JPH10312416A - 予算編成システムにおける査定情報通知方法 - Google Patents

予算編成システムにおける査定情報通知方法

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JPH10312416A
JPH10312416A JP12375397A JP12375397A JPH10312416A JP H10312416 A JPH10312416 A JP H10312416A JP 12375397 A JP12375397 A JP 12375397A JP 12375397 A JP12375397 A JP 12375397A JP H10312416 A JPH10312416 A JP H10312416A
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JP
Japan
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budget
organization
assessment
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JP12375397A
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English (en)
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Nobuki Nakui
伸樹 名久井
Misa Hara
みさ 原
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions East Japan Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Tohoku Software Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、予算査定者による査定完了後即座に
予算の査定結果および査定差額等を予算申請者に通知す
ること、査定結果を通知する際に予算申請者に査定によ
る予算額の見直しによる予算要求額への影響度を査定差
額及び査定差額比率から分かりやすく分類して表示する
こと、予算申請に対して査定担当者が効率的に査定作業
を進めることができるよう予算明細及び予算明細額等を
表示することを目的とする。 【解決手段】査定結果送付実績と査定完了の日時をマッ
チングすることで未送信の査定情報を自動抽出して、電
子メール等の通信システムにより関連する組織階層全て
に即時に送信する。画面表示は、表示範囲指定バーを設
け表示スケールの最大値及び表示範囲を指定できるよう
にし、複数組織により構成される場合の申請情報及び予
算明細情報は重なり合うイメージで表示し、マウス等の
操作により両者の連動した表示画面の切り替えを可能に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、階層組織における
予算編成を支援するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】階層組織における予算編成は、下位組織
から上位組織への予算申請と上位組織から下位組織に対
する予算査定と査定結果通知から成っている。予算申請
においては、各組織が所管する下位組織の申請額を階層
単位で積算することで組織全体の予算額を算出する。予
算査定においては、査定を実施する基準となる組織階層
について申請額の積算金額について査定を実施する。予
算編成業務は、予算申請については電子データによる自
動積算を実施している組織もかなり多くなっている。し
かし、査定結果の通知までを含めると依然として紙面に
よる通達になっている。また、査定は全ての下位組織か
らの請求額がそろうのを待って行われ、その結果につい
ても全ての査定が完了した後に一斉に通知している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の作業は、組織階
層が大きくなるほど階層間の調整が増加するため、予算
編成に関わる作業負荷が著しく増大することになる。
【0004】また、査定結果を下位組織にまで反映する
ためには上位組織の調整が完了していることが前提とな
るため、下位組織に査定差額が知らされるのはかなりの
時間を経過した後となり、予算編成のサイクルが長期化
する。さらに、下位組織に対する査定差額の通知が遅れ
ることで、申請予算と査定結果の乖離が下位組織の活動
計画に影響を与える危険性が高くなる。本発明の課題の
第一は、予算査定者による査定完了後、即座に予算の査
定結果を予算申請者の組織階層に応じて関与する査定差
額を通知することにある。
【0005】また、本発明の第二の課題は、査定結果を
通知する際に、予算の申請者に査定による予算額の見直
しによる予算要求額への影響度を査定差額及び査定差額
比率から分かりやすく色別等に分類して表示することに
ある。また本発明の第三の課題は、予算申請に対して査
定担当者が効率的に査定作業を進めることができるよう
予算明細及び予算明細額を表示することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、オンラインにより予算申請ファイルまたは査定結果
ファイルの送受信を行うサーバとクライアントで構成す
る電子メールシステムあるいはワークフローシステム等
の通信システムを前提として備える。本発明におけるそ
れぞれの手段の働きは、次の通りである。第一の課題に
対しては、クライアントからの査定完了通知および登録
日時を取得し、サーバでは査定結果送付実績ファイルよ
り所属コードをキーとして送信日時欄から最も新しい送
信日時を取得する。この最新の送信日時をキーとして査
定組織の登録日時欄とマッチングを行うことにより、予
算編成過程ファイルから抽出したレコードが査定結果と
して予算申請者に送信されているかの判定を行い未送信
の査定結果のみを自動的に抽出して送信を行う。さら
に、統合組織の下位組織として申請組織を有する場合も
あるため、統合組織の下位の申請組織の有無を自動的に
確認したうえで、申請組織を持つ場合は申請組織と同様
の処理で未送信の査定結果のみを自動的に抽出して送信
を行う。
【0007】第二の課題に対しては、画面を査定結果情
報を一覧表形式で表示する部分と、表示スケールの設定
エリアと表示範囲の設定エリアから構成される表示範囲
指定バーから構成する。表示スケールの設定エリアは、
査定差額比率の絶対値の最大値を設定するエリアで、こ
の設定により表示バー上部の表示スケールは連動して自
動的に切り替わるものとする。表示範囲の設定エリア
は、表示バー中にマウス等の入力装置により開始点と終
了点を指定するも機能であり、任意の範囲を指定するこ
とで一覧表に表示する査定結果情報が表示バーの指定範
囲のみが抽出され表示される。第三の課題に対しては、
予算査定を効率的に進められるよう、上段の申請情報と
下段の予算明細情報の二段から表示する。この表示形式
は、左端が査定対象となる組織階層であり、その右側に
は構成する下位組織の明細情報を段階的に表示する。申
請情報には予算コードに対応する申請情報ばかりでなく
前年申請額及び前年との差額、前年との差額比率を算出
し表示する。統合組織を構成する申請組織の申請情報及
び予算明細情報は重なり合って表示するイメージとす
る。申請組織の表示情報面は、マウス等の入力装置によ
る操作により画面最全面への表示切り替えが可能であ
り、その際同一の申請組織情報が表示されるよう申請情
報の表示面と予算明細情報の表示面との同期をとって切
り替える。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、階層構造を有する組織
のあらゆる予算申請に適用が可能である。そのため、実
施例を説明するにあたり、前提となる組織形態を予め定
義する。図1は、本発明の実施例を説明するために定義
する前提となる組織形態例である。申請組織A(11)
及び申請組織B(12)は、予算編成を行う最下位の組
織であり予算申請機能のみを有する予算申請を行う最小
単位である。統合組織C(13)は、直属配下の申請組
織の予算申請額を査定する機能と、申請額を統合する機
能と、自組織の予算申請額を付加する機能を有する。こ
の統合組織は、構成する組織規模に応じて複数の階層レ
ベルを持つだけでなく、申請組織に応じて同一階層レベ
ル内に複数の統合組織を有する。査定組織D(14)
は、予算申請を持たず予算査定機能のみを有する組織で
あり、予算申請に関する組織構造上は最上位に位置す
る。本組織も組織的性格により複数の階層レベルを有す
ることもあるが、比較的小規模の組織等においては本組
織を持たないこともある。この場合には、最上位の統合
組織における査定機能が本組織の機能を代行することに
なる。
【0009】図2は本発明を実現させるためのシステム
構成の一例である。本発明の実施の形態は、ファイルの
送受信を管理する機能を備えた情報処理装置(以下、
“サーバ”という)と、サーバとファイルの送受信を行
う情報処理装置(以下、“クライアント”という)から
なる情報処理システムに適用したものである。まず、本
実施の形態に適用される情報処理装置間の関係および該
情報処理装置のハードウェア構成を図2を用いて説明す
る。サーバ(25)とクライアント(21、22、2
3、24)は、ネットワーク(26)を介してデータを
送受信する。サーバ(25)は、クライアントへの査定
情報の送信状況等を表示するディスプレイ等の画面表示
装置(251)と、予算コードに対応する予算明細の検
索処理等を行うパソコンやワークステーション等の中央
処理装置(252)と、予算申請開始から予算査定完了
までの経過を蓄積する予算編成過程ファイル(253)
と、査定結果データを申請組織に送付した実績を蓄積す
る査定結果送付実績ファイル(254)と、予算の明細
を蓄積する予算明細ファイル(255)と、組織名と組
織内での上下関係を蓄積する所属コードファイル(25
6)と、氏名と所属を蓄積する氏名コードファイル(2
57)を備える。クライアント(21、22、23、2
4)はそれぞれ、査定結果情報等を表示する画面表示装
置(211、221、231、241)と、査定結果情
報の査定差額比率での昇順ソート処理等を行う中央処理
装置(212、222、232、242)と、査定結果
の表示範囲等を入力するキーボードまたはマウス等の入
力装置(213、223、233、243)と、サーバ
から送信された査定結果情報を蓄積する記憶装置(21
4、224、234、244)を備える。
【0010】図3、図4、図5、図6、図7のファイル
例について説明する。
【0011】図3は予算申請から査定までに関わる全て
の階層組織のデータを管理する予算編成過程ファイルで
ある。301欄は予算申請を行うときに付与されるユニ
ークな予算コードをもつ。302欄から305欄までは
申請組織単位に設定されるものである。302欄は予算
申請を行った申請組織の所属コードをもち、303欄は
予算申請を行った申請組織の担当者の氏名コードをも
ち、304欄は最下位組織である申請組織の申請した予
算申請額をもち、305欄は申請組織が予算申請額を本
ファイルに登録した日時をクライアントの中央処理装置
(212)から取得した値をもつ。306欄から309
欄までは統合組織単位に設定されるものである。306
欄は予算申請を行った統合組織の所属コードをもち、3
07欄は予算申請を行った統合組織の担当者の氏名コー
ドをもち、308欄は統合組織の申請した予算申請額を
もち、309欄は統合組織が予算申請額を本ファイルに
登録した日時をクライアントの中央処理装置(232)
から取得した値をもつ。なお、統合組織が組織規模等に
より階層化される場合は、統合組織と査定組織の間(3
09欄と310欄の間)に前記の4項目(所属コード、
氏名コード、予算申請額、登録日時)を単位として階層
数分だけ追加される。
【0012】なお、統合組織単独で申請した予算につい
ては、申請組織の4欄(302欄〜305欄)に未入力
な形式のレコードとなる。310欄から313欄までは
査定組織単位に設定されるものである。310欄は予算
申請を行った査定組織の所属コードをもち、311欄は
査定組織の担当者の氏名コードをもち、312欄は査定
組織の行った予算査定額をもち、313欄は査定組織が
予算査定額を本ファイルに登録した日時をクライアント
の中央処理装置(242)から取得した値をもつ。な
お、査定組織が組織規模等により階層化される場合は、
査定組織以降(313欄以降)に前記の4項目(所属コ
ード、氏名コード、予算申請額、登録日時)を単位とし
て階層数分だけ追加される。
【0013】図4は査定担当者による査定完了後に査定
実績情報を送信する前に最新の送付実績を確認し、サー
バからの査定結果情報送信後に送信実績及び送信した予
算コード等を登録するを登録する査定結果送付実績ファ
イルである。401欄は査定組織が予算査定額を本ファ
イルに登録した日時をクライアントの中央処理装置(2
42)から取得した値をもつ。402欄は査定結果情報
を申請担当者に送信を行った者の所属コードをもち、4
03欄は査定結果情報を申請担当者に送信を行った者の
氏名コードをもち、404欄は査定結果情報を申請担当
者に送信した予算コードをもつ。本発明の処理の流れで
は、402欄及び403欄には査定を行った組織及び担
当者が登録される。
【0014】図5は申請組織及び統合組織において予算
申請された予算コードに対応して、その予算項目名及び
予算明細等を管理する予算申請明細ファイルで、予算査
定の実施時に査定担当者が予算申請の内訳を確認するた
めに使用する。501欄は予算申請のキー項目となるユ
ニークに付番された予算コードををもち、502欄は予
算コードに対応してその申請年度をもち、503欄は予
算コードに対応した具体的な予算明細項目名をもち、5
04欄は予算コードを構成する予算項目明細名に対応し
た予算明細金額をもち、505欄は予算明細項目を構成
する内訳である予算明細をもつ。
【0015】図6は予算申請を行うための階層組織を構
成する各種組織について、コードと具体的な組織名を対
応させ、組織構造上の階層の上下関係を管理する所属コ
ードファイルである。601欄は階層組織を構成する全
ての組織単位に付与されたユニークな組織コードをも
ち、602欄は組織コードに対応した具体的な組織名を
もち、603欄は階層組織上で上位に位置する組織すな
わち申請した予算に対して査定を行う組織の組織コード
をもち、604欄は階層組織上で下位に位置する組織す
なわち申請された予算について査定する義務を負う組織
の組織コードをもつ。なお、本発明では対象とする組織
構造を階層組織としているため、上位組織は常に単独と
なり下位組織は組織規模等の要因により複数存在するフ
ァイル形式として定義している。
【0016】図7は予算申請を行う者及び予算査定を行
う者の氏名コードに対応して、その氏名、所属先の所属
コード、査定結果情報を送信するための送付先アドレス
を管理する氏名コードファイルで、氏名コードをキーと
した氏名の抽出、査定結果情報の送信作の検索等に使用
する。701欄は組織の所属員に対してユニークに付番
された氏名コードををもち、702欄は氏名コードに対
応した具体的な氏名をもち、703欄は氏名コードの所
属員が属する組織の所属コードをもち、704欄は申請
された予算に対して査定した結果情報を送信するための
送付先アドレスをもつ。704欄は、査定結果情報を送
信するための電子メールシステムやワークフローシステ
ム等の通信システムにより登録内容が異なる。
【0017】本発明の実施例について、図8、図11、
図12のフローチャートおよび図9、図10、図13を
もとに説明する。なお、本発明は予算査定以降に関する
ものであるため、予算編成過程ファイルは予算コード
(301)および申請組織(302・303・304・
305)および総合組織(306・307・308・3
09)には申請組織Aクライアント(21)および申請
組織Bクライアント(22)および統合組織Cクライア
ント(23)の入力装置(213・223・233)か
ら既に図3に示されているような予算申請に関する情報
が入力されているものとする。
【0018】以下、図8の流れ図に沿って、本発明の実
施例である査定組織Dクライアント(24)における予
算査定に関する動作を説明する。
【0019】まず、査定担当者が入力装置(243)よ
り入力した所属コードおよび氏名コードを取得し(ステ
ップ801)、所属コードをキーとして所属コードファ
イル(256)の所属コード欄(601)とのマッチン
グを行い査定対象となる下位組織コードを下位組織コー
ド1(604)(以下省略)より抽出する(ステップ8
02)。抽出した下位コードをキーとして予算編成過程
ファイルの直属配下の組織の所属コード欄(306)と
のマッチングを行いマッチングにより検索された予算申
請情報として予算コード(301)、所属コード(30
6)、氏名コード(307)、予算申請額(308)、
登録日時(309)を取得する。取得した予算コード、
予算申請額、登録日時はそのまま画面に表示し、所属コ
ードは所属コードファイルの所属コード欄(601)と
のマッチングを行い対応する組織名(602)を抽出
し、氏名コードは氏名コードファイル(257)の氏名
コード欄(701)とのマッチングを行い対応する氏名
(702)を抽出し、予算コードをキーとして予算申請
明細ファイル(255)の予算コード欄(501)との
マッチングを行い対応する予算項目名(503)を抽出
してこれらも画面に表示する(ステップ803)。
【0020】図9は予算申請情報の表示結果の一例であ
る。なお、これらの表示項目の並びやソートするための
キー項目については、適応する階層組織の優先度等によ
り任意に変更することができる。この画面上から、マウ
ス等の入力装置(243)により査定を行う予算項目が
選択されたら、対応する予算コードを取得し(ステップ
804)、この予算コードをキーとして予算申請明細フ
ァイル(255)の予算コード欄(501)とのマッチ
ングを行い申請年度(502)、予算明細額(50
4)、予算明細(505)を抽出する。これらの抽出し
た情報は、適正な予算査定を行うために必要なものであ
り、査定を効率的に進められるようこれらの情報を表示
した例を図10に示す。表示内容は上段の申請情報と下
段の予算明細情報の二段からなる。申請情報の左端に
は、図9で選択した予算コードに対応する申請情報が表
示され、前年度の情報は予算コードをキーとして予算申
請明細ファイルの申請年度欄(502)より判定して予
算明細額欄(504)より前年申請額を抽出して表示す
る。加えて、査定を行うための汎用的な判断指標とし
て、今年申請額−前年明細額により前年差額を算出し、
前年差額÷前年明細額×100により差額比率を算出し
表示する。下段には、同じく予算申請明細ファイルより
抽出した予算明細(505)を今年度分と前年度分を並
べて表示する。統合組織の申請予算を構成する下位の申
請組織の申請情報は、統合組織の申請情報及び予算明細
情報の右側に表示する。なお、複数の査定組織あるいは
複数の統合組織をもつ場合には、さらに右側への階層が
延びていくことになる。この表示形式は、左端が査定対
象となる組織階層であり、その右側には構成する下位組
織の明細情報が段階的に表示される。申請情報及び予算
明細情報の表示項目は統合組織と同一であるが、統合組
織を構成する直属配下の申請組織の申請情報及び予算明
細情報は重なり合って表示するイメージとなる。この申
請組織の表示情報は、マウス等の入力装置による操作に
より画面最全面への表示切り替えが可能であり、その際
同一の申請部署情報が表示されるよう申請情報の表示面
と予算明細情報の表示面とが同期をとって切り替わる。
また、査定を行う際の優先度を分かりやすくするため、
今年申請額の範囲あるいは前年差額の範囲(プラス、マ
イナスも含む)あるいは差額比率の範囲(プラス、マイ
ナスも含む)により各表示面の色分けを行うことを可能
にする。これにより、同一階層内での予算申請額の増減
組織数の状況や申請組織まで含めた全体での予算申請額
の増減組織数の状況を直観的に把握することが可能にな
る。なお、各表示面の色分けを多階層にすることで、き
め細かい予算申請状況の把握を行うことも可能になる。
統合組織及びそれを構成する申請組織の予算明細等を確
認したうえで申請額が適正であるかを確認する(ステッ
プ806)。適正であれば査定確認ボタン等を入力装置
から選択することで予算申請額をそのまま予算編成過程
ファイルの対応する予算コードの統合組織の予算査定額
欄(312)にコピーする(ステップ808)。予算明
細等に承認できない事項等があり適正と認めなければ、
画面上の査定額欄等よりキー入力された査定額を取得
し、予算編成過程ファイルの対応する予算コードの統合
組織の予算査定額欄に登録する(ステップ807)。査
定担当者が入力装置より入力した所属コードおよび氏名
コードおよび中央処理装置(242)で管理する日時情
報を、それぞれ予算編成過程ファイルの対応する予算コ
ードの統合組織の所属コード欄(310)、氏名コード
欄(311)、登録日時欄(313)に登録する(ステ
ップ809)。次に、続けて他の予算コードについての
査定を行うかを確認する(ステップ810)。他の予算
査定を行う場合には、再度予算申請情報の一覧画面に戻
り査定対象がなくなるまで(ステップ803)から(ス
テップ809)の処理を繰り返す。他の予算コードの査
定を行わない場合には、査定結果情報を予算申請者に自
動送付して(ステップ811)処理を終了する。
【0021】次に、図11の流れ図に沿って、本発明の
実施例であるサーバ(25)における査定結果の自動送
付(ステップ811)の動作を説明する。査定組織Dク
ライアントからの査定完了通知および査定担当者の所属
コード、氏名コード、登録日時を取得し、サーバでは査
定結果送付実績ファイル(254)より所属コードをキ
ーとして送付者所属コード欄(403)を検索して、対
応する送信日時欄(401)から最も新しい送信日時を
取得する(ステップ1101)。予算編成過程ファイル
より査定組織の所属コード欄と所属コードをマッチング
したレコードについて(ステップ1102)、この最新
の送信日時をキーとして査定組織の登録日時欄(31
3)とマッチングを行う(ステップ1103)。これに
より、予算編成過程ファイルから抽出したレコードが査
定結果として予算申請者に送信されているかの判定(ス
テップ1104)を抽出した全てのレコードについて行
う。査定組織の登録日時が古い場合には、そのレコード
は既に申請担当者に査定情報が送信されているため、次
のレコードを読み込む。査定組織の登録日時が査定結果
送付実績ファイルの送信日時より新しい場合には、その
レコードは予算申請者には送信されていないことを表す
ため、予算編成過程ファイルより査定組織の所属コード
(311)、予算査定額(312)、登録日時(31
3)を抽出し(ステップ1105)、次に査定組織の直
属配下の統合組織の所属コード(306)、氏名コード
(307)予算申請額(308)を抽出する(ステップ
1106)。以上のデータの他に、査定組織の査定額−
統合組織の申請額により査定差額を中央処理装置(25
2)により算出し(ステップ1107)、査定差額÷統
合組織の予算申請額×100により査定差額比率を中央
処理装置で算出し(ステップ1108)、これらを加え
た査定情報を申請担当者に送信する。査定情報の送信先
は、抽出した統合組織の氏名コードをキーとして、氏名
コードファイル(257)の氏名コード欄(701)と
マッチングを行い、送付先アドレス(704)及び氏名
(702)を抽出する(ステップ1109)。この送付
先アドレスを電子メールシステムあるいはワークフロー
システム等に渡し、査定組織の所属コード、予算査定
額、登録日時、統合組織の所属コード、予算申請額、氏
名コードファイルの氏名、算出した査定差額や査定差額
比率の査定情報を申請担当者に宛て送信し、査定結果送
付実績ファイルに中央処理装置(252)で管理する日
時情報を送信日時(401)に、査定担当者の所属コー
ド及び氏名コードを送付者所属コード(402)、送付
者氏名コード(403)に、予算コードを送付済予算コ
ード(404)へ登録する(ステップ1110)。さら
に、統合組織の下位組織として申請組織を有する場合も
あるため、予算編成過程ファイルで統合組織の下位の申
請組織があるかを確認する(ステップ1111)。申請
組織を持つ場合は、統合組織の直属配下組織である申請
組織について統合組織の場合と同等の処理(ステップ1
106〜ステップ1110)を繰り返し行う。上記の処
理を査定組織の登録日時が査定結果送付実績ファイルの
送信日時より新しい全てのファイルについて行うこと
で、予算査定による影響を関連する全ての組織に漏れな
く自動的に送信することが可能となる。
【0022】次に、図12の流れ図に沿って、本発明の
実施例である査定組織Dクライアント(24)における
査定結果の受信以降の動作を説明する。サーバから自動
送信された査定結果情報は、申請担当者の申請組織Aク
ライアントが受信して(ステップ1201)、随時クラ
イアントの記憶装置(214)に蓄積される(ステップ
1202)。サーバからの査定結果情報を受信すると、
クライアントの中央処理装置(212)は電子メールの
アイコン形状を変化させるあるいは着信を通知するメッ
セージを画面上に表示する等を行うイベント処理を起動
する。
【0023】なお、これらのイベント処理は現状の製品
機能およびプログラム機能で対応可能なものとする。申
請担当者はクライアントの査定結果を受信した旨の表示
を確認して、マウス等の入力装置により査定結果を表示
指示を入力する(ステップ1204)ことにより、受信
した査定結果情報のマイナス値を含む査定差額比率の昇
順に査定結果レコードをソートしたうえで(ステップ1
205)クライアントの画面表示装置(211)に査定
による影響度が分かりやすい形式で表示する(ステップ
1206)。
【0024】査定結果の影響度を分かりやすい形式で表
示した例を図13に示す。図面はサーバから受信した査
定組織、予算査定額、査定登録日時、予算項目、予算申
請額、予算申請日時、査定差額、査定差額比率の7項目
の査定結果情報を一覧表形式で表示する部分と、表示す
る査定差額比率範囲を入力する表示範囲指定バーから構
成される。7項目の査定結果情報を表示する一覧表は、
(ステップ1205)の処理により査定差額比率の昇順
にソートされて表示される。なお、査定結果情報を表示
する際のソートのためのキー項目は、申請日時順、申請
額順、査定差額順等任意に設定が可能なものとする。査
定結果の影響度をわかりやすい形式で表示するための査
定差額比率範囲を入力する表示範囲指定バーは、表示ス
ケールの設定エリアと表示範囲の設定エリアから構成さ
れる。表示スケールの設定エリアは、表示範囲指定バー
の右端にあるもので、査定差額比率の絶対値の最大値を
設定するエリアである。本機能は表示バーの中央を0%
に固定することにより、プラス側最大値を指定すること
でマイナス側最大値も自動的に設定される形式としてい
る。
【0025】図13では、25%を初期値として5%、
10%、50%、MAXとして査定差額比率データの最
大値を設定する形式としており、本エリアの設定により
表示バー上部の表示スケールは連動して自動的に切り替
わるものとする。表示範囲の設定エリアは、表示バー中
にマウス等の入力装置により開始点と終了点を指定する
機能であり、設定した表示スケールで任意の範囲を指定
することで一覧表に表示する査定結果情報が表示バーの
指定範囲のみが表示される形式となる。
【0026】なお、表示範囲指定バーにて設定するキー
項目は、申請額順、査定差額順等任意に設定が可能なも
のとする。その場合には、表示スケールの設定エリアの
設定値及び対応して表示されるスケール値が変更される
ことにとどまり、これ以外の実現形式は変わらないもの
とする。これにより、申請担当は受信した査定結果情報
を査定による影響度に従い、かつ影響範囲を任意に指定
しながら把握することが可能となる。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば階層
組織における予算編成において下位組織においても迅速
に査定状況及び査定予算額と申請予算額の差額を把握す
ることが可能となり、予算申請から査定までを含めた予
算編成業務全体の効率化を図ることが可能となる。
【0028】また、各組織の担当者を単位として色分け
した表示形式で査定予算額と申請予算額の差額を通知す
ることで、組織全体の予算に対する関心が高まることに
もなるため、予算を核とした組織経営管理を浸透させる
ことが可能になる。また、査定による影響度が多角的に
表示されることで、階層別に組織全体として意向に沿っ
た組織運営及び計画を展開させるための指針を把握する
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する組織形態の階層構造の一例を
表す。
【図2】情報処理装置のハードウェア構成及び接続関係
を表す。
【図3】予算申請から査定までに関わる全ての階層組織
のデータを管理する予算編成過程ファイルの一例を表
す。
【図4】査定担当者による査定完了後に査定実績情報を
送信する前に最新の送付実績を確認し、サーバからの査
定結果情報送信後に送信実績及び送信した予算コード等
を登録するを登録する査定結果送付実績ファイルの一例
を表す。
【図5】申請組織及び統合組織において予算申請された
予算コードに対応して、その予算項目名及び予算明細等
を管理する予算申請明細ファイルの一例を表す。
【図6】予算申請を行うための階層組織を構成する各種
組織について、コードと具体的な組織名を対応させ、組
織構造上の階層の上下関係を管理する所属コードファイ
ルの一例を表す。
【図7】予算申請を行う者及び予算査定を行う者の氏名
コードに対応して、その氏名、所属先の所属コード、査
定結果情報を送信するための送付先アドレスを管理する
氏名コードファイルの一例を表す。
【図8】本発明の実施例のうち、統合組織及び査定組織
において行われる予算査定の際に、クライアント側が行
う動作を表すフローチャートである。
【図9】本発明の実施例において統合組織及び査定組織
のクライアント側の画面表示装置に表示される査定対象
予算を選択する画面の一例を表す。
【図10】本発明の実施例において統合組織及び査定組
織のクライアント側の画面表示装置に表示される選択さ
れた予算項目について予算明細を確認表示する画面の一
例を表す。
【図11】本発明の実施例のうち、統合組織及び査定組
織において予算査定を完了した後に、予算申請者に査定
結果を自動送付するためにサーバ側が行う動作を表すフ
ローチャートである。
【図12】本発明の実施例のうち、申請組織及び統合組
織においてサーバ側より送信された査定結果を確認する
際に、クライアント側が行う動作を表すフローチャート
である。
【図13】本発明の実施例において申請組織及び統合組
織のクライアント側の画面表示装置に表示される査定結
果の受信結果画面の一例を表す。
【符号の説明】
11:申請組織A、12:申請組織B、13:統合組織
C、14:査定組織D、21:申請組織Aクライアン
ト、211:申請組織Aクライアントの画面表示装置、
212:申請組織Aクライアントの中央処理装置、21
3:申請組織Aクライアントの入力装置、214:申請
組織Aクライアントの記憶装置、22:申請組織Bクラ
イアント、221:申請組織Bクライアントの画面表示
装置、222:申請組織Bクライアントの中央処理装
置、223:申請組織Bクライアントの入力装置、22
4:申請組織Bクライアントの記憶装置、23:統合組
織Cクライアント、231:統合組織Cクライアントの
画面表示装置、232:統合組織Cクライアントの中央
処理装置、233:統合組織Cクライアントの入力装
置、234:統合組織Cクライアントの記憶装置、2
4:査定組織Dクライアント241:査定組織Dクライ
アントの画面表示装置、242:査定組織Dクライアン
トの中央処理装置、243:査定組織Dクライアントの
入力装置、244:査定組織Dクライアントの記憶装
置、25:サーバ、251:サーバの画面表示装置、2
52:サーバの中央処理装置、253:予算編成過程フ
ァイル、254:査定結果送付実績ファイル、255:
予算申請明細ファイル、256:所属コードファイル、
257:氏名コードファイル、26:ネットワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信回線を介して電子データの授受を行う
    機能を備えた予算システムにおいて、予算申請開始から
    査定完了までの経過を蓄積する予算編成過程ファイルと
    査定結果データを申請組織に送付した実績を蓄積する査
    定結果送付実績ファイルを有し、個々の予算への査定が
    完了した後に自動的に予算の申請者に査定結果および査
    定差額を通知する方法。
  2. 【請求項2】上記通知手段において、予算の申請者に査
    定による予算額の見直しによる査定差額及び査定差額比
    率別の影響度を分類して表示する方式。
  3. 【請求項3】査定担当者にとって、査定を効率的に進め
    ることができる予算明細及び予算明細額についての表示
    方式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006518520A (ja) * 2003-02-19 2006-08-10 コグノス インコーポレイティド 企業計画モデルに従った水平な企業計画
JP2006518519A (ja) * 2003-02-19 2006-08-10 コグノス インコーポレイティド 企業計画モデルのカスケード計画

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