JPH1030973A - 圧力検知バルブ及びこれを用いた配管漏洩箇所の特定方法 - Google Patents
圧力検知バルブ及びこれを用いた配管漏洩箇所の特定方法Info
- Publication number
- JPH1030973A JPH1030973A JP18506596A JP18506596A JPH1030973A JP H1030973 A JPH1030973 A JP H1030973A JP 18506596 A JP18506596 A JP 18506596A JP 18506596 A JP18506596 A JP 18506596A JP H1030973 A JPH1030973 A JP H1030973A
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- pipe
- valve
- valves
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- Examining Or Testing Airtightness (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 配管における破損漏洩を検出し、その漏洩箇
所を迅速に特定する。 【解決手段】 バルブＶは一次側及び二次側の圧力を検
出するための圧力センサＰ１０及びＰ１１を備える。各
々の検出信号は信号配線Ｓ１０及びＳ１１によって外部
処理手段に伝送される。外部処理手段において、配管内
に設置される多数のバルブ各々からの圧力信号を比較モ
ニタし、配管の破損・漏洩箇所特定時には、全バルブを
閉鎖し、隣接するバルブに閉鎖された区間内の圧力信号
値が同等で且つ他側と圧力差が生じているバルブを検出
し、該バルブにより閉鎖された配管区間内に漏洩箇所が
あることを特定する。
所を迅速に特定する。 【解決手段】 バルブＶは一次側及び二次側の圧力を検
出するための圧力センサＰ１０及びＰ１１を備える。各
々の検出信号は信号配線Ｓ１０及びＳ１１によって外部
処理手段に伝送される。外部処理手段において、配管内
に設置される多数のバルブ各々からの圧力信号を比較モ
ニタし、配管の破損・漏洩箇所特定時には、全バルブを
閉鎖し、隣接するバルブに閉鎖された区間内の圧力信号
値が同等で且つ他側と圧力差が生じているバルブを検出
し、該バルブにより閉鎖された配管区間内に漏洩箇所が
あることを特定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体流路として設
けられる配管の開閉を行うと共に、配管破損等による漏
洩を検知し、その漏洩区間を特定することができるバル
ブ及び漏洩箇所の特定方法に関する。
けられる配管の開閉を行うと共に、配管破損等による漏
洩を検知し、その漏洩区間を特定することができるバル
ブ及び漏洩箇所の特定方法に関する。
【０００２】
【従来の技術及び課題】都市ガスや水道の供給ライン、
或いは一般のプロセスライン等は、一般に網目状に配設
され、多数の開閉バルブが介挿されて構成されている。
しかるに地震等における外圧要因や老朽化などにより、
配管の一部に亀裂等を生じ、流体の漏洩が発生する場合
が往々にしてある。しかし、複雑に配設されていたり、
配管が広範囲にわたっていたり、また時には埋設されて
いたりする場合、漏洩の発見及び漏洩箇所の特定が困難
であったり、特定するのに大幅に時間を要したりしてい
る。例えば、埋設水道管の破損漏洩箇所の特定にはもっ
ぱら漏洩音の聞き分けという原始的な手法が未だに主流
である。それでも漏洩が発覚する場合はまだ良いが、漏
洩の程度が微少である場合などは発見できない場合もあ
る。また、漏洩流体が可燃性のものであったり或いは有
害なものであったりする場合には、その漏洩の発見と漏
洩箇所の迅速な特定が重要となる。
或いは一般のプロセスライン等は、一般に網目状に配設
され、多数の開閉バルブが介挿されて構成されている。
しかるに地震等における外圧要因や老朽化などにより、
配管の一部に亀裂等を生じ、流体の漏洩が発生する場合
が往々にしてある。しかし、複雑に配設されていたり、
配管が広範囲にわたっていたり、また時には埋設されて
いたりする場合、漏洩の発見及び漏洩箇所の特定が困難
であったり、特定するのに大幅に時間を要したりしてい
る。例えば、埋設水道管の破損漏洩箇所の特定にはもっ
ぱら漏洩音の聞き分けという原始的な手法が未だに主流
である。それでも漏洩が発覚する場合はまだ良いが、漏
洩の程度が微少である場合などは発見できない場合もあ
る。また、漏洩流体が可燃性のものであったり或いは有
害なものであったりする場合には、その漏洩の発見と漏
洩箇所の迅速な特定が重要となる。
【０００３】本発明は、このような従来の課題を鑑み、
配管破損等による漏洩を的確に検知し、その漏洩区間を
迅速に特定することができるバルブ及び漏洩箇所の特定
方法を提供することを目的とするものである。
配管破損等による漏洩を的確に検知し、その漏洩区間を
迅速に特定することができるバルブ及び漏洩箇所の特定
方法を提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る圧力検知バルブＶは、流体流路配管内
に設置されて該配管の開閉を行うバルブであって、バル
ブＶの一次側圧力と二次側圧力とを各々検出可能な圧力
センサーＰ１０及びＰ１１と、該圧力センサーの一次側
と二次側の各々の検出信号を外部に発信する手段とを備
えたことを特徴とする。
に、本発明に係る圧力検知バルブＶは、流体流路配管内
に設置されて該配管の開閉を行うバルブであって、バル
ブＶの一次側圧力と二次側圧力とを各々検出可能な圧力
センサーＰ１０及びＰ１１と、該圧力センサーの一次側
と二次側の各々の検出信号を外部に発信する手段とを備
えたことを特徴とする。
【０００５】また、本発明は、この圧力検知バルブを配
管内に複数配設し、これらのバルブを全て閉状態にした
際に、配管を介して隣接するバルブの圧力検出信号が共
通に減圧状態を示すことにより該バルブ間の配管内に流
体漏洩箇所があることを特定する配管漏洩箇所の特定方
法を提供するものである。
管内に複数配設し、これらのバルブを全て閉状態にした
際に、配管を介して隣接するバルブの圧力検出信号が共
通に減圧状態を示すことにより該バルブ間の配管内に流
体漏洩箇所があることを特定する配管漏洩箇所の特定方
法を提供するものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
説明する。
説明する。
【０００７】図１は、例えばプロセス配管を開閉するた
めのバルブＶであって、弁軸Ｖａの下端には平板状の弁
体Ｖｂが固定されている。そして弁軸Ｖａをその上方図
外に接続される公知の駆動手段及び駆動制御手段によっ
て上下方向に駆動することにより、弁体Ｖｂを弁座（配
管壁）Ｖｃに当接／離反させ、配管を開閉するように構
成されている。なお、図中矢印は配管内における流体の
流れ方向を示している。
めのバルブＶであって、弁軸Ｖａの下端には平板状の弁
体Ｖｂが固定されている。そして弁軸Ｖａをその上方図
外に接続される公知の駆動手段及び駆動制御手段によっ
て上下方向に駆動することにより、弁体Ｖｂを弁座（配
管壁）Ｖｃに当接／離反させ、配管を開閉するように構
成されている。なお、図中矢印は配管内における流体の
流れ方向を示している。
【０００８】このように構成される一般的なバルブにお
いて、本発明に係るバルブの特徴的な構成として、配管
内の流体圧を検出する圧力センサＰ１０及びＰ１１が、
その測定ヘッドがバルブ表面に出るように埋設されてい
る。圧力センサＰ１０は一次側（上流側）用であり、圧
力センサＰ１１は二次側（下流側）用である。該圧力を
検出できる位置であれば、バルブＶにおける圧力センサ
Ｐ１０及びＰ１１の取付位置は図１のものに限定されな
い。
いて、本発明に係るバルブの特徴的な構成として、配管
内の流体圧を検出する圧力センサＰ１０及びＰ１１が、
その測定ヘッドがバルブ表面に出るように埋設されてい
る。圧力センサＰ１０は一次側（上流側）用であり、圧
力センサＰ１１は二次側（下流側）用である。該圧力を
検出できる位置であれば、バルブＶにおける圧力センサ
Ｐ１０及びＰ１１の取付位置は図１のものに限定されな
い。
【０００９】さらに、図１に示すように、圧力センサＰ
１０及びＰ１１の各々からの信号を伝送するための信号
配線Ｓ１０及びＳ１１が弁軸Ｖａ内に設けられており、
例えば弁軸Ｖａの上方図外に接続されるバルブ駆動手段
である電動アクチュエータの内部に、前記圧力センサＰ
１０及びＰ１１からの圧力信号をバルブ外部の処理部に
発信するためのトランスデューサや発信器が設けられ
る。該圧力信号の発信手段としては、有線、無線を問わ
ず、また、公知の構成がそのまま適用可能である。
１０及びＰ１１の各々からの信号を伝送するための信号
配線Ｓ１０及びＳ１１が弁軸Ｖａ内に設けられており、
例えば弁軸Ｖａの上方図外に接続されるバルブ駆動手段
である電動アクチュエータの内部に、前記圧力センサＰ
１０及びＰ１１からの圧力信号をバルブ外部の処理部に
発信するためのトランスデューサや発信器が設けられ
る。該圧力信号の発信手段としては、有線、無線を問わ
ず、また、公知の構成がそのまま適用可能である。
【００１０】次に、このように一次側及び二次側の配管
内圧力を検出・伝送可能に構成されてなる圧力検知バル
ブＶを用いて、配管の破損・漏洩箇所を特定する方法に
ついて、図２を参照して説明する。
内圧力を検出・伝送可能に構成されてなる圧力検知バル
ブＶを用いて、配管の破損・漏洩箇所を特定する方法に
ついて、図２を参照して説明する。
【００１１】例えば、図２に示すように、縦横に構成さ
れた配管内に、多数の圧力検知バルブＶ１〜Ｖ４、Ｖ１
１〜Ｖ３１が配設される。各々のバルブには各々の設置
位置における一次側及び二次側の配管内圧力を検出する
圧力センサＰ１０〜Ｐ３１１が設けられており、これら
全ての圧力信号はＣＰＵ等の外部処理装置に集約され
て、その値の相対変化をモニターされる。
れた配管内に、多数の圧力検知バルブＶ１〜Ｖ４、Ｖ１
１〜Ｖ３１が配設される。各々のバルブには各々の設置
位置における一次側及び二次側の配管内圧力を検出する
圧力センサＰ１０〜Ｐ３１１が設けられており、これら
全ての圧力信号はＣＰＵ等の外部処理装置に集約され
て、その値の相対変化をモニターされる。
【００１２】いま、仮に、圧力検知バルブＶ１，Ｖ２，
Ｖ１１が隣接する区間において配管破損が発生し、Ａ地
点から図中矢印で示すように漏洩が発生したと仮定す
る。漏洩の程度が大きい場合にはＡ地点周辺の圧力信号
値の大幅な低下によって、また、漏洩の程度が小さい場
合には定期的なメンテナンス検査によって漏洩の発生を
検出し、次に示す方法によりその漏洩箇所を特定する。
Ｖ１１が隣接する区間において配管破損が発生し、Ａ地
点から図中矢印で示すように漏洩が発生したと仮定す
る。漏洩の程度が大きい場合にはＡ地点周辺の圧力信号
値の大幅な低下によって、また、漏洩の程度が小さい場
合には定期的なメンテナンス検査によって漏洩の発生を
検出し、次に示す方法によりその漏洩箇所を特定する。
【００１３】漏洩の発生が確認された場合には、その漏
洩箇所の特定のために、一旦、配設されている全てのバ
ルブＶ１〜Ｖ４、Ｖ１１〜Ｖ３１を閉鎖する。一定時間
経過後、各圧力センサからの圧力信号値を比較すると、
次式１，２による関係が成立しており、この関係式の成
立区間を特定することにより、漏洩発生箇所の存在する
配管区間を迅速に特定する。
洩箇所の特定のために、一旦、配設されている全てのバ
ルブＶ１〜Ｖ４、Ｖ１１〜Ｖ３１を閉鎖する。一定時間
経過後、各圧力センサからの圧力信号値を比較すると、
次式１，２による関係が成立しており、この関係式の成
立区間を特定することにより、漏洩発生箇所の存在する
配管区間を迅速に特定する。
【００１４】
【式１】
【００１５】
【式２】
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る圧力
検知バルブＶを用ることにより、配管破損等による漏洩
の発生を迅速かつ的確に検知することができ、定期メン
テナンスや地震発生後の配管確認作業等を自動的かつ短
時間に行うことができる。
検知バルブＶを用ることにより、配管破損等による漏洩
の発生を迅速かつ的確に検知することができ、定期メン
テナンスや地震発生後の配管確認作業等を自動的かつ短
時間に行うことができる。
【００１７】また、該圧力検知バルブからの圧力信号を
用い、上記式１，２の関係式から漏洩発生区間を特定す
ることにより、その漏洩区間を迅速に特定することがで
き、復旧作業のスピードアップや二次災害の防止等に著
しい効果を奏する。
用い、上記式１，２の関係式から漏洩発生区間を特定す
ることにより、その漏洩区間を迅速に特定することがで
き、復旧作業のスピードアップや二次災害の防止等に著
しい効果を奏する。
【００１８】特に、本圧力検知バルブ及び本手法を原子
力冷却水系の配管に採用した場合には、配管状態の管理
をシステム化し、常時監視が可能になると共に、保安信
頼性をも向上させることができる。
力冷却水系の配管に採用した場合には、配管状態の管理
をシステム化し、常時監視が可能になると共に、保安信
頼性をも向上させることができる。
【図１】 本発明に係る圧力検知バルブの一構成例を示
す図である。
す図である。
【図２】 本発明に係る圧力検知バルブを配管内に設置
した構成図である。
した構成図である。
Ｖ …圧力検知バルブ Ｖａ …弁軸 Ｖｂ …弁体 Ｖｃ …弁座 Ｐ１０…一次側圧力センサ Ｐ１１…二次側圧力センサ Ｓ１０…一次側圧力信号配線 Ｓ１１…二次側圧力信号配線
Claims (2)
- 【請求項１】 流体流路配管内に設置されて該配管の開
閉を行うバルブであって、バルブの一次側圧力と二次側
圧力とを各々検出可能な圧力センサーと、該圧力センサ
ーの一次側と二次側の各々の検出信号を外部に発信する
手段とを備えたことを特徴とする圧力検知バルブ。 - 【請求項２】 請求項１記載の圧力検知バルブを配管内
に複数配設し、これらのバルブを全て閉状態にした際
に、配管を介して隣接するバルブの圧力検出信号が共通
に減圧状態を示すことにより該バルブ間の配管内に流体
漏洩箇所があることを特定する配管漏洩箇所の特定方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18506596A JPH1030973A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 圧力検知バルブ及びこれを用いた配管漏洩箇所の特定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18506596A JPH1030973A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 圧力検知バルブ及びこれを用いた配管漏洩箇所の特定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1030973A true JPH1030973A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16164199
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18506596A Pending JPH1030973A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 圧力検知バルブ及びこれを用いた配管漏洩箇所の特定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1030973A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017509465A (ja) * | 2014-03-26 | 2017-04-06 | ヤグオ インク．Ｙａｇｕｏ Ｉｎｃ． | 知能バイオニクス排痰システム |
| JP2017147415A (ja) * | 2016-02-19 | 2017-08-24 | 東京エレクトロン株式会社 | 基板処理装置、基板処理方法及び記憶媒体 |
| JP2018179727A (ja) * | 2017-04-12 | 2018-11-15 | 三菱重工業株式会社 | 漏洩箇所特定装置、流体供給システム、船舶、および、漏洩箇所特定方法 |
| KR102601916B1 (ko) * | 2023-01-25 | 2023-11-14 | 한국기계연구원 | 이미지 기반 배관 손상 검출시스템 및 이를 이용한 배관 손상 검출방법 |
-
1996
- 1996-07-15 JP JP18506596A patent/JPH1030973A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017509465A (ja) * | 2014-03-26 | 2017-04-06 | ヤグオ インク．Ｙａｇｕｏ Ｉｎｃ． | 知能バイオニクス排痰システム |
| US10463817B2 (en) | 2014-03-26 | 2019-11-05 | Yaguo Inc. | Intelligent bionic expectoration system |
| JP2017147415A (ja) * | 2016-02-19 | 2017-08-24 | 東京エレクトロン株式会社 | 基板処理装置、基板処理方法及び記憶媒体 |
| JP2018179727A (ja) * | 2017-04-12 | 2018-11-15 | 三菱重工業株式会社 | 漏洩箇所特定装置、流体供給システム、船舶、および、漏洩箇所特定方法 |
| KR102601916B1 (ko) * | 2023-01-25 | 2023-11-14 | 한국기계연구원 | 이미지 기반 배관 손상 검출시스템 및 이를 이용한 배관 손상 검출방법 |
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