂層2の表面をベルトサンダーやバ
フなどを用いて研磨にて平滑化しているが、その切削量
の管理が難しく、これが生産性を阻害する要因となって
いる。
第2回路パターン用のめっき層4を形成するに先だっ
て、ビルドアップ樹脂層2の表面をベルトサンダーやバ
フなどを用いて研磨にて平滑化しているが、その切削量
の管理が難しく、これが生産性を阻害する要因となって
いる。
【0006】また、図2(c)に示されているように、
凹凸のある状態でビルドアップ樹脂層2にビア穴3を形
成するようにしているため、ビア穴3の形状にもバラツ
キが生じ、品質の面でも問題があった。もっとも、ビア
穴3の形成前にビルドアップ樹脂2の表面を平滑にすれ
ば、ビア穴3形状のバラツキは抑えられるが、その切削
量の管理が難しいという点は依然として解決されない。
しかも、第1回路パターン1a形成面に第1回路パター
ン1aによる凹凸があるため、第1回路パターン1aの
厚さよりも薄いビルドアップ樹脂層2を形成することが
できなかった。
凹凸のある状態でビルドアップ樹脂層2にビア穴3を形
成するようにしているため、ビア穴3の形状にもバラツ
キが生じ、品質の面でも問題があった。もっとも、ビア
穴3の形成前にビルドアップ樹脂2の表面を平滑にすれ
ば、ビア穴3形状のバラツキは抑えられるが、その切削
量の管理が難しいという点は依然として解決されない。
しかも、第1回路パターン1a形成面に第1回路パター
ン1aによる凹凸があるため、第1回路パターン1aの
厚さよりも薄いビルドアップ樹脂層2を形成することが
できなかった。
【0007】本発明は、上記した従来の問題点を解決す
るためになされたもので、その目的は、切削管理の難し
い研磨によるビルドアップ樹脂層の表面の平滑化処理を
不要にし、バラツキのない高精度のビア穴の形成を可能
にした多層プリント基板およびその製造方法を提供する
ことにある。さらには、第1回路パターンの厚さ以下の
厚さのビルドアップ樹脂層の形成を可能にした多層プリ
ント基板およびその製造方法を提供することにある。
るためになされたもので、その目的は、切削管理の難し
い研磨によるビルドアップ樹脂層の表面の平滑化処理を
不要にし、バラツキのない高精度のビア穴の形成を可能
にした多層プリント基板およびその製造方法を提供する
ことにある。さらには、第1回路パターンの厚さ以下の
厚さのビルドアップ樹脂層の形成を可能にした多層プリ
ント基板およびその製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る多層プリント基板は、第1回路パター
ンを絶縁基材の表面に有するとともに同第1回路パター
ンを同絶縁基材に埋め込んで第1回路パターン形成面を
平滑化したコア材としてのプリント基板と、同第1回路
パターン形成面上に形成したビア穴を有するビルドアッ
プ樹脂層と、同ビルドアップ樹脂層の表面に同ビア穴を
介して同第1回路パターンに導通する第2回路パターン
とを備えたことを特徴としている。
め、本発明に係る多層プリント基板は、第1回路パター
ンを絶縁基材の表面に有するとともに同第1回路パター
ンを同絶縁基材に埋め込んで第1回路パターン形成面を
平滑化したコア材としてのプリント基板と、同第1回路
パターン形成面上に形成したビア穴を有するビルドアッ
プ樹脂層と、同ビルドアップ樹脂層の表面に同ビア穴を
介して同第1回路パターンに導通する第2回路パターン
とを備えたことを特徴としている。
【0009】また、本発明に係る多層プリント基板の製
造方法は、第1回路パターンを絶縁基材の表面に形成し
たコア材としてのプリント基板の同第1回路パターンを
同絶縁基材に埋め込んで第1回路パターン形成面を平滑
化し、ビルドアップ樹脂層を同第1回路パターン形成面
上に形成し、同ビルドアップ樹脂層にビア穴を形成し、
さらに同ビルドアップ樹脂層の表面に同ビア穴を介して
同第1回路パターンに導通する第2回路パターンを形成
したことを特徴とする。
造方法は、第1回路パターンを絶縁基材の表面に形成し
たコア材としてのプリント基板の同第1回路パターンを
同絶縁基材に埋め込んで第1回路パターン形成面を平滑
化し、ビルドアップ樹脂層を同第1回路パターン形成面
上に形成し、同ビルドアップ樹脂層にビア穴を形成し、
さらに同ビルドアップ樹脂層の表面に同ビア穴を介して
同第1回路パターンに導通する第2回路パターンを形成
したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の多層プリント基板および
その製造方法は、ビルドアップ樹脂層を備えた2層プリ
ント基板,3層プリント基板,4層プリント基板,5層
プリント基板,6層プリント基板,7層プリント基板,
8層プリント基板・・・・・などに適用できるが、説明
の都合上、両面銅張積層板の表裏に絶縁性のビルドアッ
プ樹脂層を備えた4層プリント基板を例に挙げ、図1
(a)〜(f)にもとづいて説明する。
その製造方法は、ビルドアップ樹脂層を備えた2層プリ
ント基板,3層プリント基板,4層プリント基板,5層
プリント基板,6層プリント基板,7層プリント基板,
8層プリント基板・・・・・などに適用できるが、説明
の都合上、両面銅張積層板の表裏に絶縁性のビルドアッ
プ樹脂層を備えた4層プリント基板を例に挙げ、図1
(a)〜(f)にもとづいて説明する。
【0011】まず、図1(a)に示すように、絶縁基材
10bの硬化度を制御したセミキュア状態の両面銅張積
層板からなるコア材としてのプリント基板10の銅箔を
サブトラクティブ法でエッチングして所定の第1回路パ
ターン10aを絶縁基材10bの表面に形成する。本実
施例においては、プリント基板10は両面銅張積層板を
用いているが、片面銅張積層板または他の絶縁基板であ
ってもよく、第1回路パターン10aも銅箔以外の金属
箔であってもよい。
10bの硬化度を制御したセミキュア状態の両面銅張積
層板からなるコア材としてのプリント基板10の銅箔を
サブトラクティブ法でエッチングして所定の第1回路パ
ターン10aを絶縁基材10bの表面に形成する。本実
施例においては、プリント基板10は両面銅張積層板を
用いているが、片面銅張積層板または他の絶縁基板であ
ってもよく、第1回路パターン10aも銅箔以外の金属
箔であってもよい。
【0012】次に、いまだセミキュア状態のプリント基
板10を、図示しない油圧プレスにて例えば温度160
℃〜170℃,圧力150kg/平方cm〜250kg
/平方cmで15分〜30分間加熱加圧して回路パター
ン10aを絶縁基材10bに埋め込んで、第1回路パタ
ーン10aの表面と絶縁基材10bの表面とがほぼ同一
平面になるように第1回路パターン10a形成面を平滑
化する(図1(b)参照)。第1回路パターン10a形
成面は実質的に平滑であって凹凸が存在しないのが望ま
しいが、その凹凸程度は好ましくは8μm以下、より好
ましくは5μmであってもよい。
板10を、図示しない油圧プレスにて例えば温度160
℃〜170℃,圧力150kg/平方cm〜250kg
/平方cmで15分〜30分間加熱加圧して回路パター
ン10aを絶縁基材10bに埋め込んで、第1回路パタ
ーン10aの表面と絶縁基材10bの表面とがほぼ同一
平面になるように第1回路パターン10a形成面を平滑
化する(図1(b)参照)。第1回路パターン10a形
成面は実質的に平滑であって凹凸が存在しないのが望ま
しいが、その凹凸程度は好ましくは8μm以下、より好
ましくは5μmであってもよい。
【0013】このようにして、平滑化された第1回路パ
ターン10a形成面を必要に応じて例えば黒化処理など
を行なって粗面化した後、図1(c)に示すように、絶
縁性のビルドアップ樹脂層11を所定の厚さに形成す
る。
ターン10a形成面を必要に応じて例えば黒化処理など
を行なって粗面化した後、図1(c)に示すように、絶
縁性のビルドアップ樹脂層11を所定の厚さに形成す
る。
【0014】このビルドアップ樹脂層11の形成方法
は、絶縁性であるビルドアップ樹脂のペーストをカーテ
ンコート法、ロールコート法または印刷法などで塗布し
て形成するか、ドライフィルム型のビルドアップ樹脂ま
たはビルドアップ樹脂付き銅箔を第1回路パターン10
a形成面の表面に被覆(ラミネート)して形成する。絶
縁性のビルドアップ樹脂層11は、フォトビア現像法を
用いてビア穴を形成することが困難なビルドアップ樹脂
付き銅箔を除いて、ビア穴が化学的に一括して形成でき
るフォトビア現像型のビルドアップ樹脂を用いて形成す
るのが好ましい。何れにしても、すでに第1回路パター
ン10a形成面を平滑化しているため、ビルドアップ樹
脂を塗布または被覆するだけでビルドアップ樹脂層11
の表面は平滑に仕上がる。ビルドアップ樹脂層11は、
第1回路パターン10a形成面が第1回路パターン10
aによる凹凸が無く平滑であるため、第1回路パターン
10aの厚さ以下の厚さで形成することできる。
は、絶縁性であるビルドアップ樹脂のペーストをカーテ
ンコート法、ロールコート法または印刷法などで塗布し
て形成するか、ドライフィルム型のビルドアップ樹脂ま
たはビルドアップ樹脂付き銅箔を第1回路パターン10
a形成面の表面に被覆(ラミネート)して形成する。絶
縁性のビルドアップ樹脂層11は、フォトビア現像法を
用いてビア穴を形成することが困難なビルドアップ樹脂
付き銅箔を除いて、ビア穴が化学的に一括して形成でき
るフォトビア現像型のビルドアップ樹脂を用いて形成す
るのが好ましい。何れにしても、すでに第1回路パター
ン10a形成面を平滑化しているため、ビルドアップ樹
脂を塗布または被覆するだけでビルドアップ樹脂層11
の表面は平滑に仕上がる。ビルドアップ樹脂層11は、
第1回路パターン10a形成面が第1回路パターン10
aによる凹凸が無く平滑であるため、第1回路パターン
10aの厚さ以下の厚さで形成することできる。
【0015】なお、第1回路パターン10a形成面を黒
化処理などによって粗面化しても、その粗面化は極めて
微細であるため、その影響はビルドアップ樹脂層11の
表面に現れない。しかも、ラミネートによってビルドア
ップ樹脂層11を形成する場合に、従来は第1回路パタ
ーン10a形成面の凹凸に隙間なくラミネート基材を密
着させなければならないので、真空ラミネート装置など
の特殊なラミネート装置を用いていたが、本発明におい
ては第1回路パターン10a形成面が平滑であるため簡
易なラミネート装置でよい。
化処理などによって粗面化しても、その粗面化は極めて
微細であるため、その影響はビルドアップ樹脂層11の
表面に現れない。しかも、ラミネートによってビルドア
ップ樹脂層11を形成する場合に、従来は第1回路パタ
ーン10a形成面の凹凸に隙間なくラミネート基材を密
着させなければならないので、真空ラミネート装置など
の特殊なラミネート装置を用いていたが、本発明におい
ては第1回路パターン10a形成面が平滑であるため簡
易なラミネート装置でよい。
【0016】次に、図1(d)に示すように、フォトビ
ア現像型のビルドアップ樹脂層11を形成した場合は、
第1回路パターン10a形成面上にビルドアップ樹脂層
11に所定のマスク12をかけて露光し、マスク12を
除去した後、現像処理して化学的に複数の穴明けを一括
して行ない、洗浄する。すなわち、フォトビア現像法に
よって穴明けを行なう。
ア現像型のビルドアップ樹脂層11を形成した場合は、
第1回路パターン10a形成面上にビルドアップ樹脂層
11に所定のマスク12をかけて露光し、マスク12を
除去した後、現像処理して化学的に複数の穴明けを一括
して行ない、洗浄する。すなわち、フォトビア現像法に
よって穴明けを行なう。
【0017】なお、図示しないが、ビルドアップ樹脂付
き銅箔などのフォトビア現像型ではないビルドアップ樹
脂層11を形成した場合にはレーザにて穴明けを行なう
のが好ましい。ビルドアップ樹脂付き銅箔を用いた場合
は、レーザで穴明けを行なう前に穴明けする位置の銅箔
を予め除去しておくのが好ましい。
き銅箔などのフォトビア現像型ではないビルドアップ樹
脂層11を形成した場合にはレーザにて穴明けを行なう
のが好ましい。ビルドアップ樹脂付き銅箔を用いた場合
は、レーザで穴明けを行なう前に穴明けする位置の銅箔
を予め除去しておくのが好ましい。
【0018】これにより、図1(e)に示されているよ
うに、第1回路パターン10aに至るインタスティシャ
ルビアホール用のビア穴13がビルドアップ樹脂層11
に形成される。このビア穴13の穴明けにおいて、ビル
ドアップ樹脂層11の表面が平滑であるので、フォトビ
ア現像法を用いた場合は、マスク12の密着性が良好と
なってビア穴の露光が高精度で行なえる。さらには、ビ
ルドアップ樹脂層11の表面が平滑であるので、化学的
に一括してビア穴13の穴明けを行なう際もビルドアッ
プ樹脂層11を均一に穴明けすることができる。
うに、第1回路パターン10aに至るインタスティシャ
ルビアホール用のビア穴13がビルドアップ樹脂層11
に形成される。このビア穴13の穴明けにおいて、ビル
ドアップ樹脂層11の表面が平滑であるので、フォトビ
ア現像法を用いた場合は、マスク12の密着性が良好と
なってビア穴の露光が高精度で行なえる。さらには、ビ
ルドアップ樹脂層11の表面が平滑であるので、化学的
に一括してビア穴13の穴明けを行なう際もビルドアッ
プ樹脂層11を均一に穴明けすることができる。
【0019】しかる後、図1(f)に示されているよう
に、ビルドアップ樹脂層11の表面にビア穴13の部分
を介して第1回路パターン10aと導通する第2回路パ
ターン14を形成し、多層プリント基板Aとする。この
場合、第2回路パターン14は、好ましくはビア穴13
を介して第1回路パターン10aと導通するめっき層を
ビルドアップ樹脂層11の表面に形成し、必要に応じて
そのめっき層をエッチングして第2回路パターン14を
形成する。
に、ビルドアップ樹脂層11の表面にビア穴13の部分
を介して第1回路パターン10aと導通する第2回路パ
ターン14を形成し、多層プリント基板Aとする。この
場合、第2回路パターン14は、好ましくはビア穴13
を介して第1回路パターン10aと導通するめっき層を
ビルドアップ樹脂層11の表面に形成し、必要に応じて
そのめっき層をエッチングして第2回路パターン14を
形成する。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ビルドアップ樹脂層を形成する前に、コア材としてのプ
リント基板を加熱加圧してその回路パターン形成面を平
滑化したことにより、切削管理が難しい研磨による平滑
化処理が不要になるとともに、バラツキのない高精度の
ビア穴を形成することができる。
ビルドアップ樹脂層を形成する前に、コア材としてのプ
リント基板を加熱加圧してその回路パターン形成面を平
滑化したことにより、切削管理が難しい研磨による平滑
化処理が不要になるとともに、バラツキのない高精度の
ビア穴を形成することができる。
【0021】さらには、ビルドアップ樹脂層11の厚さ
を第1回路パターン10aの厚さ以下にすることができ
るので、従来の多層プリント基板の厚さよりも格段に薄
い多層プリント基板を提供することができる。
を第1回路パターン10aの厚さ以下にすることができ
るので、従来の多層プリント基板の厚さよりも格段に薄
い多層プリント基板を提供することができる。
【図1】本発明に係る多層プリント基板の製造方法を工
程順に説明するための要部断面図。
程順に説明するための要部断面図。
【図2】従来の多層プリント基板の製造方法を工程順に
説明するための要部断面図。
説明するための要部断面図。
10 プリント基板(コア材) 10a 第1回路パターン 10b 絶縁基材 11 ビルドアップ樹脂層 12 マスク 13 ビア穴 14 第2回路パターン A 多層プリント基板
Claims (8)
- 【請求項1】 第1回路パターンを絶縁基材の表面に有
するとともに、同第1回路パターンを同絶縁基材に埋め
込んで第1回路パターン形成面を平滑化したコア材とし
てのプリント基板と、同第1回路パターン形成面上に形
成したビア穴を有するビルドアップ樹脂層と、同ビルド
アップ樹脂層の表面に同ビア穴を介して同第1回路パタ
ーンに導通する第2回路パターンとを備えたことを特徴
とする多層プリント基板。 - 【請求項2】 上記第1回路パターンが銅箔であること
を特徴とする請求項1に記載の多層プリント基板。 - 【請求項3】 上記ビルドアップ樹脂層がフォトビア現
像型の絶縁樹脂からなることを特徴とする請求項1また
は請求項2に記載の多層プリント基板。 - 【請求項4】 上記ビルドアップ樹脂層の厚さが上記第
1回路パターンの厚さ以下であることを特徴とする請求
項1,請求項2または請求項3に記載の多層プリント基
板。 - 【請求項5】 第1回路パターンを絶縁基材の表面に形
成したコア材としてのプリント基板の同第1回路パター
ンを同絶縁基材に埋め込んで第1回路パターン形成面を
平滑化し、ビルドアップ樹脂層を同第1回路パターン形
成面上に形成し、同ビルドアップ樹脂層にビア穴を形成
し、同ビルドアップ樹脂層の表面に同ビア穴を介して同
第1回路パターンに導通する第2回路パターンを形成す
ることを特徴とした多層プリント基板の製造方法。 - 【請求項6】 上記プリント基板の第1回路パターン形
成面の平滑化は、同プリント基板の絶縁基材がセミキュ
ア状態にあるとき、同プリント基板を加熱しながら加圧
することにより同第1回路パターンを絶縁基材に埋め込
んで同第1回路パターン形成面を平滑化することを特徴
とした請求項5に記載の多層プリント基板の製造方法。 - 【請求項7】 上記ビルドアップ樹脂層のビア穴は、フ
ォトビア現像法により形成することを特徴とした請求項
5または請求項6に記載の多層プリント基板の製造方
法。 - 【請求項8】 上記ビルドアップ樹脂層のビア穴は、レ
ーザ加工法により形成することを特徴とした請求項5,
請求項6または請求項7に記載の多層プリント基板の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13760597A JPH10313172A (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | 多層プリント基板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13760597A JPH10313172A (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | 多層プリント基板およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10313172A true JPH10313172A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=15202605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13760597A Pending JPH10313172A (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | 多層プリント基板およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10313172A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100897316B1 (ko) * | 2007-10-26 | 2009-05-14 | 삼성전기주식회사 | 인쇄회로기판의 제조방법 |
KR100999506B1 (ko) | 2008-09-09 | 2010-12-09 | 삼성전기주식회사 | 인쇄회로기판 및 그 제조 방법 |
-
1997
- 1997-05-13 JP JP13760597A patent/JPH10313172A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100897316B1 (ko) * | 2007-10-26 | 2009-05-14 | 삼성전기주식회사 | 인쇄회로기판의 제조방법 |
KR100999506B1 (ko) | 2008-09-09 | 2010-12-09 | 삼성전기주식회사 | 인쇄회로기판 및 그 제조 방법 |
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