JPH10310837A - 耳率の低いキャンボディ用アルミニウム合金板の製造方法 - Google Patents
耳率の低いキャンボディ用アルミニウム合金板の製造方法Info
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- JPH10310837A JPH10310837A JP12073997A JP12073997A JPH10310837A JP H10310837 A JPH10310837 A JP H10310837A JP 12073997 A JP12073997 A JP 12073997A JP 12073997 A JP12073997 A JP 12073997A JP H10310837 A JPH10310837 A JP H10310837A
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Abstract
に優れたキャンボディ用Al合金板を製造する。 【解決手段】 Mgを0.8〜1.4wt%、Mnを0.
7〜1.3wt%、Feを0.2〜0.5wt%、Siを
0.1〜0.5wt%、Cuを0.1〜0.3wt%、Ti
0.005〜0.05wt%を単独で或いはB0.000
1〜0.01wt%とともに含有し、残部がAlと不可避
的不純物からなるAl合金鋳塊に、560〜620℃の
温度範囲で1時間以上の均質化処理を施し、次いで20
℃/時間以上の冷却速度で450〜550℃まで冷却し
て、或いはそのまま室温まで冷却したのち30℃/時間
以上の昇温速度で450〜550℃まで再加熱して熱間
粗圧延を、終了板厚12〜50mm、終了温度300〜
450℃、最終パスの圧下率RがR≦70−0.2S
(S:圧延速度m/分) になる条件で施し、その後、熱
間仕上圧延、焼鈍、最終冷間圧延、仕上焼鈍などを所定
条件にて施す。
Description
適した、高強度で、しごき加工性、塗装焼付け後のフラ
ンジ成形性に優れた、耳率の低いキャンボディ用アルミ
ニウム合金板の製造方法に関する。
合金鋳塊を均質化処理し、その後、熱間圧延、冷間圧
延、焼鈍、冷間圧延して製造されている。冷間圧延後、
必要に応じ、仕上焼鈍、脱脂、洗浄、カッピング用潤滑
油塗布などが施される。
カップの周縁部に凹凸が生じる場合がある。前記凸部と
凹部高さのカップ高さに対する比率を耳率と言うが、前
記耳率が高いと、カップ成形およびしごき成形時に耳先
端からチップが飛び込んでピンホールやティアーオフが
発生したり、フランジ成形後の缶の寸法精度が低下した
りする。そこで耳率が高い場合は、缶ボディ成形後のト
リミング量を増やすが、トリミング後も凹部が残ってし
まうという問題がある。また最近増えだした缶径の小さ
い缶の場合、耳率の高い材料を用いると、フランジング
やネッキング加工の際、フランジ長さのばらつきが大き
くなり、蓋との巻締めに支障をきたすという新たな問題
が生じている。このようなことから、飲料缶胴材には、
これまで以上に低耳率の材料が要求されるようになって
きている。
に起因して生じるものであり、その高低は、熱延終了後
或いは焼鈍中に進行する再結晶により形成される立方体
方位の再結晶粒の集合組織成分(主に0°−90°耳)
と、圧延加工(冷間圧延)により形成される圧延集合組
織成分(45°耳)とのバランスによって決まる。たと
えば、缶強度を重視する場合は、冷間加工を高圧下率で
行うため圧延集合組織が強く形成される。そこで、この
場合は、熱間圧延または焼鈍条件を厳密に規定して立方
体方位再結晶粒を優先成長させて対処している(特開平
4-228551号、特開平6-158244号)。しかし、近年は、缶
径の縮小に伴って、耳率に対するユーザーの要求が益々
厳しくなり、熱間圧延条件または焼鈍条件を規定するだ
けではユーザーの要求する低耳率は実現できず、耳率を
さらに低くするには、熱間圧延条件に加え、その上工程
の均質化処理条件などについても広く検討する必要がで
てきた。
しても、耳率を十分安定して低くでき、かつ成形性と強
度に優れたキャンボディ用アルミニウム合金板の製造方
法の提供を目的とする。
8〜1.4wt%、Mnを0.7〜1.3wt%、Feを
0.2〜0.5wt%、Siを0.1〜0.5wt%、Cu
を0.1〜0.3wt%、Ti0.005〜0.05wt%
を単独で或いはB0.0001〜0.01wt%とともに
含有し、残部がAlと不可避的不純物からなるアルミニ
ウム合金鋳塊に、560〜620℃の温度範囲で1時間
以上の均質化処理を施し、次いで均質化処理温度から2
0℃/時間以上の冷却速度で450〜550℃まで冷却
して熱間粗圧延を施すか、或いは均質化処理後そのまま
室温まで冷却したのち30℃/時間以上の昇温速度で4
50〜550℃まで再加熱して熱間粗圧延を施し、前記
熱間粗圧延を終了板厚が12〜50mm、終了温度が3
00〜450℃、最終パス圧下率RがR≦70−0.2
S(S:圧延速度m/分)の条件で施し、熱間粗圧延終
了後t秒(t=2.8×104exp(−0.012T),
T:熱間粗圧延終了温度℃) 以内に熱間仕上圧延を開始
し、前記熱間仕上圧延をスタンド数3以上のタンデム式
熱間仕上圧延機を用い、総圧下率80%以上、各スタン
ドでの圧下率30%以上、終了板厚1.6〜3.0m
m、終了温度290℃以上の条件で施し、熱間仕上圧延
後室温まで冷却し、続いて箱型焼鈍炉を用いて300〜
450℃で30分以上保持して焼鈍するか、連続焼鈍炉
を用いて100℃/分以上の昇温速度で360〜560
℃の温度に保持して焼鈍し、前記温度に到達後直ちに或
いは120秒以下の時間保持後100℃/分以上の冷却
速度で70℃以下に冷却して焼鈍した後、圧下率60〜
90%の最終冷間圧延を施し、或いは熱間仕上圧延後焼
鈍しないで圧下率60〜90%の最終冷間圧延を施し、
その後必要に応じ100〜150℃の温度で仕上焼鈍を
施すことを特徴とする耳率の低いキャンボディ用アルミ
ニウム合金板の製造方法である。
ニウム合金板の合金組成について説明する。Mgは強度
向上に寄与し、特に缶底部の高強度化に有効である。そ
の含有量を0.8〜1.4wt%に限定する理由は、0.
8wt%未満ではその効果が十分に得られず、1.4wt%
を超えるとDI成形時に加工硬化し易くなり、しごき加
工時の割れの発生頻度が増加するためである。Mgの最
適含有量は、他元素の添加量や製造条件によりやや変化
するが、強度とDI(Drawn and Ironing) 成形性のバラ
ンスが良好な組成範囲は1.0〜1.35wt%で、さら
に望ましくは1.1 〜1.3wt%の範囲である。
る。MnがDI成形性を向上させるのは、Mnが固体潤
滑作用を有するAl−Mn系、Al−Mn−Fe系、A
l−Mn−Fe−Si系等の晶出物を形成するためであ
る。すなわち、DI成形には、通常エマルジョン型の潤
滑剤が使用されるが、これだけでは潤滑が不十分であ
り、アルミニウム合金板と金型との凝着によるビルトア
ップが発生してゴーリング又はスコアリングと呼ばれる
擦り傷や焼付きが発生することがある。Mnは前記晶出
物を形成することでビルトアップの発生を抑制する。
Mnの含有量を0.7〜1.3wt%に限定する理由は、
0.7wt%未満ではDI成形性の改善効果が不十分なば
かりか強度も不足し、1.3wt%を超えるとDI成形性
および強度向上効果が飽和する上、溶解鋳造時に、後述
するFeと反応してAl−Mn−Fe系の巨大な(時と
して数mm程度のサイズの)初晶化合物を形成してDI
成形時に割れやピンホールを誘発するためである。Mn
の望ましい含有量は0.9〜1.2wt%、さらに望まし
くは1.0〜1.2wt%である。
とともにその分布状態を均一化してDI成形性をより一
層向上させる。Feの含有量を0.2〜0.5wt%に限
定する理由は、0.2wt%未満ではその効果が十分に得
られず、0.5wt%を超えると前述のAl−Mn−Fe
系の巨大初晶化合物が発生し易くなるためである。Fe
の望ましい含有量は0.3〜0.5wt%、さらに望まし
くは0.35〜0.45wt%である。
変態を起こさせ、より硬度の高いAl−Mn−Fe−S
i系析出物を形成して、しごき加工性を向上させる。S
iの含有量を0.1〜0.5wt%に限定する理由は、
0.1wt%未満ではその効果が十分に得られず、0.5
wt%を超えると晶出物が巨大化して、逆にしごき加工性
が低下するためである。
に有効である。Cuの含有量を0.1〜0.3wt%に限
定する理由は、0.1wt%未満ではその効果が十分に得
られず、また耐圧強度を確保するために必要な最終冷間
圧延での圧下率が大きくなってDI成形性が低下し、
0.3wt%を超えると合金板は加工硬化し易くなり、し
ごき加工時に硬化して、逆にしごき加工性が低下するた
めである。
を均一に微細化して成形加工性を改善する。Tiの含有
量を0.005〜0.05wt%に限定する理由は、0.
005wt%未満ではその効果が十分に得られず、0.0
5wt%を超えるとAl−Ti系の巨大双晶化合物が溶解
鋳造時に発生し易くなり、これが圧延後も残存してDI
成形時に割れやピンホールの発生原因になるためであ
る。
Bが0.0001wt%未満ではその効果が十分に得られ
ず、0.01wt%を超えるとTi−B系の巨大な双晶化
合物が溶解鋳造時に発生し易くなり、これが圧延後も残
存して成形時における割れやピンホールの発生頻度が増
加する原因になる。不純物については、本発明を損なわ
ない程度で許容できる。例えばZnは0.3wt%以下、
Crは0.3wt%以下、Zrは0.1wt%以下、Vは
0.1wt%以下であれば問題ない。
前記組成のアルミニウム合金を、例えば、通常のDC鋳
造法(半連続鋳造法)により鋳造し、得られた鋳塊を所
定温度で均質化処理する。この均質化処理条件を560
〜620℃で1時間以上に限定する理由は、均質化処理
温度が560℃未満でも1時間未満でも十分に均質化さ
れず、620℃を超えると鋳塊表面に膨れが生じるため
である。生産性とその効果を勘案した最も望ましい均質
化処理条件は560〜620℃で3〜12時間加熱する
条件である。
面に存在する偏析層、酸化膜等を切削除去した後、再び
適当な温度に加熱して熱間粗圧延と仕上圧延を施す。こ
の熱間粗圧延と熱間仕上圧延工程で歪み(再結晶駆動
力)を多く蓄積させることにより、マトリクス中の遷移
帯(transition band) から核生成し成長する1種の再結
晶集合組織である立方体方位が優先的に生じた組織を形
成させる。熱間粗圧延を450〜550℃に加熱して行
う理由は、450℃未満では十分な圧延加工性が得られ
ず、550℃を超えると粗圧延板の表面が酸化したり、
再結晶粒が粗大化して成形性が低下するためである。本
発明では均質化処理後、20℃/時間以上の冷却速度で
450〜550℃まで冷却し、続いて熱間粗圧延を施す
か、或いはそのまま室温まで冷却後30℃/時間以上の
昇温速度で450〜550℃に再加熱して熱間粗圧延を
施す。
却速度を20℃/時間以上にするのは、表面酸化や結晶
粒が成長し易い550℃を超える温度域を素早く通過さ
せて表面酸化などを抑えるためである。また室温から熱
間粗圧延までの昇温速度を30℃/時間以上にするの
は、析出物の個数密度(単位体積当たりの析出物の個
数)が急激に増加する450℃未満の温度域を素早く通
過させて前記析出物の増加を抑えるためである。前記均
質化処理温度から室温までの間、および室温から450
℃に達するまでの間に生成する析出物は微細で耳率に悪
影響を及ぼす。すなわちこの微細析出物は後の焼鈍過程
において、0°−90°耳成分となる立方体方位再結晶
粒の成長を妨げる。
2〜50mmに限定する理由は、熱間粗圧延終了板厚が
12mm未満では熱間仕上圧延に入る前に熱延板が冷え
てしまい、所望の粗圧延終了温度(300〜450℃)
が得難くなり、50mmを超えると熱延板の表面性状
(焼付き、肌荒れ等)を悪化させずに熱間仕上圧延での
最終板厚を1.6〜3.0mmにすることが難しくなる
ためである。また熱間粗圧延終了温度は300〜450
℃に規定する理由は、熱間粗圧延終了温度が300℃未
満では熱間仕上圧延開始温度が低くなりすぎて仕上圧延
時にエッジ部が割れる等の問題が生じ、前記終了温度が
450℃を超えると粗圧延終了時の再結晶率が30%を
超える程度に多くなり、後の工程で仕上圧延を行っても
歪を十分蓄積できず、仕上圧延後室温まで冷却した後の
再結晶で立方体方位を優先的に生じた組織にすることが
できないためである。特に望ましい粗圧延終了温度は3
30〜380℃である。また熱間粗圧延の最終パス圧下
率Rを〔70−0.2S(S:圧延速度m/分) 〕%以
下にする理由は、前記圧下率Rが前記圧下率を超える
と、圧延材が加工発熱して450℃を超えるとともに、
粗圧延での歪み(再結晶駆動力)が大きくなって、熱間
粗圧延終了後に再結晶率が30%を超えてしまうためで
ある。また熱間粗圧延終了後熱間仕上圧延開始までの時
間t秒〔t=2.8×104exp(−0.012T),
T:熱間粗圧延終了温度℃) 〕以内に行う理由は、t秒
を超えると歪みが回復し、再結晶率が30%を超えてし
まうためである。
ド数3以上のタンデム式熱間仕上圧延機を用い、総圧下
率を80%以上とし、各スタンドでの圧下率を30%以
上の条件で行う理由は、前記仕上圧延機のスタンド数が
3未満でも、総圧下率が80%未満でも、各スタンドで
の圧下率が30%未満でも、歪みの蓄積が不十分であ
り、熱間仕上圧延後に立方体方位再結晶粒を得るための
駆動力が不足し耳率が増加するためである。また熱間仕
上圧延の終了板厚1.6〜3.0mmとする理由は、前
記終了板厚が1.6mm未満では、熱延板の表面性状
(焼付き、肌荒れなど)および板厚分布が悪化し、3.
0mmを超えると後工程の最終冷間圧延で圧下率が高く
なって、耳率の低いアルミニウム合金板を得ることが困
難になるためである。また熱間仕上圧延の終了温度を2
90℃以上に限定する理由は、前記終了温度が290℃
未満では、熱間仕上圧延終了後の再結晶率が80%未満
となって立方体方位優先の再結晶集合組織が十分発達し
ないためである。なお、その後に仕上焼鈍を施して再結
晶率を80%以上に高めても0°−90°耳を低下させ
る立方体方位以外の方位(例えばR方位)も発達するた
め効果がない。この傾向は焼鈍を施さずに最終冷間圧延
を行う場合に一層強く現れる。
または中間焼鈍(箱型焼鈍、連続焼鈍)後に、圧下率6
0〜90%の最終冷間圧延を施す。この最終冷間圧延に
より缶胴材として必要な缶強度が付与される。前記冷間
圧延の圧下率を60〜90%に限定する理由は、60%
未満では十分な耐圧強度が得られず、90%を超えると
深絞り成形時の45°耳の耳率が高くなるとともに、強
度が高くなりすぎてDI成形性が低下し、カッピング割
れ、缶底割れの発生頻度が高くなるためである。この最
終冷間圧延の終了板厚は0.28〜0.4mmである。
焼鈍を、300〜450℃の温度に30分以上保持して
行う理由は、前記焼鈍温度が300℃未満でも、焼鈍時
間が30分未満でも、完全再結晶組織が十分得られず、
450℃を超えると再結晶した結晶粒が粗大に成長し、
この粗大再結晶組織は加工性を低下させる危険があると
同時に、特定方位の結晶粒が優先的に成長して冷間圧延
板の45°耳を大きくする場合があるためである。
焼鈍を、100℃/分以上の加熱速度で360〜560
℃の温度に加熱し、前記温度に到達後直ちに或いは12
0秒以下の時間保持後100℃/分以上の冷却速度で7
0℃以下に冷却して行う理由は、前記焼鈍温度が360
℃未満では、再結晶が不十分なため冷間圧延板の強度が
上がりすぎてDI成形性が低下し、560℃を超えると
CuやSi等の析出物が再固溶しすぎて、これが塗装焼
付け時に析出してフランジ成形性が低下し、また保持時
間が120秒を超えると、焼鈍温度が560℃以下でも
析出物が再固溶しすぎ、この再固溶元素(CuやSiな
ど)が塗装焼付け時に析出してフランジ成形性を低下さ
せる。保持時間は0でも良い。すなわち目標温度に到達
後直ちに冷却してもよい。加熱および冷却速度をともに
100℃/分以上にしたのは生産性を高めるためであ
る。冷却速度の場合は、100℃/分未満では、固溶し
たCuおよびSiが析出して次の最終冷間圧延で十分な
強度が得られなくなるためでもある。
終冷間圧延を施す理由は、この最終冷間圧延により、缶
胴材として必要な強度を付与するためである。この最終
冷間圧延の終了板厚は通常0.28〜0.4mmであ
る。この最終冷間圧延での圧下率を60〜90%に限定
する理由は、60%未満では合金板の強度が低く耐圧強
度が不足し、90%を超えると、深絞り成形時の45°
耳の耳率が高くなるとともに、冷間圧延板強度が高くな
りすぎてDI成形性が低下し、カッピング割れ、缶底割
れの発生頻度が高くなるためである。
を施す。この仕上焼鈍により加工組織に回復が起きて、
カッピング成形性や缶底成形性が向上する。前記仕上焼
鈍を100〜150℃の温度で行う理由は、100℃未
満ではその効果が十分に得られず、150℃を超える
と、固溶元素が析出しすぎてDI成形性やフランジ成形
性が低下するようになる。最も望ましい仕上焼鈍条件は
115〜150℃である。前記仕上焼鈍時間は8時間以
下、特に望ましくは1〜4時間である。
る。 (実施例1)表1に示す本発明組成のAl合金組成A〜
E、および比較例として本発明と組成の異なるAl合金
F〜Mを常法により溶解鋳造して、厚さ500mmの鋳
塊(スラブ)を得た。次にこの鋳塊を厚さ490mmに
面削し、次いで600℃で6時間の均質化処理を施し、
その後350℃まで放冷し、そこから室温まで水冷し、
次いで昇温速度50℃/時間で520℃まで再加熱して
熱間粗圧延を行った。前記熱間粗圧延は終了板厚25m
m、最終パスの圧下率25%、圧延速度120m/分、
圧延終了温度360℃の条件で行った。熱間粗圧延が終
了した180秒後に熱間仕上圧延を開始し、厚さ2.2
mmの熱延板を得た。熱間仕上圧延は4スタンドの仕上
圧延機を用い、総圧下率90.4%、各スタンドでの圧
下率F1:53%、F2:47%、F3:44%、F4:37
%、圧延終了温度330℃の条件で行った。再結晶率は
熱間仕上圧延前が5%、圧延終了後が100%であっ
た。前記再結晶率とは熱延板断面に占める再結晶粒の面
積比率である。熱間仕上圧延終了後、連続焼鈍炉により
400℃で0分(材料400℃に到達後直ちに空冷)焼
鈍した。このときの加熱速度は850℃/分、冷却速度
は1000℃/分とした。続いて常法により板厚0.3
mmまで最終冷間圧延 (最終冷間圧下率87.5%)
し、次いで115℃で2時間の仕上焼鈍を施して缶胴用
Al合金板を製造した。
について、耳率、引張強度(引張強さ(TS)と0.2%耐
力(YS))、DI成形性、フランジ成形性を調査し
た。耳率は、直径33mm、肩R2.5mmのポンチを
用いて57mmφの円板をクリアランス30%で深絞り
して測定した。引張強度は、200℃で20分間加熱
(塗装焼付け条件)後にも測定した。DI成形性は、炭
酸飲料用のDI缶胴(内径66mmφ、側壁板厚103
μm、側壁先端部板厚165μm) に成形して調査し
た。フランジ成形性は、前記成形したDI缶をトリミン
グと洗浄後、200℃で20分間加熱し、次いで4段ネ
ッキング加工を施して開口部の内径dを57mmφに縮
小し、最後に頂角90°の円錐状の治具の頂部を割れが
発生するまで押し込み、割れが発生した時の開口部の径
Dを測定し、開口部の径の増加率Pを、P=〔(D−
d)/d〕×100%の式により計算して評価した。結
果を表2に示す。
o.A〜Eは耳率が2.5%以下と低く、フランジ成形で
の口径の限界増加率が1.5%以上と大きくフランジ成
形性が良好であった。また200℃で20分間加熱後の
耐力(YS)も250MPa以上あり、缶底部の耐圧強
度も問題のない水準であった。またDI成形性も良好で
あった。これに対し、比較例品の No.Fと No.Gはそれ
ぞれMgまたはMnの含有量が多かったために200℃
で20分間の加熱により引張強さが高くなり、このため
缶胴側壁先端部の塗装焼付け加熱による軟化が不十分と
なりDI成形でしごき割れが生じた。No. HはSi、C
uが多いためフランジ成形性が劣った。 No.IはMgの
含有量が少ないため強度が低下し、 No.JはMnの含有
量が少ないためDI成形において焼付きが生じた。 No.
KはCuとSiの含有量が少ないため強度が低下した。
No. L、Mは不純物のZnまたはCrが多いため強度が
高くなり、DI成形でしごき割れが生じた。
金を常法により溶解鋳造して厚さ500mmの鋳塊(ス
ラブ)を得た。次にこの鋳塊を厚さ490mmまで面削
し、次いで均質化処理、冷却、加熱処理、熱間粗圧延、
熱間仕上圧延を順に施して熱延コイルを得た。この熱延
コイルを室温まで冷却した後、箱型焼鈍または連続焼鈍
により焼鈍し、または焼鈍を行わずに、引続き常法によ
り冷間圧延して缶胴用Al合金板を製造した。均質化処
理、熱延、焼鈍、最終冷間圧延の条件は表3、5に示す
ように種々に変化させた。なお、本発明と異なる条件で
実施した比較例を表4、6に示す。
について、実施例1と同じ方法により、耳率、引張強
度、DI成形性、フランジ成形性を調査した。耳率
(%)は、直径33mm、肩R2.5mmのポンチを用
いて57mmφの円板をクリアランス30%で深絞りし
て測定した。表3〜6に製造条件、表7、8に測定結果
を示す。評価基準は、耳率2.5%以内、加熱処理(2
00℃×20分) 後の耐力260MPa以上、フランジ
成形での口径の限界増加率15%以上を良好とした。
11) は耳率が2.5%以下と低く、フランジ成形性も良
好であった。また塗装焼付けに相当する加熱処理後の強
度(耐力)も250MPa以上で、缶底部の耐圧性にも
問題のない強度水準を有し、更にDI成形性も良好であ
った。
明らかなように、何らかの特性が不良であった。すなわ
ち、比較例のNo.1は均質化処理温度が低かったため、均
質化が不十分で耳率が高くなった。No.2は均質化処理温
度が高く鋳塊表面に膨れが生じ、仕上圧延終了後の表面
性状が悪化した。No.3,4は冷却速度または昇温速度が遅
かったために、析出物の個数密度が増加し耳率が基準値
を上回った。No.5は昇温温度が低かったために、析出物
の個数密度が増加し耳率が基準値を上回った。No.6,7は
熱間粗圧延最終パスR、熱間粗圧延終了後熱間仕上圧延
開始までの時間t秒が本発明の規定値から外れており、
粗圧延終了から仕上圧延開始までの再結晶率が30%を
超えたため歪みの蓄積が不十分で耳率が基準値を上回っ
た。No.8は終了板厚が厚かったため、最終冷間圧下率が
高くなり、その結果DI成形で絞り割れが発生し、耳率
が基準値を上回った。No.9は終了板厚が薄く熱間仕上圧
延後に焼付きが生じ、缶に成形したときの缶表面にキズ
が発生した。No.10 は熱間仕上圧延終了温度が低すぎた
ために、終了後の再結晶率が低く、耳率が基準値を上回
った。No.11,12は熱間仕上圧延での各パス圧下率が30
%未満であり、熱間仕上げ圧延での総圧下率が80%未
満であるために、歪みの蓄積が不十分で耳率が基準値を
上回った。No.13 は最終冷間圧下率が高くなったために
DI成形で絞り割れが発生し、耳率が基準値を上回っ
た。No.14 は仕上焼鈍温度が高いために析出により強度
(焼付け前の耐力)が高くなり、しごき割れが発生し
た。No.15 は中間焼鈍温度が本発明の条件より高かった
ため200℃で20分の焼付けによる引張強さが向上
し、従って缶胴側壁先端部分の塗装焼付け加熱による熱
軟化が起こらないので、フランジ成形での口径の限界増
加率が小さくフランジ成形性が劣った。
強度、しごき加工性、塗装焼付け後のフランジ成形性に
優れた耳率の低いキャンボディ用Al合金板が得られ、
工業上顕著な効果を奏する。
Claims (1)
- 【請求項1】 Mgを 0.8〜1.4wt%、Mnを
0.7〜1.3wt%、Feを0.2〜0.5wt%、Si
を0.1〜0.5wt%、Cuを0.1〜0.3wt%、T
i0.005〜0.05wt%を単独で或いはB0.00
01〜0.01wt%とともに含有し、残部がAlと不可
避的不純物からなるアルミニウム合金鋳塊に、560〜
620℃の温度範囲で1時間以上の均質化処理を施し、
次いで均質化処理温度から20℃/時間以上の冷却速度
で450〜550℃まで冷却して熱間粗圧延を施すか、
或いは均質化処理後そのまま室温まで冷却したのち30
℃/時間以上の昇温速度で450〜550℃まで再加熱
して熱間粗圧延を施し、前記熱間粗圧延を終了板厚が1
2〜50mm、終了温度が300〜450℃、最終パス
圧下率RがR≦70−0.2S(S:圧延速度m/分)
の条件で施し、熱間粗圧延終了後t秒(t=2.8×1
04exp(−0.012T),T:熱間粗圧延終了温度
℃) 以内に熱間仕上圧延を開始し、前記熱間仕上圧延を
スタンド数3以上のタンデム式熱間仕上圧延機を用い、
総圧下率80%以上、各スタンドでの圧下率30%以
上、終了板厚1.6〜3.0mm、終了温度290℃以
上の条件で施し、熱間仕上圧延後室温まで冷却し、続い
て箱型焼鈍炉を用いて300〜450℃で30分以上保
持して焼鈍するか、連続焼鈍炉を用いて100℃/分以
上の昇温速度で360〜560℃の温度に保持して焼鈍
し、前記温度に到達後直ちに或いは120秒以下の時間
保持後100℃/分以上の冷却速度で70℃以下に冷却
して焼鈍した後、圧下率60〜90%の最終冷間圧延を
施し、或いは熱間仕上圧延後焼鈍しないで圧下率60〜
90%の最終冷間圧延を施し、その後必要に応じ100
〜150℃の温度で仕上焼鈍を施すことを特徴とする耳
率の低いキャンボディ用アルミニウム合金板の製造方
法。
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