JPH1031116A - 光ファイバ端面研磨方法 - Google Patents

光ファイバ端面研磨方法

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Publication number
JPH1031116A
JPH1031116A JP18381196A JP18381196A JPH1031116A JP H1031116 A JPH1031116 A JP H1031116A JP 18381196 A JP18381196 A JP 18381196A JP 18381196 A JP18381196 A JP 18381196A JP H1031116 A JPH1031116 A JP H1031116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
ferrule
face
optical fiber
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18381196A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Minami
浩二 皆見
Hiroyuki Tokita
広行 鴇田
Muneo Kawasaki
宗男 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP18381196A priority Critical patent/JPH1031116A/ja
Publication of JPH1031116A publication Critical patent/JPH1031116A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フェルール先端を研磨シートに押しつけた場
合に生じる研磨シートの外周縁のめくれの問題を解決す
ること。 【解決手段】 弾性体4を介して研磨シート5が置かれ
ている研磨定盤3を回転させ、研磨シート5に、光ファ
イバ付フェルール30の軸が研磨シート5への垂線に対
して所定の角度傾いた状態で光ファイバ付フェルール3
0の先端32を押し付けて研磨を行うようにした光ファ
イバ端面研磨方法において、光ファイバ付フェルール3
0を、先端32が研磨定盤3の回転中心を向くよう傾け
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ通信に
おいて用いられる光ファイバの端面を斜め凸球面に研磨
するための光ファイバ端面研磨方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ通信において用いられる光コ
ネクタには、挿入損失が小さく、かつ反射戻り光が少な
いことが要求される。現時点でこの要求に最も合致する
光コネクタは、フェルールに保持された光ファイバの端
面をフェルール端面と共に、光ファイバの軸に垂直な面
に対して斜めに、且つ凸球面に研磨した「斜めPCコネ
クタ」と呼ばれている光コネクタが最有力である。
【0003】このコネクタの端面形成は従来以下の様に
行われていた。従来の方法を図5に示す従来の光ファイ
バ端面研磨装置を参照しながら説明する。図4に示す光
ファイバ端面研磨装置において、1は光ファイバをその
軸中心の微少貫通孔に保持したフェルール、2はフェル
ール1を規格化された角度Θだけ内側に傾けて保持する
フェルール押え治具、11は基台、3は基台11上に設
けられた研磨定盤、4は研磨定盤3の上に貼られた弾性
体、5は弾性体4の上に貼られた研磨シートである。研
磨定盤3は図示されない駆動機構によって自転運動及び
公転運動をする。研磨定盤3は外周から中心に向かって
回転軸(自転あるいは公転)と垂直な平面とのなす角度
が微小角度Δで高さが増加している円錐形状である。フ
ェルール1は、フェルール保持部を形成するフェルール
押え治具2と加圧軸40によって研磨シート5に押し付
けられている。また、フェルール押え治具2は、支持棒
41により、研磨定盤3の回転につられて回転しないよ
うになっている。
【0004】上記研磨機においては、フェルールはフェ
ルール押え治具2に研磨定盤3の回転軸に対して角度Θ
だけ傾いて固定されており、また、研磨定盤3が、フェ
ルールの軸と研磨定盤3への垂直となす角がΘからさら
にΔ増加するように傾いていることから、このΔを最適
に設定することにより、フェルールの端面は規格化され
た斜め研磨角度Θで斜め凸球面に研磨される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の研磨方
法では、フェルール押え治具によってフェルールを研磨
シートの外周縁付近で外側に向けて傾斜させているの
で、図5に示されるように研磨シート5の外周縁5A近
傍においてフェルール1の先端が研磨シート5に向けて
斜め外方に押し下げられると、そこにはシートの張力が
小さいことにより生じる大きな摩擦力F1と、シートの
張力が大きいことにより生じる小さな摩擦力F2とが働
くことになる。この結果、研磨シート5の外周縁5Aが
研磨定盤3から若干めくり上る傾向となり、この研磨シ
ート5の変形によりフェルール1の外側が余分に研磨さ
れてしまい、曲率偏心を生じるなどしてフェルール1の
先端部を所望の形状に仕上げることが困難であるという
問題点を有している。
【0006】さらに、フェルールの端面の傾斜は用途に
よって様々であるが、場合によってはΘとして12°程
度の傾斜が要求される場合がある。この場合、図4から
明らかなように、Θを大きくした場合、フェルール1の
鍔部1Aのためにフェルール押え治具2の切り欠き2A
の深さが大きくなり、そこの部分に穴があいてしまい、
この先がつながらないようにしなければならないので、
多数のフェルールをフェルール押え治具2の周縁部に並
べることができないという問題を生じる。これは、フェ
ルール1にコネクタを装着したままで研磨を行う場合に
はさらに深刻であり、特に、12°より大きい傾斜の端
面形状に研磨する場合において問題となる。
【0007】本発明の目的は、したがって、従来技術に
おける上述の問題点を解決することができるようにした
光ファイバ端面研磨方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の特徴は、弾性体を介して研磨シートが置かれ
ている研磨定盤を回転させ、回転している研磨定盤上の
研磨シート面に、光ファイバ付フェルールの軸が前記研
磨シート面への垂線に対して所定の角度傾いた状態で前
記光ファイバ付フェルールの端面を押し付けて該端面の
研磨を行うようにした光ファイバ端面研磨方法におい
て、前記光ファイバ付フェルールを、前記端面が前記研
磨定盤の回転中心を向くように傾けるようにした点にあ
る。
【0009】光ファイバ付フェルールをこのように傾け
ると、光ファイバ付フェルールの端面に作用する研磨シ
ートによる摩擦力のうち、研磨シートの周縁部からその
中心に向かって作用する摩擦力が小さくなる。したがっ
て、研磨シートの外周縁部におけるめくれの問題が解決
され、光ファイバ付フェルール端面の曲率偏心が安定す
る。
【0010】本発明の方法を実施するため光ファイバ付
フェルールの端面を研磨定盤上の研磨シート面に所要の
姿勢で加圧付勢して保持するための保持具において、前
記光ファイバ付フェルールを所定の角度付けして取り付
けるための取付溝には、光ファイバ付フェルールの端面
が研磨定盤の回転中心を向くように傾けて光ファイバ付
フェルールが挿入されるので、フェルールの鍔又はフェ
ルールに装着されるコネクタのフランジ部等を保持具の
外側に逃がすことができる。このため、保持具に穴をあ
けることなく、光ファイバ付フェルールにコネクタが装
着されていても大きく傾けて取り付けることが簡単に実
現でき、多数の光ファイバ付フェルールを狭い間隔で、
その周縁に取り付けることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明による光ファイバ端面研磨
方法を実施するために使用される光ファイバ端面研磨装
置の実施の形態の一例を示す構成図である。図1に示し
た光ファイバ端面研磨装置10は、コネクタが装着され
た光ファイバ付フェルールである被研磨コネクタ30を
所要の姿勢で研磨シート面に加圧付勢して多数個保持す
るための保持具20が図4に示したフェルール押え治具
2と大きく異なっている点を除いて、図4に示した光フ
ァイバ端面研磨装置と同様の構成である。したがって、
図1に示す光ファイバ端面研磨装置10の各部のうち図
4に示す光ファイバ端面研磨装置の各部と同一の部分に
は同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
【0013】図2に示されるように、保持具20の外周
縁21には被研磨コネクタ30を多数取り付けるため取
付溝22が密に多数形成されている。これらの取付部2
2は、コネクタ付のフェルールを取り付けることができ
るよう、それぞれ、コネクタ部31の外形寸法に合わせ
た切欠部22Aと、コネクタ部31から突出しているフ
ェルール先端32(図1参照)を研磨シート5に向けて
押し付けることができるようにするため切欠部22Aに
あけられたフェルール挿通孔22Bとから構成されてい
る。
【0014】取付溝22の各切欠部22Aは、被研磨コ
ネクタ30のフェルール先端32が研磨定盤3の回転中
心軸の方向に向くように傾けて被研磨コネクタ30を収
納する構成となっている。したがって、被研磨コネクタ
30を傾斜して保持具20に取り付けても、そのコネク
タ部31の肩部を保持具20の外側に逃がすことができ
るので、保持具20に穴をあける必要がない。このた
め、保持具20の外周縁に被研磨コネクタ30を間隔を
せばめて多数取り付けることができる。さらに、被研磨
コネクタ30の取付傾斜を大きくすることが簡単にでき
るので、例えば12°以上の規模の研磨も可能となる。
【0015】上述の如くして保持具20に被研磨コネク
タ30を取り付けたならば、被研磨コネクタ30の各フ
ェルール先端32を研磨シート5に加圧付勢し、研磨定
盤3と保持具20との間に相対トロコイド曲線運動を与
えることにより各フェルール先端32の研磨を従来と同
様にして行う。
【0016】図3には、図1に示した光ファイバ端面研
磨装置10によって光ファイバ付フェルールの先端32
を研磨する場合に、フェルール先端32に働く力を説明
するための図である。本発明の方法に従う場合にはフェ
ルール先端32が研磨シート5の外周縁と逆の方向を向
いているため、摩擦力F1、F2は共に小さくなり、研
磨シート5の外周縁におけるめくれ現象が生じない。し
たがってフェルール先端32を所要の球面形状に研磨す
ることができ、曲率偏心が安定するという効果が得られ
る。
【0017】なお、保持具20の外周縁に被研磨コネク
タ30を取り付ける場合には、被研磨コネクタ30を対
象に配置すると、より安定に研磨加工を行うことができ
る。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、被研磨コ
ネクタのフェルール先端が研磨定盤の回転中心を向くよ
うに傾けて先端の研磨を行うようにしたので、フェルー
ル先端が研磨シートの外周縁と逆の方向を向くことにな
り、研磨シートの外周縁におけるめくれ現象が生じな
い。したがってフェルール先端を所要の球面形状に研磨
することができ、曲率偏心が安定するという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するための光ファイバ端面
研磨装置の実施の形態の一例ほ断面して示す概略構成
図。
【図2】図1に示したコネクタ保持具の平面図。
【図3】図1に示した光ファイバ端面研磨装置による研
磨の際にフェルール先端に働く力を説明するための説明
図。
【図4】従来の光ファイバ端面研磨装置の一例を断面し
て示す概略構成図。
【図5】従来の光ファイバ端面研磨装置による研磨の際
にフェルール先端に働く力を説明するための説明図。
【符号の説明】
5 研磨シート 5A 外周縁 10 光ファイバ端面研磨装置 20 保持具 22 取付溝 22A 切欠部 22B フェルール挿通孔 30 被研磨コネクタ 31 コネクタ具 32 フェルール先端 F1、F2 摩擦力

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性体を介して研磨シートが置かれてい
    る研磨定盤を回転させ、回転している研磨定盤上の研磨
    シート面に、光ファイバ付フェルールの軸が前記研磨シ
    ート面への垂線に対して所定の角度傾いた状態で前記光
    ファイバ付フェルールの端面を押し付けて該端面の研磨
    を行うようにした光ファイバ端面研磨方法において、前
    記光ファイバ付フェルールを、前記端面が前記研磨定盤
    の回転中心を向くように傾けるようにしたことを特徴と
    する光ファイバ端面研磨方法。
JP18381196A 1996-07-12 1996-07-12 光ファイバ端面研磨方法 Pending JPH1031116A (ja)

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JP18381196A JPH1031116A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 光ファイバ端面研磨方法

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JP18381196A JPH1031116A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 光ファイバ端面研磨方法

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JPH1031116A true JPH1031116A (ja) 1998-02-03

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JP18381196A Pending JPH1031116A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 光ファイバ端面研磨方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107756235A (zh) * 2017-11-20 2018-03-06 惠州市伯拉科技有限公司 光纤研磨装置
CN107756222A (zh) * 2017-11-20 2018-03-06 惠州市伯拉科技有限公司 圆形玻璃镜片抛光设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107756235A (zh) * 2017-11-20 2018-03-06 惠州市伯拉科技有限公司 光纤研磨装置
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