JP2732806B2 - カラー画像の形成方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷機から得られる印
刷像を代表するのに使用可能なカラー画像を得るための
感熱色素転写法に関する。より詳細には、本発明は、得
られるカラー画像に特殊な色素移行バリヤ層を使用して
色素のにじみを制御すると共に、自動化積層・離層装置
において縁部を粗雑に引き裂いたり機械的目詰まりを起
こさせたりすることなく使用することに関する。
刷像を代表するのに使用可能なカラー画像を得るための
感熱色素転写法に関する。より詳細には、本発明は、得
られるカラー画像に特殊な色素移行バリヤ層を使用して
色素のにじみを制御すると共に、自動化積層・離層装置
において縁部を粗雑に引き裂いたり機械的目詰まりを起
こさせたりすることなく使用することに関する。
【0002】
【従来の技術】インク−オン−ペーパー(ink-on-paper)
印刷法によって連続階調(写真)像の外観に近づけるた
め、印刷業界ではハーフトーン印刷法として知られてい
る方法に依存している。ハーフトーン印刷法では、写真
印刷法で行われているように色濃度を均一に変化させる
代わりに、色濃度は一定であるが大きさの異なるドット
パターンを印刷することによって色濃度階調を発生させ
ている。
印刷法によって連続階調(写真)像の外観に近づけるた
め、印刷業界ではハーフトーン印刷法として知られてい
る方法に依存している。ハーフトーン印刷法では、写真
印刷法で行われているように色濃度を均一に変化させる
代わりに、色濃度は一定であるが大きさの異なるドット
パターンを印刷することによって色濃度階調を発生させ
ている。
【0003】商業上、印刷機の運転を開始する前にはカ
ラープルーフ像を得る必要がある。カラープルーフは、
印刷機で得られる印刷物の画質、ディテール、色階調ス
ケール、そして多くの場合にハーフトーンパターンを正
確に表すことが望まれる。インク印刷される全色画像を
得るために必要な一連の工程では、最終の3種以上の印
刷プレートまたはシリンダーを製作するときの基になる
色分解データの精度を調べるためにもプルーフが必要で
ある。慣例的には、このような色分解プルーフは、最終
の全色画像を集成するために数多くの露光、処理工程を
要するハロゲン化銀写真、高コントラストリソグラフィ
ー系または非ハロゲン化銀感光系を必要としていた。
ラープルーフ像を得る必要がある。カラープルーフは、
印刷機で得られる印刷物の画質、ディテール、色階調ス
ケール、そして多くの場合にハーフトーンパターンを正
確に表すことが望まれる。インク印刷される全色画像を
得るために必要な一連の工程では、最終の3種以上の印
刷プレートまたはシリンダーを製作するときの基になる
色分解データの精度を調べるためにもプルーフが必要で
ある。慣例的には、このような色分解プルーフは、最終
の全色画像を集成するために数多くの露光、処理工程を
要するハロゲン化銀写真、高コントラストリソグラフィ
ー系または非ハロゲン化銀感光系を必要としていた。
【0004】米国特許第5,126,760号明細書に
は、原稿のハーフトーンカラープルーフを直接デジタル
で得るための感熱色素転写法が記載されている。そのプ
ルーフを使用して印刷機から得られる印刷カラー画像を
表わす。上記米国特許明細書に記載されている方法は、 a)原稿の形状と色スケールを代表する1組の電気信号
を発生させる工程、 b)色素層及び赤外吸収物質を表面に担持する支持体を
含む色素供与体要素と、高分子の色素像受容層を表面に
担持する支持体を含む第一の中間色素受容要素とを接触
させる工程、 c)前記電気信号を使用しダイオードレーザーで前記色
素供与体要素を像様加熱することによって、色素像を第
一の色素受容要素へ転写する工程、並びに d)印刷カラー画像と同じ支持体を有する第二の最終色
素像受容要素へ前記色素像を再転写する工程、を含む。
は、原稿のハーフトーンカラープルーフを直接デジタル
で得るための感熱色素転写法が記載されている。そのプ
ルーフを使用して印刷機から得られる印刷カラー画像を
表わす。上記米国特許明細書に記載されている方法は、 a)原稿の形状と色スケールを代表する1組の電気信号
を発生させる工程、 b)色素層及び赤外吸収物質を表面に担持する支持体を
含む色素供与体要素と、高分子の色素像受容層を表面に
担持する支持体を含む第一の中間色素受容要素とを接触
させる工程、 c)前記電気信号を使用しダイオードレーザーで前記色
素供与体要素を像様加熱することによって、色素像を第
一の色素受容要素へ転写する工程、並びに d)印刷カラー画像と同じ支持体を有する第二の最終色
素像受容要素へ前記色素像を再転写する工程、を含む。
【0005】上記米国特許第5,126,760号明細
書に記載されているように、中間色素受容要素を用い、
続いて第二の受容要素へ再転写することによって最終の
カラープルーフが得られる。上記の方法では、第二の或
いは最終の受容要素は、実際の印刷機の運転に用いられ
るものと同じ基材を有することができる。このため、実
際の印刷機の運転で得られる印刷画像の外観や感じに最
も近いカラープルーフを得ることができる。多種多様な
基材を使用してカラープルーフ(第二受容体)を製作す
ることができるが、中間受容体を一つだけ使用しなけれ
ばならない。
書に記載されているように、中間色素受容要素を用い、
続いて第二の受容要素へ再転写することによって最終の
カラープルーフが得られる。上記の方法では、第二の或
いは最終の受容要素は、実際の印刷機の運転に用いられ
るものと同じ基材を有することができる。このため、実
際の印刷機の運転で得られる印刷画像の外観や感じに最
も近いカラープルーフを得ることができる。多種多様な
基材を使用してカラープルーフ(第二受容体)を製作す
ることができるが、中間受容体を一つだけ使用しなけれ
ばならない。
【0006】感熱色素転写カラープルーフでは、色素の
にじみまたは結晶化のない効率的な色素吸収に向けて中
間受容体を最適化することができる。再転写工程では、
色素と受容体バインダーが一緒に第二受容体へ転写され
る場合もあれば、また第二受容体が色素を受理するもの
であれば色素だけが転写される場合もある。画像の鮮鋭
性や全体の画質を維持するためには、色素だけを最終受
容体へ再転写すると低下する恐れがあるので、色素と受
容体バインダーを一緒に最終カラープルーフ受容体へ転
写する方が好ましい。
にじみまたは結晶化のない効率的な色素吸収に向けて中
間受容体を最適化することができる。再転写工程では、
色素と受容体バインダーが一緒に第二受容体へ転写され
る場合もあれば、また第二受容体が色素を受理するもの
であれば色素だけが転写される場合もある。画像の鮮鋭
性や全体の画質を維持するためには、色素だけを最終受
容体へ再転写すると低下する恐れがあるので、色素と受
容体バインダーを一緒に最終カラープルーフ受容体へ転
写する方が好ましい。
【0007】上記の感熱色素転写カラープルーフ法は実
質的な利点を有するが、中間受容体の転写色素とバイン
ダーを一緒に最終カラープルーフ紙素材へ転写する場合
でさえも、転写されたバインダーから紙素材へ色素が移
行するために、色素像の拡がりやにじみの問題が発生す
ることがある。このような画像のにじみは、ハーフトー
ンパターンを形成するために用いられるドット寸法が微
細であるということから見ても非常に有害である。この
ようなにじみの問題を最小限に抑え且つ様々なプリンタ
ー紙素材に適用可能な高画質カラープルーフを得るため
の感熱色素転写法を提供することが望まれている。
質的な利点を有するが、中間受容体の転写色素とバイン
ダーを一緒に最終カラープルーフ紙素材へ転写する場合
でさえも、転写されたバインダーから紙素材へ色素が移
行するために、色素像の拡がりやにじみの問題が発生す
ることがある。このような画像のにじみは、ハーフトー
ンパターンを形成するために用いられるドット寸法が微
細であるということから見ても非常に有害である。この
ようなにじみの問題を最小限に抑え且つ様々なプリンタ
ー紙素材に適用可能な高画質カラープルーフを得るため
の感熱色素転写法を提供することが望まれている。
【0008】米国特許第5,053,381号明細書で
は、紙基材に色素移行バリヤ層を適用し、そして受像し
た高分子色素像受容層を該紙基材の色素移行バリヤ層が
適用されている表面に転写することによって、上記の方
法が改善されている。色素移行バリヤ層を適用すること
によって、紙の中へ色素が移行することによる色素のに
じみや拡がりが防止され、耐久性が増大し且つ有用性が
長期化した高画質カラー画像が得られる。この方法は、
KODAK APPROVAL(登録商標)デジタルカ
ラープルーフィングシステムにおいて商業化されてい
る。該システムでは、米国特許第5,168,288号
明細書に記載されているKODAK APPROVAL
(登録商標)システムイメージライターにおいて4色画
像が中間受容体要素へ転写される。色素移行バリヤ層の
紙基材への転写と、続く受像した高分子色素像受容層の
予備積層紙への転写は、オフラインで、米国特許第5,
203,942号明細書に記載されているKODAK
APPROVAL(登録商標)ラミネーター装置におい
て自動的に行われる。
は、紙基材に色素移行バリヤ層を適用し、そして受像し
た高分子色素像受容層を該紙基材の色素移行バリヤ層が
適用されている表面に転写することによって、上記の方
法が改善されている。色素移行バリヤ層を適用すること
によって、紙の中へ色素が移行することによる色素のに
じみや拡がりが防止され、耐久性が増大し且つ有用性が
長期化した高画質カラー画像が得られる。この方法は、
KODAK APPROVAL(登録商標)デジタルカ
ラープルーフィングシステムにおいて商業化されてい
る。該システムでは、米国特許第5,168,288号
明細書に記載されているKODAK APPROVAL
(登録商標)システムイメージライターにおいて4色画
像が中間受容体要素へ転写される。色素移行バリヤ層の
紙基材への転写と、続く受像した高分子色素像受容層の
予備積層紙への転写は、オフラインで、米国特許第5,
203,942号明細書に記載されているKODAK
APPROVAL(登録商標)ラミネーター装置におい
て自動的に行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】KODAK APPR
OVAL(登録商標)ラミネーターの運転には、熱と圧
力の影響下で色素移行バリヤ層を紙基材へ積層する際に
問題がある。とりわけ、色素移行バリヤ層をその支持体
から自動的に離層し、その使用済み支持体を別の出口通
路へ搬送して廃棄する際に問題がある。以下の記述で
は、色素移行バリヤ層と支持体とを含むシートをプレラ
ミネートシートと称する。
OVAL(登録商標)ラミネーターの運転には、熱と圧
力の影響下で色素移行バリヤ層を紙基材へ積層する際に
問題がある。とりわけ、色素移行バリヤ層をその支持体
から自動的に離層し、その使用済み支持体を別の出口通
路へ搬送して廃棄する際に問題がある。以下の記述で
は、色素移行バリヤ層と支持体とを含むシートをプレラ
ミネートシートと称する。
【0010】積層の際には、紙を加熱された回転ドラム
上に搭載し、そしてプレラミネートシートの裏側に加熱
ローラーを対向させてプレラミネートシートに押し当て
る。最も問題となることは、加熱及び加圧がプレラミネ
ートシートの全体をカバーしないことである。プレラミ
ネートシートの前縁部に転写されない小さな領域があ
る。この積層されず且つ転写されない周辺部は紙に付着
しないので、ピック(pick)またはスカイブ(skive) など
の機械的要素によってプレラミネート支持体を紙から結
合装置の方へ案内して離層及び除去を完結するための手
段として役に立つ。このような方法では、色素移行バリ
ヤ層が積層された紙領域からプレラミネート支持体を引
き去る際にきれいに破断させるための「ブレークライ
ン」が色素移行バリヤ層中に必要である。さらに、この
破断は、機械的ナイフの助けを借りたり、ドラムや裏側
のローラーのいずれかに貫通リッジを設けることなく、
起こらなければならない。
上に搭載し、そしてプレラミネートシートの裏側に加熱
ローラーを対向させてプレラミネートシートに押し当て
る。最も問題となることは、加熱及び加圧がプレラミネ
ートシートの全体をカバーしないことである。プレラミ
ネートシートの前縁部に転写されない小さな領域があ
る。この積層されず且つ転写されない周辺部は紙に付着
しないので、ピック(pick)またはスカイブ(skive) など
の機械的要素によってプレラミネート支持体を紙から結
合装置の方へ案内して離層及び除去を完結するための手
段として役に立つ。このような方法では、色素移行バリ
ヤ層が積層された紙領域からプレラミネート支持体を引
き去る際にきれいに破断させるための「ブレークライ
ン」が色素移行バリヤ層中に必要である。さらに、この
破断は、機械的ナイフの助けを借りたり、ドラムや裏側
のローラーのいずれかに貫通リッジを設けることなく、
起こらなければならない。
【0011】米国特許第5,053,381号明細書に
記載されているプレラミネートシートによるこのような
ラミネーターの商業運転では、色素移行バリヤ層として
ポリ(ビニルアルコール−コ−ブチラール)が用いられ
ている。この材料を使用すると、ブレークラインはきれ
いに且つシャープには発生しない。代わりに、粗雑で不
規則な破断区域が往々にして生じ、そして最悪の場合に
は、特にドラム及び溶融ローラーが運転温度にまで適切
に温められていないと、延伸された色素移行バリヤポリ
マーの断片が1インチ(2.54cm)以上にわたり積層領域内
に延びてくる恐れもある。転写されるプレラミネート領
域よりも若干大きな中間色素受容体シートからのポリマ
ーによって粗雑な縁部が被覆される場合でさえも、その
粗雑な縁部は、望ましくない欠陥として、特に長く延び
た延伸バリヤ層ポリマーとして、最終プリント画像の中
に見えたままでいる。この粗雑な縁部は使用済みプレラ
ミネート支持体の上にも認められる。
記載されているプレラミネートシートによるこのような
ラミネーターの商業運転では、色素移行バリヤ層として
ポリ(ビニルアルコール−コ−ブチラール)が用いられ
ている。この材料を使用すると、ブレークラインはきれ
いに且つシャープには発生しない。代わりに、粗雑で不
規則な破断区域が往々にして生じ、そして最悪の場合に
は、特にドラム及び溶融ローラーが運転温度にまで適切
に温められていないと、延伸された色素移行バリヤポリ
マーの断片が1インチ(2.54cm)以上にわたり積層領域内
に延びてくる恐れもある。転写されるプレラミネート領
域よりも若干大きな中間色素受容体シートからのポリマ
ーによって粗雑な縁部が被覆される場合でさえも、その
粗雑な縁部は、望ましくない欠陥として、特に長く延び
た延伸バリヤ層ポリマーとして、最終プリント画像の中
に見えたままでいる。この粗雑な縁部は使用済みプレラ
ミネート支持体の上にも認められる。
【0012】印刷物の欠陥に加え、ポリ(ビニルアルコ
ール−コ−ブチラール)などの単一のポリマーマトリッ
クスを含む色素移行バリヤ層は、上記のようなプロセス
ラミネーターにおける搬送装置及び表面に関する重大な
問題を引き起こす。ポリ(ビニルアルコール−コ−ブチ
ラール)の色素移行バリヤ層を使用すると、きれいには
破断せず、数インチにわたり延伸してしまう。このよう
な延伸は、典型的には5秒間程度、極端な場合には10
秒間にわたって継続する。この延伸は、ドラム温度及び
溶融ローラー温度がポリマー層のTgよりも高い、バリ
ヤ層が紙に良好に接着するのに必要な条件にあるため、
容易に起こりうる。結果として、この延伸された「タフ
ィー」のような外観を呈する部分はいつでも破断し、印
刷画像の前縁部に粗雑な縁や印刷欠陥を生ぜしめる。こ
の粗雑な縁部は、使用済みプレラミネート支持体上にも
容易に見ることができる。時に、タフィー様部分の断片
が破断して遊離し、ローラーや他の搬送表面に堆積する
ようになって、突発的な機械的目詰まりや停止を引き起
こし、即座にサービスを要することがある。
ール−コ−ブチラール)などの単一のポリマーマトリッ
クスを含む色素移行バリヤ層は、上記のようなプロセス
ラミネーターにおける搬送装置及び表面に関する重大な
問題を引き起こす。ポリ(ビニルアルコール−コ−ブチ
ラール)の色素移行バリヤ層を使用すると、きれいには
破断せず、数インチにわたり延伸してしまう。このよう
な延伸は、典型的には5秒間程度、極端な場合には10
秒間にわたって継続する。この延伸は、ドラム温度及び
溶融ローラー温度がポリマー層のTgよりも高い、バリ
ヤ層が紙に良好に接着するのに必要な条件にあるため、
容易に起こりうる。結果として、この延伸された「タフ
ィー」のような外観を呈する部分はいつでも破断し、印
刷画像の前縁部に粗雑な縁や印刷欠陥を生ぜしめる。こ
の粗雑な縁部は、使用済みプレラミネート支持体上にも
容易に見ることができる。時に、タフィー様部分の断片
が破断して遊離し、ローラーや他の搬送表面に堆積する
ようになって、突発的な機械的目詰まりや停止を引き起
こし、即座にサービスを要することがある。
【0013】本発明の目的は、転写される領域と転写さ
れない領域との所期の境界においてきれいに且つシャー
プに破断し、透明または半透明であり、プレラミネート
シートの支持体から容易に分離し、紙基材に付着し、そ
して紙中への色素の移行に対する有効なバリヤを形成す
る、そのような改善された色素移行バリヤ層を提供する
ことにある。
れない領域との所期の境界においてきれいに且つシャー
プに破断し、透明または半透明であり、プレラミネート
シートの支持体から容易に分離し、紙基材に付着し、そ
して紙中への色素の移行に対する有効なバリヤを形成す
る、そのような改善された色素移行バリヤ層を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】これらの及びその他の目
的は、(a)色素供与体要素を像様加熱して色素像を中
間色素受容要素の高分子色素像受容層へ転写することに
よって感熱色素転写像を形成する工程と、(b)色素移
行バリヤ層を紙基材の片面に適用する工程と、(c)受
像した高分子色素像受容層を、前記紙基材の前記色素移
行バリヤ層が適用されている表面に転写する工程とを含
むカラー画像の形成方法において、前記色素移行バリヤ
層が、(1)その層の厚さの約半分以下の平均直径を有
する架橋ポリマー粒子、または(2)結晶性高分子量可
塑剤を含有するポリマーであって、該結晶性高分子量可
塑剤が前記ポリマーと少なくとも部分的に相溶性があり
且つ約135℃未満の結晶融点を示す前記ポリマーを含
む、印刷機から得られる印刷カラー画像を表すために用
いることができるカラー画像の形成方法に関する本発明
によって達成される。
的は、(a)色素供与体要素を像様加熱して色素像を中
間色素受容要素の高分子色素像受容層へ転写することに
よって感熱色素転写像を形成する工程と、(b)色素移
行バリヤ層を紙基材の片面に適用する工程と、(c)受
像した高分子色素像受容層を、前記紙基材の前記色素移
行バリヤ層が適用されている表面に転写する工程とを含
むカラー画像の形成方法において、前記色素移行バリヤ
層が、(1)その層の厚さの約半分以下の平均直径を有
する架橋ポリマー粒子、または(2)結晶性高分子量可
塑剤を含有するポリマーであって、該結晶性高分子量可
塑剤が前記ポリマーと少なくとも部分的に相溶性があり
且つ約135℃未満の結晶融点を示す前記ポリマーを含
む、印刷機から得られる印刷カラー画像を表すために用
いることができるカラー画像の形成方法に関する本発明
によって達成される。
【0015】本発明の方法に用いられる色素供与体要素
は、熱転写可能な色素含有層を表面に担持する支持体を
含む。色素供与体要素において顔料の代わりに色素を使
用すると色相及びカラーの選択肢が幅広くなり、様々な
印刷インクに密接に調和させることができるようにな
る。また、所望であれば画像を受容体へ1回または2回
以上転写することがさらに容易になる。その上、色素の
使用によって濃度を所望の任意のレベルへ容易に変更す
ることができる。
は、熱転写可能な色素含有層を表面に担持する支持体を
含む。色素供与体要素において顔料の代わりに色素を使
用すると色相及びカラーの選択肢が幅広くなり、様々な
印刷インクに密接に調和させることができるようにな
る。また、所望であれば画像を受容体へ1回または2回
以上転写することがさらに容易になる。その上、色素の
使用によって濃度を所望の任意のレベルへ容易に変更す
ることができる。
【0016】本発明に用いられる色素供与体には、熱の
作用によって色素受容層へ転写されうるならばいずれの
色素でも使用することができる。米国特許第4,54
1,830号、同第4,698,651号、同第4,6
95,287号、同第4,701,439号、同第4,
757,046号、同第4,743,582号、同第
4,769,360号及び同第4,753,922号明
細書に記載されているような昇華性色素を用いると特に
良好な結果が得られている。上記の色素は単独で使用し
ても組み合わせて使用してもよい。
作用によって色素受容層へ転写されうるならばいずれの
色素でも使用することができる。米国特許第4,54
1,830号、同第4,698,651号、同第4,6
95,287号、同第4,701,439号、同第4,
757,046号、同第4,743,582号、同第
4,769,360号及び同第4,753,922号明
細書に記載されているような昇華性色素を用いると特に
良好な結果が得られている。上記の色素は単独で使用し
ても組み合わせて使用してもよい。
【0017】印刷工業におけるカラープルーフィングで
は、IPA(International Prepress Association)によ
るプルーフィングインク基準に調和できることが重要で
ある。これらのインク基準は、標準4色プロセスインク
で作製された濃度パッチであり、SWOP(Specificati
ons Web Offset Publications)色基準として知られてい
る。ウェブオフセットプルーフィング用インクの色測定
に関するさらなる情報については、1987年6月にオース
トリアのEisenstadtで開催された印刷リサーチ学会(Pri
nting Research Institutes)の第19回国際会議の議事録
第55頁の、J.T.Ling 及びR. Warner による「印刷科学
と技術における進歩(Advances in Printing Science an
d Technology) 」を参照されたい。SWOP色基準に最
もよく調和することが知られている好ましい色素及び色
素混合物が、米国特許第5,024,990号、同第
5,023,229号及び同第5,081,101号明
細書に記載されている。
は、IPA(International Prepress Association)によ
るプルーフィングインク基準に調和できることが重要で
ある。これらのインク基準は、標準4色プロセスインク
で作製された濃度パッチであり、SWOP(Specificati
ons Web Offset Publications)色基準として知られてい
る。ウェブオフセットプルーフィング用インクの色測定
に関するさらなる情報については、1987年6月にオース
トリアのEisenstadtで開催された印刷リサーチ学会(Pri
nting Research Institutes)の第19回国際会議の議事録
第55頁の、J.T.Ling 及びR. Warner による「印刷科学
と技術における進歩(Advances in Printing Science an
d Technology) 」を参照されたい。SWOP色基準に最
もよく調和することが知られている好ましい色素及び色
素混合物が、米国特許第5,024,990号、同第
5,023,229号及び同第5,081,101号明
細書に記載されている。
【0018】本発明に用いられる色素供与体要素の色素
は、約0.05〜約1g/m2 の被覆量で使用すること
ができ、また高分子バインダーに分散させる。高分子バ
インダーの例として、セルロース誘導体、例えば酢酸水
素フタル酸セルロース、酢酸セルロース、酢酸プロピオ
ン酸セルロース、酢酪酸セルロース、三酢酸セルロース
もしくは米国特許第4,700,207号明細書に記載
されているいずれかの物質;ポリカーボネート;ポリ
(酢酸ビニル);ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリ
ル);ポリスルホン;ポリ(ビニルアルコール−コ−ブ
チラール)などのポリ(ビニルアセタール);またはポ
リ(フェニレンオキシド)が挙げられる。バインダー
は、約0.1〜約5g/m2 の被覆量で使用することが
できる。
は、約0.05〜約1g/m2 の被覆量で使用すること
ができ、また高分子バインダーに分散させる。高分子バ
インダーの例として、セルロース誘導体、例えば酢酸水
素フタル酸セルロース、酢酸セルロース、酢酸プロピオ
ン酸セルロース、酢酪酸セルロース、三酢酸セルロース
もしくは米国特許第4,700,207号明細書に記載
されているいずれかの物質;ポリカーボネート;ポリ
(酢酸ビニル);ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリ
ル);ポリスルホン;ポリ(ビニルアルコール−コ−ブ
チラール)などのポリ(ビニルアセタール);またはポ
リ(フェニレンオキシド)が挙げられる。バインダー
は、約0.1〜約5g/m2 の被覆量で使用することが
できる。
【0019】色素供与体要素の色素層は、支持体上に塗
被してもよいし、またグラビア印刷法などの印刷技法で
支持体上に印刷してもよい。
被してもよいし、またグラビア印刷法などの印刷技法で
支持体上に印刷してもよい。
【0020】本発明に用いられる色素供与体要素のため
の支持体には、寸法安定性があり、しかも昇華性色素を
転写するために必要な熱に耐えられるならば、いずれの
材料を使用してもよい。このような材料には、ポリ(エ
チレンテレフタレート)などのポリエステル、ポリアミ
ド、ポリカーボネート、セルロースエステル、フッ素ポ
リマー、ポリエーテル、ポリアセタール、ポリオレフィ
ン及びポリイミドが含まれる。支持体の厚さは一般に約
5〜200μmである。また、所望であれば、米国特許
第4,695,288号又は同第4,737,486号
明細書に記載されているような材料の下塗層を被覆して
もよい。
の支持体には、寸法安定性があり、しかも昇華性色素を
転写するために必要な熱に耐えられるならば、いずれの
材料を使用してもよい。このような材料には、ポリ(エ
チレンテレフタレート)などのポリエステル、ポリアミ
ド、ポリカーボネート、セルロースエステル、フッ素ポ
リマー、ポリエーテル、ポリアセタール、ポリオレフィ
ン及びポリイミドが含まれる。支持体の厚さは一般に約
5〜200μmである。また、所望であれば、米国特許
第4,695,288号又は同第4,737,486号
明細書に記載されているような材料の下塗層を被覆して
もよい。
【0021】本発明の方法に用いられる中間または第一
の色素受容要素は、色素像受容層を表面に担持する支持
体を含む。この支持体は、ポリ(エーテルスルホン)、
ポリイミド、酢酸セルロースなどのセルロースエステ
ル、ポリ(ビニルアルコール−コ−アセタール)または
ポリ(エチレンテレフタレート)といった材料の高分子
フィルムであることができる。この中間支持体の厚さは
重要ではないが、十分な寸法安定性は必要である。一般
に、厚さ5〜500μmの高分子フィルム支持体が用い
られる。中間色素受容要素の支持体は、透明、不透明及
び/または拡散性もしくは正反射性であることができ
る。レーザー装置を用いて色素像受容層に色素像を形成
する場合には不透明(例、樹脂被覆紙)及び反射性
(例、金属被覆高分子フィルム)の支持体が好ましく、
このような支持体が米国特許第5,278,576号明
細書に記載されている。また、中間色素受容要素は、米
国特許第5,300,398号明細書に記載されている
ように、支持体と色素受容層の間にクッション層を有す
ることもできる。
の色素受容要素は、色素像受容層を表面に担持する支持
体を含む。この支持体は、ポリ(エーテルスルホン)、
ポリイミド、酢酸セルロースなどのセルロースエステ
ル、ポリ(ビニルアルコール−コ−アセタール)または
ポリ(エチレンテレフタレート)といった材料の高分子
フィルムであることができる。この中間支持体の厚さは
重要ではないが、十分な寸法安定性は必要である。一般
に、厚さ5〜500μmの高分子フィルム支持体が用い
られる。中間色素受容要素の支持体は、透明、不透明及
び/または拡散性もしくは正反射性であることができ
る。レーザー装置を用いて色素像受容層に色素像を形成
する場合には不透明(例、樹脂被覆紙)及び反射性
(例、金属被覆高分子フィルム)の支持体が好ましく、
このような支持体が米国特許第5,278,576号明
細書に記載されている。また、中間色素受容要素は、米
国特許第5,300,398号明細書に記載されている
ように、支持体と色素受容層の間にクッション層を有す
ることもできる。
【0022】色素像受容層は、例えば、ポリカーボネー
ト、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ(塩化ビニ
ル)、酢酪酸セルロースもしくは酢酸プロピオン酸セル
ロースなどのセルロースエステル、ポリ(スチレン−コ
−アクリロニトリル)、ポリカプロラクトン、ポリ(ビ
ニルアルコール−コ−ブチラール)などのポリビニルア
セタールまたはこれらの混合物、或いはその他の第二の
受容体に付着する任意の常用の色素受容体用高分子材料
を含むことができる。色素像受容層は、所期の目的に有
効な任意の量で存在することができる。一般に、約0.
2〜約10g/m2の濃度で良好な結果が得られてい
る。
ト、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ(塩化ビニ
ル)、酢酪酸セルロースもしくは酢酸プロピオン酸セル
ロースなどのセルロースエステル、ポリ(スチレン−コ
−アクリロニトリル)、ポリカプロラクトン、ポリ(ビ
ニルアルコール−コ−ブチラール)などのポリビニルア
セタールまたはこれらの混合物、或いはその他の第二の
受容体に付着する任意の常用の色素受容体用高分子材料
を含むことができる。色素像受容層は、所期の目的に有
効な任意の量で存在することができる。一般に、約0.
2〜約10g/m2の濃度で良好な結果が得られてい
る。
【0023】本発明に用いられる色素供与体要素は、中
間受容体へ色素を転写するために様々な加熱方法で使用
することができる。例えば、抵抗感熱ヘッドまたはレー
ザーを使用することができる。
間受容体へ色素を転写するために様々な加熱方法で使用
することができる。例えば、抵抗感熱ヘッドまたはレー
ザーを使用することができる。
【0024】レーザーを使用する場合には、寸法が小さ
く、コストが低く、安定であり、信頼性が高く、頑丈で
あり、そして変調し易いという点で実質的な利点がある
ので、ダイオードレーザーを使用することが好ましい。
実際には、色素供与体要素が赤外吸収物質を含有しなけ
れば該要素をレーザーで加熱することはできない。レー
ザー輻射線は、色素層中に吸収され、そして内部変換と
して知られている分子過程によって熱に変換される。
く、コストが低く、安定であり、信頼性が高く、頑丈で
あり、そして変調し易いという点で実質的な利点がある
ので、ダイオードレーザーを使用することが好ましい。
実際には、色素供与体要素が赤外吸収物質を含有しなけ
れば該要素をレーザーで加熱することはできない。レー
ザー輻射線は、色素層中に吸収され、そして内部変換と
して知られている分子過程によって熱に変換される。
【0025】上記の方法では、複数の色素供与体を使用
することで最終画像において全範囲の色を得ることがで
きる。例えば、全色画像を得るためには、4色:シア
ン、マゼンタ、イエロー及びブラックを通常は使用す
る。
することで最終画像において全範囲の色を得ることがで
きる。例えば、全色画像を得るためには、4色:シア
ン、マゼンタ、イエロー及びブラックを通常は使用す
る。
【0026】このように、本発明の方法の好ましい実施
態様では、赤外吸収物質を含有する色素供与体をダイオ
ードレーザーで像様加熱して色素を揮発させることによ
って色素像を転写する。その際、ダイオードレーザーの
ビームを、原稿画像の形状及び色を代表する1組の信号
によって変調し、色素受容層上の必要な領域においての
み揮発するよう色素を加熱して、原稿画像の色を再構築
する。
態様では、赤外吸収物質を含有する色素供与体をダイオ
ードレーザーで像様加熱して色素を揮発させることによ
って色素像を転写する。その際、ダイオードレーザーの
ビームを、原稿画像の形状及び色を代表する1組の信号
によって変調し、色素受容層上の必要な領域においての
み揮発するよう色素を加熱して、原稿画像の色を再構築
する。
【0027】色素転写の際に色素供与体を色素受容体か
ら分離するために上記レーザープロセスにおける色素供
与体の色素層上の別層中にスペーサービーズを使用する
ことによって、色素転写の均一性及び濃度を向上させる
ことができる。その発明については米国特許第4,77
2,582号明細書にさらに詳しく記載されている。別
法として、米国特許第4,876,235号明細書に記
載されているように、色素受容体の受容層の中または上
にスペーサービーズを使用することもできる。所望であ
れば、スペーサービーズに高分子バインダーを被覆して
もよい。
ら分離するために上記レーザープロセスにおける色素供
与体の色素層上の別層中にスペーサービーズを使用する
ことによって、色素転写の均一性及び濃度を向上させる
ことができる。その発明については米国特許第4,77
2,582号明細書にさらに詳しく記載されている。別
法として、米国特許第4,876,235号明細書に記
載されているように、色素受容体の受容層の中または上
にスペーサービーズを使用することもできる。所望であ
れば、スペーサービーズに高分子バインダーを被覆して
もよい。
【0028】本発明のさらに好ましい実施態様では、画
像化された色素の色がカーボンによる汚染によって脱飽
和しないようにカーボンブラックの代わりに赤外吸収色
素を色素供与体要素内に使用する。吸収色素を使用する
と、カーボンの分散性が不十分なために起こる均一性の
問題も回避される。例えば、米国特許第4,973,5
72号明細書に記載されているシアニン系赤外吸収色素
や、米国特許第4,948,777号、同第4,95
0,640号、同第4,950,639号、同第4,9
48,776号、同第4,948,778号、同第4,
942,141号、同第4,952,552号、同第
5,036,040号及び同第4,912,083号明
細書に記載されている他の物質を使用することができ
る。
像化された色素の色がカーボンによる汚染によって脱飽
和しないようにカーボンブラックの代わりに赤外吸収色
素を色素供与体要素内に使用する。吸収色素を使用する
と、カーボンの分散性が不十分なために起こる均一性の
問題も回避される。例えば、米国特許第4,973,5
72号明細書に記載されているシアニン系赤外吸収色素
や、米国特許第4,948,777号、同第4,95
0,640号、同第4,950,639号、同第4,9
48,776号、同第4,948,778号、同第4,
942,141号、同第4,952,552号、同第
5,036,040号及び同第4,912,083号明
細書に記載されている他の物質を使用することができ
る。
【0029】上記のレーザーを使用して感熱プリント媒
体上に画像を形成する感熱プリンターは、上記の同時係
属米国特許第5,168,288号明細書に記載され且
つ特許請求されている。
体上に画像を形成する感熱プリンターは、上記の同時係
属米国特許第5,168,288号明細書に記載され且
つ特許請求されている。
【0030】上記のように、第一の色素受容要素上に色
素像が得られた後、それを第二のまたは最終の受容要素
へ転写して最終カラープルーフを得る。最終受容要素
は、色素移行バリヤ層が予め適用されている紙基材を含
む。基材の厚さは重要ではなく、実際の印刷機の運転で
得られる印刷物に最も近くなるよう設定することができ
る。最終受容要素(カラープルーフ)として使用できる
基材の例として、Adproof(登録商標)(Appleto
n Paper)、Flo Kote Cove(登録商標)
(S.D. Warren社) 、Champion Textweb
(登録商標)(Champion Paper 社) 、Quintess
ence Gloss(登録商標)(Potlatch 社) 、V
intage Gloss(登録商標)(Potlatch 社)
、Khrome Kote(登録商標)(Champion Pap
er 社) 、Consolith Gloss(登録商
標)(Consolidated Papers社) 及びMountie M
atte(登録商標)(Potlatch 社) が挙げられる。
素像が得られた後、それを第二のまたは最終の受容要素
へ転写して最終カラープルーフを得る。最終受容要素
は、色素移行バリヤ層が予め適用されている紙基材を含
む。基材の厚さは重要ではなく、実際の印刷機の運転で
得られる印刷物に最も近くなるよう設定することができ
る。最終受容要素(カラープルーフ)として使用できる
基材の例として、Adproof(登録商標)(Appleto
n Paper)、Flo Kote Cove(登録商標)
(S.D. Warren社) 、Champion Textweb
(登録商標)(Champion Paper 社) 、Quintess
ence Gloss(登録商標)(Potlatch 社) 、V
intage Gloss(登録商標)(Potlatch 社)
、Khrome Kote(登録商標)(Champion Pap
er 社) 、Consolith Gloss(登録商
標)(Consolidated Papers社) 及びMountie M
atte(登録商標)(Potlatch 社) が挙げられる。
【0031】本発明の色素移行バリヤ層の一態様におい
て用いられる架橋ポリマー粒子は、ビニル系ホモポリマ
ーまたはコポリマー、例えばポリアクリレート、ポリメ
タクリレート、ポリ(ハロゲン化ビニル)、ポリ(ビニ
ルアルキルエステル)及びポリスチレンまたはポリ(ビ
ニルアルコール−コ−アセタール)、ビニルエーテル並
びにそれらのコポリマー、フェノール樹脂、メラミン樹
脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリアルキレン、
例えばポリエチレン、ポリブタジエン、ポリプロピレ
ン、イソブチレン及びそれらのコポリマー、ポリエステ
ル、ポリウレタン、ポリイミド、等から製造することが
できる。但し、粒子はその形成の際に当該技術分野で利
用できるいずれの手段によって架橋されてもよい。
て用いられる架橋ポリマー粒子は、ビニル系ホモポリマ
ーまたはコポリマー、例えばポリアクリレート、ポリメ
タクリレート、ポリ(ハロゲン化ビニル)、ポリ(ビニ
ルアルキルエステル)及びポリスチレンまたはポリ(ビ
ニルアルコール−コ−アセタール)、ビニルエーテル並
びにそれらのコポリマー、フェノール樹脂、メラミン樹
脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリアルキレン、
例えばポリエチレン、ポリブタジエン、ポリプロピレ
ン、イソブチレン及びそれらのコポリマー、ポリエステ
ル、ポリウレタン、ポリイミド、等から製造することが
できる。但し、粒子はその形成の際に当該技術分野で利
用できるいずれの手段によって架橋されてもよい。
【0032】粒子を構成するポリマーをそれが架橋され
ていなければ溶解する溶剤のような、粒子を膨潤または
軟化する溶剤から粒子を支持体上に塗布することが好ま
しい。シャープな破断特性を付与する厳密な作用機構に
ついては完全には理解されていないが、溶剤膨潤と小粒
径との組合せによって、塗膜が乾燥したときには透明な
連続フィルムには見えても、架橋されているために、個
々の粒子はその性質を維持し、そのために破断し易い層
になっていると考えられる。
ていなければ溶解する溶剤のような、粒子を膨潤または
軟化する溶剤から粒子を支持体上に塗布することが好ま
しい。シャープな破断特性を付与する厳密な作用機構に
ついては完全には理解されていないが、溶剤膨潤と小粒
径との組合せによって、塗膜が乾燥したときには透明な
連続フィルムには見えても、架橋されているために、個
々の粒子はその性質を維持し、そのために破断し易い層
になっていると考えられる。
【0033】透明または半透明なフィルムをもたらすよ
うに塗布されるならば、ポリマー粒子の水性分散液また
はラテックスを使用することもできる。
うに塗布されるならば、ポリマー粒子の水性分散液また
はラテックスを使用することもできる。
【0034】平均粒径は、色素移行バリヤ層自体の厚さ
の半分よりも大きくあってはならない。好ましくは、平
均粒径は層厚の10分の1よりも小さい。厚さが約4μ
mの層では、粒径は0.1μm未満であることが好まし
い。粒子を単独で或いはポリマーバインダーや他の添加
物と組み合わせて塗被する場合、有用な全被覆量は0.
1〜5g/m2 、好ましくは3〜5g/m2 である。コ
ーティングの粒子含有量は、全塗被量(total laydown)
の約25〜100重量%、好ましくは50〜100重量
%である。
の半分よりも大きくあってはならない。好ましくは、平
均粒径は層厚の10分の1よりも小さい。厚さが約4μ
mの層では、粒径は0.1μm未満であることが好まし
い。粒子を単独で或いはポリマーバインダーや他の添加
物と組み合わせて塗被する場合、有用な全被覆量は0.
1〜5g/m2 、好ましくは3〜5g/m2 である。コ
ーティングの粒子含有量は、全塗被量(total laydown)
の約25〜100重量%、好ましくは50〜100重量
%である。
【0035】本発明において有用な好ましい種類の粒子
は、米国特許第4,708,923号明細書に、二官能
性モノマーを含むビニルモノマーの水性乳化重合から得
られる直径が1μm未満の架橋粒子として記載されてお
り、水性媒体から乾燥形態で分離され且つ適当な溶剤に
分散される。この特許明細書に記載されている本発明に
おいて最も有用な粒子の好ましい組成範囲は、(a)炭
素原子数4個以下の線状または分岐状アルキル基のメタ
クリル酸エステルから選ばれたモノマー50〜75重量
%、(b)炭素原子数4個以上の線状もしくは分岐状ア
ルキル基のアクリル酸エステルまたは炭素原子数8個以
上の線状または分岐状アルキル基のメタクリル酸エステ
ルから選ばれたモノマー15〜49重量%、並びに
(c)ジビニルベンゼンやエチレングリコールジメタク
リレートなどの二官能性モノマー1〜10重量%であ
る。好ましい実施態様は、67重量%のイソブチルメタ
クリレートと、31重量%の2−エチルヘキシルメタク
リレートと、2重量%のジビニルベンゼンとを含む粒径
が0.05〜0.1μmの粒子である。
は、米国特許第4,708,923号明細書に、二官能
性モノマーを含むビニルモノマーの水性乳化重合から得
られる直径が1μm未満の架橋粒子として記載されてお
り、水性媒体から乾燥形態で分離され且つ適当な溶剤に
分散される。この特許明細書に記載されている本発明に
おいて最も有用な粒子の好ましい組成範囲は、(a)炭
素原子数4個以下の線状または分岐状アルキル基のメタ
クリル酸エステルから選ばれたモノマー50〜75重量
%、(b)炭素原子数4個以上の線状もしくは分岐状ア
ルキル基のアクリル酸エステルまたは炭素原子数8個以
上の線状または分岐状アルキル基のメタクリル酸エステ
ルから選ばれたモノマー15〜49重量%、並びに
(c)ジビニルベンゼンやエチレングリコールジメタク
リレートなどの二官能性モノマー1〜10重量%であ
る。好ましい実施態様は、67重量%のイソブチルメタ
クリレートと、31重量%の2−エチルヘキシルメタク
リレートと、2重量%のジビニルベンゼンとを含む粒径
が0.05〜0.1μmの粒子である。
【0036】上記の架橋高分子粒子は、層中、単独で使
用しても、また高分子バインダーを混合してもよい。こ
のような高分子バインダーは米国特許第5,053,3
81号明細書に記載されており、転写されたハーフトー
ン色素像ドットが紙基材中へ移行することによって拡が
る傾向を制限する任意の物質が含まれる。このポリマー
は、中間色素受容シートの色素受容層において用いられ
るものと同じポリマーであることが好ましい。好ましい
実施態様では、ポリ(ビニルアルコール−コ−ブチラー
ル)(ビニルアルコール分9〜13%)が用いられる。
用しても、また高分子バインダーを混合してもよい。こ
のような高分子バインダーは米国特許第5,053,3
81号明細書に記載されており、転写されたハーフトー
ン色素像ドットが紙基材中へ移行することによって拡が
る傾向を制限する任意の物質が含まれる。このポリマー
は、中間色素受容シートの色素受容層において用いられ
るものと同じポリマーであることが好ましい。好ましい
実施態様では、ポリ(ビニルアルコール−コ−ブチラー
ル)(ビニルアルコール分9〜13%)が用いられる。
【0037】色素移行バリヤ層は、色素画像の紙基材中
への移行を十分に防止する厚さを有しながら、最終カラ
ー画像の外観に影響を及ぼさない程度に薄いことが好ま
しい。一般に、0.1〜5g/m2 の被覆量が好まし
い。
への移行を十分に防止する厚さを有しながら、最終カラ
ー画像の外観に影響を及ぼさない程度に薄いことが好ま
しい。一般に、0.1〜5g/m2 の被覆量が好まし
い。
【0038】本発明の別の実施態様では、高分子バイン
ダーと共に結晶性可塑剤を使用する。結晶性可塑剤は、
線状または分岐状の高分子またはオリゴマーのポリエス
テル、ポリエーテル、ポリグリコール、ポリアミド、ポ
リカーボネート、ポリエチレン、ポリビニルアルキル、
ポリアルキルジエン、ポリウレタン、等であることがで
きるが、但し、該可塑剤は、塗布された形態において色
素移行バリヤポリマーと少なくとも部分的に相溶性があ
り、しかもその結晶融点は約135℃未満である。可塑
剤ポリマーの分子量は重量平均で2000〜10000
0の範囲にあることができ、好ましい範囲は3000〜
50000である。本発明の高分子可塑剤は、少なくと
も一つのセグメントが上記の結晶性成分を含有するブロ
ックまたはグラフトコポリマーを含むこともできる。
ダーと共に結晶性可塑剤を使用する。結晶性可塑剤は、
線状または分岐状の高分子またはオリゴマーのポリエス
テル、ポリエーテル、ポリグリコール、ポリアミド、ポ
リカーボネート、ポリエチレン、ポリビニルアルキル、
ポリアルキルジエン、ポリウレタン、等であることがで
きるが、但し、該可塑剤は、塗布された形態において色
素移行バリヤポリマーと少なくとも部分的に相溶性があ
り、しかもその結晶融点は約135℃未満である。可塑
剤ポリマーの分子量は重量平均で2000〜10000
0の範囲にあることができ、好ましい範囲は3000〜
50000である。本発明の高分子可塑剤は、少なくと
も一つのセグメントが上記の結晶性成分を含有するブロ
ックまたはグラフトコポリマーを含むこともできる。
【0039】好ましい種類の可塑剤ポリマーは以下の一
般構造式で示されるポリエステルである。 (1)−〔−CO−O−(CH2 )x −〕− または (2)−〔−CO−(CH2 )x −CO−O−(C
H2 )y −O−〕− 上式中、x及びyは1よりも大きな任意の整数であるこ
とができる。
般構造式で示されるポリエステルである。 (1)−〔−CO−O−(CH2 )x −〕− または (2)−〔−CO−(CH2 )x −CO−O−(C
H2 )y −O−〕− 上式中、x及びyは1よりも大きな任意の整数であるこ
とができる。
【0040】式(1)及び(2)のポリマーは、結晶化
度を完全には排除しない範囲で、分岐鎖を導入するため
の複数の官能価をもった構造成分を含有してもよい。好
ましい実施態様として、式(1)ではポリカプロラクト
ン、式(2)ではトリメチロールプロパンを0.1〜1
0モル%含む1,12−ドデカン二酸と1,6−ヘキサ
ンジオールとのコポリエステルが挙げられ、どちらのタ
イプも好ましい分子量は重量平均で10000〜400
00の範囲にある。可塑剤は、色素移行バリヤ層ポリマ
ーへの添加剤として用いられ、そのバリヤポリマーに対
する可塑剤の添加比率は重量比で1:100〜1:4、
好ましくは1:20〜1:8の範囲にある。
度を完全には排除しない範囲で、分岐鎖を導入するため
の複数の官能価をもった構造成分を含有してもよい。好
ましい実施態様として、式(1)ではポリカプロラクト
ン、式(2)ではトリメチロールプロパンを0.1〜1
0モル%含む1,12−ドデカン二酸と1,6−ヘキサ
ンジオールとのコポリエステルが挙げられ、どちらのタ
イプも好ましい分子量は重量平均で10000〜400
00の範囲にある。可塑剤は、色素移行バリヤ層ポリマ
ーへの添加剤として用いられ、そのバリヤポリマーに対
する可塑剤の添加比率は重量比で1:100〜1:4、
好ましくは1:20〜1:8の範囲にある。
【0041】本発明の色素移行バリヤ層は、上記の物質
によって解決される課題と直接には関係のないその他の
添加物を含むこともできる。例えば、感触を付与するた
めにコーティング表面に突出する大きなビーズを含める
ことができる。これにより、使用者は支持体のバリヤポ
リマー側を識別してラミネーター装置へ正しく挿入する
ことができる。4g/m2 のバリヤ層ポリマーを含む好
ましい実施態様では、平均粒径10〜14μmのビーズ
を0.05〜0.1g/m2 の被覆量で使用することが
典型的である。さらに、コーティングの均一性を確保す
るために、界面活性剤や展着剤を塗布配合物に含めても
よい。
によって解決される課題と直接には関係のないその他の
添加物を含むこともできる。例えば、感触を付与するた
めにコーティング表面に突出する大きなビーズを含める
ことができる。これにより、使用者は支持体のバリヤポ
リマー側を識別してラミネーター装置へ正しく挿入する
ことができる。4g/m2 のバリヤ層ポリマーを含む好
ましい実施態様では、平均粒径10〜14μmのビーズ
を0.05〜0.1g/m2 の被覆量で使用することが
典型的である。さらに、コーティングの均一性を確保す
るために、界面活性剤や展着剤を塗布配合物に含めても
よい。
【0042】色素移行バリヤ層は、色素画像の紙基材中
への移行を十分に防止する厚さを有しながら、最終カラ
ー画像の外観に影響を及ぼさない程度に薄いことが好ま
しい。一般に、高分子色素移行バリヤ層では0.1〜5
g/m2 の被覆量が好ましい。
への移行を十分に防止する厚さを有しながら、最終カラ
ー画像の外観に影響を及ぼさない程度に薄いことが好ま
しい。一般に、高分子色素移行バリヤ層では0.1〜5
g/m2 の被覆量が好ましい。
【0043】色素移行バリヤ層は、押出塗布、溶剤塗布
または積層など常用のいずれの方法によっても紙基材へ
適用することができる。好ましい実施態様では、色素移
行バリヤ層を支持体上に予備形成した高分子層とし、次
いでそれを紙基材へ積層する。その後、支持体と色素移
行バリヤ層とを分離する。この積層は、例えば、支持体
を有する高分子色素移行バリヤ層と紙基材とを一対の加
熱されたローラー間を通過させてラミネートを形成し、
次いでその支持体を剥離する方法で行うことができる。
色素移行バリヤ層をその支持体から最終受容体基材へ転
写する別の方法、例えば加熱定盤を使用する方法、抵抗
感熱ヘッドを使用する方法、圧力及び/または加熱を利
用する他の常用法、外部加熱法、等を採用してもよい。
分離し易くするために、色素移行バリヤ層とその支持体
との間または内部に剥離剤を含めることもできる。例え
ば、常用のシリコーン系材料または親水性セルロース系
材料を使用することができる。色素移行バリヤ層に有用
な支持体には、先に中間色素受容要素について記載した
ものが含まれる。
または積層など常用のいずれの方法によっても紙基材へ
適用することができる。好ましい実施態様では、色素移
行バリヤ層を支持体上に予備形成した高分子層とし、次
いでそれを紙基材へ積層する。その後、支持体と色素移
行バリヤ層とを分離する。この積層は、例えば、支持体
を有する高分子色素移行バリヤ層と紙基材とを一対の加
熱されたローラー間を通過させてラミネートを形成し、
次いでその支持体を剥離する方法で行うことができる。
色素移行バリヤ層をその支持体から最終受容体基材へ転
写する別の方法、例えば加熱定盤を使用する方法、抵抗
感熱ヘッドを使用する方法、圧力及び/または加熱を利
用する他の常用法、外部加熱法、等を採用してもよい。
分離し易くするために、色素移行バリヤ層とその支持体
との間または内部に剥離剤を含めることもできる。例え
ば、常用のシリコーン系材料または親水性セルロース系
材料を使用することができる。色素移行バリヤ層に有用
な支持体には、先に中間色素受容要素について記載した
ものが含まれる。
【0044】2本の加熱されたローラー間を通過させる
方法、加熱定盤を使用する方法、抵抗感熱ヘッドを使用
する方法、圧力及び/または加熱を利用する他の常用
法、外部加熱法、等の同様な方法で、受像した中間色素
像受容層を最終受容体(色素移行バリヤ層を含むカラー
プルーフ基材)へ転写し、受像した中間色素像受容層が
色素移行バリヤ層に付着したラミネートを形成すること
ができる。好ましくは、紙基材へ積層した後に中間受容
体要素の支持体と色素像受容層とを分離する。上記のよ
うな剥離剤を中間受容体の支持体と色素像受容層との間
または内部に含有させて分離し易くすることもできる。
親水性セルロース系材料とポリ(エチレングリコール)
との混合物を含む剥離層を金属被覆支持体と色素像受容
層との間に使用することが米国特許第5,077,16
3号明細書に記載されている。
方法、加熱定盤を使用する方法、抵抗感熱ヘッドを使用
する方法、圧力及び/または加熱を利用する他の常用
法、外部加熱法、等の同様な方法で、受像した中間色素
像受容層を最終受容体(色素移行バリヤ層を含むカラー
プルーフ基材)へ転写し、受像した中間色素像受容層が
色素移行バリヤ層に付着したラミネートを形成すること
ができる。好ましくは、紙基材へ積層した後に中間受容
体要素の支持体と色素像受容層とを分離する。上記のよ
うな剥離剤を中間受容体の支持体と色素像受容層との間
または内部に含有させて分離し易くすることもできる。
親水性セルロース系材料とポリ(エチレングリコール)
との混合物を含む剥離層を金属被覆支持体と色素像受容
層との間に使用することが米国特許第5,077,16
3号明細書に記載されている。
【0045】先にも記載したように、原稿画像の形状及
び色を代表する一組の電気信号を発生させる。これは、
例えば、原稿画像を走査し、画像をフィルターにかけて
所望の基本色(赤、青及び緑)に分離し、そしてその光
エネルギーを電気エネルギーに変換することによって行
うことができる。次いで、その電気信号をコンピュータ
ーで加工して色分離データとし、それを用いてハーフト
ーンカラープルーフを形成することができる。原稿物体
を走査して電気信号を得る代わりに、その信号をコンピ
ューターによって発生させてもよい。この方法について
は、グラフィックアーツ便覧(Graphic Arts Manual) [J
anet Field編、Arno Press、New York、1980年、p. 358
ff] に詳細に記載されている。
び色を代表する一組の電気信号を発生させる。これは、
例えば、原稿画像を走査し、画像をフィルターにかけて
所望の基本色(赤、青及び緑)に分離し、そしてその光
エネルギーを電気エネルギーに変換することによって行
うことができる。次いで、その電気信号をコンピュータ
ーで加工して色分離データとし、それを用いてハーフト
ーンカラープルーフを形成することができる。原稿物体
を走査して電気信号を得る代わりに、その信号をコンピ
ューターによって発生させてもよい。この方法について
は、グラフィックアーツ便覧(Graphic Arts Manual) [J
anet Field編、Arno Press、New York、1980年、p. 358
ff] に詳細に記載されている。
【0046】本発明で用いられる色素供与体要素はシー
ト状でまたは連続ロールもしくはリボン状で使用するこ
とができる。連続ロールまたはリボンを使用する場合に
は、昇華性シアン及び/またはイエロー及び/またはマ
ゼンタ及び/またはブラックまたは他の色素などの異な
る色素または色素混合物による領域を交互に有すること
ができる。
ト状でまたは連続ロールもしくはリボン状で使用するこ
とができる。連続ロールまたはリボンを使用する場合に
は、昇華性シアン及び/またはイエロー及び/またはマ
ゼンタ及び/またはブラックまたは他の色素などの異な
る色素または色素混合物による領域を交互に有すること
ができる。
【0047】
【実施例】以下の実施例により本発明を説明する。
【0048】実施例1 この実施例は、本発明の高分子粒子の有効性を比較用の
各種粒状物質との比較において例示するものである。こ
の実施例で使用した特別な材料とそれらの名称を以下に
記載する。
各種粒状物質との比較において例示するものである。こ
の実施例で使用した特別な材料とそれらの名称を以下に
記載する。
【0049】色素移行バリヤ層ポリマー Butvar B-76(登録商標)(Monsanto社) ;ポリ(ビニルブ
チラール−コ−ビニルアルコール) (ビニルアルコール分9〜13%)、Tg=58℃、MW=45
-55,000(重量平均)
チラール−コ−ビニルアルコール) (ビニルアルコール分9〜13%)、Tg=58℃、MW=45
-55,000(重量平均)
【0050】粒状添加物〔比較用〕 Aerosil 972(登録商標)(Degussa 社) ;疎水変性コロイ
ドシリカ SDVB2 ;ポリスチレン−ジビニルベンゼンビーズ(ジビ
ニルベンゼン30%、平均粒径2μm(体積)) SCVB2X;SDVB2 と同じであるが、但し、コロイド安定剤
として使用した表面シリカを塩基水溶液で除去してから
塗布した。 SDVB4 ;ポリスチレン−ジビニルベンゼンビーズ(ジビ
ニルベンゼン5%、平均粒径4μm(体積))
ドシリカ SDVB2 ;ポリスチレン−ジビニルベンゼンビーズ(ジビ
ニルベンゼン30%、平均粒径2μm(体積)) SCVB2X;SDVB2 と同じであるが、但し、コロイド安定剤
として使用した表面シリカを塩基水溶液で除去してから
塗布した。 SDVB4 ;ポリスチレン−ジビニルベンゼンビーズ(ジビ
ニルベンゼン5%、平均粒径4μm(体積))
【0051】微小粒状添加物〔本発明〕 MP;Meyersらの米国特許第4,708,923号明細書
の製法Aに記載されているように調製したポリ(イソブ
チルメタクリレート−コ−2−エチルヘキシルメタクリ
レート−コ−ジビニルベンゼン)(モノマー重量比67
/31/2) 粒径0.05〜0.1μm
の製法Aに記載されているように調製したポリ(イソブ
チルメタクリレート−コ−2−エチルヘキシルメタクリ
レート−コ−ジビニルベンゼン)(モノマー重量比67
/31/2) 粒径0.05〜0.1μm
【0052】上記の材料の他に、本発明のこの実施例及
び後のすべての実施例の色素移行バリヤ層コーティング
はどれも、被覆側を識別するためのポリ(スチレン−コ
−ジビニルベンゼン)(0.086g/m2 )(ジビニ
ルベンゼン5%)のスペーサービーズ(体積平均粒径1
2μm)と、DC−1248界面活性剤(Dow Corning
社)(0.01g/m2 )を含有する。
び後のすべての実施例の色素移行バリヤ層コーティング
はどれも、被覆側を識別するためのポリ(スチレン−コ
−ジビニルベンゼン)(0.086g/m2 )(ジビニ
ルベンゼン5%)のスペーサービーズ(体積平均粒径1
2μm)と、DC−1248界面活性剤(Dow Corning
社)(0.01g/m2 )を含有する。
【0053】厚さ100μmのポリ(エチレンテレフタ
レート)支持体の上に、シングルスロットホッパーによ
って、厚さ0.8μmのクッション層を押出した後、溶
液塗布量65cc/m2 で2−ブタノンから層成分のコ
ーティングを25.4cmの幅で押出しすることによっ
て、色素移行バリヤ層コーティングA〜H(比較例)、
1〜3(本発明)及び対照のすべてを形成した。層成分
の乾燥付着量を表1に記載する。
レート)支持体の上に、シングルスロットホッパーによ
って、厚さ0.8μmのクッション層を押出した後、溶
液塗布量65cc/m2 で2−ブタノンから層成分のコ
ーティングを25.4cmの幅で押出しすることによっ
て、色素移行バリヤ層コーティングA〜H(比較例)、
1〜3(本発明)及び対照のすべてを形成した。層成分
の乾燥付着量を表1に記載する。
【0054】KODAK APPROVAL(登録商
標)ラミネーターを使用して被覆色素移行バリヤ層をCh
ampion Textweb紙へ転写することによって、ブレークラ
インにおける延伸の度合い及び縁部の粗雑な裂け目につ
いて色素移行バリヤ層コーティングを評価した。ドラム
温度を105℃に、また溶融ローラー温度を125℃に
設定した。これらの温度は最適設定値とされている温度
である。ブレークラインにおける延伸傾向は、ストップ
ウォッチを用いて、色素移行バリヤ層がその支持体から
分離し始める時点から延伸した材料の目に見える最後の
ストランドが最終破断するまでの時間を計測することに
よって測定した。
標)ラミネーターを使用して被覆色素移行バリヤ層をCh
ampion Textweb紙へ転写することによって、ブレークラ
インにおける延伸の度合い及び縁部の粗雑な裂け目につ
いて色素移行バリヤ層コーティングを評価した。ドラム
温度を105℃に、また溶融ローラー温度を125℃に
設定した。これらの温度は最適設定値とされている温度
である。ブレークラインにおける延伸傾向は、ストップ
ウォッチを用いて、色素移行バリヤ層がその支持体から
分離し始める時点から延伸した材料の目に見える最後の
ストランドが最終破断するまでの時間を計測することに
よって測定した。
【0055】これらの時間を、秒単位で、表1〜3の
「ラミネーション ストレッチ タイム」の欄に記載す
る。起こりうる最も短いストレッチタイム(ブレークラ
インにおける瞬間的破断を示唆する)は1秒であった。
この最短時間が0にならない理由は、スカイブがその静
止位置へ戻った瞬間から計時を始めるのが便利だからで
ある。というのは、これがドラムの動きに対して正確に
同じ時点で常に起こる目と耳ではっきりと確認できる事
項だからである。このスカイブの戻り動作は、分離が始
まる約1秒前に起こった。
「ラミネーション ストレッチ タイム」の欄に記載す
る。起こりうる最も短いストレッチタイム(ブレークラ
インにおける瞬間的破断を示唆する)は1秒であった。
この最短時間が0にならない理由は、スカイブがその静
止位置へ戻った瞬間から計時を始めるのが便利だからで
ある。というのは、これがドラムの動きに対して正確に
同じ時点で常に起こる目と耳ではっきりと確認できる事
項だからである。このスカイブの戻り動作は、分離が始
まる約1秒前に起こった。
【0056】ストレッチタイムの0.5秒の短縮は統計
的に有意であると見なした。縁部の粗雑な引裂きと延伸
傾向の有意且つ有用な低減は、約4秒のストレッチタイ
ムにおいて認められた。好ましくは、約3秒以下の時間
が最も望まれた。3.5秒未満の時間は、積層された紙
と使用済みのプレラミネート支持体との両方において完
全に直線で且つシャープな前縁をもたらした。以下の結
果が得られた。
的に有意であると見なした。縁部の粗雑な引裂きと延伸
傾向の有意且つ有用な低減は、約4秒のストレッチタイ
ムにおいて認められた。好ましくは、約3秒以下の時間
が最も望まれた。3.5秒未満の時間は、積層された紙
と使用済みのプレラミネート支持体との両方において完
全に直線で且つシャープな前縁をもたらした。以下の結
果が得られた。
【0057】
【表1】
【0058】*転写層の前縁部において離層が始まって
から延伸層が完全に破断するまでの時間(秒) **色素移行バリヤ層は紙に転写しなかった ***色素移行バリヤ層は紙に転写し始めたが、完全に
は転写しなかった
から延伸層が完全に破断するまでの時間(秒) **色素移行バリヤ層は紙に転写しなかった ***色素移行バリヤ層は紙に転写し始めたが、完全に
は転写しなかった
【0059】表1のデータは、縁部の粗雑な引裂きやブ
レークラインの延伸を低減する有用な色素移行バリヤ層
を提供する上で、本発明の架橋粒子がシリカ粒子やより
大きなビーズよりも優れていることを示唆している。比
較用コーティングB〜Gにおける破損様式は、紙に対す
る接着性が不十分であるか或いはプレラミネートクッシ
ョン層/支持体から剥離できないことにより、層が紙へ
適切に転写できないというものであった。適切な転写が
起こった場合には、比較用コーティングA及びHにある
ように、ストレッチタイムは増加したかまたは一定のま
まであった。
レークラインの延伸を低減する有用な色素移行バリヤ層
を提供する上で、本発明の架橋粒子がシリカ粒子やより
大きなビーズよりも優れていることを示唆している。比
較用コーティングB〜Gにおける破損様式は、紙に対す
る接着性が不十分であるか或いはプレラミネートクッシ
ョン層/支持体から剥離できないことにより、層が紙へ
適切に転写できないというものであった。適切な転写が
起こった場合には、比較用コーティングA及びHにある
ように、ストレッチタイムは増加したかまたは一定のま
まであった。
【0060】さらに、比較用コーティングA〜Hはどれ
も望ましくないほど高い光散乱性と不十分な透明性をも
たらした。対照的に、実施例1〜3が示すように、ポリ
マーButvar B-76(登録商標)の全部または一部の代替と
して本発明の小さな架橋粒子を包含させると、ストレッ
チタイム及び縁部粗さが有意に減少した。
も望ましくないほど高い光散乱性と不十分な透明性をも
たらした。対照的に、実施例1〜3が示すように、ポリ
マーButvar B-76(登録商標)の全部または一部の代替と
して本発明の小さな架橋粒子を包含させると、ストレッ
チタイム及び縁部粗さが有意に減少した。
【0061】実施例1〜3における色素移行バリヤ層及
び対照を含有するTextweb 紙上に、米国特許第5,05
3,381号明細書に記載されているKODAK AP
PROVAL(登録商標)システム(Eastman Kodak社)
のラミネーター、イメージライター、中間受容体シート
及び色素供与体シートを使用して、4色ハーフトーン印
刷画像を製作した。本発明のコーティング1〜3によっ
て製作されたいずれの画像も、対照に匹敵する色濃度、
比色性(SWOP)、画像堅牢性及び耐色素移行性を示
した。
び対照を含有するTextweb 紙上に、米国特許第5,05
3,381号明細書に記載されているKODAK AP
PROVAL(登録商標)システム(Eastman Kodak社)
のラミネーター、イメージライター、中間受容体シート
及び色素供与体シートを使用して、4色ハーフトーン印
刷画像を製作した。本発明のコーティング1〜3によっ
て製作されたいずれの画像も、対照に匹敵する色濃度、
比色性(SWOP)、画像堅牢性及び耐色素移行性を示
した。
【0062】実施例2 この実施例は、縁部の粗雑な引裂きとブレークラインの
伸びを低減することにおける本発明の結晶性可塑剤の有
効性を常用の液体可塑剤と比較するものである。下記の
比較用液体可塑剤は、Monsanto社刊行物No.6070Fにより
有効なButvar(登録商標) 用可塑剤として推奨されてい
るものである。実施例1に記載した物質の他、以下の可
塑剤を表2に示した量で使用した。
伸びを低減することにおける本発明の結晶性可塑剤の有
効性を常用の液体可塑剤と比較するものである。下記の
比較用液体可塑剤は、Monsanto社刊行物No.6070Fにより
有効なButvar(登録商標) 用可塑剤として推奨されてい
るものである。実施例1に記載した物質の他、以下の可
塑剤を表2に示した量で使用した。
【0063】液体可塑剤〔比較用〕 DBS ;セバシン酸ジブチル DBP ;フタル酸ジブチル TBC ;クエン酸トリブチル
【0064】結晶性可塑剤〔本発明〕 PCL0260 ;Tone 0260(登録商標) としてUnion Carbide
社より市販のポリカプロラクトン、MW=3000、MP=50〜
60℃ PCL300;Tone 300 (登録商標) としてUnion Carbide 社
より市販のポリカプロラクトン、MW=11000 、MP=50〜
56℃ PCL767;Tone 767 (登録商標) としてUnion Carbide 社
より市販のポリカプロラクトン、MW=40000 、MP=60〜
62℃ PCL787;Tone 787 (登録商標) としてUnion Carbide 社
より市販のポリカプロラクトン、MW=80000 、MP=60〜
62℃ PE612-1 ;1〜10モル%のトリメチロールプロパン分
岐剤を含む1,12−ドデカン二酸と1,6−ヘキサン
ジオールのポリエステル、MW=16000 、MP=70〜72℃、
Eastman Chemicals 社 PE612-2 ;同上、MW=11000 、MP=78℃ PE612-3 ;同上、MW=5800、MP=76℃ PE612-4 ;同上、MW=54000 、MP=75℃ PE612-5 ;同上、MW=26000 、MP=63℃
社より市販のポリカプロラクトン、MW=3000、MP=50〜
60℃ PCL300;Tone 300 (登録商標) としてUnion Carbide 社
より市販のポリカプロラクトン、MW=11000 、MP=50〜
56℃ PCL767;Tone 767 (登録商標) としてUnion Carbide 社
より市販のポリカプロラクトン、MW=40000 、MP=60〜
62℃ PCL787;Tone 787 (登録商標) としてUnion Carbide 社
より市販のポリカプロラクトン、MW=80000 、MP=60〜
62℃ PE612-1 ;1〜10モル%のトリメチロールプロパン分
岐剤を含む1,12−ドデカン二酸と1,6−ヘキサン
ジオールのポリエステル、MW=16000 、MP=70〜72℃、
Eastman Chemicals 社 PE612-2 ;同上、MW=11000 、MP=78℃ PE612-3 ;同上、MW=5800、MP=76℃ PE612-4 ;同上、MW=54000 、MP=75℃ PE612-5 ;同上、MW=26000 、MP=63℃
【0065】この実施例のコーティングとそれらに対応
する成分を表2に記載した。先の実施例と同様、どのコ
ーティングも実施例1の方法によって2−ブタノンから
塗布した。実施例1と同様に縁部の粗雑な引裂きと積層
破断時間とについて評価し、その結果を表2に記載し
た。
する成分を表2に記載した。先の実施例と同様、どのコ
ーティングも実施例1の方法によって2−ブタノンから
塗布した。実施例1と同様に縁部の粗雑な引裂きと積層
破断時間とについて評価し、その結果を表2に記載し
た。
【0066】先に記載した最適温度の他に、加温が不十
分なラミネーターの模擬試験を実施するため、ラミネー
ターの設定温度を10℃低くして(ドラム=95℃、溶
融ローラー=115℃)一部のコーティングについて評
価した。被覆した色素移行バリヤ層(コーティングI〜
K、7、10、15及び対照)のガラス転移温度を、被
覆層をポリエチレンクッション層/支持体から剥離する
ことによって得られた試料について示差走査熱量計で測
定した。以下の結果が得られた。
分なラミネーターの模擬試験を実施するため、ラミネー
ターの設定温度を10℃低くして(ドラム=95℃、溶
融ローラー=115℃)一部のコーティングについて評
価した。被覆した色素移行バリヤ層(コーティングI〜
K、7、10、15及び対照)のガラス転移温度を、被
覆層をポリエチレンクッション層/支持体から剥離する
ことによって得られた試料について示差走査熱量計で測
定した。以下の結果が得られた。
【0067】
【表2】
【0068】*転写層の前縁部において離層が始まって
から延伸層が完全に破断するまでの時間(秒) **標準温度は最適なラミネーター温度設定値:ドラム
/溶融ローラー=105/125℃ ***低温は起こりうる最低温度設定値:ドラム/溶融
ローラー=95/115℃
から延伸層が完全に破断するまでの時間(秒) **標準温度は最適なラミネーター温度設定値:ドラム
/溶融ローラー=105/125℃ ***低温は起こりうる最低温度設定値:ドラム/溶融
ローラー=95/115℃
【0069】表2のデータは、ストレッチタイムが変わ
らないかまたは長くなる対照や液体可塑剤(比較用コー
ティングI〜J)とは対照的に、結晶性可塑剤(本発明
の実施例4〜25)はラミネーションストレッチタイム
及び縁部の粗雑な引裂きを大幅に低減する上で有用であ
ることを明白に示している。ガラス転移温度データは液
体可塑剤と結晶性可塑剤がどちらも同等に層の軟化温度
を低下したことを示しているが、ブレークラインの延伸
を減少させる点では本発明の結晶性物質だけが有効であ
った。
らないかまたは長くなる対照や液体可塑剤(比較用コー
ティングI〜J)とは対照的に、結晶性可塑剤(本発明
の実施例4〜25)はラミネーションストレッチタイム
及び縁部の粗雑な引裂きを大幅に低減する上で有用であ
ることを明白に示している。ガラス転移温度データは液
体可塑剤と結晶性可塑剤がどちらも同等に層の軟化温度
を低下したことを示しているが、ブレークラインの延伸
を減少させる点では本発明の結晶性物質だけが有効であ
った。
【0070】低温設定値で得られたラミネーションスト
レッチタイム(表2)はまた、とりわけ問題なく積層で
きる温度範囲を拡張する点で本発明の材料が有用である
ことを例示している。対照が粗雑な縁部における突発的
な破損と機械的目詰まりを示すような低温設定値におい
て、一部の本発明のコーティング(15、19、20、
21、24)が4秒以下の短い破断時間とシャープなブ
レークラインを与えたことは注目に値する。コーティン
グ21〜25は、微小粒子と結晶性可塑剤との組合せに
よって上記の効果がさらに改善されることを示してお
り、これらの有益な効果が加法的であったことを示唆し
ている。
レッチタイム(表2)はまた、とりわけ問題なく積層で
きる温度範囲を拡張する点で本発明の材料が有用である
ことを例示している。対照が粗雑な縁部における突発的
な破損と機械的目詰まりを示すような低温設定値におい
て、一部の本発明のコーティング(15、19、20、
21、24)が4秒以下の短い破断時間とシャープなブ
レークラインを与えたことは注目に値する。コーティン
グ21〜25は、微小粒子と結晶性可塑剤との組合せに
よって上記の効果がさらに改善されることを示してお
り、これらの有益な効果が加法的であったことを示唆し
ている。
【0071】実施例1と同様に、コーティング5、7、
10、13、15、21〜25及び対照において色素移
行バリヤ層を含有するTextweb 紙上に4色ハーフトーン
印刷画像を製作した。本発明によって製作されたいずれ
の画像も、対照に匹敵する色濃度、比色性(SWO
P)、画像堅牢性及び耐色素移行性を示した。
10、13、15、21〜25及び対照において色素移
行バリヤ層を含有するTextweb 紙上に4色ハーフトーン
印刷画像を製作した。本発明によって製作されたいずれ
の画像も、対照に匹敵する色濃度、比色性(SWO
P)、画像堅牢性及び耐色素移行性を示した。
【0072】実施例3 この実施例は、上記の結晶性可塑剤及び架橋微小粒子を
組み合わせて、上記コーティングのすべてに用いられて
いたButvar B-76(登録商標) と色素移行バリヤ層ポリマ
ーとしての他の2種類のポリマー材料とを比較するもの
である。使用した材料は以下のとおりである。 ACRYLOID (登録商標) B-44;ポリ(メチルメタクリレー
ト−コ−n−ブチルメタクリレート)樹脂、Rohm & Haa
s 、Tg=60℃ PETBA(商品名) ;テレフタル酸と、エチレングリコール
(50モル%)と4,4”−ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)−ビスフェノールA(50モル%)とを含む線状ポ
リエステル、Tg=80℃、MW=54-64000
組み合わせて、上記コーティングのすべてに用いられて
いたButvar B-76(登録商標) と色素移行バリヤ層ポリマ
ーとしての他の2種類のポリマー材料とを比較するもの
である。使用した材料は以下のとおりである。 ACRYLOID (登録商標) B-44;ポリ(メチルメタクリレー
ト−コ−n−ブチルメタクリレート)樹脂、Rohm & Haa
s 、Tg=60℃ PETBA(商品名) ;テレフタル酸と、エチレングリコール
(50モル%)と4,4”−ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)−ビスフェノールA(50モル%)とを含む線状ポ
リエステル、Tg=80℃、MW=54-64000
【0073】この実施例のコーティングとそれぞれの成
分を表3に記載する。コーティング26〜28並びに対
照−1及び対照−2は実施例1の方法によって2−ブタ
ノンから塗布し、またコーティング29〜31及び対照
−3は塗布助剤として添加したDC−510(Dow Corni
ng) を0.011g/m2 含むジクロロメタンから塗布
した。実施例1と同様に粗雑な縁部とラミネーション破
断時間について評価し、以下の結果を得た。
分を表3に記載する。コーティング26〜28並びに対
照−1及び対照−2は実施例1の方法によって2−ブタ
ノンから塗布し、またコーティング29〜31及び対照
−3は塗布助剤として添加したDC−510(Dow Corni
ng) を0.011g/m2 含むジクロロメタンから塗布
した。実施例1と同様に粗雑な縁部とラミネーション破
断時間について評価し、以下の結果を得た。
【0074】
【表3】
【0075】上記の結果は、本発明の材料が多種多様な
色素移行バリヤ層ポリマーにおいて有用であることを示
している。
色素移行バリヤ層ポリマーにおいて有用であることを示
している。
【0076】
【発明の効果】本発明を使用することによって、転写さ
れる領域と転写されない領域との所期の境界においてき
れいに且つシャープに破断し、透明または半透明であ
り、プレラミネートシートの支持体から容易に分離し、
紙基材に付着し、そして紙中への色素移行に対する有効
なバリヤを形成する、そのような改善された色素移行バ
リヤ層が提供される。
れる領域と転写されない領域との所期の境界においてき
れいに且つシャープに破断し、透明または半透明であ
り、プレラミネートシートの支持体から容易に分離し、
紙基材に付着し、そして紙中への色素移行に対する有効
なバリヤを形成する、そのような改善された色素移行バ
リヤ層が提供される。
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)色素供与体要素を像様加熱して色
素像を中間色素受容要素の高分子色素像受容層へ転写す
ることによって感熱色素転写像を形成する工程と、 (b)一定の厚さを有する色素移行バリヤ層を紙基材の
片面に適用する工程と、 (c)受像した高分子色素像受容層を、前記紙基材の前
記色素移行バリヤ層が適用されている表面に転写する工
程とを含むカラー画像の形成方法であって、前記色素移
行バリヤ層が、 (1)前記色素移行バリヤ層の厚さの半分以下の平均直
径を有する架橋ポリマー粒子、または (2)結晶性高分子量可塑剤を含有するポリマーであっ
て、該結晶性高分子量可塑剤が前記ポリマーと少なくと
も部分的に相溶性があり且つ135℃未満の結晶融点を
示す前記ポリマーを含むカラー画像の形成方法。
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US145893 | 1993-10-29 | ||
US08/145,893 US5342821A (en) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | Dye migration barrier layer for dual laminate process for thermal color proofing |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07186558A JPH07186558A (ja) | 1995-07-25 |
JP2732806B2 true JP2732806B2 (ja) | 1998-03-30 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JPH10129115A (ja) * | 1996-10-28 | 1998-05-19 | Fujicopian Co Ltd | 中間転写方式熱転写記録方法 |
US5759741A (en) * | 1997-02-11 | 1998-06-02 | Eastman Kodak Company | Barrier layer for laser ablative imaging |
US6190831B1 (en) | 1998-09-29 | 2001-02-20 | Kodak Polychrome Graphics Llc | Processless direct write printing plate having heat sensitive positively-charged polymers and methods of imaging and printing |
US6294308B1 (en) * | 1999-10-15 | 2001-09-25 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Thermal imaging process and products using image rigidification |
AU2005200175B2 (en) * | 1999-10-15 | 2008-05-08 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Thermal imaging process and products using image rigidification |
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US7375857B1 (en) | 2000-09-22 | 2008-05-20 | Eastman Kodak Company | Print proofing with color and screen matching |
US6565694B2 (en) * | 2001-07-24 | 2003-05-20 | Eastman Kodak Company | Method of preparing metal plates to allow lamination of a pre-press color proof |
US6554941B2 (en) * | 2001-08-30 | 2003-04-29 | Eastman Kodak Company | Method of image reversal of a pre-press color proof by means of lamination |
US6786565B2 (en) | 2001-09-24 | 2004-09-07 | Creo Americas, Inc. | Inkjet proofing with matched color and screen resolution |
TWI273991B (en) * | 2002-05-15 | 2007-02-21 | Kiwa Chemical Ind Co Ltd | Laminate for printing and printing method and printed matter using the same |
FI111922B (fi) * | 2002-05-31 | 2003-10-15 | Perlos Oyj | Menetelmä kolmiulotteisten pintojen kuviointiin |
US6825150B2 (en) * | 2003-02-26 | 2004-11-30 | Eastman Kodak Company | Thermal dye-transfer receiving element with microvoided substrate and method of making the same |
US20050196607A1 (en) | 2003-06-09 | 2005-09-08 | Shih Frank Y. | Multi-layer dry paint decorative laminate having discoloration prevention barrier |
AU2004290233B2 (en) * | 2003-11-14 | 2008-04-10 | Kiwa Chemical Industry Co., Ltd. | Retroreflective Sheet for Security and Method for Manufacturing the Same |
CN100447832C (zh) * | 2003-11-14 | 2008-12-31 | 纪和化学工业株式会社 | 安全标贴及其制造方法 |
GB0608756D0 (en) | 2006-05-03 | 2006-06-14 | Benoist Girard Sas | Prosthetic acetabular cup with outwardly projecting flange |
JP3173227U (ja) * | 2008-12-22 | 2012-02-02 | イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド | 布帛への図柄の貼付 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5053381A (en) * | 1990-10-31 | 1991-10-01 | Eastman Kodak Company | Dual laminate process for thermal color proofing |
US5392059A (en) * | 1991-05-13 | 1995-02-21 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Image forming method using thermal transfer |
-
1993
- 1993-10-29 US US08/145,893 patent/US5342821A/en not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-09-14 DE DE69400310T patent/DE69400310T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-09-14 EP EP19940114438 patent/EP0652482B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-10-27 JP JP26353494A patent/JP2732806B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
EP0652482B1 (en) | 1996-07-17 |
JPH07186558A (ja) | 1995-07-25 |
DE69400310D1 (de) | 1996-08-22 |
US5342821A (en) | 1994-08-30 |
EP0652482A1 (en) | 1995-05-10 |
DE69400310T2 (de) | 1996-11-21 |
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