JPH1031304A - レーザーダイレクト転写画像形成材料 - Google Patents
レーザーダイレクト転写画像形成材料Info
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- JPH1031304A JPH1031304A JP8187793A JP18779396A JPH1031304A JP H1031304 A JPH1031304 A JP H1031304A JP 8187793 A JP8187793 A JP 8187793A JP 18779396 A JP18779396 A JP 18779396A JP H1031304 A JPH1031304 A JP H1031304A
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- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
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Abstract
感度なレーザーダイレクト転写画像形成材料であり、さ
らには受像シートに対する画像の転写性に優れたレーザ
ーダイレクト転写画像形成材料を提供しようとするもの
である。 【解決手段】 支持体上に、少なくとも熱軟化層、及び
近赤外吸収剤を含有する感光性層をこの順に有するレー
ザーダイレクト転写画像形成材料において、該支持体を
構成する基材の熱伝導率が0.2W/mK以下であるこ
とを特徴とするレーザーダイレクト転写画像形成材料。
Description
する。更に詳しくは、銀塩フィルムを用いずにデジタル
画像データから直接画像露光を行い、受像シート上に転
写画像を形成させ、銅エッチングレジスト、印刷版、校
正用カラープルーフ等を提供するレーザーダイレクト転
写画像形成材料に関する。
ータを用いるデジタル画像処理技術の進歩に伴い、コン
ピュータ上で形成されたデジタル画像データから銀塩フ
ィルムを用いることなしに直接画像形成材料上に露光を
行い、画像を形成させる技術が、工程時間の短縮及び低
コスト化の観点から注目されている。
露光によりデジタル画像データから直接プリプレスプル
ーフを形成する方法としては、近赤外半導体レーザーの
走査露光により色材シートの露光部分に発生する熱を利
用し、色材を受像シート上へ昇華(レーザー昇華転写)
あるいはアブレーション(レーザーアブレーション転
写)により転写し、受像シート上に色材画像を形成する
方法が、特開平2−202488号、特開平4−208
443号等により開示されている。しかしながら、レー
ザー昇華転写、レーザーアブレーション転写を用いたプ
リプレスプルーフを形成する方法は、感度が必ずしも十
分ではなく、大型のレーザー光源が必要であり、レーザ
ー露光工程に長時間を要する等の問題があった。また、
レーザー昇華転写は、利用可能な色材料が限定されるた
め、印刷物に近似した色材画像を再現するのが困難であ
った。
材画像を形成させる高感度なレーザーダイレクト転写画
像形成材料であり、さらには受像シートに対する画像の
転写性に優れたレーザーダイレクト転写画像形成材料を
提供しようとするものである。
上に、少なくとも熱軟化層、及び近赤外吸収剤を含有す
る感光性層をこの順に有するレーザーダイレクト転写画
像形成材料において、該支持体を構成する基材の熱伝導
率が0.2W/mK以下であることを特徴とするレーザ
ーダイレクト転写画像形成材料に存する。
する。本発明に用いられる支持体は、通常の画像形成装
置にセットできるたわみ性を有し、色材画像転写時の圧
熱処理の際にかかる荷重に耐えうるという従来の支持体
としての機能に加え、感光性層に吸収されたレーザー光
のエネルギーにより発生した熱が支持体を伝わり拡散す
ることを防ぎ、感光性層のアブレーションの効果を高め
る機能を有する。本発明に用いられる支持体は以下詳細
に説明する如く、支持体の構成の中心要素となる基材
(以下、単に基材と称す)自体で使用することもできる
が、支持体の物理強度を確保する目的で、該基材とその
感光性層側表面(以下、単に表面と称す)及び/又は裏
面に設けられた補強層とから成るもの(以下、複合支持
体と称す)も用いられる。
ションの効果を高める機能を発現させる目的において
は、熱伝導度が低いものであるほど断熱性に優れ即ち熱
の拡散を防ぐため好ましい。本発明に用いられる基材と
しては、300K(27℃)における熱伝導度が通常
0.2W/mK以下のものであり、さらに熱拡散の防止
効果を高めるために、0.15W/mK以下のものが好
ましい。
めるために、基材の材料中に空気等の気体を含有したも
の、即ち密度の低いものが好ましく用いられる。前記断
熱効果を高めるために、基材の密度は2.0g/cm3
以下が好ましく、1.5g/cm3 以下が更に好まし
い。該基材の具体例としては、上質紙、樹脂加工紙、コ
ート紙等の紙類;木板;合成紙;発泡ポリエチレンテレ
フタレートシート、発泡ポリプロピレンシート、発泡ポ
リエチレンシート、発泡ポリスチレンシート等の発泡プ
ラスチックシートを挙げることができるが、上記の複数
の材料を組み合わせラミネートしたものも使用すること
ができる。これらのうち、寸法安定性、インクに含まれ
る溶剤等に対する耐薬品性等の観点から、コート紙、ア
ート紙、樹脂加工紙、合成紙、写真印画紙原紙、発泡ポ
リエチレンテレフタレートシート、発泡ポリプロピレン
シート、発泡ポリエチレンシートが好ましい。
は、前記基材に使用されるもの;ポリエチレンテレフタ
レートシート、ポリプロピレンシート、ポリエチレンシ
ート、ポリスチレンシート等のプラスチックシート;ア
ルミ板、銅板、鉄板等の金属板;アルミ箔等の金属箔等
から適宜選択して用いることができる。これらのうち、
ポリエチレンテレフタレートシート、発泡ポリエチレン
テレフタレートシート、ポリプロピレンシート、発泡ポ
リプロピレンシート、ポリエチレンシート、発泡ポリエ
チレンシート、アルミ板が好ましい。
熱伝導度が低いことが重要であることは言うまでもない
が、少なくとも断熱領域を確保するために、基材自体が
熱伝導度0.2W/mK以下の断熱性を有することが必
須であり、基材の表面に設けられた補強層も熱伝導度
0.2W/mK以下の断熱性であることが好ましい。本
発明に用いられる基材の厚さは10μm〜3mm、好ま
しくは20μm〜1mm、更に好ましくは50μm〜5
00μmであるが、基材の断熱性を十分に確保するた
め、基材の表面に設ける補強層より厚いことが好まし
い。
m〜200μm、好ましくは15μm〜100μm、更
に好ましくは20μm〜60μmである。基材の表面に
設ける補強層が断熱性でなく、且つ著しく厚いと、断熱
性が十分に確保されず、アブレーションの効果が低下す
る傾向にある。また、基材の裏面に用いられる補強層の
厚さは10μm〜3mm、好ましくは20μm〜1m
m、更に好ましくは50μm〜500μmである。
具体例としては、例えば50μm〜500μmのアート
紙、上質紙、樹脂加工紙あるいはコート紙の表面に、2
0μm〜75μmの、発泡ポリエチレンテレフタレート
シート、発泡ポリプロピレンシート、あるいは発泡ポリ
エチレンシートをラミネートしたもの、更に裏面に、2
0μm〜500μmのアート紙、上質紙、樹脂加工紙、
コート紙、シート、ポリエチレンテレフタレートシー
ト、発泡ポリエチレンテレフタレートシート、ポリプロ
ピレンシート、発泡ポリプロピレンシート、ポリエチレ
ンシート、発泡ポリエチレンシート、あるいはアルミ板
をラミネートしたものが挙げられる。
ートする際には、ラミネートする2つのシート面のどち
らか、あるいは両方に例えば特開平2−225087号
公報に記載のウレタン樹脂等の接着剤を0.1〜10μ
mの厚さに塗布した後、70〜150℃、0.1〜50
kg/cm2 、0.1〜50m/sの条件にてラミネー
トし、断熱性基材に補強層を形成する。
その物性値と層厚により支持体構成において断熱機能の
主体となるべき層を意味するが、この断熱機能が有効に
発現される限り支持体の層構成と基材との関係は当業者
が想到し得る程度の変形が可能である。例えば断熱機能
を基材と補強層とでほぼ均等に負担せしめたり、基材自
身を複合化して、統合的に本発明で特定する断熱機能を
発現せしめたり、その他必要に応じて他の層を介在せし
めることもありえよう。
持体上の色材画像を受像シートへ圧熱転写する際に、熱
で軟化し、受像シートの凹凸にあわせて色材画像を密着
させる機能を有する。上記熱軟化層は転写の際に、色材
画像と共に受像シートに転写されない材料であり、軟化
点が70℃以下の有機高分子物質が挙げられる。特に好
ましくは軟化点が60℃以下の有機高分子物質である。
子物質としては特に限定はされないが、例えばJ.BR
ANDRUP,E.H.IMMERGUT「Polym
erHandbook」second edition
(John Wiley& Sons,出版)に記載の
有機高分子物質、さらに具体的にはエチレン−(メタ)
アクリル酸共重合体の分子間を金属イオンで架橋したア
イオノマー樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重合
体樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビ
ニルと酢酸ビニルの如き塩化ビニル共重合体、ポリ塩化
ビニリデン、塩化ビニリデン共重合体、ポリスチレン、
スチレンと無水マレイン酸の如きスチレン共重合体、ポ
リアクリル酸エステル、ポリエステル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、アクリル酸エステルと酢酸ビニルの如きアクリ
ル酸エステル共重合体、ポリメタアクリル酸エステル、
メタアクリル酸メチルと酢酸ビニル、メタアクリル酸メ
チルとアクリル酸の如きメタアクリル酸エステル共重合
体、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル共重合体、ビニルブチ
ラール樹脂、ナイロン、共重合ナイロン、N−アルコキ
シメチル化ナイロンの如きポリアミド樹脂、合成ゴム、
石油樹脂、塩化ゴム、ポリエチレングリコール、ポリビ
ニルアルコールハイドロジンフタレート、セルロース誘
導体、セルロースアセテートフタレート、セルロースア
セテートサクシネート、シェラック、ワックス等であ
り、特に好ましくは、ポリプロピレン樹脂、5〜50重
量%のエチルアクリレートを含有するエチレン−エチル
アクリレート共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合樹
脂等を挙げることが出来る。
ション性が十分でないので通常は3μm以上、より好ま
しくは5μm以上、更に好ましくは8μm以上から採用
され、又あまり厚過ぎても他の難点を生じる可能性もあ
るので通常は100μm以下、より好ましくは50μm
以下の範囲から選択される。支持体上に、熱軟化層とし
て上記の樹脂層を設ける方法としては、
支持体上に塗布した後乾燥して、該樹脂層を設ける方
法。 (2) ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、エポキシ樹
脂、ポリウレタン系樹脂、天然ゴム、合成ゴムなどを有
機溶剤に溶解した溶液を接着剤として用い、支持体上に
これら接着剤を塗布した後、熱風または加熱によって乾
燥してから、上記樹脂フィルムを重ね合わせ、加熱下に
圧着してラミネートするいわゆる乾式ラミネート法。
とアクリル酸エステルの共重合物、ポリアミド樹脂、石
油樹脂、ロジン類、ワックス類の混合物を接着剤とし、
これら接着剤をそのまま加熱して溶融状態に保ちなが
ら、支持体上にドクターブレード法、ロールコート法、
グラビア法、リバースロール法等で塗布した後、ただち
に、上記樹脂を貼り合わせて、必要に応じて高温に加熱
してから冷却することによりラミネートする、いわゆる
ホットメルトラミネート法。
し機によりフィルム状に押出し、これが溶融状態にある
うちに、支持体を圧着してラミネートする、いわゆる押
し出しラミネート法。 (5) 溶融押出し法で支持体となるフィルムを成形す
る際、複数基の押出し機を用い、溶融状態の接着用樹脂
と上記の樹脂を1回の成形により、支持体フィルム上に
積層する、いわゆる共押出し法等を挙げることができ
る。
の表面には色材画像の転写性を向上させるために、受像
シートへの転写の際に色材画像とともに受像シートへ転
写される離型層を設けることができる。該離型層の材料
は受像シート剥離時は接着性が高く、熱軟化層剥離時は
離型性があるものであれば特に限定されないが、例え
ば、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、スチレン−マレイン
酸共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル共重合体
等が挙げられる。該離型層の厚さは、通常0.1〜10
0μm、好ましくは0.2〜50μmの範囲である。
赤外レーザー光を効率よく吸収、熱に変換し感光性層の
アブレーションを起こし感光性層を除去する機能を有す
る近赤外吸収剤を含有する。
ネルギーを熱エネルギーに変換する機能を有するもので
あれが特に限定することなく用いることが出来るが、具
体的には、有機、無機の顔料、有機の色素、金属等を挙
げることが出来る。さらに具体的には、例えばカーボン
ブラック(三菱化学社の製品であるMA−7、MA−1
00、MA−220、#5、#10、デグッサ社の製品
であるカラーブラックFW2、FW20、プリンテック
スVなど);黒鉛;チタン、クロム等の金属;酸化チタ
ン、酸化スズ、酸化亜鉛、酸化バナジウム、酸化タング
ステン等の金属酸化物;チタンカーバイト等の金属炭化
物;金属ホウ化物;特開平4−322219号公報に記
載されている無機黒色顔料、アゾ系のブラック顔料、リ
オノールグリーン2YS、緑色顔料7などの黒、緑など
の有機顔料が用いられる。 また、「特殊機能色素」
(池森・住谷編集、1986年(株)シーエムシー発
行)、「機能性色素の化学」(檜垣編集、1981年
(株)シーエムシー発行)、「色素ハンドブック」(大
河、平嶋、松岡、北尾編集、講談社発行)、(株)日本
感光色素研究所が1995年に発行したカタログ及びE
xcitonInc.が1989年に発行したレーザー
色素カタログ等に記載されている近赤外領域に吸収を有
する色素も用いられる。更には特開平3−97590、
同97591、同63185、同26593、同975
89、特開平2−2074、同2075、同2076等
に記載されている近赤外領域に吸収を有する有機色素、
日本化薬社製IR820B等の近赤外領域に吸収を有す
る色素も用いられる。
混合し、感光性層塗布溶液中に溶解又は、分散させて配
合し、用いることができる。該近赤外吸収剤を配合する
場合、感光性層中での配合率は、全感光性層固形分の5
〜100重量%、好ましくは10〜98重量%、更に好
ましくは20〜95重量%である。近赤外吸収剤の配合
率が著しく低いと、レーザー光を十分吸収できず、アブ
レーションの効果が低下しやすい。この場合、感光性層
の膜厚は、0.3〜5μm、好ましくは0.3〜3μ
m、さらに好ましくは0.5〜2μmである。また、該
近赤外吸収剤を蒸着あるいはスパッタリングにより、直
接基板上に近赤外吸収剤から成る感光性層を設けること
もできる。この場合は、膜厚として0.01〜0.5μ
m、好ましくは0.02〜0.4μmである。
近赤外吸収剤の他に、塗膜性、近赤外吸収剤との相溶
性、感光性層中の膜強度、及びアブレーションの効果を
高める目的で、有機高分子物質を添加することができ
る。
タ)アクリル酸やイタコン酸等の不飽和酸と、(メタ)
アクリル酸アルキル、(メタ)アクリル酸フェニル、
(メタ)アクリル酸ベンジル、スチレン、α−メチルス
チレン等との共重合体;ポリメチルメタクリレートに代
表されるメタクリル酸アルキルやアクリル酸アルキルの
重合体;(メタ)アクリル酸アルキルとアクリロニトリ
ル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、スチレン等との共重
合体;アクリロニトリルと塩化ビニルや塩化ビニリデン
との共重合体;側鎖にカルボキシル基を有するセルロー
ス変性物;ポリエチレンオキシド;ポリビニルピロリド
ン;フェノール、o−、m−、p−クレゾール、及び/
又はキシレゾールとアルデヒド、アセトン等との縮合反
応で得られるノボラック樹脂;エピクロロヒドリンとビ
スフェノールAとのポリエーテル;可溶性ナイロン;ポ
リ塩化ビニリデン;塩素化ポリオレフィン;塩化ビニル
と酢酸ビニルとの共重合体;酢酸ビニルの重合体;アク
リロニトリルとスチレンとの共重合体;アクリロニトリ
ルとブタジエン及びスチレンとの共重合体;ポリビニル
アルキルエーテル;ポリビニルアルキルケトン;ポリス
チレン;ポリウレタン;ポリエチレンテレフタレートイ
ソフタレート;アセチルセルロース;アセチルプロピオ
キシセルロース;アセチルブトキシセルロース;ニトロ
セルロース;セルロイド;ポリビニルブチラール等が用
いられる。該有機高分子物質の感光性層中における配合
率は、全感光性層固形分の0〜95重量%、好ましくは
2〜90重量%、さらに好ましくは5〜80重量%であ
る。
じて、近赤外吸収剤以外の着色材料を含有させることが
できる。該着色材料としては、顔料又は染料を使用でき
る。特に色校正に使用する場合、そこに要求される常色
即ち、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと一致し
た色調の顔料、染料が必要となるが、この他金属粉、白
色顔料、蛍光顔料なども使われる。次の例はこの技術分
野で公知の多くの顔料及び染料の内の若干例である
(C.I.はカラーインデックスを意味する)。
95)、オーラミンO(C.I.41000)、カチロ
ンブリリアントフラビン(C.I.ベーシック13)、
ローダミン6GCP(C.I.45160)、ローダミ
ンB(C.I.45170)、サフラニンOK70:1
00(C.I.50240)、エリオグラウシンX
(C.I.42080)、ファーストブラックHB
(C.I.26150)、No.120/リオノールイ
エロー(C.I.21090)、リオノールイエローG
RO(C.I.21090)、シムラーファーストイエ
ロー8GF(C.I.21105)、ベンジジンイエロ
ー4T−564D(C.I.21095)、シムラーフ
ァーストレッド4015(C.I.12355)、リオ
ノールレッド7B4401(C.I.15850)、フ
ァーストゲンブルーTGR−L(C.I.7416
0)、リオノールブルーSM(C.I.26150)、
三菱カーボンブラックMA−100、三菱カーボンブラ
ック#40。
性層中からの着色材料の除去を容易にするために、熱移
行性色素を着色材料に用いることが出来る。該熱移行性
色素としては、熱の作用で感光性層より転写可能なら
ば、いずれの色素でも良く、限定はされないが例えば従
来のサーマルヘッドでの感熱転写シート用に提案されて
いるアゾ系色素、アントラキノン系色素、アゾメチン系
色素、メチン系色素、インドアニリン系色素、キノフタ
ロン系色素などを特に好適に使用することができる。
成分の1〜50重量%、好ましくは2〜30重量%であ
る。また、本発明の感光性層中には近赤外レーザー露光
のアブレーションにより感光性層を除去し、形成された
色材画像の近赤外吸収剤による着色の影響を除くため、
近赤外吸収剤として、酸により退色するシアニンタイプ
の色素を採用し、UV光線で酸を発生する光酸発生剤を
含有させておき、画像形成後、UV光線で全面露光を施
すことにより、近赤外吸収剤を退色させることができ
る。
酸発生剤の中から適宜選択し用いることができ、例えば
光カチオン重合の光開始剤、光ラジカル重合の光開始
剤、色素類の消色剤、光変色剤、あるいはマイクロレジ
スト等に使用されている公知の光により酸を発生する化
合物およびそれらの混合物。たとえばS.I.Schl
esinger,Photogr.Sci.Eng.,
18,387(1974)に記載のジアゾニウム塩、米
国特許第4,069,055号に記載のヨードニウム
塩、J.V.Crivello etal.Polym
er J.17,73(1985)のスルホニウム塩、
J.V.Crivello etal,Macromo
recules,10(6),1307(1977)に
記載のアルソニウム塩等のオニウム塩、米国特許第3,
905,815号に記載の有機ハロゲン化合物、K.M
eier etal,J.Rad.Curing,13
(4),26(1986)に記載の有機金属/有機ハロ
ゲン化物、S.Hayaseetal,J.Polym
er Sci.,25,753(1987)に記載のO
−ニトロベンジル型保護基を有する光酸発生剤、M.T
UNOOKA etal,Polymer Prepr
ints Japan,35(8)に記載のイミノスル
フォネート等に代表される光分解してスルホン酸を発生
する化合物、特開昭61−166544号等に記載のジ
スルホン化合物を挙げることができる。
あるいは化合物をポリマーの主鎖または側鎖に導入した
化合物、たとえば、M.E.Woodhouse et
al,J.Am.Chem.Soc.,104,558
6(1982)、S.P.Pappas etal,
J.Imaging Sci.,30(5),218
(1986)等に記載の化合物を用いることができる。
さらにV.N.R.Pillai,Synthesi
s,(1),1(1980)、A.Abad eta
l,Tetrahedron Lett.,(47)4
555(1971)、D.H.R.Barton et
al,J.Chem.Soc.,(C),329(19
70)、米国特許第3,779,778号、欧州特許第
126,712号等に記載の光により酸を発生する化合
物も使用することができる。
の全固形分に対して0.5〜20重量%、好ましくは1
〜10重量%、さらに好ましくは2〜8重量%である。
次に受像シートについて説明する。本発明の特徴は受像
シートが何ら限定されないことであるが、特に例示すれ
ば、アート紙、コート紙等の各種印刷紙、ポリエステル
フィルム等のプラスチックフィルム、アルミニウム等の
金属シート等適宜選択できる。この場合の受像シート
は、受像層の有無、あるいは受像面の平滑性は特に問題
とはならない。
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。実施例1〜6、比較例1〜4 第2表に示す支持体上に、第2表に示す熱軟化層を、溶
融押し出し法によりフィルム状に押し出して設けた。そ
の上に、下記組成の感光性組成物を塗布した。
厚1.5μmの感光性層を設けた。該画像形成材料を、
円周20cmの回転ドラムに固定し、ドラムを回転させ
た。次に、830nm、30mWの半導体レーザー(日
立製作所社製、HL8325G)をビーム径20μmに
集光させ、走査露光を行い、感光性画像(色材画像)を
形成させた。続いて、該感光性画像と第2表記載の受像
シートを面対面で積層し、5kg/cm2 、80℃、5
0cm/分で圧熱転写処理を施し、受像シート上へ色材
画像を形成させた。次いで、以下の項目について評価を
行った。その結果を第2表に示す。
せながら、画像形成材料を走査露光させた後、該材料を
400倍の顕微鏡で観測し、レーザー露光部分の感光性
層が除去される最高走査速度(cm/s)により、感度
の評価を行った。走査速度が高いほど高感度であること
を表す。
画像の割合により、転写性の評価を行った。 A:色材画像の95%以上が受像シート上に転写され
た。 B:色材画像の90%以上95%未満が受像シート上に
転写された。 C:色材画像の80%以上90%未満が受像シート上に
転写された。 D:色材画像の80%未満しか受像シート上に転写され
なかった。
像中に、色材画像転写処理時に混入したゴミ等の粒子に
よる転写不良(ピンホール)の発生数により、画質の評
価を行った。 A:受像シート上に転写された色材画像100cm2 中
にピンホールが全く観測されなかった。 B:受像シート上に転写された色材画像100cm2 中
にピンホールが1〜5個観測された。 C:受像シート上に転写された色材画像100cm2 中
にピンホールが6〜20個観測された。 D:受像シート上に転写された色材画像100cm2 中
にピンホールが21個以上観測された。
れ以下の熱軟化層を表す。CB−1 ;厚さ25μmのエチレン−酢酸ビニルポリマ
ー(エバフレックスP−1907、三井・デュポンジャ
パンケミカル社製)CB−2 ;厚さ25μmのアイオノマー樹脂(ハイミラ
ン1705、三井・デュポンジャパンケミカル社製) 第2表中、支持体の欄の略号は、それぞれ以下の支持体
を表す。
cm3 のアート紙の両面に、厚さ35μm、密度1.2
g/cm3 の発泡ポリエチレンテレフタレートシートを
ラミネートしたものK−2 ;厚さ100μm、密度1.1g/cm3 のアー
ト紙の表面に、厚さ25μm、密度0.94g/cm3
のポリプロピレンシートをラミネートしたものK−3 ;厚さ100μm、密度1.1g/cm3 のアー
ト紙K−4 ;厚さ100μm、密度1.1g/cm3 のアー
ト紙の表面に、厚さ30μm、密度1.2g/cm3 の
発泡ポリエチレンテレフタレートシートを、裏面に、厚
さ35μm、密度1.6g/cm3 のポリエチレンテレ
フタレートシートをラミネートしたものK−5 ;厚さ100μm、密度1.6g/cm3 のポリ
エチレンテレフタレートシートK−6 ;厚さ300μm、密度2.7g/cm3 のアル
ミ板
づく。アート紙の300K(27℃)における熱伝導
度:0.14W/mK(化学便覧基礎編II改訂4版第7
0頁、1993年、丸善発行) ポリエチレンテレフタレートの300K(27℃)にお
ける熱伝導度:0.29W/mK(プラスチックデータ
ハンドブック第67頁、1980年、工業調査会発行) アルミ板の300K(27℃)における熱伝導度:23
7W/mK(化学便覧基礎編II改訂4版第68頁、19
93年、丸善発行) 第2表中、受像シートの欄の略号は、それぞれ以下の最
終受像シートを表す。
化ナトリウム水溶液に浸漬して脱脂し、水洗した後、塩
酸濃度1%及びホウ酸濃度1%の水溶液中において、温
度25℃で3A/dm2 の条件で5分間電解エッチング
を行い、水洗後、40%硫酸水溶液中において温度30
℃で1.5A/dm2 の条件で2分間陽極酸化を行い、
水洗し、更に温度90℃の水(pH8.5)に25秒間
浸漬し、水洗、乾燥したアルミニウム板
を酢酸ビニル−バーサチック酸ビニル共重合体(重量比
50:50、重量平均分子量約30000)20重量
部、及び硝化度14%、平均重合度50のニトロセルロ
ース20重量部に代えた以外、他は全く同様にして操作
を行い、画像形成させたところ、感度80cm/s、画
質A、転写性Aの評価が得られた。
えた以外、他は全く同様にして操作を行い、画像形成さ
せたところ、感度75cm/s、画質A、転写性Aの評
価が得られた。 熱移行性色素:
剤として2,4,6−トリストリクロロメチル−s−ト
リアジン5重量部を添加した以外、他は全く同様にして
操作を行い、画像を形成させた後、該画像形成材料を2
kWの高圧水銀灯を用いて2000J/cm2 の全面露
光を施したところ、近赤外吸収剤が退色し、該近赤外吸
収剤による着色の影響が無くなった。
る高感度なレーザーダイレクト転写画像形成材料を提供
することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 支持体上に、少なくとも熱軟化層、及び
近赤外吸収剤を含有する感光性層をこの順に有するレー
ザーダイレクト転写画像形成材料において、該支持体を
構成する基材の熱伝導率が0.2W/mK以下であるこ
とを特徴とするレーザーダイレクト転写画像形成材料。 - 【請求項2】 前記基材の密度が2.0g/cm3 以下
であることを特徴とする請求項1に記載のレーザーダイ
レクト転写画像形成材料。 - 【請求項3】 前記熱軟化層が、エチレン−酢酸ビニル
共重合体から成ることを特徴とする請求項1及び2に記
載のレーザーダイレクト転写画像形成材料。 - 【請求項4】 前記熱軟化層が、アイオノマー樹脂から
成ることを特徴とする請求項1及び2に記載のレーザー
ダイレクト転写画像形成材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8187793A JPH1031304A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | レーザーダイレクト転写画像形成材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8187793A JPH1031304A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | レーザーダイレクト転写画像形成材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1031304A true JPH1031304A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16212334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8187793A Pending JPH1031304A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | レーザーダイレクト転写画像形成材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1031304A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7118848B2 (en) | 2001-04-03 | 2006-10-10 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Support for lithographic printing plate and original forme for lithographic printing plate |
-
1996
- 1996-07-17 JP JP8187793A patent/JPH1031304A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7118848B2 (en) | 2001-04-03 | 2006-10-10 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Support for lithographic printing plate and original forme for lithographic printing plate |
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