JPH10311436A - 回転弁の駆動装置 - Google Patents

回転弁の駆動装置

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JPH10311436A
JPH10311436A JP12082597A JP12082597A JPH10311436A JP H10311436 A JPH10311436 A JP H10311436A JP 12082597 A JP12082597 A JP 12082597A JP 12082597 A JP12082597 A JP 12082597A JP H10311436 A JPH10311436 A JP H10311436A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドル操作力が小さく、任意の弁開度位置
に停止固定でき、且つ遠方から弁開度を確認でき、また
閉弁位置は樹脂成形品によって精確に仕上げて調整を不
要とし、分解、組立作業を容易にする。 【解決手段】 本体12内に収納されハンドル車15に
よって回転されるスリーブ13の内側に、リード角の小
さい1条ねじ16Aを介して螺合され且つ回転を阻止さ
れた筒状部を有する上下動ねじ部16,17を設け、そ
の内側に、リードの大きい多条ボールねじ機構18Aを
介して螺合される回動ねじ部18を設け、回動制限部2
3と植込キー24,25を介して回転弁29の弁棒19
に接合される。上記上下動ねじ部16の上下運動は、連
結部17の外面と本体12の内面にそれぞれ形成された
平坦部を互いに係合させることによって案内制御され、
また回転弁の回動角度は、回動制限部23の扇形部23
Aの端面と、本体12内面の凸部との角度間隔(通常9
0°)によって制限される。また、弁開閉指示は上下動
ねじ部16頂部の開閉指示板26によって確認される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、別体の回転弁と結
合させ、ハンドル操作により、任意の弁開度に停止固定
できるようにした回転弁の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転弁特にバタフライ弁の駆動装
置として、ウォームギヤ式減速機或いは遊星歯車式減速
機等を使用しているが、このような構成では駆動装置自
身のみならず弁全体が大型化或いは大重量化し、また経
済性など時代の要請に合わないものが多く、又配管設置
面や取扱い、運搬、保管面にも問題点が多かった。
【0003】特に、ウォームギヤ式減速機のハンドル車
が横向き(水平方向)になっており、複奏する配管系に
おいてもスペースの確保が必要であり、設置面積の拡大
を問題点とされていた。また、この種減速機の開閉指示
板は機側に近寄らないと確認できず、多数の弁が設置さ
れている配管系において、遠方から弁の開閉を視認でき
る必要性があった。
【0004】上記のような問題点に対処するために、必
要操作力が小さく且つ任意の弁開度を安定的に維持する
ことができ、しかも小型化できるようにしたものが既に
開発され、公知である(特公昭55− 14952号公報参
照)。
【0005】図5は、上記従来公知のものの一例を示す
弁全体の縦断面図である。図において、2個の筒状部材
を結合してなる軸受部1が弁本体(弁箱)2にボルト止
めされると共に、該弁本体2内の弁体3を固着した弁棒
4の上端側が軸受部1内に突出され、該軸受部1内にお
いて、リード角の大きい多条ねじ5を介して、スプライ
ン嵌合部6aによって軸芯方向へのみ変位する摺動筒体
6が、同芯状に螺合外装されると共に、該摺動筒体6に
リード角の小さい1条ねじ7を介して回転筒体8が同芯
状に螺合外装され、該回転筒体8に付設された嵌合部8
aに図示しないハンドルを嵌着して、回転筒体8を回転
することにより減速して弁体3を回動するようになって
いる。図中、9は、軸受部1側に固定され且つ摺動筒体
6に軸芯にほぼ平行に設けられた貫通孔内に挿入された
杆体、10は、回転筒体8の内面側の凹部に揺動自在に
軸支された係止部材で、摺動筒体6の下降に伴って自重
で下降揺動して凹部から突出し、摺動筒体6の上昇に伴
って該筒体6の上面に押圧されて凹部内に引退するよう
になっている。
【0006】そして摺動筒体6の下降時、上記係止部材
10の下降揺動に伴って、貫通孔から突出する杆体9上
部と該係止部材10とが回転筒体8の回転方向において
当接して該回転筒体8の回転が阻止され、且つこの回転
阻止状態において弁体3が全開又は全閉状態の何れか一
方になるように構成されており、また、摺動筒体6の上
昇時、回転筒体8の下端部と摺動筒体6のスプライン嵌
合部6a上面とに対向してそれぞれ設けられた当接部材
の当接時に、弁体3の全開又は全閉状態の何れか他方に
なるように構成されている。
【0007】また、この種減速機は、主に埋設用弁に多
用されるために操作ハンドル車がなく、図中嵌合部8a
に延長軸を挿着し、該延長軸に、上端部にハンドル車を
取付け且つ下端部に上記延長軸上端部の角形軸部に嵌合
するめす形嵌合部を有するTハンドルを挿着し、該Tハ
ンドルによって弁開閉を行なうものである。従って弁口
径も大口径のものが多く、一般的に開又は閉の2位置操
作とされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来公知のも
のは、回転筒体8と摺動筒体6との螺合は、リード角の
小さい条ねじ7によって行われ、摺動筒体6と弁棒4と
の螺合はリード角の大きい多条ねじ5によって行われる
ので、弁体3の開度調整に必要な力が小さくて済み、且
つ弁体3への流体圧によって弁体3の開度が不測に変化
しないようになっているが、弁棒と軸受部内における回
転軸とが一体のものからなるため、分解組立が不便であ
るばかりでなく、弁体3の全閉又は全開時の係止手段
が、一方では、回転筒体8の内面に軸支される係止部材
10と、摺動筒体6に設けられた軸方向の貫通孔に挿入
され軸受部1側に固定された杆体9との回転方向の当接
によって行われ、また他方では、回転筒体8の下端面
と、摺動筒体6のスプライン嵌合部6a上面にそれぞれ
対向するように設けられた当接部材の当接によって行わ
れるようになっており、何れも構造が複雑であるばかり
でなく、弁体の全閉位置を高精度に調整設定できるよう
になっておらず、そのため、弁座漏洩の原因となり、そ
れを回避するために、回転弁及び駆動装置の各部の製作
加工を超高精度に仕上げる必要があるという問題点があ
った。
【0009】また、弁体開度位置を外部から確認できる
ようになっておらず、そのため、専ら作業員の勘に頼ら
ざるを得ず、又不慣れな作業員により駆動装置内の部材
を破損せしめ、弁の開閉不能が原因で重大事故の発生を
招くことがあり、且つ修理のために駆動部のみならず、
回転弁共一式配管より取り外す事態となることがある等
の問題点があった。
【0010】本発明は、上記した従来技術の問題点を解
決し、ハンドル操作力が小さく、任意の弁開度位置に停
止固定でき、且つ遠方から弁開度を確認でき、また閉弁
位置は樹脂成形品によって精確に仕上げて調整を不要と
し、分解、組立作業が容易な回転弁の駆動装置を提供す
ることを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の採った手段は、駆動部本体内に収納され
外部からハンドル車を介して駆動されるスリーブの内側
に、リード角の小さい1条ねじを介して螺合され且つ回
転を阻止された筒状部を有する上下動ねじ部を設け、該
上下動ねじ部の内側に、リード角の大きい多条ねじ機構
を介して螺合される回動ねじ部を設け、該回動ねじ部を
弁棒に接続するようにした回転弁の駆動装置において、
上記リード角の大きい多条ねじ機構を、リードの大きい
ボールねじ機構によって構成し、上記上下動ねじ部の下
部の円筒部外面に、筒状本体部の内面に形成され上下動
ねじ部の回転を阻止する平坦部と係合する平坦部を形成
すると共に、上記回動ねじ部に、筒状本体部の内面に形
成され回転弁の回動角度を制限する凸部に係合する扇形
突部を一体に設け、更に上記上下動ねじ部の頂部に開閉
指示板を取付け、該開閉指示板をハンドル車頂部に取付
けられた指示筒内に位置させたことを特徴としている。
【0012】また、駆動部本体を硬質の合成樹脂材料に
よって成し、且つ着色したことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面に記載した実施例を用いて説明する。図1は、本発明
の一実施形態を示す回転弁の駆動装置の縦断面図であ
り、図2は、図1のa−a線断面図であり、図3は、図
1のb−b線矢視断面図である。
【0014】図において、駆動装置11の本体(駆動部
本体)12の上部に内接してスリーブ13が収納され、
該スリーブ13は、その外側に植込キー14を介して嵌
合されたハンドル車15により、本体12によって上下
動しないように保持されながら回転駆動されるようにな
っている。
【0015】上記スリーブ13の内側には、リード角の
小さい1条ねじ16Aを介して上下動ねじ部16が螺合
され、該上下動ねじ部16は、下端に、下部を筒状に形
成した連結部17が一体に連結され、該連結部17の下
部筒状部の外面は、図2に示すように、筒状本体部12
の内面に形成され、上下動ねじ部16の回転を阻止する
平坦部12Aと係合する平坦部17Aが形成されてお
り、更に該筒状連結部17の下端には、リード角の大き
い多条ねじ機構を介して螺合され下方の弁棒19と連結
される回動ねじ部18に対応(螺合)する回動ねじナッ
ト部20のフランジ21が、連結用ボルト22を介して
一体に取付けられている。そして上記回動ねじ部18の
下部の非ねじ部の下端と弁棒19の上端とが当接され、
該当接面を挿んでその上下に一定長さを有する筒状の回
動制限部23が該当接部に嵌合されており、該回動制限
部23の内面には、回動ねじ部18と弁棒19にそれぞ
れ植込まれた植込キー24と25とが嵌合する軸方向の
一本のキー溝が形成されている。
【0016】上記筒状の回動制限部23には、筒状本体
部12の内面に形成され回転弁の回動角度を制限する凸
部12B(図3)と係合する扇形突部23Aが、一体に
形成されており、該扇形突部23Aの端面23Bと、上
記回転弁の回動角度を制限する凸部12Bの端面とが互
いに当接して、図示しない弁体従って弁棒19の回動角
度を制御するようになっている。なお、図3に示された
ものは、弁体の開閉角度が90°の場合を示している
が、例えば、同開閉角度が100°の場合は、それに対
応するように凸部12Bと扇形突部23Aの両対向端面
を10°削減すればよい。
【0017】一方、上下動ねじ部16の上端部(頂部)
に、弁体の開閉を示す開閉指示板26が取付けられてお
り、ハンドル車15の頂部に取付けられた樹脂等の透明
の指示筒27内に位置するように配設されている。な
お、図3において、28は、本体12の下端のフランジ
と回転弁本体29とをボルト締めにより一体化する接続
ボルト孔である。
【0018】また、駆動部本体12は、硬質の合成樹脂
材料によって成形されており、該合成樹脂材料として、
耐候性、耐熱性、変形、変質の少ないポリプロピレン、
塩化ビニル、ポリカーボネイト、ポリアミド、ポリエチ
レンテレフタレート等の熱可塑性樹脂があり、又エポキ
シ、メラミン、不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂が
ある。又上記樹脂材料にガラス繊維や炭素繊維を加え強
度を一層高めることができる。また、上記合成樹脂材料
の型成形時に、適宜黒色等に着色する措置が採られる。
このようにすることにより、最終塗装等の工数が削減さ
れる利点がある。
【0019】更にまた、本発明の特徴の一つとして、前
記した上下動ねじ部16及びそれと一体の連結部17の
上下運動を回動ねじ部18の回転運動に変換するリード
角の大きい多条ねじ機構18Aに、図4に示すようなリ
ードの大きいボールねじ機構が用いられている。図4
(a)は要部断面図であり、(b)はボールねじの溝の
形状を示す要部拡大断面図である。
【0020】図4において、回動ねじ部18には、リー
ドの大きい2条のねじ溝が設けられており、該ねじ溝と
それぞれエンドレス状に連続して設けられた対向するね
じ溝が回動ねじナット部20の内面に設けられており、
これらのそれぞれエンドレス状に連続した両ねじ溝内に
多数のボール20Aが図示のように隙間なく嵌入されて
いる。
【0021】上記のように構成されたボールねじ機構1
8Aは、回動ねじナット部20が矢印のように図で右方
向に直線移動すると、両ねじ溝内に嵌入されたボール2
0Aは、例えば (A)点から出たボールは、右下方にねじ
溝内を移動した後、紙面の裏側より点線方向に移動した
(B)点に達し、ここでボール循環穴20Bを通ってUタ
ーンして (A)点に戻る。同様に下方のボールも矢印方向
に循環移動し、これによって回動ねじ部18に、矢印方
向の回転運動を与えることになる。
【0022】上記のように直線運動を回転運動に変換す
る(一般にこのような変換は、回転運動を直線運動に変
換する正作動に対して逆作動といわれている。)ときの
トルクは、次式によって与えられる。
【0023】上記のようなボールねじ機構18Aにおい
ては、図4(b)にも示すように、回動ねじ部18及び
回動ねじナット部20の溝形状とボール20Aの隙間を
なくすか、極小にしており、バックラッシュは微小とな
る。これにより、直線運動を高効率に回転運動に変換す
ることができるので、ハンドル車15に直結されたスリ
ーブ13の回転力がリード角の小さい1条ねじ16Aに
よって上下運動に変換された上下動ねじ部16の推力
を、回動ねじ部18従って弁棒19の大きな回転力(ト
ルク)に増巾することができる。
【0024】また、回動ねじナット部20の上下動を精
確(精密)に回動ねじ部18に伝達することができるの
で、弁体の90°回動の微調整を不要とし、そのため、
90°回動調整機構を備えていない。
【0025】また、当該駆動装置11は屋外使用に耐え
るように完全密閉防水構造を施すために、上部スリーブ
13の外周に、パッキン30を、又下部回転弁本体29
との接合面にガスケット31をそれぞれ挿着している。
【0026】上記した実施形態によれば、弁作動時、ハ
ンドル車15を介してスリーブ13を回転すると、該ス
リーブ13の内側のリード角の小さい1条ねじ16Aを
介して螺合され且つ回転を阻止された上下動ねじ部16
と連結部17が上下方向に移動し、それに伴い、リード
の大きいボールねじ機構18Aを介して螺合された回動
ねじ部18が、小さい操作力で減速して回動され、該回
動ねじ部18に接続された弁棒19が回動されて図示し
ない弁体が回動される。
【0027】また使用中、流体圧力が弁体に作用して
も、リード角の異なる上記2種類のねじ機構16A,1
8Aにより弁体は自己回動できず、弁体は任意の開度に
停止固定される。この際、弁体の開度は、上下動ねじ部
16の頂部に取付けられた開閉指示板26の上下動によ
り、透明指示筒27を通して遠方からも容易に確認する
ことができる。
【0028】上記の弁体の回動角度範囲は、弁棒19と
植込キー24,25を介して連結された回動制限部23
の扇形部23Aの端面と、筒状本体部12の内面に形成
された凸部12B端面とが回転弁の回動角度を制限する
ストッパー的役割をし、対向するこれら両端面間の角度
間隔により設定され、通常90°に設定されるが、当該
駆動部本体12が硬質の合成樹脂により成形されている
ので、上記本体内面の突部12Aを所定寸法通りに容易
に型成形することができ、該部を後加工する必要がな
く、既製品として使用することができるので、通常鋳造
品で製作された従来製品が内面の仕上げ加工に相当の工
数を要していたのと比べて、組立時及び組立後の開度調
整作業を不要としている。このことは、上下動ねじ部1
6の回転を阻止し上下運動を案内規制する筒状本体部1
2内面の平坦部12Aにおいても同様である。
【0029】一方、上下動ねじ部16及び回動ねじナッ
ト部20の直線往復動を、リードの大きいボールねじ機
構18Aによって回動ねじ部18の回転運動に変換する
ようにしたことにより、該ボールねじ機構のボールねじ
(軸)と回動ねじ(ナット)の溝形状とボールの隙間を
無くすか、極小にされるのでバックラッシュが微小とな
り、これにより直線運動を高効率に回転運動に変換する
ことができるので、上下動ねじ部16,17の軸方向推
力を回動ねじ部18の大きな回転力(トルク)に増巾す
ることができる。
【0030】また、回動ねじナット部20の上下動を精
密(精確)に回動ねじ18に伝達することができるの
で、90°回動の微調整及びそのための微調整機構を不
要とすることができる。
【0031】また、本体を硬質の合成樹脂材料により成
形し、且つ例えば黒に着色することにより、屋内・外に
使用でき、又、塗装を不要とする等のコストダウンに結
びつけることができる。また、上部スリーブ13の摺動
部にパッキン30を設け、本体12と回転弁本体29間
にガスケット31を介装することにより、完全密閉構造
とすることができる。
【0032】上記した実施形態で説明した本発明の駆動
装置は、バタフライ弁を含む回転弁に広く用いることが
できる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
駆動部本体内に収納され外部からハンドル車を介して駆
動されるスリーブの内側に、リード角の小さい1条ねじ
を介して螺合され且つ回転を阻止された筒状部を有する
上下動ねじ部を設け、該上下動ねじ部の内側に、リード
角の大きい多条ねじ機構を介して螺合される回動ねじ部
を設け、該回動ねじ部を弁棒に接続するようにした回転
弁の駆動装置において、上記リード角の大きい多条ねじ
機構を、リードの大きいボールねじ機構によって構成
し、上記上下動ねじ部の下部の円筒部外面に、筒状本体
部の内面に形成され上下動ねじ部の回転を阻止する平坦
部と係合する平坦部を形成すると共に、上記回動ねじ部
に、筒状本体部の内面に形成され回転弁の回動角度を制
限する凸部に係合する扇形突部を一体に設け、更に上記
上下動ねじ部の頂部に開閉指示板を取付け、該開閉指示
板をハンドル車頂部に取付けられた指示筒内に位置させ
たことにより、次のような効果を奏することができる。
【0034】(i)回動ねじ部と回動ねじナット部間の
運動方向の変換機構にリードの大きい多条ボールねじ機
構を採用したことにより、回動ねじナット部の上下動が
回動ねじ部の回動に高効率で変換され、そのため回動ね
じ部の回動が軽快となり、従ってハンドル車の操作トル
クが小さくなる。
【0035】(ii)回転弁の回動角度を制限する凸部を
本体内面に設け、また回動ねじナット部の上下動を案内
規制する平坦部を同様に本体内面に設けたことにより、
簡単な構成で且つ効率よく、確実正確に所定の運動制御
を行わせることができる。
【0036】(iii) 上下動ねじ部の頂部に開閉指示板を
取付け、ハンドル車頂部に取付けた指示筒内に位置させ
たことにより、ハンドル車の近傍で弁の開閉指示を確認
することができ、且つ指示筒を透明の樹脂材で製作する
ことにより、遠方からも容易に確認することができる。
【0037】また、駆動部本体を硬質の合成樹脂材料に
よって成形し、且つ着色したことにより、筒状本体部の
内面に形成され回転弁の回動角度を制限する凸部、及び
回動ねじナット部の上下動を案内規制する平坦部が、何
れも本体と同じ硬質の合成樹脂材料で成形されているの
で精密(精確)に仕上げられ、それに伴って、通常鋳造
品で構成された従来品では精確度に欠けそれを補うため
に必要とされた作業の困難な後仕上加工が不要となるの
で、作業効率が向上し、また塗装が不要となるのでコス
トが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態(実施例)を示す回転弁の
駆動装置の縦断面図である。
【図2】図1のa−a線断面図である。
【図3】図1のb−b線矢視断面図である。
【図4】本発明におけるボールねじ機構の内部構成図
で、(a)は要部断面図、(b)は要部拡大断面図であ
る。
【図5】従来例を示す回転弁の全体縦断面図である。
【符号の説明】
11 駆動装置 12 本体(筒状本体部) 12A 平坦部 12B 凸部 13 スリーブ 14 植込キー 15 ハンドル車 16 上下動ねじ部 16A リード角の小さい1条ねじ 17 連結部 17A 平坦部 18 回動ねじ部 18A ボールねじ機構 19 弁棒 20 回動ねじナット部 20A ボール 20B ボール循環穴 21 回動ねじフランジ 22 連結用ボルト 23 回動制限部 23A 扇形部 23B 端面 24,25 植込キー 26 開閉指示板 27 透明指示筒 28 接続ボルト孔 29 回転弁本体 30 パッキン 31 ガスケット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動部本体内に収納され外部からハンド
    ル車を介して駆動されるスリーブの内側に、リード角の
    小さい1条ねじを介して螺合され且つ回転を阻止された
    筒状部を有する上下動ねじ部を設け、該上下動ねじ部の
    内側に、リード角の大きい多条ねじ機構を介して螺合さ
    れる回動ねじ部を設け、該回動ねじ部を弁棒に接続する
    ようにした回転弁の駆動装置において、上記リード角の
    大きい多条ねじ機構を、リードの大きいボールねじ機構
    によって構成し、上記上下動ねじ部の下部の円筒部外面
    に、筒状本体部の内面に形成され上下動ねじ部の回転を
    阻止する平坦部と係合する平坦部を形成すると共に、上
    記回動ねじ部に、筒状本体部の内面に形成され回転弁の
    回動角度を制限する凸部と係合する扇形突部を一体に設
    け、更に上記上下動ねじ部の頂部に開閉指示板を取付
    け、該開閉指示板をハンドル車頂部に取付けられた指示
    筒内に位置させたことを特徴とする回転弁の駆動装置。
  2. 【請求項2】 駆動部本体を硬質の合成樹脂材料により
    成形し、且つ着色したことを特徴とする請求項1記載の
    回転弁の駆動装置。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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