JPH10312839A - 中間端子付可撓バスバー - Google Patents
中間端子付可撓バスバーInfo
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- JPH10312839A JPH10312839A JP11979597A JP11979597A JPH10312839A JP H10312839 A JPH10312839 A JP H10312839A JP 11979597 A JP11979597 A JP 11979597A JP 11979597 A JP11979597 A JP 11979597A JP H10312839 A JPH10312839 A JP H10312839A
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Abstract
バーを分割せずに多回路への分配が可能であり、しか
も、バスバーの位置誤差等による応力集中が除去できる
中間端子付可撓バスバーを得る。 【解決手段】 可撓導体33の両端に端子部材35を固
定し、この端子部材35を電極等の接続対象に接続する
ことで接続対象間を電気的に接続する可撓バスバー31
において、可撓導体33に中間端子部材39を設ける。
Description
接続箱等における大電流用バスバーの立体配索部位に用
いて好適な中間端子付可撓バスバーに関するものであ
る。
電流用バスバーは、導電容量を大きく確保するため断面
積の大きい金属材からなり、剛性が高い。このような電
気接続箱において、多回路を分配して且つ外部へ接続さ
れるバスバーは、複数箇所で屈曲されて立体配索され
る。
を示す側面図である。電気接続箱1を貫通して立体配索
されるバスバー群3は、一体形状では電気接続箱1を通
せないため、一端をヒューズ5に接続したフラットバス
バー7と、このフラットバスバー7及び電気接続箱1内
のバスバー8を接続するZ形バスバー9と、電気接続箱
1の外部へ突出したフラットバスバー7の他端及び不図
示の外部給電側を接続するZ形バスバー11とをそれぞ
れ分割して構成してある。それぞれの接続部は、ボルト
13、ナット15により螺着される。なお、図中、16
はゴム材等からなる絶縁グロメット、17はヒューズホ
ルダーである。このように、従来のバスバーは、立体配
索されるバスバー群3を複数に分割することにより、多
回路への分配を行い且つ電気接続箱外部への接続を可能
としていた。
続するための端子装置として、銅撚線を用いたものが提
案されている。図8は銅撚線を用いた従来の端子装置の
斜視図、図9は図8の端子装置を用いた導体間の接続例
を示す側断面図である。この端子装置21は、貫通孔2
3の穿設された一対の端子部材25を、曲げと捩じりが
可能な銅撚線からなる可撓導体27により接続してあ
る。従って、図9に示すように端子装置21をバスバー
貫通穴29に挿通した後、可撓導体27を屈曲すること
で、このバスバー貫通穴29に直交する方向の導体接続
面30に端子部材25を螺着することができた。
示した従来のバスバーでは、バスバー群3を複数に分割
してこれらをボルト13、ナット15により螺着してい
たので、部品点数が増えるとともに、組付け作業性の悪
い欠点があった。また、分割した単品においても複雑な
曲げ加工が必要とされる場合では加工コストの増大する
問題があった。更に、剛性の高いバスバーをそれぞれ接
続して立体配索するため、バスバー自体の製造誤差、或
いはバスバー相互間に相対位置誤差が生じている場合、
バスバーの可撓によってはその誤差が吸収できず、締結
後のバスバー群のどこかに応力が集中し、接続部の信頼
性を低下させる虞れがあった。一方、図8に示す端子装
置21では、可撓導体27によって曲げと捩じりが吸収
できるため、バスバー相互間の相対位置誤差による応力
集中は除去できるものの、両端の端子部材25のみを介
して接続を行うため、多回路を分配する接続には用いる
ことができなかった。本発明は上記状況に鑑みてなされ
たもので、曲げ加工が不要であるとともに、多数のバス
バーを分割せずに多回路への分配が可能であり、しか
も、バスバーの位置誤差等による応力集中が除去できる
中間端子付可撓バスバーを提供し、コストの低減、組付
け作業性の向上、接続部の信頼性向上を同時に図ること
を目的とする。
の本発明に係る中間端子付可撓バスバーの構成は、可撓
導体の両端に端子部材を固定し、該端子部材を電極等の
接続対象に接続することで該接続対象間を電気的に接続
する可撓バスバーにおいて、前記可撓導体に中間端子部
材を設けたことを特徴とするものである。そして、中間
端子付可撓バスバーは、前記中間端子部材を前記可撓導
体に対して移動自在に取り付けたことを特徴とするもの
であってもよい。また、中間端子付可撓バスバーの前記
中間端子部材は、前記可撓導体を挿通する挿通空間を形
成した本体金具と、前記挿通空間に位置して前記可撓導
体に接する押圧板と、前記可撓導体の挿通方向と直交す
る方向で前記本体金具に形成してあり前記挿通空間へ貫
通するネジ孔と、該ネジ孔に螺合し相手側バスバーを前
記本体金具に螺着するとともに先端で前記押圧板を前記
可撓導体方向に押圧するボルトとからなることを特徴と
するものであってもよい。
ーでは、可撓導体に中間端子部材が設けられ、多数のバ
スバーを分割せずに多回路への分配が可能となり、且つ
バスバーの位置誤差等による応力集中が除去される。中
間端子部材を可撓導体に対して移動自在に取り付けた中
間端子付可撓バスバーでは、可撓導体の長手方向及び可
撓導体の長手方向に直交する方向に中間端子部材の位置
が変位可能となる。また、中間端子部材を、本体金具
と、押圧板と、ボルトとにより構成した中間端子付可撓
バスバーでは、中間端子部材を移動自在にしながら、相
手バスバーと可撓導体との接触面積を大きく確保でき
る。
撓バスバーの好適な実施の形態を図面を参照して詳細に
説明する。なお、図7に示した部材と同一の部材には同
一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。
図1は本発明に係る中間端子付可撓バスバーを用いた電
気接続箱等における立体配索例を示す側面図、図2は図
1の中間端子付可撓バスバーの平面図、図3は図2の中
間端子付可撓バスバーのA−A断面図である。図2に示
すように、この実施形態による中間端子付可撓バスバー
31は、例えば帯状に形成した可撓導体33の両端に、
銅板からなる端子部材35をプレス加工により固着して
ある。可撓導体33としては、例えば銅撚線(編組)を
好適に用いることができる。可撓導体33に固着した端
子部材35には、ボルト挿通用の貫通孔37を穿設して
ある。可撓導体33には、銅板からなる中間端子部材3
9をプレス加工により固着してあり、この中間端子部材
39にも同様にしてボルト挿通用の貫通孔37を穿設し
てある。
2、図3に示す絶縁材41によって被覆するものであっ
てもよい。絶縁材41としては、例えばゴム系の熱収縮
チューブを好適に用いることができる。なお、中間端子
部材39は、可撓導体33に複数個設けるものであって
もよい。
ー31を用いて、図7に示した従来の立体配索を行うに
は、中間端子付可撓バスバー31の一端の端子部材35
を電気接続箱1内のバスバー8にボルト13、ナット1
5により螺着し、他端側を電気接続箱1の外部へ導出す
るとともに、中間端子部材39をフラットバスバー7に
螺着することで、立体配索が完了する。
ことにより、従来、分割して形成していた二つのZ形バ
スバー8、11(図7参照)が不要になり、且つフラッ
トバスバー7も全長の短いものが使用可能となる。この
結果、屈曲した複数の単体バスバーを分割形成する必要
がなくなり、部品点数を少なくすることができる。ま
た、これに伴い、ボルト13、ナット15の締結箇所を
減らすことができ、組付け作業性を向上させることがで
きる。更に、それぞれの端子部材35、中間端子部材3
9が可撓導体33を介して連結されているため、相手側
バスバー相互間に相対位置誤差が生じていても、可撓導
体33によってその誤差を吸収することができ、締結後
に応力の集中することがなく、接続部の信頼性を向上さ
せることができる。
つ設けた場合を例に説明したが、複数の中間端子部材3
9を可撓導体33に設けることで、更に多数回路への分
配を行いながら且つ組付け時の誤差を吸収して、より複
雑な立体配索を可能にすることができる。
ーの他の実施形態を図4乃至図6に基づき説明する。図
4は他の実施形態を示す斜視図、図5は図4に示した中
間端子付可撓バスバーの使用例を示す分解斜視図、図6
は相手バスバーを螺着した状態の図5に示す中間端子付
可撓バスバーの断面図である。この実施形態による中間
端子付可撓バスバー51は、上述の中間端子付可撓バス
バー31と同様に、可撓導体33の両端に端子部材35
を固着してある。一方、可撓導体33に設けた中間端子
部材53は、可撓導体33に対して移動自在となってい
る。図5に示すように、中間端子部材53は、可撓導体
33を挿通する挿通空間55を形成した本体金具57
と、この挿通空間55に位置して可撓導体33に接する
押圧板59と、可撓導体33の挿通方向と直交する方向
で本体金具57に形成したネジ孔61と、このネジ孔6
1に螺合するボルト63とからなる。本体金具57は、
相手バスバー65の接触面となる平坦な外壁面57aを
有しており、この外壁面57aにネジ孔61を形成して
ある。
ー51の作用を説明する。中間端子付可撓バスバー51
は、両端の端子部材35を不図示の相手バスバーに螺着
した後、中間端子部材53を可撓導体33に対して移動
させて、相手バスバー65のボルト孔67にネジ孔61
を一致させる。相手バスバー65のボルト孔67に挿通
したボルト63を本体金具57のネジ孔61に螺合す
る。従って、ボルト63を締めつけることにより、相手
バスバー65が本体金具57の外壁面57aに螺着され
るとともに、ボルト63の先端が押圧板59を押圧し、
押圧板59が可撓導体33を本体金具57の内壁面に圧
接する(図6の状態参照)。
ー51によれば、中間端子部材53を可撓導体33に対
して移動自在としてあるので、中間端子部材53を可撓
導体33に対して移動することで可撓導体33の長手方
向に、又可撓導体33の可撓により可撓導体33の長手
方向に直交する方向に中間端子部材53の位置が変位可
能となり、相手バスバー65の位置誤差に対して、更に
柔軟に対応することができるようになる。また、相手バ
スバー65と可撓導体33のそれぞれが、中間端子部材
53を介して面接触するので、ボルト63のみを介する
接触構造に比べて、接触面積を大きく確保することがで
き、電流抵抗を小さくして、発熱の少ない良好な接続構
造を実現することができる。
る中間端子付可撓バスバーによれば、可撓導体に中間端
子部材を設けたので、曲げ加工を不要にできるととも
に、多数のバスバーを分割せずに多回路への分配が可能
となり、しかも、バスバーの位置誤差等による応力集中
を除去することができる。この結果、コストの低減、組
付け作業性の向上、接続部の信頼性向上を同時に達成す
ることができる。そして、中間端子部材を可撓導体に対
して移動自在に取り付けた中間端子付可撓バスバーによ
れば、可撓導体の長手方向及び可撓導体の長手方向に直
交する方向に中間端子部材の位置が変位可能となり、相
手バスバーの位置誤差に対して、更に柔軟に対応するこ
とができる。また、中間端子部材を、本体金具と、押圧
板と、ボルトとにより構成した中間端子付可撓バスバー
によれば、相手バスバーと可撓導体との接触面積を大き
く確保しながら、中間端子部材を移動自在に構成するこ
とができる。
電気接続箱等における立体配索例を示す側面図である。
る。
である。
を示す分解斜視図である。
端子付可撓バスバーの断面図である。
図である。
る。
側断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 可撓導体の両端に端子部材を固定し、該
端子部材を電極等の接続対象に接続することで該接続対
象間を電気的に接続する可撓バスバーにおいて、 前記可撓導体に中間端子部材を設けたことを特徴とする
中間端子付可撓バスバー。 - 【請求項2】 前記中間端子部材を前記可撓導体に対し
て移動自在に取り付けたことを特徴とする請求項1記載
の中間端子付可撓バスバー。 - 【請求項3】 前記中間端子部材は、 前記可撓導体を挿通する挿通空間を形成した本体金具
と、 前記挿通空間に位置して前記可撓導体に接する押圧板
と、 前記可撓導体の挿通方向と直交する方向で前記本体金具
に形成してあり前記挿通空間へ貫通するネジ孔と、 該ネジ孔に螺合し相手側バスバーを前記本体金具に螺着
するとともに先端で前記押圧板を前記可撓導体方向に押
圧するボルトとからなることを特徴とする請求項2記載
の中間端子付可撓バスバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11979597A JP3682816B2 (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 中間端子付可撓バスバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11979597A JP3682816B2 (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 中間端子付可撓バスバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10312839A true JPH10312839A (ja) | 1998-11-24 |
JP3682816B2 JP3682816B2 (ja) | 2005-08-17 |
Family
ID=14770420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11979597A Expired - Fee Related JP3682816B2 (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 中間端子付可撓バスバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3682816B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008245461A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Toyota Motor Corp | バスバーおよびインバータ装置 |
JP2011172401A (ja) * | 2010-02-19 | 2011-09-01 | Denso Corp | バスバーの締結構造および電力変換装置 |
JP2022095635A (ja) * | 2017-09-22 | 2022-06-28 | ザ・ノコ・カンパニー | 充電式バッテリジャンプスタート装置及びバッテリフレーム |
JP2022106698A (ja) * | 2017-08-30 | 2022-07-20 | ザ・ノコ・カンパニー | 高導電性ケーブル接続デバイスを備えた充電式ジャンプスタート装置 |
-
1997
- 1997-05-09 JP JP11979597A patent/JP3682816B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US11804724B2 (en) | 2017-08-30 | 2023-10-31 | The Noco Company | Rechargeable jump starting device having a highly electrically conductive cable connecting device |
US12051927B2 (en) | 2017-08-30 | 2024-07-30 | The Noco Company | Rechargeable jump starting device having a highly electrically conductive cable connecting device |
JP2022095635A (ja) * | 2017-09-22 | 2022-06-28 | ザ・ノコ・カンパニー | 充電式バッテリジャンプスタート装置及びバッテリフレーム |
US11811252B2 (en) | 2017-09-22 | 2023-11-07 | The Noco Company | Rechargeable battery jump starting device and battery frame |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3682816B2 (ja) | 2005-08-17 |
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