JPH10312693A - 記憶装置 - Google Patents

記憶装置

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JPH10312693A
JPH10312693A JP12274197A JP12274197A JPH10312693A JP H10312693 A JPH10312693 A JP H10312693A JP 12274197 A JP12274197 A JP 12274197A JP 12274197 A JP12274197 A JP 12274197A JP H10312693 A JPH10312693 A JP H10312693A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速、かつ、効率的にデータ書換え可能なフ
ラッシュメモリを用いた記憶装置を提供する。 【解決手段】 フラッシュメモリを使用した記憶装置2
が、データ記憶用の複数のフラッシュメモリブロックか
らなるフラッシュメモリ部12と、書換えデータと書換
えアドレスと書換え回数とを記憶する複数のフラッシュ
メモリブロックからなる書換え情報保持部13と、最新
のデータ情報を保持するメモリ部14とからなり、記憶
回路制御手段11が、フラッシュメモリ部12、書換え
情報保持部13及びメモリ部14の記憶状態に基づき、
フラッシュメモリ部12、書換え情報保持部13及びメ
モリ部14の書き換えを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラッシュメモリ
をバックアップメモリに使用した記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の記憶装置として、磁気ディスク装
置の高速化のための代替え手段としてのフラッシュメモ
リに代表される不揮発性の半導体を使用した記憶装置が
知られている。
【0003】例えば、上述の従来の記憶装置として、図
5に、特開平6−222986号公報において開示され
た「メモリ制御装置」のブロック図を示す。図5に示さ
れる装置は、記憶装置100とホスト101とから構成
され、記憶装置100は、記憶装置100全体を制御す
る主制御部110と、フラッシュメモリにより構成され
データを保持するフラッシュメモリ部102と、データ
書き込み時に使用しフラッシュメモリ部102の内容を
コピーして保持するためのバッファメモリ部103と、
ホスト101とのインタフェースを制御するためのホス
トインタフェース部105と、フラッシュメモリ部10
2に関する制御情報を保持するための制御情報記憶部1
20とからなる。
【0004】また、ホスト101は、記憶装置100に
対してデータのリード若しくはライト要求(以下、リー
ド/ライト要求とも記する。)を行うホスト計算機であ
る。
【0005】主制御部110は、記憶装置100全体を
制御するプロセッサであり、交換制御手段111を有し
ている。この記憶装置100が有する交換制御手段11
1は、ホスト101から記憶装置100に対してライト
要求があった場合、後述するテーブル121を参照し
て、ホスト101からの指示アドレスをフラッシュメモ
リ部102の内部アドレス(以下、論理アドレスと言
う。)に変換すると共に、その論理アドレスによるメモ
リブロックの書換え回数に基づき、データを記憶させる
メモリブロックの交換を行うか否かの判断を行い、交換
が必要である場合は、その交換処理及びテーブル121
の更新処理を行う機能を有している。
【0006】また、制御情報記憶部120は、小容量の
書換え可能な不揮発メモリ、例えば、NVRAMやEE
PROM等からなり、記憶されている情報としてテーブ
ル121が記憶されている。
【0007】ところで、フラッシュメモリ部102を構
成するフラッシュメモリは、その全体がある一定の大き
さの単位(以下、ブロックと言う。)に区分され、その
ブロック毎、若しくはフラッシュメモリの素子全体での
み一括消去が可能であるという特性を有する。さらに、
素子の特性上、消去回数(以下、書換え回数とも言
う。)にはある一定の制限があり、それを越えた回数の
消去を行うことはできないという性質がある。
【0008】フラッシュメモリ部102の構造をさらに
詳細に説明する。フラッシュメモリ部102は、全体が
mブロックに分割されており、1ブロックをkワードと
して0、k、2k、・・・、(m−1)kとアドレス付
けされ、上述のように、記憶されたデータはブロック単
位に消去が可能である。テーブル121は、m個の制御
情報に区分され、記憶されたデータは0、1、2、・・
・、(m−1)とアドレス付けされている。個々の制御
情報は、ブロック毎にディスクアドレス(ホスト101
からの指示アドレス)準に格納されており、そのディス
クアドレスに対応したデータを格納するフラッシュメモ
リ部102のブロックアドレス(論理アドレス)、フラ
ッシュメモリ部102が書換えられた回数、及び、対応
するブロックの消去状態を示す消去フラグを記憶してい
る。
【0009】次に、この図5に示される記憶装置の動作
を、図6を参照して説明する。図6に、従来の記憶装置
において、主制御部110が行うライト/リードを実行
する際の処理のフローチャートを示す。
【0010】まず、ホスト101からホストインタフェ
ース部105を通して命令が受け付けられると、主制御
部110はその命令をホスト105からホストインタフ
ェース部105を通してリードし(ステップS1)、そ
の命令がリード命令であるかライト命令であるかを判断
する(ステップS2)。その命令がライト命令であった
場合は、ライトする先頭のディスクアドレスとライトデ
ータ数とを、ホスト101からホストインタフェース部
105を通してリードし(ステップS3)、次に、主制
御部110の交換制御手段111の上記論理アドレスと
ライトデータ数とを用いて、テーブル121の対応する
アドレスを算出する(ステップS4)。
【0011】そして、ステップS4において、算出した
アドレスを基にテーブル121中の消去フラグをチェッ
クし(ステップS5)、フラッシュメモリ部102中の
該当ブロックが消去済みのブロックであるか否かの判断
を行う(ステップS6)。該当ブロックが消去済みであ
れば(Yes)、ホスト101からホストインタフェー
ス部105を通して、ライトデータを直接フラッシュメ
モリ部102の算出済みアドレスにライトする(ステッ
プS7)。ライト終了後、テーブル121中の消去フラ
グを更新し(ステップS8)、ホスト101に対してホ
ストインタフェース部105を通して動作終了を通知し
て(ステップS9)、動作を終える。
【0012】一方、上記ステップS6において、該当ブ
ロックが消去済みでない場合(No)、交換制御手段1
11は、算出済みアドレスを基にテーブル121中の書
換え回数をチェックし(ステップS10)、書換え可能
であるか否かを判断する(ステップS11)。書換え可
能であれば(Yes)、ブロック交換が必要であるか否
か、つまり、該当ブロックの書換え回数がメモリ素子で
規定されている書換え最大回数未満か、若しくは、該当
するブロックと書換え回数が最小のブロックとの間の書
換え回数の差がある一定数以上であるかを判断し(ステ
ップS13)、ブロック交換が必要であれば、ブロック
交換処理を行う。
【0013】ブロック交換処理は、先ず、テーブル12
1中の該当ブロックに関する消去フラグ、書換え回数及
びメモリブロックの論理アドレスを、交換対象のブロッ
クに格納されている消去フラグ、書換え回数及びメモリ
ブロックの論理アドレスと交換し、更に双方の書換え回
数に1を加算することにより行われる(ステップS1
4)。
【0014】次に、フラッシュメモリ部102中の該当
ブロックデータをバッファメモリ部103に転送し(ス
テップS15)、更に、該当ブロックに記憶されたデー
タを消去する(ステップS16)。そして、交換対象の
ブロックに記憶されたデータを消去し(ステップS1
8)、バッファメモリ部103から交換対象ブロックに
データ転送を行う(ステップS19)。その後、テーブ
ル121中の該当するアドレスの書換え回数に1を加算
し(ステップS20)、フラッシュメモリ部102中の
該当するアドレスが含まれるブロック全体に記憶された
内容をバッファメモリ部103にコピーする(ステップ
S21)。
【0015】次に、そのブロックに記憶されたデータを
消去し(ステップS22)、ホスト101からホストイ
ンタフェース部105を通してそのライトデータをバッ
ファメモリ部103へ該当アドレスからライトする(ス
テップS23)。ライト終了後、バッファメモリ部10
3のデータをフラッシュメモリ部102中の同一ブロッ
クへ戻す(ステップS24)。
【0016】一方、ステップS2の判断において、ホス
ト1からの指示がリードであった場合は、リードする先
頭のアドレスとリードデータ数とをホスト101からホ
ストインタフェース部105を通してリードする(ステ
ップS25)。次に、上記アドレスとデータ数とを用い
て、テーブル121の対応するアドレスを算出し、その
アドレスからフラッシュメモリ部102のリードデータ
の格納されているアドレスを算出する(ステップS2
6)。そして、ホスト101へそのリードデータを直接
フラッシュメモリ部102の算出済みアドレスからリー
ドし(ステップS27)、ホスト101に対してホスト
インタフェース部105を通して動作終了を通知して
(ステップS28)、動作を終える。
【0017】以上の動作を行うことにより、フラッシュ
メモリを用いた記憶装置が実現されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の記憶装置では、データ書換えの際、フラッシュメ
モリの該当ブロックをバッファメモリに読み出し、書換
えデータを上書きし、また、該当のフラッシュメモリブ
ロックに記憶されたデータを消去し、その後、バッファ
メモリ上のデータをフラッシュメモリに書き込む処理が
必要なため、これらの一連の処理を実施するのに、かな
りの処理時間がかかり、結果としてデータの書換え処理
にかかる時間が長くなるという問題点を有している。
【0019】また、フラッシュメモリ自体に書換え回数
の制限があるため、フラッシュメモリを使用した記憶装
置の寿命を長くし、この信頼性を向上させるために、フ
ラッシュメモリの各ブロック間の書換え回数のばらつき
を少なくし、書換え回数を少なくする必要がある。その
ため、フラッシュメモリの各ブロック間の書換え回数が
なるべく均等になるように、データ書換えの多いブロッ
クとデータ書換えの少ないブロックとの入れ替え等の複
雑な処理が必要であるという問題点を有している。
【0020】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、高速、かつ、効率的にデータ書換えを行うことが可
能なフラッシュメモリを用いた記憶装置を提供すること
にある。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
フラッシュメモリを使用した記憶装置において、データ
記憶用の複数のフラッシュメモリブロックからなるフラ
ッシュメモリ部と、前記データ記憶用のフラッシュメモ
リ部の書換えデータと書換えアドレスとデータ記憶用の
フラッシュメモリ部の書換え回数とを記憶する複数のフ
ラッシュメモリブロックからなる書換え情報保持部と、
最新のデータ情報を保持するメモリ部と、外部ホストか
らのデータ書き込み指示がある毎に、該データ書き込み
指示に基づき指定されたアドレスをメモリ部の対応する
アドレスにデータ書き込みを行うと共に、前記書換え情
報保持部にフラッシュメモリ部の書換えアドレス情報と
書換えデータとを書き込み、前記書換え情報保持部の記
憶容量にデータを書き込む余裕がなくなった場合は、前
記フラッシュメモリ部に記憶されたデータを消去し、前
記メモリ部の全データをフラッシュメモリ部に書き込
み、前記書換え情報保持部に記憶されたデータを消去し
フラッシュメモリ部の書換え回数を1回加算して書換え
情報保持部に書き込み、外部ホストからデータ読み取り
の指示を受けた場合は、指定されたアドレスに対応する
メモリ部のアドレスにおいてデータ読み取りを行い外部
ホストに返送する記憶回路制御手段とを有することを特
徴とする。
【0022】従って、この発明によれば、ホストから記
憶装置にデータ書き込み要求がある毎に、記憶回路制御
手段が、メモリ部の対応するアドレスにデータを書き込
むと共に、書換え情報保持部にアドレス情報とデータ情
報とを書き込んでいく。そして、書換え情報保持部の記
憶容量が限界になった時点で、フラッシュメモリ部に記
憶されたデータを消去し、メモリ部のデータをフラッシ
ュメモリ部に書き込む。また、書換え情報保持部に記憶
されたデータも消去し、フラッシュメモリ部の書換え回
数を1カウントアップし、再度書き込みを行う。以上の
手順でフラッシュメモリ部へのデータのバックアップを
実施する。
【0023】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記記憶回路制御手段は、電源を投入した
際、若しくは、外部ホストからのリセット指示がなされ
た際に、前記データ記憶用のフラッシュメモリに記憶さ
れた全アドレスのデータを読み出し、前記メモリ部の対
応したアドレスに書き込み、その後、前記書換えデータ
保持部に格納されている、フラッシュメモリの書換えア
ドレスと書換えデータとを順次読み出し、メモリ部の対
応したアドレスに書換えデータの上書きを行い、メモリ
部のデータ情報を復元することを特徴とする。
【0024】従って、この発明によれば、請求項1記載
の発明の作用が得られると共に、電源を投入した際、若
しくは、外部ホストからのリセット入力が行われた際、
記憶回路制御手段が、データ記憶用のフラッシュメモリ
の全アドレスのデータを読み出し、それらのデータをメ
モリ部のそれぞれ対応したアドレスに書き込み、その
後、書換えデータ保持部に格納されている、フラッシュ
メモリの書換えアドレスと書換えデータとを順次読み出
し、これらのデータをメモリ部のそれぞれ対応したアド
レスに読み出した書換えデータを上書きすることによ
り、メモリ部のデータ情報を自動的に復元することがで
きる。
【0025】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
記載の発明において、前記記憶回路制御手段は、外部ホ
ストからの指示として書換え情報保持部の記憶容量を越
える大量のデータの一括書換えが指示された際に、書換
えデータをメモリ部に書き込み、フラッシュメモリ部に
記憶されたデータを消去した後に、前記メモリ部の全デ
ータをフラッシュメモリ部に書き込み、前記書換え情報
保持部に記憶されたデータを消去し、フラッシュメモリ
部の書換え回数を1回加算して書換え情報保持部に書き
込むことを特徴とする。
【0026】従って、この発明によれば、請求項1又は
2に記載の発明の作用が得られると共に、記憶回路制御
手段が、外部ホストから書換え情報保持部の記憶容量を
越える大量のデータを一括書換として要求された場合、
まず、外部ホストからの書換えデータをメモリ部に書き
込むと同時に、フラッシュメモリ部に記憶されたデータ
の消去を行い、その後、メモリ部の全データをフラッシ
ュメモリ部に書き込み、データのバックアップを実施す
る。また、書換え情報保持部に記憶されたデータを消去
し、フラッシュメモリ部の書換え回数を1回加算し、書
換え情報保持部に保存する。以上により、大量のデータ
書換えを効率よく実施でき、また、フラッシュメモリの
書換え回数を最低回数の1回で実施でき、書換え回数に
ついて制約条件のあるフラッシュメモリの書換え回数を
できるだけ少なくすることにより、寿命が長く、かつ信
頼性の高い記憶装置を提供することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る記憶装置の一
実施形態について図面を参照して説明する。図1に、本
発明に係る記憶装置の一実施形態のブロック図を示す。
図1において、2が本発明に係る記憶装置であり、1が
記憶装置2に外部接続されるホストである。
【0028】ホスト1は、従来技術において説明したも
のと同様に、記憶装置2に対してデータのリード/ライ
ト要求を行うホスト計算機である。
【0029】記憶装置2は、ホストインタフェース部1
0と、記憶回路制御手段11と、フラッシュメモリ部1
2と、書換え情報保持部13と、メモリ部14とからな
る。
【0030】ホストインタフェース部10は、ホスト1
から指示されたデータのリード/ライトを行う際に、ホ
スト1と本実施形態に係る記憶装置2との間のインタフ
ェースを制御する。
【0031】フラッシュメモリ部12は、データ記憶用
の複数のフラッシュメモリブロックから構成され、バッ
クアップメモリとして使用される。
【0032】書換え情報保持部13は、複数のフラッシ
ュメモリブロックから構成され、データ記憶用のフラッ
シュメモリ部12のデータの書換えが行われる毎に、書
換えデータと書換えアドレスとを記憶すると共に、デー
タ記憶用のフラッシュメモリ部12の書換え回数を記憶
する。
【0033】メモリ部14は、最新のデータ情報を保持
し、RAM(ランダムアクセスメモリ)等で構成され
る。データの書換えが発生した場合は、必ずメモリ部1
4には書換え情報が書き込まれる。
【0034】記憶回路制御手段11は、ホストインター
フェイス部10と、フラッシュメモリ部12と、書換え
情報保持部13と、メモリ部14とのそれぞれを制御す
る回路である。
【0035】以下、この記憶回路制御手段11の動作に
ついて説明する。この記憶回路制御手段11は、外部ホ
スト1からのデータ書き込み指示がある毎に、指定され
たアドレスをメモリ部14の対応するアドレスにデータ
書き込みを行う。
【0036】また、書換え情報保持部13に、フラッシ
ュメモリ部12の書換えアドレス情報と書換えデータ情
報とを書き込む。
【0037】また、書換え情報保持部13の記憶容量に
余裕がなくなった場合は、フラッシュメモリ部12に記
憶されたデータを消去し、メモリ部14に記憶されてい
る全データをフラッシュメモリ部12に書き込む。
【0038】また、書換え情報保持部13に記憶された
データも消去し、フラッシュメモリ部12の書換え回数
として1を加算し、書換え情報保持部13に書換え回数
を書き込んで保存する。また、外部ホスト1からのデー
タの読み取りが指示された際は、指定されたアドレスに
対応するメモリ部14のアドレスにデータ読み取りを行
い外部ホスト1に返送する。
【0039】また、記憶装置2の電源が投入された際、
若しくは、外部ホスト1からのリセット指示が行われた
際に、データ記憶用のフラッシュメモリ部12の全アド
レスのデータを読み出し、この読み出されたデータをメ
モリ部14の対応したアドレスに書き込み、その後、書
換え情報保持部13に格納されているフラッシュメモリ
部12の書換えアドレスと書換えデータとを順次読み出
し、この読み出した書換えアドレスと書換えデータとを
メモリ部14の対応したアドレスに書換えデータの上書
きを行い、メモリ部14のデータ情報を復元する。
【0040】さらに、外部ホスト1から書換え情報保持
部13の記憶容量を越える大量のデータの一括書換えの
指示が行われた場合は、まず、書換えデータをメモリ部
14に書き込み、フラッシュメモリ部12に記憶された
データを消去後に、メモリ部14の全データをフラッシ
ュメモリ部12に書き込む。また、書換え情報保持部1
3に記憶されたデータを消去し、フラッシュメモリ部1
2の書換え回数に1を加算して、この書換え回数を書換
え情報保持部13に書き込む。
【0041】次に、図1に示す記憶装置2が有する記憶
回路制御手段11の動作の一例を図2及び図3を参照し
てさらに詳細に説明する。
【0042】図2及び図3に、本発明に係る記憶回路制
御手段の動作のフローチャートを示す。
【0043】まず、図2のフローチャートにより示され
る動作について説明する。記憶回路制御手段11は、ホ
スト1からホストインタフェース部10を通して命令が
受け付けられると(ステップL1)、その命令がリード
命令であるかライト命令であるかを判断する(ステップ
L2)。その命令がライト命令であった場合は、書換え
情報保持部13の最後のアドレスに格納されているフラ
ッシュメモリ部12の書換え回数を読み出してチェック
する(ステップL3)。
【0044】ステップL4における書換え可能であるか
否かの判断において、読み出した書換え回数が、フラッ
シュメモリ部12の最大書換え可能な回数以上である場
合は(No)、書換えが不可であるとして、ホスト1に
異常終了を通知し(ステップL16)、動作を終える。
【0045】読み出した書換え回数が、最大書換え回数
より少ない場合は(Yes)、書換え可能と判断し、そ
の後、書き込みを実施するライトアドレスとライトデー
タとのリードを実施する(ステップL5)。
【0046】ステップL5において読み出したライトデ
ータ数が、書換え情報保持部13に格納可能なデータ数
より多い場合は(Yes)、大量データの書換えである
と判断し(ステップL6)、その後、メモリ部14のア
ドレスを設定し(ステップL17)、メモリ部14にデ
ータを書き込み(ステップL18)、ステップL19に
移行する。
【0047】ステップL6の確認において、大量データ
の書換えではなく、通常のデータ書換えの場合は(N
o)、メモリ部14の書き込みアドレスを設定し(ステ
ップL7)、メモリ部14にデータの書き込みを実施す
る(ステップL8)。また、書換え情報保持部13に、
メモリ書換えを実施したアドレスと書換えデータ情報と
を書き込む(ステップL9)。
【0048】その後、書換え情報保持部13の最終書き
込みアドレスが最大書き込み可能アドレスを越えている
かどうか判断する(ステップL10)。最大アドレスを
越えていない場合は(Yes)、ホスト1に処理終了を
通知して(ステップL11)、動作を終える。
【0049】最大アドレスを越えている場合は(N
o)、フラッシュメモリ部12に記憶されたデータの消
去を実施し(ステップL19)、メモリ部14のデータ
を読み出し、フラッシュメモリ部12に対して書き込み
処理(ライト)を全アドレスにおいて実施する(ステッ
プL20)。
【0050】その後、書換え情報保持部13の最終アド
レスに格納されているフラッシュメモリ部12の書換え
回数を読み出し、書換え情報保持部13に記憶されたデ
ータの消去を実施し(ステップL21)、フラッシュメ
モリ書換え回数に1を加算することにより更新して、こ
の更新されたデータを書換え情報保持部13の最終アド
レスに書き込む(ステップL22)。そしてホスト1に
動作終了を通知し(ステップL11)、動作を終える。
【0051】また、ステップL2の確認において、ホス
ト1から指示された命令がリード命令であった場合は、
読み出しを実施するアドレスとデータ数とを読み込み
(ステップL12)、読み出し実施アドレスをメモリ部
14に設定し(ステップL13)、メモリ部14のデー
タ読み出しを実施し、読み出しデータをホスト1に転送
する(ステップL14)。読み出し処理終了後、ホスト
1に処理終了を通知し(ステップL15)、動作を終え
る。
【0052】ここで、図4に、メモリ部14、フラッシ
ュメモリ部12及び書換え情報保持部13にデータを記
憶させる前、及び記憶させた後のメモリ状態例を示す。
【0053】図4の(a)にメモリ部14、フラッシュ
メモリ部12及び書換え情報保持部13にデータを記憶
させる前のメモリ状態例を示し、図4の(b)にメモリ
部14、フラッシュメモリ部12及び書換え情報保持部
13にデータを記憶させた後のメモリ状態例を示す。
【0054】ただし、記憶させるデータとして、‘4’
番地に‘E8C9’データの書き込み命令が送出された
とする。
【0055】各メモリのメモリ状態例が図4の(a)に
示される状態から、図4の(b)に示される状態に移行
する際の動作について説明する。まず、記憶回路制御手
段11は、メモリ部14の‘4’番アドレスに、‘E8
C9’データの書き込みを実施する。その後、データを
記憶させる前の状態において書換え情報保持部13の最
終書き込みアドレスである‘1’番地の次の番地である
‘2’番地に、書き込みアドレスを表す‘0004’デ
ータを書き込み、‘3’番地に書き込みデータとしての
‘E8C9’データを書き込む。
【0056】上述の書き込みが行われた後の状態が、図
4の(b)に示される、‘4’番地にデータ書換えが行
われた後の状態となる。以上により、データ書き込みを
早く実施でき、フラッシュメモリの書換え回数の低減が
可能となる。
【0057】また、図2に示されるフローチャートにお
けるステップL6の確認において、書き込みデータが多
く、大量データ書換えであると判断された場合(Ye
s)の動作についてさらに詳細に説明する。大量データ
書換えと判断された場合(Yes)の動作は、書き込み
を実施するメモリアドレスを設定し(ステップL1
7)、メモリ部14にデータの書き込みを実施する(ス
テップL18)ことにより行われる。
【0058】書き込み終了後、フラッシュメモリ部12
を消去し(ステップL19)、メモリ部14のデータを
読み出し、フラッシュメモリ部12に書き込む処理を全
アドレスに対して実施する(ステップL20)。その
後、書換え情報保持部13の最終アドレスに格納されて
いるフラッシュメモリ部12の書換え回数を読み出し、
書換え情報保持部13の消去を実施し(ステップL2
1)、フラッシュメモリ部12に記憶された書換え回数
に1を加算することにより更新し、書換え情報保持部1
3の最終アドレスに書き込む(ステップL22)。その
後、ホスト1に処理終了を通知し(ステップL11)、
動作を終える。以上により、大量データ書換え処理を効
率よく処理することができると共に、フラッシュメモリ
部12の書換えを1回で実施することができる。
【0059】次に、記憶装置2の電源が投入された際、
若しくは、リセット信号が入力された際の動作につい
て、図3を参照して説明する。図3は、記憶装置2の電
源が投入された際、若しくは、リセット信号が入力され
た際の記憶回路制御手段11の動作を示すフローチャー
トである。
【0060】まず、ステップK1、若しくは、ステップ
K2において、記憶装置2の電源が投入され、若しく
は、ホスト1からリセット信号が入力される。
【0061】次に、フラッシュメモリ部12の読み出し
アドレスとメモリ部14の書き込みアドレスを‘0’番
地にリセットし(ステップK3、K4)、フラッシュメ
モリ部12のデータを読み出し(ステップK5)、メモ
リ部14に対してデータの書き込みを行い(ステップK
6)、ステップK7において全アドレスに対して実施す
るのか否かを判断し、全アドレスに対して実施であれば
(Yes)、ステップK8に移行し、全アドレスに対し
て実施でなければ(No)、ステップK9に移行する。
ステップK8では、書換え情報保持部13の読み出しア
ドレスをリセットし、ステップK9では、フラッシュメ
モリ部12の読み出しアドレス、及び、メモリ部13の
書き込みアドレスを更新する。
【0062】その後、書換え情報保持部13の保持内容
を‘0’番地から、アドレス情報とデータ情報とを読み
出し、メモリ部14の(読み出した)該当アドレス位置
に(読み出した)データ情報を上書きする処理を、書換
え情報がなくなるまで実施する(ステップK10〜K1
4)。以上の動作により、記憶装置2の電源が投入され
た場合、若しくは、リセット信号が入力された場合であ
っても、メモリ部14のデータ復元が自動的に可能とな
る。
【0063】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、データ書き込みの際、最新データを保持する
メモリ部の対応するアドレスにデータを書き込み、バッ
クアップ情報は、書換え情報保持部にアドレス情報とデ
ータ情報とを保存するだけでよく、従来のフラッシュメ
モリの消去又は再書き込みという手順を行わなくてよい
ため高速で処理を行うことが可能となり、従来の記憶装
置と比較して、データの書き込みと読み出しが早く実施
できることが可能な記憶装置を提供することができる。
【0064】また、従来はデータ書換えを行う毎に、フ
ラッシュメモリ部に記憶されたデータの消去又は書き込
みを行っていたが、本発明によれば、書換え情報保持部
に書換えデータをためて、書換え情報保持部の記憶容量
が限界になった時点で、フラッシュメモリの消去又は書
き込みを実施することにより、はるかにフラッシュメモ
リの書換え回数を削減でき、また、大量のデータを一括
書換えの際は、書換えデータをメモリ部に書き込むと共
にフラッシュメモリ部に記憶されたデータの消去を行
い、その後、メモリ部の全データをフラッシュメモリ部
に書き込むことにより、データの書換えが1回の書換え
で実施できるので、従来装置に比較して、フラッシュメ
モリの書換え回数を削減でき、記憶装置としての寿命を
長くすることができ、かつ、信頼性の高い記憶装置を提
供することができる。
【0065】さらに、電源を投入際、若しくは、外部ホ
ストからのリセット入力の際に、メモリ部のデータ情報
を自動的に復元可能な記憶装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記憶装置の一実施形態のブロック
図である。
【図2】図1に示す記憶装置の動作の一例を示すフロー
チャートである。
【図3】図1に示す記憶装置の動作の一例を示すフロー
チャートである。
【図4】図1に示すメモリの記憶状態を示す図である。
【図5】従来の記憶装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】従来の記憶装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 ホスト 2 記憶装置 10 ホストインタフェース部 11 記憶回路制御手段 12 フラッシュメモリ部 13 書換え情報保持部 14 メモリ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラッシュメモリを使用した記憶装置に
    おいて、 データ記憶用の複数のフラッシュメモリブロックからな
    るフラッシュメモリ部と、 前記データ記憶用のフラッシュメモリ部の書換えデータ
    と書換えアドレスとデータ記憶用のフラッシュメモリ部
    の書換え回数とを記憶する複数のフラッシュメモリブロ
    ックからなる書換え情報保持部と、 最新のデータ情報を保持するメモリ部と、 外部ホストからのデータ書き込み指示がある毎に、該デ
    ータ書き込み指示に基づき指定されたアドレスをメモリ
    部の対応するアドレスにデータ書き込みを行うと共に、
    前記書換え情報保持部にフラッシュメモリ部の書換えア
    ドレス情報と書換えデータとを書き込み、前記書換え情
    報保持部の記憶容量にデータを書き込む余裕がなくなっ
    た場合は、前記フラッシュメモリ部に記憶されたデータ
    を消去し、前記メモリ部の全データをフラッシュメモリ
    部に書き込み、前記書換え情報保持部に記憶されたデー
    タを消去しフラッシュメモリ部の書換え回数を1回加算
    して書換え情報保持部に書き込み、外部ホストからデー
    タ読み取りの指示を受けた場合は、指定されたアドレス
    に対応するメモリ部のアドレスにおいてデータ読み取り
    を行い外部ホストに返送する記憶回路制御手段とを有す
    ることを特徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶回路制御手段は、電源を投入し
    た際、若しくは、外部ホストからのリセット指示がなさ
    れた際に、前記データ記憶用のフラッシュメモリに記憶
    された全アドレスのデータを読み出し、前記メモリ部の
    対応したアドレスに書き込み、その後、前記書換えデー
    タ保持部に格納されている、フラッシュメモリの書換え
    アドレスと書換えデータとを順次読み出し、メモリ部の
    対応したアドレスに書換えデータの上書きを行い、メモ
    リ部のデータ情報を復元することを特徴とする請求項1
    記載の記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶回路制御手段は、外部ホストか
    らの指示として書換え情報保持部の記憶容量を越える大
    量のデータの一括書換えが指示された際に、書換えデー
    タをメモリ部に書き込み、フラッシュメモリ部に記憶さ
    れたデータを消去した後に、前記メモリ部の全データを
    フラッシュメモリ部に書き込み、前記書換え情報保持部
    に記憶されたデータを消去し、フラッシュメモリ部の書
    換え回数を1回加算して書換え情報保持部に書き込むこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の記憶装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006119831A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Furuno Electric Co Ltd 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP2008304973A (ja) * 2007-06-05 2008-12-18 Daiwa Industries Ltd データ記録装置及びデータ記録方法とこのデータ記録装置を搭載した保冷庫

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