JPH10309737A - 竪型射出成形機の射出装置 - Google Patents
竪型射出成形機の射出装置Info
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- JPH10309737A JPH10309737A JP12135297A JP12135297A JPH10309737A JP H10309737 A JPH10309737 A JP H10309737A JP 12135297 A JP12135297 A JP 12135297A JP 12135297 A JP12135297 A JP 12135297A JP H10309737 A JPH10309737 A JP H10309737A
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- Japan
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- screw
- pusher plate
- molding machine
- injection device
- plate
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/47—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
- B29C45/50—Axially movable screw
- B29C45/5008—Drive means therefor
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 重量バランスをとって金型の平行度を保ち、
また振動を防ぐ。 【解決手段】 加熱筒1を支持した加熱筒支持盤2を上
型取付盤3の上方に上下動自在に設け、スクリュ4を回
転自在に備えたプッシャプレート5を加熱筒支持盤2の
上にねじ機構6によって上下動自在に支持し、プッシャ
プレート5に、スクリュ4を回転させるスクリュ回転用
電動機10と、ねじ機構6を作動させてプッシャプレー
ト5を加熱筒支持盤2に対して上下動させるスクリュ移
動用電動機11とを設けた竪型射出成形機の射出装置に
おいて、平面視におけるスクリュ4の中心点Oを支点と
する両電動機10、11のモーメントを互いに釣り合わ
せる。
また振動を防ぐ。 【解決手段】 加熱筒1を支持した加熱筒支持盤2を上
型取付盤3の上方に上下動自在に設け、スクリュ4を回
転自在に備えたプッシャプレート5を加熱筒支持盤2の
上にねじ機構6によって上下動自在に支持し、プッシャ
プレート5に、スクリュ4を回転させるスクリュ回転用
電動機10と、ねじ機構6を作動させてプッシャプレー
ト5を加熱筒支持盤2に対して上下動させるスクリュ移
動用電動機11とを設けた竪型射出成形機の射出装置に
おいて、平面視におけるスクリュ4の中心点Oを支点と
する両電動機10、11のモーメントを互いに釣り合わ
せる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動式竪型射出成
形機の射出装置に関する。
形機の射出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電動式竪型射出成形機の射出装置とし
て、図3と図4に示すものが知られている(特開平4−
168010号公報)。これについて説明すると、加熱
筒1を支持した加熱筒支持盤2が上型取付盤3の上方に
上下動自在に設けられ、スクリュ4を周方向に回転自在
に支承したプッシャプレート5が加熱筒支持盤2の上に
一対のねじ機構6、6によって上下動自在に支持されて
いる。
て、図3と図4に示すものが知られている(特開平4−
168010号公報)。これについて説明すると、加熱
筒1を支持した加熱筒支持盤2が上型取付盤3の上方に
上下動自在に設けられ、スクリュ4を周方向に回転自在
に支承したプッシャプレート5が加熱筒支持盤2の上に
一対のねじ機構6、6によって上下動自在に支持されて
いる。
【0003】ねじ機構6は、加熱筒支持盤2に固定され
たボールナット7と、周方向に回転自在にプッシャプレ
ート5に支承されてボールナット7に螺着されたボール
ねじ8とから成り、ボールナット7に対するボールねじ
8の回転で加熱筒支持盤2に対してプッシャプレート5
を上下動させることができるようになっている。
たボールナット7と、周方向に回転自在にプッシャプレ
ート5に支承されてボールナット7に螺着されたボール
ねじ8とから成り、ボールナット7に対するボールねじ
8の回転で加熱筒支持盤2に対してプッシャプレート5
を上下動させることができるようになっている。
【0004】そして、プッシャプレート5には、スクリ
ュ回転用電動機10と、スクリュ移動用電動機11が固
定されている。スクリュ回転用電動機10は、出力軸の
歯車13をスクリュ4の歯車14に噛み合わせてスクリ
ュ4の近くに設けられ、またスクリュ移動用電動機11
はスクリュ4から遠く離れた位置に設けられており、出
力軸のプーリ15とボールねじ8のプーリ16とにタイ
ミングベルト17を巻きかけられている。
ュ回転用電動機10と、スクリュ移動用電動機11が固
定されている。スクリュ回転用電動機10は、出力軸の
歯車13をスクリュ4の歯車14に噛み合わせてスクリ
ュ4の近くに設けられ、またスクリュ移動用電動機11
はスクリュ4から遠く離れた位置に設けられており、出
力軸のプーリ15とボールねじ8のプーリ16とにタイ
ミングベルト17を巻きかけられている。
【0005】スクリュ回転用電動機10は、スクリュ4
を回転させて加熱筒1内で樹脂材料を溶融混練し、スク
リュ4の下方に計量するものである。また、スクリュ移
動用電動機11は、ボールねじ8を回転させてプッシャ
プレート5と一緒にスクリュ4を下降させ、上記計量樹
脂を加熱筒1のノズルから金型のキャビティに射出する
ものである。
を回転させて加熱筒1内で樹脂材料を溶融混練し、スク
リュ4の下方に計量するものである。また、スクリュ移
動用電動機11は、ボールねじ8を回転させてプッシャ
プレート5と一緒にスクリュ4を下降させ、上記計量樹
脂を加熱筒1のノズルから金型のキャビティに射出する
ものである。
【0006】上記とは別に、スクリュ回転用電動機とス
クリュ移動用電動機とを上型取付盤に固定し、鉛直に立
てられた滑りキー或いはスプライン構造の長尺の回転軸
を主体とする伝動機構でスクリュとボールねじを回転さ
せる構造の射出装置も提案されている(特開平4−19
3515号公報、特開平5−237891号公報)。
クリュ移動用電動機とを上型取付盤に固定し、鉛直に立
てられた滑りキー或いはスプライン構造の長尺の回転軸
を主体とする伝動機構でスクリュとボールねじを回転さ
せる構造の射出装置も提案されている(特開平4−19
3515号公報、特開平5−237891号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図3と図4に示された
上記前者の射出装置は、重量が数10kgから100k
g以上にも及ぶ2台の電動機10、11が、平面視にお
けるスクリュ4の中心点からの距離を互いに大きく変え
てプッシャプレート5に取り付けられているため、プッ
シャプレート5に偏荷重がかかることになり、作動時に
振動しやすく、またプッシャプレート5を上下動自在に
支えているガイドバー(図示せず)が撓んで上型取付盤
3と下型取付盤(図示せず)との平行度が損れやすく、
成形に悪影響が出るおそれがある。
上記前者の射出装置は、重量が数10kgから100k
g以上にも及ぶ2台の電動機10、11が、平面視にお
けるスクリュ4の中心点からの距離を互いに大きく変え
てプッシャプレート5に取り付けられているため、プッ
シャプレート5に偏荷重がかかることになり、作動時に
振動しやすく、またプッシャプレート5を上下動自在に
支えているガイドバー(図示せず)が撓んで上型取付盤
3と下型取付盤(図示せず)との平行度が損れやすく、
成形に悪影響が出るおそれがある。
【0008】また、後者の射出装置はスクリュ回転用電
動機10とスクリュ移動用電動機11とが上型取付盤3
に固定されている関係で重心が低くなるものの、滑りキ
ー或いはスプライン構造の回転軸を主体とする伝動機構
が複雑になり、しかも総合的に慣性モーメントが大きく
なって動作の応答性が低下する問題点がある。また回転
軸の滑りキーやスプラインにはバックラシュがあり、制
御精度の面に問題を生じる。
動機10とスクリュ移動用電動機11とが上型取付盤3
に固定されている関係で重心が低くなるものの、滑りキ
ー或いはスプライン構造の回転軸を主体とする伝動機構
が複雑になり、しかも総合的に慣性モーメントが大きく
なって動作の応答性が低下する問題点がある。また回転
軸の滑りキーやスプラインにはバックラシュがあり、制
御精度の面に問題を生じる。
【0009】本発明は、偏荷重を生じ難い竪型射出成形
機の射出装置を提供することを目的とする。本発明の他
の目的は、構造が簡単な竪型射出成形機の射出装置を提
供することである。本発明の別の目的は、動作の応答性
が良い上、制御精度を高めることができる竪型射出成形
機の射出装置を提供することである。
機の射出装置を提供することを目的とする。本発明の他
の目的は、構造が簡単な竪型射出成形機の射出装置を提
供することである。本発明の別の目的は、動作の応答性
が良い上、制御精度を高めることができる竪型射出成形
機の射出装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の少なくとも一つの
目的を達成するために、請求項1記載の発明は、加熱筒
を支持した加熱筒支持盤が上型取付盤の上方に上下動自
在に設けられ、スクリュを回転自在に備えたプッシャプ
レートが上記加熱筒支持盤の上にねじ機構によって上下
動自在に支持され、上記プッシャプレートに、上記スク
リュを回転させるスクリュ回転用電動機と、上記ねじ機
構を作動させて上記プッシャプレートを加熱筒支持盤に
対して上下動させるスクリュ移動用電動機とが設けられ
た竪型射出成形機の射出装置において、上記両電動機
を、平面視における上記スクリュの中心点を支点とする
モーメントを互いにほぼ釣り合わせて配設した構成とし
た。
目的を達成するために、請求項1記載の発明は、加熱筒
を支持した加熱筒支持盤が上型取付盤の上方に上下動自
在に設けられ、スクリュを回転自在に備えたプッシャプ
レートが上記加熱筒支持盤の上にねじ機構によって上下
動自在に支持され、上記プッシャプレートに、上記スク
リュを回転させるスクリュ回転用電動機と、上記ねじ機
構を作動させて上記プッシャプレートを加熱筒支持盤に
対して上下動させるスクリュ移動用電動機とが設けられ
た竪型射出成形機の射出装置において、上記両電動機
を、平面視における上記スクリュの中心点を支点とする
モーメントを互いにほぼ釣り合わせて配設した構成とし
た。
【0011】上記竪型射出成形機の射出装置にあって
は、両電動機によって装置の重量バランスがとれている
ため、作動時に振動を生じにくく、また金型の平行度が
損なわれることがない。
は、両電動機によって装置の重量バランスがとれている
ため、作動時に振動を生じにくく、また金型の平行度が
損なわれることがない。
【0012】上記の射出装置において、両電動機を、互
いにほぼ同重量とし、平面視におけるスクリュの中心点
に対してほぼ対称に配設することができる(請求項
2)。また、スクリュ回転用電動機の回転をスクリュに
伝える伝動機構をプッシャプレートの上面と下面のいず
れか一方に設け、スクリュ移動用電動機の回転をねじ機
構に伝える伝動機構をプッシャプレートの上面と下面の
他方に設けた構成とする(請求項3)ことが好ましい。
いにほぼ同重量とし、平面視におけるスクリュの中心点
に対してほぼ対称に配設することができる(請求項
2)。また、スクリュ回転用電動機の回転をスクリュに
伝える伝動機構をプッシャプレートの上面と下面のいず
れか一方に設け、スクリュ移動用電動機の回転をねじ機
構に伝える伝動機構をプッシャプレートの上面と下面の
他方に設けた構成とする(請求項3)ことが好ましい。
【0013】伝動機構を、タイミングベルトとプーリと
によって構成することができる(請求項4)。伝動機構
には、各種の歯車やVベルト等を用いてもよい。プッシ
ャプレートにバランスウェイトを付設することもできる
(請求項5)。バランスウェイトは、プッシャプレート
に直接取り付ける他、他の部材を介して間接的に取り付
けてもよい。
によって構成することができる(請求項4)。伝動機構
には、各種の歯車やVベルト等を用いてもよい。プッシ
ャプレートにバランスウェイトを付設することもできる
(請求項5)。バランスウェイトは、プッシャプレート
に直接取り付ける他、他の部材を介して間接的に取り付
けてもよい。
【0014】ねじ機構は、通常、ボールねじとこれに螺
着されたボールナットとによって構成する。ボールねじ
を加熱筒支持盤に固定し、ボールナットをプッシャプレ
ートに回転自在に取り付けてスクリュ移動用電動機で回
転させる構造とすることも、ボールナットを加熱筒支持
盤に固定し、ボールねじをプッシャプレートに回転自在
に取り付けてスクリュ移動用電動機で回転させる構造と
することもできる。スクリュ回転用電動機とスクリュ移
動用電動機には、通常、サーボモータが用いられるが、
他の電動機の場合もある。
着されたボールナットとによって構成する。ボールねじ
を加熱筒支持盤に固定し、ボールナットをプッシャプレ
ートに回転自在に取り付けてスクリュ移動用電動機で回
転させる構造とすることも、ボールナットを加熱筒支持
盤に固定し、ボールねじをプッシャプレートに回転自在
に取り付けてスクリュ移動用電動機で回転させる構造と
することもできる。スクリュ回転用電動機とスクリュ移
動用電動機には、通常、サーボモータが用いられるが、
他の電動機の場合もある。
【0015】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。図1と図2は本発明の実施の形態を示す。
一対のねじ機構6のボールナット7、7はプッシャプレ
ート5に回転自在に取り付けられ、上記ボールナット
7、7に螺合するボールねじ8、8は加熱筒支持盤2に
固定具21で固定されている。ボールナット7、7には
プーリ16、16が一体に取り付けられ、また、プッシ
ャプレート5の下面に取付位置調節が可能に固定されて
いるスクリュ移動用電動機11の出力軸にプーリ15が
取り付けられ、それらのプーリ15、16、16にはタ
イミングベルト17が巻きかけれれている。プッシャプ
レート5の上面に取付位置調節が可能に固定して設けら
れたスクリュ回転用電動機10の出力軸と、プッシャプ
レート5の中央に回転自在に支持されたスクリュ4には
プーリ22、23がそれぞれ個々に取り付けられ、それ
らのプーリ22、23にはタイミングベルト24が巻き
かけられている。
て説明する。図1と図2は本発明の実施の形態を示す。
一対のねじ機構6のボールナット7、7はプッシャプレ
ート5に回転自在に取り付けられ、上記ボールナット
7、7に螺合するボールねじ8、8は加熱筒支持盤2に
固定具21で固定されている。ボールナット7、7には
プーリ16、16が一体に取り付けられ、また、プッシ
ャプレート5の下面に取付位置調節が可能に固定されて
いるスクリュ移動用電動機11の出力軸にプーリ15が
取り付けられ、それらのプーリ15、16、16にはタ
イミングベルト17が巻きかけれれている。プッシャプ
レート5の上面に取付位置調節が可能に固定して設けら
れたスクリュ回転用電動機10の出力軸と、プッシャプ
レート5の中央に回転自在に支持されたスクリュ4には
プーリ22、23がそれぞれ個々に取り付けられ、それ
らのプーリ22、23にはタイミングベルト24が巻き
かけられている。
【0016】プーリ22、23とタイミングベルト24
は伝動機構26を構成し、他のプーリ15、16、16
とタイミングベルト17は伝動機構27を構成してい
る。伝動機構26、27は、各種の歯車やVベルトを利
用した他の伝動機構とすることができる。
は伝動機構26を構成し、他のプーリ15、16、16
とタイミングベルト17は伝動機構27を構成してい
る。伝動機構26、27は、各種の歯車やVベルトを利
用した他の伝動機構とすることができる。
【0017】上型取付盤3には各一対のボールねじ28
とガイドバー29が鉛直に立設されている。各ボールね
じ28は周方向に回転自在であり、加熱筒支持盤2に固
定されたボールナット30に螺入されて、加熱筒支持盤
2とプッシャプレート5、つまり射出装置の全体を上下
動自在に支えている。上型取付盤3には加熱筒上下用電
動機31が固定されるとともに、その出力軸に設けられ
たチェーンホィール32とボールねじ28に設けられた
チェーンホィール33とにチェーン34が巻きかけられ
ており、加熱筒上下用電動機31によるボールねじ28
の回転で加熱筒支持盤2等と一緒に加熱筒1を上下に動
かすことができるようになっている。
とガイドバー29が鉛直に立設されている。各ボールね
じ28は周方向に回転自在であり、加熱筒支持盤2に固
定されたボールナット30に螺入されて、加熱筒支持盤
2とプッシャプレート5、つまり射出装置の全体を上下
動自在に支えている。上型取付盤3には加熱筒上下用電
動機31が固定されるとともに、その出力軸に設けられ
たチェーンホィール32とボールねじ28に設けられた
チェーンホィール33とにチェーン34が巻きかけられ
ており、加熱筒上下用電動機31によるボールねじ28
の回転で加熱筒支持盤2等と一緒に加熱筒1を上下に動
かすことができるようになっている。
【0018】各ガイドバー29は上型取付盤3に固定さ
れており、加熱筒支持盤2とプッシャプレート5の上下
動を案内している。各一対の、ボールねじ8、8とボー
ルねじ28、28及びガイドバー29、29は、平面視
におけるスクリュ4の中心点Oに対してそれぞれ対称に
配設されている。
れており、加熱筒支持盤2とプッシャプレート5の上下
動を案内している。各一対の、ボールねじ8、8とボー
ルねじ28、28及びガイドバー29、29は、平面視
におけるスクリュ4の中心点Oに対してそれぞれ対称に
配設されている。
【0019】また、スクリュ回転用電動機10とスクリ
ュ移動用電動機11とはほぼ同一重量のものが選択さ
れ、やはり、スクリュ4の中心点Oに対して対称に配設
されており、上記中心点Oを支点とする自重によるモー
メントを互いに釣り合わせている。なお、両電動機1
0、11が同一重量でない場合は、重い電動機を中心点
Oに近づけ、軽い電動機を中心点Oから離して両電動機
10、11のモーメントが等しくなるようにする。この
ような位置調整で両電動機10、11のモーメントを釣
り合わせることができなかったり、他に事情がある場合
は、プッシャプレート5にバランスウェイトを付設して
両電動機10、11のモーメントを釣り合わせてもよ
い。
ュ移動用電動機11とはほぼ同一重量のものが選択さ
れ、やはり、スクリュ4の中心点Oに対して対称に配設
されており、上記中心点Oを支点とする自重によるモー
メントを互いに釣り合わせている。なお、両電動機1
0、11が同一重量でない場合は、重い電動機を中心点
Oに近づけ、軽い電動機を中心点Oから離して両電動機
10、11のモーメントが等しくなるようにする。この
ような位置調整で両電動機10、11のモーメントを釣
り合わせることができなかったり、他に事情がある場合
は、プッシャプレート5にバランスウェイトを付設して
両電動機10、11のモーメントを釣り合わせてもよ
い。
【0020】竪型射出成形機の射出装置の他の構造は図
3及び図4の射出装置と同一であるので、同一の符号を
付してその詳しい説明は省略する。
3及び図4の射出装置と同一であるので、同一の符号を
付してその詳しい説明は省略する。
【0021】上記の構成とされた竪型射出成形機の射出
装置の作用を説明すると、まず、図1の状態から加熱筒
上下用電動機31を作動させて加熱筒1を加熱筒支持盤
2等と一緒に下降させて加熱筒1のノズル1aを上型取
付盤3の下面に取り付けられた金型に当接させる。次い
でスクリュ移動用電動機11を作動させて伝動機構27
を介してボールナット7、7を回転させることにより、
プッシャプレート5と一緒にスクリュ4を加熱筒1に対
して下降させ、それまでに加熱筒1内で溶融混練されて
計量されている樹脂をノズル1aから金型のキャビティ
に射出する。
装置の作用を説明すると、まず、図1の状態から加熱筒
上下用電動機31を作動させて加熱筒1を加熱筒支持盤
2等と一緒に下降させて加熱筒1のノズル1aを上型取
付盤3の下面に取り付けられた金型に当接させる。次い
でスクリュ移動用電動機11を作動させて伝動機構27
を介してボールナット7、7を回転させることにより、
プッシャプレート5と一緒にスクリュ4を加熱筒1に対
して下降させ、それまでに加熱筒1内で溶融混練されて
計量されている樹脂をノズル1aから金型のキャビティ
に射出する。
【0022】樹脂の射出完了後、スクリュ回転用電動機
10を作動させて伝動機構26を介してスクリュ4を回
転させ、樹脂材料を溶融混練して計量する。この際、樹
脂の計量に伴ってスクリュ移動用電動機11を作動さ
せ、スクリュ4を適度な背圧で上昇させる。上記実施の
形態においては、スクリュ回転用電動機10の回転をス
クリュに伝える伝動機構26がプッシャプレート5の下
面に、スクリュ移動用電動機11の回転をねじ機構6に
伝える伝動機構27がプッシャプレート5の上面にそれ
ぞれ設けられているが、これとは逆に、前者の伝動機構
26をプッシャプレート5の上面に、後者の伝動機構2
7をプッシャプレート5の下面にそれぞれ設けて、前記
と同様に作用させることができる。この場合、スクリュ
回転用電動機10とスクリュ移動用電動機11もプッシ
ャプレート5に対し、互いに上下の位置を逆にして取り
付けるのが普通である。
10を作動させて伝動機構26を介してスクリュ4を回
転させ、樹脂材料を溶融混練して計量する。この際、樹
脂の計量に伴ってスクリュ移動用電動機11を作動さ
せ、スクリュ4を適度な背圧で上昇させる。上記実施の
形態においては、スクリュ回転用電動機10の回転をス
クリュに伝える伝動機構26がプッシャプレート5の下
面に、スクリュ移動用電動機11の回転をねじ機構6に
伝える伝動機構27がプッシャプレート5の上面にそれ
ぞれ設けられているが、これとは逆に、前者の伝動機構
26をプッシャプレート5の上面に、後者の伝動機構2
7をプッシャプレート5の下面にそれぞれ設けて、前記
と同様に作用させることができる。この場合、スクリュ
回転用電動機10とスクリュ移動用電動機11もプッシ
ャプレート5に対し、互いに上下の位置を逆にして取り
付けるのが普通である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の竪
型射出成形機の射出装置は、加熱筒を支持した加熱筒支
持盤が上型取付盤の上方に上下動自在に設けられ、スク
リュを回転自在に備えたプッシャプレートが上記加熱筒
支持盤の上にねじ機構によって上下動自在に支持され、
上記プッシャプレートに、上記スクリュを回転させるス
クリュ回転用電動機と、上記ねじ機構を作動させて上記
プッシャプレートを加熱筒支持盤に対して上下動させる
スクリュ移動用電動機とが設けられた竪型射出成形機の
射出装置において、上記両電動機は、平面視における上
記スクリュの中心点を支点とするモーメントを互いにほ
ぼ釣り合わせて配設された構成とされ、両電動機によっ
て装置の重量バランスがとられているので、作動時に振
動を生じにくく、また金型の平行度が損なわれることが
ない。しかもバックラシュと慣性モーメントの大きい滑
りキー或いはスプライン構造の回転軸を使用しないで済
むので、制御精度と動作の応答性が低下することがな
い。したがって、成形を良好に行うことができる。
型射出成形機の射出装置は、加熱筒を支持した加熱筒支
持盤が上型取付盤の上方に上下動自在に設けられ、スク
リュを回転自在に備えたプッシャプレートが上記加熱筒
支持盤の上にねじ機構によって上下動自在に支持され、
上記プッシャプレートに、上記スクリュを回転させるス
クリュ回転用電動機と、上記ねじ機構を作動させて上記
プッシャプレートを加熱筒支持盤に対して上下動させる
スクリュ移動用電動機とが設けられた竪型射出成形機の
射出装置において、上記両電動機は、平面視における上
記スクリュの中心点を支点とするモーメントを互いにほ
ぼ釣り合わせて配設された構成とされ、両電動機によっ
て装置の重量バランスがとられているので、作動時に振
動を生じにくく、また金型の平行度が損なわれることが
ない。しかもバックラシュと慣性モーメントの大きい滑
りキー或いはスプライン構造の回転軸を使用しないで済
むので、制御精度と動作の応答性が低下することがな
い。したがって、成形を良好に行うことができる。
【0024】両電動機を、互いにほぼ同重量とし、平面
視におけるスクリュの中心点に対してほぼ対称に配設し
た構成とすると、構造が単純化されて製造が容易にな
り、コストを低減することができる。
視におけるスクリュの中心点に対してほぼ対称に配設し
た構成とすると、構造が単純化されて製造が容易にな
り、コストを低減することができる。
【0025】また、スクリュ回転用電動機の回転をスク
リュに伝える伝動機構をプッシャプレートの上面と下面
のいずれか一方に設け、スクリュ移動用電動機の回転を
ねじ機構に伝える伝動機構をプッシャプレートの上面と
下面の他方に設けた構成とすると、二つの伝動機構が複
雑に込み入ることがなく、製造が容易になるほか、保守
点検がしやすくなる効果がある。
リュに伝える伝動機構をプッシャプレートの上面と下面
のいずれか一方に設け、スクリュ移動用電動機の回転を
ねじ機構に伝える伝動機構をプッシャプレートの上面と
下面の他方に設けた構成とすると、二つの伝動機構が複
雑に込み入ることがなく、製造が容易になるほか、保守
点検がしやすくなる効果がある。
【0026】スクリュ回転用電動機の回転をスクリュに
伝える伝動機構とスクリュ移動用電動機の回転をねじ機
構に伝える伝動機構のいずれか一方又は両方を、タイミ
ングベルトとプーリとによって構成すると、スクリュの
中心点に対する各伝動機構の対称配置が極めて容易にで
きると共に、軽量化を図ることができ、この点でもコス
トを低減することが可能になる。
伝える伝動機構とスクリュ移動用電動機の回転をねじ機
構に伝える伝動機構のいずれか一方又は両方を、タイミ
ングベルトとプーリとによって構成すると、スクリュの
中心点に対する各伝動機構の対称配置が極めて容易にで
きると共に、軽量化を図ることができ、この点でもコス
トを低減することが可能になる。
【0027】更に、プッシャプレートにバランスウェイ
トを付設した構成とすると、スクリュ回転用電動機とス
クリュ移動用電動機のモーメントの差をバランスウェイ
トで自由に調整することができるので、重量を考慮せず
に最適性能の電動機を選択して最良位置に固定すること
ができるようになり、設計及び製造が容易になる。
トを付設した構成とすると、スクリュ回転用電動機とス
クリュ移動用電動機のモーメントの差をバランスウェイ
トで自由に調整することができるので、重量を考慮せず
に最適性能の電動機を選択して最良位置に固定すること
ができるようになり、設計及び製造が容易になる。
【図1】 本発明に係る竪型射出成形機の射出装置の実
施の形態を示す一部破断の正面図である。
施の形態を示す一部破断の正面図である。
【図2】 図1の射出装置の伝動機構の平面図である。
【図3】 従来の竪型射出成形機の射出装置の要部の図
である。
である。
【図4】 図3の射出装置のスクリュとスクリュ回転用
電動機の関係を示す図である。
電動機の関係を示す図である。
1 加熱筒 2 加熱筒支持
盤 3 上型取付盤 4 スクリュ 5 プッシャプレート 6 ねじ機構 7 ボールナット 8 ボールねじ 10 スクリュ回転用電動機 11 スクリュ
移動用電動機 15、16、22、23 プーリ 17、24 タ
イミングベルト 26、27 伝動機構
盤 3 上型取付盤 4 スクリュ 5 プッシャプレート 6 ねじ機構 7 ボールナット 8 ボールねじ 10 スクリュ回転用電動機 11 スクリュ
移動用電動機 15、16、22、23 プーリ 17、24 タ
イミングベルト 26、27 伝動機構
Claims (5)
- 【請求項1】 加熱筒を支持した加熱筒支持盤が上型取
付盤の上方に上下動自在に設けられ、スクリュを回転自
在に備えたプッシャプレートが上記加熱筒支持盤の上に
ねじ機構によって上下動自在に支持され、上記プッシャ
プレートに、上記スクリュを回転させるスクリュ回転用
電動機と、上記ねじ機構を作動させて上記プッシャプレ
ートを加熱筒支持盤に対して上下動させるスクリュ移動
用電動機とが設けられた竪型射出成形機の射出装置にお
いて、 上記両電動機は、平面視における上記スクリュの中心点
を支点とするモーメントを互いにほぼ釣り合わせて配設
されたことを特徴とする竪型射出成形機の射出装置。 - 【請求項2】 両電動機は、互いにほぼ同重量とされ、 平面視におけるスクリュの中心点に対してほぼ対称に配
設されたことを特徴とする請求項1記載の竪型射出成形
機の射出装置。 - 【請求項3】 スクリュ回転用電動機の回転をスクリュ
に伝える伝動機構はプッシャプレートの上面と下面のい
ずれか一方に設けられ、 スクリュ移動用電動機の回転をねじ機構に伝える伝動機
構はプッシャプレートの上面と下面の他方に設けられた
ことを特徴とする請求項1又は2記載の竪型射出成形機
の射出装置。 - 【請求項4】 スクリュ回転用電動機の回転をスクリュ
に伝える伝動機構とスクリュ移動用電動機の回転をねじ
機構に伝える伝動機構のいずれか一方又は両方が、タイ
ミングベルトとプーリとによって構成されたことを特徴
とする請求項1ないし3のいずれかに記載の竪型射出成
形機の射出装置。 - 【請求項5】 プッシャプレートにバランスウェイトが
付設されたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
かに記載の竪型射出成形機の射出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12135297A JPH10309737A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 竪型射出成形機の射出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12135297A JPH10309737A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 竪型射出成形機の射出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10309737A true JPH10309737A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=14809157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12135297A Pending JPH10309737A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 竪型射出成形機の射出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10309737A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007015365A (ja) * | 2005-06-09 | 2007-01-25 | Yamaha Motor Co Ltd | スクリーン印刷装置 |
WO2013057796A1 (ja) * | 2011-10-19 | 2013-04-25 | 東洋機械金属株式会社 | 縦型射出成形機 |
JP6361787B1 (ja) * | 2017-06-09 | 2018-07-25 | 宇部興産機械株式会社 | 2プレート式射出装置 |
-
1997
- 1997-05-12 JP JP12135297A patent/JPH10309737A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007015365A (ja) * | 2005-06-09 | 2007-01-25 | Yamaha Motor Co Ltd | スクリーン印刷装置 |
WO2013057796A1 (ja) * | 2011-10-19 | 2013-04-25 | 東洋機械金属株式会社 | 縦型射出成形機 |
JP6361787B1 (ja) * | 2017-06-09 | 2018-07-25 | 宇部興産機械株式会社 | 2プレート式射出装置 |
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