JPH10311109A - 建物の臥梁取付構造 - Google Patents
建物の臥梁取付構造Info
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- JPH10311109A JPH10311109A JP12333197A JP12333197A JPH10311109A JP H10311109 A JPH10311109 A JP H10311109A JP 12333197 A JP12333197 A JP 12333197A JP 12333197 A JP12333197 A JP 12333197A JP H10311109 A JPH10311109 A JP H10311109A
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- wall panel
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の構造では屋根用の臥梁はパネル上部の
内面に取付けられたため臥梁からパネルの上端までの部
分は屋根の荷重を受け持つ役割を果さないことになり、
その部分が充分に活用されていない。本発明は壁体パネ
ルの全体を無駄なく使用して、コストの節減を可能にす
るものである。 【解決手段】 この臥梁取付構造の特徴は基礎上に立設
されたパネルの上側の端面1aに臥梁2をボルト3によ
って取付けたことであって、好ましくは該ボルト止めを
容易にするためパネル上端の枠材として断面略C型の型
材が用いられ、その開いた側が上向きに配置され、そこ
にボルト孔の在る取付片7が固定される。また、所望に
より臥梁は妻壁パネル20と一体に構成される。
内面に取付けられたため臥梁からパネルの上端までの部
分は屋根の荷重を受け持つ役割を果さないことになり、
その部分が充分に活用されていない。本発明は壁体パネ
ルの全体を無駄なく使用して、コストの節減を可能にす
るものである。 【解決手段】 この臥梁取付構造の特徴は基礎上に立設
されたパネルの上側の端面1aに臥梁2をボルト3によ
って取付けたことであって、好ましくは該ボルト止めを
容易にするためパネル上端の枠材として断面略C型の型
材が用いられ、その開いた側が上向きに配置され、そこ
にボルト孔の在る取付片7が固定される。また、所望に
より臥梁は妻壁パネル20と一体に構成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はユニット型の壁体パ
ネルを用いてプレハブ工法によって構成される建物の屋
根のベ−ス材たる臥梁の取付構造の改良に関する。
ネルを用いてプレハブ工法によって構成される建物の屋
根のベ−ス材たる臥梁の取付構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレハブ工法で用いられる構成要
素たるユニット型の壁体パネルとして、パネルを中空に
構成してその内部空間に軽量コンクリ−ト又はグラスウ
−ルなどの断熱材を充填したもの、又は発泡ウレタンも
しくは発泡スチロ−ル等の発泡材を注入して発泡充填す
るものが知られている。これらのパネルはコンクリ−ト
等で構成される基礎の上に並置、立設され、その上部に
臥梁が取付けられた。
素たるユニット型の壁体パネルとして、パネルを中空に
構成してその内部空間に軽量コンクリ−ト又はグラスウ
−ルなどの断熱材を充填したもの、又は発泡ウレタンも
しくは発泡スチロ−ル等の発泡材を注入して発泡充填す
るものが知られている。これらのパネルはコンクリ−ト
等で構成される基礎の上に並置、立設され、その上部に
臥梁が取付けられた。
【0003】従来の臥梁の取付構造は、図7に示すよう
に、立設された一連の壁体パネル1の上部内面に臥梁2
がボルト3によって取付けられ、及びそのように取付け
られた互いに向き合う臥梁間に跨って他の同質の臥梁が
取付けられ、その上に屋根が施工され、壁体パネルによ
って屋根が支持されたため、以下に記載するような問題
点があった。
に、立設された一連の壁体パネル1の上部内面に臥梁2
がボルト3によって取付けられ、及びそのように取付け
られた互いに向き合う臥梁間に跨って他の同質の臥梁が
取付けられ、その上に屋根が施工され、壁体パネルによ
って屋根が支持されたため、以下に記載するような問題
点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では壁体パネ
ルの内面に屋根用の臥梁が取付けられたため、臥梁2か
らパネルの上端までの部分は他の部分と同様に屋根の荷
重を受け持つ強度があるにも拘らず、その荷重を受け持
つ役割を果さないことになり、従ってその部分が充分に
活用されていないことになる。
ルの内面に屋根用の臥梁が取付けられたため、臥梁2か
らパネルの上端までの部分は他の部分と同様に屋根の荷
重を受け持つ強度があるにも拘らず、その荷重を受け持
つ役割を果さないことになり、従ってその部分が充分に
活用されていないことになる。
【0005】本発明の目的は上記従来技術の問題点を解
消することであって、それ故、壁体パネルの全体を無駄
なく使用することができ、そのため壁体パネルを用いて
プレハブ工法で作られる建物のコストの節減に寄与し得
る建物の臥梁取付構造を提供することである。
消することであって、それ故、壁体パネルの全体を無駄
なく使用することができ、そのため壁体パネルを用いて
プレハブ工法で作られる建物のコストの節減に寄与し得
る建物の臥梁取付構造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による臥梁取付構造の特徴は、基礎上に立設
されたユニット型の壁体パネルの上側の端面に屋根のベ
−ス材たる臥梁をボルト止めにより取付けたことであっ
て、従って屋根は該壁体パネルの上端の上に設置される
ようになっている。
め、本発明による臥梁取付構造の特徴は、基礎上に立設
されたユニット型の壁体パネルの上側の端面に屋根のベ
−ス材たる臥梁をボルト止めにより取付けたことであっ
て、従って屋根は該壁体パネルの上端の上に設置される
ようになっている。
【0007】好ましい態様では、壁体パネルの上端は断
面略C型の金属製の枠材で構成され、該枠材はその開い
た側が上向きに配置され且つボルト孔を有する取付片が
該枠材の開いた側に適当な間隔で固定され、臥梁のボル
ト止めを容易にしている。また、好ましくは、臥梁は断
面略C型の金属製の枠材からなり、該枠材はその開いた
側が室内側に面するように置かれ且つ壁体パネルのボル
ト孔の対応位置にボルト孔が形成されている。
面略C型の金属製の枠材で構成され、該枠材はその開い
た側が上向きに配置され且つボルト孔を有する取付片が
該枠材の開いた側に適当な間隔で固定され、臥梁のボル
ト止めを容易にしている。また、好ましくは、臥梁は断
面略C型の金属製の枠材からなり、該枠材はその開いた
側が室内側に面するように置かれ且つ壁体パネルのボル
ト孔の対応位置にボルト孔が形成されている。
【0008】さらに好ましくは、取付片にはそのボルト
孔に整合してナットが固定され、壁体パネルへの臥梁の
ボルト止めの際にナットを抑える必要がないため、該ボ
ルト止めを一層容易に行なうことができる。
孔に整合してナットが固定され、壁体パネルへの臥梁の
ボルト止めの際にナットを抑える必要がないため、該ボ
ルト止めを一層容易に行なうことができる。
【0009】別の好ましい態様では、屋根の構成を容易
にするため、臥梁として妻壁パネルと一体になった型の
臥梁が用いられ、その頂部には棟が取付けられる凹溝が
設けられる。
にするため、臥梁として妻壁パネルと一体になった型の
臥梁が用いられ、その頂部には棟が取付けられる凹溝が
設けられる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に図面を参照のもとに実施例に
より本発明に関し説明する。図1は本発明の好適な一実
施形態を示すものであって、ユニット型の壁体パネル1
への臥梁2の取付構造を示すものである。パネル1は適
当枚数が鉛直に並置される。壁体パネル1は通常、長方
形状に構成されて縦長に用いられるが、場合により正方
形に構成されてもよい。壁体パネル1は屋根の荷重を受
け持つ役割を果し、従って相応の強度を有し、この場
合、屋根の荷重を受ける柱は設けられない。
より本発明に関し説明する。図1は本発明の好適な一実
施形態を示すものであって、ユニット型の壁体パネル1
への臥梁2の取付構造を示すものである。パネル1は適
当枚数が鉛直に並置される。壁体パネル1は通常、長方
形状に構成されて縦長に用いられるが、場合により正方
形に構成されてもよい。壁体パネル1は屋根の荷重を受
け持つ役割を果し、従って相応の強度を有し、この場
合、屋根の荷重を受ける柱は設けられない。
【0011】そのため、壁体パネル1としてはユニット
として扱い得ると共に、建屋の壁面の構成要素として用
いられ且つ同時に屋根を支持する柱としての役割を果し
得るパネルが用いられ、特定のパネルに限定する必要は
ないが、強度のほか、遮音性、気密性及び断熱性の点か
ら方形のパネルの4周を剛性の枠材で形成し且つ両面に
面板を取付けて中空状にし、その内部空間に発泡ウレタ
ン等の断熱性のある発泡材を充填したパネルであるのが
好ましい。
として扱い得ると共に、建屋の壁面の構成要素として用
いられ且つ同時に屋根を支持する柱としての役割を果し
得るパネルが用いられ、特定のパネルに限定する必要は
ないが、強度のほか、遮音性、気密性及び断熱性の点か
ら方形のパネルの4周を剛性の枠材で形成し且つ両面に
面板を取付けて中空状にし、その内部空間に発泡ウレタ
ン等の断熱性のある発泡材を充填したパネルであるのが
好ましい。
【0012】この臥梁取付構造の特徴は図1に示すよう
に、側対側で接合され且つ鉛直に立てた状態で並設され
た適当数の壁体パネル1の上側の端面1aに臥梁2が設
置されることであり、臥梁2はボルト3によってパネル
の端面3aに固定される。ボルト3で固定することによ
り、溶接に比し単純な手作業で簡単に取付けられ且つ分
解も容易にできる。
に、側対側で接合され且つ鉛直に立てた状態で並設され
た適当数の壁体パネル1の上側の端面1aに臥梁2が設
置されることであり、臥梁2はボルト3によってパネル
の端面3aに固定される。ボルト3で固定することによ
り、溶接に比し単純な手作業で簡単に取付けられ且つ分
解も容易にできる。
【0013】各壁体パネル1は従来と同様に、コンクリ
−ト等で形成された基礎4の上に立設され、図1に概略
的に示すようにボルト5によって取付けられる。通常、
ボルト5はアンカ−ボルトとして基礎に植設され、壁体
パネル1はその下辺の枠材に設けられたボルト孔により
適当な枠もしくは防食材を介し又は介さないで直接に基
礎上に固定される。
−ト等で形成された基礎4の上に立設され、図1に概略
的に示すようにボルト5によって取付けられる。通常、
ボルト5はアンカ−ボルトとして基礎に植設され、壁体
パネル1はその下辺の枠材に設けられたボルト孔により
適当な枠もしくは防食材を介し又は介さないで直接に基
礎上に固定される。
【0014】なお、枠材パネル1の側面、即ち立設され
た状態において縦方向に延びる枠材で形成される両側の
側面は隣接の同様なパネルに嵌合するように構成され、
基礎4上に立設されるとその両面、即ち室外側の面及び
室内側の面はそれぞれ面一になるように構成される。
た状態において縦方向に延びる枠材で形成される両側の
側面は隣接の同様なパネルに嵌合するように構成され、
基礎4上に立設されるとその両面、即ち室外側の面及び
室内側の面はそれぞれ面一になるように構成される。
【0015】適当数の壁体パネル1で構成される一つの
壁面とそれに直角に隣接する同様な壁面との直角の接合
部、即ち直角状の隅の部分は、直角状に特別に形成され
たパネルで構成してもよいが、図1に示すように、直角
の接合部に出来る縦方向のくぼみに断面直角状もしくは
正方形の断面の枠材6を柱体として嵌め込んでもよく、
該柱体はボルト止めなどで固定される。
壁面とそれに直角に隣接する同様な壁面との直角の接合
部、即ち直角状の隅の部分は、直角状に特別に形成され
たパネルで構成してもよいが、図1に示すように、直角
の接合部に出来る縦方向のくぼみに断面直角状もしくは
正方形の断面の枠材6を柱体として嵌め込んでもよく、
該柱体はボルト止めなどで固定される。
【0016】壁体パネル1の上側の端面1aへの臥梁2
のボルト止めは任意の適当な方法で行ない得るが、該ボ
ルト止めを好適に行なうため、図2及び図3に示すよう
に、壁体パネル1の上側の枠材に断面略C型(コ字型も
含む)の金属製の枠材11を用い、及び該枠材はその開
いた側が外向きもしくは該パネルの縁側に位置するよう
に、即ちその開いた側がパネル1が立設された状態では
上向きになるように配置されるのが好ましい。該枠材1
1の開いた側には、ボルト孔を有する金属製の取付片7
が固定され、該取付片7は枠材11に適当な間隔で、例
えば該枠材の両端の近くに溶接等によって固定される。
なお、ボルト孔とはボルトを通す孔を意味する。臥梁2
はパネル上側の枠材11の取付片7のボルト孔7aを用
いてパネル上端の端面1aにボルト止めされる。
のボルト止めは任意の適当な方法で行ない得るが、該ボ
ルト止めを好適に行なうため、図2及び図3に示すよう
に、壁体パネル1の上側の枠材に断面略C型(コ字型も
含む)の金属製の枠材11を用い、及び該枠材はその開
いた側が外向きもしくは該パネルの縁側に位置するよう
に、即ちその開いた側がパネル1が立設された状態では
上向きになるように配置されるのが好ましい。該枠材1
1の開いた側には、ボルト孔を有する金属製の取付片7
が固定され、該取付片7は枠材11に適当な間隔で、例
えば該枠材の両端の近くに溶接等によって固定される。
なお、ボルト孔とはボルトを通す孔を意味する。臥梁2
はパネル上側の枠材11の取付片7のボルト孔7aを用
いてパネル上端の端面1aにボルト止めされる。
【0017】さらに好ましくは、図2に示すように、取
付片7の一方の面にはそのボルト孔7aに整合するよう
にナット8が溶接等によって固定され、図3に示すよう
に該ナットにボルト3を嵌合して締め付けることによっ
て臥梁2がパネル1の上端面1aに固定される。取付片
7が枠材11に固定されるとナット8は取付片7の下側
になるように設置される。このようにナット8を固定す
ることにより、ボルト止めの際に該ナットを抑える必要
がない。
付片7の一方の面にはそのボルト孔7aに整合するよう
にナット8が溶接等によって固定され、図3に示すよう
に該ナットにボルト3を嵌合して締め付けることによっ
て臥梁2がパネル1の上端面1aに固定される。取付片
7が枠材11に固定されるとナット8は取付片7の下側
になるように設置される。このようにナット8を固定す
ることにより、ボルト止めの際に該ナットを抑える必要
がない。
【0018】また、臥梁2は適当な断面形状の枠材で構
成され得るが、パネル上側の端面1aへの臥梁2のボル
ト止めのため、好ましくは臥梁2は図3に示すように、
断面略C型の金属製の枠材からなり、この臥梁の枠材は
その開いた側が室内側に面するように設置され、且つ壁
体パネル1の側の取付片7のボルト孔7aの対応位置に
ボルト孔が形成される。なお、図3の12及び13はパ
ネル1の面板であり、及び臥梁2の室外側には面板12
と同様な平板2aが固定される。
成され得るが、パネル上側の端面1aへの臥梁2のボル
ト止めのため、好ましくは臥梁2は図3に示すように、
断面略C型の金属製の枠材からなり、この臥梁の枠材は
その開いた側が室内側に面するように設置され、且つ壁
体パネル1の側の取付片7のボルト孔7aの対応位置に
ボルト孔が形成される。なお、図3の12及び13はパ
ネル1の面板であり、及び臥梁2の室外側には面板12
と同様な平板2aが固定される。
【0019】この壁体パネル1は屋根の荷重を受け持つ
柱としての役割も果すため特に強度的にすぐれているこ
とが重要である。そのため図4及び図5に示すように、
壁体パネル1は該パネルの4周を形成する剛性の枠材か
らなるパネル枠10と、該パネル枠の相対する一対の枠
材間に固定された前記枠材と同じ高さ寸法の桟材16
と、パネルの両面を形成する一対の面板12、13と、
該パネル枠及び一対の面板で包囲されたパネルの内部空
間の全体を充填する発泡材17によって構成されるパネ
ルであるのが好ましい。
柱としての役割も果すため特に強度的にすぐれているこ
とが重要である。そのため図4及び図5に示すように、
壁体パネル1は該パネルの4周を形成する剛性の枠材か
らなるパネル枠10と、該パネル枠の相対する一対の枠
材間に固定された前記枠材と同じ高さ寸法の桟材16
と、パネルの両面を形成する一対の面板12、13と、
該パネル枠及び一対の面板で包囲されたパネルの内部空
間の全体を充填する発泡材17によって構成されるパネ
ルであるのが好ましい。
【0020】桟材16には図5に示すように、発泡材が
流通し得る開口16aが形成され、且つ好ましくはパネ
ル枠10を構成する枠材は鉄、ステンレスもしくはアル
ミ材などの金属製の型材からなり、及び桟材16は該枠
材と同じ枠材で構成されるのが好ましい。なお、図示の
例では桟材16は横桟として水平に設けられているが、
所望により縦方向に設けられてもよい。また、桟材16
は1又は複数の適当数が設けられ、溶接又はねじ止め等
によりパネル枠に固定される。さらに、面板12、13
は金属板、合成樹脂製の平板、その他の平板からなり、
その一方の面板12は室外側の表面を形成する適当な外
装用の平板からなる。
流通し得る開口16aが形成され、且つ好ましくはパネ
ル枠10を構成する枠材は鉄、ステンレスもしくはアル
ミ材などの金属製の型材からなり、及び桟材16は該枠
材と同じ枠材で構成されるのが好ましい。なお、図示の
例では桟材16は横桟として水平に設けられているが、
所望により縦方向に設けられてもよい。また、桟材16
は1又は複数の適当数が設けられ、溶接又はねじ止め等
によりパネル枠に固定される。さらに、面板12、13
は金属板、合成樹脂製の平板、その他の平板からなり、
その一方の面板12は室外側の表面を形成する適当な外
装用の平板からなる。
【0021】なお、枠材の高さ寸法とはパネル1の内部
の厚さを定める該枠材の断面の高さ寸法のことで、図5
に示すように、パネル枠10を挾んで取付けられる面板
12と13の間の枠材の寸法(H)を意味し、従って面
板12と面板13の間隔は枠材の高さ寸法で定められ且
つ保持される。このパネル1では桟材16の高さ寸法は
パネル枠の枠材の高さ寸法(H)と同じになっているた
め、単純な構成ですぐれた補強構造になっている。その
ため、各面板12、13の取付けを好適に行ない得ると
共に、すぐれた強度を有し、従って所要材料を少なくで
き、軽量化およびコストの節減に寄与し得る。また、こ
のような桟材16を備えたパネルでは、窓9を設置する
ことも容易に可能である。
の厚さを定める該枠材の断面の高さ寸法のことで、図5
に示すように、パネル枠10を挾んで取付けられる面板
12と13の間の枠材の寸法(H)を意味し、従って面
板12と面板13の間隔は枠材の高さ寸法で定められ且
つ保持される。このパネル1では桟材16の高さ寸法は
パネル枠の枠材の高さ寸法(H)と同じになっているた
め、単純な構成ですぐれた補強構造になっている。その
ため、各面板12、13の取付けを好適に行ない得ると
共に、すぐれた強度を有し、従って所要材料を少なくで
き、軽量化およびコストの節減に寄与し得る。また、こ
のような桟材16を備えたパネルでは、窓9を設置する
ことも容易に可能である。
【0022】また、図1に示す実施例では臥梁2は単一
の枠材によって独立したものとして構成されているが、
所望により図6に示すように、臥梁2は3角形状の妻壁
パネル20を構成する部材として、即ち、妻壁パネル2
0の底部を構成するように一体に組込んでもよい。この
妻壁パネル20は屋根の下側の両端面に設置される。こ
の妻壁パネル20は適当な材料で構成され得るが、壁体
パネル1と同様に発泡体を充填して形成してもよい。
の枠材によって独立したものとして構成されているが、
所望により図6に示すように、臥梁2は3角形状の妻壁
パネル20を構成する部材として、即ち、妻壁パネル2
0の底部を構成するように一体に組込んでもよい。この
妻壁パネル20は屋根の下側の両端面に設置される。こ
の妻壁パネル20は適当な材料で構成され得るが、壁体
パネル1と同様に発泡体を充填して形成してもよい。
【0023】この妻壁パネル20の頂部には棟を受け入
れる凹溝21が設けられ、そこに棟22が取付けられ
る。この場合にも臥梁2は壁体パネル1の上端の取付片
7にボルト止めされることによって固定され、また好ま
しくは該臥梁2は断面略C型の金属製の枠材からなり、
その開いた側が室内側に面するように設置され且つ取付
片のボルト孔7aの対応位置にボルト孔が形成されてい
る。
れる凹溝21が設けられ、そこに棟22が取付けられ
る。この場合にも臥梁2は壁体パネル1の上端の取付片
7にボルト止めされることによって固定され、また好ま
しくは該臥梁2は断面略C型の金属製の枠材からなり、
その開いた側が室内側に面するように設置され且つ取付
片のボルト孔7aの対応位置にボルト孔が形成されてい
る。
【0024】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、立設さ
れた壁体パネルの上側の端面に臥梁が設置されるので、
壁体パネルの全ての部分が屋根の荷重を受け持つ役割を
果し、従って屋根の荷重を受け持たない部分、即ち臥梁
の位置からパネルの上端までの部分がなく、従来のその
部分を削除したことになり、壁体パネルの縦方向の長さ
を短縮できる。従って材料及びコストを著しく節減す
る。また、臥梁の取付けも比較的容易になる。
れた壁体パネルの上側の端面に臥梁が設置されるので、
壁体パネルの全ての部分が屋根の荷重を受け持つ役割を
果し、従って屋根の荷重を受け持たない部分、即ち臥梁
の位置からパネルの上端までの部分がなく、従来のその
部分を削除したことになり、壁体パネルの縦方向の長さ
を短縮できる。従って材料及びコストを著しく節減す
る。また、臥梁の取付けも比較的容易になる。
【0025】壁体パネルの上端を断面略C型の金属枠材
で構成し、その開いた側を上向きにし且つそこにボルト
孔を有する取付片を固定することにより、パネル上側の
端面への臥梁のボルト止めを容易にし、作業能率を向上
する。
で構成し、その開いた側を上向きにし且つそこにボルト
孔を有する取付片を固定することにより、パネル上側の
端面への臥梁のボルト止めを容易にし、作業能率を向上
する。
【0026】また、臥梁を断面略C型の金属製の枠材で
構成し、その開いた側を室内側に面するようにしてパネ
ルの取付片のボルト孔の対応位置にボルト孔を形成する
ことによって臥梁の取付けを一層容易にし、コストの節
減に寄与する。
構成し、その開いた側を室内側に面するようにしてパネ
ルの取付片のボルト孔の対応位置にボルト孔を形成する
ことによって臥梁の取付けを一層容易にし、コストの節
減に寄与する。
【0027】さらに、パネル上端の枠材に固定される取
付片にそのボルト孔に整合してナットが固定されること
により、パネル上側の端面への臥梁のボルト止めの際に
ナットを抑える必要がないためボルトによる臥梁の取付
作業を容易にする。
付片にそのボルト孔に整合してナットが固定されること
により、パネル上側の端面への臥梁のボルト止めの際に
ナットを抑える必要がないためボルトによる臥梁の取付
作業を容易にする。
【0028】臥梁が妻壁パネル一体臥梁であれば、その
上に構成される屋根の設置を容易に可能にし、プレハブ
工法のメリットをさらに大きくする。
上に構成される屋根の設置を容易に可能にし、プレハブ
工法のメリットをさらに大きくする。
【図1】本発明による建物の臥梁取付構造の一例を示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図2】本発明の臥梁取付構造に用いられる壁体パネル
の上端を形成する枠材の一例を示す部分的な斜視図であ
る。
の上端を形成する枠材の一例を示す部分的な斜視図であ
る。
【図3】この臥梁取付構造の一例を示す縦断面図であ
る。
る。
【図4】本発明の臥梁取付構造に好適に用いられる壁体
パネルの一例の正面図である。
パネルの一例の正面図である。
【図5】図4の線A−Aに沿って採った断面図である。
【図6】本発明による臥梁取付構造の他の例を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図7】従来のパネルへの臥梁取付構造を示す斜視図で
ある。
ある。
1:壁体パネル、1a:パネル上側の端面、2:臥梁、
3:ボルト、4:基礎、7:取付片、7a:取付片のボ
ルト孔、8:ナット、11:パネル上端の枠材、20:
妻壁パネル
3:ボルト、4:基礎、7:取付片、7a:取付片のボ
ルト孔、8:ナット、11:パネル上端の枠材、20:
妻壁パネル
Claims (5)
- 【請求項1】 基礎上に立設されたユニット型の方形の
壁体パネルの上側の端面に屋根のベ−ス材たる臥梁をボ
ルト止めにより取付けたことを特徴とする建物の臥梁取
付構造。 - 【請求項2】 前記壁体パネルの上端は断面略C型の金
属製の枠材からなり、該枠材はその開いた側が上向きに
配置され且つボルト孔を有する取付片が前記枠材の前記
開いた側に適当な間隔で固定され、前記臥梁は前記取付
片のボルト孔を介して前記壁体パネルの上側の端面にボ
ルトで固定されることを特徴とする請求項1に記載の建
物の臥梁取付構造。 - 【請求項3】 前記臥梁は断面略C型の金属製の枠材か
らなり、前記臥梁の枠材はその開いた側が室内側に面す
るように設置され且つ前記壁体パネルの前記ボルト孔の
対応位置にボルト孔が形成されていることを特徴とする
請求項2に記載の建物の臥梁取付構造。 - 【請求項4】 前記取付片にはそのボルト孔に整合して
前記ボルトが嵌合するナットが固定されていることを特
徴とする請求項2に記載の建物の臥梁取付構造。 - 【請求項5】 前記臥梁は妻壁パネルの底部を構成する
ように妻壁パネルに一体的に組込まれることを特徴とす
る請求項1に記載の建物の臥梁取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12333197A JPH10311109A (ja) | 1997-03-12 | 1997-04-25 | 建物の臥梁取付構造 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7468797 | 1997-03-12 | ||
JP9-74687 | 1997-03-12 | ||
JP12333197A JPH10311109A (ja) | 1997-03-12 | 1997-04-25 | 建物の臥梁取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10311109A true JPH10311109A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=26415872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12333197A Pending JPH10311109A (ja) | 1997-03-12 | 1997-04-25 | 建物の臥梁取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10311109A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104831832A (zh) * | 2015-05-11 | 2015-08-12 | 中国建筑第七工程局有限公司 | 装配式剪力墙结构及其安装方法 |
WO2017133257A1 (zh) * | 2016-02-04 | 2017-08-10 | 中清大科技股份有限公司 | 一种装配式组合房屋 |
-
1997
- 1997-04-25 JP JP12333197A patent/JPH10311109A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104831832A (zh) * | 2015-05-11 | 2015-08-12 | 中国建筑第七工程局有限公司 | 装配式剪力墙结构及其安装方法 |
CN104831832B (zh) * | 2015-05-11 | 2017-12-08 | 中国建筑第七工程局有限公司 | 装配式剪力墙结构及其安装方法 |
WO2017133257A1 (zh) * | 2016-02-04 | 2017-08-10 | 中清大科技股份有限公司 | 一种装配式组合房屋 |
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